JP3290020B2 - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JP3290020B2
JP3290020B2 JP35342093A JP35342093A JP3290020B2 JP 3290020 B2 JP3290020 B2 JP 3290020B2 JP 35342093 A JP35342093 A JP 35342093A JP 35342093 A JP35342093 A JP 35342093A JP 3290020 B2 JP3290020 B2 JP 3290020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は追記形光ディスク或いは
MD(Mini Disc)の様な書換え可能形光ディ
スク等の光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、一回の書き換えだけが出来る追記
形光ディスク或いは何回でも記録、消去可能なMDの如
き書き換え可能形光ディスク等に情報を記録する光ディ
スク記録装置が使用され始めている。この様な光ディス
ク記録装置において、例えばMDに情報記録を行うため
に、予めMDの基板に刻設した極めて細いプリグルーブ
上をレーザスポットをトレースさせて情報を記録する様
なトラッキングサーボが行われている。
【0003】一般的にこの様なトラッキングサーボでト
ラッキング誤差信号を正確に検出する方法として3ビー
ム法、プッシュプル法等の種々の検出方法が提案されて
いるが、追記形光ディスク或いはMD等の書き換え可能
形光ディスクでは記録しようとする信号を案内するプリ
グルーブを予め同心円状又はスパイラル状に設け、該プ
リグルーブ内をレーザスポットが追従する様にトラッキ
ングサーボを掛けながら、プリグルーブ内に情報記録を
行う様に成されている。
【0004】図4は書き換え可能形光ディスクの1つで
あるMDの構成を示す模式図であり、図で、ポリカーボ
ネート等の透明の円板状の基板2のプログラムエリアに
は上述の様に1.1μmの溝幅のプリグルーブ3が形成
されている。ガードレール部9の幅は略0.5μmと成
されている。このプリグルーブ3が形成された基板2上
には基板2より屈折率の大きい第1の透明誘電体層4を
コーティングして無反射構造として記録パワー感度を向
上させる。
【0005】この第1の透明誘電体4上に垂直磁化膜と
なる極めて薄い磁性層5として例えば、テレビウム(T
b)、鉄(Fe)、コバルト(Co)のアモファルス合
金をコーティングする。
【0006】更に、磁性層5上に第2の透明な誘電体層
6をコーティングする。この第2の誘電体層6は磁性層
5を透過した光を多重反射させる。
【0007】この第2の誘電体層6上には入射光を反射
させる反射層7をコーティングして入射光を反射させ、
且つ水分を遮断して磁性層5を保護する。
【0008】上記反射層7上にオーバライト磁気ヘッド
潤滑膜としての保護膜8がコーティングされている。
【0009】上述のプリグルーブ3は図5の模式図に示
されている様に録音/再生時にはレーザスポット10を
このプリグルーブ3の長手方向に沿う様にコントロール
してトラッキングサーボを行うが、このプリグルーブ3
はウォーブリング周期13.3msで蛇行している。
【0010】このウォーブリングされたガードレール部
9はアドレス情報を含んでいる。即ち、図5に示す様に
MD1のスタート時点から数えて何番目かの番地が予め
アドレス11として書き込まれている。
【0011】従って、トラッキングサーボの行われる記
録時には、このアドレスを読みとり、アドレスに連続性
が無くなったことを検出した時には記録を停止する様に
成されていた。然し、この様にアドレスを読みとる場合
には不連続性を生じたアドレスを読みとるまでに時間を
要するために、この間レーザスポット10がプリグルー
ブ3上から外れた状態でも記録を行なってしまうこと
で、例えば記録済のプリグルーブ3上で内周方向にずれ
を生じた時には記録済のプリグルーブ3上で二重記録等
が行われることになる。
【0012】更に、トラッキング誤差信号の増大を検出
する様な光学的記録再生装置が特公平2−43256号
公報に開示されていて公知である。該公報に開示された
構成を図6で説明する。
【0013】図6はトラッキング誤差信号の異常状態を
検出するための検出回路を示すもので、入力端子12A
