JP3276294B2 - 渦電流探傷プローブ - Google Patents

渦電流探傷プローブ

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JP3276294B2
JP3276294B2 JP24191496A JP24191496A JP3276294B2 JP 3276294 B2 JP3276294 B2 JP 3276294B2 JP 24191496 A JP24191496 A JP 24191496A JP 24191496 A JP24191496 A JP 24191496A JP 3276294 B2 JP3276294 B2 JP 3276294B2
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淳 黒田
礼三 宮内
武男 神村
通夫 浜名
宏治 榎並
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器の伝熱管
等の欠陥検出を行なう渦電流探傷プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱交換器の伝熱管等に対してそ
の欠陥検出を行なう渦電流探傷装置の一般的な構成を図
4に示す。同図で、略円柱形状のホルダ7の周面に沿っ
て複数の検出コイル1,1,…を規則配置した渦電流探
傷プローブ2は、ケーブル4を介して本体の渦電流探傷
器3と接続される。
【0003】しかるに、図示する如く渦電流探傷プロー
ブ2を被検査体である熱交換器の伝熱管5中に挿入して
移動させた場合に、検出コイル1,1,…のいずれかが
伝熱管5に存在する傷等の欠陥6に接近すると、該当検
出コイル1のインピーダンスが変化する。
【0004】図5に示すように、渦電流探傷プローブ2
の複数の検出コイル1,1,…で得られる信号は、それ
ぞれケーブル4を構成する複数の信号線4a,4a,…
を経由して渦電流探傷器3のアンプ8,8,…に並列に
伝送される。
【0005】すなわち、伝送された各信号はそのレベル
が微小であることから、アンプ8,8,…によって適宜
所定の増幅率をもって増幅されるもので、得られた信号
に対して図示しない処理回路により検波その他の信号処
理が行なわれる。この場合、信号波形の振幅、位相は欠
陥6の大きさや形状等によって決まるので、信号波形か
ら欠陥6の状態を判断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は上記渦電流探傷
プローブ2の検出コイル1と渦電流探傷器3のアンプ8
及びこれらを接続するケーブル4の信号線4aの1組を
取出して示すものである。このように、検出コイル1で
検出された信号が直接ケーブル4を構成する信号線4a
を経由してアンプ8まで伝送されてから増幅されるよう
になるため、信号線4aの容量、抵抗等によって伝送す
る信号の振幅が減衰し、あるいは伝送途中で信号にノイ
ズ9が重畳されてしまうことにより、正確な探傷が疎外
されることが有り得る。
【0007】図6(1)は検出コイル1で得られた探傷
信号が信号線4aの伝送過程でその振幅が減衰すること
により、アンプ8の出力する信号から対応する欠陥6部
の情報が消滅してしまう状態を示している。
【0008】また、図6(2)は検出コイル1で得られ
た探傷信号に信号線4aの伝送過程でノイズ9が重畳さ
れてしまうことにより、アンプ8の出力する信号におい
てS/N比が非常に悪化してしまう状態を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く従来の渦
電流探傷装置では、渦電流探傷プローブ2の検出コイル
1,1,…で検出された信号が直接ケーブル4を構成す
る信号線4a,4a,…を経由して渦電流探傷器3のア
ンプ8,8,…まで伝送されてから増幅されるようにな
るため、正確な探傷を行なうことができないという不具
合があった。
【0010】また、欠陥6の検出性能を向上させるため
には、渦電流探傷プローブ2内の検出コイル1,1,…
の数を増加させることが考えられる。しかしながら、検
出コイル1,1,…を増加させることで必然的に渦電流
探傷プローブ2と渦電流探傷器3とを接続するケーブル
4を構成する信号線4a,4a,…の数も増加する。そ
のため、個々の信号線4a,4a,…が上述した如く信
号の抵抗による減衰を考慮してある程度以上の太さを確
保しなければならないことから、ケーブル4全体の径が
増大し、熱交換器伝熱管5の内径に収まらなくなってし
