JP3281186B2 - 携帯型電子機器装置 - Google Patents

携帯型電子機器装置

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JP3281186B2
JP3281186B2 JP17925194A JP17925194A JP3281186B2 JP 3281186 B2 JP3281186 B2 JP 3281186B2 JP 17925194 A JP17925194 A JP 17925194A JP 17925194 A JP17925194 A JP 17925194A JP 3281186 B2 JP3281186 B2 JP 3281186B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用または保存・輸送
に係る環境条件として耐衝撃の仕様が定められている携
帯型電子機器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯型電子機器装置で
は、機器の機能や性能および寿命などを保証するため
に、その携帯型電子機器装置の使用許容環境範囲や保存
・輸送環境条件などを耐衝撃の仕様として定めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、その携帯型電子機器装置の使用許容環境範囲や
保存・輸送環境条件などを耐衝撃の仕様として定めてい
るものの、使用者や保存・輸送の関係者は、一般に、使
用許容環境範囲や保存・輸送環境条件内の衝撃であるか
どうか確認することが困難であり、許容環境や条件以外
で運用して、装置の異常動作や特性劣化を発生させるこ
とが往々にしてあるという問題があった。
【0004】一般に室内使用の事務機器に比べて、特
に、携帯電話機や携帯端末機(ハンディターミナル)のよ
うに野外に持ち運ぶ電子機器装置は、装置の仕様上に使
用許容環境範囲や保存・輸送環境条件などを耐衝撃が20
Gまでなどと定めており、さらに取扱いの注意事項とし
て、「装置を大切に扱ってください」,「落下させない
ようご注意ください」と呼び掛けコーションラベルが装
置に貼ってある。しかしながら、実際には使用中に落と
したり、携帯時に固い物の角にぶつけたり、自転車やバ
イクの荷籠に放り込んで運搬することが多くあり、それ
が原因して装置の障害が発生している。
【0005】また、電子機器装置の荒い取扱いが原因
で、内部のプリント基盤が割れたり、高圧部品の絶縁距
離が短縮したりして、そのまま長時間使用していて発煙
発火事故が発生している。
【0006】携帯型電子機器装置の障害現象から、使用
者の荒い取扱いによる原因と明確に判定することが可能
な場合は、使用者と製造者とも両者納得できる。例え
ば、携帯型電子機器装置の液晶表示部の上ガラスカバー
が割れている障害現象であれば、その一次原因は、使用
者の落下もしくは上ガラスカバーに固い物が衝突したこ
とと推定し、使用者の取扱いが不備と判断できる。
【0007】しかしながら、携帯型電子機器装置の障害
現象から使用者の荒い取扱による原因と明確に判断する
ことが不可能なときには、その原因を判明することがで
きない。例えば、携帯型電子機器装置の印字機能が異常
である障害現象であれば、使用者が、装置をあるとき、
どこかに激突させた結果により印字紙の送り機構にひず
み力が加わって、配線の一部にクラックが生じ、時々接
触不良になって一部の印字が乱れることが発生した場
合、その一次原因は使用者の取扱いの不備であると判断
することが極めて困難であり、その証拠もなくて使用者
を納得させることが不可能である。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、使用許容環境範囲や保存・輸送環境条件
などを仕様として定めている主要部分の衝撃が許容環境
範囲の衝撃になっていない場合には、その旨を表示し
て、さらに装置の使用の停止を可能にした携帯型電子機
器装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、装置に設けられて衝撃あるいはひずみ力
の少なくとも一方を検出する検出手段と、装置に対する
衝撃あるいはひずみ力の少なくとも一方を記録する記録
手段と、あらかじめ装置の使用許容環境範囲および保存
・輸送環境条件により設定した衝撃仕様値と前記検出手
段からの出力とを比較・分析して、装置の使用可否を判
定する判定手段と、装置が前記衝撃仕様値を超え、かつ
使用可の場合には、使用注意を促す旨を勧告する勧告手
段と、前記衝撃仕様値を超え、かつ使用不可の場合に
は、装置の機能を停止させる停止手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】また装置に設けられて衝撃あるいはひずみ
力の少なくとも一方を検出する検出手段と、装置に対す
る衝撃あるいはひずみ力の少なくとも一方を自動的に記
録する記録手段と、装置の使用許容環境範囲や保存・輸
送環境条件などにより設定した判定値と前記検出手段か
らの出力とを比較・分析して、装置の使用可否を自動的
に判定する判定手段と、判定手段が第1の判定値を超し
たと判定したときに使用注意の報知をする報知手段と、
判定手段が第2の判定値を超したと判定したときに前記
報知手段によって使用不可の旨の報知をさせるとともに
装置を停止させる手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また使用不可と判定された箇所の再使用が
可能と判定する手段と、装置の該当機能または関連する
機能の停止を自動的に解除させる手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】また前記検出手段を、ひずみ力を検出する
ため、装置の表面あるいは角に設けるひずみゲージとし
たことを特徴とする。
【0013】また前記検出手段を、ひずみ力を検出する
ため、装置の表面あるいは角に設ける加圧測定用のフィ
ルムとしたことを特徴とする。
【0014】また前記検出手段を、ひずみ力を検出する
ため、装置の表面あるいは角に設ける加圧導電ゴムとし
たことを特徴とする。
【0015】また前記検出手段を、振動ひずみ力を検出
する振動エネルギセンサと、この振動エネルギセンサで
検出した出力電圧の振動の振幅を増幅し、これを2乗積
した後に平滑した電気信号を出力する手段とにより構成
したことを特徴とする。
【0016】また前記検出手段を、振動ひずみ力を検出
する半導体薄膜磁気抵抗素子式変位センサと、この半導
体薄膜磁気抵抗素子式変位センサで検出した出力電圧の
振動の振幅を増幅し、これをアナログ/デジタル信号変
換して出力する手段とにより構成したことを特徴とす
る。
【0017】また記録手段として、装置に対する振動ひ
ずみの蓄積疲労度を自動的に記録する手段を備えたこと
を特徴とする。
【0018】
【0019】
【作用】前記構成の本発明に係る携帯型電子機器装置で
は、装置本体の表面および近接周辺における衝撃,ひず
み力を検出して、その検出出力から装置の使用可否を判
