JP3271248B2 - 信号記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

信号記録再生装置のトラッキング制御装置

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JP3271248B2 JP28697392A JP28697392A JP3271248B2 JP 3271248 B2 JP3271248 B2 JP 3271248B2 JP 28697392 A JP28697392 A JP 28697392A JP 28697392 A JP28697392 A JP 28697392A JP 3271248 B2 JP3271248 B2 JP 3271248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号記録再生装置の記
録媒体の斜めトラックに対する回転磁気ヘッドのトラッ
キングを制御するトラッキング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ヘリカルスキャン方式の
信号記録再生装置において、磁気テープの長手方向のト
ラックにCTL信号を記録し、再生時には基準信号と再
生CTL信号との時間差により位相サーボをかける従来
の方式では、磁気テープの経時変化による伸縮、記録再
生時のテープテンションのばらつき、テープ走行系の変
化等により、再生される斜めトラックと長手方向に記録
されたCTL信号との物理的距離が変化してしまう。こ
のため、再生時に基準信号と再生CTL信号との時間差
を検出して、これを一定に制御してもビデオヘッドが斜
めトラックを正確に走査できないという問題があった。
【0003】また、斜めトラックにパイロット信号を記
録しておき、再生時に隣接トラックからの漏れ込み信号
を最小にするようにした制御方式では、記録再生時に使
用するヘッドの記録再生効率のばらつき等により漏れ込
み信号の最小点と斜めトラック走査の最適点がずれるた
めに、正確に走査できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑み、磁気テープの経時変化による伸縮、記録再生時
のテープテンションのばらつき、テープ走行系の変化等
があっても、ビデオヘッドが斜めトラックを正確に走査
可能にした信号記録再生装置のトラッキング制御装置を
提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の複
数の斜めトラックをそれぞれ再生する複数の回転磁気ヘ
ッドのトラッキングを制御するトラッキング制御装置に
おいて、前記複数の斜めトラックの所定位置に周波数変
調又は位相変調して記録されたスロープ信号を再生する
再生手段と、該再生手段で再生された前記スロープ信号
を前記回転磁気ヘッドの回転位相を示すパルス信号にて
サンプリングするサンプリング手段と、該サンプリング
手段にてサンプリングされたサンプル値と所定のレベル
とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づ
いて記録媒体の移送を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0006】
【実施例】図3は、本発明トラッキング制御装置のトラ
ッキング制御に用いるスロープ信号として、鋸歯状波信
号を磁気テープの斜めトラックに記録したテープフォー
マットを示している。図3に示すように、テープ22上
の斜め方向に記録されるトラック上に以下に説明するス
ロープ信号を記録する。また、図3中において、3A、
3B及び3Cは記録された信号を再生するための回転磁
気ヘッドの操作軌跡であり、また、回転ドラムの回転に
同期した信号(以下、PG信号という。)を図示してい
る。
【0007】また、図5には、本発明の原理を示す前記
回転磁気ヘッドの操作軌跡3A、3B及び3Cと、各々
の場合に再生されるスロープ信号と、回転ドラム上に取
り付けられたPG信号発生器からのPG信号と、該PG
信号から一定時間(T)遅延したところで前記スロープ
信号をサンプリングするためのサンプリングタイミング
信号と、サンプリングレベル(Sa、Sb、Sc)との
関係を波形図で示している。
【0008】ここで前記回転磁気ヘッドの理想的な操作
軌跡を図3の3Cとすると、図5の(C)に示すように
サンプリングレベルはSc(スロープ信号の中央値レベ
ル)となる。そして、操作軌跡3A、3Bそれぞれの場
合は、図5の(A)、図5の(B)に示すようにPG信
号から一定時間T後にスロープ信号をサンプリングし、
そのレベルSa、Sbを計測することにより操作軌跡の
記録トラックに対するずれ量とその方向を検出すること
ができる。
【0009】なお、ここでは回転磁気ドラムの回転に同
期した信号として、PG信号を用いて説明しているが、
回転ヘッドが取り付けられたドラムの回転に同期した信
号であって、タイミング信号の再生波形との時間関係を
計測できるものであれば得に限定はない。
【0010】図4には一般的なヘリカルスキャン方式の
記録再生装置の要部平面図を示している。図4におい
て、回転ドラム4上にA〜Dチャンネルの各回転ヘッド
4A〜4Dが図のように配置されている。1及び2はテ
ープ走行を一定に保つためのテープガイド、3は磁気テ
ープ、4は円筒形の回転ドラムで、前記各ヘッド4A〜
4Dが該回転ドラム4上に固定されている。前記回転ド
ラム4上に巻き付けられた磁気テープ3上に、図3に示
すような記録トラックを形成するように、回転ドラムの
回転速度、及びテープ走行が制御される。
【0011】図1にはトラッキング制御用の前記スロー
信号を記録するための本発明記録系のブロック図を示
している。図1において、5は記録用のスロープ信号発
生回路、6はスロープ信号の記録タイミングを制御する
ためのスロープ信号記録タイミング制御回路、7A〜7
Dは前記スロープ信号記録タイミング制御回路6の制御
信号出力に基づいて、記録信号とスロープ信号を切り替
えるためのスイッチ手段、8A〜8DはAch〜Dch
記録信号を変調増幅し、記録電流を供給するための回路
を含む記録回路、9A〜9Dは固定部から回転ドラム4
上の各ヘッド4A〜4Dに記録信号を伝送するためのロ
ータリトランスである。
【0012】このように構成された記録系によりスロー
