JP3271581B2 - 偏向高圧一体型電源装置 - Google Patents

偏向高圧一体型電源装置

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JP3271581B2
JP3271581B2 JP11512098A JP11512098A JP3271581B2 JP 3271581 B2 JP3271581 B2 JP 3271581B2 JP 11512098 A JP11512098 A JP 11512098A JP 11512098 A JP11512098 A JP 11512098A JP 3271581 B2 JP3271581 B2 JP 3271581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管(CR
T)等に対して高電圧の印加および偏向電流の通電を行
う偏向高圧一体型の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CRT用の電源装置として
は、フライバックトランスを用いた高電圧発生回路が採
用されている。
【0003】フライバックトランスを用いた高電圧発生
回路の役割は、CRTのアノードに対してアノード電圧
を供給することと、CRTの偏向ヨークに対して偏向電
流を供給することであるが、両者を単一のフライバック
トランスで行うようにしたものが偏向高圧一体型電源装
置である。
【0004】高精細度な画像表示が要求されるコンピュ
ータ用CRTディスプレイ等においては、偏向コイルに
対して偏向電流を供給する回路部分とアノード電圧を発
生する回路部分とを別系統の回路とした偏向高圧別体型
電源装置も用いられているが、低コスト化および小型化
の要請により、コンピュータ用CRTディスプレイ等に
おいても偏向高圧一体型電源装置が用いられようとして
いる。
【0005】このような電源装置には高圧出力を安定化
させるために、高圧出力電圧をフィードバック制御する
回路を設けている。ところが、この高圧出力電圧の安定
化制御の作用により、高圧負荷が変動した際、その影響
を受けて偏向電流も変動してしまう。一般に画面の水平
振幅はIDY/√(VH )に比例関係にある。ここでI DY
は偏向電流、VH はフライバックトランスから出力され
る高電圧(アノード電圧)である。したがってたとえば
画面の輝度変化に応じて画面の振幅が変動したりする。
【0006】この問題を回避するために、フライバック
トランスの1次入力電圧(+B)を制御することにより
高圧出力電圧を安定化し、偏向電流の通電路中に設けた
トランジスタに対するバイアスによって偏向電流を制御
するようにした、いわゆるダイオードモジュレータ回路
方式の電源装置が用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ダイオ
ードモジュレータ回路方式の電源装置においては、フラ
イバックトランスの1次電流を断続するメインのスイッ
チ素子以外に、上記+B制御用のスイッチ素子と偏向電
流制御用の素子も必要となり、全体の素子数が多くなり
回路が複雑化するという問題があった。しかも+B制御
部分および偏向電流制御部分に平滑回路が入るため、高
圧出力電圧の安定化および偏向電流の安定化の応答性が
悪いという問題もあった。
【0008】この発明の目的はスイッチ素子の数を増す
ことなく高圧出力電圧の安定化および偏向電流の安定化
を高い応答性のもとに行えるようにした偏向高圧一体型
電源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、従来+B制御を行うために設けてい
たスイッチ素子を用いて高圧出力電圧の安定化と偏向電
流の安定化を同時に行うようにした。
【0010】この発明の偏向高圧一体型電源装置は、フ
ライバックトランスの1次巻線L1に対して直列に、偏
向コイルLDYとコンデンサCsを含む直列回路を接続す
るとともに、該偏向コイルとコンデンサを含む直列回路
に対して並列に、ドライブ信号または該ドライブ信号に
同期した信号でオン/オフするスイッチ素子Q1および
共振コンデンサC1を接続して、該スイッチ素子Q1の
オン/オフにより前記フライバックトランスの2次側よ
り高電圧を発生するとともに、前記偏向コイルに水平偏
向電流を通電する偏向高圧一体型電源装置において、前
記フライバックトランスの1次巻線に対して直列にスイ
