JP3284079B2 - 複合サッシ - Google Patents

複合サッシ

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JP3284079B2
JP3284079B2 JP12589097A JP12589097A JP3284079B2 JP 3284079 B2 JP3284079 B2 JP 3284079B2 JP 12589097 A JP12589097 A JP 12589097A JP 12589097 A JP12589097 A JP 12589097A JP 3284079 B2 JP3284079 B2 JP 3284079B2
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metal frame
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利信 平野
孝利 前田
明 金坂
哲 竹島
則之 山元
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓枠が金属枠と、
その金属枠の屋内側に露出する部分を覆う樹脂枠とから
なり、かつ、障子の框が金属框と、その金属框の屋内側
に露出する部分を覆う樹脂框とからなる複合サッシに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の複合サッシには、一例として、
実公昭63−49481号公報及び特開平8−1773
17号公報に記載されたものが知られている。この複合
サッシは、金属枠及び金属框が有する耐候性及び機械的
強度と、樹脂枠及び樹脂框が有する高い断熱性及び意匠
性とを合わせ備えているので、とくに寒冷地向けに好適
である。しかしながら、従来の複合サッシは、とくに寒
冷地用仕様で作られ、また、樹脂枠及び樹脂框にも金属
枠及び金属框と同様の機械的強度を備えることが要望さ
れていたため、窓枠のみならず障子框のいずれにも、と
くに屋内側端部に、断熱性向上と強度増大のため中空部
を備えた樹脂枠及び樹脂框が用いられていた。従って、
複合サッシ全体の見込み幅が、複合サッシ以外の通常サ
ッシの見込み幅よりも、引違いサッシの場合で、例えば
40〜50mm程度は大きくならざるを得なかった。
【0003】これを図面に基づいて、具体的に説明す
る。図14は、引違い窓用の複合サッシの正面図、図1
5は図14のX−X線断面図、図16は図14のY−Y
線断面図である。窓枠Fの上枠H及び下枠Sは、それぞ
れ屋外側に露出されるアルミニウム等の金属枠Hm,S
m、その金属枠の屋内側露出部分を覆う樹脂枠Hp,S
pとをスライド嵌合又はこれにビスによる結合を加えて
構成され、また、窓枠の左右両縦枠J1 ,J2 は、いず
れも同様に、屋外側に露出される金属枠Jm1 ,Jm2
と、その金属枠の屋内側露出部分を覆う樹脂枠Jp1 ,
Jp2 とをスライド嵌合又はこれにビスによる結合を加
えて構成されている。そして、樹脂枠Hp,Sp,Jp
1 ,Jp2 は、いずれも少なくとも屋内側端部に中空部
tfを有しているため、窓枠の見込み幅が従来の全金属
製の窓枠又は金属枠の外面を樹脂で被覆した窓枠よりも
大きい見込み幅を有している。また、引違い窓の内障子
Di,及び外障子Doの上框h、下框s及び縦框j1,
j2 のいずれも、屋外側に露出される金属框hm,s
m,jm1 ,jm2 と、その金属框の屋内側露出部分を
覆う樹脂框hp,sp,jp1 ,jp2 とをスライド嵌
合により又はこれにビスによる結合を加えて構成されて
いて、樹脂框hp,sp,jp1 ,jp2 はいずれも屋
内側端部に中空部tdを有しているため、障子の見込み
幅も従来の全金属製又は金属框の外面を樹脂で被覆した
框を用いる障子の見込み幅よりも大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、例えば、非寒
冷地において、樹脂の意匠性を買って既設の全金属製サ
