JP3271743B2 - ナンバープレートの一連指定番号切り出し装置 - Google Patents

ナンバープレートの一連指定番号切り出し装置

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JP3271743B2
JP3271743B2 JP16523996A JP16523996A JP3271743B2 JP 3271743 B2 JP3271743 B2 JP 3271743B2 JP 16523996 A JP16523996 A JP 16523996A JP 16523996 A JP16523996 A JP 16523996A JP 3271743 B2 JP3271743 B2 JP 3271743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のナンバープ
レートの一連指定番号切り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動認識システムでは、車両のナ
ンバープレートを含む画像からナンバープレートを読み
取るナンバープレート読取り装置が用いられている。こ
のナンバープレート読取り装置では、撮影画像からナン
バープレートの一連指定番号を切り出すために、撮影さ
れた原画像に2値化処理を施し、この2値化画像からナ
ンバープレートの一連指定番号が切り出しされている。
この画像の2値化処理に、 min-max法があり、これによ
れば可変閾値処理を用いることにより、天候条件やプレ
ートの汚れ等による強い悪影響を受けることな2値化処
理を施すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術では、原画像に複数回のフィルタ処理を施す必要があ
り、その回数は、文字の最大画素幅数の約半値が最適と
されている。しかしながら、一般道路を走行する車両に
は、大判プレート、中判プレートのように大きさの異な
るプレートが混在しており、しかも走行速度もまちまち
なために撮影距離等が一定しない。そのために、プレー
トの画像の大きさが変化し、常に最適なフィルタ処理を
施すことができず、安定した切り出し作業を得ることは
容易ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明に係る ナンバープレート一連指定番号切り出し装
置は、ナンバープレート領域が特定された画像のナンバ
ープレート領域を横切る直線に沿って濃度プロファイル
を作成する濃度プロファイル作成手段と、求められた濃
度プロファイルの極大値および極小値を求める極値検出
手段と、該検出手段により求められた複数の極小値のう
ちの最大の極小値と複数の極大値のうちの最小の極大値
との大小関係に基づいて前記直線上で領域を規定し、規
定された領域についての閾値を前記規定領域内での最大
の極小値および最小の極大値から設定する閾値設定手段
と、前記規定領域に設定された閾値に基づいて前記画像
に2値化処理を施す2値化処理手段と、該2値化処理手
段より得られた2値化画像からナンバープレートの一連
指定番号を切り出す切り出し手段とを含むことを特徴と
する。
【0005】さらに、本発明に係るナンバープレート一
連指定番号切り出し装置は、前記切り出し手段によって
切り出された切り出し結果から切り出せなかった文字位
置を推定して当該文字位置を切り出す切り出し補間手段
含むことを特徴とする。
【0006】〈作用〉本発明に係る前記 ナンバープレート一連指定番号切り出
し装置では、前記閾値設定手段が前記検出手段により求
められた前記最大の極小値と前記最小の極大値との大小
関係に基づいて、前記直線上で領域を規定すると共に、
規定された領域についての閾値を前記規定領域内での最
大の極小値および最小の極大値から設定する。また、2
値化処理手段は、前記規定領域に設定された閾値に基づ
いて前記画像に2値化処理を施す。この規定領域毎の
値を用いた2値化処理により、画像のナンバープレート
領域の大小に拘わらず安定した2値化画像を得ることが
できる。従って、天候などの外的影響やプレートの汚れ
等に強い影響を受けることはなく、しかも画像から切り
出されたナンバープレートの大小に拘わらず、安定した
切り出しを行うことが可能となる。
【0007】また、請求項4に記載のナンバープレート
一連指定番号切り出し装置では、たとえ汚れ等のために
切り出し手段によって文字部分を切り出すことができな
い場合であっても、補間手段が切り出し手段によって切
り出された切り出し結果から切り出せなかった文字位置
を推定して当該文字位置を切り出すことから、プレート
