JP3286057B2 - 連続熱間圧延機の制御装置 - Google Patents

連続熱間圧延機の制御装置

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JP3286057B2 JP00400194A JP400194A JP3286057B2 JP 3286057 B2 JP3286057 B2 JP 3286057B2 JP 00400194 A JP00400194 A JP 00400194A JP 400194 A JP400194 A JP 400194A JP 3286057 B2 JP3286057 B2 JP 3286057B2
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    • B21B37/48Tension control; Compression control
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続熱間圧延機の制御
装置に係り、特に、タンデム圧延機における圧延材料の
板厚、板幅および各スタンド間における張力を制御する
ようにした連続熱間圧延機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に圧延機では自動板厚制御(以下
「AGC」という)、自動板幅制御(以下「AWC」と
いう)を行なうようになっている。これらの制御により
圧延材の重要な品質の1つである板厚、板幅が希望する
値になるようにしている。
【0003】また、この圧延機では圧延中に圧延材にか
かる張力が板厚、板幅に影響するため圧延材の張力制御
を同時に行うようにしている。
【0004】ところが、圧延機、特に、熱間圧延機では
圧延材が加熱処理されているため、その圧延材の変形抵
抗が小さく、大きな張力に対しては破断を起こし易くな
っている。この破断を防止するため圧延材の張力を小さ
く設定すると、外乱、誤設定等により圧延材が無張力状
態となる。この状態が継続すると圧延材がスタンド間で
大きなループを発生し圧延機を損傷する。
【0005】そこで、圧延機のスタンド間にはルーパが
配置され、圧延材の張力制御を行うようにしている。ま
た、ルーパは高さの制御が行われ圧延材の通板性を良く
するようにしている。
【0006】かかるルーパの張力制御、高さ制御を行う
と、圧延材の張力がルーパの高さに干渉し、また、ルー
パの回転速度が張力に干渉する。
【0007】従来、この種の圧延機の制御装置では、こ
れらの干渉を抑えることなく圧延材の張力とルーパの高
さを制御するPID制御法と、これらの干渉を抑えるよ
うな非干渉化補償装置を付加し、圧延材の張力とルーパ
の高さを独立に制御する非干渉制御法および圧延材の張
力とルーパの高さを多変数の干渉系としてとらえ最適制
御理論(Linear Quadratic制御)を適用する最適制御
法等が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PID制御法
は圧延材の張力とルーパの相互干渉を抑える働きがない
ため速応性や安定性に欠けていた。そのため、最近では
非干渉制御法および最適制御法が多く用いられている。
【0009】非干渉制御法には非干渉化補償装置として
クロスコントローラを計算機上に備え、非干渉化のため
の操作量を演算しているようにしている。しかしなが
ら、このクロスコントローラを実現するための伝達関数
は高次であることから、実施上、プラントとモデルとが
著しく不一致となる場合があったり、計算機の演算精度
に悪影響をおよぼす等と言う問題があった。
【0010】また、ルーパ本来の機能としてルーパが動
いて張力の変動を抑えることが必要であるが、非干渉制
御法ではルーパの高さが一定の高さに設定されているた
め、ルーパの働きを充分に生かされないと言う問題があ
った。
【0011】最適制御法は下記評価関数J{式(1)}
に示す重み行列Q、Rを調整して圧延機駆動主電動機と
ルーパとの協調動作を行うような制御ゲインを試行錯誤
しながらみつける。
【0012】
【数1】 ここで、 x : 制御対象プロセスの状態量、 u : コントローラが制御対象プロセスに与える操作
量、 xT : xの転置、 uT : uの転置、 t : 時間 である。
【0013】この評価関数Jにおける重み行列Q、Rの
値と実際のプロセスの応答と因果関係をみいだすのは相
当に困難であり、試行錯誤的に決めていた。このため制