定し、装置があらかじめ設定された衝撃仕様値を超え、
かつ使用可の場合には、使用注意を促す旨を勧告し、ま
た前記衝撃仕様値を超え、かつ使用不可の場合には、装
置の機能を停止させ、不適切な環境下における装置の使
用や保存・輸送を防止する。また、そのまま装置を使用
することによる障害の発生を事前に回避して、装置の信
頼性の向上および装置の寿命の低下を防止する。
【0020】また2段階での制御を実現することで、1
段階での検出で装置の停止をすることよりも、さらに早
い時期にきめ細やかに装置が受ける振動ひずみ力の蓄積
疲労度の確認を可能にし、使用者が装置をそのまま運用
続行せずに、警告指示に従って速やかに対応して、連続
振動を避けて装置を移動し、ソフトカバーを施すなどの
行動を行って、その後、使用環境状況になれば、故障す
ることなく事前にすべての機能の正常に保持することが
でき、装置の耐久性や寿命を延ばすことができることに
なる。
【0021】前記衝撃,ひずみ力を検出する手段として
は、ひずみゲージ,加圧測定用のフィルム,加圧導電ゴ
ム,振動エネルギセンサ,半導体薄膜磁気抵抗素子式変
位センサ等が使用可能である。
【0022】装置の振動ひずみの蓄積疲労度を自動的に
記録しておくことで、その記録内容を用いて、取扱い管
理のより確実な啓発を促したり、装置の使用可否のより
確実な判定を可能にする。
【0023】
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0025】図1は本発明の第1実施例の構成を示す概
略ブロック図であり、10は携帯型電子機器装置、11a〜1
1nは複数の衝撃検出部であり、携帯型電子機器装置10の
各表面および近接周辺の衝撃を衝撃検出部11a〜11nで検
出する。12は運用環境判定部であり、携帯型電子機器装
置10の各表面および近接周辺の受けた衝撃を集計して、
携帯型電子機器装置10が運用環境であるか否かを判定
し、その判定出力信号aを出力する。13は装置制御部で
あり、各機能部14a〜14mを制御するとともに、判定出力
信号aにより環境表示部15の表示を制御することで報知
させ、さらにセンタ装置16に端末装置の環境状況信号b
を送信する。
【0026】また必要に応じて前記判定出力信号aによ
り警告音を発生させ報知する報知手段を備えることも可
能である。さらに、検出値が仕様値をはみ出して、装置
の保全上危険であれば、前記判定出力信号aまたは環境
状況信号bにより装置の要部を自動的に停止させる手段
を制御して、悪環境や乱暴な使用者に対して耐久性のな
い機能部を保護する手段を備えることもできる。
【0027】図2は第1実施例の表示手段,報知手段に
係る構成を示すブロック図であり、衝撃検出部11a〜11n
で検出した衝撃に係る信号は、アナログ/デジタル変換
部 (A/D変換部)101a〜101nに送られて各々デジタル
量の衝撃データに変換され、その数値がアドレスデータ
としてリード・オンリ・メモリ(ROM)102に供給され
る。ROM102は、A/D変換部101の出力によりアドレ
ス指定され、各表面および近接周辺の衝撃データを記憶
するエリアMa〜Mnとコメントを記憶するエリアMoを
有している。ROM102から読み出された衝撃データ
は、キャラクタジェネレータ103に送られ、その内容を
前記環境表示部15であるマトリックス表示部104でドッ
ト表示するためのデータに変換された後、ラッチ105に
読み込まれる。ラッチ105に読み込まれたデータは、ラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)106に順次書き込ま
れ、RAM106の内容は、表示ドライバ107に送られ、表
示データに変換されてマトリックス表示部104に表示さ
れる。ROM102から読み出された衝撃データは制御部1
08に入力する。
【0028】制御部108は、キー入力部109からのキー入
力信号に基づき、キャラクタジェネレータ103およびラ
ッチ105に動作指令信号を出力し、表示ドライバ107に表
示切換信号を出力する等、各機能を制御する命令信号を
出力する。
【0029】コメントデータ呼出し部110は、制御部108
からのコメントデータをROM102のエリアMoにアドレ
スデータとして送り、その指定アドレス領域に記憶され
ているコメントデータを呼び出してデジタル/アナログ
変換部(D/A変換部)111に供給する。このD/A変換
部111は、ROM102から読み出されたコメントデータを
アナログ量の音声信号に変換し、増幅部112を介しスピ
ーカ113に送り、警告音声を発生する。
【0030】次に第1実施例の動作を図3のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、前記マトリックス表示
部104とスピーカ113とが初期状態にリセットされ(S1-
1)、携帯型電子機器装置10の各表面および近接周辺に設
置した衝撃検出部11a〜11nの1つ(A部とする)でも装置
の使用許容環境範囲内でない検出結果を検出すると (S
1-2,S1-3のNO)、検出結果から運用環境判定部12は使
用環境状況でないという判定出力信号aを装置制御部13
に送信する。装置制御部13は、環境表示部15に「ソフト
保護カバーを付けてご使用下さい」,「保護カバーをし
て下さい」,「取扱いに気を付けて下さい」,「落下注
意!」等の旨を表示し、前記判定出力信号aにより装置
の電源を入れたときに警告音を発生させ報知し(S1-
4)、使用者や保存・輸送の関係者に勧告する(S1-5)。
【0031】装置のどこ(前記A部等)に異常な物理的ス
トレスが加わっていることを認識することができ、その
A部を保護する処置、例えばそのストレスを解除したこ
とを感知できるので(S1-6)、該当部分の衝撃検出部11a
〜11nでの検出で(S1-7)、そのストレスが解除されてA
部の機能が回復したと判断されると(S1-8のYES)、前記
表示および警告音が消える(S1-9)。しかしA部の機能
が回復しない場合(S1-8のNO)、各機能部14a〜14mに運
用機能を停止するなど保全に対処命令を送信する(S1-1
0)。
【0032】記憶部17を設けて環境状況信号bを記録す
ることによって(S1-11)、センタ装置16に端末装置の環
境状況の経過を送信することが可能である(S1-13)。ま
た記憶部17の衝撃の記憶データは、使用者の荒い取扱い
による衝撃印加の事実証拠として活用できる。環境状況
信号bには各衝撃検出部11a〜11nの検出結果と日時が含
まれている。上述した衝撃検出部11a〜11nの検出に基づ
く処理は繰り返し行われる(S1-12)。
【0033】このようにすることで、不適切な環境下に
おける装置の使用や保存・輸送を防止することができ、
そのまま装置を使用することによる障害の発生を事前に
回避して、装置の信頼性の向上および装置の寿命の低下
を防止することができる。
【0034】一般に室内使用の事務機器に比べて、特に
携帯電話機や携帯端末機(ハンディターミナル)のように
野外に持ち運ぶ携帯型電子機器装置では、手が滑って落
下させてしまう場合や、ぶら下げて周囲にぶつける場合
