JP3273245B2 - 光コネクタフェルールの切断工具 - Google Patents

光コネクタフェルールの切断工具

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JP3273245B2
JP3273245B2 JP12712198A JP12712198A JP3273245B2 JP 3273245 B2 JP3273245 B2 JP 3273245B2 JP 12712198 A JP12712198 A JP 12712198A JP 12712198 A JP12712198 A JP 12712198A JP 3273245 B2 JP3273245 B2 JP 3273245B2
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die
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雄一 是枝
浩一 原島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ファイバ相互間
の接続や光ファイバと他の光デバイスとの接続を行うた
めに用いられる光コネクタにおいて、光ファイバを整列
保持する部材として使用されているフェルールの製造に
関し、特にその製造工程において成形用のゲート部分を
切断除去するために使用される工具に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種のフェルールの構成を図4
を参照して簡単に説明する。フェルール11は相手方の
整列用スリーブに挿入される挿入部12と、それに続く
基部13とよりなり、基部13の大径部にはフランジ1
4が形成されている。フランジ14はこの例では図に示
したように、その外形形状が略長円形とされている。
【0003】円柱状をなす挿入部12及び基部13の軸
心位置には、それらを貫通して貫通孔15が形成されて
いる。この例ではこの貫通孔15内に図5に示したよう
にキャピラリ16が収容保持され、このキャピラリ16
の細穴17に光ファイバ18のファイバ素線18aが挿
入保持されるものとなっている。フェルール11は一般
に射出成形によって製作され、この場合、金型構造上、
フランジ14の周面にゲートが配置される。図6は成形
後、ゲートを切断除去する様子を示したものであり、フ
ィルム(薄膜)状のゲート19はフランジ14の周囲を
囲んで設けられている。
【0004】ゲート19の切断はダイス21とポンチ2
2とを使用して行われる。この際、従来においてはダイ
ス21は単にフランジ14の受け台として用いられ、こ
れに対するポンチ22の先端面にフランジ14の外形形
状に対応する切断形状を備えた凹部23が形成されてい
た。なお、ダイス21の穴24はフェルール11の基部
13用の逃げである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
においてはゲート19切断用の、フランジ14の外形形
状に対応した凹部23はポンチ22の先端面に設けられ
ており、このような凹部23は例えば放電加工によって
形成することができるものの、他の加工方法では形成が
困難であり、つまり加工方法の自由度がないものとなっ
ていた。
【0006】また、複雑なフランジ形状を有するフェル
ールでは、凹部23の形状も複雑となり、そのような凹
部23の放電加工による形成は手間がかかり、費用もか
かるものとなっていた。この発明の目的は上述した問題
点に鑑み、簡易かつ安価に構成することができる光コネ
クタフェルールのゲートの切断用工具を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、フランジを有し、そのフランジの周面にゲートが設
けられて射出成形される光コネクタフェルールのゲート
を切断するための工具は、フランジの外形形状に対応す
る穴を有するダイスと、上記穴にフランジを押し込むポ
ンチとよりなり、ダイスは複数のブロックの組み合わせ
によって構成され、かつそれらブロックの組み合わせに
よって上記穴が形成される。
【0008】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、先端部が上記穴内に位置されてコアがダイス内に収
容され、上記コアは上記穴から抜け出る方向に弾性偏倚
されて、その先端面が上記穴の開口面にほぼ位置され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明の一実施
例を示したものであり、ゲート19切断前のフェルール
11を合わせて示している。この例ではダイス31はフ
ェルール11のフランジ14の外形形状に対応する切断
形状を備えた穴32を有するものとされる。ダイス31
は図に示したように、この例ではベースとなるブロック
33と2つの棒状ブロック34,35との組み合わせに
よって構成されており、ブロック34,35はそれぞれ
ネジ36によりブロック33に固定されている。
【0010】穴32の、ダイス31上面の開口形状は、
これらブロック33,34及び35の組み合わせによっ
て構成されており、即ちこの例では長円形の対向2辺が
ブロック34,35の側面によって構成され、対向する
両円弧部がブロック33の内壁面によって構成されてい