ッシに代えて複合サッシを取付ける場合は、開口木枠w
h,ws,wj1 ,wj2 や化粧枠体OFなど建物躯体
に固定される窓回り部材まで、すべて施工し直す必要が
あり、また、複合サッシを新設する場合も、従来の全金
属製サッシに合わせた規格の窓回り部材が使えないの
で、施工費が嵩むという問題があった。複合サッシの見
込み幅を単に縮小するだけならば、見込み幅増大の原因
である中空部を除去すればよいが、単純に中空部を除去
するだけでは、サッシの強度不足を招くばかりで、実用
に適しない。本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、耐候性及び意匠性を備えることは
元より、強度不足を招来することなく見込み幅の縮小を
可能にして、従来の全金属製サッシと同一の施工要領に
より、すなわち、施工費の増額を招来せずに、取付ける
ことができる複合サッシを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、窓枠が金属枠と、その金属枠の
屋内側露出部分を覆う樹脂枠とからなり、障子框が金属
框と、その金属框の屋内側露出部分を覆う樹脂框とから
なる複合サッシにおいて、窓枠の樹脂枠の屋内側壁部及
び障子の樹脂框の屋内側壁部をそれぞれ一枚板状に形成
して窓枠及び障子の見込み幅を可及的に小さくするとと
もに、障子の縦框の金属框の上端部に前記窓枠の上枠の
レールを嵌合するためのレール嵌合溝を形成し、前記レ
ール嵌合溝と連通するレール嵌合溝及び前記障子の縦框
の金属框と前記障子の上框の金属框とを結合するための
ビスを貫通させる孔を有する振止め具に、短冊状の金属
板をJ又はU字形に形成してなる補強金具を前記振止め
具のレール嵌合溝の片側又は両側を包囲するように結合
し、前記振止め具を前記縦框の金属框の中空部の上端部
に嵌合し、かつ、前記補強金具の下部を前記縦框の金属
框の中空部内に挿入した状態で、前記障子の縦框の金属
框と前記障子の上框の金属框とを結合するためのビスを
前記振止め具の孔に貫通して固定したを特徴としてい
る。
【0006】請求項2の発明は、窓枠が金属枠とその金
属枠の屋内側に露出する部分を覆う樹脂枠とからなり、
前記窓枠に建て付けられる障子の框が金属框とその金属
框の屋内側に露出する部分を覆う樹脂框とからなる複合
サッシにおいて、前記障子の横框の長手方向中間部に、
その横框の金属框と樹脂框により形成されるレール嵌合
溝の内壁面に沿って横框の長手方向に延長する断面L字
形又はU字形の補強金具を装着したことを特徴としてい
る。
【0007】請求項3の発明は、窓枠が金属枠と、その
金属枠の屋内側露出部分を覆う樹脂枠とからなり、障子
框が金属框と、その金属框の屋内側露出部分を覆う樹脂
框とからなる複合サッシにおいて、窓枠の樹脂枠の屋内
側壁部及び障子の樹脂框の屋内側壁部をそれぞれ一枚板
状に形成して窓枠及び障子の見込み幅を可及的に小さく
するとともに、障子の縦框の金属框の上端部に窓枠の上
枠のレールを嵌合するためのレール嵌合溝を形成し、前
記レール嵌合溝と連通するレール嵌合溝を有する振止め
具に短冊状の金属板をJ又はU字形に形成してなる補強
金具を振止め具のレール嵌合溝の片側又は両側を包囲す
るように結合し、振止め具を縦框の金属框の中空部の上
端部に嵌合し、かつ、補強金具の下部を縦框の金属框の
中空部内に挿入した状態で固定し、さらに、前記障子の
横框の長手方向中間部に、その横框の金属框と樹脂框に
より形成されるレール嵌合溝の内壁面に沿って横框の長
手方向に延長する断面L字形又はU字形の補強金具を装
着したことを特徴としている。
【0008】前記補強金具は、横框の金属框と樹脂框に
形成されているウェブの重ね合せ部分を締結するねじ等
を兼用して横框に固定されていることことが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、引
違い窓に適用した場合の実施例について図面を参照して
説明する。図1は、本発明に係る複合サッシの縦断面