御系の設計やプラントの調整には多くの時間がかかると
言う問題があった。
【0014】さらに、この最適制御法では解析的に解け
ないリカッチ方程式を数値的に解く必要があることから
最適制御ゲインの一般式が求められない。
【0015】そこで、一般的には、予め圧延材の性質や
圧延条件に合わせたゲインテーブルを作成し、使用時
に、このゲインテーブルが参照され、最適な制御ゲイン
が用いられるようにしていた。
【0016】しかし、このゲインテーブルではあらゆる
条件を考慮することができず、圧延条件によっては近似
する値を使用しなければならず、制御性能としては劣る
等と言う問題があった。
【0017】さらにまた、これらの非干渉制御法、最適
制御法では厳密な制御対象のプロセスモデルに基づいて
コントローラを設計するため、実際のプロセスとモデル
とが異なっているときには制御系全体が不安定になる場
合がある。このため、安定性を保つため通常、コントロ
ーラは速応性をある程度犠牲にして制御ゲインを小さく
するような設計が行われる。かかる場合でも、実際のプ
ロセスとモデルとがどの程度異なれば制御系が不安定に
なるかを示す指標が得られていないと言う問題があっ
た。
【0018】さらにまた、近年の制御系ではH∞制御法
が採用されるようになってきた。このH∞制御法はロバ
スト性を大きく設計できるため、コントローラを含む制
御系全体が安定になるように設計できる。
【0019】ここで、ロバスト性とは制御対象プロセス
が何らかの原因で変化をしたり、制御対象プロセスとモ
デルとの差がある場合でもコントローラを含む制御系全
体が安定である度合いを言う。
【0020】このH∞制御法を採用しても圧延材の張力
とルーパの高さが非干渉化されるため、張力変動を抑え
るコントローラの設計が困難である等と言う問題があっ
た。
【0021】また、コントローラの設計としては出力フ
ィードバック制御法(以下「フィードバック」を「F
B」と略称する)および状態FB制御法がある。
【0022】これら出力FB制御法および状態FB制御
法を比較すると、表の通りである。
【0023】
【表1】 (注1)FBはフィードバックの略称である。 (注2)制御周期とは、コントローラ単体の演算周期の
みを言うのではなく、状態量・制御量を検出した時点か
ら操作量を操作端に出力するまでの時間を言うものとす
る。この制御周期にはルーパ多変数制御装置の中心部の
コントローラの演算時間のみならず、途中の伝送装置の
遅れ、主機の速度制御装置やルーパ電動機の速度制御装
置等の中間部分のコントローラによる演算時間も含む。
【0024】したがって、状態量を検出することができ
れば状態FB構成の方がよい。
【0025】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたものであり、タンデム圧延機の各スタンド間に配置
されたルーパの状態FBに基づき圧延材の張力を最適に
制御するようにした連続熱間圧延機の制御装置を提供す
るものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明連続熱間圧延機の
制御装置は、複数のスタンドに備えられる圧延機駆動主
電動機と、これらの圧延機駆動主電動機に備えられその
回転駆動速度を制御する主機速度制御手段と、前記複数
のスタンド間に配置され前記各スタンドにより圧延され
る圧延材の張力を制御するルーパと、このルーパに備え
られそれを駆動するルーパ電動機と、このルーパ電動機
の回転速度を制御するルーパ電動機速度制御手段とを備
えた連続熱間圧延機の制御装置において、制御装置には
設定手段、制御ゲイン演算手段および制御演算手段を備
え、設定手段は制御演算手段に前記圧延材の張力目標
値、ルーパの高さの目標値を設定し、また、設定手段は
制御ゲイン演算手段に多変数系のプロセスモデルを構成
する変数値、ルーパの高さ制御系の張力変動を低減する
ための重みパラメータ、張力制御系の応答とロバスト性
を指定するための重み関数、ルーパの高さ制御系の応答
とロバスト性を指定する重み関数を設定し、制御ゲイン
演算手段はプロセスモデルの変数値、ルーパの高さ制御
系において張力変動を低減するための重みパラメータ、
張力制御系の重み関数、ルーパの高さ制御系の重み関数
から制御ゲインを演算し、制御演算手段は設定手段から
の張力目標値、ルーパの高さの目標値、制御ゲイン演算
手段からの制御ゲインおよび検出装置からの検出値を受
け、圧延機駆動主電動機を制御する主機速度制御手段の
