JP3274003B2 - 製品検査方法 - Google Patents

製品検査方法

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JP3274003B2 JP19605393A JP19605393A JP3274003B2 JP 3274003 B2 JP3274003 B2 JP 3274003B2 JP 19605393 A JP19605393 A JP 19605393A JP 19605393 A JP19605393 A JP 19605393A JP 3274003 B2 JP3274003 B2 JP 3274003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品中の特定の対象物
の個数、位置等を2値化画像により検出する製品検査方
法に関し、特に糸条パッケージに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステル、ポリアミド繊維の
ような合成繊維糸条を延伸撚糸機、延伸仮撚機等で加工
処理する場合、糸条パッケージの巻始め時にそのボビン
の定常のトラバース領域外のボビン端部にバンチ巻と呼
ばれる重ね巻を行い、次いでトラバース領域へ移動して
定常巻取りすることにより、いわゆるトランスファーテ
ールを形成している(特公昭57―36233号公報、
特開昭58―119553号公報)。
【0003】このようにして巻き上げられた糸条パッケ
ージは製織等の後工程でのトランスファー処理が容易に
行えるように、一定の長さのトランスファー処理用の糸
条すなわちピグテール部を残してボビン端に形成された
バンチ巻部を剥取り、このピグテール部の先端をテー
プ、ラベル、シール(紙)等でボビン端に固定して、出
荷される。
【0004】従来、かかるバンチ巻部の剥取処理は人手
により行われていたが、近年機械化、自動化が試みら
れ、特開平2―43180号公報の方法等が提案されて
いる。この自動化に必要なバンチ巻部切断位置を検出す
る検査方法として、本出願人は、特願平4―21685
4号明細書において図2のようにバンチ巻部およびピグ
テール部を含むトランスファーテールが形成されたボビ
ン端部12Aに紫外線発生器13により近紫外線光を照
射し、ラインセンサからなる画像処理用カメラ14によ
り糸条とボビンからの2次励起光を検出し、画像処理制
御装置15で糸条からの2次励起光とボビンからの2次
励起光の間に差があることに注目し、扱う各銘柄の糸条
パッケージとボビン色の組合せに対応した閾値を予め調
べて記憶しておき、処理する銘柄の変更時には閾値の設
定を対応する値に切換えることにより、トランスファー
テールとボビンを2値化してトランスファーテールを認
識し、その画像からバンチ巻部の位置を計測する方法を
提案した。なお、図2において11は暗幕、12は糸条
パッケージである。
【0005】そしてこの閾値の決定は、画像処理制御装
置で閾値を手動により順次切換えていき、モニタを目視
によって確認しながら背景(ボビン)と対象物のトラン
スファーテールを区別する最適な閾値を人が主観的な判
断で決定していた。
【0006】しかしながら、この決定方法では自動化搬
送ラインで処理する糸条パッケージの銘柄が変わる度に
予め糸条パッケージの銘柄とボビン色の組合せごとに最
適と考えられる閾値を人手により調べて、扱う糸条パッ
ケージの銘柄とボビン色の組合せ数だけの閾値を記憶し
ておき、対応する閾値の設定変更を行わなければなら
ず、反射光量レベルが未知の糸条パッケージの銘柄とボ
ビン色の組合せに対してはオフラインにて新たに最適と
考えられる閾値を調べて決定してからでなければ処理で
きず、また閾値を決定する人の主観によって閾値が微妙
に異なるため計測精度のばらつきが大きくなるという問
題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる現状に
鑑み為されたものであり、前記閾値を自動的に決定でき
る製品検査方法、特に自動化搬送ライン上で扱う未知の
糸条パッケージの銘柄とボビン色の組合せを処理する際
にも最適な閾値を自動的かつ客観的に判断して決定し、