図、図2は同じく横断面図である。Hmは、耐候性及び
機械的強度に優れている金属、例えば、アルミニウム等
で成形され、窓枠の上枠Hの屋外側に露出される部分を
構成する金属枠であり、上枠を上下2か所で建物躯体に
固定するための取付縁1,2を有し、また、外障子Do
の上框hを案内するレールroの屋外側部分を構成する
垂下縁3を有している。Hpは、断熱性と意匠性に優れ
た、例えば、塩化ビニルやアクリル等の樹脂で成形さ
れ、金属枠Hmの屋内側に露出される部分を覆う樹脂枠
であり、上枠Hの見込み幅増大の原因にならない上部に
は中空部4を有し、また、内障子Diの制約された厚み
の範囲内で可及的に大きな強度を得るため、外レールr
oと同様の断面形状を有する中空状の内レールriを有
するほかは、外障子Do用上レールroの屋内側部分を
構成する垂下縁5及び屋内側端部の垂下縁6は、一重の
厚みに形成されて、上枠Hの見込み幅を可及的に小さく
されている。そして、上枠Hの外レールroは、金属枠
Hmの垂下縁3と樹脂枠Hpの垂下縁5とで、内レール
riと等しい断面形状を有している。
【0010】Smは、下枠Sの屋外側に露出される部分
を構成する金属枠であり、下枠を上下2か所で建物躯体
に固定するための取付縁7,8を有し、内外の障子D
i,Doの下框sを案内する内外のレールri,roを
有している。下枠Sは、窓枠自体の荷重及び障子の全荷
重を支持するので、窓枠の中では最も大きな強度が要求
されるので、金属枠Smは、従来の下枠の金属枠とほぼ
同様の形状を備えており、屋内側端部に窓台や膳板に係
止される逆L字形の雨返し壁9を有している。そして、
雨返し壁9と内レールriとの間の溝10及び金属枠S
mの雨返し壁9の上面を覆う樹脂枠Spが溝10に嵌合
して装着されている。
【0011】Jmは、窓枠の縦枠J1 ,J2 の屋外側に
露出される部分を構成する金属枠であり、所要の強度を
備えるため、縦枠の屋外側端部から屋内側端部まで連続
しており、その金属枠の内障子Diに対応する内側面に
樹脂枠Jpが内外2か所での嵌合及び金属枠Jmと樹脂
枠Jpを重ね合わせた部分におけるねじ12により結合
されている。図16と対比しても明らかなように、縦枠
の樹脂枠Jpは、中空部を備えておらず、一重の厚みの
みであるので、縦枠の見込み幅が縮小されている。
【0012】次に、上記窓枠Fに建て付けられた引違い
障子Di,Doは、上框h及び下框sのいずれにおいて
も、それぞれ屋外側に露出される金属框hm,smと、
屋内側に露出される樹脂框hp,spとを有し、金属框
は従来と同様に薄肉に成形され、樹脂框は従来の複合サ
ッシにおける障子よりも可及的に薄肉に形成されて、屋
内側に中空部を備えていない。縦框j1 ,j2 は、障子
の開閉時に戸当たり部材11を介して窓枠の縦枠J1 ,
J2 から強い衝突力を受ける場合があったり、閉鎖状態
で強い風圧を受ける場合があるので、それらの衝突力や
風圧に耐えるため、所要の強度を備えるため、戸先側の
縦框j1 の樹脂框jp1 には最小限の厚みを有する中空
部tdが形成されている。
【0013】上記のように、本発明における窓枠Fは、
上下の横枠H,S及び左右の縦枠J1 ,J2 における屋
内側部材である樹脂枠Hp,Sp,Jp1 ,Jp2 は、
屋内側端部に中空部を有していない。しかし、窓枠の荷
重が最もかかる上枠及び下枠の、強度を有する金属枠
が、それぞれ上下2か所で釘やねじなどで建物躯体に固
定されているので、取付強度に不足はない。これに対し
て、上下の横框h,sにおいて窓枠の上下のレールr
i,roで支持され、左右の縦框j1 ,j2 において窓
枠の左右の縦枠J1 ,J2 に支持される障子Di,Do
は、その上下の横框h,sの樹脂枠hpが中空部を有し
ないままの状態では、耐風圧性に劣る恐れがある。
【0014】そこで、本発明においては、とくに障子の
所要位置に、障子の見込み幅の増大を招かない形態で、
補強部材が備えられている。補強部材は、障子の金属框
