JP3277739B2 - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JP3277739B2
JP3277739B2 JP01161295A JP1161295A JP3277739B2 JP 3277739 B2 JP3277739 B2 JP 3277739B2 JP 01161295 A JP01161295 A JP 01161295A JP 1161295 A JP1161295 A JP 1161295A JP 3277739 B2 JP3277739 B2 JP 3277739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、供給される物品を順
次パレットに積付る産業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】図29は、特開平5−238555号に
開示された従来の産業用ロボットの1例を示す説明図で
ある。図中、1は制御装置2を有する産業用ロボット、
3は産業用ロボット1の近くに設けられたコンベアから
なり物品4を供給する供給装置、5は産業用ロボット1
の近くに配置されたパレット、6は物品4の寸法データ
およびパレット5の寸法データおよび物品4とパレット
5に関する平面積付様式資料が登録された荷積要項資料
管理手段、7は物品4のパレット5に対する積付け位置
要領を算定する積付け位置要領計算手段、8はパソコン
からなり産業用ロボット1の制御装置2および荷積要項
資料管理手段6および積付け位置要領計算手段7に接続
された指示手段、9は指示手段8に接続され、荷積要項
資料管理手段6の平面積付様式資料の中から最多の物品
4をパレット5に積付け可能な平面積付様式を自動選択
する平面積付様式積付指示手段、10は指示手段8に接
続され、荷積要項資料管理手段6の資料に基づいてパレ
ット5から物品4のはみ出し積付け可能な平面積付様式
を選定するはみ出し積付様式選定手段である。
【0003】図30は、特開平1−295771号に開
示された平面積付様式資料である積付パターンの説明図
である。積付パターン10の物品積付位置は、パレット
5上に積付る物品4の中心座標(X,Y)を、物品4の
長辺の長さLの半分(L/2)と短辺の長さWの半分
(W/2)を用いて、下記式(1)で表したもので、 (□*L/2+□*W/2,□*L/2+□*W/2) 式(1) 式(1)の□の部分に個々の物品4について数値係数を
設定する。
【0004】図31に示す第8物品の中心座標A8
(X,Y)は、(W/2,L/2)であるので、式
(1)の□の部分に数値係数を設定すると、以下に示す
式(2)となる。 (0*L/2+1*W/2,1*L/2+0*W/2) 式(2) 第1物品〜第7物品の中心座標A1〜A7についても同
様に数値係数を設定すると、図30のx座標係数11お
よびy座標係数12に示す値となる。
【0005】積付パターン10の積付角度θは、物品4
の積付角度を表す角度係数で、図32に示すように、物
品4の短辺Wを手前にする置き方をθ=1と定義し、物
品4の長辺Lを手前にする置き方をθ=0と定義したも
のである。図31に示す第1物品〜第8物品の積付角度
について角度係数θを設定すると図30の13に示す値
となる。積付パターン10の積付順序は、物品4の積付
順序を表す番号で、番号の小さい物品から順にパレット
5に積付る。図30の14に示す積付順序においては、
番号が1である第1物品を第1番目に積付け、番号が2
である第4物品を第2番目に積付け、番号が8である第
8物品は第8番目に積付ることとなる。
【0006】積付パターン10のアプローチ距離は、式
(1)で定義された物品積付位置への産業用ロボット1
のアプローチ距離を表す数字で、このアプローチ距離に
ついて、図33乃至図34を参照して説明する。物品4
がプラスチックまたは金属等で構成され寸法精度の良い
場合には、産業用ロボット1は、図33に示すように、
物品4を、一旦、物品積付位置16の真上上空17に移
動させて、その後、矢印方向18に沿って真下に下降さ
せて物品積付位置16に積付ければ良い。しかし、物品
4がダンボール等で構成され寸法精度の悪い場合には、
物品4を上記のように積付けると、産業用ロボット1が
把握している物品4の4aの部分と、既に積付けられた
隣の物品4の4bの部分とが干渉する恐れがある。
【0007】そのため、図34に示すように、産業用ロ
ボット1は、一旦、物品4を物品積付位置16からx方
向にxapおよびy方向にyapの距離だけ離れたアプロー
チ位置19に移動させて、その後、矢印方向20に沿っ
て、物品4を押し込むようにして物品積付位置16に積
付ける必要がある。物品4を上記のように積付ければ、
産業用ロボット1が把握している物品4cと既にパレッ
ト5上に積付けられた隣の物品4dとが干渉する恐れが
なくなる。このxapおよびyapが、図30に示すアプロ
ーチ距離で、物品積付位置16から、X方向に−50m
mおよびY方向に−50mm離れた位置にアプローチ位
置を設定すると、アプローチ距離xapおよびyapは、図
30の15に示す値となる。
【0008】以上のように構成された産業用ロボット1
は、次のように動作する。まず、物品4の搬送にあた
り、人間が、図35に示すフローチャートに従って、パ
ソコン8を用いて物品4とパレット5の寸法データおよ
び積付パターン10の入力作業を行なう。
【0009】ステップ100では、物品4の寸法データ
である長辺の長さL、短辺の長さW、高さH、およびパ
レット5の寸法データである長辺の長さLP 、短辺の長
さWP 、高さHP を、人間がパソコン8を用いて入力す
る。ステップ101で、まだ入力していない他の物品4
および他のパレット5があるかどうかを人間がチェック
し、入力していない物品4およびパレット5がある場合
にはステップ100に戻り、引き続き入力作業を継続す
る。産業用ロボット1が積付るすべての物品4と使用す
るすべてのパレット5の入力作業が終了すると、ステッ
プ102に進む。
【0010】ステップ102に示す変数Kは、パレット
5上に積付る1段分の物品積付個数を表す変数で、最初
は1から始める。ステップ103では、1段分の物品積
付個数がK個である物品4の配置方法を、人間が幾通り
も検討して、各物品配置に対してそれぞれ積付パターン
10のx座標係数11、y座標係数12、角度係数1
3、積付順序14、アプローチ距離15を、パソコン8
を用いて入力する。
【0011】ステップ104では、1段分の物品積付個
数がK個であるとともに、図36に示す如く、物品4を
パレット5からはみ出して積付るはみ出し積付け可能な
物品4の配置方法を、人間が幾通りも検討して、各物品
配置に対してそれぞれ積付パターン10のx座標係数1
1、y座標係数12、角度係数13、積付順序14、ア
プローチ距離15を、パソコン8を用いて入力する。
【0012】ステップ105では、1段分の物品積付個
数がK個である物品配置の積付パターン10がまだ他に
存在し得るかどうかを人間がチェックし、存在し得る場
合にはステップ103に戻り引き続き入力作業を継続
し、存在し得ない場合には、ステップ106に進む。
【0013】ステップ106では、変数Kの値を1つ加
算する。ステップ107では、人間が、この入力作業を
継続するかどうかを検討する。変数Kの値が大きくなり
物品配置の組み合わせ種類が多くなって、人間が検討で
きる限界を越えていると判断した場合には、入力作業を
終了してステップ108に進む。変数Kの値がまだ小さ
く、人間がまだ物品配置の組合せを検討できる場合に
は、ステップ103に戻り、入力作業を引き続き継続す
る。ステップ108では、ステップ100で入力した寸
法データ、ステップ103およびステップ104で入力
した積付パターン10のx座標係数11、y座標係数1
2、角度係数13、積付順序14、アプローチ距離15
を平面積付様式管理手段6に登録して、一連の入力作業
を終了する。
【0014】以上のように、人間が入力作業を終了し、
産業用ロボット1が実際に積付る物品4と実際に使用す
るパレット5が決まると、平面積付様式指示手段9は、
積付パターン10の全様式に対して物品4が構成する面
寸法を求める。次に、使用するパレット5の面寸法と物
品4が構成する面寸法を比較して、その差が最小となる
積付パターン10を選択する。例えば、図37乃至図3
9に示す積付パターン10が登録されていたとすると、
図39の積付パターン10が、パレット5の面寸法と物
品4が構成する面寸法の差が最小となる。従って、パレ
ット5に最多の物品を積付る積付パターン10は、図3
9の積付パターン10となる。そして、この積付パター
ン10を用いて、積付け位置要領計算手段7により、パ
レット5上の物品積付位置を演算し、その物品積付位置
を制御装置2へ送信して、産業用ロボット1の動作によ
り積付作業を行なう。
【0015】また、はみ出し積付を行なう場合には、は
み出し積付け可能な積付パターン10を選定するはみ出
し積付様式選定手段10の出力を介して、平面積付様式
指示手段9が、最多の物品4をパレット5に積付ること
ができる積付パターン10を選択する。そして、この積
付パターン10を用いて、積付け位置要領計算手段7に
より、物品4のパレット5上の物品積付位置を演算し、
その物品積付位置を制御装置2へ送信して、産業用ロボ
ット1が物品4をパレット5からはみ出して積付る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の産業用ロボット
は以上のように構成されているので、人間がパレット5
上に積付る物品4の配置方法を幾通りも検討して、各物
品配置に対してそれぞれ積付パターン10のx座標係数
11、y座標係数12、角度係数13を入力する作業が
必要であった。
【0017】また、人間がx座標係数11、y座標係数
12、角度係数13を誤入力すると、産業用ロボット1
は、本来物品4を積付る位置とは異なる位置へ移動する
ことになる。その結果、産業用ロボット1が把持してい
る物品4と既にパレット5上に積付けられている物品4
とが干渉し、物品4が破損するという欠点があった。
【0018】また、はみ出し積付けを行なう場合には、
人間がはみ出し積付け可能な物品4の配置方法を幾通り
も検討して、各物品配置に対してそれぞれ積付パターン
10のx座標係数11、y座標係数12、角度係数13
を入力する作業が必要であった。
【0019】また、平面積付様式指示手段9が選択する
積付パターン10は1つであるため、物品4をパレット
5上に多段に積付る場合、産業用ロボット1は物品4を
偶数段も奇数段も同じ配置で積付る。その結果、パレッ
ト5上の物品4は棒積み状態となり、荷崩れしやすいと
いう欠点があった。
【0020】また、人間が積付パターン10の積付順序
14を入力する作業が必要であった。
【0021】また、人間が積付パターン10のアプロー
チ距離15を入力する作業が必要であった。
【0022】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、人間がパレット上に積付るの