の汚れの有無等に拘わらず、確実にナンバープレート一
連指定番号を切り出すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1のナンバープレート一連
指定番号切り出し装置を示すブロック図である。ナンバ
ープレート一連指定番号切り出し装置10は、例えば走
行中の車両の画像を得るためのビデオカメラのようなビ
デオ入力手段11と、このビデオ入力手段11により得
られたアナログ画像をデジタル画像に変換するA/D変
換器12と、A/D変換器12により得られたデジタル
画像を格納する画像メモリ13と、画像メモリ13の画
像から、ナンバープレート位置を検出するための従来よ
く知られたプレート位置検出手段14とを備える。プレ
ート位置検出手段14として、例えば特開昭63−25
1898号公報に記載されているように、水平画像微分
処理を施し、その出力に応答してナンバープレート位置
を抽出する手段を適用することができる。
【0009】また、ナンバープレート一連指定番号切り
出し装置10は、このプレート位置検出手段14により
得られたナンバープレートプレートの画像すなわちプレ
ート画像の水平線上の濃度プロファイルを作成するプロ
ファイル作成手段15と、プロファイル作成手段15に
よって得られた濃度プロファイルからその極大値および
極小値を求める極値検出手段16と、極値検出手段16
によって求められた極大値および極小値の値から、画像
メモリ13に格納された画像の2値化を図るに最適な閾
値を選択して設定する閾値設定手段17と、この閾値設
定手段17によって設定された閾値により、画像メモリ
13に格納された画像に2値化処理を施す2値化処理手
段18とを備える。
【0010】2値化処理手段18により得られたナンバ
ープレート部分を含む2値化画像は、従来よく知られた
ナンバープレートの一連指定番号切り出し手段19によ
って、その数字部分の座標を求めることにより、数字部
分が切り出される。
【0011】プロファイル作成手段15、極値検出手段
16、閾値設定手段17および2値化処理手段18は、
コンピュータにより実現することができる。図2および
図3は、プロファイル作成手段15により得られる濃度
プロファイルの例を示す説明図(その1およびその2)
である。プロファイル作成手段15は、図2(a)に示
されているように、プレート位置検出手段14によって
得られたナンバープレート領域であるプレート画像20
を横切る水平方向線21上に沿って濃度プロファイルを
作成する。ナンバープレートの一連指定番号は、ナンバ
ープレートの文字中で最も大きな文字であり、切り出さ
れたプレート画像20の中央部を含む下方部分に位置す
ることから、これらの情報に基づいて水平方向線21の
位置を適切に設定することができ、例えばナンバープレ
ートの約1/3の高さ位置に設定することができる。
【0012】プロファイル作成手段15によって得られ
た濃度プロファイルから、極値検出手段16はそのプロ
ファイルの極大値および極小値をそれぞれ変数max[1〜
m][2]、変数min[1〜n][2]として、出力する。ここ
で、mは極大値の個数、nは極小値の個数をそれぞれ示
し、またmax[1〜n][1]、min[1〜m][1]はそれぞれ極
値を与えるX座標値を示す。max[1][1]<max[2][1]<
…<max[m][1]、min[1][1]<min[2][1]<…<min
[n][1]の関係がある。
【0013】閾値設定手段17は、極値検出手段16か
ら出力された極大値のうちの最小値max[L][2](1≦L
≦m)および極小値のうちの最大値min[H][2](1≦H
≦n)を求め、max[L][2]>min[H][2]であれば、max
[L][2]と、min[H][2]との間、すなわち図2(a)に
示す例では、2本の直線22および23の間の適正な輝
度値に閾値を決める。
【0014】このようにして閾値を決めることにより、
図2(b)のプレート画像20に示されているように、
このプレート画像20に部分的に影がさしても、max
[L][2]>min[H][2]である限り、すなわち極大値の最
小値と極小値の最大値の関係が反転しない限り、文字部
と背景部とを確実に分離できる適正な2値化のための閾
値が提供される。
【0015】他方、図3(c)に示されているように、
例えばプレート画像20の左下隅部から右上隅部に向け
て明暗が変化することにより、極大値の最小値max[L]
[2]が極小値の最大値min[H][2]以下になることがあ
る。このような場合、max[L][2]>min[H][2]の関係が
反転しないようにx軸の領域を分割するx座標値x1を
求めるために、max[L][2]>min[H*][2] (ここで、H