と、その金属框に結合される樹脂框との間に形成される
空間部を利用して設けることが望ましい。補強部材の装
着対象は、横框h,sと縦框j1 ,j2 の全てでも良い
が、縦框は閉鎖時には縦枠内に嵌合して、強度を備える
ので、縦框に対する装着は割愛されても良い。これに対
して、上框h及び下框sは、上枠H及び下枠Sのレール
ri,roに嵌合支持されているので、とくに上框はモ
ヘアなどの弾性気密材を介してレールに接触支持されて
いるので、屋内外の気圧差に基づく屋内外方向の大きな
力を受けた際に、障子の上部が実質的な量をもって屋内
外方向に移動されやすい、すなわち、振れやすい。従っ
て、樹脂框に中空部を設けないことにより見込み幅を縮
小した障子では、上記障子の上部の振れに対する強度を
確保するため、とくに縦框の上部及び/又は横框に補強
部材を備えることが有効である。
【0015】本発明では、装着が容易であること、障子
の見込み幅の増大を招来しないこと、十分な補強効果が
得られることなどの要件を満たすような、補強部材の装
着位置及び形状を熟慮した結果、第一には、障子の振止
め具に短冊状の金属板をJ字形又はU字形に形成してな
る補強金具を取付けて、その振止め具を従来と同様に、
縦框の上端部に取付けている。樹脂框が中空部を有しな
いことにより、上下の横框の強度が低下し、とくに上框
が、その長手方向中間部において変型量が最大となるよ
うに湾曲することが考えられる。そこで、第二に、その
横框の金属框と樹脂框により形成される空間部の、横框
の長手方向中間部において、L字形又はU字形の補強金
具を取付けている。さらに、引違い障子又は突合わせ障
子においては、窓閉鎖時に強風を受けた際に、召合わせ
框又は突合わせ框に強大な力が加わるので、これらの框
の樹脂框が従来の框と異なって中空部を有しないため、
金属框が永久変形を生じる可能性がある。そこで、第三
に、召合わせ框又は突合わせ框の金属框の屋内側面に屋
内側方向に突出するリブを成形してこれを補強部材と
し、樹脂框は、平板状に形成した。以下に、上記各補強
部材の実施例について、順次説明する。上記第一ないし
第三の補強部材は、サッシのサイズに応じて、いずれか
一つを選択的に採用しても良いし、複数又は全てを任意
に組合わせて採用しても良い。
【0016】図3は振止め具を装着した召合わせ框の平
面図、図4は、振止め具とこれに取付けられる補強金具
の分解斜視図、図5は振止め具を示す図、図6は補強金
具を示す図、図7は内召合わせ框の上端部を示す斜視
図、図8はその召合わせ框に振止め具を装着した状態の
斜視図、図9は振止め具を取付けた状態の内召合わせ框
上端部の断面図である。
【0017】障子の縦框j2 の金属框jm2 及び樹脂框
jp2 の上端部には、窓枠の上枠のレールriを嵌合す
るためのレール嵌合溝13Jが形成されている。振止め
具Bは、プラスチック製であり、図4,8に示すよう
に、上半部に縦框j2 のレール嵌合溝13Jと連通する
レール嵌合溝13Bを有し、そのレール嵌合溝の底部の
下方に、召合わせ框j2 の金属框jm2 と、上框hの金
属框hmとを結合するビスを貫通するための孔14が設
けられ、下端部の一方の側面に、上向きに傾斜して突出
する弾性係止突起15が設けられている。振止め具Bの
レール嵌合溝13Bの開口方向と直角な方向の外側面に
は、レール嵌合溝13Bの片方の外側面から下面を通
り、他方の外側面までに至る部分の両側に案内壁16が
形成され、その両側の案内壁の間にJ字形又はU字形に
連続する補強金具装着凹部17が設けられている。その
補強金具装着凹部の一部に、弾性係止片18(図5,図
9参照)が突設されている。また、レール嵌合溝の開口
方向中間部において下方に横断するスリット19が形成
してある。この振止め具Bには、図4,6に示すような
補強金具M1 が装着される。補強金具M1 は、短冊状の
金属板をJ字形に形成してなり、一端部又は両端部に孔
20を有している。また、下部の屈曲部を内側に変形さ
せてリブ21を形成してある。この補強金具M1 は、振