物品の配置方法を検討する作業を不要にするとともに、
各物品配置の積付パターンのx座標係数、y座標係数、
角度係数を入力する作業を不要にして、省人化すること
ができる産業用ロボットを提供することを目的とする。
【0023】また、産業用ロボットが把持している物品
と既にパレット上に積付けられている物品とが干渉しな
い、安全な産業用ロボットを提供することを目的とす
る。
【0024】また、人間がはみ出し積付け可能な物品の
配置方法を検討する作業を不要にするとともに、はみ出
し積付け可能な積付パターンのx座標係数、y座標係
数、角度係数を入力する作業を不要にして、省人化する
ことができる産業用ロボットを提供することを目的とす
る。
【0025】また、物品をパレット上に多段に積付ける
場合でも、物品を荷崩れしないように積付る産業用ロボ
ットを提供することを目的とする。
【0026】また、人間が積付パターンの積付順序を入
力する作業を不要にして、省人化することができる産業
用ロボットを提供することを目的とする。
【0027】また、人間が積付パターンのアプローチ距
離を入力する作業を不要にして、省人化することができ
る産業用ロボットを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる産業用
ロボットは、物品およびパレットの寸法データを入力す
る荷積みデータ入力手段と、パレットに積付る1段分の
物品積付個数を設定する平面個数設定手段と、パレット
に積付る1段分の第1基本積付配置の配置条件を登録す
る第1配置条件登録手段と、荷積みデータおよび第1配
置条件に基づき第1の物品積付位置を演算する第1積付
位置演算手段とを設けるようにしたものである。
【0029】また、物品およびパレットの寸法を入力す
る荷積みデータ入力手段と、パレット上の積付領域を入
力する積付領域入力手段と、積付領域に積付る1段分の
物品積付個数を設定する平面個数設定手段と、積付領域
に積付る1段分の第1基本積付配置の配置条件を登録す
る第1配置条件登録手段と、荷積みデータおよび第1配
置条件に基づき第1の物品積付位置を演算する第1積付
位置演算手段とを設けるようにしたものである。
【0030】また、第1基本積付配置に従って配置され
た物品の上に積重ねる第2基本配置の配置条件を登録す
る第2配置条件登録手段と、荷積みデータおよび第2配
置条件に基づき第2の物品積付位置を演算する第2積付
位置演算手段とを備えるようにしたものである。
【0031】また、第1物品積付位置および第2物品積
付位置および荷積みデータに基づき産業用ロボットが積
付する物品の積付順序を決定する積付順序決定手段を備
えるようにしたものである。
【0032】また、積付順序決定手段は、第1物品積付
位置および第2物品積付位置および寸法データに基づい
て物品の頂点座標を演算するとともに、ある物品間の頂
点座標と他の物品の頂点座標とを比較して、物品積付順
序を決定するようにしたものである。
【0033】また、パレットの位置を入力するパレット
位置入力手段と、パレット位置および第1物品積付位置
および第2物品積付位置に基づいて、物品積付位置のア
プローチ位置を演算するアプローチ位置演算手段とを備
えるようにしたものである。
【0034】また、アプローチ位置演算手段は、物品積
付位置に対する方向をパレット位置に基づいて演算する
とともに、物品積付位置に対する距離を寸法データに基
づいて演算するようにしても良い。
【0035】また、物品およびパレットの寸法データを
入力する荷積みデータ入力手段と、パレット上の積付領
域を入力する積付領域入力手段と、積付領域に積付る1
段分の物品積付個数を設定する平面個数設定手段と、積
付領域に積付る1段分の第1基本配置の配置条件を登録
する第1配置条件登録手段と、荷積みデータおよび第1
配置条件に基づき第1の物品積付位置を演算する第1積
付位置演算手段と、第1基本配置に従って配置された物
品の上に積重ねる第2基本配置の配置条件を登録する第
2配置条件登録手段と、荷積みデータおよび第2配置条
件に基づき第2の物品積付位置を演算する第2積付位置
演算手段と、第1物品積付位置および第2物品積付位置
および荷積みデータに基づき、産業用ロボットが積付る
の物品積付順序を決定する積付順序決定手段と、パレッ
トの位置を入力するパレット位置入力手段と、パレット
位置および第1物品積付位置および第2物品積付位置に
基づいて、物品積付位置のアプローチ位置を求めるアプ
ローチ位置演算手段とを設けるようにしたものである。
【0036】
【作用】この発明においては、物品とパレットの寸法デ
ータおよびパレットに積付る1段分の物品積付個数を設
定すると、パレット上の第1物品積付位置が演算され
る。
【0037】また、物品とパレットの寸法データおよび
パレット上の積付領域および積付領域に積付る1段分の
物品積付個数を設定すると、積付領域内の第1物品積付
位置が演算される。
【0038】また、第1物品積付位置に従って配置され
た物品の上に積重ねる第2物品積付位置が演算される。
【0039】また、産業用ロボットが積付る物品の積付
順序が決定される。
【0040】また、物品の積付順序は、物品の頂点を演
算してある物品の頂点と他の物品の頂点を比較すること
により求められる。
【0041】また、パレットの位置を入力すると、物品
積付位置のアプローチ位置が演算される。
【0042】また、アプローチ位置は、物品積付位置に
対する方向をパレット位置より演算するとともに、物品
積付位置に対する距離を寸法データにより演算すること
により求められる。
【0043】また、物品とパレットの寸法およびパレッ
ト上の積付領域および積付領域に積付る1段分の物品積
付個数を設定すると、積付領域内の第1物品積付位置が
演算されるとともに、第1物品積付位置に従って配置さ
れた物品の上に積重ねる第2物品積付位置が演算され、
さらに、産業用ロボットが積付る物品の積付順序が決定
される。また、パレットの位置を入力すると、第1物品
積付位置および第2物品積付位置のアプローチ位置が演
算される。
【0044】
【実施例】図1は、この発明の産業用ロボットの構成を
示す説明図である。図中、31はロボット制御手段32
を有する産業用ロボット、33は産業用ロボット31の
近くに設けられたコンベアからなり物品34を供給する
供給装置、35は産業用ロボット31の近くに配置さ
れ、物品34を積付るパレットである。40は物品34
およびパレット35の寸法データを入力する荷積みデー
タ入力手段である。41は、荷積みデータ入力手段40
からの動作開始信号を受信して、パレット35上の積付
領域を入力する積付領域入力手段である。42は、積付
領域入力手段41からの動作開始信号を受信して、積付
領域の1段分の物品積付個数を設定する平面個数設定手
段である。
【0045】43は、積付領域入力手段41によって入
力された積付領域に積付る物品34の1段分の第1基本
積付配置の配置条件を登録する第1配置条件登録手段で
ある。44は、平面個数設定手段42からの動作開始信
号を受信して、荷積みデータ入力手段40によって入力
された寸法データを用いて、第1配置条件登録手段43
に登録されている配置条件を満たす物品積付位置を演算
する第1積付位置演算手段である。45は、第1配置条
件登録手段43に登録されている配置条件に従って配置
された物品34の上に積重ねる第2基本積付配置の配置
条件を登録する第2配置条件登録手段である。
【0046】46は、第1積付位置演算手段44からの
動作開始信号を受信して、荷積みデータ入力手段40に
よって入力された寸法データを用いて、第2配置条件登
録手段45に登録されている配置条件を満たす物品積付
位置を演算する第2積付位置演算手段である。47は、
第2積付位置演算手段46からの動作開始信号を受信し
て、産業用ロボット31が積付る物品34の積付順序を
決定する積付順序決定手段である。48は、積付順序決
定手段47からの動作開始信号を受信して、パレット3
5の原点座標を入力するパレット位置入力手段である。
49は、パレット位置入力手段48からの動作開始信号
を受信して、第1積付位置演算手段44および第2積付
位置演算手段46で演算された積付位置に対するアプロ
ーチ位置を演算するアプローチ位置演算手段である。
【0047】第1積付位置演算手段44で演算された第
1物品積付位置、第2積付位置演算手段46で演算され
た第2物品積付位置、積付順序決定手段47で決定され
た積付順序、アプローチ位置演算手段49で演算された
アプローチ位置は、ロボット制御手段32に送信される
ようになっている。
【0048】図2は、この発明の電気的な接続関係を示
す説明図である。図中、50はマイクロコンピュータで
あり、入力回路51、CPU52、出力回路53、メモ
リ54を有している。55はキーボードであり、その出
力は入力回路51に与えられるようになっている。出力
回路53の出力はディスプレイ56およびロボット制御
手段32に与えられるようになっている。
【0049】このように構成された産業用ロボットの動
作を、図3乃至図28を参照して説明する。図3は、荷
積みデータ入力手段の動作を示すフローチャートで、そ
のプログラムはマイクロコンピュータ50のメモリ54
に登録されている。荷積みデータ入力手段40は、人間
が物品34の品種名と寸法データを入力するステップ2
00から動作を開始する。
【0050】ステップ200では、物品34の品種名、
図4に示す物品34の寸法データである長辺の長さW
L 、短辺の長さWW 、高さWH (図示しない)を、人間
がキーボード55とディスプレイ56を用いて入力す
る。ステップ201では、このWL ,WW ,WH の値を
メモリ54に登録する。
【0051】ステップ202では、使用するパレット3
5の名称、図4に示すパレット35の寸法データである
X方向の長さPx 、Y方向の長さPy 、高さPz (図示
しない)を、人間がキーボード55とディスプレイ56
を用いて入力する。ステップ203では、このPx ,P
y ,Pz の値を、メモリ54に登録する。ステップ20
4では、産業用ロボット31が積付る物品34およびパ
レット35の名称、寸法データの入力がすべて終了した
かどうかをチェックする。
【0052】まだ、入力していない物品34およびパレ
ット35が存在する場合にはステップ200に戻り、引
き続き入力作業を継続する。すべての入力作業が終了し
た場合には、ステップ205に進む。ステップ205で
は、積付領域入力手段41に動作開始信号を出力して処
理を終了する。
【0053】図5は、積付領域入力手段41の動作を示
すフローチャートで、そのプログラムは、マイクロコン
ピュータ50のメモリ54に登録されている。積付領域
入力手段41は、荷積みデータ入力手段40からの動作
開始信号を受信して、ステップ210から動作を開始す
る。ステップ210では、パレット35のX方向の長さ
X 、Y方向の長さPY をディスプレイ56に表示す
る。
【0054】ステップ211では、パレット35上に積