回転速度指令値およびルーパ電動機を制御するルーパ電
動機速度制御手段の回転速度指令値を演算するようにし
たことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装置を提供す
るものである。
【0027】また、制御演算手段は状態フィードバック
構成にしたことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装置
を提供するものである。
【0028】さらにまた、制御ゲイン演算手段は演算し
た制御ゲインを設定手段に保存し、制御演算手段はこの
保存した制御ゲインを選択できるようにしたことを特徴
とする連続熱間圧延機の制御装置を提供するものであ
る。
【0029】
【作用】本発明は圧延機の圧延条件、圧延状態に基づ
き、あらかじめ、設定手段から制御演算手段に圧延材の
張力目標値、ルーパの高さ目標値を設定するとともに設
定手段から制御ゲイン演算手段にプロセスモデルの変数
値、ルーパの高さ制御系において張力変動を低減する重
みパラメータ、張力制御系の応答とロバスト性を指定す
る重み関数、ルーパの高さ制御系の応答とロバスト性を
指向する重み関数を設定する。
【0030】制御ゲイン演算手段はプロセスモデルの変
数値、ルーパの高さ制御系において張力変動を低減する
重みパラメータ、張力制御系の応答とロバスト性を指定
する重み関数、ルーパの高さ制御系の応答とロバスト性
を指定する重み関数等が演算され制御ゲインが求める。
この演算した制御ゲインを制御演算手段に設定する。
【0031】制御演算手段は設定手段から張力目標値、
ルーパの高さ目標値、制御ゲイン演算手段からの制御ゲ
インおよび検出装置からの検出値による演算を行い、主
機速度制御手段の回転速度指令値、ルーパ電動機速度制
御手段の回転速度指令値を演算する。
【0032】これらの回転速度指令値が主機速度制御手
段およびルーパ電動機速度制御手段に送られ、圧延機駆
動主電動機およびルーパ駆動電動機を協調制御する。
【0033】また、制御演算手段は状態フィードバック
構成にしたことにより連続熱間圧延機の制御装置の制御
周期が長くなっても安定制御を行う。
【0034】さらにまた、制御ゲイン演算手段が演算し
た制御ゲインは設定手段に保存され、制御演算手段が圧
延条件、圧延状態に基づき希望のこの制御ゲインを取り
出し、設定する。
【0035】
【実施例】以下に本発明連続熱間圧延機の制御装置の一
実施例を添付図面により説明する。
【0036】図1はタンデム型の連続熱間圧延機の制御
装置の概要を示すブロック図である。この連続熱間圧延
機には第1スタンド10i 、第2スタンド10i+1 …が
備えられている。これらのスタンド10i …は、通常、
5〜7個が備えられるが本発明では説明を簡単にするた
め2個のスタンドを備えた場合について説明をする。
【0037】この第1スタンド10i 、第2スタンド1
i+1 にはワークロール11、11とバックアップロー
ル12、12が備えられている。これらのワークロール
11、11の間には圧延材13が挿入され、各スタンド
を通過する毎に順次所定の厚h、幅bに圧延される。こ
のワークロール11、11には駆動軸を介して圧延機駆
動主電動機(以下「主機」と言う)14が連結され、こ
のワークロール11、11を所定の速度により回転駆動
する。
【0038】この主機14には主機速度検出器15が取
り付けられ、この主機14の回転速度を検出する。この
主機速度検出器15には主機速度制御装置16が接続さ
れ、主機速度検出器15が検出する主機速度検出値VR
と制御演算手段17が指令する速度指令値VRREFとの偏
差が小さくなるような制御が行なわれるようになってい
る。このような主機、主機速度検出器、主機速度制御装
置等はスタンド10i+ 1 にも備えられているが説明を簡
単にするため省略する。
【0039】また、第1スタンド10i と第2スタンド
10i+1 との間にはルーパ18i が配置されている。こ
のルーパ18i には圧延材13の下端部に接触するルー
パロール19が備えられ、このルーパロール19がアー
ムを介しルーパ駆動電動機(以下「ルーパ電動機」と言
う)20により角度調整されながら回転駆動されるよう
になっている。このルーパ電動機20には回転速度検出
装置21が取り付けられ、ルーパ電動機20の速度を検
出するようになっている。この回転速度検出装置21に
はルーパ電動機速度制御装置22が接続され、ルーパ電