まう可能性があるので、検出コイル1,1,…の数は探
傷対象とする熱交換器伝熱管5の内径により制限されて
しまうという不具合も生じる。
【0011】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、減衰やノイズ等の
影響を排除して欠陥の情報を正確に信号伝送する一方、
探傷対象の管内径等に制限されず、より多数の検出コイ
ルを配置形成することが可能で、結果として探傷性能を
大幅に向上させることが可能な渦電流探傷プローブを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
励磁コイル、この励磁コイルに対応してプローブ外周面
に規則配置された複数の検出コイル、これら複数の検出
コイルから得られる信号をそれぞれ所定の増幅率をもっ
て増幅する複数のプリアンプ、及びこれら複数のプリア
ンプを介して送られてきた複数の信号を時分割多重する
時分割多重手段を有する渦電流探傷プローブであって、
上記時分割多重手段としてマルチプレクサを用い、この
マルチプレクサの後方にバッファアンプを設けて、マル
チプレクサで時分割多重された信号を増幅して出力する
ことを特徴とする。
【0013】このような構成とすれば、検出コイルで得
た信号をこの検出コイルに近接したプリアンプで増幅
し、さらにマルチプレクサを介して後にバッファアンプ
で増幅してから出力するようになるので、ケーブル伝送
途中での信号の減衰を考慮する必要がなく、またノイズ
等による影響も伝送する信号レベル自体が充分高いため
にほとんど無視できる程度にまでS/N比を向上させる
ことができ、さらに検出した複数の検出コイルからの信
号を時分割多重した上でケーブルで伝送させるために、
ケーブルに必要な信号線数を検出コイルの数の数分の一
とすることができ、ケーブルを細いものとしたまま検出
コイルを多数配置する構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の一形態を説明する。図1は一部を切り欠いた外観構成
を示すもので、略円柱形状のホルダ17の周面に沿って
複数の検出コイル11,11,…を規則配置した渦電流
探傷プローブ12は、複数の信号線14a,14a,…
で構成されるケーブル14を介してここでは図示しない
本体の渦電流探傷器と接続される。
【0015】しかるに、図示する如くホルダ17内に
は、検出コイル11,11,…で検出した信号を処理す
るための電子回路部20が設けられている。図2は主と
して上記電子回路部20内の詳細な構成について示すも
ので、検出コイル11,11,…での検出信号は、それ
ぞれ近接したプリアンプ(pre.)21,21,…に
より所定の増幅率をもって増幅された後にマルチプレク
サ22に入力される。ここで、プリアンプ21,21,
…は、検出コイル11,11,…のサイズ、性能等によ
り、その検出信号が微小であることを考慮して、低ノイ
ズタイプのものであることとする。
【0016】上記マルチプレクサ22は、ラインレシー
バ24を介して入力される選択信号に応じて、プリアン
プ21を介して検出コイル11,11,…から送られて
くる検出信号を時分割多重し、バッファアンプ(bu
f.)23へ出力する。
【0017】バッファアンプ23では、マルチプレクサ
22から送られてくる時分割多重された検出信号を一定
の増幅率をもって増幅し、ケーブル14より渦電流探傷
器へ出力して該信号の検波を行なわせる。
【0018】上記のような構成の渦電流探傷プローブ1
2にあっては、検出コイル11によって検出した信号を
この検出コイル11に近接したプリアンプ21で増幅す
ることから、図3(1)に示すようにケーブル14での
伝送途中で信号が減衰してしまった場合でも、渦電流探
傷器側で検波が不可能なレベルまで消滅してしまうのを
回避することができ、確実に探傷を行なうことが可能と
なる。
【0019】また、図3(2)に示すようにケーブル1
4での伝送途中で信号にノイズ9が重畳された場合で
も、元の信号レベルがノイズ9に比して充分に大きいこ
とから、対象の欠陥に基づく信号成分が上記ノイズ9の
成分に埋もれてしまうことなく、さしてS/N比を下げ
ることなく、渦電流探傷器側に伝送させることができ
る。
【0020】さらに、伝送する信号を時分割多重してケ
ーブル14を介して渦電流探傷器へ伝送するようにして
いるため、ケーブル14を構成する信号線14a,14
a,…の数を検出コイル11,11,…の数分の一にす
ることができ、従来のプローブに比して検出コイル1
1,11,…を多数ホルダ17の外周面に規則配置する
