JP3279380B2 - カメラの通信システム - Google Patents

カメラの通信システム

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JP3279380B2
JP3279380B2 JP07678493A JP7678493A JP3279380B2 JP 3279380 B2 JP3279380 B2 JP 3279380B2 JP 07678493 A JP07678493 A JP 07678493A JP 7678493 A JP7678493 A JP 7678493A JP 3279380 B2 JP3279380 B2 JP 3279380B2
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラの通信システム
に関し、特にカメラのCPUとインターフェース間の通
信を改善したカメラの通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ユーザに使用されているカメラに
は、種々の電子回路部品が使用されている。その中で
も、カメラのCPUとインターフェース回路との間の通
信は、例えば8−BIT SERIAL−IN/PAR
ALLEL−OUT SHIFTREGISTER
(μPD74HC1164)や、4−BIT UNIV
ERSAL SHIFT REGISTER (μPD
74HC195)等のCMOS集積回路が使用されてい
る。そして、これらのCMOS集積回路により、CPU
とインターフェース回路間で、種々のアドレス/データ
を制御して伝達を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記μ
PD74HC1164のCMOS集積回路は、シリアル
通信によるデータ処理を行っているため、データ伝送の
際にシリアル通信ディレイと称されるタイムラグが発生
する。そのため、高速性が要求される制御については不
向きであった。
【0004】また、上記μPD74HC195のCMO
S集積回路は、4ビット入力4ビット出力のパラレル通
信であるため、データ伝送及び制御の高速性は確保され
ている。しかしながら、4ビット出力しか有していない
ため、多くの回路を制御することはできないという課題
を有していた。
【0005】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、少ない通信ラインで多くの回路ソースの制御が可能
であると共に、通信のタイムラグを改善してデータ伝送
及び制御を高速で行うカメラの通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、デ
ジタル制御信号を複数の信号ラインで出力するデジタル
制御回路と、上記信号ラインを介して送信される上記デ
ジタル制御信号を受信し、複数のカメラの制御手段の何
れかに信号を伝達するインターフェース回路とを具備し
たカメラの通信システムに於いて、上記インターフェー
ス回路は、上記信号ラインを介して送信されるアドレス
信号に基いて指定されたレジスタに、上記信号ラインを
介して送信される上記デジタル制御信号を、ラッチ信号
に同期してラッチし、このラッチされたデジタル制御信
号に基く信号を上記レジスタに接続されるカメラの制御
手段に伝達する第1の通信モードと、上記指定されたレ
ジスタを介して上記デジタル制御信号を、上記レジスタ
に接続されるカメラの制御手段に、上記ラッチ信号とは
非同期でそのまま伝達する第2の通信モードとを有し、
上記第1の通信モードと上記第2の通信モードを切換え
る切換手段を具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明のカメラの通信システムにあっては、
デジタル制御回路からデジタル制御信号が複数の信号ラ
インで出力される。そして、上記信号ラインを介して送
信される上記デジタル制御信号がインターフェース回路
で受信され、複数のカメラの制御手段の何れかに信号が
伝達される。上記インターフェース回路は、上記信号ラ
インを介して送信されるアドレス信号に基いて指定され
たレジスタに、上記信号ラインを介して送信される上記
デジタル制御信号をラッチ信号に同期してラッチし、こ
のラッチしたデジタル制御信号に基く信号を上記レジス
タに接続されるカメラの制御手段に伝達する第1の通信
モードと、上記指定されたレジスタを介して上記デジタ
ル制御信号を上記レジスタに接続されるカメラの制御手
段に、上記ラッチ信号とは非同期でそのまま伝達する第
