JP3290944B2 - 二輪車の車体後部ユニット - Google Patents
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J15/00—Mud-guards for wheels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
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- B62J50/25—Information-providing devices intended to provide information to other road users, e.g. signs or flags
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J6/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
- B62J6/04—Rear lights
-
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスクータ等
の自動二輪車の車体後部の構造に関する。
の自動二輪車の車体後部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の車体の後部構造にお
いて、各部品等をユニット化してフレームへの組付性を
改良し、同時に整備性の向上を図るようにした技術とし
て、例えば特開平4−345585号のような技術が知
られている。この技術は、横U字状に曲げたパイプの先
端部をフレーム側に締着し得るようにするとともに、左
右のパイプを連結するブリッジに後輪泥除けとキャリヤ
を締着し、後輪泥除けにテールランプとライセンスラン
プを取付け、キャリヤに方向指示灯を取付けることで、
パイプと泥除けとキャリヤと灯火類等をユニット化する
ようにしている。
いて、各部品等をユニット化してフレームへの組付性を
改良し、同時に整備性の向上を図るようにした技術とし
て、例えば特開平4−345585号のような技術が知
られている。この技術は、横U字状に曲げたパイプの先
端部をフレーム側に締着し得るようにするとともに、左
右のパイプを連結するブリッジに後輪泥除けとキャリヤ
を締着し、後輪泥除けにテールランプとライセンスラン
プを取付け、キャリヤに方向指示灯を取付けることで、
パイプと泥除けとキャリヤと灯火類等をユニット化する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な技術は、ユニット化するために各構成部品等をすべて
組み付ける必要があり、組付け作業等に手間を要すると
ともに、パイプ等を主体にして剛性確保を図っているた
め、軽量化に限度がある。
な技術は、ユニット化するために各構成部品等をすべて
組み付ける必要があり、組付け作業等に手間を要すると
ともに、パイプ等を主体にして剛性確保を図っているた
め、軽量化に限度がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
であり、車体後部をユニット化して組付性、整備性を向
上させるに際し、組付けを容易にし、工数の削減を図る
と同時にユニットの軽量化を図ることを目的とする。
であり、車体後部をユニット化して組付性、整備性を向
上させるに際し、組付けを容易にし、工数の削減を図る
と同時にユニットの軽量化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、二輪車の車体後部の複数
の部品をユニット化した車体後部ユニットにおいて、後
車輪上部の荷物入れボックス及び後車輪の上部を覆うリ
ヤフェンダを繊維強化樹脂で一体成形したユニットベー
ス体と、このユニットベース体に取付けられるリヤウイ
ンド及びテールライト及びナンバープレートを設け、前
記ユニットベース体に、リヤウインカを取付けるための
リヤウインカ取付ベースと、テールライトを取付けるた
めのテールライト取付ベースと、ナンバープレートを取
付けるためのナンバープレート取付ベースと、車体側に
取付けるための取付部を設け、前記荷物入れボックスの
上面を、キャリヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、また
荷物入れボックスの前方側に、蓋の上面より上方に突出
するストッパ部を突設するようにした。
本発明は、請求項1において、二輪車の車体後部の複数
の部品をユニット化した車体後部ユニットにおいて、後
車輪上部の荷物入れボックス及び後車輪の上部を覆うリ
ヤフェンダを繊維強化樹脂で一体成形したユニットベー
ス体と、このユニットベース体に取付けられるリヤウイ
ンド及びテールライト及びナンバープレートを設け、前
記ユニットベース体に、リヤウインカを取付けるための
リヤウインカ取付ベースと、テールライトを取付けるた
めのテールライト取付ベースと、ナンバープレートを取
付けるためのナンバープレート取付ベースと、車体側に
取付けるための取付部を設け、前記荷物入れボックスの
上面を、キャリヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、また
荷物入れボックスの前方側に、蓋の上面より上方に突出
するストッパ部を突設するようにした。
【0006】このように荷物入れボックス、リヤフェン
ダを繊維強化樹脂で一体成形してユニットベース体を作