ッチ素子Q2とコンデンサC2の並列回路を接続し、
1の制御信号により、前記スイッチ素子Q1のオン中に
オンするスイッチ素子Q2のオンタイミングを可変制御
させ、且つ、第2の制御信号により、スイッチ素子Q2
のオフタイミングを可変制御して前記偏向コイルへの通
電電流および前記フライバックトランスの2次出力電圧
を制御するスイッチング制御手段を設ける。
【0011】ここで上記電源装置の作用を図1および図
2を参照して説明する。ここでC1は共振コンデンサで
ある。まずスイッチ素子Q1,Q2がオンすることによ
り、フライバックトランスの1次巻線L1にエネルギー
が蓄積される。その後、Q1がオフするとL1に蓄えら
れていたエネルギーがコンデンサC1に移り、C1に電
圧が発生していく。しかしその途中でスイッチ素子Q2
をオフすれば、等価的に図1の(B)のような共振回路
となり、C1とC2による合成容量CTに電圧が発生し
ていく。図2の(A)はコンデンサC1,C2のそれぞ
れの両端電圧Vc1,Vc2の波形図であり、同図の
(B)はフライバックトランスの1次巻線L1に発生す
る電圧波形を示している。また、VTはL1のエネルギ
ーがC1,C2の合成容量をCTに移る過程においてC
Tに発生する電圧である。そして、VT1,VT2はV
TがC1,C2の容量の逆数比で分担された値である。
【0012】先ず、Q1がオフした後に(フライバック
パルス期間に)Q2をオフさせる場合について考える
と、Q2がオンしてからQ1がオフするまでが1次巻線
L1に対する蓄積時間であり、そのエネルギーはC1を
充電するエネルギーでもある。Q2がオフした後は、L
1のインダクタンスの作用により、C2を経由してL1
へ電流が流れ込む。その結果、C2にはQ2のオフタイ
ミングに応じた大きさの逆パルス電圧Vc2が発生す
る。Q2のオンタイミングが共通であれば、概ねVc1
が一定のままVc2はQ2のオフタイミングに応じた波
高値となり、高圧出力はVc1とVc2の加算値にほぼ
比例する。一方、偏向電流はVc1が一定であることか
ら、殆ど変化しない。
【0013】したがって、Q1がオフした後にQ2をオ
フさせる場合には、偏向電流を検出してQ2のオンタイ
ミングを制御し、高圧出力電圧を検出してQ2のオフタ
イミングを制御すれば、双方を同時に安定化させること
ができる。
【0014】次に、Q1がオフする前に(フライバック
パルス期間の手前で)Q2をオフさせる場合について考
えると、Q2のオン期間がそのままL1の蓄積時間とな
るため、そのエネルギーはQ2のオン期間に比例する。
したがって、Vc1はQ2のオフタイミングにより変化
することになる。Q2がオフした後、L1にはC2を経
由して電流が流れ込み、Q2のオフタイミングに応じた
大きさの逆パルス電圧Vc2が発生する。つまりVc1
とVc2が共にQ2のオフタイミングで変化するが、そ
の大きさの変化方向が逆であるため、Q2のオンタイミ
ングが共通でオフタイミングだけが変わる場合にあって
は、Vc1+Vc2はほぼ一定となる。すなわちQ2の
オンタイミングが一定なら高圧出力は一定となり、Q2
のオフタイミングに応じてVc1が変わって偏向電流が
変化することになる。
【0015】したがって、Q1がオフする前にQ2をオ
フさせる場合には、高圧出力電圧を検出してQ2のオン
タイミングを制御するとともに、偏向電流を検出してQ
2のオフタイミングを制御すれば、双方を同時に安定化
させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
偏向高圧一体型電源装置の構成を図3〜図6を参照して
説明する。
【0017】図3は2つの回路例を示している。先ず、
(A)について説明すると、図中のTはフライバックト
ランスであり、その1次巻線L1に対して直列に偏向コ
イルLDYとコンデンサCsの直列回路を接続するととも
に、この偏向コイルLDYとコンデンサCsの直列回路に
対して並列にスイッチ素子Q1を接続している。またこ
れにダンパーダイオードD1を並列接続している。さら
に、偏向コイルLDYとコンデンサCsの直列回路に対し
て共振コンデンサC1を並列に接続している。但し、実
際の共振コンデンサの値はフライバックトランスTの全
巻線の分布容量を1次側に換算した値と個別部品として
の共振コンデンサC1の容量およびスイッチ素子Q1等
の寄生容量等との合成容量である。