及び12Bには光ピックアップ系の4分割光検出器のト
ラックに対向する二つのフォトディテクタからの検出信
号が供給される。該検出信号は増幅器14及び15で増
幅され、これら二つの増幅器14及び15の増幅出力は
差動増幅器16でその差をとってトラッキング誤差信号
27が取り出される。
【0014】上述のトラッキング誤差信号27は位相補
償回路17で位相補償を行った後に増幅器18で増幅後
に駆動回路19に供給される。駆動回路19の出力はト
ラッキングミラー等の駆動装置例えば、ガルバノメータ
等を駆動して、トラッキングサーボを行なってレーザス
ポットが常にプリグルーブ3上にある様に成す。
【0015】増幅器18からのトラッキング誤差信号2
7は二つのコンパレータ20及び21を構成する差動増
幅器の反転入力端子に供給される。コンパレータ20の
非反転入力端子には+V1 の基準電圧が供給され、コン
パレータ21の非反転入力端子には−V2 の基準電圧が
供給される。
【0016】この+V1 及び−V2 の基準電圧は図7に
示す様に通常のトラッキング誤差信号のピークレベルよ
り+及び−方向に大きい値及び小さな値に選択され、絶
対値で考えた場合は大きくなる時コンパレータ20の出
力は基準電圧+V1 より大きいときHレベルとなり、基
準電圧−V2 より小さいと同じくHレベルとなる。これ
らHレベル出力はオアゲート回路22に供給した後にR
Sフリップ回路23のセット端子Sに供給される。RS
フリップフロップ回路23のリセット端子Rにはリセッ
ト信号26が供給され、コンパレータ20及び21の出
力のうちいずれか一方がHレベルであればオアゲート回
路22の出力はHレベルとなりリセット端子Rにリセッ
ト信号26が供給されるまでHレベルを保持する様に成
されている。
【0017】RSフリップフロップ回路23の肯定出力
端子Qはスイッチ24を介してコントロール回路25に
接続される。スイッチ24は記録時のみRSフリップフ
ロップ回路23とコントロール回路25とを接続し、コ
ントロール回路25にHレベルの信号が供給されると半
導体レーザ等の発光を停止させて、記録を停止させ、再
生時にはLレベル信号がコントロール回路25に供給さ
れる様に成されている。
【0018】上述構成の異常動作検出回路で図7の様に
トラッキング誤差信号27へ振動や衝撃等の外乱28が
加わって+V1 及び−V2 の基準電圧を越えたとき半導
体レーザ源を遮断して、記録を停止し、又外乱28が収
まった後にRSフリップフロップ回路23のリセット端
子Rにリセット信号26を供給して記録中断個所から再
び記録を開始する様に成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の異常
動作検出回路の様にトラッキング誤差信号の増大を検出
するものでは図4及び図5で説明したプリグルーブ3の
アドレス11をカウントするものの様に異常検出に時間
を要する弊害は除去されるが、トラックを構成するプリ
グルーブ3から他のプリグルーブ3へ偏心等で偏位した
とき、一つのプリグルーブから他のプリグルーブ間の1
/4移動したときにピークのトラッキング誤差信号を発
生する即ち、プリグルーブを構成するトラックとトラッ
キング誤差信号の関係は図8のA及びBに示す様な位置
でトラッキング誤差信号がピークレベルとなるために、
このレーザスポット10が光ディスクの内周又は外周方
向にわずかにずれただけでトラックずれとして異常状態
を検出してしまう。即ち、一つのプリグルーブから他の
プリグルーブ上にレーザスポット10が入らなくても記
録停止を行なってしまう弊害があった。
【0020】更にトラッキング誤差信号にノイズ等が乗
った場合も異常状態を検出し、本来、記録停止する必要
のない時も停止してしまう弊害があった。
【0021】本発明は叙上の弊害を解消した光ディスク
記録装置を得ようとするものであり、その主目的とする
ところはレーザスポット10が隣りのトラックの略々中
間(ガードレール部の略々中間)に来たとき記録停止す
る様な光ディスク記録装置を提供するにある。
【0022】本発明の他の目的はトラッキング誤差信号
並にプリグルーブとプリグルーブ間の反射光量信号の両
方を検出して、記録停止信号を検出する様にして、光デ
ィスクの傷やトラッキング誤差信号に乗ったノイズに対
し不感と成し、安定で二重記録等を超すことのない光デ
ィスク記録装置を提供するにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の発明は、スパイラル状または