製し、このユニットベース体に各種灯火類等の取付ベー
スを設けるとともに、各取付ベースに各種灯火類等を装
着してユニット化する。そしてこのユニットを車体側に
取付けるようにすれば、組付が容易となり、組付工数の
削減が図れる。しかも繊維強化樹脂製にすることで軽量
化が図れる。
ダを繊維強化樹脂で一体成形してユニットベース体を作
製し、このユニットベース体に各種灯火類等の取付ベー
スを設けるとともに、各取付ベースに各種灯火類等を装
着してユニット化する。そしてこのユニットを車体側に
取付けるようにすれば、組付が容易となり、組付工数の
削減が図れる。しかも繊維強化樹脂製にすることで軽量
化が図れる。
【0007】また、荷物入れボックスの上面を、キャリ
ヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、荷物入れボックスの
前方側に、蓋の上面より上方に突出するストッパ部を突
設するようにした。
ヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、荷物入れボックスの
前方側に、蓋の上面より上方に突出するストッパ部を突
設するようにした。
【0008】そしてこの蓋をキャリヤ台として使用する
時、蓋の上部に搭載される荷物の位置ずれをストッパ部
によって阻止し、また例えば蓋の開閉機構として蓋の前
方をヒンジ構造にする場合は、蓋のストッパ部として兼
用させるようにする。
時、蓋の上部に搭載される荷物の位置ずれをストッパ部
によって阻止し、また例えば蓋の開閉機構として蓋の前
方をヒンジ構造にする場合は、蓋のストッパ部として兼
用させるようにする。
【0009】また請求項2では、荷物入れボックスから
後方に延出するリヤフェンダを、断面コの字型にするよ
うにした。このように断面コの字型にすることで、リヤ
フェンダの剛性を高めることが出来、またコの字内に各
種灯火類の配線等を収容すれば、配線等の保護が図れ
る。
後方に延出するリヤフェンダを、断面コの字型にするよ
うにした。このように断面コの字型にすることで、リヤ
フェンダの剛性を高めることが出来、またコの字内に各
種灯火類の配線等を収容すれば、配線等の保護が図れ
る。
【0010】また請求項3では、ユニットベース体を、
長繊維マットと熱可塑性樹脂を積層した積層シートから
流動成形法にて成形するようにした。
長繊維マットと熱可塑性樹脂を積層した積層シートから
流動成形法にて成形するようにした。
【0011】ここで流動成形法は、予め熱可塑性樹脂と
長繊維マット等を積層した積層シートから所定量のブラ
ンク材を切出し、このブランク材を樹脂の融点より高い
温度で加熱し、金型内で樹脂を流動させるような状態で
プレス成形する方法であり、このような流動成形法を採
用すれば、例えば熱硬化性樹脂をチョップト・ストラン
ドガラス等で補強し、プレス成形するSMC(sheet mo
lding compound)成形品等に較べて等重量当たりの強度
が向上するとともに、アイゾット衝撃値を約2倍に高め
ることが出来、しかも成形サイクルが短くなり、生産性
に優れる。
長繊維マット等を積層した積層シートから所定量のブラ
ンク材を切出し、このブランク材を樹脂の融点より高い
温度で加熱し、金型内で樹脂を流動させるような状態で
プレス成形する方法であり、このような流動成形法を採
用すれば、例えば熱硬化性樹脂をチョップト・ストラン
ドガラス等で補強し、プレス成形するSMC(sheet mo
lding compound)成形品等に較べて等重量当たりの強度
が向上するとともに、アイゾット衝撃値を約2倍に高め
ることが出来、しかも成形サイクルが短くなり、生産性
に優れる。
【0012】また、長繊維マットとしては、例えばガラ
ス長繊維マット、カーボン長繊維等が適用出来、また熱
可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレン樹脂等が適
用出来る。
ス長繊維マット、カーボン長繊維等が適用出来、また熱
可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレン樹脂等が適
用出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
車体後部ユニットを適用した自動二輪車の全体図、図2
は本発明に係る車体後部ユニットの斜視図、図3は同縦
断面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB
−B線断面図である。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
車体後部ユニットを適用した自動二輪車の全体図、図2
は本発明に係る車体後部ユニットの斜視図、図3は同縦
断面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB
−B線断面図である。
【0014】本発明に係る車体後部ユニットは、図1に
示すような自動二輪車に適用され、フレームボディ1上
のシート2の後部であって、後輪Rの上部に容易に組み
付けることが出来るようなユニットベース体3を備えて
おり、このユニットベース体3は、複数の構成部品が纏
められて長繊維強化樹脂で一体化されるとともに、これ
にその他の構成部品を簡単に取付けてユニット化出来る
ようにされている。
示すような自動二輪車に適用され、フレームボディ1上
のシート2の後部であって、後輪Rの上部に容易に組み
付けることが出来るようなユニットベース体3を備えて
