JP3276465B2 - 非蛋白態窒素成分の精製法及び精製物 - Google Patents

非蛋白態窒素成分の精製法及び精製物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種生理活性物質が含
まれる牛乳の非蛋白態窒素成分(以下、NPNというこ
ともある)を精製する方法及びそれによって得られた精
製物に関する。更に詳細には、本発明は、牛乳NPN
を、甘性若しくは酸ホエイを原料として各種膜分離、脱
塩、吸着、酸並びにアルカリ溶出、濃縮、乾燥工程を有
機的に結合して、機能性食品(特定保健用食品)、医薬
品、並びに化粧品原料として利用できる高度に精製され
た精製物を短時間に効率よく製造するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、牛乳中には蛋白質以外の非蛋白
態窒素成分が全窒素の5〜6%も含有されていることは
よく知られている。そして、この非蛋白態窒素成分に
は、クレアチニン、尿素、ホスホエタノールアミンなど
の含窒素化合物、グルタミン酸、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシンなどのアミノ酸、オロット酸、5′−
CMP、5′−AMP、5′−GMP、5′−UMPな
どの核酸関連物質などきわめて多種類にわたる窒素化合
物が含まれていることも分っている。
【0003】これ等成分を多量に含む画分を得る方法と
して、原料の限外濾過処理で得られる透過液を濃縮し
て、2段階の結晶分離法により乳糖を除去した母液を脱
塩して粉末化する方法(特開昭60−54637)、並
びに、イオン交換樹脂にこのNPNを吸着させ、脱塩ホ
エイ液でこの樹脂よりNPNを洗い出し、これら成分の
強化されたホエイ濃縮物を製造する方法(特願平3−8
1063)が既に特許出願されており、また、陽、陰両
イオン交換体にNPNを吸着させ、酸及び/又はアルカ
リで溶離回収する方法(特願平4−34062)も特許
出願されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】NPNの精製に関して
は、上記のように特許公開ないし特許出願がなされてい
るが、しかしながら、これらの方法によって得られたN
PNには多量の乳糖等不純物を含むため、前記製品は、
NPNを強化した一般食品の原料として利用可能でも、
特定保健用食品、医薬品、化粧品原料としては精製不十
分と判断される。また、これらの方法では、NPNの回
収率が低い、処理時間も長いといった問題点も認められ
る。特に前記製品を化粧品原料にした場合、乳糖を含む
ことから、カビ、酵母が生えやすく、防腐剤の添加が化
粧品によっては必要となる。しかし防腐剤の使用は、防
腐剤をなくすという時代の流れに逆行する結果となる。
また医薬品原料として利用する場合、更に不純物を除去
し、NPN含量を高める必要がある。本発明は濃縮され
たNPNから、灰分や乳糖等不純物を除去し、NPNの
含量を高めて、特定保健用食品はもとより化粧品や医薬
品原料としても応用することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、各方面から検討し
た結果、NPN原料をそのまま若しくは限外濾過してN
PN母液とし、これを特定のイオン交換膜を装着した電
気透析装置で脱塩した後、イオン交換処理を組み合わせ
ることにより、きわめて効率的にNPNの精製ができる
という新知見を得、この新知見をもとにして更に研究を
重ねた結果、本発明の完成に至ったものである。
【0006】先の出願に係る特願平4−34062号に
おいて明らかにされているように、NPN純度を高める
にはイオン交換法が望ましい。しかしながら、NPN回
収率を向上させ、イオン交換処理時間を短縮させるに
は、イオン交換前の母液をNPN阻止率の低い電気透析
膜を用いて脱塩を行うのが効果的である点にはじめて着
目した。また、この時に生じるNPNの一部を含む塩回
収液(濃縮液)とイオン交換体に吸着したNPNの溶離
液を混合、中和した後、この混合液を前の場合とは逆に
NPN阻止率の高い電気透析膜を用いて脱塩することに
より、NPNの高い回収率が得られ、且つNPN純度の
高い精製されたNPN精製物が得られることもはじめて
確認し、更に研究の結果、本発明は完成されたのであ
る。
【0007】本発明において、精製されるNPN原料と
しては、牛乳、その濃縮物及びその粉末;脱脂乳、その
濃縮物及びその粉末;ホエイ、その濃縮物及びその粉
末;ホエイの限外濾過処理で得られた透過液から乳糖製
