JP3271143B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP3271143B2
JP3271143B2 JP28368690A JP28368690A JP3271143B2 JP 3271143 B2 JP3271143 B2 JP 3271143B2 JP 28368690 A JP28368690 A JP 28368690A JP 28368690 A JP28368690 A JP 28368690A JP 3271143 B2 JP3271143 B2 JP 3271143B2
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宏之 喜多
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正春 徳原
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    • H04N7/00Television systems
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    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
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    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/642Multi-standard receivers

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、順次走査いわゆるノンインターレース走査
を行う映像信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン放送方式の標準方式としてNTSC、PAL及
びSECAM方式等が知られている。これらの標準方式の映
像信号は、インターレース走査いわゆる飛越走査を行っ
て画面を構成している。
【0003】 このインターレース走査において時間とフィールド内
の各ラインの関係を表したものを第5図に模式的に示し
ている。
【0004】 インターレース走査は、垂直走査を2回行って1画面
が構成される。1回の垂直走査はフィールド走査と呼ば
れている。たとえばNTSC方式のテレビジョン信号ではラ
イン数が525本であるから、1回の垂直走査によるライ
ン数は262.5本である。
【0005】 第5図において横軸には時間tをとり、縦軸Vにはテ
レビジョンの画面における垂直走査に伴って各垂直位置
が決められる水平走査線(ライン)を実線の丸印40で表
している。フィールド間隔は時間T毎に表示している。
また、フィールド41の各水平走査線(ライン)に対して
1フィールド後にある次のフィールド42のラインは、イ
ンターレース走査しているため、1フィールド前のフィ
ールド41の各ラインの間を埋めるように配置される。こ
のようにインターレース走査は2つのたとえばフィール
ド41、42で1つのフレーム画面を構成する。従って、上
記したように1フィールド内でのラインの本数は、NTSC
方式で(525/2)本、PALとSECAM方式では、(625/2)本
になる。また、フィールド走査間隔Tは、NTSC方式で
(1/60)秒毎にフィールド走査すなわち60フィールド/
秒のフィールド走査を行っており、PALとSECAM方式で
は、(1/50)秒毎にフィールド走査すなわち50フィール
ド/秒のフィールド走査を行っている。
【0006】 このようにラインの走査方式は、それぞれテレビジョ
ン標準方式によって異なっている。特に、このライン数
の少ないNTSC方式においては、たとえばある垂直走査付
近を境界にして上側が黒で、下側が白に変わっており、
画面の横方向に一様に変わっているような画面の場合、
そのエッジ部分が揺れてみえるラインフリッカといった
現象等が生じるため画質の低下がみられる。これらの画
質を改善するため、順次走査方式等の様々な方式が提案
されている。
【0007】 このNTSC方式のテレビジョン信号は、たとえばいわゆ
るクリアビジョンに代表されるように、画質を改善する
ために上記したラインフリッカ妨害の除去、垂直解像度
の改善を目的として動き適応型ノンインターレース信号
処理技術を用いて対策をしている。従って、ノンインタ
ーレースによる画面はちらつきのない垂直解像度の高い
画面が構成できるようになる。
【0008】 また、テレビジョン標準方式であるPAL方式、SECAM方
式における信号は、フィールド周波数が50Hzと遅い。す
なわち1秒間に25枚の画面しか構成できないため人の視
覚が画面全体のちらつきいわゆる面フリッカを認識して
しまう。このような面フリッカに対する画質を改善させ
る方法は、フィールド周波数を100Hzで駆動させるフリ
ッカ・フリーという技術を用いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近テレビジョンの大画面化がPAL、SECAM
方式のテレビジョンにおいても行われている。プロジェ
クタのような大画面では、画質の点で面フリッカの妨害
よりもNTSC方式のテレビジョンで問題になっていたライ
ンフリッカの妨害等が目立つようになってきている。
【0010】 そこで本発明は上述の課題に鑑み、NTSC、PALおよびS
ECAM方式等の複数種類のテレビジョン信号に対応してた
とえばちらつきがなく、垂直解像度の劣化のない等の画
質の劣化を軽減することができる映像信号処理回路の提
供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像信号処理回路は、互いに異なるテレ