止め具Bに図4ではその下方から接近移動して、前記補
強金具装着凹部17に嵌合される。嵌合終了位置におい
て弾性係止片18が補強金具の下側の孔20に嵌合して
保持される。このように、補強金具はその孔に振止め具
の係止突起を嵌合させて結合するようにしたので、ねじ
その他の結合部材と工具を用いて結合する作業が要ら
ず、補強金具M1 を振止め具Bに嵌合するだけで、容易
に取付けることができる。
【0018】上記のように補強金具を装着した振止め具
Bを図8及び図9に示すように縦框j2 の金属框jm2
の中空部22に緊密に押入すると、振止め具の弾性係止
突起15が金属框jm2 の内側のウェブ23iに形成し
てある孔24(図7)に弾性復元力により嵌合して、補
強金具の下部が縦框の金属框jm2 の中空部22内に位
置された状態で、抜脱不能に固定される。この状態で、
図8に示すように、縦框のレール嵌合溝13Jと振止め
具のレール嵌合溝13Bが合致連通する。また、振止め
具Bのスリット19には、縦框j2 の金属框jm2 の外
側のウェブ23oのレール嵌合溝の底辺に当たる上端部
が挿入されるので、振止め具の取付け状態が一層堅固に
なり、また、貫通孔14が縦框の孔25と合致し、これ
らの貫通孔から縦框j2 と上框hを連結するためのビス
の挿入が妨げられない。振止め具Bが取付けられた状態
では、薄板で形成されている補強金具M1 は、障子の幅
方向と平行であるので、障子の見込み幅を増大すること
はなく、しかも、縦框の金属框の見込み幅方向にJ字形
となっていて、レール嵌合溝13Bの片側を包囲するの
で、縦框の上部を良く補強する。
【0019】図3に示すように、振止め具Bは障子の両
側の縦框に取付けられるので、全ての振止め具に補強金
具を備えることができる。図示の例は、窓用の見込み幅
が比較的小さな召合わせ框の上部に取付けられる振止め
具の場合のものであるので、補強金具はJ字形に形成さ
れているが、テラス用の見込み幅が大きい召合わせ框に
取付けられる振止め具の場合は、補強金具はU字形に形
成されたものが用いられる。U字形の補強金具は、レー
ル嵌合溝の両側を包囲するので、金属框に対する結合強
度が大きく、かつ、上枠のレールの両側に延在するの
で、耐風圧強度も格段に増大される。
【0020】図10は、障子の上框hの縦断面図であ
る。金属框hmの上半部と樹脂框hpの上半部との間
に、上方に開口するレール嵌合溝26が形成されてい
る。そして、この上框hの長手方向中間部には、所要長
さを有するL字形又はU字形の補強金具M2 が挿入さ
れ、その補強金具が金属框hmに固着されている。固着
方法はとくに限定されない。しかし、好ましい実施例で
は、金属框hmと樹脂框hpの上部ウェブ27,28を
結合するために用いられるねじ等29を利用して、補強
金具M2 が上框hに固着されている。従って、補強金具
M2 に、共通のねじ等29を貫通するための孔を所定位
置に設けるだけで、すなわち、ねじの数及びねじ込み作
業を増やすことなく、補強金具を取付けるようにしてい
る。そして、補強金具を取付けた状態では、金属框h
m、樹脂框hp及び補強金具M2 が三位一体に堅固に結
合されるので、上框の強度が顕著に増大される。L字形
の補強金具を用いる場合は、その立上がり壁を樹脂框の
立上がり壁に重ね合わせて固着される。これにより、障
子が強風を受けた際に、樹脂框hpの立上がり壁の撓み
又は破損が有効に防止される。
【0021】大型障子は面積が大きく、かつ、保持され
るガラスの重量も大きいので、かなり強大な風圧が加わ
ることがある。このような大型障子が金属框と樹脂框と
からなる時は、上下框の上下枠のレールに支持される部
分や上下框のガラス端縁を支持する部分の強度が要求さ
れる。
【0022】この点に着眼し、本発明では、図11に例
示するように、大型障子の上下框h,sの二重ガラスg
1,g2の端縁を嵌合するためのガラス嵌合溝30h,
30sに、その長手方向中間部又は任意の複数個所にお
いて断面L又はU字形の補強金具M2a,M2bを取付