や、荷台に放り投げる場合がある。その場合でも、装置
外装に設けた衝撃検出部11a〜11nが、これを検出して装
置の使用不可を表示し、警告音を発するとともに、装置
の動作を停止させる。これにより、装置をそのまま運用
続行することにより発生する障害を未然に防止すること
ができる。同時に、使用者に警告を促し、乱暴に取扱う
状態を回避することができる。
【0035】前記フローチャートのステップ(S1-6)〜
(S1-10)のように、使用不可表示の後、装置または一部
の機能を停止させる手段を制御して悪環境に対して耐久
性のない機能部を保護することにより、致命的な障害を
事前に回避でき、機能に支承がないことが確認された
り、修理した後に全箇所が使用可能な異常な物理的スト
レスのない環境に復帰すると、前記衝撃検出部11a〜11n
がこれを検出し、装置制御部13は環境表示部15の不使用
表示を消すとともに、各機能部14a〜14mに送っていた停
止命令を解除する。
【0036】このように、前記実施例によれば、携帯型
電子機器装置10が使用されている衝撃環境が許容値を超
えると、前記検出手段からの出力と比較・分析して、装
置の使用可否を自動的に判定する。そして、装置の該当
機能の使用不可が判定されたときにその旨を自動的に環
境表示部15に表示し、警告音で報知するとともに、各機
能部14a〜14mの動作を停止させるので、携帯型電子機器
装置10の不適切な環境下での使用を防止できるととも
に、そのまま運用続行することにより発生する障害を未
然に防止することができる。
【0037】また、前記実施例によれば、環境状況信号
bを用いて衝撃の主要部品の周囲環境状態を仕様環境に
保持するための機器の制御に用いることができる。
【0038】また、前記実施例には、装置のカバーケー
ス等の装置を付属部分に衝撃検出部を設けることも可能
である。
【0039】なお、前記実施例において、各衝撃検出部
11a〜11nの検出結果をそれぞれ環境表示部15に表示し
て、携帯型電子機器装置10のどの箇所が許容値を超えて
いるかが分かるようにしておけば、その箇所の修理回復
を容易に行うことができる。
【0040】装置はある程度の衝撃に耐えるように設計
しているが、耐衝撃性には限界があり、装置を取扱う人
の協力を得て装置の機能の耐久性を維持することが大切
である。本発明は、このような装置を取扱う人の喚起を
促すことに大いに効果的である。
【0041】次に本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例は、装置の表面におけるひずみを検
出して、前記検出結果を表示する手段を装置の表面に備
え、啓発の表示メッセージを報知する手段で装置の使用
可否を認識できることを特徴とするものである。図4は
第2実施例の携帯型電子機器装置の外観を示す斜視図で
あり、この第2実施例では、第1実施例の衝撃検出部11
a〜11nの代わりにひずみ検出部(後述する)を備えるもの
で(他の構成は第1実施例と同じであるので詳しい説明
は省略する)、使用環境の検出目的が第1実施例の場合
には衝撃であり、第2実施例の場合にはひずみであるこ
とと、またさらに表示メッセージで対応処理の行動を指
示することが相違点である。
【0042】図4において、20は装置本体、21はキーボ
ード、22は表示部・タッチパネル部、23は記録紙ロール
をカバーするロールカバー、24は前記各部20〜23の外側
に設けられたひずみ検出部である(このひずみ検出部24
の設置箇所は、第1実施例の衝撃検出部11a〜11nの設置
箇所と同じである)。
【0043】第2実施例では、装置の振動に弱い部分
や、ひずみに対する耐久性の小さい部分の近傍にひずみ
検出部24を設けてひずみを検出し、検出結果を啓発の表
示メッセージとして表示部・タッチパネル部22に報知表
示する。単に使用環境のひずみを検出し、数値や数量や
色彩を表示するだけでなく、検出結果に係る啓発の表示
メッセージを図柄やイラスト図で示すことによって、使
用者に一層の警告的な注意啓発を促すものである。また
表示メッセージで対応処理の行動を指示することによっ
て、使用者が具体的な防御行動を行い、装置をそのまま
運用続行することにより発生する障害を未然に回避する
効果がある。
【0044】さらに、単に、使用環境のひずみを検出し
て数値や数量や色彩を表示するだけでは、その振動周波
数または振動ひずみの値の意味を使用者が理解でき難
く、その仕様外の処理対応をすることは期待し難いもの
である。従来、ひずみなどを検出する手段を設けた電子
機器装置が提案されているが、検出されたひずみがその
装置の使用許容環境範囲や保存・輸送環境条件などの環
境仕様に対して可否の判断をすることが現実的ではな
く、一般に装置の仕様を念頭に入れて使う使用者は少な
い。まして、検出されたひずみなどがその装置に表示さ
れただけでは、許容環境外のときの防御行動を使用者に
期待することが不可能である。
【0045】図5は前記ひずみ検出部の構造図であり、
このひずみ検出部24では、装置へのひずみ,ストレー
ン,寸法変化によって、ひずみゲージ内の電気抵抗値が
変わる効果を用いており、金属抵抗体の抵抗値Rは、外
力により伸縮し、細くまたは薄くなり、
【0046】
【外1】
【0047】抵抗値の変化率は(数1)の式のようにな
る。
【0048】
【数1】
【0049】図5のように、電気絶縁物の薄板ベース25
上に接着剤で金属抵抗線26または抵抗箔を固定する。引
出し導線27で銅ニッケル合金の金属抵抗体の末端に溶接
または半田付けして、検出回路に導く。ひずみに比例し
た抵抗変化を、ブリッジ回路を構成させることで電圧変
化として検出する。
【0050】一般に室内使用の事務機器に比べて、特に
携帯電話機や携帯端末機(ハンディターミナル)のように
野外に持ち運ぶ電子機器装置では、振動ひずみ原因によ
って装置の障害が発生する場合がある。また、電子機器
装置の荒い取扱いが原因して、ひずみが生じて内部のプ
リント基盤が割れたり、高圧部品の絶縁距離が短縮した
りして、そのまま長時間使用していて発煙発火事故が発
生する場合もある。
【0051】そのような場合には、第2実施例では、ひ
ずみを受けた時点で装置外装に設けたひずみ検出部24が
これを検出して装置の使用不可を表示し、警告音を発す
るとともに、装置の動作を停止させることになる。
【0052】次に第2実施例の動作について説明する。
図6のフローチャートに示すように(図3のフローチャ
ートのステップ(S1-1)〜(S1-12)と、図6のステップ
(S2-1)〜(S2-12)とはそれぞれ対応する)、検出データ
が衝撃でなくひずみによるものの他は、第1実施例と同
じであって詳しい説明を省略するが、装置本体20に設置
した複数個または1個のひずみ検出部24の1つでも装置
の使用許容環境範囲内でない検出結果を検出すると、表
示部・タッチパネル部22に「装置点検して下さい」,
「保護カバーをして下さい」,「取扱いに気を付けて下
さい」。「振動注意!」等の旨を表示し、使用者や保存
・輸送の関係者に勧告するとともに、各機能部に運用機
能を停止するなど、保全に対処命令を送信して制御す
る。また警告音を発生させたり、啓発のメッセージを報