* は、0<x≦x1における極小値のうちの最大値)が
成り立つx1を求める。図3(d)に示すように、この
ようなx1で分割された0<x≦x1領域およびx1<
xの領域で直線22aおよび23b間、直線22bおよ
び23b間でそれぞれ閾値を決める。図3(d)で、ma
x[L*][2] は、x1<xの領域での極大値のうちの最小
値である。
【0016】x1<xの領域で、max[L*][2] とmin
[H][2]を求めたとき、max[L*][2] >min[H][2]の関
係が成り立たなければ、すなわち、(図3(d)に示し
たようにx軸上で2分割してもmax[L][2]>min[H][2]
の関係が反転する場合、さらにこの関係が反転しないよ
うに、多数の領域に分割して、それぞれの領域で閾値が
決定される。
【0017】図4は、この閾値の決定手順を示すフロー
チャートである。閾値設定手段17は、極値検出手段1
6で得られた極大値、極小値およびそれらを与えるx軸
座標についての情報から、xの範囲をxmin を0に設定
し、xmax をmかnの大きい方の値aに設定する(ステ
ップS101)。このxの設定範囲内で、極大値のうち
の最小値max[L][2]および極小値のうちの最大値min
[H][2]が求められる(ステップS102)。このと
き、max[L][2]>min[H][2]の関係(ステップS10
3)が満たされていると、ステップS104に進み、そ
の関係を満足しない場合はステップS105に進む。
【0018】ステップS104では、xの範囲(xmin
、xmax )、最小値max[L][2]および最大値min[H]
[2]を記憶し、xmax がmかnの大きい方の値aであれ
ば(ステップS108)、その最小値max[L][2]および
最大値min[H][2]に閾値を設定する(ステップS10
9)。他方、ステップS103で、所定の関係を満足し
ない場合、ステップS105において、最小値max[L]
[2]を与えるmax[L][1]および最大値min[H][2]を与え
るmin[H][1]の関係を比較する。この両者の関係が、ma
x[L][1]<min[H][1]であれば、xmax =H−1を実行
し(ステップS106)、この関係を満足しなければ、
xmin =L−1を実行し(ステップS107)、いずれ
の場合においてもステップS102に戻る。また、ステ
ップS108で、xmax =aの関係を満たさなければ、
xmin =xmax (ステップS110)、xmax =a(ス
テップS111)として、ステップS102に戻る。
【0019】このようにして設定された閾値に基づい
て、2値化処理手段18がプレート位置検出手段14に
よって得られたプレート画像に2値化処理を施す。この
2値化処理を受けた画像は、一連指定番号切り出し手段
19によって切り出し処理を受ける。一連指定番号切り
出し手段19は、2値画像の0を黒画素とし、この黒画
素に対しラベリングを施す。一連指定番号切り出し手段
19は、ラベリングが施された各領域の外接矩形の特徴
が以下に示す条件を満たす領域を一連指定番号領域とし
て、その座標を検出する。その条件とは、(1)外接矩
形の面積S、高さHおよび幅Wが所定の閾値範囲内にあ
ること、(2)外接矩形の中心位置がナンバープレート
の下半分に位置すること、(3)外接矩形の縦横比(H
/W)が所定の閾値範囲内にあること、である。
【0020】一連指定番号切り出し手段19は、これら
の全ての条件を満たす外接矩形を一連指定番号として、
判定してその座標を検出する。他方、これらの条件を満
たす外接矩形が存在しなかった場合、一連指定番号切り
出し手段19は、プレート画像の白黒を反転した画像に
ついて、同様の処理を施す。
【0021】前記したところでは、濃度プロファイル作
成手段15による濃度プロットを単一の水平方向線21
上に求めたが、複数の水平方向線21を引きそれぞれの
線上において濃度プロファイルの極大値および極小値を
求め、全ての極大値からそれらの最小値を求め、また全
ての極小値からそれらの最大値を求め、この最小値およ
び最大値に基づいて、前記したと同様に、閾値を設定す
ることができる。
【0022】このように、図1に示したナンバープレー
ト一連指定番号切り出し装置10によれば、一連指定番
号上の水平方向の輝度変化を調べて、画面の2値化処理
のための閾値を設定していることから、天候等の外的影
響やプレートの汚れなとによる影響を受け難いく、また
閾値の決定に文字幅が何ら関与しないことから、切り出
し処理を受けるプレート画像の大きさの如何に拘わら
ず、安定した切り出しが行える。
【0023】〈具体例2〉第2具体例では、天候などの