プ信号が各ヘッド4A〜4Dで各トラックの定位置に記
録されるように記録タイミング制御回路6がスイッチ手
段7A〜7Dを制御し、記録回路8A〜8Dで周波数変
調または位相変調されて各ヘッドにスロープ信号を供給
し磁気テープに記録信号とともに記録される。
【0013】次に前記記録系において記録されたテープ
を再生する際の本発明再生系を図2に示している。図2
において、10は再生用のビデオヘッド、11は再生信
号を復調し増幅するための増幅回路を含む再生回路、1
2はビデオ信号用の信号処理回路、13は規準信号とな
るPG信号を受けてサンプルタイミング信号を発生する
サンプルタイミング信号発生回路、14はサンプル・ホ
ールド回路、15は規準レベル発生回路、16は比較回
路、17は加算器、18は速度制御回路、19はモータ
駆動回路、20はFG信号波形整形回路、21はFG信
号用増幅回路、22は前記スロープ波が記録信号ととも
に記録された磁気テープ、23はキャプスタンモータ、
24はピンチローラである。
【0014】このように構成された本発明再生系の動作
について説明する。ビデオヘッド10により再生された
スロープ信号をサンプル・ホールド回路14において、
サンプルタイミング信号発生回路13からのサンプリン
グ信号でサンプリングし、スロープ信号のサンプル値レ
ベルを比較回路16に入力し、規準レベル発生回路15
で発生した規準信号となるスロープ信号の中央値レベル
と比較する。そして、比較回路16の差分出力を加算器
17でテープの送りスピードを制御する速度制御回路1
8の出力と加算してキャプスタンモータ駆動回路19に
送出し、キャプスタンモータ23の回転速度を制御す
る。
【0015】ここで、再生されたスロープ信号のサンプ
ル・ホールド回路14におけるサンプリング出力レベル
は、ビデオヘッド10が記録トラック上を正しく走査し
た場合は、既知の値となる。すなわち規準レベル発生回
路15の出力レベルを、ビデオヘッド10が記録トラッ
ク上を正しく走査した場合、前記スロープ信号の中央値
のレベルを既知のレベルとなるように設定しておき、比
較回路16でレベル比較することにより、ビデオヘッド
10の走査軌跡の記録トラックに対するずれ量とその方
向を検出することが可能となる。
【0016】更に、この検出結果をキャプスタンモータ
23の速度制御系に加算することにより、再生ビデオヘ
ッド10の走査軌跡の記録トラックに対するずれを補正
することができる。すなわち、回転ヘッドの走査軌跡に
対して垂直方向の相対的なずれ(オフトラック量)を検
出してずれを補正することができる。
【0017】
【発明の効果】テープ記録時に前記スロープ信号を記録
信号とともに記録しておくことにより、テープの経時変
化による伸縮、記録再生時のテープテンションのばらつ
き、テープ走行系の変化等があっても、ビデオヘッドが
ヘリカルトラックを走査するために必要なトラック情報
を検出することができる。また、再生信号レベルのチャ
ンネル間のばらつきの影響が無視できるので、記録再生
時に使用するヘッドの記録再生効率のばらつき等により
ヘリカルトラック走査の最適点がずれたりすることがな
い。
【0018】さらに、長手方向のトラックにCTL信号
を記録する必要がなくなるので、固定ヘッドが不要にな
りメカニズムを簡素化でき、同時に固定ヘッド専用の記
録回路も不要になるため回路の簡素化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録系のブロック図である。
【図2】本発明再生系のブロック図である。
【図3】ヘッド走行軌跡を示す図である。
【図4】一般的な回転ヘッドの要部平面図である。
【図5】本発明の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
4A〜4D 記録ヘッド 5 スロープ信号発生回路 6 記録タイミング制御回路 7A〜7D スイッチ 13 サンプルタイミング発生回路 14 サンプル・ホールド回路 15 規準レベル発生回路 16 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−202349(JP,A) 特開 昭61−110358(JP,A) 特開 昭57−173281(JP,A) 特公 昭45−8827(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/467

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の複数の斜めトラックをそれぞ
    再生する複数の回転磁気ヘッドのトラッキングを制御
    するトラッキング制御装置において、 前記複数の斜めトラックのそれぞれの所定位置に記録さ
    れたスロープ信号を再生する再生手段と、該再生手段で
    再生された前記スロープ信号を前記回転磁気ヘッドの回
    転位相を示すパルス信号にてサンプリングするサンプリ
    ング手段と、該サンプリング手段にてサンプリングされ
    たサンプル値と所定のレベルとを比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果に基づいて記録媒体の位相を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする信号記録再生
    装置のトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スロープ信号は、周波数変調されて
    前記斜めトラックに記録されていることを特徴とする請
    求項1記載の信号記録再生装置のトラッキング制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スロープ信号は、位相変調されて前
    記斜めトラックに記録されていることを特徴とする請求
    項1記載の信号記録再生装置のトラッキング制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スロープ信号は、鋸歯状波信号であ
    ることを特徴とする請求項12又は3記載の信号記録
    再生装置のトラッキング制御装置。
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