JP3292519B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3292519B2
JP3292519B2 JP25795792A JP25795792A JP3292519B2 JP 3292519 B2 JP3292519 B2 JP 3292519B2 JP 25795792 A JP25795792 A JP 25795792A JP 25795792 A JP25795792 A JP 25795792A JP 3292519 B2 JP3292519 B2 JP 3292519B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像のディスプ
レイ装置表示における色変換装置に関する。近年、写
真、テレビ、印刷等の主要なメディアは、われわれの日
常生活に密着したものになってきている。これに伴い、
新聞業界、及び印刷業界においては、カラー画像印刷へ
の要望が急速に高まってきている。
【0002】これらの業界では、カラー写真、カラー画
像を印刷するにあたり、例えば、カラースキャナから入
力したカラー画像を、ディスプレイ装置上に表示する。
そして、この段階で、トリミング、色変換、合成等の画
像処理を行い、ディスプレイ装置上で確認した上で印刷
を行う。
【0003】従って、ディスプレイ装置上での色表現
が、原稿のカラー画像の色表現に忠実であること、ま
た、ディスプレイ装置の装置特性、色表現域による、原
稿、或いは、印刷物の色とのずれを補正する必要があ
る。
【0004】
【従来の技術】図8、図9は、従来例を示した図であ
り、図8、図9中、1は画像処理部、2はスキャナ、3
はプリンタ、4はディスプレイ装置(表示装置)、5は
ファイルを示す。
【0005】:画像処理装置の説明・・・図8A参照 従来の画像処理装置の構成を図8Aに示す。図示のよう
に、この画像処理装置は、画像処理部1と、該画像処理
部1に接続されたスキャナ2、プリンタ3、ディスプレ
イ装置(表示装置)4、ファイル等で構成されている。
なお、ファイル5は、色変換処理に用いる各種データ等
を格納するものである。
【0006】:色補正技術例1の説明・・・図8B参
照 従来の色補正技術例1の説明図を図8Bに示す。この例
では、カラー原稿をスキャナ2から入力して、該カラー
原稿に忠実にディスプレイ装置4上に表示するよう色補
正するものである。
【0007】この手法は、先ず、スキャナ2から読み取
った数100色の色原稿(色票)を、ディスプレイ装置
4に表示し、色原稿及び色表示されているディスプレイ
(表示画面)を測色する。
【0008】そこで、スキャナ2入力より得たRGBデ
ータと、色原稿の測色より得たL** * データを元
に、色表示されているディスプレイの測色より得たL*
** データに対応するRGBデータを検索し、該R
GBデータより色合わせを行うというものである。
【0009】:色補正技術例2の説明・・・図9参照 従来の色補正技術例2の説明図を図9に示す。この例で
は、作成されたCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、
Y:イエロー、K:ブラック)データに基づいて、プリ
ンタ3より出力した色原稿出力に、忠実にディスプレイ
装置4上に表示するよう色補正するものである。
【0010】この手法は、予め、数100色の印刷用の
CMYKパターンをプリンタ3より出力し、該色原稿出
力を測色し、更に、該パターンを、ディスプレイ装置4
に表示し、色表示されているディスプレイを測色する。
【0011】そこで、印刷用CMYKパターンと、色原
稿出力の測色より得たL* * *データを元に、色表
示されているディスプレイ装置の測定色より得たL*
* * データに対応するRGBデータを検索し、該RG
Bデータと、色原稿出力のCMYKデータより、色合わ
せを行うというものである。
【0012】:従来例の処理(動作)の説明 上述の通り、従来、色原稿及び、ディスプレイ装置上で
の測色は、全て測色器を用いて、手作業で行っていた。
この場合、原稿色に忠実な色再現をディスプレイ装置上
で表現するには、本来全ディスプレイ装置表現色160
0万色(RGB各8ビット)の原稿色(色票、印刷パタ
ーン等)が必要である。
【0013】これに伴い、ディスプレイ装置上での測色
も、1600万色について行う必要があるが、これは殆