知する。
【0053】前記第2実施例から明らかなように、携帯
型電子機器装置表面におけるひずみを検出して、その検
出結果を表示する手段を装置の表面に備えるもので、啓
発の表示メッセージを報知する手段で装置の使用可否を
容易に認識できる。これにより、装置をそのまま運用続
行することにより発生する障害や発煙発火の事故を未然
に防止することができる。同時に、使用者に警告を促
し、乱暴に取扱う状態を回避することができる。該当部
分の近傍にひずみ検出判別表示を備えることにより、装
置の使用者や携帯者にその旨を認識させる効果が大き
い。許容環境外のときの使用者に防御行動を具体的に促
させる効果が大きい。
【0054】次に本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は、ひずみ力を検出する手段とし
て、フィルム状の加圧測定用部材や加圧導電ゴムを装置
の表面や角に設け、啓発の表示コメントを報知する手段
で装置の使用可否を認識させることを特徴とするもので
ある。
【0055】第3実施例におけるひずみを検出する手段
として、加圧導電ゴムを使用した場合を説明する。加圧
導電ゴムは、シリコンゴムと金属粒子を組み合わせたも
ので、図7の加圧導電ゴムの特性図のように、加圧する
ことにより抵抗値が絶縁状態(10MΩ以上)から導電状態
(数十Ω以下)に急激に変化する特性を有し、このスイッ
チ材料としてエラストマ固有の特性を、装置の表面にお
ける衝撃を検出する手段として用いる。加圧導電ゴムの
具体例としては日本合成ゴム株式会社製の商品名「感圧
シート」がある。
【0056】図8の加圧導電ゴムの原理の説明図のよう
に、加圧導電ゴム30のような分散系導電材の導通メカニ
ズムは、加圧することで導電粒子がゴムエラストマ中で
直接接触するか、もしくは電気的に接触したとみなされ
る数オングストローム以内で、導通路を形成した場合の
み導通が得られるので、加圧の方向が縦横はもちろんシ
ートの面方向であっても、導通路が形成される。
【0057】したがって、図9に示すように、加圧導電
ゴム30の上下面にそれぞれ電極31a,31bを設け、一方の
電極31bを非導電材よりなる樹脂ケースの装置本体20に
接合し、また衝撃受側の他方の電極31aに非導電材より
なる保護シート32を設けて、両電極31a,31b間に電極33
を接続し、電極31a,31b間に検出信号出力部34を設けて
なる両面電極構造、あるいは図10に示すように、加圧導
電ゴム30の下面に電極35を設け、加圧導電ゴム30の上面
に導電材よりなる補強材36および非導電材よりなる保護
シート32を設けて、前記電極35に電源33を接続するとと
もに検出信号出力部34を設けてなる片面電極構造、ある
いは図11に示すように加圧導電ゴム30の下面に縦横併用
電極37を設けた構造等にして圧力(衝撃)を検出する手段
とすることができる。
【0058】図12は前記構造の加圧導電ゴム30に接続さ
れる検出回路の具体例を示しており、加圧導電ゴム30に
対して、設定抵抗40,インバータ41,スイッチング・ト
ランジスタ42,チャタリング防止回路43からなる回路を
接続しており、スイッチ特性の変化点が急進であるた
め、チャタリングの発生を防止するヒステリシス回路を
出力に挿入することや、各ランクの特性の加圧導電ゴム
を並列に設け、各グレードの衝撃力の検出に応じた各対
策処理をすることを配慮して定数値を設定する。
【0059】装置本体20の上下の樹脂ケースに加圧導電
ゴム30を設ける場合に、緩衝材としてポリエステルフィ
ルムなどの保護シート32でカバーして、過度の集中応力
を避け、衝撃仕様値(20kg/cm2以下)で検出するように厚
み構造調整する。
【0060】前記保護シート32や補強材36の厚みまたは
材質によって、内側の加圧導電ゴム30自体の受けるひず
み力が、装置の耐衝撃仕様値に対して検出するように設
定するか、衝撃マージンをいくら持たせるかなど、用途
に適した配慮をすべきである。
【0061】携帯型電子機器装置の形状や機能の構成に
おいて、プリンタの印字ヘッド部,光通信の入出力接続
部,液晶表示のパネル部,送受信のアンテナ部等のよう
に耐衝撃を検出する表面やその周囲に、各部のひずみを
検出する加圧導電ゴム30を設けたり、上下の樹脂ケース
部や装置本体20の側面に、耐衝撃を補強するように加圧
導電ゴムを設ける。
【0062】第3実施例では、使用者がうっかり手を滑
らし装置を落下したことが原因して、装置が故障したよ
うな場合に、落下衝撃の有無が一目瞭然で証拠を確定す
ることができる。また、前記の場合に装置が故障しない
までも、この落下衝撃の記録の表示により、使用者に装
置の耐落下衝撃や装置の取扱い管理の啓発を促す効果が
ある。加圧導電ゴムシートの貼り替えができるので、耐
衝撃仕様や使用目的に応じた耐衝撃性材質を選定し、強
度設計することができるという効果がある。装置の表面
や角に加圧導電ゴムシートを設けることは、緩衝性の役
目や滑り止めの機能を果たす。
【0063】また、前記第1実施例の衝撃検出部に代え
て前記加圧導電ゴムを用いることで、その装置の耐落下
衝撃仕様の限界になる事前の衝撃力になると、「使用不
可」,「取扱い注意!」,「落下で使用不可」等の旨を
表示し、使用者や保存・輸送の関係者に啓発の表示メッ
セージを報知する。
【0064】この啓発の表示メッセージにより、使用者
は装置をそのまま運用続行せず、取扱いに注意して、衝
撃を避けるカバーを施すなどの行動を行い、未然に装置
の故障を回避し、装置の耐久性を向上する効果がある。
【0065】仮に使用者が装置をそのまま運用続行すれ
ば、衝撃に弱い部分の機能が自動的に停止し、また装置
そのものの機能が自動的に停止し、運用続行できなくな
る。さらに前記の落下や衝撃に弱い部分の機能が自動的
に停止したことが記録部などの記録に残る。それによっ
て装置の故障は、使用者の取扱いの不備における原因で
生じたことが明確となる。また、装置における落下や衝
撃に弱い部分がどこであるかが明確となり、その対応・
対策の解析に役立つことができる。
【0066】使用者が装置をそのまま運用続行せずに、
前記の警告指示に従って速やかに対応して、乱暴な取扱
いや無神経な操作を避けて装置を大事にし、備え付けの
ソフトカバーを施すなどの行動を行って、その後、使用
環境状況になれば、事前にすべての機能を正常に保持す
ることができる。
【0067】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。この第4実施例では、振動エネルギセンサなどから
なる振動ひずみ力を検出する手段と、装置に対する振動
ひずみの蓄積疲労度を記録する手段等を備えたことを特
徴とするするものである。
【0068】振動エネルギセンサは、機械振動を電気信
号に変換して取り出すもので、圧電型,導電型,サーバ
型など種類があるが、本件の実用性から圧電型を用いた
例を説明する。
【0069】圧電型振動エネルギセンサは、機械的な振
動を感知すると、圧電効果で電気信号を発生するもの
で、直方体の圧電素子に力Fが加わると、電極間に(数
2)で表せる電荷Qが発生する。
【0070】
