JP3282248B2 - 生化学自動分析装置の洗浄装置 - Google Patents

生化学自動分析装置の洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血清や尿などの多成分を
含む試料の目的成分濃度や活性値を測定する生化学自動
分析装置における測定後のキュベットを洗浄するための
洗浄装置に関し、特に真空系を用いて測定終了後の反応
液や洗浄液などの廃液を吸引する方式の洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】真空系を備えた洗浄装置は、密閉容器の
上端に開閉弁を介して排気系につながる排気管が接続さ
れ、下端に開閉弁をもつ排出口をもち、生化学自動分析
装置で測定を終了した反応液やキュベットを洗浄した洗
浄液などの廃液をキュベットから吸引する吸引口が接続
されている真空容器を少なくとも1個備えている。この
ような真空容器を複数個備えた洗浄装置では、真空容器
を時間的に順次真空にしていくことによって、測定を終
えた反応液と洗浄液をキュベットから洗浄ノズルにより
吸引し、洗浄ノズルに近い真空容器から排出口を経て次
段の真空容器へ移動させ、最終的に最終段の真空容器の
排出口から排出ポートへ排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生化学自動分析装置を
長年月使用していると、排水流路や真空系流路が汚れて
きて、真空系のオン・オフを制御する真空バルブが動作
不良を起したりリークしたりするようになり、正常な排
水動作を行なうことができなくなる。また真空系につな
がる真空タンクや真空ポンプにウィルス等が付着し、そ
れが溜ってくることによって、真空系を通して検査室に
ウィルス等が飛散する危険性がある。そのために定期的
に真空系を分解して洗浄するという面倒な保守操作が必
要になる。本発明は汚れによる電磁バルブの動作不良や
リークを防止するとともに、真空系を通じて装置外へ飛
散するウィルスや臭いなどを、大がかりな保守操作を必
要とせずに抑えることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では通常のキュベ
ット洗浄の動作の中で、真空系のバルブ制御を一部変更
することにより、各真空容器に洗浄水を溜め、それを溢
れさせて真空ポンプの方へ吸引することによって、各バ
ルブや真空経路を洗浄するものである。
【0005】そのため、本発明の洗浄装置は密閉容器の
上端に開閉弁を介して排気系につながる排気管が接続さ
れ、下端に開閉弁をもつ排出口をもち、生化学自動分析
装置で測定を終了した反応液やキュベットを洗浄した洗
浄液などの廃液をキュベットから吸引する吸引口が接続
されている真空容器に溜められた廃液を下端の排出口か
ら排出する通常洗浄モードの他に、吸引口によりキュベ
ットから洗浄液を吸引し、下端の排出口を閉じた状態で
真空容器に洗浄液を溢れさせ、上端の排気管を経て洗浄
液を排出させる真空系洗浄モードを備えている。真空系
洗浄モードは手動で起動させることもできるし、一定期
間の自動分析動作が行なわれる度に自動的に起動するよ
うにプログラムしておくこともできる。
【0006】
【実施例】図1は一実施例の洗浄装置を生化学自動分析
装置の分析部の一部とともに示したものである。生化学
自動分析装置の分析部には検体の目的成分を測定するた
めに、検体と反応試薬を入れるキュベット2が反応部の
恒温槽4の恒温水6に浸されている。3は検体と反応試
薬を含む反応液である。図ではキュベット2の配列を時
系列的に模式的に表現してある。測定を終了したキュベ
ットから反応液を吸引し、キュベットに洗浄水を供給し
て洗浄するために、洗浄ノズル8が設けられている。洗
浄すべきキュベットにはディスペンサによって洗剤を供
給するようにしたものや、洗浄ノズルの1つから洗剤を
供給するようにしたものがある。いずれの方式であって
もよい。
【0007】洗浄水を供給しながら反応液や洗浄水など
の廃液を吸引する洗浄ノズル8は、電磁弁SV5を経て
第1段目の真空容器10の上端の吸引口に接続され、洗
浄後のキュベットから洗浄水を吸引するノズル9は真空
容器10の上端の吸引口に接続されている。
【0008】真空容器10は下端に電磁弁SV3をもつ
排出口を有し、上端には真空容器12の上端につながる
真空配管Aが接続されている。真空容器10の下端の排
出口は電磁弁SV3から配管Bを介して第2段目の真空
容器14の上端の吸引口に接続されている。真空容器1
4の下端には排出口が設けられ、その排出口は電磁弁S
V4を介して排水ポートにつながっている。真空容器1
4の上端には配管Eが接続され、配管Eは電磁弁SV2
を介して真空タンク及びポンプに接続されている。電磁
弁SV2は真空容器14側がコモンであり、真空タンク
及びポンプ側と大気側とに切り換えるようになってい
る。
【0009】真空容器12の上端には配管Dが接続さ
れ、配管Dは電磁弁SV1を介して真空タンク及びポン
プに接続されている。真空容器12の下端と真空容器1
4の上端の間には配管Cが設けられ、その配管Cには真
空容器12側から真空容器14側へのみ液や気体を通す
ことのできるチェック弁16とその下流の抵抗管18と
が設けられている。
【0010】真空容器10は洗浄ノズル8,9から反応
液や洗浄水を吸引し、一時溜めるための真空容器であ
り、真空容器14は通常洗浄時は真空容器10から配管
Bを介して反応液や洗浄水を受けて一時溜め、電磁弁S
V4を介して排水ポートへ排出するためのものである。