同心円状のプリグルーブと隣り合うプリグルーブの間の
領域であるガードレール部が形成された光ディスクにレ
ーザ光を照射し、光ディスクから反射されたレーザ光か
らトラッキング誤差信号を検出してトラッキングサーボ
を施し、光ディスクのプリグルーブ内に情報を記録する
光ディスク記録装置において、 レーザ光を出射するレー
ザ光出射手段と、 前記トラッキング誤差信号の絶対値レ
ベルと前記トラッキング誤差信号のピークレベルに近い
第1の閾値レベルとを比較し前記レーザ光がプリグルー
ブからガードレール部に又はガードレール部からプリグ
ルーブに移動したことを示す信号を出力する第1の比較
手段と、 前記トラッキング誤差信号の絶対値レベルと前
記第1の閾値レベルよりも0Vレベルに近い第2の閾値
レベルとを比較し前記レーザ光がプリグルーブの中央の
位置またはガードレール部の中央の位置にあることを示
す信号を出力する第2の比較手段と、 光ディスクから反
射されたレーザ光から反射光量レベルと平均反射光量レ
ベルである第3の閾値レベルと比較し前記レーザ光がガ
ードレール部に位置していることを示す信号を出力する
第3の比較手段とを備え、 前記第1の比較手段、前記第
2の比較手段及び前記第3の比較手段が出力した信号に
より前記レーザ光がプリグルーブからガードレール部に
移動しガードレー ル部の中央位置に到達したことを検出
したとき、前記レーザ光出射手段に対しレーザ光の出射
を制御し情報の記録を停止させる制御手段を備えること
を特徴とする。
【0024】
【作用】本発明の光ディスク記録装置によればトラッキ
ングサーボ時にレーザスポット10がプリグルーブ3よ
りずれてトラッキング誤差信号が増大し、プリグルーブ
3とプリグルーブ3の間のガードレール部9の略々中間
位置までずれた時にトラックずれが生じたと正確に判断
して、記録を停止することが出来るので他のプリグルー
ブ3へレーザスポット10が入る前に情報の記録を停止
することが可能となり、既に情報が記録されているプリ
グルーブ3に情報を二重書きしてしまうことを防止する
ことが可能である。また、トラッキング誤差信号と光デ
ィスクのプリグルーブ3及びガードレール部9からの反
射光量の大小により情報記録停止条件を定めたのでノイ
ズに強い検出手段が得られる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の光ディスク記録装置の一実施
例を図1乃至図3について詳記する。図1乃至図3で従
来構成と同一部分には同一符号を付して示す。
【0026】 図1は本例の光学系と電気系の系統図を示
すものであり、1はMDの如き書き換え可能形光ディス
クであり、図4で説明したと同様プログラムエリアには
同心円状又はスパイラル状のプリグルーブ3が形成さ
れ、プリグルーブ3とプリグルーブ3間は凸状のガード
レール部9が形成されている。光ディスク1の下側の基
板2側からレーザビームのレーザスポット10がプリグ
ルーブ3の溝の長手方向に沿ってトラッキングサーボさ
れながら移動し、情報の書き込みが行われる。光ディス
ク1の上側には記録用の磁気ヘッド30が配設されてい
る。MD等では記録方式として磁界変調オーバーライト
方式が用いられるため記録時には連続したレーザビーム
を磁性層5の書き換えたい領域にレーザスポット10の
様に照射し、キューリ温度以上に加熱し、磁気ヘッド3
0に流す電流の方向を情報に対応して変えることで垂直
磁化されたレーザスポット10の領域の磁化が反転して
記録が成される。
【0027】 33は上記したレーザビームを出射するた
めの半導体レーザで記録、消去、再生に共通に用いられ
る。半導体レーザ33からのレーザ光はリレーレンズ3
4を介してビームスプリッタ(PBS)35でその一部
は反射され、反射鏡32で直角に曲げられたレーザ光束
は収束レンズ31によってプリグルーブ3の略々中央位
置に集光される。光ディスク1からの反射光は収束レン
ズ31→反射鏡32→PBS35の系路でPBS35で
一部が透過してレンズ36→1/2波長板37→偏光用
ビームスプリッタ38を介して第1及び第2の光検出器
39及び40に導かれる。
【0028】 磁性層5の反転した磁化の読み出しはカー
効果を用いて、反射光の偏光面を磁化の向きによって右
又は左に回転させて取り出す様に成されているが、本例
とは直接関係ないので、その詳細説明は省略する。
【0029】 第1及び第2の光検出器39及び40から
はフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号並にRF
信号が取り出されるが、トラッキング誤差信号の検出方
法としては前述した様に種々の方法が提案されている。
プッシュプル法では3ビーム法とは異なり、1本のレー
ザビームを用いてプリグルーブ3の干渉効果による反射
光強度分布変化を検出するもので第1の光検出器39と
しては2分割フォトダイオード等が用いられ、フォーカ
ス誤差信号を得るための第2の光検出器40としては4
分割フォトダイオード等が用いられている。
【0030】 本例では第1の光検出器39である2分割
フォトダイオードの夫々から取り出した検出信号を第1
の差動増幅器41の非反転及び反転入力端子に供給して
差信号を取り出すことでトラッキング誤差信号27を導
出する。又、第1の光検出器39の夫々の検出信号は第
1の加算器52に供給されて加算された後に第2の差動
増幅器42の反転入力端子に供給され、第2の光検出器
40である4分割フォトダイオードの夫々から取り出し
た検出信号は第2の加算器53で加算されて第2の差動
増幅器42の非転入力端子に供給される。又、第2の光
検出器40の各々から取り出された検出信号を差動増幅
器54に供給することで差動増幅器54からフォーカス
誤差信号が取り出される。
【0031】 一般に差動増幅器42から取り出される信
号はRF信号として使用されるが本例では図3に示す様
に光ディスク1のプログラムエリアに予め刻設したプリ
グルーブ3及びガードレール部9からの反射光量に対応
した反射信号57を検出する様に成す。即ち、プリグル
ーブ3部分の略々中央位置P1 で反射したレーザスポッ
ト10の戻り光量よりも、トラックオフしてレーザスポ
ット10がガードレール部9の略々中央位置P2 に移動
して反射した場合の戻り光量はガードレール部9側で小
さくなるので、この反射光量の大小を反射信号57とし
て取り出す様に成す。また、追記形光ディスクのよう
な、プリグルーブ3がガードレール部9よりも狭い光デ
ィスクに情報の記録を行う場合は、プリグルーブ3部分
の略々中央位置P1 で反射したレーザスポット10の戻
り光量は、トラックオフしてレーザスポット10がガー
ドレール部9の略々中央位置P2 に移動して反射した場
合の戻り光量よりも大きくなる。以下、プリグルーブ3
がガードレール部9よりも狭い光ディスクに情報の記録
を行う場合を例に挙げ説明する。
【0032】 差動増幅器41で取り出されたトラッキン
グ誤差信号27は不要な高域ノイズを除去するためフィ
ルタ43に供給される。フィルタ43で濾波されたトラ
ッキング誤差信号27は全波整流回路44に供給されて
図2Bに示す様に零ボルトを中心に折り返される。尚図
2AはMD等の光ディスク1のプリグルーブ3とガード
レール部9の平面及び側断面を示すものでプリグルーブ
3,3‥‥をトラックT0 ,T1 ,T2 ‥‥として表
し、P1 はレーザスポット10がトラックT1 の略々中
央位置にある点を表し、P2 はトラックオフしてレーザ
スポット10がガードレール部9の略々中央位置に来た
点を表している。トラッキング誤差信号27はこれらP
1 及びP2 点で零でプリグルーブ3,3‥‥の両側端で
絶対値が最大となる様な位相関係にある。
【0033】 上述の如きトラッキング誤差信号27は第
1の検出手段を構成する比較器45に供給される。該比
較器45は差動増幅器で構成され、その非反転入力端子
にトラッキング誤差信号27が供給され、反転入力端子
には所定の閾値電圧V1 を発生する基準電圧源46から
閾値電圧V1 が供給される。
【0034】 全波整流回路44で零ボルトを中心に折り
返されたトラッキング誤差信号27は更に、第2の検出
手段を構成する比較器47に供給される。該比較器47
は差動増幅器で構成され、トラッキング誤差信号は、そ
の反転入力端子に供給され、非反転入力端子には上述の
閾値電圧V1 より絶対値で小さな閾値電圧V2 を発生す
る基準電圧源48から閾値電圧V2 が供給される。
【0035】 上述の閾値電圧V1 はトラッキング誤差信
号のピークレベルに近い値に選択され、且つ閾値電圧V
2 はトラッキング誤差信号27の零レベルに近い値に選
択するを可とする。
【0036】 第1の比較器45からのトラッキング誤差
信号27と閾値電圧V1 が比較された差出力は図2Dの
様に、閾値電圧V1 以上を出力してSR型フリップフロ
ップ回路49のセット端子に供給される。