動機速度ωL と制御演算手段17が指令する回転速度指
令値ωLREFとの偏差が小さくなるような制御が行なわれ
るようになっている。
【0040】このルーパ18i にはルーパ高さ検出装置
23が設けられ、ルーパ18i のアームを角度に換算し
たルーパの高さθが検出される。このルーパの高さ検出
装置23が検出したルーパの高さθが制御演算手段17
に送られる。また、ルーパロール19の下部には張力検
出装置24が取り付けられ、これが受ける圧延材13の
張力を検出する。この張力検出装置24が検出した張力
f が制御演算手段17に送られる。
【0041】この連続熱間圧延機の制御装置には設定手
段25、制御ゲイン演算手段26および前記制御演算手
段17が備えられている。
【0042】設定手段25は制御演算手段17に圧延材
13の張力目標値tfREF、ルーパの高さ目標値θREF
ルーパの高さ制御系における張力変動を低減するための
重みパラメータC1 等を設定するようになっている。
【0043】また、設定手段25は制御ゲイン演算手段
26にプロセスモデルを構成する変数値、重みパラメー
タ、張力制御系の応答とロバスト性を指定するための重
み関数、ルーパの高さ制御系の応答とロバスト性を指定
するための重み関数等を設定するようになっている。
【0044】制御ゲイン演算手段26はプロセスモデル
の変数値、重みパラメータ、張力制御系の重み関数、ル
ーパ高さ制御系の重み関数等を受け、所定の演算式によ
って制御演算手段17を設定する制御ゲインを演算する
ようになっている。
【0045】制御演算手段17は設定手段25からの張
力目標値tfREF、ルーパの高さ目標値θREF 、重みパラ
メータC1 、制御ゲイン演算手段26からの制御ゲイ
ン、張力検出装置24が検出した張力tf 、ルーパの高
さ検出装置23が検出したルーパの高さθ、主機速度検
出器15が検出した主機速度検出値VR 、回転速度検出
装置21が検出したルーパ電動機速度ωL 等を受け、制
御演算を行い、主機14の回転速度指定値VRREF、ルー
パ電動機20の回転速度指令値ωLREFを演算するように
なっている。
【0046】図2は図1の連続熱間圧延機の制御装置か
ら設定手段25、制御ゲイン演算手段26を除いた制御
系がブロック線図により示されている。
【0047】このブロック線図は線形モデルにより表し
たため張力目標値tfREF等をその変化分△tfREF等とし
て各記号の前に△を付して表示している。
【0048】図2において、図1の第1スタンド1
i 、第2スタンド10i+1 、圧延材13、主機14、
主機速度検出器15、主機速度制御装置16、ルーパ1
i 、ルーパロール19、ルーパ電動機20、速度検出
装置21、ルーパ電動機速度制御装置22、ルーパ高さ
検出装置23および張力検出装置24は制御プロセスの
ブロック30〜41により示している。
【0049】主機速度制御系は、主機14、主機速度検
出装置15、主機速度制御装置16により構成され、こ
れが1つのブロック30により表示されている。主機速
度から圧延材料速度に対する影響係数がブロック31に
より表示されている。張力発生プロセスにおける張力発
生ゲインと積分器がブロック32により表示されてい
る。張力発生プロセスにおけるフィードバックゲインが
ブロック33により表示されている。このブロック3
2、33が張力発生機構をモデル化している。
【0050】ルーパ電動機回転速度から圧延材速度に対
する影響係数がブロック34により、圧延材張力からル
ーパ電動機トルクに対する影響係数がブロック35によ
り、ルーパの高さからルーパ電動機トルクに対するゲイ
ンがブロック36により、ルーパ電動機トルク定数がブ
ロック38により、ルーパ電動機20におけるトルクか
ら回転速度に対する伝達関数がブロック39により、ル
ーパダンピング係数がブロック40により、ルーパ電動
機20の回転速度からルーパの高さに対する伝達関数が
ブロック41によりそれぞれ示されている。
【0051】ルーパ電動機速度制御装置22はルーパ速
度PI制御系としてブロック37として示されている。
ルーパ速度制御系は、ルーパ電動機20、速度検出装置
21、ルーパ電動機速度制御装置22により構成され、
ブロック37、38、39および40により示されてい
る。
【0052】制御演算手段17は積分コントローラのブ
ロック50、51、52および53と、フィードバック
ックコントローラのブロック54、55、56、57、
58、59、60および61とで示され、設定手段25