【数2】Q=d×L×F/T ただし、d:圧電定数 L:F方向の圧電素子の寸法 T:圧電素子の厚み寸法 したがって、電極間に生じる開放端電圧V0は、圧電素
子の静電容量C,誘導電率ε,F方向と垂直方向の圧電
素子の寸法Wとすると、(数3)の式で表せる。
【0071】
【数3】V0=Q/C=d・F/(ε・W) ただし、電圧V0は力Fに比例する。
【0072】圧電型振動エネルギセンサの出力電圧を増
幅すると、加わった力を測定でき、これを積分すれば力
の速度が測定できる。
【0073】次に、第4実施例の動作について、図13の
検出ブロック図と、図14の波形図を参照して説明する。
図14の波形図は(イ),(ロ),(ハ)の3種類の例を示して
おり、(a)は検出した出力電圧の振動波、(b)は(a)を増
幅し2乗積した出力電圧の振動波、(c)は(b)を平滑した
電気信号の出力波、(d)は(c)を時間単位に数値化した振
動検出ものである。したがって、検出出力(イ),(ロ),
(ハ)のそれぞれの振動エネルギは127,327,177であ
り、合計631である。このように記録すると、装置の合
計の振動エネルギ,力の速度,装置の金属疲労など分析
するデータを蓄積することができる。
【0074】図13において、装置本体に、振動を検出す
る複数の振動ひずみ検出部61を備えている。振動ひずみ
検出部61は、前記振動エネルギセンサ61aなどで検出し
た出力電圧の振動の振幅を増幅する増幅部61bと、これ
を2乗積する2乗積部61cと、その後に平滑化する平滑
部61dからなり、検出した電気信号を出力する。振動ひ
ずみ検出部61で検出した振動は、アナログ/デジタル変
換部(A/D変換部)101に送られ、各々デジタル量の振
動データに変換され、その数値をアドレスデータとして
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)102Aに供給され
る。RAM102Aは、A/D変換部101の出力によりアド
レス指定され、各表面および近接周辺の振動データを記
憶するエリアMaと、コメントを記憶するリード・オン
リ・メモリ(ROM)102BのエリアMoを有している。R
AM102Aから読み出された振動データは、キャラクタ
ジェネレータ103に送られ、その内容をマトリックス表
示部104でドット表示するためのデータ変換された後、
ラッチ105に読み込まれる。ラッチ105に読み込まれたデ
ータは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)106に順
次書き込まれ、RAM106の内容は、表示ドライバ107に
送られ、表示データに変換されてマトリックス表示部10
4に表示される。RAM102Aから読み出された振動デー
タは制御部108に入力する。
【0075】制御部108はRAM102Aに既に書き込まれ
た装置の使用不可の仕様値と振動エネルギや力の速度の
数値データと比較して、仕様値内かどうかを判定する。
また、制御部108は、キー入力部109からのキー入力信号
に基づき、キャラクタジェネレータ103およびラッチ105
に動作指令信号を出力し、表示ドライバ107に表示切換
信号を出力する等、各機能を制御する命令信号を出力す
る。
【0076】コメントデータ呼び出し部110は、制御部1
08からのコメントデータをROM102BのエリアMoにア
ドレスデータとして送り、その指定アドレス領域に記憶
されているコメントデータを呼び出してデジタル/アナ
ログ変換部(D/A変換部)111に供給する。このD/A
変換部111は、ROM102Bから読み出されたコメントデ
ータをアナログ量の音声信号に変換し、増幅部112を介
しスピーカ113に送り、警告音声を発生する。
【0077】前記第4実施例の携帯型電子機器装置で
は、前記用途説明のように使用時と共に携帯運搬時にも
振動が加わるので、振動ひずみ力を検出・記憶部には保
持電源から予備電圧を供給し、使用者が装置の開始時に
主電源投入すると自動的に使用者への啓発コメント表示
や警告の報知の手段に供給することにする。このこと
は、保持電源の容量が充分に大きい場合には、この必要
がない。
【0078】第4実施例では、第3実施例と同様の効果
が得られ、また携帯運搬中に振動が原因で装置が故障し
た場合に、振動ひずみの経過の記録証拠が確定すること
ができ、使用者が装置を運搬開始する前に、使用者に装
置の耐振動ひずみや装置の取扱い管理の啓発を促すこと
ができる効果がある。
【0079】次に本発明の第5実施例について説明す
る。この第5実施例では、半導体薄膜磁気抵抗素子式変
位センサなどの振動ひずみ力を自動的に検出する手段
と、検出した出力電圧の振動の振幅を増幅し、これをA
/D変換した電気信号を出力する手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0080】第5実施例の構成は、前記第4実施例の構
成を示す図13の振動ひずみ検出部の代わりに半導体薄膜
磁気抵抗素子式変位センサなどを設けて振動ひずみ力を
自動的に検出するひずみ検出部としたもので、他の構成
は第4実施例と同じであって詳しい説明を省略する。
【0081】使用環境の検出目的が第4実施例の場合に
は振動エネルギであり、第5実施例の場合には変位ひず
みであることが相違する。
【0082】携帯型電子機器装置に加わる長時間の変位
ひずみを検出するために、半導体薄膜を用いた磁気抵抗
素子による無接触式変位センサを用いた例で説明する。
【0083】無接触式変位センサは、半導体の電気抵抗
が磁界中で増加する磁気抵抗効果を用い、変位ひずみに
よる磁界の変化で検出するもので、半導体の小片の両端
に電極を取り付けた磁気抵抗素子の面に垂直に磁界を加
えると電極間の抵抗が増加する。特に半導体材のInSb
(インジュウム・アンチモン)は抵抗の増加が顕著に大き
い。
【0084】図15のように差動型磁気抵抗素子の無接触
式変位センサ70を構成し、磁束が対向磁石71と磁気抵抗
素子72との相対的移動によって、図16に示すように、受
感部73の2つの象限素子を差動的に通過する。端子74
a,74c間に電源75から入力電圧E1を加えると端子74a,
74b間に分圧された出力電圧E2が表れ、図17の変位セン
サ回路の変位検出を得ることができる。変位の感度は磁
気抵抗素子72と接点がないため長時間使用でき、接触抵
抗や摺動摩擦がなく、雑音に対して強く、消費電力が小
さいことなどの特徴がある。
【0085】第5実施例では、前記半導体薄膜磁気抵抗
素子式変位センサを携帯型電子機器装置に左右・上下・
前後の3方向の向きに取り付ける。装置の3方向の変位
ひずみを逐次検出した出力電圧の振動の振幅を増幅し、
これをA/D変換した電気信号を出力する。以下は、前
記第4実施例と同様に、装置に対する振動ひずみの蓄積
疲労度を自動的に記録する手段と、装置の使用可否を自
動的に判定する手段と、装置の使用不可が判定されたと
きに、その旨を表示する手段とともに装置を停止させる
手段とを備え、装置の使用可否を認識させるものであ
る。
【0086】装置を停止させる手段の具体例として、装
置の電源のクロック・パルスまたは図1の装置制御部13
