JP3280142B2 - ヘッドレストフレーム - Google Patents

ヘッドレストフレーム

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JP3280142B2
JP3280142B2 JP34631193A JP34631193A JP3280142B2 JP 3280142 B2 JP3280142 B2 JP 3280142B2 JP 34631193 A JP34631193 A JP 34631193A JP 34631193 A JP34631193 A JP 34631193A JP 3280142 B2 JP3280142 B2 JP 3280142B2
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宏之 原
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TS Tech Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドレストフレーム
に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実公昭56−48207号公
報には、左右一対の脚部の上部を横軸部により連結した
ピラーを、ブロー成形により中空状の芯体に取付けてフ
レームを形成する構成について記載されている。また、
従来公知の、実開平5−11857号公報には、左右一
対の脚部の上部を横軸部により連結したピラーと、前記
横軸部に取付けた取付金具と、該取付金具を中空状に予
め形成した芯体に取付けてフレームを形成した構成につ
いて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記実公昭56−48
207号公報および実開平5−11857号公報に記載
されたものは、ヘッドレストに衝撃が加わると、ピラー
と芯体の取付部分に荷重が掛るという課題がある。即
ち、取付部分は衝撃荷重を支持しうるが、支持すると、
これが反力となって着座者の頭部に作用することがあ
る。本発明は、ヘッドレストフレームを工夫し、衝撃を
吸収しうるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、左右
一対の脚部4の上部を横軸部5により連結し、該横軸部
5より所定間隔置いて下方位置の脚部4、4に左右方向
の回転支持部材6を固定してピラー3を構成し、該ピラ
ー3は、合成樹脂により中空状にブロー成形した芯体2
に、前記回転支持部材6が前後から回転のみ自在に挾持
され、前記横軸部5は挾持されずに前記回転支持部材6
中心に回動するように取付け、前記芯体2の前壁12お
よび後壁13の前記横軸部5が回動して当接する部分
は、内側に膨出するストッパー用凹部25、26を形成
したヘッドレストフレーム、および、前記芯体2の所望
位置には、該芯体2の前壁12と後壁13の内面が対峙
するようにそれぞれ内側に凹こむ前側凹部28と後側凹
部29とを形成し、該前側凹部28と後側凹部29の底
部30と底部31の間には隙間32を形成したヘッドレ
ストフレームとしたものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
はヘッドレストのフレームであり、中空状の芯体芯体2
にピラー3を取付けて構成する。前記ピラー3は、シー
トに設けた支持部材(図示省略)に高さ位置調節自在に
挿入固定する左右一対の脚部4と、該脚部4の上部を連
結する横方向の横軸部5と、前記横軸部5よりも所定間
隔を置いて下側の前記脚部4に固定した左右方向の回転
支持部材6とにより構成する。
【0006】しかして、フレーム1は、ピラー3を金型
にセットし、合成樹脂によるブロー成形によりピラー3
に芯体2が取付けられるように構成する。即ち、前記芯
体2は、下面10にピラー3の脚部4が突出する窓孔部
11を形成し、芯体2の前壁12と後壁13は、前記回
転支持部材6の左右側を前後に挾持するように前壁凹部
14と後壁凹部15とを形成し、前壁凹部14および後
壁凹部15の底部16を前記回転支持部材6の外周に密
着させる。したがって、芯体2は回転支持部材6を中心
に前後方向に回動自在であり、所謂首振ヘッドレストと
なる。
【0007】そして、前記左右の前壁凹部14および後
壁凹部15の間の前壁12および後壁13には、中央凹