けている。図11の例では、上下の補強金具M2a,M
2bはいずれもL字形に形成されており、上部補強金具
M2aは、その水平辺を上框の金属框hmのガラス嵌合
溝30hの底壁を形成するウェブ31hに当接するとと
もに、垂直辺をガラス嵌合溝に嵌合されるガラスg1の
上端縁の屋内側面を押さえる距離をもって下方に延長さ
せ、その垂直辺を樹脂框hpのガラス嵌合溝の側壁を形
成する垂直壁の内面に当接した状態で、補強金具M2a
の水平辺からウェブ31hにビス32をねじ込んで固着
されている。下部補強金具M2bは、水平辺を樹脂框s
pのガラス嵌合溝30sの底壁を形成しているウェブ3
1spに当接し、垂直辺をガラス嵌合溝30sに嵌合さ
れるガラスg1の下端縁の屋内側面を押さえる距離をも
って上方に延長させ、その垂直辺を樹脂框spのガラス
嵌合溝30sの側壁を形成する垂直壁の内面に当接した
状態で、補強金具M2bの水平辺からウェブ31spを
貫通し、かつ、金属框のウェブ31smに設けてあるビ
スホール34にねじ込んで固着されている。
【0023】このように、補強金具M2a,M2bをガ
ラス嵌合溝内にその水平辺を大きい強度を有する金属框
のウェブにビスにより固着しているので、各補強金具と
各横框とが大きな結合強度をもって結合され、その補強
金具の垂直辺がガラス板の端縁と樹脂框との間に延在さ
れているので、上下の框が十分に補強され、かつ、ガラ
ス板の周縁が保護される。従って、大型障子を用いる複
合サッシにおいて、見込み幅を縮小しても、所要の強度
が保証される。
【0024】図3,7,8には、本発明の複合サッシに
おいて併用することが好ましい断熱障子の構造も示され
ているので、次にこれについて説明する。すなわち、引
違い障子の内召合わせ框j2 又は図示を省略したが、突
合わせ障子の突合わせ框においては、樹脂框jp2 の意
匠が重要性を帯びる。これらの框の断熱性を損なわずに
見込み幅の縮小を図るために、樹脂框jp2 を平板状に
形成するとともに、その背面側にリブを設けて金属框の
平面との間に断熱空気層を形成する場合は、樹脂框の成
形時の残留応力により、樹脂框の屋内側面にリブに沿っ
て延長する細い凹溝(引け)が発生して内召合わせ框の
内観を損うことがあり、意匠性が高いことで樹脂框を採
用した意味が半減される。また、樹脂框の中空部を削減
したことに伴う強度低下も無視できない場合がある。
【0025】この点に鑑み、第1に、図8に明示されて
いるように、内召合わせ框j2 の樹脂框jp2 は、金属
框jm2 の屋内側端面形状に沿ってこれと平行に延びる
平板状に形成され、金属框jm2 の屋内側端面には、そ
の屋内側端面から屋内方向に等しい長さをもって突出
し、かつ金属框jm2 の長手方向に延長するリブM3 が
横方向に適宜の間隔をもって複数形成されている。従っ
て、金属框jm2 に樹脂框jp2 を接続した状態では、
金属框jm2 のリブM3 が樹脂框jp2 を支持するとと
もに、金属框jm2 と樹脂框jp2 との間に断面積がほ
ぼ等しい断熱空気層30が形成される。こうして、上述
された樹脂框jp2 にリブを設ける場合の引けの問題が
解決され、また、金属框jm2 のリブM3 が等しい突出
長さをもって樹脂框jp2 を支持するため、樹脂框jp
2 の取付け安定性が向上し、かつ、金属框と樹脂框との
間に断熱空気層30が形成されるので、内召合わせ框j
2 の断熱性が確保される。さらに、樹脂框の屋内側部分
に中空部を有しないので、框の見込み幅が小さくされ、
しかも、金属框のリブにより、内召合わせ框の機械的強
度も従来の中空部を有する樹脂框を用いる場合よりも増
大されている。従って、内召合わせ框の樹脂框は、引き
違い障子の開閉操作時に頻繁に強い力を加えられるが、
樹脂框が金属框の複数条のリブにより補強されているの
で、開閉操作を安全にかつ安定して行うことができる。
さらに、断面積がほぼ等しい複数の断熱空気層が形成さ
れているので、断熱効果も平均化される利点がある。
【0026】以上は、本発明を窓サッシに適用した場合