2の通信モードを有している。そして、その通信モード
は、切換手段によって切換えられる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0009】図1は、この発明のカメラの通信システム
の電気回路を示すブロック図である。同図に於いて、C
PU10は、その内部ROMに記憶されたプログラムを
逐次実行していき、周辺のIC等の制御を行うものであ
る。このCPU10には、AFIC11、EEPROM
12、液晶表示パネル13、データバッグ14、ストロ
ボユニット15、インターフェースIC16、モータド
ライバIC22と23及び後述する各種スイッチが結合
されている。
【0010】上記AFIC11はオートフォーカス用の
ICであり、同実施例のカメラでは、AFはTTL位相
差検出方式を採用を介している。被写体光は、撮影レン
ズ17を通り、コンデンサレンズ18、セパレータレン
ズ19L、19Rから成るAF光学系20、AFIC1
1上面に配置されたフォトセンサアレイ21L、21R
上に到達される。すると、AFIC11内部では、光量
積分、量子化といった処理が行われる。この測距情報
は、AFIC11からCPU10へ転送される。
【0011】ところで、上記フォトセンサアレイの各素
子の特性にばらつきがあると、そのままでは正確な測距
情報を得ることができない。そこで、不揮発性記憶素子
であるEEPROM12に予めフォトセンサアレイのば
らつき情報を記憶させておき、AFIC11から得られ
る測距情報の補正演算を、CPU10にて行うようにす
る。その他、EEPROM12には、機械的なばらつき
や、各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な調整値
が記憶されている。これらの調整値は、必要に応じてC
PU10に送られ、各種演算が行われる。尚、CPU1
0、AFIC11、EEPROM12の間でのデータの
授受は、シリアル通信にて行われる。
【0012】液晶表示パネル13は、CPU10から送
られる信号により、フィルム駒数、撮影モード、ストロ
ボモード、絞り値、電池残量等の表示をする。また、デ
ータバッグ14は、CPU10からの制御信号により、
フィルムに日付けの写し込みを行うためのものである。
写し込みランプの光量は、フィルムのISO感度によっ
て段階的に変化する。更に、ストロボユニット15は、
撮影時またはAF測距時、被写体の輝度が不足していた
ときに、発光管を発光させて必要な輝度を被写体に与え
るためのものであり、CPU10からの信号にてIFI
C16で制御される。
【0013】上記インターフェイスIC(以下IFIC
と略記する)16は、CPU10と4ビットのパラレル
通信を行い、被写体輝度の測定、カメラ内温度の測定、
フォトインタラプタ等の出力信号の波形整形や、モータ
の定電圧駆動制御、温度安定温度比例電圧等の各種
定電圧の生成、バッテリの残量チェック、赤外光リモコ
ンの受信、モータドライバIC22、23の制御、各種
発光ダイオード(LED)24の制御、電源電圧のチェ
ック、昇圧回路の制御等が行われる。
【0014】バッテリの残量チェックは、バッテリの両
端に低抵抗を接続して、電流を流したときのバッテリ両
端の電圧をIFIC16内部で分圧してCPU10へ出
力し、このCPU10にてA/D変換を行って、チェッ
クすべく値を得る。
【0015】電源電圧の低電圧監視は、IFIC16に
専用端子が設けられており、ここに入力される電源電圧
が規定値より低下すると、IFIC16からリセット信
号がCPU10へ出力される。これにより、CPU10
の暴走等を未然に防止している。昇圧回路の制御は、電
源電圧が所定値より低下したときに、昇圧回路を作動さ
せるというものである。
【0016】また、IFIC16には、被写体輝度の測
光用の2分割のシリコンフォトダイオード(SPD)2
5が接続されている。このSPD25の受光面は、画面
中央部分とその周辺部分というように2分割されてお
り、画面中央の一部分のみで測光を行うスポット測光
と、画面全体を使用して測光するアベレージ測光との2
通りの測光を行うことができるようになっている。この
SPD25からは、被写体輝度に応じた電流がIFIC
16に出力される。そして、IFIC16では、SPD
25からの出力を電圧に変換して、CPU10へ転送す
る。
【0017】CPU10では、上記変換された電圧情報
を基に、露出演算、逆光判断等が行われる。カメラ内温
度の測定値は、IFIC16に内蔵された回路により、