付領域を設定するかどうかをチェックする。積付領域の
設定とは、図6に示す如く、物品34をパレット35か
らはみ出して積付るはみ出し積付けを行なう場合に、パ
レット35からのX方向のはみ出し量dx,Y方向のは
み出し量dyを設定するものである。dx,dyに正の
値を設定すればパレット35からはみ出した積付領域を
設定することになり、dx,dyに負の値を設定すれ
ば、パレット35からはみ出ない内側の一部特定領域を
設定することになる。
【0055】積付領域を設定する場合には、ステップ2
12に進み、キーボード55を用いて、はみ出し量d
x,dyの値を入力する。積付領域を設定しない場合に
は、ステップ213に進み、はみ出し量dx,dyに0
を代入する。ステップ214では、図6に示す積付領域
のX方向の長さPL およびY方向の長さPW を、以下に
示す式(3)および式(4)を用いて計算し、PL およ
びPW の値をメモリ54に登録する。 PL =Px +2*dx 式(3) PW =Py +2*dy 式(4) ステップ215では、平面個数設定手段42に動作開始
信号を出力して、処理を終了する。
【0056】図7は、平面個数設定手段42の動作を示
すフローチャートで、そのプログラムは、マイクロコン
ピュータ50のメモリ54に登録されている。平面個数
設定手段42は、積付領域入力手段41からの動作開始
信号を受信して、ステップ220より動作を開始する。
ステップ220では、実際に積付る物品34の品種名を
入力し、ステップ221では、その物品34の長辺の長
さWL および短辺の長さWW をメモリ54より読み込
む。
【0057】ステップ222では、以下に示す式(5)
を用いて、物品34の底面積WKMを計算する。 WKM =WL *WW 式(5) ステップ223では、以下に示す式(6)を用いて、積
付領域の面積PTM を計算する。 PTM =PL *PW 式(6) ステップ224では、以下に示す式(7)を用いて、積
付領域1段に積付可能な物品積付個数を計算し、その値
を変数Kに代入する。 K=INT(PTM /WKM ) 式(7) 式(7)の右辺に示すINT関数は、(PTM /WK
M )の商の整数値を変数Kに代入する関数である。
【0058】ステップ225では、ステップ224で計
算された変数Kの値をディスプレイ56に表示する。ス
テップ226では、変数Kの値を変更するかどうかをチ
ェックし、変数Kの値をステップ224で計算された値
ではなく、予め決められた所定の値に設定したい場合に
は、ステップ227に進み、キーボード55を用いて変
数Kに所定値を入力する。ステップ226において、変
数Kの値を変更しない場合には、ステップ228に進み
変数Kの値をメモリ54に登録する。ステップ229で
は、第1積付位置演算手段44に動作開始信号を出力し
て処理を終了する。
【0059】図8乃至図10は、積付領域に積付る第1
基本積付配置の第1配置条件の説明図で、この第1配置
条件は第1配置条件登録手段43に登録されている。図
8は、第1基本積付配置のひとつで、整列タイプと称
し、X方向の長さがPL 、Y方向の長さがPW である積
付領域の中に、物品34の長辺WL を手前にして、物品
34をY方向にna 行、X方向にma 列配置させたもの
である。1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を平面
個数設定手段42によって設定された値とすると、この
整列タイプの第1配置条件は、以下に示す式(8)、式
(9)、式(10)になる。 K=na *ma 式(8) WW *na <=PW 式(9) WL *ma <=PL 式(10) 式(8)に示す配置条件は、積付領域に配置された1段
分の物品総数(na *ma )が変数Kの値と等しいこと
という条件を示している。式(9)に示す配置条件は、
Y方向の物品積付長さ(WW *na )がY方向の積付領
域の長さPW 以下であることという条件を示している。
式(10)に示す配置条件は、X方向の物品積付長さ
(WL *ma )がX方向の積付領域の長さPL 以下であ
ることという条件を示している。
【0060】図9は、第1基本配置のひとつで、ピンホ
イールタイプと称し、物品34を4つの長方形ブロック
60,61,62,63にグループ分けして、積付領域
の中に4つの長方形ブロックを卍型に配置させたもので
ある。60a,60b,60c,60dを頂点とする第
1長方形ブロック60は、物品34の長辺WL を手前に
して、物品34をY方向にna 行、X方向にma 列配置
させたものであり、61a,61b,61c,61dを
頂点とする第2長方形ブロック61は、第1長方形ブロ
ック60の右側面に接して、物品34の短辺WW を手前
にし、物品34をY方向にnb 行、X方向にmb 列配置
させたものである。62a,62b,62c,62dを
頂点とする第3長方形ブロック62は、第2長方形ブロ
ック61の奥側面に接して、第1長方形ブロック60と
物品34の配置を同じくしたものであり、63a,63
b,63c,63dを頂点とする第4長方形ブロック6
3は、第3長方形ブロック62の左側面および第1長方
形ブロック60の奥側面に接し、第2長方形ブロック6
1と物品34の配置を同じくしたものである。
【0061】1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を
平面個数設定手段42によって設定された値とすると、
このピンホイールタイプの第1配置条件は、以下に示す
式(11)、式(12)、式(13)、式(14)、式
(15)になる。 K>=4 式(11) K=2*I(I=自然数) 式(12) K=2*(na *ma +nb *mb ) 式(13) (na *WW +nb *WL )<=PW 式(14) (ma *WL +mb *WW )<=PL 式(15) 式(11)に示す配置条件は、物品34を卍型に配置す
るためには物品34が4個以上必要であるという条件を
示している。式(12)に示す配置条件は、変数Kの値
は偶数であることという条件を示している。式(13)
に示す配置条件は、1段分の物品総数2*(na *ma
+nb *mb )が変数Kの値と等しいことという条件を
示している。式(14)に示す配置条件は、Y方向の物
品積付長さ(na *WW +nb *WL )がY方向の積付
領域の長さPW 以下であることという条件を示してい
る。式(15)に示す配置条件は、X方向の物品積付長
さ(ma *WL +mb *WW )がY方向の積付領域の長
さPL 以下であることという条件を示している。
【0062】図10は、第1基本配置のひとつで、複合
タイプと称し、物品34を2つの長方形ブロック64,
65にグループ分けして配置させたものである。64
a,64b,64c,64dを頂点とする第5長方形ブ
ロック64は、物品34の長辺WL を手前にして、物品
34をY方向にna 行、Y方向にma 列配置させたもの
である。65a,65b,65c,65dを頂点とする
第6長方形ブロック65は、第5長方形ブロック64の
右側面に接して、物品34の短辺Ww を手前にして、物
品34をY方向にnb 行、X方向にmb 列配置させたも
のである。1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を平
面個数設定手段42によって設定された値とすると、こ
の複合タイプの第1配置条件は、以下に示す式(1
6)、式(17)、式(18)、式(19)になる。 K=na *ma +nb *mb 式(16) (WL *ma +WW *mb )<=PL 式(17) MAX(WW *na ,WL *nb )<=PW 式(18) |WW *na −WL *nb |<=2/3*WW 式(19)
【0063】式(16)に示す配置条件は、1段分の物
品総数(na *ma +nb *mb )が変数Kの値と等し
いことという条件を示している。式(17)に示す配置
条件は、X方向の物品積付長さ(WL *ma +WW *m
b )がX方向の積付領域の長さPL 以下であることとい
う条件を示している。式(18)に示す配置条件は、第
5長方形ブロック64のY方向長さ(WW *na )と第
6長方形ブロック65のY方向長さ(WL *nb )のう
ちの大きい方が、Y方向の積付領域の長さPW以下であ
ることという条件を示している。式(19)に示す配置
条件は、第5長方形ブロック64と第6長方形ブロック
65のY方向における物品積付長さの差の絶対値|WW
*na −WL *nb |が、物品34の短辺WW の2/3
より小さいことという条件を示している。式(19)の
配置条件は、第5長方形ブロック64と第6長方形ブロ
ック65のY方向の物品積付長さの段差があまり大きく
ならないようにするための条件式であって、右辺の2/
3*Wという値は、この値に限定するものではなく、短
辺WW の長さより小さい値であれば良い。
【0064】図11は、図8に示す整列タイプの第1配
置条件である式(8)、式(9)、式(10)のフロー
チャートで、このプログラムは、マイクロコンピュータ
50のメモリ54に、サブルーチンの形式で登録されて
いる。このサブルーチンは、1段分の物品積付個数を表
す変数Kの値を引数として与えられる。
【0065】ステップ240は、変数na ,ma の値を
それぞれIに初期化する。ステップ241では、式
(8)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合
にはステップ242に進み、条件を満たさない場合に
は、ステップ246に進む。ステップ242では、式
(9)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合
にはステップ243に進み、条件を満たさない場合に
は、ステップ246に進む。ステップ243では、式
(10)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場
合にはステップ244に進み、条件を満たさない場合に
は、ステップ246に進む。ステップ244では、式
(8)、式(9)、式(10)の配置条件を満たす変数
a ,ma の値をそれぞれ別の変数Na ,Ma に代入す
るとともに、3つの第1基本積付配置の中で、整列タイ
プであることを示す値1を変数PATa に代入する。ス
テップ245では、変数PATa ,Na ,Ma の値をメ
モリ54に登録する。
【0066】ステップ246では、変数ma の値を1つ
加算し、ステップ247で変数maの値がKを越えてい
るかどうかチェックし、変数ma の値が変数Kの値を越
える場合にはステップ248に進み、変数ma の値が変
数Kの値を越えない場合には、ステップ241に戻り処
理を継続する。ステップ248では、変数na の値を1
つ加算し、変数ma の値を1に初期化する。ステップ2
49では、変数na の値が変数Kの値を越えているかど
うかチェックし、変数na の値が変数Kの値を越える場
合には処理を終了し、変数na の値が変数Kの値を越え
ない場合は、ステップ241に戻り処理を継続する。