バンチ巻部切断位置を計測することが必要な糸条パッケ
ージの検査に好適な製品検査方法を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送されてく
る製品中に存在する特定の対象物の画像を画像処理用カ
メラを用いて画像処理装置内に取り込み、対象物とその
背景とを閾値により2値化画像として対象物の個数、位
置等を検出する製品検査方法において、取り込んだ画像
の中に全ての対象物を貫通する仮想的走査線を設け、該
走査線上で検出した対象物領域の個数が最大となる閾値
の範囲で該対象物領域の距離の総和が最小となるときの
閾値を2値化画像処理のための閾値として自動設定する
ことを特徴とする製品検査方法である。
【0009】本発明において、ロッドごとに同一銘柄の
製品が纏めて搬送されてくる工程においては、銘柄変更
時にロットの先頭に搬送されてくる製品に対してのみ閾
値を自動設定し、以降の製品に対しては自動設定するこ
となく該自動設定された閾値を用いて2値化画像処理を
行うことにより、例えば自動化搬送ライン上において
も、対象物の未知の光量レベルを有する糸条パッケージ
の糸条銘柄と背景(ボビン)の組合せに対しても最適な
閾値を自動的かつ客観的に決定して画像処理を行うこと
ができる。
【0010】以下、本発明を糸条パッケージに適用した
実施例に基いて説明するが、本発明はかかる実施例に限
定されず、同種の処理が必要な製品全てに適用できるも
のであることは、その趣旨から明らかである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。なお、本実施例では前述の図2の検査装置を用い
た。図1は図2の装置で得られたボビン端部のトランス
ファーテール部分の2値化画像を示す。なお図1は、理
解し易いように糸条パッケージの端部の全体が図示して
あるが、画像処理制御装置15で画像処理されるのは画
面枠8内のみである。検査の対象物のトランスファーテ
ール部の糸条は背景のボビンより画像処理用カメラ14
へ入射する光量が多いため、ボビンからの光量レベルと
糸条からの光量レベルの間に閾値を設けることにより、
図1のような2値化画像が得られる。ボビン端2を原点
として画像内に設定された仮想的走査線1上で個々の白
く見えている糸条領域6の個数と距離を検出できる。な
お、図の太い糸条領域3がバンチ巻部で、細い糸条領域
4―1、4―2、4―3がピグテール部である。全ての
糸条部分6が正しく示されている図1における場合には
最適な閾値におけるトランスファーテール部の糸条領域
6の個数は糸条領域3、4―1、4―2、4―3の4つ
と判断される。また閾値が低い場合の糸条領域5は図示
の通り最適な閾値における糸条領域3、4―1、4―
2、4―3より拡大されて見えるようになり、更に低い
場合には該糸条領域4―2と4―3といった接近してい
る糸条領域同士が結合された形となり、結果として糸条
領域の個数は3つに減少する。逆に閾値が高すぎる場合
にはピグテール部の糸条領域4―1、4―2、4―3の
ような細い部分などは反射光量レベルがバンチ巻部3や
パッケージ部7に比べて少ないため閾値より低くなって
しまい、ピグテール部は消えて見えなくなり糸条領域の
個数はバンチ部3のみの1つに減少する。このように個
々の糸条領域(図の白地の領域)の個数は最適な閾値に
よって正しい本数の糸条が検出できる場合に最大の4つ
となる。また、糸条ができるだけ細く見えている方がバ
ンチ部分の切断距離の計測誤差を少なくすることができ
るため個々の閉じている糸条領域の個数が最大となる閾
値の範囲内でラインセンサ1によって画像計測された個
々の糸条領域3、4―1、4―2、4―3のボビン端2
よりの距離の総和が最小となるときの閾値が糸条パッケ
ージにおける最適な閾値となる。
【0012】この最適な閾値の自動決定は、具体的には
画像処理制御装置15において、収納したプログラムに
より以下のように行われる。すなわち、仮想的走査線1
に対応する位置でのラインセンサのボビン端2からパッ
ケージ部7までの出力を記憶し、閾値を設定したステッ
プに従って各レベルに変化させ、各レベルでの糸条領域
の個数を検出し、個数が最大となる閾値のレベル範囲を