ど不可能であるため、この中から、数百色を選択し、測
色を行っていた。
【0014】しかし、数百色とはいえ、その測色量は、
多大なものであり、しかも、数百色の選択が、妥当でな
かった場合、補正結果は、著しく悪くなる可能性があ
る。また、上記選択は、非常に困難であり、培われた経
験と、何回かにわたる試験に依存するところが大きいも
のであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1)、原稿色により忠実な色再現を実現するには、何
百色もの色原稿(色票、印刷パターン等)及び、ディス
プレイ表示を、手作業で測色しなければならなかった。
従って、手間と時間がかかる。
【0016】(2)、また、色表現は、装置に依存する
ため、異なるディスプレイ装置毎に、上記の手作業によ
る測色処理を行う事が必要である。従って、極めて多く
の手間と、時間がかかる。
【0017】(3)、上記数百色の選択が妥当でない場
合には、補正後の結果が良くなるどころか、一段と悪く
なることもある。 本発明は、このような従来の課題を解決し、ディスプレ
イ表示において、加法混色の成立を利用することによ
り、基本色(赤単色、緑単色、青単色)を測色するだけ
で、自動的に他の全ディスプレイ装置表現可能色(RG
B各8ビット、つまり、1600万色)に対する色値を
生成し、該色値と、ディスプレイ装置表現色全レベル値
を用いて、評価色空間への色変換とディスプレイ装置特
性による色歪みの色補正を行うことにより、原画像に忠
実な色再現を、人手により操作を少なくして、簡単に行
えるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図8、図9と同じものは、同一符号
で示してある。また、7Aはディスプレイ装置表示用デ
ータ格納部、8Aは測色データ格納部、9Aは基本色自
動生成部、10AはXYZ算出部、11AはXYZ自動
算出部、12Aは評価色値算出部、13Aはマスキング
係数算出部、14Aは色変換/補正部、16は色変換処
理部、17は色補正データ生成部を示す。
【0019】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。(1) : 画像処理部1と、ディスプレイ装置を具備し、デ
ィスプレイ表現色全色を用いて、評価空間上で、色変
換、及び上記ディスプレイ装置の特性による色歪みの色
補正を行う画像処理装置において、上記画像処理部1
に、ディスプレイ表示用データ(表現色のレベル値)を
格納するディスプレイ表示用データ格納部7Aと、測色
器による測色データを、上記ディスプレイ表示用データ
に対応付けて格納する測色データ格納部8Aと、上記測
色データを用いて、他の全ディスプレイ表現可能色に対
する色値を生成すると共に、該色値と、ディスプレイ表
現色全レベル値を用いて、評価色空間への色変換を行な
い、評価色値データを出力する色変換処理部16と、上
記評価色値データ及び、上記ディスプレイ表示用データ
を用いて、色補正データを生成する色補正データ生成部
17と、ディスプレイ表示用データに対し、上記色補正
データを用いて、色変換及び、色補正を行う色変換・補
正部14Aとを設け、更に、上記色変換処理部16を、
上記測色データ格納部8Aの、測色を行っていない基本
色に対して、色値を生成する基本色自動生成部9Aと、
上記測色データ格納部8Aの測色データ(x、y、Y)
より、三刺激値(X、Y、Z)の算出を行うXYZ算出
部10Aと、基本色(赤単色、緑単色、青単色)以外の
三刺激値(X、Y、Z)を算出するXYZ自動算出部1
1Aと、上記三刺激値(X、Y、Z)より、評価色空間
上の色値を算出する評価色値算出部12Aとで構成し
た。
【0020】(2) :構成(1) において、上記色補正デー
タ生成部17を、上記ディスプレイ表示用データ及び、
評価色値データより、色変換・色補正マスキング係数
{F(x ij )}を算出するマスキング係数算出部13A
で構成した。
【0021】
【0022】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 −1:先ず、基本色自動生成部9Aでは、測色データ
格納部8Aの測色を行っていない基本色に対して、色値
を予測する。
【0023】−2:XYZ算出部10Aでは、測色デ
ータ格納部8Aの測色データ、及び基本色自動生成回路
9により生成したデータを、XYZ値に変換する。 −3:XYZ自動算出部11Aでは、全RGBレベル