外的影響、プレートの汚れ、プレート枠の影響等によっ
て、ナンバープレートの一連指定番号の一部が一連指定
番号切り出し手段によって切り出せなかった場合、切り
出されている番号部分から残りの番号部分を推定して、
この部分を切り出すための切り出し補間手段が設けられ
ている。
【0024】図5に示すナンバープレート一連指定番号
切り出し装置110は、図1に示したと同様なビデオ入
力手段11、A/D変換器12、画像メモリ13および
プレート位置検出手段14を備える。
【0025】画像メモリ13に格納された画像から2値
化画像を得るための2値化処理手段18として、図1に
示したプロファイル作成手段15、極値検出手段16お
よび閾値設定手段17によって得られた閾値に基づい
て、2値化処理を行う2値化処理手段を用いることがで
きる。また、これに代えて、2値化処理手段18とし
て、プレート位置検出手段14によって得られた多値の
プレート画像を判別分析法のような種々の2値化法を採
用することができる。
【0026】2値化処理手段18により得られた2値化
のプレート画像は、例えば図1に沿って説明したと同様
な手法により、ナンバープレートの一連指定番号を切り
出すが、全ての番号部分の切り出しが行われていないと
判断されたときに、その部分を切り出す補間手段24が
設けられている。
【0027】図6は、ナンバープレートの規格の説明図
である。ナンバープレートに付される一連指定番号のた
めに、ナンバープレート25には、4つの数字領域25
a〜25dが規定されている。各数字領域25a〜25
dの中心間距離がa〜dで示されており、縦寸法がhで
示されている。中央部の数字領域25bおよび数字領域
25c間の中心間距離bは、外側に隣接する数字領域間
の中心距離aよりも大きい。
【0028】このような配置関係を基に、欠損部を推測
できる例が図7に示されている。図7(a)〜図7
(c)は、一連指定番号切り出し手段19により、3文
字を切り出すことができ、空白枠の1文字分が切り出せ
なかった場合を示し、図7(d)は、同様に2文字切り
出すことができ、空白枠の2文字切り出せなかった場
合、および図7(e)は、同様に2文字を切り出すこと
ができ、空白枠の1文字が切り出せなかった場合を示
す。図7に示す関係にあるとき、空白枠の部分の存在を
推定することができ、この推定に沿って補間手段24が
空白枠部分を切り出す。
【0029】各数字領域の中心間距離および縦寸法は、
プレート画像の大きさによって変動することから、この
大きさの変動に対応できるように、それぞれの距離は、
縦寸法との比で取り扱われる。各中心間距離と縦寸法比
は、a/h、b/h、c/h、d/hでそれぞれ示さ
れ、これらの値にはa/h>b/h>c/h>d/hの
関係がある。そこで、a/hとb/hとを峻別するため
の閾値をTabとし、同様にb/hとc/hとを峻別す
るための閾値をTbc、c/hとd/hとを峻別するた
めの閾値をTcdとする。また、a/hと見なせる数値
範囲の下限閾値をTaa、d/hと見なせる数値範囲の
上限閾値をTddとする。そのとき、Taa≦a/h<
Tab≦b/h<Tbc≦c/h<Tcd≦d/h<T
ddの関係がなり立つ。
【0030】以上に述べた関係から、一連指定番号切り
出し手段19によって切り出せなかった数字部分を補間
手段24によって切り出す例を、図7(a)に示す場合
に付いて説明する。図7(a)の例は、4文字中の3文
字が切り出せた場合であり、切り出すことができた文字
のうち、例えば左から1文字目と2文字目との間隔をX
12で表し、同じく2文字目と3文字目との間隔をX23で
表すと、間隔X12および間隔X23が、次の条件、 Tbc≦X12/h<TcdでありかつTaa≦X23/h
<Tab を満たす場合に、1文字目と2文字目との間に文字が存
在すると推定することができ、この場合に、予め求めら
れる位置情報によって、補間手段24は該当する部位を
切り出す。
【0031】図7(b)〜図7(e)の場合も、図7
(a)の場合におけると同様な手法により、欠損部があ
ることを推定することができ、補間手段24によってこ
の欠損部を切り出すことができる。また、候補文字が5
文字以上あった場合、閾値(Taa〜Tdd)を用い
て、一連指定番号の配列に合致する候補を選択すること
ができる。
【0032】一連指定番号の大きさおよび番号間隔は、
ナンバープレートが中判か大判かによって異なるが、例
えば、a/h〜d/hの各値を(中判、大判)で示す
と、a/h(0.7, 0.7)、b/h(1.1, 0.9)、c/h
(1.8, 1.6)、d/h(2.4, 2.3)の各値を採用するこ
とができ、この場合、中判および大判で、Taa=0.