造時副産物として得られる母液、その濃縮物及びその粉
末;等NPN含有物がすべて使用可能であり、必要あれ
ば、濃縮物の場合は希釈し、また粉末の場合は溶解する
等の調製処理を行う。
【0008】NPN原料はそのまま精製工程に供しても
良いが、イオン交換樹脂等に乳脂肪や高分子の蛋白質が
混入され洗滌に手間取ること等から、NPN原料を限外
濾過(以下、UFということもある)処理して、NPN
を含む透過液(Permeate)と乳脂肪や蛋白質を
含む保留液(Retentate)に分けることが望ま
しい。従ってUF処理を前提に説明する。なお、UF処
理に先立ち、上記したNPN原料類は、UF膜を損傷さ
せぬよう、清浄化してゴミ等を除去することが望まし
い。また、UF膜の分画分子量は、必要とするNPNの
最大分子量によっても相違し格別の限定はないが、1,
000〜50,000程度が好適である。更に、UF装
置に使用される膜としては、格別の限定はなく中空系タ
イプ、ディスクタイプその他が適宜使用可能である。
【0009】UF処理で得られた透過液、それを濃縮し
て得た濃縮液、濃縮に際して析出した乳糖を除去した
液、のいずれもが、次に行うNPNの精製工程の原料と
して使用できるので、これらを総称してNPN母液とい
う。
【0010】上記のように、UF処理で得られた透過液
は濃度を高めるために濃縮し、これをNPN母液として
使用することが可能なことは上に述べたとおりである。
通常の場合、濃縮度を上げると乳糖が析出するので、こ
れを除去した後の液体もNPN母液として使用可能なこ
とも上で述べたとおりである。透過液の濃縮において、
濃縮は加熱濃縮、真空濃縮、フラッシュ濃縮、逆浸透
(RO)濃縮およびこれ等を組合せた複合濃縮法のいず
れでも良いが、加熱して透過液を長時間高温にさらす
と、乳糖とNPNが反応して、透過液が褐変化するため
に、透過液の加熱温度が低く、且つ短かくしかも能力ア
ップの可能な真空濃縮やフラッシュ濃縮を採用するのが
好ましい。濃縮液から乳糖を析出させ除去するときは、
濃縮液の冷却や結晶缶による方法等、公知の方法を採用
する。また結晶乳糖の大きさは特に規定しないが、NP
Nの収率向上の観点から、種結晶を添加して細かい結晶
をできるだけ多く析出させ、結晶内に不純物を含有させ
ないようにする必要がある。析出した乳糖の除去法は、
遠心分離や濾過等、公知の方法による。これ等3種類の
液体(透過液、濃縮液、乳糖除去液)は、NPN精製工
程の原液となるために以後NPN母液と称することは、
既に述べたとおりである。
【0011】NPN母液には固形分換算で少くとも約5
0%の乳糖、10%の灰分が含まれている。従ってNP
N母液からNPNを精製する方法が種々ある中で、NP
Nをイオン交換体に選択的に吸着させ、これをアルカリ
(若しくは酸)にて溶出、回収する方法が最も効果的で
あり、イオン交換処理法としては特願平4−34062
号に記載されているような既知の方法が適宜使用でき
る。しかし吸着工程でイオン交換体への親和性(選択係
数)は無機イオンよりNPNが劣ると推察されるため、
NPNの吸着量を上げるためには無機イオンを可及的に
除いておくことが望ましい。
【0012】脱塩方法としては、(1)イオン交換、
(2)ゲル濾過、(3)ルーズ逆浸透圧処理、(4)電
気透析脱塩といった方法が考えられる。しかしながら、
(1)の方法は、無機塩と同時にNPNもイオン交換体
に吸着するため無機イオンの選択的脱塩可能なイオン交
換体のスクリーニング若しくは開発が必要である。
(2)、(3)の方法は、無機塩とNPNの分子量差が
小さいために溶出位置が近接しており、したがってNP
N母液の脱塩操作が煩雑である。そこで(4)の方法に
ついて種々検討を行った結果、電気透析装置に装着する
イオン交換膜の種類により、最終的に得られる製品での
NPNの回収率が大きく変化するという新しい知見を得
た。本発明はこの現象に着目し、これを効率的に利用し
たものである。以下、本法について説明する。
【0013】脱塩工程におけるNPNの収率は、イオン
交換膜の種類によって相違するものである。ホエイより
イオン交換体で部分脱蛋白質した液を濃縮した後、乳糖
を結晶分離してなる、部分脱蛋白質−部分脱乳糖ホエイ
(PDPL)を原料とし、NPN阻止率の低いイオン交
換膜として旭硝子社製ED膜(CMV/AMV)を、N
PN阻止率の高いイオン交換膜として旭硝子社製ED膜
(CSV/AMT)をそれぞれ使用した場合の1例を、
下記表1、表2に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】PDPLの主要成分組成は、総窒素2.2