【0067】図12は、図9に示したピンホイールタイ
プの第1配置条件である式(11)、式(12)、式
(13)、式(14)、式(15)のフローチャート
で、このプログラムは、マイクロコンピュータ50のメ
モリ54に、サブルーチンの形式で登録されている。こ
のサブルーチンは、1段分の物品積付個数を表す変数K
の値を引数として与えられる。
【0068】ステップ260は、変数na ,ma ,n
b ,mb の値をそれぞれ1に初期化する。ステップ26
1では、式(11)に示す配置条件をチェックし、条件
を満たす場合にはステップ262に進み、条件を満たさ
ない場合には、処理を終了する。ステップ262では、
式(12)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす
場合にはステップ263に進み、条件を満たさない場合
には、処理を終了する。ステップ263では、式(1
3)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ264に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ268に進む。ステップ264では、式(1
4)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ265に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ268に進む。ステップ265では、式(1
5)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ266に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ268に進む。ステップ266では、式(1
1)、式(12)、式(13)、式(14)、式(1
5)の配置条件を満たす変数na ,ma ,nb ,mb
値をそれぞれ別の変数Na ,Ma ,Nb ,Mb に代入す
るとともに、3つの第1基本積付配置の中で、ピンホイ
ールタイプであることを示す値2を変数PATa に代入
する。ステップ267では、変数PATa ,Na ,M
a ,Nb ,Mb の値をメモリ54に登録する。
【0069】ステップ268では、変数mb の値を1つ
加算し、ステップ269で変数mbの値が変数Kを越え
ているかどうかチェックし、変数mb の値が変数Kの値
を越える場合にはステップ270に進み、変数mb の値
が変数Kの値を越えない場合には、ステップ263に戻
り処理を継続する。ステップ270では、変数nb の値
を1つ加算し、変数mb の値を1に初期化する。ステッ
プ271では、変数nb の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数nb の値が変数Kの値を越え
る場合にはステップ272に進み、変数nb の値が変数
Kの値を越えない場合は、ステップ263に戻り処理を
継続する。
【0070】ステップ272では、変数ma の値を1つ
加算し、変数nb ,mb の値を1に初期化する。ステッ
プ273では、変数ma の値がKを越えているかどうか
チェックし、変数ma の値が変数Kの値を越える場合に
はステップ274に進み、変数ma の値が変数Kの値を
越えない場合には、ステップ263に戻り処理を継続す
る。ステップ274では、変数na の値を1つ加算し、
変数ma ,nb ,mの値を1に初期化する。ステップ
275では、変数n の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数na の値が変数Kの値を越え
る場合には処理を終了し、変数na の値が変数Kの値を
越えない場合は、ステップ263に戻り処理を継続す
る。
【0071】図13は、図10に示した複合タイプの第
1配置条件である式(16)、式(17)、式(1
8)、式(19)のフローチャートで、このプログラム
は、マイクロコンピュータ50のメモリ54に、サブル
ーチンの形式で登録されている。このサブルーチンは、
1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を引数として与
えられる。
【0072】ステップ280は、変数na ,ma ,n
b ,mb の値をそれぞれ1に初期化する。ステップ28
1では、式(16)に示す配置条件をチェックし、条件
を満たす場合にはステップ282に進み、条件を満たさ
ない場合には、ステップ287に進む。ステップ282
では、式(17)に示す配置条件をチェックし、条件を
満たす場合にはステップ283に進み、条件を満たさな
い場合には、ステップ287に進む。ステップ283で
は、式(18)に示す配置条件をチェックし、条件を満
たす場合にはステップ284に進み、条件を満たさない
場合には、ステップ287に進む。ステップ284で
は、式(19)に示す配置条件をチェックし、条件を満
たす場合にはステップ285に進み、条件を満たさない
場合には、ステップ287に進む。ステップ285で
は、式(16)、式(17)、式(18)、式(19)
の配置条件を満たす変数na ,ma ,nb ,mb の値を
それぞれ別の変数Na ,Ma ,Nb ,Mb に代入すると
ともに、3つの第1基本積付配置の中で、複合タイプで
あることを示す値3を変数PATa に代入する。ステッ
プ286では、変数PATa ,Na ,Ma ,Nb ,Mb
の値をメモリ54に登録する。
【0073】ステップ287では、変数mb の値を1つ
加算し、ステップ288で変数mbの値が変数Kを越え
ているかどうかチェックし、変数mb の値が変数Kの値
を越える場合にはステップ289に進み、変数mb の値
が変数Kの値を越えない場合には、ステップ281に戻
り処理を継続する。ステップ289では、変数nb の値
を1つ加算し、変数mb の値を1に初期化する。ステッ
プ290では、変数nb の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数nb の値が変数Kの値を越え
る場合にはステップ291に進み、変数nb の値が変数
Kの値を越えない場合は、ステップ281に戻り処理を
継続する。
【0074】ステップ291では、変数ma の値を1つ
加算し、変数nb ,mb の値を1に初期化する。ステッ
プ292では、変数ma の値が変数Kを越えているかど
うかチェックし、変数ma の値が変数Kの値を越える場
合にはステップ293に進み、変数ma の値が変数Kの
値を越えない場合には、ステップ281に戻り処理を継
続する。ステップ293では、変数na の値を1つ加算
し、変数ma ,nb ,mb の値を1に初期化する。ステ
ップ294では、変数na の値が変数Kの値を越えてい
るかどうかチェックし、変数na の値が変数Kの値を越
える場合には処理を終了し、変数na の値が変数Kの値
を越えない場合は、ステップ281に戻り処理を継続す
る。
【0075】図14は、第1積付位置演算手段44の動
作を示すフローチャートで、そのプログラムは、マイク
ロコンピュータ50のメモリ54に登録されている。第
1積付位置演算手段44は、平面個数設定手段42から
の動作開始信号を受信して、ステップ300より動作を
開始する。ステップ300では、平面個数設定手段42
によって登録された(図7のステップ288に示す)1
段分の物品積付個数Kの値をメモリ54より読み込む。
ステップ301では、図11に示す整列タイプのサブル
ーチンをコールして、整列タイプの配置条件をチェック
する。ステップ302では、配置条件を満たす整列タイ
プの物品配置図をディスプレイ56に表示する。
【0076】ステップ303では、図12に示すピンホ
イールタイプのサブルーチンをコールして、ピンホイー
ルタイプの配置条件をチェックする。ステップ304で
は、配置条件を満たすピンホイールタイプの物品配置図
をディスプレイ56に表示する。
【0077】ステップ305では、図13に示す複合タ
イプのサブルーチンをコールして、複合タイプの配置条
件をチェックする。ステップ306では、配置条件を満
たす複合タイプの物品配置図をディスプレイ56に表示
する。
【0078】ステップ307では、ディスプレイ56に
表示された整列タイプ、ピンホイールタイプ、複合タイ
プのうち実際にどのタイプで積付るかを、人間が選択す
る。選択が終了するとステップ308に進み、ステップ
308では、ステップ307で選択した物品配置の変数
PATa ,Na ,Ma ,Nb ,Mb の値をメモリ54に
登録する。ステップ309では、変数iを1に初期化す
る。ステップ310では、第i番目の物品34の中心座
標を、変数PATa ,Na ,Ma ,Nb ,Mbの値およ
び物品34の寸法データWL ,WW の値を用いて演算
し、その値を配列変数Pa (i)に代入し、メモリ54
に登録する。ステップ311では、ステップ310で演
算した配列変数Pa (i)の値を、ロボット制御手段3
2に送信する。
【0079】ステップ312では、変数iの値を1つ加
算し、ステップ313では、変数iの値が変数Kの値を
越えているかどうかチェックする。変数iの値が変数K
の値を越える場合には、ステップ314に進み、越えな
い場合にはステップ310に戻り処理を継続する。ステ
ップ314では、第2積付位置演算手段46に動作開始
信号を出力して処理を継続する。
【0080】図15乃至図17は、第1基本積付配置の
物品34の上に積重ねる第2基本積付配置の第2配置条
件の説明図で、この第2配置条件は第2配置条件登録手
段45に登録されている。図15は、第2基本積付配置
のひとつであり、図8に示す整列タイプの上に重ねる積
重ね整列タイプである。この積重ね整列タイプは、X方
向の長さがPL 、Y方向の長さがPW である積付領域の
中に、物品34をY方向にnc 行、X方向にmc 列配置
させたものである。図8の整列タイプは、物品34の長
辺WL を手前に配置しているのに対し、図15の積重ね
整列タイプは、物品34の短辺をWW を手前にして配置
される。1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を平面
個数設定手段42によって設定された値とすると、この
積重ね整列タイプの第2配置条件は、以下に示す式(2
0)、式(21)、式(22)になる。 K=nc *mc 式(20) WL *nc <=PW 式(21) WW *mc <=PL 式(22)
【0081】式(20)に示す配置条件は、積付領域に
配置された1段分の物品総数(nc*mc )が変数Kの
値と等しいことという条件を示している。式(21)に
示す配置条件は、Y方向の物品積付長さ(WL *nc
がY方向の積付領域の長さPW 以下であることという条
件を示している。式(22)に示す配置条件は、X方向
の物品積付長さ(WW *mc )がX方向の積付領域の長
さPL 以下であることという条件を示している。
【0082】図16は、第2基本配置のひとつで、図9