る。一方、ポンチ37の先端面にはフェルール11の挿
入部12を収容可能な穴38が形成されている。
【0011】ゲート19の切断はダイス31上にフェル
ール11を位置決めし、ポンチ37を矢印方向に降下さ
せ、その先端面をフランジ14の側面に対接させて、フ
ランジ14をダイス31の穴32に押し込むことによっ
て行われ、この時穴32のエッジでゲート19が切断さ
れてフランジ14と分離される。上記のようなダイス3
1とポンチ37とよりなる切断工具によれば、切断形状
は複数のブロック33〜35の組み合わせによって形成
されており、個々のブロック33〜35は例えば一般的
な切削加工によって製作できるものとなっているため、
簡易に製作することができ、また加工方法の自由度の大
きい構成となっている。
【0012】なお、フェルール11のフランジが上述し
た例とは異なる複雑な形状であっても、ダイス31を構
成する複数のブロックをその形状に合わせ、かつ製作し
やすいように分割すればよく、従って複雑なフランジ形
状を有するフェルールのゲート切断に使用する切断工具
であっても簡易に製作することができる。図2は請求項
2の発明の実施例を示したものであり、この例では図1
に示した切断工具に対し、さらに作業性の向上を図れる
ようにしたものである。
【0013】この例ではダイス31内にコア41が収容
される。コア41は図3に示したように、ダイス31の
穴32内に位置する先端部42と、それに続く大径部4
3とよりなり、その中心にはフェルール11の基部13
を収容可能な穴44が貫通形成されている。ダイス31
の穴32に続く部分には、底面に至る大径の穴45が設
けられており、この穴45内にコア41の大径部43が
位置される。ダイス31は図3に示したように、例えば
ベース46上に設置されて使用され、この際、ベース4
6とコア41との間にコイルばね47が介在される。
【0014】コア41はコイルばね47の弾性偏倚力に
よって上方に、つまり穴32から抜け出る方向に付勢さ
れ、その大径部43がブロック34,35に圧接して抜
け止めされる。この状態で、コア41の先端部42の端
面は図3Bに示したように、穴32の開口面、つまりダ
イス31の上面にほぼ位置される。上記のようなコア4
1をダイス31に設けることにより、フェルール11の
ゲート19切断時は、コア41はフランジ14と共にポ
ンチ37に押されて沈む。一方、ゲート19切断後、ポ
ンチ37を上げるとコア41は元の位置に復帰し、この
コア41によってフェルール11が上方へ押し出される
ため、フェルール11の取扱いが容易となり、よって切
断後の作業性を向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
複数のブロックの組み合わせによってダイスが構成さ
れ、それらブロックの組み合わせによってゲート切断用
の穴が形成されるものとなっているため、ゲート切断形
状、つまりフェルールのフランジ形状が複雑な形状であ
っても製作しやすいように分割することにより、個々の
ブロックを一般的な切削加工等によって製作することが
できるようになり、よって切断工具を簡易かつ安価に構
成することができる。
【0016】さらに、請求項2の発明ではゲート切断
後、フェルールがダイスから押し出される構造となって
いるため、フェルールを取扱い易く、その点で作業性を
向上できるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を説明するための斜視
図。
【図2】請求項2の発明の実施例を説明するための斜視
図。
【図3】Aは図2におけるダイスの平面図、Bはその断
面図。
【図4】フェルールの一例を示す斜視図。
【図5】図4のフェルールに光ファイバが保持された状
態を示す断面図。
【図6】従来のフェルールのゲート切断工具を説明する
ための斜視図。
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭60−16431(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 G02B 6/36 - 6/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジを有し、そのフランジの周面に
    ゲートが設けられて射出成形される光コネクタフェルー
    ルの上記ゲートを切断するための工具であって、 上記フランジの外形形状に対応する穴を有するダイス
    と、 上記穴に上記フランジを押し込むポンチとよりなり、 上記ダイスは複数のブロックの組み合わせによって構成
    され、かつそれらブロックの組み合わせによって上記穴
    が形成されていることを特徴とする光コネクタフェルー
    ルの切断工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光コネクタフェルールの
    切断工具において、 先端部が上記穴内に位置されてコアが上記ダイス内に収
    容され、 上記コアは上記穴から抜け出る方向に弾性偏倚されて、
    その先端面が上記穴の開口面にほぼ位置されていること
    を特徴とする光コネクタフェルールの切断工具。
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