値(全色)に対するXYZ値を算出する。
【0024】−4:評価色値算出部12Aでは、上記
XYZ値から、評価色空間に色変換を行い、評価色値デ
ータを出力する。 −5:色補正データ生成部17の色変換・色補正マス
キング係数算出部13Aでは、ディスプレイ表示用デー
タ(RGBレベル値)及び、上記評価色値データを用い
て、色補正データ(例えば、マスキング係数)の算出を
行う。
【0025】−6:色変換/補正部14Aでは、色変
換・色補正マスキング係数算出部13Aで算出したマス
キング係数を用いて、入力されたディスプレイ表示用デ
ータに対して、実際に色変換・色補正を行う。
【0026】上記のようにしたので、基本色(赤単色、
緑単色、青単色)それぞれn個(極めて少ない数)のみ
測色するだけで、該測色データ値に基づき、他のディス
プレイ装置表現可能色に対する色を予測することによ
り、全ディスプレイ装置可能色数(例えば、1600万
色)の色データを用いて、色変換・色補正を行う事が出
来る。
【0027】従って、少ない労力で高精度の色変換・色
補正を実現する事が可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図7は、本発明の実施例を示した図であ
り、中、図1、及び図8、図9と同じものは、同一符号
で示してある。
【0029】また、7はディスプレイ装置表示用データ
テーブル、8は測色データテーブル、9は基本色自動生
成回路、10はXYZ算出回路、11はXYZ自動算出
回路、12は評価色値算出回路、13は色変換・色補正
マスキング係数算出回路、14は色変換/補正回路を示
す。
【0030】更に、18は(x、y)格納メモリ、19
はY格納メモリ、20は平均演算回路、21は補間回
路、22は(x、y、Y)格納メモリ、23はxyY→
XYZ変換回路、24はXYZ格納メモリ、25はXY
Z値演算回路、26はXYZ格納部、27はX/X0
Y/Y0 、Z/Z0 算出回路、28はMt 算出回路、2
9はL* 算出回路、30はa* 算出回路、31はb*
出回路、32はL* ** 格納メモリ、33は係数算
出項演算回路ね34は最小二乗演算回路を示す。
【0031】:画像処理装置の説明・・・図2参照 本実施例の画像処理装置の構成を図2に示す。図示のよ
うに、この画像処理装置は、画像処理部1と、該画像処
理部1に接続されたスキャナ2、プリンタ3、ディスプ
レイ装置(表示装置)4、ファイル5等で構成されてい
る。
【0032】また、上記画像処理部1は、ディスプレイ
装置表示用データテーブル7、測色データテーブル8、
色変換処理部16、色補正データ生成部17、色変換・
補正回路14で構成されている。
【0033】更に、上記色変換処理部16は、基本色自
動生成回路9、XYZ算出回路10、XYZ自動算出回
路11、評価色値算出回路(この例の場合、L* *
* 算出回路)12で構成され、上記色補正データ生成部
17は、色変換・色補正マスキング係数算出回路13で
構成されている。
【0034】なお、上記実施例のディスプレイ装置表示
用データテーブル7、測色データテーブル8、基本色自
動生成回路9、XYZ算出回路10、XYZ自動算出回
路11、評価色値算出回路12、色変換・色補正マスキ
ング係数算出回路13、色変換/補正回路14は、それ
ぞれ図1に示したディスプレイ装置表示用データ格納部
7A、測色データ格納部8A、基本色自動生成部9A、
XYZ算出部10A、XYZ自動算出部11A、評価色
値算出部12A、マスキング係数算出部13A、色変換
/補正部14Aに対応する。
【0035】:各部の概略説明・・・図2参照 上記画像処理装置を構成する各部は、次の通りである。
なお、この実施例では、評価色空間として、人間の知覚
に良く合っていると言われるL* * * 空間を用いた
例について説明する。また、評価色空間としては、RG
B色空間、CMYK色空間、L* * * 色空間等を用
いても良い。
【0036】a:ディスプレイ装置表示用データテーブ
ル7は、ディスプレイ装置表現色であるRGBのレベル
値(0〜255)を格納するものである。 b:測色データテーブル8は、測色器で測定したデータ
(x、y、Y)の値を、上記ディスプレイ装置表示用デ
ータテーブル7と対応付けて格納するものである。
【0037】c:基本色自動生成回路9は、上記測色デ
ータテーブル8より、その他の基本色(赤単色、緑単