に設定される重みパラメータC1 がブロック62で示さ
れている。
【0053】ブロック30から41までの制御対象プロ
セスモデルの状態方程式は式(2)、(3)により示さ
れる。
【0054】
【数2】
【0055】
【数3】 ここで、各記号の前に付した「△」は各記号の微小変化
分、各記号の上に付した「・」は時間tによる微分を示
す。したがって、△tf の時間tによる微分は下式のよ
うに示される。
【0056】
【数4】 いま、転置をT を表わすこととすると、 状態ベクトルx=[△tf △ωL △θL △VR
△xH T 出力ベクトルy=[△tf △θL T 入力ベクトルu=[△VRREF △ωLREF、]T となる。
【0057】これら状態ベクトルx、出力ベクトルyお
よび入力ベクトルuから状態方程式を示すと、
【0058】
【数5】 となる。
【0059】ここで、
【0060】
【数6】
【0061】
【数7】
【0062】
【数8】 である。
【0063】また、 gL : ルーパロールとルーパ電動機との間のギ
ヤ比、 J : ルーパ電動機慣性能率、 K10 : 張力フィードバック係数、 E : 圧延材のヤング率、 L : スタンド間距離、 tf : 前方張力、 VR : 主機速度、 Z : ルーパダンピング係数、 α : 主機速度から圧延材速度への影響係数、 θ : ルーパの高さ(角度で表わす)、 φ : ルーパ電動機のトルク定数、 ωL : ルーパ回転速度、 TV : 主機速度制御系時定数、 F1 : ルーパの高さからルーパ駆動トルクへの
ゲイン(圧延材の重量・ルーパ自重分による負荷トル
ク) F2 : ルーパ回転速度から圧延材速度への影響
係数 F3 : 張力からルーパ電動機トルクへの影響係
数 xH : ルーパ速度制御装置内部の変数 K2 : ルーパ速度制御装置の制御定数 T21 : ルーパ速度制御装置の制御定数 添字REF : その記号の指令値 である。
【0064】ここで、ルーパの高さ制御系においてルー
パの高さθと圧延材張力tf との両方を制御すべく式
(3)に重みパラメータC1 を加え、以下のように変更
する。
【0065】
【数9】 ここで式(3)における制御量△θは式(5)により式
(6)の△y2 に変更される。
【0066】 △y2 =C1 △tf +△θ (6) 重みC1 を大きくすれば圧延材張力tf の比重が大きく
なり、圧延材張力はルーパ角度が動くことにより良好に
制御されるがルーパの高さθの変動が大きくなる。
【0067】また、重みC1 を小さくすれば圧延材張力
f の比重が小さくなり、ルーパの高さθは一定に制御
される方向になる。
【0068】式(5)において重みC1 を0とすれば従
来のプロセスモデルである式(3)と等しくなり、ルー
パ角度が一定に制御され、従来の非干渉制御と同様の性
能となる。
【0069】重みC1 は圧延材の張力目標値△tfREF
張力△tf との偏差を生じたとき、ルーパの高さ目標値
△θREF をもともと目標とするルーパの高さθの値から
1 (△tfREF−△tf )だけ変化させ、張力変動を吸
収しようとする意味を持つことがわかる。
【0070】制御演算手段17における積分コントロー
ラ50、51、52および53と、フィードバックック
コントローラ54、55、56、57、58、59、6
0および61の決定方法は以下の通りである。
【0071】基本的にはH∞制御法を用いて決定する。
このH∞制御法は状態FB構成と出力FB構成とがある
が、本発明では高次コントローラの不安定化を防止する
ため状態FB構成が採用され、この概略が図3によりブ
ロック線図により示されている。この図3では説明を簡
単にするために1入力1出力系により説明するが図2の
ように2入力2出力系等でも同様に適用できる。
【0072】この図3において70がブロック30〜4
1により示される制御プロセスの伝達関数G(s)であ
り、71がブロック50〜53により示されるメインコ
ントローラGc (s)であり、72がブロック54〜6
1により示されるFBコントローラGF (s)であり、
73が目標値rから制御偏差eまでの伝達関数(これを
「感度関数」と言う)を規定する重み関数W1 (s)で
あり、74が目標値rから制御量yまでの伝達関数(こ
れを「相補感度関数」と言う)を規定する重み関数W2
(s)である。
【0073】H∞制御法では感度関数と相補感度関数と
の応答を所望の応答とするように問題を定式化し、これ
を満たすようなメインコントローラ Gc (s)とFB