決定する。次いでそのレベル範囲で同様に所定のステッ
プでそのレベルを変化させ、その各レベルにおいてボビ
ン端2から各糸条領域3、4―1、4―2、4―3まで
の距離の総和を求め、総和が最小となるレベルを決定す
る。そしてこの決定されたレベルを2値化画像処理の閾
値として自動設定する。次いでこの閾値により仮想的走
査線1の画像信号を2値化し、特願平4―216854
号明細書記載と同様にして対象物の個数、又は/及びそ
の基準点(図1でボビン端面2)からの距離を検出し、
必要な場合はトランスファーテール部の切断位置を決定
する。
【0013】また、最適な閾値は糸条パッケージの糸条
銘柄(対象物)とボビン色(背景)により異なるため、
糸条銘柄及びボビン色の組合せごとに最適な閾値を調べ
る必要がある。前記方法により、実際の自動化搬送ライ
ン上で運用する場合、すべての糸条パッケージに対して
個別に閾値を調べてから糸条重ね巻切断位置を検出して
いたのでは閾値を変化させる度に画像を取り込んで個々
の糸条領域の個数と距離を計算するという作業を繰り返
さなければならず、1つの糸条パッケージの処理時間が
かかりすぎる。自動化搬送ラインではロット単位に同一
銘柄の糸条パッケージが纏めて連続的に処理されるた
め、この特徴に注目してロットの先頭の糸条パッケージ
に対してのみ前記方法により閾値を自動決定し、以降は
ロットが変更になるまで決定した閾値を用いて画像処理
を行うことにより処理時間を短縮することが可能とな
る。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明は、検出感度の異なる多銘
柄の製品、例えば糸条パッケージに対しても、その2値
化画像処理に必要な閾値を自動的かつ客観的に最適な値
に設定することができ、安定な画像検出が可能となり、
例えば糸条パッケージの糸条重ね巻切断位置の検出等の
画像処理が精度よく実施することが可能となり、各種の
検査工程の合理化に大きな寄与をなすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の糸条パッケージの要部の説明
図である。
【図2】実施例に用いた製品検査装置の説明図である。
【符号の説明】
1 仮想的走査線 2 ボビン端面(ラインセンサ原点) 3 バンチ(重ね巻糸条)巻部 4 ピグテール部 5 閾値が低い場合の糸条の画像 6 最適な閾値での糸条の画像 7 糸条パッケージ 8 2値化画像画面枠 11 暗幕 12 糸条パッケージ 13 紫外線発生器 14 画像処理用カメラ 15 画像処理制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B65H 54/00 - 54/88 G06T 1/00 G06T 5/00 G06T 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる製品中に存在する特定の
    対象物の画像を画像処理用カメラを用いて画像処理装置
    内に取り込み、対象物とその背景とを閾値により2値化
    画像として対象物の個数、位置等を検出する製品検査方
    法において、取り込んだ画像の中に全ての対象物を貫通
    する仮想的走査線を設け、該走査線上で検出した対象物
    領域の個数が最大となる閾値の範囲で該対象物領域の距
    離の総和が最小となるときの閾値を2値化画像処理のた
    めの閾値として自動設定することを特徴とする製品検査
    方法。
  2. 【請求項2】 製品が糸条パッケージであり、対象物が
    該糸条パッケージのボビン端のトランスファーテールで
    ある請求項1記載の製品検査方法。
  3. 【請求項3】 製品がロットごとに同一銘柄の製品が纏
    めて搬送されてくる工程において、銘柄変更時にロット
    の先頭に搬送されてくる製品に対してのみ閾値を自動設
    定し、以降の製品に対しては自動設定することなく該自
    動設定された閾値を用いて2値化画像処理を行う請求項
    1又は2記載の製品検査方法。
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