こととしても、ケーブル14の太さを充分小さなものに
抑えることができるので、被検査対象である熱交換器の
伝熱管等の内径に制限されず、より高精度の検査を行な
うことができる。
【0021】これらのことから、従来では検出すること
が不可能であったより微小な欠陥を高いS/N比で検出
することが可能となる。なお、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
内で種々変形して実施することが可能であるものとす
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、検出コイ
ルで得た信号をこの検出コイルに近接したプリアンプで
増幅し、さらにマルチプレクサを介して後にバッファア
ンプで増幅してから出力するようになるので、ケーブル
伝送途中での信号の減衰を考慮する必要がなく、またノ
イズ等による影響も伝送する信号レベル自体が充分高い
ためにほとんど無視できる程度にまでS/N比を向上さ
せることができ、さらに検出した複数の検出コイルから
の信号を時分割多重した上でケーブルで伝送させるため
に、ケーブルに必要な信号線数を検出コイルの数の数分
の一とすることができ、ケーブルを細いものとしたまま
検出コイルを多数配置する構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る構成を示す図。
【図2】上記図1の主として電子回路部の回路構成を示
すブロック図。
【図3】同実施の形態に係る信号の伝送状態を示す図。
【図4】従来の渦電流探傷装置の構成を示す図。
【図5】従来の渦電流探傷装置での信号の流れを示す
図。
【図6】従来の渦電流探傷装置の信号の伝送状態を示す
図。
【符号の説明】
1,11…検出コイル 2,12…渦電流探傷プローブ 3…渦電流探傷器 4,14…ケーブル 4a,14a…信号線 6…欠陥 7,17……ホルダ 8…アンプ 9…ノイズ 20…電子回路部 21…プリアンプ 22…マルチプレクサ 23…バッファアンプ 24…ラインレシーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜名 通夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 榎並 宏治 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 平8−211026(JP,A) 特開 平6−12840(JP,A) 特開 平6−296610(JP,A) 特開 平2−228552(JP,A) 特開 平9−329585(JP,A) 特開 昭63−40850(JP,A) 特開 平7−248314(JP,A) 実開 昭60−114960(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/72 - 27/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイル、この励磁コイルに対応して
    プローブ外周面に規則配置された複数の検出コイル、こ
    れら複数の検出コイルから得られる信号をそれぞれ所定
    の増幅率をもって増幅する複数のプリアンプ、及びこれ
    ら複数のプリアンプを介して送られてきた複数の信号を
    時分割多重する時分割多重手段を有する渦電流探傷プロ
    ーブであって、 上記時分割多重手段としてマルチプレクサを用い、 このマルチプレクサの後方にバッファアンプを設けて、
    マルチプレクサで時分割多重された信号を増幅して出力
    する ことを特徴とする渦電流探傷プローブ。
JP24191496A 1996-09-12 1996-09-12 渦電流探傷プローブ Expired - Lifetime JP3276294B2 (ja)

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RU2176082C1 (ru) * 2000-12-26 2001-11-20 ЗАО "Нефтегазкомплектсервис" Внутритрубный магнитный дефектоскоп
KR101941354B1 (ko) * 2017-01-03 2019-01-22 한국수력원자력 주식회사 송수신부가 절연된 배열 와전류 탐촉자 및 이를 이용한 와전류 탐상 검사 방법

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