%、NPN 1.1%、乳糖48.1%、灰分30.2
%であった。上記した表2の結果から、脱塩したNPN
母液の主要な無機塩はNPN阻止率の高いイオン交換膜
で処理した方が若干高いことがわかり、また表1の結果
から、NPNの収支は約20%も異なることがわかる。
【0017】このようにして脱塩されたNPN母液(以
下、脱塩NPN母液ということもある)は、イオン交換
体の充填されたカラムに通液し、NPNを本樹脂に吸着
させる。本実験では、イオン交換体は強酸性陽イオン交
換体(三菱化成社:Diaion SK1B)、強塩基
性陰イオン交換体(三菱化成社:Diaion SA1
0A)を用いた。脱塩NPN母液を通液するイオン交換
カラムとしては、イオン交換体を何種類か混合使用する
混床式、一種類の交換体を充填したイオン交換カラムを
使用する単床式、若しくは異なったイオン交換体が充填
されたイオン交換カラムを逐次通液する多床式を採用で
きる。ここでは、これ等を別々に充填して、脱塩NPN
母液を逐次通液する2床式を採用した。
【0018】脱塩NPN母液は、まず強酸性陽イオン交
換体(以下SCI)の充填されたカラムに通液し、つい
で通過液を強塩基性陰イオン交換体(以下SAI)の充
填されたカラムに通液してNPNを吸着させる。NPN
が飽和状態になるまで吸着したSCI、SAIに対し
て、それぞれ2N NaOH、2N H2SO4を通液
し、NPNの脱着、回収を行う。
【0019】SCI並びにSAIより、酸並びにアルカ
リ剤にて溶出されたNPN溶出液は、これを混合し、公
知の方法でpH6.0〜7.0に中和する。得られたN
PN溶出液は、NPN母液の脱塩時の塩回収液(濃縮
液)と混合し、NPN阻止率の高いイオン交換膜を装着
した電気透析装置を用いて脱塩し、NPN溶出時並びに
中和時添加した塩類を除去する。脱塩レベルは精製NP
Nの用途に応じて変更する。脱塩後の精製NPNは、再
度濃縮してペースト状若しくは乾燥後粉末化して製品と
する。ここで乾燥は、通気乾燥、噴霧乾燥、凍結乾燥等
公知の乾燥方法を採用し、噴霧乾燥、凍結乾燥以外の乾
燥方法を採用して、ケーキングが起きたときは、粉砕し
て粉末化するとよい。全工程の概略を図1に示す。
【0020】
【作用】精製NPNは、脱塩NPN母液をイオン交換体
に吸着させてNPN以外の成分と分離し、これを溶出、
脱塩、回収して得られる。吸着操作に先立ってNPN母
液に含まれるNPNよりイオン交換体に吸着しやすいミ
ネラルを電気透析脱塩により除去する。NPNは
(+),(−)並びに(+)と(−)両方の電荷をもつ
成分が含まれる。従って吸着は陽イオン、陰イオン交換
体の両者を利用し、溶出は、酸又はアルカリを使用す
る。
【0021】以下に本発明の実施例について述べる。
【0022】
【実施例1】PDPL 10%溶液を分画分子量20,
000のUF処理し、得られたNPN母液を旭硝子社製
ED膜(CMV/AMV)で電気伝導度を指標として9
7%電気透析脱塩し、脱塩NPN母液及び塩回収液とし
た。この脱塩NPN母液を、SCIを充填したカラムに
SV=3で通液し、イオン交換体体積の45倍相当量
(45BV)を通液した後、5BVの水でカラム内のS
CIを水洗した。SCIは三菱化成社製Diaion
SK1Bを使用した。SCIに未吸着のNPNは全NP
Nの49%であった。水洗後、2BVの2NのNaOH
を循環し、延6BV通液してNPNを溶出した。後、5
BVの水でカラム並びにSCIを水洗し、残液を回収し
た。アルカリ溶出(水洗水含む)で通液した全NPNの
18%を回収した。
【0023】SCIを通過した脱塩NPN母液並びに母
液の水洗水はSCIの1.1倍のSAIを充填したカラ
ムにSV=3で通液し、44BV通液した後5BVの水
でカラム内のSAIを水洗した。SAIは三菱化成社製
Diaion SA10Aを使用した。SAIに未吸着
のNPNは全NPNの11%であった。
【0024】水洗したSAIに2BVの2NのH2SO4
を循環し、延8BV通液してNPNを溶出した。後、5
BVの水でカラム並びにSCIを水洗し、残液を回収し
た。本工程の酸溶出(水洗水含む)でNPNの17%を
回収した。物質収支は下記表3、表4の通りであった。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】上記結果から明らかなように、全イオン交
換体から回収されたNPNは、脱塩NPN母液の68%
であった。これ等SKlB吸着画分溶離液、SA10A
吸着画分溶離液及びED濃縮液(塩回収液)からなるN
PN溶出液を混合し、中和後、旭硝子社製ED膜(CS