【0037】 第2の比較器47からのトラッキング誤差
信号27と閾値電圧V2 とが比較された差出力は図2E
の様に、閾値電圧V2 以下を出力して、RS型フリップ
フロップ回路49のリセット端子Rに供給される。RS
型フリップフロップ回路49の肯定出力端子Q1 はD型
フリップフロップ回路50のクロック端子CKにクロッ
クとして供給する様に成されている。上述の第1及び第
2の比較器45及び47並にRSフリップフロップ回路
49によりトラッキング誤差検出手段が構成される。
【0038】 一方、差動増幅器42から取り出された反
射信号57はフィルタ51で高域成分を除去した後に第
3の検出手段を構成する比較器55に供給される。該比
較器55は差動増幅器と成され、フィルタ51からの反
射信号57は非反転入力端子に供給され、反転入力端子
には平均反射電圧等の閾値電圧V3 を発生する基準電圧
源56から閾値電圧V3 が供給される。
【0039】 第3の比較器55の反射信号レベル57と
閾値電圧V3 の差動出力信号はD型フリップフロップ回
路50のD端子に供給される。反射信号は図2Cに示す
様にプリグルーブ3で構成されたトラックT1 〜T3
中央点P1 とガードレール部9の中央点P2 間で逆の出
力と成る様に成される。これら第3の比較器55とD型
フリップフロップ回路50で反射検出手段を構成してい
る。
【0040】 D型フリップフロップ回路50の肯定出力
2 は従来と同様スイッチ24を介してコントロール回
路25に接続される。D型フリップフロップ回路50の
肯定出力Q2 は記録停止信号としてスイッチ24を経て
コントロール回路25に供給されるが、スイッチ24は
記録時のみ「オン」されているのでコントロール回路2
5に与えられた記録停止信号がハイレベルと成ると半導
体レーザ33の発光量を制御し情報の記録を停止させる
様に成されている。
【0041】 上述の構成及び動作に於いて、図2Aの様
にレーザスポット10がトラックT1 の略々中央点P1
にあったものが外乱等でトラックオフしてガードレール
部9の略々中央点P2 に移動した場合を考える。
【0042】 上述の如き中央点P1 から中央点P2 への
オフトラック時の第1の比較器45はトラッキング誤差
信号27が閾値電圧V1 に達するとハイレベル(H)と
なり、このトラッキング誤差信号27がピークレベルを
すぎて減少し閾値電圧V1 より下がるとローレベル
(L)となって中央点P2 に至る(図2D参照)。
【0043】 この間、第2の比較器47は中央点P1
Hであったものが、トラッキング誤差信号27が閾値電
圧V2 を越えるとLになり、中央点P2 に近づくとHと
なる(図2E参照)。
【0044】 このため、RSフリップフロップ回路49
は第1の比較器45の出力がHになったとき、即ち、ト
ラッキング誤差信号27が閾値電圧V1 を越える(絶対
値で)とセットされて肯定出力はHとなり、トラッキン
グ誤差信号が閾値電圧V2 まで下がり中央点P2 に近づ
くとLとなる(図2F参照)。
【0045】 一方、この時第3の比較器55は閾値電圧
3 を基準としてH信号を出力している(図2G参照)
がD型フリップフロップ回路50は肯定出力Q1 の立ち
下がりエッジで第3の比較器55の出力をラッチして図
2Hに示す停止信号をHにして半導体レーザ33の発光
制御し、光ディスク1への情報記録を停止することに
なる。
【0046】 又、レーザスポット10がトラックT1
中央点P1 からオフトラックしてガードレール部9の中
央点P2 方向に移動して、中央点P2 に至る前に元のト
ラックT1 側に戻された様な場合にはRSフリップフロ
ップ回路49の肯定出力Q1は図2Fと同一であるが、
第3の比較器55の出力信号は図2Iに示す様に肯定出
力Q1 の立ち下がり点58ではLに戻されているため、
D型フリップフロップ回路50の出力はLが保持されて
停止信号は図2Jの様に発生しない。
【0047】 上述の実施例ではトラッキング誤差信号検
出手段としての第1及び第2の比較器45及び47並に
RSフリップフロップ回路49と、反射信号検出手段と
しての第3の比較器55及びD型フリップフロップ回路
50をハードロジック構成とした場合を説明したが、ト
ラッキング誤差信号27及び反射信号57をA/D変換
し、マイクロコンピュータに供給し、ソフトウエアで処
理し、半導体レーザ34の発光量を制御する停止信号を
出力して記録停止を行う様にしてもよい。