【0018】ところで、偏向コイルLDYには、直線性補
正回路、ピン歪補正回路等の補正回路が直列に入るのが
一般的であるが、この実施形態の説明および回路図上で
はそれらの補正回路については省略している。
【0019】フライバックトランスの1次巻線L1には
直列にスイッチ素子Q2とコンデンサC2およびダイオ
ードD2の並列接続回路を直列に接続している。ここ
で、D2はFETであるスイッチ素子Q2の寄生ダイオ
ード、C2はQ2の寄生容量である。ただし必要に応じ
てC2の静電容量を所定値とするために個別のコンデン
サをQ2のソース−ドレイン間に並列接続してもよい。
またD2に並列に個別部品としてのダイオードを接続し
てもよい。
【0020】フライバックトランスTの2次巻線L2に
は整流ダイオードD3,D4を接続している。ドライブ
回路10はドライブ信号を入力してスイッチ素子Q1を
オン/オフ駆動する。制御回路11はドライブ信号を入
力するとともに抵抗R1,R2による分圧回路の信号を
入力し、またカレントトランスCTによる偏向電流を検
出して、スイッチ素子Q2をオン/オフ制御する。
【0021】図3の(B)はスイッチ素子Q2としてp
チャンネルMOSFETを用いた例である。図中のDR
はQ2の保護ダイオードであり、この保護ダイオードD
Rを設けることによって耐圧定格の低いpチャンネルM
OSFETでも使用可能となる。このスイッチ素子Q2
の両端にかかる電圧の最大値が小さい場合、またはQ2
の耐圧定格が高い場合には、上記保護ダイオードDRは
不要である。図中のD5はQ2のゲート電位を+Bにク
ランプするクランプダイオードである。その他の回路は
(A)の場合と同様である。この回路によれば、ソース
側が+Bに接続されるため、+B基準でQ2のゲートを
制御することができる。そのためゲート制御信号を発生
させるためのパルストランスが不要となり、コンデンサ
Ccによるコンデンサ結合でQ2を駆動することができ
るようになり、回路が簡単になる。
【0022】図4は図3に示した回路の各部の波形図で
あり、(c) 〜(i) は図3における制御回路11内部での
波形である。ここで(a) はドライブ信号、(b) はAFC
(自動周波数制御)パルスをクランプ回路でクランプし
た信号、(c) はその反転信号、(d) は反転信号を積分し
て生成した比較用の三角波である。(e) は偏向電流検出
により生成した電圧信号Vaと三角波との比較により得
られる矩形波信号、(f) は信号(c) と信号(e) との論理
積信号である。また(g) は高圧出力電圧の検出による電
圧信号Vbと三角波との比較により生成される矩形波で
ある。(h) は信号(b) と信号(g) との論理積信号であ
る。そして、(i) は信号(f) と信号(h) の論理和信号で
ある。この信号(i) がスイッチ素子Q2の制御信号とな
る。
【0023】図4において(j) はコンデンサC1の電圧
Vcp、(k) はコンデンサC2の両端電圧Vc2であ
る。図4においてQ2がオンしてからQ1がオフするま
での間、フライバックトランスの1次巻線L1にエネル
ギーが蓄えられ、その後Q1がオフすることによりL1
に蓄えられていたエネルギーがコンデンサC1に移ると
ともにフライバックパルスを発生する。図4の(b) に示
すHD信号はフライバックトランスの3次巻線(不図
示)より出力されるフライバックパルスをクリップした
ものである。その後、スイッチ素子Q2がオフすること
により、L1からC1への電流が絶たれてコンデンサC
2に電圧Vc2が発生する。
【0024】図5は上記VcpとVc2に関係する部分
の波形図である。フライバックトランスの1次巻線L1
に印加される電圧はVcp+Vc2である。(Vc2は
逆電圧として発生するので、図では下方へ跳ね上がる向
きに表しているが、L1に対しては、その印加電圧を増
大させる向きに発生する。)Vc2のピーク電圧はスイ
ッチ素子Q2のオフタイミングにより変化する。上記電
圧信号Vbは、高圧出力電圧を検出して反転増幅回路を
通した信号であるため、高圧出力電圧が増大すると低下
する関係にある。したがって高圧出力電圧が低下する
と、Vbが上昇してQ2のオフタイミングが早まる。逆
に、高圧出力電圧が上昇すると、Vbが低下してQ2の
オフタイミングが遅くなる。これにより高圧出力電圧が
安定化する。
【0025】図6はVcpと偏向電流IDYとの関係を示
す波形図である。Vcpはスイッチ素子Q2がオンして