コントローラGF (s)を求めることが目的となる。
【0074】図4および図5が図2に示したルーパ多変
数系の感度関数と相補感度関数との決め方の一例であ
る。
【0075】図4は張力制御系の感度関数GSTC 、ルー
パの高さ制御系の感度関数GSHC およびルーパの高さ制
御系の感度関数GSHC に対応する重み関数W12 -1を示し
ている。
【0076】図5は張力制御系の相補感度関数GTTC
ルーパ高さ制御系の相補感度関数GTHC およびルーパ高
さ制御系の相補感度関数GTHC に対応する重み関数W22
-1を示している。
【0077】これらの特性によれば感度関数GSTC は低
周波数領域でゲインが小さく、相補感度関数GTHC は高
周波数領域でゲインが小さくなるようにそれぞれの重み
関数を設定するのが一般的である。この理由は以下であ
る。 A.(感度関数)+(相補感度関数)=1という制約が
ある。 B.一般的に感度関数は主に制御系の応答性に関係す
る。 C.相補感度関数は主に制御系のロバスト性に関係す
る。
【0078】B.の目的を達成するためには全周波数帯
域にわたって感度関数のゲインを小さくすればよく、
C.の目的を達成するためには全周波数帯域にわたって
相補感度関数のゲインを小さくする。しかし、制御条件
としてA.があるため、この2つを同時に全周波数帯域
にわたって満たすことは不可能である。したがって目標
値に制御量を追従させるのは低周波数領域だけでよく、
このため感度関数のゲインを低周波数領域で小さくす
る。
【0079】また、対雑音性などの観点から高周波数領
域では目標値から制御量までのゲインを小さくし、ロバ
スト性を向上させるために、高周波数領域では相補感度
関数のゲインを小さくする。
【0080】具体的には感度関数GSTC は張力制御の速
応性、感度関数GSHC はルーパ高さ制御の速応性、相補
感度関数GTTC は張力制御のロバスト性、相補感度関数
TH C はルーパの高さ制御のロバスト性を表わす指標と
なる。
【0081】上記のように感度関数および相補感度関数
は重み関数を設定しコントローラを演算した後の閉ルー
プ系の応答であり、張力制御に関係する感度関数GSTC
および相補感度関数GTTC は重み関数W11 -1、W21 -1
よって決められ、ルーパ高さ制御に関係する感度関数G
SHC および相補感度関数GTHC は重み関数W12 -1,W22
-1によって決められる。
【0082】また、速応性の指標は感度関数が0dbラ
インを切る近辺の周波数であり、張力制御の応答は交差
角周波数にして7rad/sとなる。
【0083】ロバスト性の指標は重み関数W22 -1と相補
感度関数GTHC との差である約20dbである。
【0084】この意味はたとえば実際のプロセスとモデ
ルとの誤差が約20db(=10倍)あったとしても安
定性は保たれるということである。ロバスト性を大きく
設計することは制御対象プロセスが広範囲に変化しても
制御系としては安定と言うことであり、1つのコントロ
ーラゲインによって広範囲の圧延状態に対応できること
になる。このため、圧延状態によってコントローラゲイ
ンを多種類持つ必要はなくなる。
【0085】本実施例においては設定手段25により圧
延条件および圧延状態に適したプロセスモデルのパラメ
ータと上記H∞制御法に係わる重み関数を制御ゲイン演
算手段26に設定する。制御ゲイン演算手段26ではこ
れらのパラメータ、重み関数を用いて式(2)(5)に
基づきH∞制御法により制御ゲインを演算する。この制
御ゲイン演算手段26が演算した制御ゲインが制御演算
手段17に設定される。上述したH∞制御のロバスト性
の指標を用いて、次回の圧延条件および圧延状態と過去
の圧延条件および圧延状態とを比較して、ロバスト性の
指標によりカバーできる範囲ならば次回の圧延には過去
の制御ゲインを使用することができる。
【0086】図6(A)は本発明制御法による時間に対
する前方張力、図7(A)は同様に本発明制御法による
時間に対するルーパ角度、図8(A)は同様に本発明制
御法による時間に対する出側板厚偏差を第7スタンド1
i+6 に模擬したシミュレーシヨンの結果を示したもの
である。また、図6(B)は従来のLQ制御法による時
間に対する前方張力、図7(B)は同様に従来のLQ制
御法による時間に対するルーパ角度、図8は同様に従来
のLQ制御法による時間に対する出側板厚偏差を第7ス
タンド10i+6 に模擬したシミュレーシヨンの結果を示
したものである。