を制御駆動する発振パルスを停止させることが考えられ
る。変位センサは変位ひずみによる磁界の変化を検出す
ると抵抗値が著しく増え、そのため比較回路の電圧を超
えると比較回路の出力が動作し、この出力信号でリセッ
トなどの端子を有する装置の電源のクロック・パルスま
たは前記装置制御部13のマイクロプロセッサ(MPU)を
制御駆動する発振パルスを停止させる。動作保証外の変
位ひずみが加わるとMPUは停止するが、メモリ内容は
破壊されず、メインメモリ内のデータを保護することが
できる。
【0087】第5実施例から明らかなように、半導体薄
膜磁気抵抗素子式変位センサなどを設けて振動ひずみ力
を検出して、前記変位ひずみセンサなどで検出した出力
電圧の振動の振幅を増幅し、これをA/D変換した電気
信号を出力し、装置に対する振動ひずみの蓄積疲労度を
記録して、装置の使用可否を判定して、装置の使用不可
が判定されたときに、その旨を表示する手段とともに装
置を停止させ、装置の使用可否を認識させるもので、使
用者が装置をそのまま運用続行せずに、振動ひずみの経
過の記録証拠を確定することができ、使用者が装置を運
用開始する前に、使用者に装置の耐振動ひずみや装置の
取扱い管理の啓発を促すことができ、故障することなく
事前に装置機能を止めて装置の取扱い管理の啓発を促す
ことができる効果がある。
【0088】また、装置の使用可否を判断して、装置の
使用不可が判定されたときに、その旨を表示する手段と
ともに装置を停止させる機能を備えることにより、変位
センサは変位ひずみによる磁界の変化を検出すると抵抗
値が著しく増え、そのため比較回路の電圧を超えると比
較回路の出力が動作し、この出力信号でリセットなどの
端子を有する装置の電源のクロック・パルスまたは装置
制御部のマイクロプロセッサ(MPU)を制御駆動する発
振パルスを停止させる。動作保証外の変位ひずみが加わ
るとMPUは停止するが、メモリ内容は破壊されず、メ
インメモリ内のデータを保護することができる。
【0089】次に本発明の第6実施例について説明す
る。この第6実施例では、前記第4実施例と同様に振動
エネルギセンサからなる振動ひずみ力を自動的に検出す
る手段と、装置に対する振動ひずみの蓄積疲労度を自動
的に記録する手段を設け、さらに第1の判定値(衝撃仕
様値)と比較して装置の使用可否を自動的に判定する手
段と、第1の判定により警告の表示コメントを報知する
手段と、第2の判定値と比較して装置の使用不可が自動
的に判定する手段と、第2の判定値の旨を表示する手段
とともに装置を停止させる手段とを備え、啓発の表示コ
メントを報知する手段で装置の使用可否を認識させるこ
とを特徴とする構成である。
【0090】第6実施例の動作を図18を参照して説明す
る。図13の第4実施例と同様に、装置本体に振動を検出
する複数の振動ひずみ検出部61を備えている。振動ひず
み検出部61は、振動エネルギセンサなどで検出した出力
電圧の振動の振幅を増幅し、これを2乗積した後に平滑
した電気信号を出力する(S3-1)。振動ひずみ検出部61
で検出した振動は、A/D変換部101に送られ、各々デ
ジタル量の振動データに変換され、その数値がアドレス
データとしてRAM102Aに供給される。この値TXを
定期的に装置に対する振動ひずみの蓄積疲労度を自動的
に記録する(S3-2)。装置の振動ひずみ限界仕様値を第
1の振動エネルギ判定値T1として、また装置の振動ひ
ずみ限界仕様値を第2の振動エネルギ判定値T2とし
て、予め設定して入力してROM102Bに記憶させてお
く。前記TXと第1の振動エネルギ判定値T1と比較判
定する(S3-3)、すなわち、TX<T1であれば、通常に
使用続行できると判断して「使用続行可能表示」を点灯
する(S3-5)。一方、TX≧T1であれば、次にTXが第
2の振動エネルギ判定値T2と比較判定する(S3-4)。す
なわち、TX≧T2であれば装置の振動ひずみ限界仕様
値を超えており、これ以上、装置を継続して使用するこ
とができないと判断する。さらに継続すると装置の故障
や機能の保証できない事故が発生する可能性があるの
で、装置または一部の機能を自動的に停止する(S3-
6)。携帯型電子機器装置の振動エネルギの蓄積疲労度が
TX≧T2となる機会は、装置を使用時よりも装置を持
ち歩いたり運搬中のときに多く、携帯者は電源をONし
たときに前記の「装置または一部の機能が停止状態」で
あることを知る。すなわち「使用禁止」のコメント表示
を電源ONの後に一定時間行う(S3-7)。
【0091】ステップ(S3-4)でTX<T2であれば、装
置の振動ひずみ限界仕様値以内と判断して、装置をさら
に継続して使用することができるが、装置の振動ひずみ
限界仕様値を超えているので、使用者のリスクで装置を
使用している状態であることを使用者に認識させる必要
がある。したがって、使用継続は可能であるが、「警告
コメント」で警告や啓発や処理事項などを表示し(S3-
8)、「警告表示ランプ」が点滅し(S3-9)、「警告音声
(ブザーなど)」が使用者に装置取扱い注意の呼びかけを
する(S3-10)。「警告コメント表示」や「警告音声」な
どの警告動作はリセットするまで続行する(S3-11)。装
置が使用中または携帯中であれば、すぐにリセットさ
れ、「警告コメント表示」と「警告音声」が停止し(S3
-12)、「警告表示ランプ」が点滅し続ける(S3-13)。と
ころが、装置が自転車やトラックなどの荷台で輸送中で
あれば、リセットされずに警告音声などが鳴り続けた後
(S3-14)、一定時間リセットさせない場合は自動的に機
能を保護する処理を施す(S3-15)。
【0092】したがって、第6実施例によれば、上述し
たように振動ひずみ力を2段階で制御することを実現し
ており、1段階での検出で装置の停止することよりも一
層早い時期にきめ細かに装置が受ける振動ひずみ力の蓄
積疲労度を確認でき、使用者が装置をそのまま運用続行
せずに、前記の警告指示に従って速やかに対応して、連
続振動を避けて装置を移動し、ソフトカバーを施すなど
の行動を行って、その後、使用環境状況になれば、故障
することなく事前にすべての機能を正常に保持すること
ができ、装置の耐久性や寿命を延ばすことができる。
【0093】例えば、携帯型電子機器装置における印字
部の紙送り機能が、長期間の連続振動ひずみ力の蓄積に
より、ビス緩みで歯車,ベルト,紙押さえバネ等に摩耗
劣化が生じると、正常に紙が送られずに印字位置ずれ,
二重印字,印字行間隔乱れの障害に結び付くものであ
る。異常な連続振動ひずみ力の蓄積により、通常の使用
での装置寿命の数分の一の時間で、ビス緩みで歯車,ベ
ルト,紙押さえバネ等が摩耗劣化して、機能や装置の故
障して使用できなくなる。
【0094】使用者は現在の装置取扱いが異常なものか
正常なものかを認識することができず、荒い取り扱いの
使用者はそれが普通の取扱いであると思っているので、
例えば、通常よりも振動ひずみ力の蓄積度合が早く、装
置取扱いが異常なものであり、装置の取扱いに気を配れ
ば、その後、どの程度使用できるかを「警告コメント」
として警告,啓発,処理事項等を表示し、使用者に一層
快適に満足して装置を使用させることができる。