に示すピンホイールタイプの上に重ねる積重ねピンホイ
ールタイプである。この積重ねピンホイールタイプは、
物品34を4つの長方形ブロック66,67,68,6
9にグループ分けして、積付領域の中に4つのブロック
を卍型に配置させたものである。図9に示す第1長方形
ブロック60は、物品34の長辺WL を手前にしてY方
向に長くなるように、物品34をY方向にna 行、X方
向にma 列配置させているのに対し、図16に示す66
a,66b,66c,66dを頂点とする第7長方形ブ
ロック66は、物品34の短辺WW を手前にしてX方向
に長くなるように、物品34をY方向にnc 行、X方向
にmc 列配置させている。図9に示す第2長方形ブロッ
ク61は、物品34の短辺WW を手前にしてX方向に長
くなるように、物品34をY方向にnb 行、X方向にm
b 列配置させているのに対し、図16に示す67a,6
7b,67c,67dを頂点とする第8長方形ブロック
67は、物品34の長辺W L を手前にしてY方向に長く
なるように、物品34をY方向にnd 行、X方向にmd
列配置させている。図16に示す68a,68b,68
c,68dを頂点とする第9長方形ブロック68は、第
8長方形ブロック67の奥側面に接して、第7長方形ブ
ロック66と物品34の配置を同じくしたものであり、
図16に示す69a,69b,69c,69dを頂点と
する第10長方形ブロック69は、第9長方形ブロック
68の左側面および第7長方形ブロック66の奥側面に
接し、第8長方形ブロック67と物品34の配置を同じ
くしたものである。
【0083】1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を
平面個数設定手段42によって設定された値とすると、
この積重ねピンホイールタイプの第2配置条件は、以下
に示す式(23)、式(24)、式(25)、式(2
6)、式(27)になる。 K>=4 式(23) K=2*I(I=自然数) 式(24) K=2*(nc *mc +nd *md ) 式(25) (nc *WL +nd *WW )<=PW 式(26) (mc *WW +md *WL )<=PL 式(27) 式(23)に示す配置条件は、物品34を卍型に配置す
るためには物品34が4個以上必要であるという条件を
示している。式(24)に示す配置条件は、変数Kの値
は偶数であることという条件を示している。式(25)
に示す配置条件は、1段分の物品総数2*(nc *mc
+nd *md )が変数Kの値と等しいことという条件を
示している。式(26)に示す配置条件は、Y方向の物
品積付長さ(nc *WL +nd *WW )がY方向の積付
領域の長さPW 以下であることという条件を示してい
る。式(27)に示す配置条件は、X方向の物品積付長
さ(mc *WW +md *WL )が、X方向の積付領域の
長さPL 以下であることという条件を示している。
【0084】図17は、第2基本配置のひとつで、図1
0に示す複合タイプの上に積重ねる積重ね複合タイプで
ある。この積重ね複合タイプは、物品34を2つの長方
形ブロック70,71にグループ分けして配置させたも
のである。図10に示す第5長方形ブロック64は、物
品34の長辺WL を手前にして、物品34をY方向にn
a 行、X方向にma 列配置させているのに対し、図17
に示す70a,70b,70c,70dを頂点とする第
11長方形ブロック70は、物品34の短辺WW を手前
にして、物品34をY方向にnc 行、X方向にmc 列配
置させている。図10に示す第6長方形ブロック65
は、物品34の短辺WW を手前にして、物品34をY方
向にnd 行、X方向にmd 列配置させているのに対し、
図17に示す71a,71b,71c,71dを頂点と
する第12長方形ブロック71は、物品34の長辺WL
を手前にして、物品34をY方向にnd 行、X方向にm
d 列配置させている。1段分の物品積付個数を表す変数
Kの値を平面個数設定手段42によって設定された値と
すると、この積重ね複合タイプの配置条件は、以下に示
す式(28)、式(29)、式(30)、式(31)に
なる。 K=nc *mc +nd *md 式(28) (WW *mc +WL *md )<=PL 式(29) MAX(WL *nc ,WW *nd )<=PW 式(30) |WL *nc −WW *nd |<=2/3*WW 式(31)
【0085】式(28)に示す配置条件は、1段分の物
品総数(nc *mc +nd *md )が変数Kの値と等し
いことという条件を示している。式(29)に示す配置
条件は、X方向の物品積付長さ(WW *mc +WL *m
d )がX方向の積付領域の長さPL 以下であることとい
う条件を示している。式(30)に示す配置条件は、第
11長方形ブロックのY方向の物品積付長さ(WL *n
c )と第12長方形ブロックのY方向の物品積付長さ
(WW *nd )のうちの大きい方が、Y方向の積付領域
の長さPW 以下であることという条件を示している。式
(31)に示す配置条件は、第11長方形ブロック70
と第12長方形ブロック71のY方向の物品積付長さの
差の絶対値|WL *nc −WW *nd |が、物品34の
短辺WW の2/3以下であることという条件を示してい
る。式(31)の配置条件は、第11長方形ブロック7
0と第12長方形ブロック71のY方向の長さの段差が
あまり大きくならないようにするための条件式であっ
て、右辺の2/3*Wという値は、この値に限定するも
のではなく、短辺WW の長さより小さい値であれば良
い。
【0086】図18は、図15に示す積重ね整列タイプ
の第2配置条件である式(20)、式(21)、式(2
2)のフローチャートで、このプログラムは、マイクロ
コンピュータ50のメモリ54に、サブルーチンの形式
で登録されている。このサブルーチンは、1段分の物品
積付個数を表す変数Kの値を引数として与えられる。
【0087】ステップ320は、変数nc ,mc の値を
それぞれ1に初期化する。ステップ321では、式(2
0)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ322に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ326に進む。ステップ322では、式(2
1)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ323に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ326に進む。ステップ323では、式(2
2)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ324に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ326に進む。ステップ324では、式(2
0)、式(21)、式(22)の配置条件を満たす変数
c ,mc の値をそれぞれ別の変数Nc ,Mc に代入す
るとともに、3つの第2基本積付配置の中で、積重ね整
列タイプであることを示す値10を変数PATc に代入
する。ステップ325では、変数PATc ,Nc ,Mc
の値をメモリ54に登録する。
【0088】ステップ326では、変数mc の値を1つ
加算し、ステップ327で変数mcの値が変数Kを越え
ているかどうかチェックし、変数mc の値が変数Kの値
を越える場合にはステップ328に進み、変数mc の値
が変数Kの値を越えない場合には、ステップ321に戻
り処理を継続する。ステップ328では、変数nc の値
を1つ加算し、変数mc の値を1に初期化する。ステッ
プ329では、変数nc の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数nc の値が変数Kの値を越え
る場合には処理を終了し、変数nc の値が変数Kの値を
越えない場合は、ステップ321に戻り処理を継続す
る。
【0089】図19は、図16に示す積重ねピンホイー
ルタイプの第2配置条件である式(23)、式(2
4)、式(25)、式(26)、式(27)のフローチ
ャートで、このプログラムは、マイクロコンピュータ5
0のメモリ54に、サブルーチンの形式で登録されてい
る。このサブルーチンは、1段分の物品積付個数を表す
変数Kの値を引数として与えられる。
【0090】ステップ340では、変数nc ,mc ,n
d ,md の値をそれぞれ1に初期化する。ステップ34
1では、式(23)に示す配置条件をチェックし、条件
を満たす場合にはステップ342に進み、条件を満たさ
ない場合には、処理を終了する。ステップ342では、
式(24)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす
場合にはステップ343に進み、条件を満たさない場合
には、処理を終了する。ステップ343では、式(2
5)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ344に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ348に進む。ステップ344では、式(2
6)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ345に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ348に進む。ステップ345では、式(2
7)に示す配置条件をチェックし、条件を満たす場合に
はステップ346に進み、条件を満たさない場合には、
ステップ348に進む。ステップ346では、式(2
3)、式(24)、式(25)、式(26)、式(2
7)の配置条件を満たす変数nc ,mc ,nd ,md
値をそれぞれ別の変数Nc ,Mc ,Nd ,Md に代入す
るとともに、3つの第2基本積付配置の中で、積重ねピ
ンホイールタイプであることを示す値20を変数PAT
c に代入する。ステップ347では、変数PATc ,N
c ,Mc ,Nd ,Md の値をメモリ54に登録する。
【0091】ステップ348では、変数md の値を1つ
加算し、ステップ349で変数mdの値が変数Kを越え
ているかどうかチェックし、変数md の値が変数Kの値
を越える場合にはステップ350に進み、変数md の値
が変数Kの値を越えない場合には、ステップ343に戻
り処理を継続する。ステップ350では、変数nd の値
を1つ加算し、変数md の値を1に初期化する。ステッ
プ351では、変数nd の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数nd の値が変数Kの値を越え
る場合にはステップ352に進み、変数nd の値が変数
Kの値を越えない場合は、ステップ343に戻り処理を
継続する。
【0092】ステップ352では、変数mc の値を1つ
加算し、変数nd ,md の値を1に初期化する。ステッ