色、青単色)全色を生成して格納するものである。 d:XYZ算出回路10は、上記基本色自動生成回路9
で算出したデータより、三刺激値XYZを算出するもの
である。
【0038】e:XYZ自動算出回路11は、基本色自
動生成回路9で生成した、基本色以外の色の三刺激値X
YZを算出するものである。 f:評価色値算出回路12(L* * * 算出回路)
は、上記XYZ値より、評価色空間上の値(L* *
* 値)を算出するものである。
【0039】g:色変換・色補正マスキング係数算出回
路13は、ディスプレイ装置表示用データテーブル7の
データ(RGBレベル値)と、評価色値算出回路12で
算出したデータ(L* * * 値)より、マスキング係
数を算出するものである。
【0040】h:色変換・補正回路14は、上記マスキ
ング係数算出回路13で求めたマスキング係数により、
実際に、色変換及び、色補正を行うものである。 :ディスプレイ装置表示用データテーブル及び、測色
データテーブルの説明・・・図3参照 上記ディスプレイ装置表示用データテーブル7のデータ
例を図3Aに示し、測色データテーブル8のデータ例を
図3Bに示す。
【0041】−1:上記ディスプレイ装置表示用デー
タテーブル7に格納されているデータは、RGBのレベ
ル値であり、図3Aのようにデータが格納されている。
この例では、(R=0〜255、G=B=0)、(G=
0〜255、R=B=0)、(B=0〜255、R=G
=0)という値をとる。
【0042】−2:測色データテーブル8は、ディス
プレイ装置表示用データテーブル7のレベル値より、一
定レベルnでピックアップしたものに対して、該データ
のディスプレイ表示を行うと共に、その表示画像を、測
色器により測色したデータ(x、y、Y)値を、上記デ
ィスプレイ装置表示用データテーブル7に対応付けて格
納するものである。
【0043】図3Bは、例えば、ディスプレイ装置表示
用データテーブル7のレベル値に対して、16間隔で測
色した測色データの例を図示してある。なお、ディスプ
レイ装置表示用データテーブル7に対し、測色を行って
いないレベルのものに対しては、ブランクになってい
る。
【0044】:基本色自動生成回路9の説明・・・図
4A参照 基本色自動生成回路9の構成図を図4Aに示す。基本色
自動生成回路9は、(x、y)格納メモリ18、Y格納
メモリ19、平均演算回路20、補間回路21で構成す
る。
【0045】この基本色自動生成回路9では、測色デー
タテーブル8の測色を行っていない基本色(テーブル中
のブランクの部分)に対して、色値を予測する。この場
合、測色データ(x、y、Y)に対して、基本色(赤単
色、緑単色、青単色)においては、R(GB)レベル値
の変化に伴い、色度(x、y)は変化せず、Y値のみ変
化させる。
【0046】従って、測色してない基本色に対する
(x、y、Y)は、(x、y)については、測色データ
の(x、y)値の平均、Yについては、測色データのY
値を、スプライン補間することにより、算出する。
【0047】上記補間については、単純に線型補間を用
いても良い。 :XYZ算出回路の説明・・・図4B参照 XYZ算出回路の構成図を図4Bに示す。XYZ算出回
路10は、(x、y、Y)格納メモリ22、xyY→X
YZ変換回路23、XYZ格納メモリ24で構成する。
【0048】このXYZ算出回路10では、測色データ
テーブル8の測色データ、及び基本色自動生成回路9に
より生成したデータを、XYZ値に変換し、XYZ格納
メモリ24に格納する。
【0049】上記(x、y)と、(X、Y、Z)とは、
以下の関係が成り立つ。
【0050】
【数1】
【0051】
【数2】
【0052】今、(x、y、Y)が既知であるから、
(式2)より、
【0053】
【数3】
【0054】となる。従って、(式3)を(式1)に代
入することにより、Xが算出出来る。また、(式3)よ
り、Zが算出出来るから、(X、Y、Z)が決定する。 :XYZ自動算出回路11の説明・・・図5参照 XYZ自動算出回路11の構成図を図5に示す。XYZ
自動算出回路11は、XYZ値演算回路25と、XYZ
格納メモリ26で構成する。
【0055】この回路では、上記XYZ値演算回路25
により、全てのXYZ値を算出し、その結果のデータ
(X、Y、Z)を、XYZ格納メモリ26に格納する。
この場合、ディスプレイ装置の色表現は、RGB(赤、
緑、青)の加法混色により、全色を表す事が出来るの
で、三刺激値X、Y、Zについても、或るレベルの単色