【0095】また、異常な連続振動ひずみ力の蓄積によ
り、装置の振動ひずみ限界仕様値を超えた場合において
は、これ以上、装置を継続して使用することができない
と判断する。さらに継続使用すると装置の故障や機能の
保証できない事故が発生する可能性があるので、装置ま
たは一部の機能を自動的に停止する。
【0096】例えば、携帯型電子機器装置における電源
部が、長期間の連続振動ひずみ力の蓄積により、ビス緩
みで電線あるいはプリント基盤のパターンの断線やショ
ート、または絶縁端子などの摩耗劣化が生じると、正常
な電源供給ができず、装置の各機能部を故障させたり、
火災や使用者に危険を及ぼすことになる。使用者は現在
の装置状態が異常なものか正常なものかを認識すること
ができず、使用継続や運用続行しようとすることを、装
置または一部の機能を自動的に停止することで回避する
ことができる効果がある。
【0097】第6実施例のように、2段階の振動ひずみ
検出と2段階の啓発の表示コメントを報知する手段と、
装置または一部の機能を停止する手段を有することは、
使用者に対する認識や覚悟を促すものである。装置の振
動ひずみ限界仕様値を超えて第1の警告指示を受けた後
の使用継続は、あくまで使用者のリスクによるものであ
り、装置や装置製造者の責任ではないことを明確にする
ものである。
【0098】第6実施例によって、連続的な自転車での
運搬時や携帯での装置の取扱いに気を配り、装置をその
まま運用続行することにより発生する障害を未然に防止
することができる。同時に、使用者に警告を促し、悪環
境状態での装置の報知を回避できる効果がある。
【0099】なお、前記第6実施例における振動ひずみ
検出部61としては、既述したひずみゲージ,加圧測定用
のフィルム,加圧導電ゴム,振動エネルギセンサ,半導
体薄膜磁気抵抗素子式変位センサ等を使用できる。
【0100】次に本発明の第7実施例について説明す
る。この第7実施例では、装置の表面における衝撃ある
いはひずみ力の少なくともいずれか一方を検出する手段
と、前記検出結果を表示する手段を装置の表面に備え、
装置の使用可否を認識できるようにしたことを特徴とす
るものである。前記表面における衝撃を検出する手段
と、検出結果を表示する手段の両手段の機能を有するも
のとして加圧測定フィルムがある。第7実施例は、この
加圧測定フィルムを装置表面に貼るものである。
【0101】加圧測定フィルムは、物理的衝撃力に応じ
て色濃度が変化するフィルムで、従来では測定できなか
った部品間などの狭い場所の接触圧の分布が色の濃淡か
ら簡単に目で分かり、さらに色濃度から衝撃力の値が求
められるものである。加圧測定フィルムの具体例として
は、富士写真フィルム株式会社製の商品名「プレスケー
ル」がある。
【0102】図19は加圧測定フィルムの構成と原理を示
す概略図であり、ポリエステルフィルムからなる支持体
80と、中間層81と、発色剤層82からなるAフィルム83の
発色剤層82のマイクロカプセル82aが衝撃力によって破
壊され、その中の無色塗料82bが、ポリエステルフィル
ムからなる支持体84と、中間層85と、顕色剤層86からな
るCフィルム87の顕色剤層86に吸着して化学反応で発色
する(B部分)。発色剤層82のマイクロカプセル82aは各
種の強度に調整されているため、衝撃力に応じた色濃度
が得られる。このために、面にかかる衝撃力分布を色の
濃淡で、また衝撃力値を色濃度から求めることができる
(図20参照)。
【0103】前記加圧測定フィルム88を装置の表面や角
に貼ってひずみ力を検出する検出手段は、検出測定に電
源や回路が不要である。また自由に形状が作れるので測
定したい装置の表面や角などの部分に貼り付けが可能で
ある。また面全体の衝撃力分布が一目で分かり、さらに
衝撃値が測定できる。また測定結果の記録を保存でき、
不可逆性証拠能力がある。また簡易な操作で測定できる
等の特徴のある検出手段である。
【0104】使用者がうっかり手を滑らし装置を落下し
たことが原因して装置が故障したような場合に、落下衝
撃の経過が一目瞭然で証拠が確定することができる。ま
た、前記の場合に装置が故障しないまでも、この落下衝
撃の記録の表示により、使用者に装置の耐落下衝撃や装
置の取扱い管理の啓発を促す効果がある。フィルムの貼
り替えができるので、耐衝撃仕様や使用目的に応じた耐
衝撃性材質を選定し、強度設計することができるという
効果がある。
【0105】なお、前記第1〜第7実施例において、検
出手段は各実施例の構成に限定されず衝撃あるいはひず
み力の少なくとも一方を検出するものであれば同等の作
用効果が得られる。また各実施例をそれぞれ適宜選択し
て組み合わせて構成することで、より効果的な構成にす
ることが可能である。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型電
子機器装置は、請求項1,4,5,6,7,8,9記載
の構成によれば、電子機器装置の表面および近接周辺に
おける衝撃,ひずみ力を検出して、その検出出力から装
置の使用可否を判定し、装置があらかじめ設定された衝
撃仕様値を超え、かつ使用可の場合には、使用注意を促
す旨を勧告し、また前記衝撃仕様値を超え、かつ使用不
可の場合には、装置の機能を停止させることができ、不
適切な環境下における装置の使用や保存・輸送を防止す
ることができる。また、そのまま装置を使用することに
よる障害や発煙発火の事故の発生を事前に回避して、装
置の信頼性の向上および装置の寿命の低下を防止するこ
とができる。
【0107】請求項2,4,5,6,7,8,9記載の
構成によれば、前記効果に加えて、2段階での制御が行
えるので、1段階での検出で装置の停止をすることより
も、さらに早い時期にきめ細かに装置が受ける蓄積疲労
度を確認でき、使用者が装置をそのまま運用続行せず
に、警告指示に従って速やかに対応して、連続振動を避
けて装置を移動し、ソフトカバーを施すなどの行動を行
って、その後、使用環境状況になれば、故障することな
く事前にすべての機能を正常に保持することができ、装
置の耐久性や寿命を延ばすことができる。
【0108】請求項3記載の構成によれば、使用不可状
態から可能状態に復帰したときに、それを判定して各部
が自動的に再使用可能状態に設定されるので、いわゆる
使い勝手がよい装置を提供できる。
【0109】請求項9記載の構成によれば、装置の蓄積
疲労度を自動的に記録でき、その記録データによって、
より確実に装置の使用可否を判定でき、また記録内容に
よって取扱い管理の啓発を促すことにも利用できる。
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型電子機器装置の第1実施例の概
略ブロック図である。
【図2】第1実施例の表示手段,報知手段に係る構成を
示すブロック図である。
【図3】第1実施例の処理動作に係るフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第2実施例の外観を示す斜視図であ
る。
【図5】第2実施例の振動ひずみ検出部の構造図であ
る。