6、Tab=0.8、Tbc=1.4、Tcd=2.0
およびTdd=2.7の各閾値を併用することができ
る。
【0033】第2具体例によれば、天候などの外的影
響、プレートの汚れあるいは影等によって一連指定番号
切り出し手段19による切り出しに不備があっても、補
間手段24が欠損部の番号を切り出すことができ、指定
番号の切り出し作業の信頼性が高まる。
【0034】〈第3具体例〉図8に示す第3具体例は、
基本的には、図5に示した第2具体例に文字候補抽出手
段を組み込んだ例を示す。図5に示すナンバープレート
一連指定番号切り出し装置110は、画像メモリ13に
格納された多値デジタル画像から文字候補領域を抽出す
る文字候補抽出手段26と、文字候補抽出手段26によ
り抽出された文字候補領域について、辞書27を用いて
文字であるか否かを判別する判定手段28と、この判定
手段28の結果と、一連指定番号切り出し手段19によ
り切り出された結果とを比較検証する文字位置検証手段
29とを備える。
【0035】プレート位置検出手段14は、文字位置検
証手段29からA/D変換器12からのデジタル画像に
ついて、文字位置検証手段29から検出範囲を特定する
フラッグ=1を受けない限り、フラッグ=0として、第
1および2具体例におけると同様に、画像の全面につい
て微分処理を施し、全画像域からプレート画像位置を検
出する。しかし、プレート位置検出手段14は、文字位
置検証手段29からフラッグ=1信号を受けると、判定
手段28により指定された文字候補位置を中心とした所
定を対象として、プレート検出動作を行う。
【0036】文字候補抽出手段26は、画像メモリ13
に格納された多値デジタル画像から所定の濃度差内にあ
る隣接画素を連結してそれぞれに等濃度領域のブロック
を生成する。各ブロックの外接矩形の面積S、高さHお
よび幅Wが所定の閾値範囲内にある場合、そのブロック
を文字候補領域と見なす。
【0037】判定手段28は、辞書27に格納された文
字パターンすなわち図示の例では数字のパターンを用い
た従来よく知られたパターンマッチング法により、文字
候補抽出手段26により抽出された文字候補領域につい
て、辞書27の数字パターンとマッチング処理を施し、
ある閾値に基づいて文字候補領域から非文字を排斥す
る。
【0038】文字位置検証手段29は、文字候補領域と
して、判定手段28を経たブロックの外接矩形のうち、
プレート位置検出手段14により得られたプレート画像
内に位置し、かつそのブロック中心位置がプレート画像
の下半部にあるブロックを一連指定番号候補として、選
択する。さらに、文字位置検証手段29は、各ブロック
の中心位置が一連指定番号切り出し手段19によって切
り出されたそれぞれの文字の外接矩形内に存在するか否
かを判定する。この判定により、文字位置検証手段29
によって得られたブロックのうち、そのブロック中心が
一連指定番号切り出し手段19によって得られた一連番
号候補の外接矩形外に位置しており、一連指定番号切り
出し手段19の外接矩形内に存在しなかったブロック
が、一連指定番号切り出し手段19によって得られた一
連番号候補に追加される。
【0039】また、プレート位置検出手段14がフラッ
グ=0を受けた検出動作によって一連指定番号が一文字
も切り出せず、これに対して判定手段28が文字候補領
域のブロックを検出している場合、文字位置検証手段2
9はプレート位置検出手段14にフラッグ=1を返す。
これにより、プレート位置検出手段14は、判定手段2
8により得られた文字候補領域についての情報を文字位
置検証手段29を得て受け取り、この領域近傍について
の検出動作を行う。
【0040】このように、第3具体例によれば、プレー
ト位置検出手段14による文字検出機能と、文字候補抽
出手段26、判定手段28および文字位置検証手段29
による文字検出機能との併用により、ナンバープレート
の一連指定番号の切り出し作業の信頼性を一層高めるこ
とができる。
【0041】本発明に係るナンバープレート一連指定番
号切り出し装置は、交通管制上での旅行時間推定、料金
自動徴収、駐車場管理に必要なナンバープレート認識装
置の一部としてこれに組み込むことができる。
【発明の効果】本発明のナンバープレート一連指定番号
切り出し装置によれば、画像のナンバープレート領域を
横切る直線に沿って作成された濃度プロファイルの極大
値および極小値との間に設定され、この閾値を用いた2
値化処理により、画像のナンバープレート領域の大小に
拘わらず安定した2値化画像を得ることができることか
ら、天候などの外的影響やプレートの汚れ等に強い影響
を受けることはなく、しかも画像から切り出されたナン
バープレートの大小に拘わらず、安定した切り出しを行
うことができる。また、ナンバープレート一連指定番号
切り出し装置によれば、汚れ等のために切り出し手段に
よって文字部分を切り出すことができない場合であって
も、補間手段が切り出し手段によって切り出された切り
出し結果から切り出せなかった文字位置を推定して当該
文字位置を切り出すことから、プレートの汚れの有無等