プ353で変数mc の値が変数Kを越えているかどうか
チェックし、変数mc の値が変数Kの値を越える場合に
はステップ354に進み、変数mc の値が変数Kの値を
越えない場合には、ステップ343に戻り処理を継続す
る。ステップ354では、変数nc の値を1つ加算し、
変数mc ,nd ,mdの値を1に初期化する。ステップ
355では、変数nc の値が変数Kの値を越えているか
どうかチェックし、変数nc の値が変数Kの値を越える
場合には処理を終了し、変数nc の値が変数Kの値を越
えない場合は、ステップ343に戻り処理を継続する。
【0093】図20は、図17に示した積重ね複合タイ
プの第2配置条件である式(28)、式(29)、式
(30)、式(31)のフローチャートで、このプログ
ラムは、マイクロコンピュータ50のメモリ54に、サ
ブルーチンの形式で登録されている。このサブルーチン
は、1段分の物品積付個数を表す変数Kの値を引数とし
て与えられる。
【0094】ステップ360では、変数nc ,mc ,n
d ,md の値をそれぞれ1に初期化する。ステップ36
1では、式(28)に示す配置条件をチェックし、条件
を満たす場合にはステップ362に進み、条件を満たさ
ない場合には、ステップ367に進む。ステップ362
では、式(29)に示す配置条件をチェックし、条件を
満たす場合にはステップ363に進み、条件を満たさな
い場合には、ステップ367に進む。ステップ363で
は、式(30)に示す配置条件をチェックし、条件を満
たす場合にはステップ364に進み、条件を満たさない
場合には、ステップ367に進む。ステップ364で
は、式(31)に示す配置条件をチェックし、条件を満
たす場合にはステップ365に進み、条件を満たさない
場合には、ステップ367に進む。ステップ365で
は、式(28)、式(29)、式(30)、式(31)
の配置条件を満たす変数nc ,mc ,nd ,md の値を
それぞれ別の変数Nc ,Mc ,Nd ,Md に代入すると
ともに、3つの第2基本積付配置の中で、積重ね複合タ
イプであることを示す値30を変数PATc に代入す
る。ステップ367では、変数PATc ,Nc ,Mc
d ,Md の値をメモリ54に登録する。
【0095】ステップ367では、変数md の値を1つ
加算し、ステップ368で変数mdの値が変数Kを越え
ているかどうかチェックし、変数md の値が変数Kの値
を越える場合にはステップ369に進み、変数md の値
が変数Kの値を越えない場合には、ステップ361に戻
り処理を継続する。ステップ369では、変数nd の値
を1つ加算し、変数md の値を1に初期化する。ステッ
プ370では、変数nd の値が変数Kの値を越えている
かどうかチェックし、変数nd の値が変数Kの値を越え
る場合にはステップ371に進み、変数nd の値が変数
Kの値を越えない場合は、ステップ361に戻り処理を
継続する。
【0096】ステップ371では、変数mc の値を1つ
加算し、変数nd ,md の値を1に初期化する。ステッ
プ372で変数mc の値がKを越えているかどうかチェ
ックし、変数mc の値が変数Kの値を越える場合にはス
テップ373に進み、変数mc の値が変数Kの値を越え
ない場合には、ステップ361に戻り処理を継続する。
ステップ373では、変数nc の値を1つ加算し、変数
c ,nd ,md の値を1に初期化する。ステップ37
4では、変数nc の値が変数Kの値を越えているかどう
かチェックし、変数nc の値が変数Kの値を越える場合
には処理を終了し、変数nc の値が変数Kの値を越えな
い場合は、ステップ361に戻り処理を継続する。
【0097】図21は、第2積付位置演算手段46の動
作を示すフローチャートで、そのプログラムはマイクロ
コンピュータ50のメモリ54に登録されている。第2
積付位置演算手段46は、第1積付位置演算手段44か
らの動作開始信号を受信して、ステップ380より動作
を開始する。ステップ380では、第1積付位置演算手
段44によって登録された(図14のステップ308に
示す)変数PATa ,Na ,Ma ,Nb ,Mb の値をメ
モリ54から読み込む。ステップ381では、平面個数
設定手段42によって登録された(図7のステップ22
8に示す)1段分の物品積付個数Kの値をメモリ54よ
り読み込む。ステップ382では、変数PATa の値を
チェックして、選択された第1基本積付配置が整列タイ
プ、ピンホイールタイプ、複合タイプのいずれであるか
をチェックする。変数PATa の値が整列タイプである
ことを示す1である場合にはステップ383に進み、変
数PATa の値がピンホイールタイプであることを示す
2である場合にはステップ384に進み、変数PATa
の値が複合タイプであることを示す3である場合にはス
テップ385に進む。
【0098】ステップ383では、図18に示す積重ね
整列タイプのサブルーチンをコールして、積重ね整列タ
イプの配置条件をチェックする。ステップ384では、
図19に示す積重ねピンホイールタイプのサブルーチン
をコールして、積重ねピンホイールタイプの配置条件を
チェックする。ステップ385では、図20に示す積重
ね複合タイプのサブルーチンをコールして、積重ね複合
タイプの配置条件をチェックする。
【0099】ステップ386では、変数iを1に初期化
し、ステップ387では、第i番目の物品34の中心座
標を、各サブルーチンで登録された変数PATc ,N
c ,Mc ,Nd ,Md の値および物品34の寸法データ
L ,WW の値より演算し、その値を配列変数Pc
(i)に代入して、Pc (i)の値をメモリ54に登録
する。ステップ388では、ステップ387で演算した
配列変数Pc (i)の値を、ロボット制御手段32に送
信する。ステップ389では、変数iの値を1つ加算
し、ステップ390では、変数iの値が変数Kの値を越
えているかどうかチェックする。変数iの値がKを越え
る場合にはステップ391に進み、変数iの値が変数K
の値を越えない場合にはステップ387に戻り処理を継
続する。ステップ391では、積付順序決定手段47に
動作開始信号を出力して処理を終了する。
【0100】図22乃至図23は、積付領域に配置が決
定した物品34の積付順序を決定する積付順序決定手段
47の動作を示すフローチャートで、そのプログラムは
マイクロコンピュータ50のメモリ54に登録されてい
る。積付順序決定手段47は、第2積付位置演算手段4
6からの動作開始信号を受信して、ステップ420より
動作を開始する。ステップ420では、平面個数設定手
段42によって設定された(図7のステップ228に示
す)1段分の物品積付個数Kの値および第1積付位置演
算手段44によって登録された(図14のステップ31
0に示す)第1物品積付位置Pa の値をメモリ54より
読み込む。
【0101】ステップ421では、KとPa の値を引数
にして、図23に示す順序決定サブルーチンをコールす
る。順序決定サブルーチンは、ステップ440から動作
を開始する。ステップ440では、変数iの値を1に初
期化する。ステップ441では、Pa の値と物品34の
寸法データWL ,WW の値より、図24に示す如く、第
i番目の物品34の4つの頂点座標を演算し、その値を
配列変数P1(i)、P2(i)、P3(i)、P4
(i)に代入する。ステップ442では、物品34の積
付順序番号を代入する配列変数JU(i)を0に初期化
する。ステップ443では、変数iを1つ加算し、ステ
ップ444で、変数iの値が変数Kの値を越えているか
どうかチェックし、変数iの値がKの値を越える場合に
はステップ445に進み、変数iの値が変数Kの値を越
えない場合にはステップ441に戻り処理を継続する。
【0102】ステップ445では、積付順序番号を表す
変数jを1に初期化し、ステップ446では変数iを1
に初期化する。ステップ447では、第i番目の物品3
4の積付順序がすでに決定しているかどうかチェックす
る。すなわち、配列変数JU(i)の値が0であるかど
うかをチェックし、JU(i)の値が0である場合に
は、第i番目の物品34の積付順序はまだ決定されてい
ないものとしてステップ448に進み、JU(i)の値
が0でない場合は第i番目の物品34の積付順序はすで
に決定されたものとして、ステップ453に進む。ステ
ップ448では、第i番目の物品34の4つの頂点の中
で、ロボット原点R0に最も近い頂点の座標値を変数x
0,y0に代入する。図24に示す第1物品の4つの頂
点P1(1),P2(1),P3(1),P4(1)の
中では、P1(1)が最もロボット原点R0に近い頂点
となるので、その座標値を変数x0,y0に代入する。
【0103】ステップ449では、積付順序が決定して
いない、すなわち、JU(i)の値が0と等しい他の物
品34の頂点座標(x,y)の中で、x>x0かつy>
y0である頂点が存在するかどうかチェックする。x>
x0かつy>y0である頂点が、ひとつも存在しない場
合にはステップ450に進む。ステップ450では、こ
の第i番目の物品34を第j番目に積付るものとして、
配列変数JU(i)にjの値を代入する。図24に示す
物品34を例にとると、第1物品の頂点の中で、ロボッ
ト原点R0に最も近い頂点P1(1)となる。第2物品
〜第5品の中のすべての頂点と第2物品の頂点P1
(1)を比較すると、第2物品〜第5物品の中では、頂
点座標がP1(1)のx座標およびP1(1)のy座標
より共に大きい頂点はひとつも存在しないため、この第
1物品は第1番目に積付ることとなる。
【0104】次に、第2物品においては、ロボット原点
R0に最も近い頂点はP1(2)となる。第1物品はす
でに積付順序が決定しているため、第3物品〜第5物品
の中のすべての頂点と第2物品の頂点P1(2)の座標
値を比較すると、第3物品の頂点P3(3)と第3物品
の頂点P4(3)の座標値が、頂点P1(2)のx座標
およびP1(2)のy座標より共に大きいため、第2物
品は第2番目の積付順序候補から外れることになる。次
に、第3物品においては、ロボット原点R0に最も近い
頂点P1(3)となる。第1物品のみ積付順序が決定し
ているため、第2物品および第4物品〜第5物品のすべ
ての頂点と第3物品の頂点P1(3)の座標値を比較す
ると、頂点P1(3)のx座標および頂点P1(3)の
y座標より共に大きな座標値を持つ頂点はひとつも存在
しないため、第3物品は第2番目に積付ることとなる。
【0105】ステップ451ではjの値を1つ加算し、
ステップ452では、jの値が変数Kの値を越えている
かどうかをチェックし、越えている場合には物品34の
すべての物品積付順序が決定したものとして、サブルー
チンからリターンする。jの値がKの値を越えていない
場合には、ステップ446に戻り処理を継続する。
【0106】ステップ449において、他の物品34の
頂点(x,y)の中で、x>x0かつy>y0である頂
点がひとつでも存在する場合には、第i番目の物品34
は、第j番目に積付る候補から外れたものとして、配列
変数JU(i)には何の値も代入せず、初期値0のまま