V/AMT)で電気透析脱塩したところ、固形分当り、
74%のNPN(N×6.38)を含むNPN溶液が得
られ、NPNの収率は約30%であった。
【0028】また、イオン交換樹脂処理前の電気透析処
理を、本法とは逆にNPN阻止率の高いイオン交換膜
(旭硝子社製ED膜(CSV/AMT))を用いて行っ
た場合のNPNの物質収支も併せて表3に示したが、最
終的に得られるNPN画分のNPN回収率は本法の約1
/2にすぎなかった。
【0029】
【発明の効果】牛乳に含まれるNPNの中には種々の生
理活性物質が多量に含まれる。しかし、従来のNPN精
製物には乳糖等多くの不純物を含むため、医薬品や化粧
品原料としての活用は不可能であった。本発明によりこ
うした不純物を除去して、精製することにより、特定保
健用食品、医薬品、化粧品原料として利用することがで
きる。また、本発明は、処理時間を短縮し、しかもNP
N回収率は大幅に向上せしめることのできる新規な工業
的なNPN精製法も提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】NPN精製工程概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大津 俊広 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳 業株式会社 中央研究所内 (72)発明者 桑田 有 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳 業株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平4−356159(JP,A) 特開 昭60−54637(JP,A) 特開 昭59−184197(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23C 9/14 - 9/15 A23C 21/00 A23L 1/305

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛乳、脱脂乳、ホエイ、ホエイの限外濾
    過処理で得られた透過液から乳糖製造時副産物として得
    られる母液、及びそれらの濃縮液とその粉末;からなる
    群から選ばれた非蛋白態窒素成分(NPN)含有原料を
    そのまま若しくはその限外濾過透過液を、NPN阻止率
    の低いイオン交換膜を装着した電気透析装置を用いて脱
    塩し、脱塩された液は、これをイオン交換樹脂処理して
    NPN画分を吸着後溶離回収し、上記脱塩処理によって
    回収された塩回収画分(NPNの一部を含有する濃縮
    液)とわせて中和した後、NPN阻止率の高い電気透
    析膜を装着した電気透析装置を用いて脱塩処理し、NP
    Nを精製することを特徴とする非蛋白態窒素成分の精製
    法。
  2. 【請求項2】 イオン交換樹脂処理を陽イオン、陰イオ
    ン交換体の両者を利用して行うことを特徴とする請求項
    1に記載の精製法。
  3. 【請求項3】 限外濾過透過液として、限外濾過で得ら
    れる透過液、該透過液の濃縮液、及び/又は該透過液か
    ら乳糖を除去した後の液体を使用することを特徴とする
    請求項1、2のいずれかに記載の精製法。
  4. 【請求項4】 NPN含有原料が、濃縮物の場合は希釈
    し、また粉末の場合は溶解することを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の精製法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    精製法によって得られた、NPN含量が高く、乳糖含量
    や灰分含量は低い、精製された非蛋白態窒素成分。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の精製法によって得られ
    た陽イオン性、陰イオン性、両イオン性、各NPNを含
    み、かつNPN含量が高く、乳糖含量や灰分含量は低
    い、精製された非蛋白態窒素成分。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の精製され
    たNPNを濃縮してペースト状若しくは乾燥後粉末化し
    てなる非蛋白態窒素成分。
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