おり、このユニットベース体3は、複数の構成部品が纏
められて長繊維強化樹脂で一体化されるとともに、これ
にその他の構成部品を簡単に取付けてユニット化出来る
ようにされている。
【0015】すなわち、図2乃至図4にも示すように、
このユニットベース体3は、矩体ボックス状の荷物入れ
ボックス3aと、リヤフェンダ3bとが一体化されて形
成され、リヤフェンダ3bには、リヤウインカ取付ベー
スcと、テールライト取付ベースdと、ナンバープレー
ト取付ベースe(図3)が形成されるとともに、荷物入
れボックス3aの底面側には、図3、図4に示すよう
に、フレームボディ1等の車体側部品へ取付けるための
取付部fが形成されている。また荷物入れボックス3a
の前方側には、上方に突出して前方に折返されるストッ
パ部sが一体成形されている。
このユニットベース体3は、矩体ボックス状の荷物入れ
ボックス3aと、リヤフェンダ3bとが一体化されて形
成され、リヤフェンダ3bには、リヤウインカ取付ベー
スcと、テールライト取付ベースdと、ナンバープレー
ト取付ベースe(図3)が形成されるとともに、荷物入
れボックス3aの底面側には、図3、図4に示すよう
に、フレームボディ1等の車体側部品へ取付けるための
取付部fが形成されている。また荷物入れボックス3a
の前方側には、上方に突出して前方に折返されるストッ
パ部sが一体成形されている。
【0016】そしてこのユニットベース体3は、実施形
態では、熱可塑性樹脂のポリプロピレンとガラス長繊維
を積層した積層シートを原料にして、流動成形法により
成形されている。
態では、熱可塑性樹脂のポリプロピレンとガラス長繊維
を積層した積層シートを原料にして、流動成形法により
成形されている。
【0017】すなわち、この流動成形法は、例えば予め
ガラス長繊維をニードルパンチした40wt%程度のスワ
ールマットと、耐熱、耐候処理を施した60wt%程度の
ポリプロピレンを積層した積層シートから所定量のブラ
ンク材を切出し、この切出したブランク材をヒータ等に
よって樹脂融点より高い200〜220℃程度に加熱し
て樹脂を溶融させ、流動しやすい状態にした後、加熱し
たブランク材を金型に移載し、ただちに型締めしてプレ
スすることで成形する。
ガラス長繊維をニードルパンチした40wt%程度のスワ
ールマットと、耐熱、耐候処理を施した60wt%程度の
ポリプロピレンを積層した積層シートから所定量のブラ
ンク材を切出し、この切出したブランク材をヒータ等に
よって樹脂融点より高い200〜220℃程度に加熱し
て樹脂を溶融させ、流動しやすい状態にした後、加熱し
たブランク材を金型に移載し、ただちに型締めしてプレ
スすることで成形する。
【0018】そしてこのような成形法により、末端まで
繊維が充填されて、SMC(sheetmolding compound)
成形品等に較べて等重量当たりの強度を向上させること
が出来、しかも効率良く成形することが出来る。
繊維が充填されて、SMC(sheetmolding compound)
成形品等に較べて等重量当たりの強度を向上させること
が出来、しかも効率良く成形することが出来る。
【0019】前記荷物入れボックス3aは、上面側が開
放したボックス形状であり、ボックス内に荷物を収容出
来るようにされるとともに、上面を同じく長繊維強化樹
脂で成形した蓋4で覆うようにしており、図3に示すよ
うに、ストッパ部sの基端部近傍のヒンジ部5まわりに
回動自在に取付けている。
放したボックス形状であり、ボックス内に荷物を収容出
来るようにされるとともに、上面を同じく長繊維強化樹
脂で成形した蓋4で覆うようにしており、図3に示すよ
うに、ストッパ部sの基端部近傍のヒンジ部5まわりに
回動自在に取付けている。
【0020】また、蓋4はキャリヤ台を兼ねるようにし
ており、上面に荷物を載せても変形等を起こさないよ
う、上面にリブrを突設して剛性を高めるようにすると
ともに、後端側にロック部qを設けている。また荷物入
れボックス3aの上端附近の周縁部には、荷物拘束用の
ロープを引掛けることの出来るロープフックhを一体成
形している。
ており、上面に荷物を載せても変形等を起こさないよ
う、上面にリブrを突設して剛性を高めるようにすると
ともに、後端側にロック部qを設けている。また荷物入
れボックス3aの上端附近の周縁部には、荷物拘束用の
ロープを引掛けることの出来るロープフックhを一体成
形している。
【0021】そして、蓋4をキャリヤ台として使用する
ため上面に荷物を搭載した時は、荷物をロープで縛って
拘束するとともに、車体停止時等の荷物の位置ずれは、
前記ストッパ部sで規制するようにし、また蓋4を開閉
する時の蓋4の前方側への回動制限も、このストッパ部
sで規制するようにしている。
ため上面に荷物を搭載した時は、荷物をロープで縛って
拘束するとともに、車体停止時等の荷物の位置ずれは、
前記ストッパ部sで規制するようにし、また蓋4を開閉
する時の蓋4の前方側への回動制限も、このストッパ部
sで規制するようにしている。
【0022】前記リヤフェンダ3bは、図5に示すよう
に、断面形状をコの字型にして剛性を高めるとともに、
コの字内に、後述するリヤウインカ6、テールライト7
等の電装品の配線類を収容するようにしている。そして
このような断面コの字型のリヤフェンダ3bと、前記ボ
ックス型の荷物入れボックス3aによって、ユニットベ
ース体3全体の強度が確保されるようにし、直接フレー
ムボディ1等の車体側部品に取付けても強度的な問題が
生じないようにしている。
に、断面形状をコの字型にして剛性を高めるとともに、