【0087】このシミュレーシヨン中の変数値とコント
ローラ設計に用いた変数値とを下記のように変更し、こ
の変更が及ぼす影響を調べたものである。
【0088】(1)シミュレーシヨン中の張力フィード
バック係数K10=0.5×コントローラ設計用の張力フ
ィードバック係数K10 (2)シミュレーシヨン中の材料ヤング率E=3.0×
コントローラ設計用の材料ヤング率E (いずれも設計時よりも張力変動が大きくなる方向に変
数値を変更している。)図6(A)(B)において
1 、T10は本発明制御法と従来のLQ制御法による第
1スタンド10i と第2スタンド10i+1 との間の張
力、以下同様にT2 、T20は第2スタンド10i+1 と第
3スタンド10i+2 との間の張力…T6 、T60は第6ス
タンド10i+5 と第7スタンド10i+6 との間の張
力、、図7(A)(B)においてθ1 、θ10は本発明制
御法と従来のLQ制御法による第1スタンド10i と第
2スタンド10i+1 との間のルーパ高さ、以下同様にθ
2 、θ20は第2スタンド10i+1 と第3スタンド10
i+2 との間のルーパ高さ…θ6 、θ60は第6スタンド1
i+5 と第7スタンド10i+6 との間のルーパ高さ、お
よび、図8(A)(B)において、h1 、h10は本発明
制御法と従来のLQ制御法による第1スタンド10i
出側板厚の目標値からの偏差、以下同様にh2 、h20
第2スタンド10i+1 の出側板厚の目標値からの偏差…
6 、h60は第6スタンド10i+5 の出側板厚の目標値
からの偏差を表している。
【0089】このシミュレーシヨンにおける対象プロセ
スは図2のブロック30〜40に示すような簡易化され
たモデルではなく、ロール間隙の圧延現象、張力発生プ
ロセス等を非線形プロセスとして考慮されている。
【0090】熱間圧延時に加わるスキッドマーク、ロー
ル偏芯等の外乱、主機制御系、ルーバ制御装置、自動板
厚制御系等も考慮されており実際に採用されている圧延
機に近い精度で模擬している。さらに、このシミュレー
シヨンでは27秒から53秒まで加速圧延を行ってお
り、シミュレーシヨンの後半で外乱の周期が速くなって
いる。
【0091】このシミュレーシヨンで明らかなように本
発明制御法による張力の振動は発生していないが、従来
のLQ制御法は15秒から35秒にかけて発生してい
る。
【0092】したがって、本発明制御法は従来のLQ制
御法と比較してロバスト性の高い制御装置とすることが
できる。
【0093】また、従来のLQ制御法では、所望の制御
性能を得るために、評価関数のQ、R行列の数値の設定
には繰り返しの試行錯誤が必要であった。そのため、数
値の設定には相当の時間と手間がかかるという欠点があ
った。
【0094】しかし、本発明制御法では周波数領域にお
ける速応性とロバスト性とを考慮した制御設計を容易に
行うことができる。
【0095】その他、主電動機ばかりではなくルーパの
高さによって張力変動を抑えるようにしたいときは、重
みパラメーtC1 の値を調節するだけでよいので制御が
簡単になる。
【0096】本発明制御法では図1に示すように設定手
段25を制御ゲイン演算手段26を介して制御演算手段
17に接続し、圧延条件および圧延状態が変更による過
去の演算した制御ゲインのロバスト性の範囲かどうか判
断して制御演算手段17を設定していた。
【0097】このような演算を図9に示すように設定手
段25と制御ゲイン演算手段26とにより行い、その制
御ゲインを設定手段25のテーブルに記憶し、圧延条件
および圧延状態が変更する毎にテーブルから選択して制
御演算手段17に設定してもよい。
【0098】このようにすると制御演算手段17は設定
手段25からの設定でよいから制御手段が簡単にでき
る。
【0099】上記実施例では圧延機は4重圧延機を用い
ルーパ駆動方式は電動機を用いたが他の方法でも実施で
きる。
【0100】
【発明の効果】本発明熱間圧延機の制御装置は、圧延材
をルーパにより制御を行う場合、圧延材の張力とルーパ
の高さの応答とロバスト性とを指定してコントローラを
設計し、圧延機主電動機とルーパとを協調して使用する
ことにより張力の変動を抑え、圧延状態や圧延条件に対
応した最適なルーパ・張力を安定して制御することがで
きる。
【0101】また、本発明熱間圧延機の制御装置は、ロ
バスト性を大きく設計したから、従来の数値テーブルを
有する場合でもテーブルの規模が小さくできその維持管
理を容易にすることができる。
【0102】さらに、演算制御手段を状態フィードバッ