光をそれぞれ、(XR 、YR 、ZR )、(XG 、YG
G )、(XB 、YB 、ZB )とすると、全ての色は、
次の式で表す事が出来る。
【0056】
【数4】
【0057】上記式を用いることにより、全RGBレベ
ル値(全色)に対するXYZ値を算出する。 :評価色値算出回路の説明・・・図6参照 評価色値算出回路の構成図を図6に示す。評価色値算出
回路(本実施例の場合、L* * * 算出回路)12
は、X/X0 、Y/Y0 、Z/Z0 算出回路27、Mt
算出回路28、L* 算出回路29、a* 算出回路30、
* 算出回路31、L* * * 格納メモリ32で構成
する。
【0058】この評価色値算出回路12では、上記各回
路27〜31により、XYZ値から、均等色空間L*
* * に色変換を行う。光C(標準光源)の場合、上記
色変換は、次のようになる。
【0059】
【数5】
【0060】:色変換・色補正マスキング係数算出回
路の説明・・・図7参照 色変換・色補正マスキング係数算出回路13の構成図を
図7に示す。色変換・色補正マスキング係数算出回路1
3は、係数算出項演算回路33と、最小二乗演算回路3
4で構成している。
【0061】この色変換・色補正マスキング係数算出回
路13では、上記各回路33、34により、次の処理を
行う。すなわち、RGBレベル値及び、L* * *
より、最小二乗法を用いて、マスキング係数の算出を行
う。
【0062】マスキング係数は、ここでは、2次のもの
について扱うが、3次のものを扱っても良い。この場
合、指定係数の次数は、外部(プログラム等)より、上
記係数算出項演算回路33に対して、任意に入力出来る
ようになっている。
【0063】上記マスキング係数の算出は、次のように
して算出する。 (R、G、B)=F(L* * * )において、
【0064】
【数6】
【0065】となることにより、上記マスキング係数F
(Xij)を、最小二乗法により求める。 :実施例の処理(動作)の説明・・・図2〜図7参照 画像処理装置の各部の構成と処理(動作)は、上記の通
りであり、全体として次のように処理を行う。
【0066】−1:先ず、基本色自動生成回路9で
は、測色データテーブル8の測色を行っていない基本色
に対して、色値を予測する。この場合、測色データ
(x、y、Y)に対して、基本色(赤単色、緑単色、青
単色)においては、R(GB)レベル値の変化に伴い、
色度(x、y)は変化せず、Y値のみ変化する。
【0067】従って、測色してない基本色に対する
(x、y、Y)としては、(x、y)については、測色
データの(x、y)値の平均、Yについては、測色デー
タのY値を、スプライン補間することにより、算出す
る。
【0068】−2:XYZ算出回路10では、測色デ
ータテーブル8の測色データ、及び基本色自動生成回路
9により生成したデータを、XYZ値に変換する。 −3:XYZ自動算出回路11では、全RGBレベル
値(全色)に対するXYZ値を算出する。
【0069】−4:評価色値算出回路12では、上記
XYZ値から、均等色空間L* ** に色変換を行
う。 −5:色変換・色補正マスキング係数算出回路13で
は、RGBレベル値及び、L* * * 値より、最小二
乗法を用いて、マスキング係数の算出を行う。
【0070】−6:色変換/補正回路14では、色変
換・色補正マスキング係数算出回路13で算出したマス
キング係数F(Xij)を用いて、入力されたRGBデ
ータに対して、実際に色変換・色補正を行う。
【0071】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1)、色変換処理部16、色補正データ生成部17を
含む画像処理部の処理は、全てプログラム処理で行なっ
ても良い。また、一部のみをハードウェア処理としても
良い。すなわち、上記処理は、どのような手段で行って
も良い。
【0072】(2)、評価色空間は、RGB色空間、C
MYK色空間、L* * * 空間等を用いても良い。 (3)、スキャナから入力した画像データに限らず、他
の任意の方法で入力した画像データにも、上記実施例と
同じように適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1)、ディスプレイ表示において、基本色(赤単色、
緑単色、青単色)それぞれn色(極めて少ない数)を測
色するだけで、自動的に他のディスプレイ装置表現可能
色全色を生成出来る。従って、測色の手間が極めて少な