部18をそれぞれ形成し、中央凹部18の底には窓19
を形成し、窓19により前記回転支持部材6の中央部分
を露出させ、中央凹部18にはヘッドレストの前後位置
を調節する前後位置調節部材20を取付ける。前後位置
調節部材20は、金属製の前側部材21および後側部材
22を止具23により回転支持部材6の露出部分を挾持
し、ヘッドレストの前後回動に抵抗を与えるように構成
する。
【0008】しかして、前記ピラー3の横軸部5に対応
する部分の芯体2は中空部24に形成し、芯体2が回転
支持部材6中心に回動するとき、横軸部5が干渉しない
ようにすると共に、横軸部5が前壁12および後壁13
の内面に当接することにより、芯体2の回動を規制する
ストッパー作用も奏する。前壁12および後壁13の左
右略中央位置には内側に凹こむストッパー用凹部25、
26を形成し、該ストッパー用凹部25またはストッパ
ー用凹部26に横軸部5を当接させる。
【0009】しかして、前記芯体2の所望位置の前壁1
2と後壁13の対峙する部分に、それぞれ内側に凹こむ
前側凹部28と後側凹部29とを形成し、該前側凹部2
8と後側凹部29の底部30と底部31の間には隙間3
2を形成する。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、脚部4および横軸部5と該横軸部5に固定した回
転支持部材6によりピラー3とし、この状態のピラー3
を金型にセットし、合成樹脂によるブロー成形すると、
中空状の芯体2がピラー3に取付け、フレーム1の製
造、組立が完了する。
【0011】この場合、ピラー3の回転支持部材6は、
芯体2の前壁12および後壁13の左右側に形成した前
壁凹部14および後壁凹部15の底部16により前後か
ら挾持され、ピラー3の横軸部5は芯体2の中空部24
内に位置するから、芯体2を前後に押すと、芯体2は回
転支持部材6中心に前後回動し、離すと回動は停止す
る。
【0012】芯体2が所定範囲まで前後回動すると、芯
体2の前壁12または後壁13の内面がピラー3の横軸
部5に当接するので、芯体2の回動が規制される。
【0013】そして、前壁12および後壁13の左右略
中央位置にストッパー用凹部25、26を形成し、該中
空部24またストッパー用凹部25の一部分のみに横軸
部5が当接するので、横軸部5のほかの部分が前壁12
または後壁13の内面に当接することによるガタツキを
防止する。
【0014】しかして、芯体2の中央凹部18には窓1
9を形成し、窓19により前記回転支持部材6の中央部
分を露出させ、金属製の前側部材21および後側部材2
2を止具23により回転支持部材6の露出部分を挾持す
るようにして、前後位置調節部材20を取付けると、前
側部材21および後側部材22と回転支持部材6との摩
擦抵抗により芯体2を回動停止位置にて保持する。
【0015】しかして、ヘッドレストに前方からの衝撃
荷重が掛ると、芯体2は回転支持部材6中心に回動し、
横軸部5が前壁12のストッパー用凹部25に当接する
が、横軸部5はストッパー用凹部25にのみ衝突するの
で、局部に前記荷重が掛ることになってストッパー用凹
部25は破損し、次に前壁12が荷重を支持する。した
がって、ストッパー用凹部25が荷重により破損する過
程で、衝撃は吸収される。同様に、ヘッドレストに後方
から衝撃荷重が掛って芯体2が回転支持部材6中心に前
方回動すると、横軸部5が後壁13のストッパー用凹部
26に衝突し、ストッパー用凹部26は破損し、ストッ
パー用凹部26が荷重により破損する過程で、衝撃は吸
収される。
【0016】しかして、前記芯体2の所望位置の前壁1
2と後壁13の対峙する部分に、それぞれ内側に凹こむ
前側凹部28と後側凹部29とを形成しているから、中
空の芯体2の形状は、通常着座者の頭部が当接したとき
や、手によりつかんだ時などの荷重によっては変形しな
い。、
【0017】しかも、前側凹部28と後側凹部29の底
部30と底部31の間には隙間32を形成しているか
ら、ヘッドレストに前方あるいは後方からの衝撃荷重が
掛ると、これにより前側凹部28と後側凹部29の底部
30と底部31の間には隙間32が無くなって、底部3
0と底部31は互いにずれて、芯体2の変形が容易とな
って、この過程で衝撃を吸収する。
【0018】即ち、衝撃荷重が掛ったとき、前壁凹部1
4と後壁凹部15のそれぞれの底部16、および、中央
凹部18の底部は密着状態になっているので、所謂つっ