絶対温度に比例した電圧が出力され、その信号がCPU
10にてA/D変換が行われることで得られる。この得
られた測温値は、温度によって状態が変化する機械部材
や電気信号の補正等に用いられる。
【0018】上記IFIC16にはまた、受光用のシリ
コンフォトダイオード26が接続されている。このシリ
コンフォトダイオード26は、赤外光リモコンの受信を
するもので、リモコン送信用ユニット27の投光用LE
D28より変調されて発せられた赤外光を受信する。こ
のシリコンフォトダイオード26の出力は、IFIC1
6内部で波形整形等の処理が行われ、CPU10へ転送
される。
【0019】更に、IFIC16には、AF測距終了、
ストロボ発光警告等のファインダ内表示用LED、或い
はフォトインタラプタ等に使用されているLEDが接続
されている。これらのLEDのオン、オフ及び発光光量
の制御は、CPU10及びEEPROM12、IFIC
16間で通信を行い、IFIC16が直接行う。また、
各種モータは、モータドライバIC22を介してIFI
C16により定電圧制御が行われる。
【0020】モータドライバIC22は、フィルム給送
及びシャッタのチャージを行うシャッタチャージ(S
C)モータ29、フォーカス調整のためのレンズ駆動用
(LD)モータ30、鏡枠のズーミング用のZMモータ
31の3つのモータの駆動及び昇圧回路の駆動、セルフ
タイマ動作表示用のLEDの駆動等を行う。そして、こ
れらの動作制御、例えばどのデバイスを駆動するか、モ
ータの正転または逆転か、制動をかけるか等は、CPU
10の信号をIFIC16が受けて、このIFIC16
がモータドライバIC22を制御することにより行われ
る。
【0021】SCモータ29がシャッタチャージ、フィ
ルム巻上げ、フィルム巻戻しの何れの状態にあるかは、
フォトインタラプタとクラッチレバーを用いてシャッタ
チャージフォトインタラプタ(SCPI)32で検出さ
れ、その情報はCPU10へ出力される。
【0022】また、上記撮影レンズ17の繰出し量は、
LDモータ30に取付けられたレンズ駆動用フォトイン
タラプタ(LDPI)33で検出される。そして、その
出力は、IFIC16にて波形整形された後に、CPU
10へ送られる。
【0023】鏡枠のズーミングの繰出し量は、ZMPI
(ズーミング用フォトインタラプタ)34及びZMPR
(ズーミングフォトリフレクタ)35で検出される。鏡
枠がテレ端とワイド端の間にあるとき、鏡枠に貼付けら
れた銀色シール(図示せず)の反射をZMPR35が検
出するように構成されている。ZMPR35の出力はC
PU10へ入力され、テレ端、ワイド端の検出が行われ
る。一方、ZMPI34はZMモータ31に取付けら
れ、その出力はIFIC16で波形整形された後、CP
U10へ入力され、テレ端またはワイド端からのズーミ
ング量が検出されるようになっている。
【0024】モータドライバIC23は、絞り調整ユニ
ット駆動用のステッピングモータであり、CPU10か
らの制御信号によりAVモータ36を駆動する。また、
AVPI37の出力は、IFIC16で波形整形された
後にCPU10へ入力され、絞り開放位置の検出が行わ
れる。
【0025】尚、フォトインタラプタ等の波形整形は、
フォトインタラプタ、或いはフォトリフレクタ等の出力
の光電流を基準電流と比較し、矩形波として、IFIC
16より出力する。この時、基準電流にヒステリシスを
もたせることによって、ノイズ除去を行っている。更
に、IFIC16は、CPU10との通信により、基準
電流及びヒステリシス特性を変化させることができる。
CPU10に結合されている各種スイッチは、次のよう
な動作を行うために設けられている。
【0026】ファーストレリーズスイッチRSWは、
レリーズ釦が半押しされた状態のときにオンとなり、測
距動作を行う。また、セカンドレリーズスイッチR2S
Wは、レリーズ釦が全押しされた状態のときにオンとな
り、各種測定値を基に撮影動作を行う。
【0027】ズームアップスイッチZUSW及びズーム
ダウンスイッチZDSWは、鏡枠のズーミングを行うス
イッチである。ズームアップスイッチZUSWがオンす
ると長焦点方向に、またズームダウンスイッチZDSW
がオンすると短焦点方向にズーミングする。
【0028】セルフスイッチSELESWがオンとなる
と、セルフタイマ撮影モード、またはリモコンの待機状
態となる。この状態に於いて、セカンドレリーズスイッ
チR2SWがオンされればセルフタイマ撮影が行われ、
リモコン送信用ユニット27にて撮影操作が行われれ
ば、リモコンによる撮影が行われる。
【0029】スポットスイッチSPOTSWをオンする