【0048】 本発明は叙上の如く構成且つ動作させたの
で、レーザスポット10が1つのトラックT1 から内周
方向のトラックT0 方向、又は外周方向のトラックT2
方向にオフトラックしても両隣りのトラックT0 又はT
1 との略々中間位置、即ちガードレール部9の中央点P
2 へ近づくと記録停止信号が出力されて、記録停止を行
うことが出来るために図8の様にトラッキング誤差信号
(或いは反射信号)だけの単独の検出に比べて、極めて
微小なトラックオフの偏位だけで記録を停止させるよう
な弊害が除去可能となる。
【0049】 更に、光ディスク1の表面に生じた傷等で
発生するノイズに対しても、単独に検出する場合に比べ
てトラッキング誤差信号及び反射信号に同時に発生する
確率は極めて少くなり、ノイズ等による記録停止を回避
出来るのでより安定な検出が可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明の光ディスク記録装置に依ればレ
ーザスポットがオフトラックした際に、トラックとトラ
ック間の中間位置まで偏移した状態を確実に検出して記
録停止信号を出力する様に成したので、オフトラック時
の小さな偏移に記録停止する様な弊害が除去されると共
に二重記録等の行われない光ディスク記録装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク記録装置の一実施例を示す
系統図である。
【図2】本発明の光ディスク記録装置の動作説明用波形
図である。
【図3】本発明の光ディスク記録装置に用いる反射信号
の説明図である。
【図4】従来の書き換え可能形光ディスクの構成を示す
模式図である。
【図5】従来の書き換え可能形光ディスクのプリグルー
ブを示す模式図である。
【図6】従来のトラッキングサーボ時の異常動作検出回
路図である。
【図7】図6の動作説明波形図である。
【図8】従来のトラックとトラッキング誤差信号との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 書き換え可能形光ディスク(MD) 3 プリグルーブ 9 ガードレール部 10 レーザスポット 33 半導体レーザ 45,47,55 第1乃至第3の比較器 49,50 フリップフロップ回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/085 G11B 7/09 - 7/095 G11B 11/105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状または同心円状のプリグルー
    ブと隣り合うプリグルーブの間の領域であるガードレー
    ル部が形成された光ディスクにレーザ光を照射し、光デ
    ィスクから反射されたレーザ光からトラッキング誤差信
    号を検出してトラッキングサーボを施し、光ディスクの
    プリグルーブ内に情報を記録する光ディスク記録装置に
    おいて、 レーザ光を出射するレーザ光出射手段と、 前記トラッキング誤差信号の絶対値レベルと前記トラッ
    キング誤差信号のピークレベルに近い第1の閾値レベル
    とを比較し前記レーザ光がプリグルーブからガードレー
    ル部に又はガードレール部からプリグルーブに移動した
    ことを示す信号を出力する第1の比較手段と、 前記トラッキング誤差信号の絶対値レベルと前記第1の
    閾値レベルよりも0Vレベルに近い第2の閾値レベルと
    を比較し前記レーザ光がプリグルーブの中央の位置また
    はガードレール部の中央の位置にあることを示す信号を
    出力する第2の比較手段と、 光ディスクから反射されたレーザ光から反射光量レベル
    と平均反射光量レベルである第3の閾値レベルと比較し
    前記レーザ光がガードレール部に位置していることを示
    す信号を出力する第3の比較手段とを備え、 前記第1の比較手段、前記第2の比較手段及び前記第3
    の比較手段が出力した信号により前記レーザ光が光ディ
    スクのプリグルーブからガードレール部に移動しガード
    レール部の中央位置に到達したことを検出したとき、前
    記レーザ光出射手段に対しレーザ光の出射を制御し情報
    の記録を停止させる制御手段を備えることを特徴とする
    光ディスク記録装置。
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