かえ棒のようになって荷重を支持し、ピラー3との取付
部分の破損を防止しているが、頭部が衝突する芯体2の
上部部分に、特に、前側凹部28と後側凹部29を形成
し、前側凹部28の底部30と後側凹部29の底部31
とが密着状態に固定されていないから、芯体2の変形を
阻止することはなく、芯体2の変形を容易とし、衝撃を
吸収しうる。
【0019】
【効果】本発明は、左右一対の脚部4の上部を横軸部5
により連結し、該横軸部5より所定間隔置いて下方位置
の脚部4、4に左右方向の回転支持部材6を固定してピ
ラー3を構成し、該ピラー3は、合成樹脂により中空状
にブロー成形した芯体2に、前記回転支持部材6が前後
から回転のみ自在に挾持され、前記横軸部5は挾持され
ずに前記回転支持部材6中心に回動するように取付け、
前記芯体2の前壁12および後壁13の前記横軸部5が
回動して当接する部分は、内側に膨出するストッパー用
凹部25、26を形成したヘッドレストフレームとした
ものであるから、ヘッドレストに衝撃荷重が掛ると、芯
体2が回転支持部材6中心に回動し、横軸部5が前壁1
2または後壁13のストッパー用凹部25またはストッ
パー用凹部26に衝突し、ストッパー用凹部25、26
は破損し、この破損する過程で、衝撃を吸収できるとい
う効果を奏する。また、本発明は、前記芯体2の所望位
置には、該芯体2の前壁12と後壁13の内面が対峙す
るようにそれぞれ内側に凹こむ前側凹部28と後側凹部
29とを形成し、該前側凹部28と後側凹部29の底部
30と底部31の間には隙間32を形成したヘッドレス
トフレームとしたものであるから、ヘッドレストに通常
使用状態における荷重が掛っても、前側凹部28と後側
凹部29により芯体2の変形を防止し、また、衝撃が加
わったときは、前側凹部28と後側凹部29の底部30
と底部31の間の隙間32があるので、底部30と底部
31とが互いに位置がずれ、芯体2の変形を容易にさ
せ、この過程で衝撃を吸収できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 斜視図。
【図2】 一部切断斜視図。
【図3】 正面図。
【図4】 側面図。
【図5】 断面図。
【図6】 断面図。
【図7】 断面図。
【符号の説明】
1…フレーム、2…芯体、3…ピラー、4…脚部、5…
横軸部、6…回転支持部材、10…下面、11…窓孔
部、12…前壁、13…後壁、14…前壁凹部、15…
後壁凹部、16…底部、18…中央凹部、19…窓、2
0…前後位置調節部材、21…前側部材、22…後側部
材、23…止具、24…中空部、25…ストッパー用凹
部、26…ストッパー用凹部、28…前側凹部、29…
後側凹部、30、31…底部、32…隙間。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の脚部4の上部を横軸部5によ
    り連結し、該横軸部5より所定間隔置いて下方位置の脚
    部4、4に左右方向の回転支持部材6を固定してピラー
    3を構成し、該ピラー3は、合成樹脂により中空状にブ
    ロー成形した芯体2に、前記回転支持部材6が前後から
    回転のみ自在に挾持され、前記横軸部5は挾持されずに
    前記回転支持部材6中心に回動するように取付け、前記
    芯体2の前壁12および後壁13の前記横軸部5が回動
    して当接する部分は、内側に膨出するストッパー用凹部
    25、26を形成したヘッドレストフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記芯体2の所望位
    置には、該芯体2の前壁12と後壁13の内面が対峙す
    るようにそれぞれ内側に凹こむ前側凹部28と後側凹部
    29とを形成し、該前側凹部28と後側凹部29の底部
    30と底部31の間には隙間32を形成したヘッドレス
    トフレーム。
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JP5366116B2 (ja) * 2008-04-21 2013-12-11 株式会社イノアックコーポレーション ヘッドレスト及びヘッドレスト用基材
JP5749574B2 (ja) * 2011-06-03 2015-07-15 テイ・エス テック株式会社 ヘッドレスト

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