コの字内に、後述するリヤウインカ6、テールライト7
等の電装品の配線類を収容するようにしている。そして
このような断面コの字型のリヤフェンダ3bと、前記ボ
ックス型の荷物入れボックス3aによって、ユニットベ
ース体3全体の強度が確保されるようにし、直接フレー
ムボディ1等の車体側部品に取付けても強度的な問題が
生じないようにしている。
【0023】前記左右のリヤウインカ取付ベースcに
は、左右のリヤウインカ6を取付けるようにしている。
この際、実施形態では、リヤウインカ6の形態として、
側方に張出す軸部6jと、軸部6j先端に取付けられる
ランプ部6rを備えたものにしているが、軸部6jをリ
ヤウインカ取付ベースc側に一体成形するようにしても
良い。そして前記テールライト取付ベースdには、テー
ルライト7を取付け、前記ナンバープレート取付ベース
eにナンバープレート8を取付けてユニット化するよう
にしている。
は、左右のリヤウインカ6を取付けるようにしている。
この際、実施形態では、リヤウインカ6の形態として、
側方に張出す軸部6jと、軸部6j先端に取付けられる
ランプ部6rを備えたものにしているが、軸部6jをリ
ヤウインカ取付ベースc側に一体成形するようにしても
良い。そして前記テールライト取付ベースdには、テー
ルライト7を取付け、前記ナンバープレート取付ベース
eにナンバープレート8を取付けてユニット化するよう
にしている。
【0024】そしてこのような各種構成部品が装着され
るユニットベース体3を、取付部fを介してフレームボ
ディ1等の車体側に取付けるようにすることで、組付性
が容易となり、整備性も良くなる。また部品点数が削減
されるため生産効率が良くなり、しかも軽量化が可能と
なる。
るユニットベース体3を、取付部fを介してフレームボ
ディ1等の車体側に取付けるようにすることで、組付性
が容易となり、整備性も良くなる。また部品点数が削減
されるため生産効率が良くなり、しかも軽量化が可能と
なる。
【0025】尚、本発明は以上の実施形態に限定される
ものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項
と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏する
ものは本発明の技術的範囲に属する。例えば二輪車のタ
イプ等は任意である。
ものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項
と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏する
ものは本発明の技術的範囲に属する。例えば二輪車のタ
イプ等は任意である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係る二輪車の車体
後部ユニットは、請求項1のように、二輪車の荷物入れ
ボックス及びリヤフェンダを繊維強化樹脂で一体成形し
たユニットベース体を作製し、このユニットベース体
に、リヤウインカ取付ベースと、テールライト取付ベー
スと、ナンバープレート取付ベースと、車体取付部を設
けるようにしたため、組付性が容易になるとともに組付
工数が削減され、しかも軽量化が図れる。
後部ユニットは、請求項1のように、二輪車の荷物入れ
ボックス及びリヤフェンダを繊維強化樹脂で一体成形し
たユニットベース体を作製し、このユニットベース体
に、リヤウインカ取付ベースと、テールライト取付ベー
スと、ナンバープレート取付ベースと、車体取付部を設
けるようにしたため、組付性が容易になるとともに組付
工数が削減され、しかも軽量化が図れる。
【0027】また、荷物入れボックスの上面を、キャリ
ヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、荷物入れボックスの
前方側には、蓋の上面より上方に突出するストッパ部を
突設したので、蓋をキャリヤ台として使用する時に、荷
物の位置ずれをストッパ部で阻止することが出来、また
蓋を開閉する時のストッパ部として兼用させることが出
来る。そして請求項2のように、荷物入れボックスから
後方に延出するリヤフェンダを、断面コの字型にすれ
ば、リヤフェンダの剛性を高めると同時に各種配線類を
収容することが出来、また請求項3のように、ユニット
ベース体を、長繊維マットと熱可塑性樹脂を積層した積
層シートから流動成形法にて成形すれば、強度を高める
ことが出来るとともに、生産性の向上を図ることが出来
る。
ヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、荷物入れボックスの
前方側には、蓋の上面より上方に突出するストッパ部を
突設したので、蓋をキャリヤ台として使用する時に、荷
物の位置ずれをストッパ部で阻止することが出来、また
蓋を開閉する時のストッパ部として兼用させることが出
来る。そして請求項2のように、荷物入れボックスから
後方に延出するリヤフェンダを、断面コの字型にすれ
ば、リヤフェンダの剛性を高めると同時に各種配線類を
収容することが出来、また請求項3のように、ユニット
ベース体を、長繊維マットと熱可塑性樹脂を積層した積
層シートから流動成形法にて成形すれば、強度を高める
ことが出来るとともに、生産性の向上を図ることが出来
る。
【図1】本発明に係る車体後部ユニットを適用した自動
二輪車の全体図
二輪車の全体図
【図2】本発明に係る車体後部ユニットの斜視図