くなる。
【0074】(2)、全色値(1600万色)と、ディ
スプレイ表現色全レベル値を用いて、色変換・色補正マ
スキング係数を算出することにより、評価色空間上で、
色変換、及びディスプレイ装置特性による色歪みの色補
正を行い、元画像に忠実な色再現を、手間なく行う事が
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例における画像処理装置の構成図
である。
【図3】本発明の実施例におけるディスプレイ装置表示
用データテーブル/測色データテーブルを示した図であ
る。
【図4】本発明の実施例における基本色自動生成回路
と、XYZ算出回路の構成図である。
【図5】本発明の実施例におけるXYZ自動算出回路の
構成図である。
【図6】本発明の実施例における評価色値算出回路の構
成図である。
【図7】本発明の実施例における色変換・色補正マスキ
ング係数算出回路の構成図である。
【図8】従来例の説明図(その1)である。
【図9】従来例の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 画像処理部 7A ディスプレイ装置表示用データ格納部 8A 測色データ格納部 9A 基本色自動生成部 10A XYZ算出部 11A XYZ自動算出部 12A 評価色値算出部 13A 色補正データ生成部 14A 色変換・補正部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−110682(JP,A) 特開 平3−65877(JP,A) 特開 平2−86388(JP,A) 特開 平2−146679(JP,A) 特開 平3−66288(JP,A) 特開 平4−62684(JP,A) 特表 平5−506343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 1/00 G09G 5/02 H04N 1/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理部(1)と、ディスプレイ装置
    (4)を具備し、 ディスプレイ表現色全色を用いて、評価空間上で、色変
    換、及び上記ディスプレイ装置(4)の特性による色歪
    みの色補正を行う画像処理装置において、 上記画像処理部(1)に、 ディスプレイ表示用データ(表現色のレベル値)を格納
    するディスプレイ表示用データ格納部(7A)と、 測色器による測色データを、上記ディスプレイ表示用デ
    ータに対応付けて格納する測色データ格納部(8A)
    と、 上記測色データを用いて、他の全ディスプレイ表現可能
    色に対する色値を生成すると共に、 該色値と、ディスプレイ表現色全レベル値を用いて、評
    価色空間への色変換を行ない、評価色値データを出力す
    る色変換処理部(16)と、 上記評価色値データ及び、上記ディスプレイ表示用デー
    タを用いて、色補正データを生成する色補正データ生成
    部(17)と、 ディスプレイ表示用データに対し、上記色補正データを
    用いて、色変換及び、色補正を行う色変換・補正部(1
    4A)とを設け、更に、 上記色変換処理部(16)を、 上記測色データ格納部(8A)の、測色を行っていない
    基本色に対して、色値を生成する基本色自動生成部(9
    A)と、 上記測色データ格納部(8A)の測色データ(x、y、
    Y)より、三刺激値(X、Y、Z)の算出を行うXYZ
    算出部(10A)と、 基本色(赤単色、緑単色、青単色)以外の三刺激値
    (X、Y、Z)を算出するXYZ自動算出部(11A)
    と、 上記三刺激値(X、Y、Z)より、評価色空間上の色値
    を算出する評価色値算出部(12A)とで構成した こと
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記色補正データ生成部(17)を、 上記ディスプレイ表示用データ及び、評価色値データよ
    り、色変換・色補正マ スキング係数{F(x ij )}を算
    出するマスキング係数算出部(13A)で構成した こと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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