のものであるが、本発明は図12,13に例示するよう
に、戸袋一体サッシにも適用することができる。同図に
おいて、31は雨戸、32は戸袋である。
【0027】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、窓枠の樹脂枠及び障子の樹脂框のいずれも、従来の
複合サッシの場合と異なって屋内側壁部に中空部を有し
ないので、サッシ全体の見込み幅が従来の複合サッシに
比し、著しく縮小される。従って、従来の全金属製サッ
シと同一の施工要領で、複合サッシを取付け又は交換す
ることができる。すなわち、共通のアンカーや固定部材
あるいは化粧枠体などを用いて複合サッシを取付けるこ
とができ、複合サッシの施工費の増大を押えることがで
きる。また、振止め具には、J又はU字形の補強金具を
振止め具のレール嵌合溝の片側又は両側を包囲するよう
に結合してあるので、振止め具自体が大きな強度を有す
る。さらに、振止め具と補強金具が縦框の金属框の中空
部に嵌合して縦框の金属框と上框の金属框とを結合する
ビスを振止め具の孔に貫通して堅固に固定されているの
で、障子の樹脂框の屋内側壁部を一枚板状に形成して
も、障子の支持強度が低下することがない。補強金具
も、短冊状の金属板をJ又はU字形に形成してなるもの
であるから、容易かつ安価に製造できる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、窓枠が金
属枠とその金属枠の屋内側に露出する部分を覆う樹脂枠
とからなり、前記窓枠に建て付けられる障子の框が金属
框とその金属框の屋内側に露出する部分を覆う樹脂框と
からなる複合サッシにおいて、障子の横框の長手方向中
間部に、その横框の金属框と樹脂框により形成されるレ
ール嵌合溝の内壁面に沿って横框の長手方向に延長する
断面L字形又はU字形の補強金具を装着したので、障子
の横框が金属框と中空部を有しない樹脂框とを結合して
見込み幅が縮小されていても、補強金具が横框の長手方
向中間部において強度を十分に補うので、障子の横框が
強度不足となることがない。
【0029】請求項3の発明によれば、サッシ全体の見
込み幅が従来の複合サッシよりも著しく縮小され、従来
の全金属製サッシと同一の施工要領で複合サッシを取付
け又は交換することができ、補強金具により大きな強度
を備えた振止め具と補強金具が縦框の金属框の中空部に
嵌合して堅固に固定されているので、障子の樹脂框の屋
内側壁部を一枚板状に形成しても、障子の支持強度が低
下することがないという効果と、障子の横框が金属框と
中空部を有しない樹脂框とを結合して見込み幅が縮小さ
れていても、補強金具が横框の長手方向中間部を補強す
るので、障子の横框が強度不足となることがないという
効果とが得られる。
【0030】請求項4の発明によれば、横框の金属框と
樹脂框の結合手段を利用して、すなわち、補強金具取付
用手段を新たに設ける必要なしに、補強金具の取付けが
できる。しかも、金属框と樹脂框と補強金具とが三位一
体で強固に結合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合サッシの縦断面図である。
【図2】同じく横断面図である。
【図3】振止め具を装着した召合わせ框の平面図であ
る。
【図4】振止め具とこれに取付けられる補強金具の分解
斜視図である。
【図5】振止め具の構造を示す図である。
【図6】補強金具の形状を示す図である。
【図7】内召合わせ框の上端部を示す斜視図である。
【図8】その召合わせ框に振止め具を装着した状態の斜
視図である。
【図9】振止め具を取付けた状態の召合わせ框上端部の
断面図である。
【図10】障子の上框の縦断面図である。
【図11】大型障子に補強金具を取付ける場合の一例を
示す断面図である。
【図12】戸袋一体サッシの縦断面図である
【図13】同じく横断面図である。
【図14】引違い窓用の複合サッシの正面図である。
【図15】図14のX−X線断面図である。