からスイッチ素子Q1がオフするまでの時間に比例し、
偏向電流IDYのピーク値はVcpのピーク電圧にほぼ比
例するため、結局スイッチ素子Q2のオンタイミングに
よって偏向電流を制御することができる。上記電圧信号
Vaは、偏向電流IDYが減少すると低下する関係にある
ため、偏向電流が減少すれば、Q2のオンタイミングが
早まって偏向電流が増す。逆に、偏向電流が増大する
と、Q2のオンタイミングが遅くなって偏向電流が減少
する。これによって偏向電流が安定化する。
【0026】図6の(A)と(B)は水平走査周波数が
異なる場合について示しているが、Q2がオンしてから
Q1がオフするまでのパルス幅が一定であれば偏向電流
DYのピーク値は一定となるため、水平走査周波数に関
わらず同様の制御で偏向電流の制御が可能となる。した
がってコンピュータのディスプレイ装置に使用される、
広い水平走査周波数範囲に対応する、いわゆるマルチス
キャン対応のCRTに適用できる。
【0027】なお、+B制御回路部分のスイッチ素子Q
2としてMOS−FETを用いたため、その駆動回路が
簡単になる。また、MOS−FETの寄生容量が利用で
きるので、個別部品としてのコンデンサC2が不要とな
ったり、その容量値を小さくすることができる。
【0028】図5では、HD信号が“H”レベルの期間
(フライバックパルス期間)でQ2をオフさせる場合に
ついて示したが、フライバックパルス期間の手前でQ2
をオフさせる場合の例を図7に示す。図7のように、Q
2のオフタイミングが変化すれば、それに応じてVcp
が変化し、このことによって偏向電流IDYが変化する。
一方、Vc2のピーク電圧もスイッチ素子Q2のオフタ
イミングにより変化する。フライバックトランスの1次
巻線L1に印加される電圧はVcp+Vc2であるが、
Q2のオフタイミングの変化によるVcpとVc2の大
きさの変化方向が逆であるため、Q2のオンタイミング
が共通でオフタイミングだけが変わる場合には、Vcp
+Vc2はほぼ一定となる。
【0029】したがって、Q1がオフする前にQ2をオ
フさせる場合には、高圧出力電圧を検出してQ2のオン
タイミングを制御するとともに、偏向電流を検出してQ
2のオフタイミングを制御すれば、双方を同時に安定化
させることができる。
【0030】次に第2の実施形態に係る偏向高圧一体型
電源装置の回路図を図8に示す。この例は、図3に示し
た回路のスイッチ素子Q2を含む共振回路の位置を変え
たものである。このようにスイッチ素子Q2とコンデン
サC2の回路部分を接地側に設けても同様に作用し同様
の効果を奏する。
【0031】なお、実施形態ではカレントトランスを用
いて偏向電流を検出するようにしたが、スイッチ素子Q
1の電圧Vcpのピーク値と偏向電流のピーク値とはほ
ぼ比例関係にあるので、Vcpの波高値によって偏向電
流を間接的に検出してもよい。また、実施形態ではメイ
ンのスイッチ素子Q1にバイポーラ型のトランジスタ、
第2のスイッチ素子Q2にユニポーラ型トランジスタ
(FET)を用いたが、Q1,Q2のいずれにもバイポ
ーラトランジスタまたはユニポーラ型トランジスタを用
いることができる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、フライバックトラン
スの1次入力電圧(+B)を制御するスイッチ素子のオ
ン・オフタイミングによって偏向電流と高圧出力電圧を
独立して制御することができるため、素子数を増大させ
ることがなく、しかも+B制御部分および偏向電流制御
部分に平滑回路が入らないため、高圧出力電圧制御およ
び偏向電流制御の応答性を低下させることもない。
【0033】したがって偏向電流および高圧出力電圧を
それぞれ検出して、それぞれを安定化する方向にスイッ
チ素子Q2のオンタイミングとオフタイミングを制御す
れば、偏向電流と高圧出力電圧の双方を同時に安定化す
ることも可能となる。
【0034】また、スイッチ素子Q2をMOS−FET
で構成することにより、スイッチング損失を低減するこ
とができ、且つMOS−FETの寄生容量が利用できる
ので、個別部品としてのコンデンサC2が不要となった
り、その容量値を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ素子Q1,Q2の動作による作用説明
【図2】同回路の波形図
【図3】第1の実施形態に係る偏向高圧一体型電源装置
の回路図
【図4】同回路の各部の波形図