と、測光を撮影画面の中央の一部のみで行うスポット測
光モードとなる(これは、AFセンサによる測光であ
る)。尚、スポットスイッチSPOTSWがオフでの通
常の測光は、測光用スポット25にて、評価測光が行わ
れる。
【0030】ピクチャスイッチPCT1SW〜PCT4
SW及びプログラムスイッチPSWは、プログラム撮影
モードの切換スイッチであり、撮影条件に合わせて撮影
者がモード選択を行う。
【0031】ピクチャスイッチPCTSWをオンする
とポートレートモードとなり、適正露出範囲内で被写界
深度が浅くなるように、絞り及びシャッタースピードが
決定される。ピクチャスイッチPCT2SWをオンする
と夜景モードとなり、通常撮影時の適正露出の値よりも
一段アンダーに設定する。ピクチャスイッチPCT3S
Wをオンすると風景モードとなり、適正露出範囲内で被
写界深度ができるだけ深くなるように絞り及びシャッタ
スピードの値を決定する。ピクチャスイッチPCT4S
Wをオンにするとマクロモードとなる。このモードは、
近接撮影時に使用される。以上のピクチャスイッチPC
T1SW〜PCT4SWは、同時に2つ以上選択するこ
とはできないようになっている。
【0032】プログラムスイッチPSWは、通常のプロ
グラム撮影モード用のスイッチである。このプログラム
スイッチPSWを押すことで、上記ピクチャスイッチP
CTSW1〜PCT4SWのリセット、及び後述するA
V優先プログラムモードのリセットが行われる。
【0033】AV優先スイッチAVSWをオンすると、
撮影モードがAV優先プログラムモードとなる。このモ
ードは、AV値を撮影者が決定し、そのAV値に合わせ
てプログラムでシャッタースピードを決定する。このモ
ードになると、ピクチャスイッチPCT2SW及びPC
T4SWは、上述した機能はなくなり、AV値の設定ス
イッチとなる。すなわち、ピクチャスイッチPCT2S
WはAV値を大きくするスイッチで、ピクチャスイッチ
PCT4SWはAV値を小さくするスイッチとなる。
【0034】ストロボスイッチSTSWは、ストロボの
発光モードの切換スイッチである。すなわち、通常自動
発光モード(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(A
UTO−S)、強制発光モード(FILL−IN)、及
びストロボオフモードを切換えるスイッチである。
【0035】パノラマスイッチPANSWは、撮影状態
がパノラマ撮影か通常撮影かを検出するためのスイッチ
であり、パノラマ撮影時にオンとなる。撮影モードがパ
ノラマ撮影になっていると、測光の補正演算等を行う。
これは、パノラマ撮影時には撮影画面の上下の一部がマ
スクされ、これに伴って測光センサの一部もマスクされ
ることになるので、正確な測光を行うことができないた
めである。
【0036】裏蓋スイッチBKSWは、カメラの裏蓋の
状態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状
態がオフ状態となる。この裏蓋スイッチBKSWがオン
からオフへ状態が移行すると、フィルムのローデングが
開始されたことになる。
【0037】また、パワースイッチPWSWは、電源の
オン、オフをするためのスイッチであり、シャッタチャ
ージスイッチSCSWは、シャッタチャージを検出する
ためのスイッチである。ミラーアップスイッチMUSW
はミラーアップを検出するためのスイッチであり、ミラ
ーアップでオンとなる。更に、DXスイッチDXSW
は、フィルムのパトローネに印刷されているフィルム感
度を示すDXコードを読取るため、及びフィルム装填の
有無を検出するためのスイッチであり、図示されていな
いが5つのスイッチ群で構成されている。図2は、イン
ターフェースIC16のデジタル回路ブロックを示した
ものである。同図に於いて、(1)式〜(6)式で示さ
れる入力インターフェース100の通信入力端子は、C
PU10より制御される。
【0038】
【数1】
【0039】
【数2】
【0040】
【数3】
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】
【数6】
【0044】上記(1)式〜(4)式の通信データは、
入力インターフェース100からアドレスラッチ102
またはラッチ群104(A0〜A3、B0〜B3、C0
〜C3)にセットされる。(5)式の入力端子は、D0
〜D3に入力されるデータをアドレスラッチ102にセ
ットするのか、ラッチ群104にセットするのかを指定
する信号の入力端子である。すなわち、この(5)式の