【図16】図14のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
F 窓枠 H 上枠 Hm 金属枠 Hp 樹脂枠 S 下枠 Sm 金属枠 Sp 樹脂枠 J1 ,J2 縦枠 Jm1 ,Jm2 金属枠 Jp1 ,Jp2 樹脂枠 Di,Do 障子 h 上框 hm 金属框 hp 樹脂框 s 下框 sm 金属框 sp 樹脂框 j1 縦框 j2 召合わせ框 jm1 ,jm2 金属框 jp1 ,jp2 樹脂框 B 振止め具 M1 補強金具 M2 補強金具 M2a,M2b 補強金具 M3 補強部材(リブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 哲 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (72)発明者 山元 則之 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−6312(JP,U) 実開 昭52−124538(JP,U) 特許2872073(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/42 - 3/46 E06B 3/04 - 3/26 E06B 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠が金属枠とその金属枠の屋内側に露
    出する部分を覆う樹脂枠とからなり、前記窓枠に建て付
    けられる障子の框が金属框とその金属框の屋内側に露出
    する部分を覆う樹脂框とからなる複合サッシにおいて、 前記窓枠の樹脂枠の屋内側壁部及び前記障子の樹脂框の
    屋内側壁部をそれぞれ一枚板状に形成して前記窓枠及び
    前記障子の見込み幅を可及的に小さくするとともに、前
    記障子の縦框の金属框の上端部に前記窓枠の上枠のレー
    ルを嵌合するためのレール嵌合溝を形成し、前記レール
    嵌合溝と連通するレール嵌合溝及び前記障子の縦框の金
    属框と前記障子の上框の金属框とを結合するためのビス
    を貫通させる孔を有する振止め具に、短冊状の金属板を
    J又はU字形に形成してなる補強金具を前記振止め具の
    レール嵌合溝の片側又は両側を包囲するように結合し、
    前記振止め具を前記縦框の金属框の中空部の上端部に嵌
    合し、かつ、前記補強金具の下部を前記縦框の金属框の
    中空部内に挿入した状態で、前記障子の縦框の金属框と
    前記障子の上框の金属框とを結合するためのビスを前記
    振止め具の孔に貫通して固定したことを特徴とする複合
    サッシ。
  2. 【請求項2】 窓枠が金属枠とその金属枠の屋内側に露
    出する部分を覆う樹脂枠とからなり、前記窓枠に建て付
    けられる障子の框が金属框とその金属框の屋内側に露出
    する部分を覆う樹脂框とからなる複合サッシにおいて、
    前記障子の横框の長手方向中間部に、その横框の金属框
    と樹脂框により形成されるレール嵌合溝の内壁面に沿っ
    て横框の長手方向に延長する断面L字形又はU字形の補
    強金具を装着したことを特徴とする複合サッシ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された複合サッシにおい
    て、前記障子の横框の長手方向中間部に、その横框の金
    属框と樹脂框により形成されるレール嵌合溝の内壁面に
    沿って横框の長手方向に延長する断面L字形又はU字形
    の補強金具を装着したことを特徴とする複合サッシ。
  4. 【請求項4】 補強金具は、横框の金属框と樹脂框に形
    成されているウェブの重ね合せ部分を締結するねじ等を
    兼用して横框に固定されていることを特徴とする請求項
    2又は3に記載された複合サッシ。
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