一方、真空容器12は、試薬に多量の界面活性剤などが
含まれている場合に、廃液が吸引時に泡立って真空タン
クの方へ流れ込むのを防止するために、一時的に泡をト
ラップするためのものである。
【0011】次に、図2から図4によりこの実施例の動
作について説明する。図2は通常洗浄モードの動作を示
したものである。電磁弁SV3が閉じられ、SV1が開
けられて真空容器12及び10を介して洗浄ノズル8,
9から液が吸引される状態で、洗浄プローブがキュベッ
ト2内に降ろされることによって、反応液及び洗浄液が
洗浄ノズル8,6により吸引されて真空容器10へ溜め
られていく。洗浄プローブがキュベット2から引き上げ
られる動作に入ると、電磁弁SV4が閉じられ、SV2
が大気側から真空側に切り換えられ、SV1が閉じられ
ることによって、今度は真空容器14を介して吸引が行
なわれるようになり、電磁弁SV3が開けられることに
よって真空容器10に溜った廃液が電磁弁SV3を経て
真空容器14へ移動し、真空容器12にトラップされた
泡も液となって真空容器14へ吸引される。電磁弁SV
2が大気側に切り換えられて吸引しなくなった後に電磁
弁SV4が開かれることによって、真空容器14に溜め
られた廃液が自然落下して最終的に排水ポートへ送られ
る。
【0012】真空系洗浄モードは2つの系統からなって
いる。第1の系統は真空容器10→配管A→真空容器1
2→配管D→電磁弁SV1を通る経路であり、第2の系
統は真空容器12→配管C→真空容器14→配管E→電
磁弁SV2を通る経路である。洗浄は洗剤を用いてもよ
く、純水だけで行なってもよい。いずれの場合も設定す
ることができる。
【0013】第1の系統について図3を参照して説明す
る。電磁弁SV3とSV4を閉じたままで、キュベット
にディスペンサから洗剤を供給し又は洗浄ノズルのうち
の洗剤供給用のノズルから洗剤を供給しながら洗浄動作
を行なわせる。真空容器10には洗浄ノズルから吸引さ
れてきた洗浄水が徐々に溜ってくる。やがて、真空容器
10が満水になると、洗浄水は配管Aを経て真空容器1
2へ吸引される。やがて真空容器12も満水になると、
洗浄水は電磁弁SV1を通して真空タンクの方へ吸引さ
れ、第1の系統の真空系が洗浄される。
【0014】第2の系統の洗浄について図4を参照して
説明する。電磁弁SV4を閉じたままで図2と同じ洗浄
を行なわせる。真空容器10に溜った洗浄水は初め配管
Aを通って真空容器12へ送られ、真空容器12から配
管Cを通って真空容器14へ送られる。その後、電磁弁
SV2が真空側に切り換えられ、電磁弁SV1が閉じら
れ、電磁弁SV3があけられることによって、真空容器
10に溜った洗浄水が電磁弁SV3から配管Bを経て真
空容器14へ送られる。真空容器14が満水になると、
溢れた洗浄水は電磁弁SV2を通って真空タンクへ吸引
される。これにより第2の系統の真空系が洗浄される。
【0015】上記の第1の系統の洗浄動作と第2の系統
の洗浄動作が何回か繰り返された後、真空タンクのドレ
インコックがあけられることによって真空タンクに溜っ
た洗浄水が排水される。本発明は図1に示された流路を
もつ洗浄装置に限られるものではない。通常洗浄モード
は分析動作にともなって実行され、真空系洗浄モードは
一定期間ごとに定期的に起動させたり、作業者が適当な
時期をみて起動させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明では通常洗浄モードの他に真空系
に洗浄液を通す真空系洗浄モードを設けたので、廃液の
汚れによる電磁バルブの動作不良やリークなどを防止す
ることができる。また真空ポンプを通して分析装置外の
空気を汚染することを抑えることもできる。そしてこの
ような真空系洗浄モードは通常動作モードと同様に電磁
弁の切換え制御だけですむので、自動的に起動させるよ
うにプログラムを施しておくことも容易であり、保守操
作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の洗浄装置を分析部の一部とともに示
す流路図である。
【図2】通常洗浄モードを示すタイミングチャートであ
る。
【図3】第1の真空系の洗浄モードを示すタイミングチ
ャートである。
【図4】第2の真空系の洗浄モードを示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
2 キュベット 3 反応液 4 恒温槽 8,9 洗浄ノズル 10,14 真空容器 SV1〜SV5 電磁弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器の上端に開閉弁を介して排気系
    につながる排気管が接続され、下端に開閉弁をもつ排出
    口をもち、生化学自動分析装置で測定を終了した反応液
    やキュベットを洗浄した洗浄液などの廃液をキュベット
    から吸引する吸引口が接続されている真空容器を少なく
    とも1個備え、前記真空容器に溜められた廃液を前記排
    出口から排出する通常洗浄モードの他に、前記吸引口に
    よりキュベットから洗浄液を吸引し、前記排出口を閉じ
    た状態で前記真空容器に洗浄液を溢れさせ、前記排気管
    を経て洗浄液を排出させる真空系洗浄モードを備え、か
    つ、前記通常洗浄モードと真空系洗浄モードの切換えを
    前記排気系の開閉弁と前記排出口の開閉弁の切換えのみ
    により行なうことを特徴とする洗浄装置。
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