端子の入力信号が“L(ローレベル)”の時はアドレス
ラッチ102へ、“H(ハイレベル)”の時はラッチ群
104へ切換える。また、(6)式の入力端子は、アド
レスラッチ102またはラッチ群104にデータをセッ
トするタイミングを与える信号が入力される(以下、こ
の信号をラッチ信号と記す)。
【0045】セレクタ101は、(5)式の端子の入力
状態によって、(6)式の入力端子のタイミング信号
を、アドレスラッチ102またはアドレスデコード10
3に選択的に与えるためのものである。アドレスデコー
ド103は、アドレスラッチ102によって指定された
信号ラインCK0〜CK2の何れか1本からラッチ群1
04に、上述した(6)式の入力端子のラッチ信号を与
える。
【0046】上記信号ラインCK0は4ビットラッチA
0〜A3へ、信号ラインCK1はB0〜B3へ、そして
信号ラインCK2はC0〜C3へ、それぞれラッチ信号
を送出する。また、ラッチ群104は、入力インターフ
ェース100からのBUS0〜BUS3上の信号を記憶
する。このラッチ群104の出力A0O〜A3O、B0
O〜B3O、C0O〜C3Oは、後段のアナログ回路を
制御する。図3は、上述したセレクタ101、アドレス
ラッチ102及びアドレスデコード103の等価回路図
である。
【0047】同図に於いて、セレクタ101は、(5)
式の端子出力と出力LAを入力とする、2つのアンドゲ
ート111及び112で構成されている。このうち、ア
ンドゲート112の入力側には、(5)式の端子出力が
インバ―タ113を介して入力されるようになってい
る。そして、アンドゲート111の出力はLAとしてア
ドレスラッチ102に、アンドゲート112の出力はL
Dとしてアドレスデコード103に供給される。
【0048】アドレスラッチ102は、BUS0及びB
US1をD入力、上記セレクタからの出力LAをCK入
力として、Q出力をアドレスデコード103に出力する
D型ラッチ121、122で構成される。
【0049】また、アドレスデコード103は、インバ
―タ131、132を介したD型ラッチ121、122
の出力と、アンドゲート112の出力LDが入力される
アンドゲート133、134、135を有した構成とな
っている。そして、これらのアンドゲート133、13
4、135の出力が、CK0、CK1、CK2として、
ラッチ群104に供給される。図4は、アドレスラッチ
102とラッチ群104で使用されているD型ラッチの
等価回路を示したものである。
【0050】このD型ラッチは、インバ―タ141及び
142と、ナンドゲ−ト143、144、145、14
6を有して構成される。すなわち、D入力がインバ―タ
141を介してナンドゲ−ト143の一方の入力端に、
そしてCK入力がインバ―タ142を介してナンドゲ−
ト143の他方の入力端及びナンドゲ−ト144の一方
の入力端に入力される。ナンドゲ−ト143の出力は、
ナンドゲ−ト143の他方の入力端と、ナンドゲ−ト1
45の一方の入力端に供給される。ナンドゲ−ト146
は、一方の入力端にインバ―タ142の出力、他方の入
力端にナンドゲ−ト145の出力が供給され、その出力
はナンドゲ−ト145の他方の入力端に供給している。
また、ナンドゲ−ト145、146の出力は、それぞれ
(7)式の出力及びQ出力となる。
【0051】
【数7】
【0052】図5は、このD型ラッチの真理値表であ
る。CK=“H”の時は以前の状態を記憶し、CK=
“L”の時は、Q=D及び(8)式の状態となる。つま
り、CK=“L”の時、D入力の信号を出力Qまたは
(7)式の出力にスルーすることを特徴としている。
【0053】
【数8】 図6は、各送信モードのタイムチャートを示している。
【0054】図6(a)は、アドレス送信モードであ
り、アドレスラッチ102に、2ビットデータ“10”
がセットされる。また、図6(b)はデータ送信モード
であり、アドレスラッチ102で指定された4ビットラ
ッチに、4ビットデータ“0101”がセットされる。
【0055】更に、図6(c)はデータスルーモードで
ある。これは、(6)式の値が“L”状態の時、D0〜
D3の入力状態が、アドレスラッチ102で指定された
4ビットラッチについて、スルーする。この場合、図示
(A)では“0000”が、図示(B)では“111
1”がスルーする。
【0056】図7は、アナログ回路のブロック図を示し
たものである。一般的に、インターフェースIC16の
消費電流を低減させるために、その時使用する回路ブロ
ックのみ動作状態にする。
【0057】A0O〜A3Oは、LDM(レンズ駆動用