でステップ453に進む。ステップ453では、変数i
の値1つ加算してステップ447に戻り処理を継続す
る。以上、ステップ440からステップ453に示した
順序決定サブルーチンの処理が終了すると、積付順序番
号が代入された配列変数JUを戻り値にして、図22に
示すステップ422にリターンする。
【0107】ステップ422では、変数iを1に初期化
し、ステップ423で、戻り値であるJU(i)の値を
別の配列変数JUa (i)に移し替える。ステップ42
4で、iの値を1つ加算し、ステップ425で、変数i
の値が変数Kの値を越えるかどうかチェックする。変数
iの値が変数Kの値を越える場合にはステップ426に
進み、越えない場合にはステップ423に戻り処理を継
続する。
【0108】ステップ426では、第2積付位置演算手
段46によって登録された(図21のステップ387に
示す)第2物品積付位置Pc の値をメモリ54より読み
込む。ステップ427では、KとPc の値を引数にして
図23に示す順序決定サブルーチンをコールする。ここ
では、順序決定サブルーチンについての説明を省略す
る。順序決定サブルーチンからは、積付順序番号が代入
された配列変数JUを戻り値にして、ステップ428に
リターンする。ステップ428では、変数iを1に初期
化し、ステップ429で、戻り値JU(i)の値を別の
配列変数JUc (i)に移し替える。ステップ430
で、iの値を1つ加算し、ステップ431で、変数iの
値が変数Kの値を越えているかどうかをチェックする。
変数iの値が変数Kの値を越える場合にはステップ43
2に進み、越えない場合にはステップ429に戻り処理
を継続する。ステップ432では、積付順序番号が代入
された配列変数JUa およびJUc の値をロボット制御
手段32に送信する。ステップ433では、パレット位
置入力手段48に動作開始信号を出力して処理を終了す
る。
【0109】図25は、パレット位置入力手段48の動
作を示すフローチャートで、そのプログラムはマイクロ
コンピュータ50のメモリ54に登録されている。パレ
ット位置入力手段48は、積付順序決定手段47からの
動作開始信号を受信してステップ500から動作を開始
する。ステップ500では、人間がキーボード55とデ
ィスプレイ56を用いて、図24に示すパレット原点P
0の座標(xp ,yp,zp 〈図示しない〉)を入力す
る。ステップ501では、P0の座標(xp ,yp ,z
p )をメモリ54に登録する。ステップ502で、アプ
ローチ位置演算手段49に動作開始信号を出力して処理
を終了する。
【0110】図26は、第1積付位置演算手段44で演
算された第1物品積付位置および第2積付位置演算手段
46で演算された第2物品積付位置のアプローチ位置を
演算するアプローチ位置演算手段49のフローチャート
で、そのプログラムは、マイクロコンピュータ50のメ
モリ54に登録されている。アプローチ位置演算手段4
9は、パレット位置座標入力手段48からの動作開始信
号を受信して、ステップ510から動作を開始する。ス
テップ510では、荷積みデータ入力手段40によって
登録された(図3のステップ201に示す)物品34の
W ,WL ,WH の値をメモリ54より読み込む。
【0111】ステップ511およびステップ512で
は、図27に示す物品積付位置Pa とアプローチ位置A
Pとの間のx方向とy方向の距離DEを、以下に示す式
(32)を用いて演算する。 DE=KE*MIN(WW ,WL ,WH ) 式(32) 式(31)の右辺に示すKEは、アプローチ距離係数と
称し、ステップ511で、KE=0.25に設定してい
る。このアプローチ距離係数KEは、0.25に限定す
るものではなく、1.0より小さい値であれば良い。ス
テップ512では、MIN関数を用いて、WW ,WL
H のうちの最も小さい値とKEを掛け合わせて、その
値を変数DEに代入する。
【0112】ステップ513では、パレット位置入力手
段48によって登録された(図25のステップ501に
示す)はと原点P0の座標(xp ,yp ,zp )の値を
メモリ54より読み込む。ステップ514では、図28
に示す如く、パレット原点P0の座標が第1象限〜第4
象限のうちいずれの象限にあるかをチェックする。第1
象限にある場合はステップ515に進み、第2象限にあ
る場合はステップ516に進み、第3象限にある場合は
ステップ517に進み、第4象限にある場合はステップ
518に進む。
【0113】
【表1】
【0114】ステップ515では、物品積付位置に対す
るアプローチ位置の方向を図28に示すap1の方向と
し、第1の第1項に示す単位方向ベクトルを、表1の第
2項に示す式の値とする。ステップ516では、物品積
付位置に対するアプローチ位置の方向を図28に示すa
p2の方向とし、表1の第1項に示す単位方向ベクトル
を、表1の第3項に示す式の値とする。ステップ517
では、物品積付位置に対するアプローチ位置の方向を図
28に示すap3の方向とし、表1の第1項に示す単位
方向ベクトルを、表1の第4項に示す式の値とする。ス
テップ518では、物品積付位置に対するアプローチ位
置の方向を図28に示すap4の方向とし、表1の第1
項に示す単位方向ベクトルを、表1の第5項に示す式の
値とする。
【0115】ステップ519では、図27に示すアプロ
ーチ位置APから物品積付位置Paまでのベクトル(表
1第6項に示す)を、表1第7項に示す式を用いて演算
する。表1第7項の式の右辺第1項に示すDEは、ステ
ップ512で演算されたスカラー量である。ステップ5
20では、平面個数設定手段42によって登録された
(図7のステップ228に示す)1段分の物品積付個数
Kの値をメモリ54より読み込む。ステップ521で
は、変数iの値を1に初期化し、ステップ522では、
図27に示す如く、ロボット原点R0から物品積付位置
a までのベクトル(表1第8項に示す)を、表1第9
項に示す式を用いて演算する。
【0116】表1第9項に示す式の右辺第1項のベクト
ル(表1第10項に示す)は、パレット位置入力手段4
8によって入力された(図25のステップ500に示
す)パレット原点P0を表すベクトルである。また、表
1第9項に示す式の右辺第2項のベクトル(表1第11
項に示す)は、第1積付位置演算手段44によって登録
された(図14のステップ310に示す)第1物品積付
位置を表すベクトルである。
【0117】ステップ523では、図27に示すロボッ
ト原点R0から第1物品積付位置に対するアプローチ位
置APまでのベクトル(表1第12項に示す)を、表1
第13項に示す式を用いて演算する。ステップ524で
は、ロボット原点R0から第2物品積付位置Pc までの
図示しないベクトル(表1第14項に示す)を、表1第
15項に示す式を用いて演算する。表1第15項に示す
式の右辺第2項に示すベクトル(表1第16項に示す)
は、第2積付位置演算手段46によって登録された(図
21に示すステップ387に示す)第2物品積付位置P
c を表すベクトルである。
【0118】ステップ525では、ロボット原点R0か
ら第2物品積付位置に対するアプローチ位置APまでの
図示しないベクトル(表1第17項に示す)を、表1第
18項に示す式を用いて演算する。ステップ526で、
変数iの値を1つ加算し、ステップ527で、変数iの
値かkの値を越えているかどうかチェックする。変数i
の値が変数Kの値を越える場合には、ステップ528に
進み、越えない場合には、ステップ522に戻り処理を
継続する。ステップ528では、表1第12項に示すベ
クトルおよび表1第17項に示すベクトルの値をロボッ
ト制御手段32に送信して、処理を終了する。
【0119】ロボット制御手段32は、第1積付位置演
算手段44によって演算された第1物品積付位置、第2
積付位置演算手段46によって演算された第2物品積付
位置、積付順序決定手段47によって決定された積付順
序、およびアプローチ位置演算手段49によって演算さ
れたアプローチ位置を受信して、次のように動作する。
ロボット制御手段32は、まず、産業用ロボット31に
対して、供給装置33に供給された物品34を把持する
指示を出す。産業用ロボット31が把持が完了すると、
ロボット制御手段32は、産業用ロボット31に対し
て、積付順序が第1番である第1物品積付位置のアプロ
ーチ位置まで移動する指示を出す。移動が完了すると、
積付順序が第1番である第1物品積付位置へ物品34を
積付る指示を出す。積付けが完了すると、ロボット制御
手段32は、産業用ロボット31に対して、再び供給装
置33に供給された物品34を把持する指示を出す。積
付順序が第2番以降である物品34に対しても同様の指
示を出し、1段分の積付を完了する。
【0120】1段目の積付が完了した後の2段目の積付
においては、産業用ロボット31が供給装置33の物品
34を把持した後に、ロボット制御手段32は、産業用
ロボット31に対して、積付順序が第1番である第2物
品積付位置のアプローチ位置まで移動する指示を出す。
産業用ロボット31は、アプローチ位置に1段分の物品
34の高さWH を加えた位置まで移動する。移動が終了
すると、ロボット制御手段32は、積付順序が第1番で
ある第2物品積付位置へ物品34を積付る指示を出す。
産業用ロボット31は、第2物品積付位置に1段分の物
品34の高さWH を加えた位置に物品34を積付る。積
付けが完了すると、ロボット制御手段32は、産業用ロ
ボット31に対して、再び供給装置33に供給された物
品34を把持する指示を出す。ロボット制御手段32
は、積付順序が第2番以降である物品34に対しても同
様の指示を出し、2段分目の積付を完了する。
【0121】3段目においては、ロボット制御手段32
は、再び第1物品積付位置に物品34を積付る指示を出
し、4段目においては、再び第2物品積付位置に物品3
4を積付る指示を出す。以上のように、産業用ロボット
31は、物品34を偶数段と奇数段では異なる配置で積
付ていき、所定の段数になると積付作業を終了する。そ
の後、産業用ロボット31は、パレット35を別パレッ
トにして、別の物品34の積付作業を開始する。
【0122】以上のように構成された産業用ロボットに
おいては、人間がパレット35上に積付る物品34の配
置方法を検討する作業を不要にできるとともに、積付パ
ターン10のx座標係数11、y座標係数12、および
角度係数13の入力作業を不要にすることができる。
【0123】また、積付パターン10のx座標係数1
1、y座標係数12、および角度係数13の入力作業が
不要になった結果、x座標係数11、y座標係数12、
および角度係数13の誤入力より、産業用ロボット31
が本来の位置とは異なる別の位置へ移動するという異常
動作を防止することができ、産業用ロボット31が把持
している物品34と既にパレット35上に積付られてい
る物品34との干渉を防止することができる。
【0124】また、人間がはみ出し積付け可能な物品3
4の配置方法を検討する作業を不要にできるとともに、
はみ出し積付け可能な積付パターン10のx座標係数1
1、y座標係数12、および角度係数13の入力作業を