【図6】第2実施例の処理動作に係るフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第3実施例における加圧導電ゴムの特
性を示す図である。
【図8】加圧導電ゴムの原理を示す説明図である。
【図9】第3実施例における加圧導電ゴムの使用例を示
す構成図である。
【図10】第3実施例における加圧導電ゴムの使用例を
示す構成図である。
【図11】第3実施例における加圧導電ゴムの使用例を
示す構成図である。
【図12】加圧導電ゴムが接続される検出回路図であ
る。
【図13】本発明の第4実施例における振動ひずみ力を
検出する構成の概略ブロック図である。
【図14】第4実施例の波形説明図である。
【図15】本発明の第5実施例における差動型磁気抵抗
素子の無接触式変位センサの構成を示す斜視図である。
【図16】図15の無接触式変位センサの動作の説明図で
ある。
【図17】図15の無接触式変位センサの変位検出の説明
図である。
【図18】本発明の第6実施例の処理動作に係るフロー
チャートである。
【図19】本発明の第7実施例における圧力測定フィル
ムの構成を示す説明図である。
【図20】図19の圧力測定フィルムの検出表示の説明図
である。
【符号の説明】
10…携帯型電子機器装置、 11a〜11n…衝撃検出部、
12…運用環境判定部、13…装置制御部、 14a〜14m…各
機能部、 15…環境表示部、 16…センタ装置、 17…
記憶部、 20…装置本体、 22…表示部・タッチパネル
部、 24…ひずみ検出部、 30…加圧導電ゴム、 61…
振動ひずみ検出部、 70…無接触式変位センサ、 88…
加圧測定フィルム、 101…A/D変換部、 102,102
B…ROM、 102A…RAM、 103…キャラクタジェ
ネレータ、 104…マトリックス表示部、 105…ラッ
チ、 106…RAM、 107…表示ドライバ、 108…制
御部、 110…コメントデータ呼び出し部、 111…D/
A変換部、 112…増幅部、113…スピーカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−152268(JP,A) 特開 昭63−266357(JP,A) 特開 平5−143551(JP,A) 特開 平5−35680(JP,A) 特開 昭63−223812(JP,A) 特表 平4−507297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/00 G01L 1/00 G01P 15/12 H04B 1/38 G06F 15/02 G06F 15/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置に設けられて衝撃あるいはひずみ力
    の少なくとも一方を検出する検出手段と、装置に対する
    衝撃あるいはひずみ力の少なくとも一方を記録する記録
    手段と、あらかじめ装置の使用許容環境範囲および保存
    ・輸送環境条件により設定した衝撃仕様値と前記検出手
    段からの出力とを比較・分析して、装置の使用可否を判
    定する判定手段と、装置が前記衝撃仕様値を超え、かつ
    使用可の場合には、使用注意を促す旨を勧告する勧告手
    段と、前記衝撃仕様値を超え、かつ使用不可の場合に
    は、装置の機能を停止させる停止手段とを備えたことを
    特徴とする携帯型電子機器装置。
  2. 【請求項2】 装置に設けられて衝撃あるいはひずみ力
    の少なくとも一方を検出する検出手段と、装置に対する
    衝撃あるいはひずみ力の少なくとも一方を自動的に記録
    する記録手段と、装置の使用許容環境範囲や保存・輸送
    環境条件などにより設定した判定値と前記検出手段から
    の出力とを比較・分析して、装置の使用可否を自動的に
    判定する判定手段と、判定手段が第1の判定値を超した
    と判定したときに使用注意の報知をする報知手段と、判
    定手段が第2の判定値を超したと判定したときに前記報
    知手段によって使用不可の旨の報知をさせるとともに装
    置を停止させる手段とを備えたことを特徴とする携帯型
    電子機器装置。
  3. 【請求項3】 使用不可と判定された箇所の再使用が可
    能と判定する手段と、装置の該当機能または関連する機
    能の停止を自動的に解除させる手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1または2記載の携帯型電子機器装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段を、ひずみ力を検出するた
    め、装置の表面あるいは角に設けるひずみゲージとした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の携帯型電子機
    器装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段を、ひずみ力を検出するた
    め、装置の表面あるいは角に設ける加圧測定用のフィル
    ムとしたことを特徴とする請求項1または2記載の携帯
    型電子機器装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段を、ひずみ力を検出するた
    め、装置の表面あるいは角に設ける加圧導電ゴムとした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の携帯型電子機
    器装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段を、振動ひずみ力を検出す
    る振動エネルギセンサと、この振動エネルギセンサで検
    出した出力電圧の振動の振幅を増幅し、これを2乗積し
    た後に平滑した電気信号を出力する手段とにより構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の携帯型電子
    機器装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段を、振動ひずみ力を検出す
    る半導体薄膜磁気抵抗素子式変位センサと、この半導体
    薄膜磁気抵抗素子式変位センサで検出した出力電圧の振
    動の振幅を増幅し、これをアナログ/デジタル信号変換
    して出力する手段とにより構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の携帯型電子機器装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2記載の記録手段として、装
    置に対する振動ひずみの蓄積疲労度を自動的に記録する
    手段を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の
    携帯型電子機器装置。
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