モータ)30を制御するもので、モータブリッジインタ
ーフェース201を経て行われる。また、B0O〜B3
Oは、測定回路ブロック202、リモコン受信回路ブロ
ック203、LED制御ブロック204、PI(フォト
インタラプタ)制御ブロック205のオン、オフに使用
される。
【0058】上記レンズ駆動用モータ(LDM)30
は、目標ピント位置に高い精度で撮影レンズ17を停止
させる必要があり、きめ細かな制御が要求される。その
ため、レンズ駆動等、回路のオン、オフ等のスピードが
要求される場合は、図6(c)に示されるデータスルー
モードを使用して、リアルタイム制御を可能する。これ
に対して、回路のオン、オフ等のスピードが要求されな
い回路ブロックについては、図6(b)のデータ送信モ
ードが使用される。尚、このブロック図は、インターフ
ェースIC16のごく一部にすぎず、実際は、更に多く
の回路ブロックを制御しているのは勿論である。
【0059】このようにインターフェースICを構成す
ることにより、Nビットの通信ポートによって、多くの
回路ソースの制御ができ、高速性が要求される制御につ
いては、通信のディレイを発生することなく、制御する
ことが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、少ない
通信ラインで多くの回路ソースの制御が可能であると共
に、通信のタイムラグを改善してデータ伝送及び制御を
高速で行うカメラの通信システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラの通信システムの電気回路を
示すブロック図である。
【図2】図1のインターフェースIC16のデジタル回
路ブロックを示した図である。
【図3】図2のセレクタ101、アドレスラッチ102
及びアドレスデコード103の等価回路図である。
【図4】図2のアドレスラッチ102とラッチ群104
で使用されているD型ラッチの等価回路図である。
【図5】D型ラッチの真理値表である。
【図6】各送信モードのタイムチャートを示すもので、
(a)はアドレス送信モード、(b)はデータ送信モー
ド、(c)はデータスルーモードである。
【図7】図1のインターフェースIC16のアナログ回
路のブロック図である。
【符号の説明】
10…CPU、11…AFIC、12…EEPROM、
13…液晶表示パネル、14…データバッグ、15…ス
トロボユニット、16…インターフェースIC、17…
撮影レンズ、18…コンデンサレンズ、19L、19R
…セパレータレンズ、20…AF光学系、21L、21
R…フォトセンサアレイ、22、23…モータドライバ
IC、24…発光ダイオード(LED)、25…測光用
シリコンフォトダイオード(SPD)、26…受光用シ
リコンフォトダイオード、27…リモコン送信用ユニッ
ト、28…投光用LED、29…シャッタチャージ(S
C)モータ、30…レンズ駆動用(LD)モータ、31
…ズーミング(ZM)モータ、32…シャッタチャージ
フォトインタラプタ(SCPI)、33…レンズ駆動用
フォトインタラプタ(LDPI)、34…ズーミング用
フォトインタラプタ(ZMPI)、35…ズーミングフ
ォトリフレクタ(ZMPR)、36…AVモータ、37
…AVPI。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル制御信号を複数の信号ラインで
    出力するデジタル制御回路と、 上記信号ラインを介して送信される上記デジタル制御信
    号を受信し、複数のカメラの制御手段の何れかに信号を
    伝達するインターフェース回路とを具備したカメラの通
    信システムに於いて、 上記インターフェース回路は、 上記信号ラインを介して送信されるアドレス信号に基い
    て指定されたレジスタに、上記信号ラインを介して送信
    される上記デジタル制御信号を、ラッチ信号に同期して
    ラッチし、このラッチされたデジタル制御信号に基く信
    号を上記レジスタに接続されるカメラの制御手段に伝達
    する第1の通信モードと、 上記指定されたレジスタを介して上記デジタル制御信号
    を、上記レジスタに接続されるカメラの制御手段に、上
    記ラッチ信号とは非同期でそのまま伝達する第2の通信
    モードとを有し、 上記第1の通信モードと上記第2の通信モードを切換え
    る切換手段を具備することを特徴とするカメラの通信シ
    ステム。
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