クによるコントローラに構成したから、ディジタル計算
機によりコントローラを実現する場合、制御周期の点で
制御条件が緩和され適用範囲が広くできる。また、状態
フィードバック構成では、コントローラの構造が簡単
で、個々の制御ゲインの意味が明らかであるため、現場
での調整が容易になり、調整時間を短縮し、早期に立ち
上げが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明熱間圧延機の制御装置の概要を示すブロ
ック線図。
【図2】演算制御手段の概要を示すブロック線図。
【図3】図2の演算制御手段の主要部を示すブロック線
図。
【図4】本発明熱間圧延機の制御装置のゲイン・周波数
の特性図。
【図5】本発明熱間圧延機の制御装置のゲイン・周波数
の特性図。
【図6】本発明熱間圧延機の制御装置(A)および従来
の熱間圧延機(B)の張力および時間との関係を示す特
性図。
【図7】本発明熱間圧延機の制御装置(A)および従来
の熱間圧延機(B)のルーパの高さおよび時間との関係
を示す特性図。
【図8】本発明熱間圧延機の制御装置(A)および従来
の熱間圧延機(B)の出側板厚偏差および時間との関係
を示す特性図。
【図9】他の本発明熱間圧延機の制御装置の概要を示す
ブロック線図。
【符号の説明】
10i 、10i+1 第1スタンド、第2スタンド 14 圧延機駆動主電動機、 16 主電動機制御装置 17 制御演算手段 18i ルーパ 19 ルーパロール 20 ルーパ駆動電動機 22 ルーパ電動機制御装置 25 設定手段 26 制御ゲイン演算手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02P 5/46 B21B 37/00 128Z 37/12 BBM 111B (56)参考文献 特開 平5−131208(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78 G05B 13/02 H02P 5/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスタンドに備えられる圧延機駆動主
    電動機と、 これらの圧延機駆動主電動機に備えられその回転駆動速
    度を制御する主機速度制御手段と、 前記複数のスタンド間に配置され前記各スタンドにより
    圧延される圧延材の張力を制御するルーパと、 このルーパに備えられそれを駆動するルーパ電動機と、 このルーパ電動機の回転速度を制御するルーパ電動機速
    度制御手段と、 を備えた連続熱間圧延機の制御装置において、 制御装置には設定手段、制御ゲイン演算手段および制御
    演算手段を備え、 設定手段は制御演算手段に前記圧延材の張力目標値、ル
    ーパの高さの目標値を設定し、 また、設定手段は制御ゲイン演算手段に多変数系のプロ
    セスモデルを構成する変数値、ルーパの高さ制御系にお
    ける張力変動を低減するための重みパラメータ、張力制
    御系の応答とロバスト性を指定するための重み関数、ル
    ーパの高さ制御系の応答とロバスト性を指定する重み関
    数を設定し、 制御ゲイン演算手段はプロセスモデルの変数値、ルーパ
    の高さ制御系の重みパラメータ、張力制御系の重み関
    数、ルーパの高さ制御系の重み関数から制御ゲインを演
    算し、 制御演算手段は設定手段からの張力目標値、ルーパの高
    さの目標値、制御ゲイン演算手段からの制御ゲインおよ
    び検出装置からの検出値を受け、圧延機駆動主電動機を
    制御する主機速度制御手段の回転速度指令値およびルー
    パ電動機を制御するルーパ電動機速度制御手段の回転速
    度指令値を演算する、 ようにしたことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】制御演算手段は状態フィードバック構成に
    したことを特徴とする請求項1記載の連続熱間圧延機の
    制御装置。
  3. 【請求項3】制御ゲイン演算手段は演算した制御ゲイン
    を設定手段に保存し、制御演算手段はこの保存した制御
    ゲインを選択して取出すようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の連続熱間圧延機の制御装置。
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