【図3】同車体後部ユニットの縦断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】図3のB−B線断面図
1…フレームボディ、3…ユニットベース体、3a…荷
物入れボックス、3b…リヤフェンダ、4…蓋、6…リ
ヤウインカ、7…テールライト、8…ナンバープレー
ト、R…後輪、c…リヤウインカ取付ベース、d…テー
ルライト取付ベース、e…ナンバープレート取付ベー
ス、f…取付部、s…ストッパ部。
物入れボックス、3b…リヤフェンダ、4…蓋、6…リ
ヤウインカ、7…テールライト、8…ナンバープレー
ト、R…後輪、c…リヤウインカ取付ベース、d…テー
ルライト取付ベース、e…ナンバープレート取付ベー
ス、f…取付部、s…ストッパ部。
Claims (3)
- 【請求項1】 二輪車の車体後部の複数の部品をユニッ
ト化した車体後部ユニットであって、後車輪上部の荷物
入れボックス及び後車輪の上部を覆うリヤフェンダを繊
維強化樹脂で一体成形したユニットベース体と、このユ
ニットベース体に取付けられるリヤウインカ及びテール
ライト及びナンバープレートを備え、前記ユニットベー
ス体に、リヤウインカを取付けるためのリヤウインカ取
付ベースと、テールライトを取付けるためのテールライ
ト取付ベースと、ナンバープレートを取付けるためのナ
ンバープレート取付ベースと、車体側に取付けるための
取付部を設け、前記荷物入れボックスの上面を、キャリ
ヤ台を兼ねる蓋で開閉自在に覆い、また荷物入れボック
スの前方側に、蓋の上面より上方に突出するストッパ部
を突設したことを特徴とする二輪車の車体後部ユニッ
ト。 - 【請求項2】 請求項1に記載の二輪車の車体後部ユニ
ットにおいて、前記荷物入れボックスから後方に延出す
るリヤフェンダは、断面コの字型とされることを特徴と
する二輪車の車体後部ユニット。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の二輪車の
車体後部ユニットにおいて、前記ユニットベース体は、
長繊維マットと熱可塑性樹脂を積層した積層シートから
流動成形法にて成形されることを特徴とする二輪車の車
体後部ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02166498A JP3290944B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 二輪車の車体後部ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02166498A JP3290944B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 二輪車の車体後部ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217094A JPH11217094A (ja) | 1999-08-10 |
JP3290944B2 true JP3290944B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=12061317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02166498A Expired - Fee Related JP3290944B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 二輪車の車体後部ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290944B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10150055B4 (de) * | 2001-10-10 | 2004-03-04 | Bayerische Motoren Werke Ag | Motorradkoffer bzw. Motorrad mit daran befestigtem Motorradkoffer |
US8720757B2 (en) | 2010-07-28 | 2014-05-13 | Stp Industries, Llc | Low-profile storage apparatus for a motorcycle |
WO2017115716A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の泥よけ部材 |
DE102021119421B3 (de) | 2021-07-27 | 2022-09-15 | MPR GmbH & Co. KG | Fahrradtransportbox und Fahrrad mit einer Fahrradtransportbox, Fahrrad, Zubehörteil und Verbinder |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP02166498A patent/JP3290944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11217094A (ja) | 1999-08-10 |
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Legal Events
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