に拘わらず、確実にナンバープレート一連指定番号を切
り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1具体例に係るナンバープレート一連指定番
号切り出し装置のブロック図である。
【図2】プロファイル作成手段による濃度プロファイル
の例を示す説明図(その1)である。
【図3】プロファイル作成手段による濃度プロファイル
の例を示す説明図(その2)である。
【図4】閾値設定手段の動作フローチャトである。
【図5】第2具体例に係るナンバープレート一連指定番
号切り出し装置のブロック図である。
【図6】ナンバープレート規格の説明図である。
【図7】補間作用により補われる数字配列例を示す説明
図である。
【図8】第3具体例に係るナンバープレート一連指定番
号切り出し装置のブロック図である。
【符号の説明】
10、110 ナンバープレート一連指定番号切り出し
装置 11 ビデオ入力手段 12 A/D変換器 13 画像メモリ 14 プレート位置検出手段 15 プロファイル作成手段 16 極値検出手段 17 閾値設定手段 18 2値化処理手段 19 一連指定番号切り出し手段 21 水平方向線 24 補間手段 26 文字候補抽出手段 27 辞書 28 判定手段 29 文字位置検証手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−52357(JP,A) 特開 昭62−3390(JP,A) 特開 平2−178787(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナンバープレート領域が特定された画像
    のナンバープレート領域を横切る直線に沿って濃度プロ
    ファイルを作成する濃度プロファイル作成手段と、求め
    られた濃度プロファイルの極大値および極小値を求める
    極値検出手段と、該検出手段により求められた複数の
    小値のうちの最大の極小値と複数の極大値のうちの最小
    の極大値との大小関係に基づいて前記直線上で領域を規
    定し、規定された領域についての閾値を前記規定領域内
    での最大の極小値および最小の極大値から設定する閾値
    設定手段と、前記規定領域に設定された閾値に基づいて
    前記画像に2値化処理を施す2値化処理手段と、該2値
    化処理手段より得られた2値化画像からナンバープレー
    トの一連指定番号を切り出す切り出し手段とを含む、ナ
    ンバープレート一連指定番号切り出し装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値設定手段は、前記検出手段によ
    り求められた前記複数の極小値および極大値のうち、
    最大の極小値が前記最小の極大値よりも小さいとき、
    当該最大の極小値と最小の極大値との間の範囲に、前記
    閾値を設定する請求項1記載のナンバープレート一連指
    定番号切り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値設定手段は、前記検出手段によ
    り求められた前記複数の極小値および極大値のうち、
    最大の極小値が前記最小の極大値以上となるとき、
    極大値が前記極小値を越える領域にそれぞれ分割し、
    各分割領域毎で、各領域ごとの最大の極小値と最小の極
    大値との間の範囲に、前記閾値を設定する請求項1記載
    のナンバープレート一連指定番号切り出し装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記切り出し手段によって切り
    出された切り出し結果から切り出せなかった文字位置を
    推定して当該文字位置を切り出す切り出し補間手段とを
    含む、請求項1記載のナンバープレート一連指定番号切
    り出し装置。
  5. 【請求項5】 前記補間手段による推定文字位置の切り
    出しについて、予め求められたナンバープレートの各文
    字の中心間距離とその縦寸法との比およびそれに基づく
    閾値と、前記切り出し手段により切り出された文字の文
    字間隔と文字の縦寸法との比との比較により、前記切り
    出し手段によって切り出せなかった文字の有無を判定す
    る請求項4記載のナンバープレート一連指定番号切り出
    し装置。
  6. 【請求項6】 さらに、2値化処理を施す前の前記画像
    から文字候補の抽出を行う文字候補抽出手段と、該文字
    候補抽出手段により抽出された文字候補から非文字候補
    を排斥する判定手段と、該判定手段による判定結果と前
    記切り出し手段によって得られた文字位置情報とを比較
    する文字位置検証手段とを含む、請求項4記載のナンバ
    ープレート一連指定番号切り出し装置。
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