不要にすることができる。
【0125】また、物品34をパレット35上に多段に
積付る場合に、偶数段と奇数段では物品34を別の配置
に積付ることができる。この結果、物品34が棒積み状
態となることを防ぐことができ、物品34の荷崩れを防
止することができる。また、積付パターン10の積付順
序14およびアプローチ距離15の入力作業を不要にす
ることができる。
【0126】
【発明の効果】以上のように、この発明に係わる産業用
ロボットによれば、人間がパレット上に積付る物品の配
置方法を検討する作業を不要にすることができるととも
に、積付パターンのx座標係数、y座標係数および角度
係数を入力する作業を不要にすることができ省人化する
ことができる。
【0127】また、産業用ロボットが把持している物品
と既にパレット上に積付られている物品との干渉を防止
することができる。
【0128】また、はみ出し積付けが可能な物品の配置
方法を検討する作業を不要にできるとともに、はみ出し
積付け可能な積付パターンのx座標係数、y座標係数お
よび角度係数を入力する作業を不要にすることができ省
人化することができる。
【0129】また、産業用ロボットが物品をパレット上
に多段に積付けても、物品の荷崩れを防止することがで
きる。
【0130】また、積付パターンの積付順序を入力する
作業を不要にすることができ省人化することができる。
【0131】また、積付パターンのアプローチ距離を入
力する作業を不要にすることができ省人化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の産業用ロボットの構成を示す説明
図である。
【図2】 この発明の電気的な接続関係を示す説明図で
ある。
【図3】 この発明の荷積みデータ入力手段の動作を示
すフローチャートである。
【図4】 この発明の寸法データの説明図である。
【図5】 この発明の積付領域入力手段の動作を示す説
明図である。
【図6】 この発明のはみ出し量の説明図である。
【図7】 この発明の平面個数設定手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 この発明の第1配置条件の説明図である。
【図9】 この発明の第1配置条件の説明図である。
【図10】 この発明の第1配置条件の説明図である。
【図11】 この発明の第1配置条件のフローチャート
である。
【図12】 この発明の第1配置条件のフローチャート
である。
【図13】 この発明の第1配置条件のフローチャート
である。
【図14】 この発明の第1積付位置演算手段の動作を
示すフローチャートである。
【図15】 この発明の第2配置条件の説明図である。
【図16】 この発明の第2配置条件の説明図である。
【図17】 この発明の第2配置条件の説明図である。
【図18】 この発明の第2配置条件のフローチャート
である。
【図19】 この発明の第2配置条件のフローチャート
である。
【図20】 この発明の第2配置条件のフローチャート
である。
【図21】 この発明の第2積付位置演算手段の動作を
示すフローチャートである。
【図22】 この発明の積付順序決定手段の動作を示す
フローチャートである。
【図23】 この発明の積付順序決定手段の動作を示す
フローチャートである。
【図24】 この発明の積付順序決定手段の動作の説明
図である。
【図25】 この発明のパレット位置入力手段の動作を
示すフローチャートである。
【図26】 この発明のアプローチ位置演算手段の動作
を示すフローチャートである。
【図27】 この発明のアプローチ位置演算手段の動作
を示す説明図である。
【図28】 この発明のアプローチ位置演算手段の動作
を示す説明図である。
【図29】 従来の産業用ロボットの構成を示す説明図
である。
【図30】 積付パターンの説明図である。
【図31】 積付パターンの説明図である。
【図32】 積付パターンの説明図である。
【図33】 アプローチ距離の説明図である。
【図34】 アプローチ距離の説明図である。
【図35】 従来の産業用ロボットの動作を示す説明図
である。
【図36】 はみ出し積付の説明図である。
【図37】 従来の産業用ロボットの動作を示す説明図
である。
【図38】 従来の産業用ロボットの動作を示す説明図
である。
【図39】 従来の産業用ロボットの動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
31 産業用ロボット、32 ロボット制御手段、33
供給装置、34 物品、35 パレット、40 荷積
みデータ入力手段、41 積付領域入力手段、42 平
面個数設定手段、43 第1配置条件登録手段、44
第1積付位置演算手段、45 第2配置条件登録手段、
46 第2積付位置演算手段、47 積付順序決定手
段、48 パレット位置入力手段、49 アプローチ位
置演算手段、50 マイクロコンピュータ、51 入力
回路、52 CPU、53 出力回路、54 メモリ、
55 キーボード、56 ディスプレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 61/00 B65G 57/03

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を順次パレット上に積付る産業用ロ
    ボットにおいて、前記物品および前記パレットの寸法デ
    ータを入力する荷積みデータ入力手段と、前記パレット
    に積付る1段分の物品積付個数を設定する平面個数設定
    手段と、前記パレットに積付る前記物品の1段分の第1
    基本積付配置の配置条件登録された第1配置条件登
    録手段と、前記荷積みデータと前記平面個数設定手段の
    データから前記第1配置条件登録手段に登録された各配
    置条件をチェックし、配置条件を満たす物品配置図を表
    示するとともに、表示された前記物品配置図の中から選
    択した物品配置図の配置条件に基づいて第1の物品積付
    位置を演算する第1積付位置演算手段とを具備すること
    を特徴とする産業用ロボット。
  2. 【請求項2】 物品を順次パレット上に積付る産業用ロ
    ボットにおいて、前記物品および前記パレットの寸法デ
    ータを入力する荷積みデータ入力手段と、前記パレット
    上の前記物品の積付領域を入力する積付領域入力手段
    と、前記積付領域に積付る1段分の物品積付個数を設定
    する平面個数設定手段と、前記積付領域に積付る前記物
    品の1段分の第1基本積付配置の配置条件登録され
    第1配置条件登録手段と、前記荷積みデータ、前記積
    付領域入力手段から入力されたデータ、および前記平面
    個数設定手段のデータから前記第1配置条件登録手段に
    登録された各配置条件をチェックし、配置条件を満たす
    物品配置図を表示するとともに、表示された前記物品配
    置図の中から選択した物品配置図の配置条件に基づいて
    第1の物品積付位置を演算する第1積付位置演算手段と
    を具備することを特徴とする産業用ロボット。
  3. 【請求項3】 前記第1基本積付配置に従って配置され
    た前記物品の上に積重ねる第2基本積付配置の配置条件
    登録された第2配置条件登録手段と、前記の選択され
    た物品配置図の配置条件に基づいて第2の物品積付位置
    を演算する第2積付位置演算手段とを具備することを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の産
    業用ロボット。
  4. 【請求項4】 前記第1物品積付位置および前記第2物
    品積付位置および前記荷積みデータに基づき前記産業用
    ロボットの物品積付順序を決定する積付順序決定手段を
    具備したことを特徴とする請求項3記載の産業用ロボッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記積付順序決定手段は、前記第1物品
    積付位置および前記第2物品積付位置および前記寸法デ
    ータに基づいて前記物品の頂点座標を演算するととも
    に、前記物品相互間の頂点座標を比較して、前記産業用
    ロボットの物品積付順序を決定するものであることを特
    徴とする請求項4記載の産業用ロボット。
  6. 【請求項6】 前記パレットの位置を入力するパレット
    位置入力手段と、前記パレット位置および前記第1物品
    積付位置および前記第2物品積付位置および前記寸法デ
    ータに基づいて物品積付位置のアプローチ位置を演算す
    るアプローチ位置演算手段を具備することを特徴とする
    請求項3記載の産業用ロボット。
  7. 【請求項7】 前記アプローチ位置演算手段は、前記第
    1物品積付位置および前記第2物品積付位置に対する方
    向を前記パレット位置に基づいて演算するとともに、前
    記第1積付位置および前記第2物品積付位置に対する距
    離を前記寸法データに基づいて演算して、前記アプロー
    チ位置を演算するものであることを特徴とする請求項6
    記載の産業用ロボット。
  8. 【請求項8】 物品を順次パレット上に積付る産業用ロ
    ボットにおいて、前記物品および前記パレットの寸法デ
    ータを入力する荷積みデータ入力手段と、前記パレット
    上の前記物品の積付領域を入力する積付領域入力手段
    と、前記積付領域に積付る1段分の物品積付個数を設定
    する平面個数設定手段と、前記積付領域に積付る前記物
    品の1段分の第1基本積付配置の配置条件登録され
    第1配置条件登録手段と、前記荷積みデータと前記平
    面個数設定手段のデータから上記第1配置条件登録手段
    に登録された各配置条件をチェックし、配置条件を満た
    す物品配置図を表示するとともに、表示された前記物品
    配置図の中から選択した物品配置図の配置条件に基づい
    て第1の物品積付位置を演算する第1積付位置演算手段
    と、前記第1基本積付配置に従って配置された前記物品
    の上に積重ねる第2基本積付配置の配置条件登録
    れた第2配置条件登録手段と、前記の選択された配置条
    件に基づいて第2の物品積付位置を演算する第2積付位
    置演算手段と、前記第1物品積付位置および前記第2物
    品積付位置および前記荷積みデータから前記産業用ロボ
    ットの物品積付順序を決定する積付順序決定手段と、前
    記パレットの位置を入力するパレット位置入力手段と、
    前記パレット位置および前記第1物品積付位置および第
    2物品積付位置および前記荷積みデータに基づいて、物
    品積付位置のアプローチ位置を演算するアプローチ位置
    演算手段とを具備することを特徴とする産業用ロボッ
    ト。
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