【図5】同回路の各部の波形図
【図6】同回路の各部の波形図
【図7】同回路の各部の波形図
【図8】第2の実施形態に係る偏向高圧一体型電源装置
の回路図
【符号の説明】
T−フライバックトランス L1−1次巻線 LDY−偏向コイル D1−ダンパーダイオード Cs−コンデンサ C1−共振コンデンサ C2−共振コンデンサ Q1,Q2−スイッチ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−252409(JP,A) 特開 平5−191663(JP,A) 特開 平6−86085(JP,A) 特開 平2−222374(JP,A) 特開 平7−177739(JP,A) 特開 昭63−3567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/185

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライバックトランスの1次巻線L1に
    対して直列に、偏向コイルLDYとコンデンサCsを含む
    直列回路を接続するとともに、該偏向コイルとコンデン
    サを含む直列回路に対して並列に、ドライブ信号または
    該ドライブ信号に同期した信号でオン/オフするスイッ
    チ素子Q1および共振コンデンサC1を接続して、該ス
    イッチ素子Q1のオン/オフにより前記フライバックト
    ランスの2次側より高電圧を発生するとともに、前記偏
    向コイルに水平偏向電流を通電する偏向高圧一体型電源
    装置において、 前記フライバックトランスの1次巻線に対して直列にス
    イッチ素子Q2とコンデンサC2の並列回路を接続し、
    第1の制御信号により、前記スイッチ素子Q1のオン中
    にオンするスイッチ素子Q2のオンタイミングを可変制
    御させ、且つ、第2の制御信号により、スイッチ素子Q
    2のオフタイミングを可変制御して前記偏向コイルへの
    通電電流および前記フライバックトランスの2次出力電
    圧を制御するスイッチング制御手段を設けたことを特徴
    とする偏向高圧一体型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング制御手段は、前記第1
    の制御信号により、前記スイッチ素子Q1のオン中にオ
    ンするスイッチ素子Q2のオンタイミングを可変制御さ
    せ、且つ、前記第2の制御信号により、スイッチ素子Q
    2のオフタイミングを可変制御するとともに、前記偏向
    コイルに流れる電流を検出して、その大きさが安定化す
    る方向にスイッチ素子Q2のオンタイミングを制御し、
    前記フライバックトランスの2次出力電圧を検出して、
    その大きさが安定化する方向にスイッチ素子Q2のオフ
    タイミングを制御するものである請求項1に記載の偏向
    高圧一体型電源装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング制御手段は、前記第1
    の制御信号により、前記スイッチ素子Q1のオン中にオ
    ンするスイッチ素子Q2のオンタイミングを可変制御さ
    せ、且つ、前記第2の制御信号により、スイッチ素子Q
    2のオフタイミングを可変制御するとともに、前記偏向
    コイルに流れる電流を検出して、その大きさが安定化す
    る方向にスイッチ素子Q2のオフタイミングを制御し、
    前記フライバックトランスの2次出力電圧を検出して、
    その大きさが安定化する方向にスイッチ素子Q2のオン
    タイミングを制御するものである請求項1に記載の偏向
    高圧一体型電源装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ素子Q2をMOS−FET
    から構成したことを特徴とする請求項1〜3のうちのい
    ずれかに記載の偏向高圧一体型電源装置。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサC2を前記MOS−FE
    Tの寄生容量としたことを特徴とする請求項4に記載の
    偏向高圧一体型電源装置。
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