ビジョン標準方式の映像信号が入力される映像信号処理
回路において、上記入力映像信号の1フィールド前の映
像信号を用いてフィールド間補間を行って一のフィール
ド内の各ライン間位置に相当する補間ライン映像信号を
出力するフィールド間補間手段と、上記入力映像信号の
複数ラインの映像信号を用いてフィールド内補間を行っ
て一のフィールド内の各ライン間位置に相当する補間ラ
イン映像信号を出力するフィールド内補間手段と、上記
入力映像信号の動きを検出するための動き検出手段と、
上記動き検出手段からの信号に応じて上記フィールド間
補間手段からの出力信号と上記フィールド内補間手段か
らの出力信号とにそれぞれ重み付けを施して加算する重
み付け加算手段と、上記入力映像信号と上記重み付け加
算手段からの補間信号とに基づいて順次走査信号に変換
する順次走査変換手段と、上記入力映像信号のテレビジ
ョン標準方式に応じて上記フィールド間補間手段の遅延
量を制御する制御手段とを有して成り、上記フィールド
内補間手段の基準クロックを水平同期信号にロックする
ことを特徴とすることにより、上述した課題を解決す
る。
【0012】 本発明に係る映像信号処理回路は、入力される複数種
類のテレビジョン信号の動き検出に対応してフィールド
間補間とフィールド内補間を行い、順次走査変換を行
う。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】 本発明に係る動き適応型ノンインターレース走査を行
うための映像信号処理回路の一実施例を第1図に示す。
【0015】 この映像信号処理回路に供給される映像信号として
は、互いに異なる複数種類の映像信号たとえばNTSC方式
の映像信号やPAL方式あるいはSECAM方式の映像信号のい
ずれかが入力端子1に供給される。この供給される映像
信号は、1フィールド前の映像信号を用いてフィールド
間補間を行って一のフィールド内の各ライン間位置に相
当する補間ライン映像信号を出力するフィールド間補間
手段であるフィールドメモリ2と、上記入力映像信号の
複数ラインの映像信号を用いてフィールド内補間を行っ
て一のフィールド内の各ライン間位置に相当する補間ラ
イン映像信号を出力するフィールド内補間手段であるフ
ィールド内補間信号形成ブロック10と、上記入力映像信
号の動きを検出するための動き検出手段である動き検出
器4及び順次走査変換手段である倍速変換器14にそれぞ
れ送られている。
【0016】 上記入力される映像信号がNTSC方式かPAL、SECAM方式
かをスイッチ5によって切換える。このスイッチ5によ
る切換え信号がメモリコントロール6に送られている。
メモリコントロール回路6の遅延段数は上記切換えすな
わち各テレビジョン方式に応じて制御される。メモリコ
ントロール回路6からの出力信号は少なくともフィール
ドメモリ2に送られてフィールドメモリ2における入力
映像信号の遅延量を制御する。
【0017】 上記動き検出器4からの出力信号に応じて上記フィー
ルドメモリ2からの出力信号と上記フィールド内補間形
成ブロック10からの出力信号とにそれぞれ重み付けを施
して加算する重み付け加算手段である重み付け加算ブロ
ック13は、フィールド間補間信号とフィールド内補間信
号に対して重み付け加算して補間ラインを形成する。
【0018】 上記入力映像信号と上記重み付け加算ブロック13から
の補間ライン信号とに基づいて順次走査信号に変換する
順次走査変換手段である倍速変換器14は、上記入力映像
信号のラインと補間ラインを交互に倍速で走査すること
によってノンインターレース(順次)走査に変換する。
倍速変換器14はこの倍速ノンインターレース信号を出力
端子15に送っている。
【0019】 ここで、上記フィールド内補間形成ブロック10はライ
ンメモリ3、加算器8と乗算器9で構成されている。ま
た、重み付け加算ブロック13は、乗算器7、11と加算器
12によって構成されている。
【0020】 この映像信号処理回路では、それぞれの補間ラインを
形成するための信号処理が行われている。第1図に示し
た映像信号処理回路の補間ラインは、入力される複数種
類の映像信号によって形成される。入力映像信号を基に
してどのようにこれら補間ラインが形成されるかを第2
図、第3図を参照しながら説明する。
【0021】 第2図及び第3図に示される横方向は第5図に示すよ
うに時間を表し、縦方向は画面上の垂直位置に対応する
ように模式的に示している。また、補間ラインは点線の
丸印で表し、入力映像信号のラインは実線の丸印で表し
ている。
【0022】 第2図に示す上記フィールド内補間形成ブロック10で
は、フィールド内補間は上下に隣り合ったラインから補
間ラインのデータを形成するすなわち同一フィールドに
おける1H前のラインをラインメモリ3に入力して1H遅延
させる。たとえば第2図に示すフィールド20におけるラ
イン21のデータを第1図に示すラインメモリ3に入力す
る。このラインメモリ3を用いることにより、上記入力
されたライン21のデータは1Hの時間だけ遅延されてライ
ンメモリ3から出力される。この遅延されたライン21の
データと同一フィールド内の次のライン22のデータとを
加算器8で加算する。さらに、ライン21とライン22の平
均値を得るためにこの加算された出力信号は、乗算器9
で係数(1/2)を乗じる演算処理が施される。この信号
処理によってライン21とライン22の間の位置に挿入する
ために補間ラインのデータが形成される。この信号処理
は以降の各ライン間でも同様に繰り返し行われる。ま
た、次のフィールド24でも上記と同様にライン間で演算
処理を行っている。上記フィールド20での映像信号を表
示していたたとえばライン21の垂直走査位置には、この
フィールド24におけるフィールド内補間信号が形成され
る。これらの形成されたフィールド内補間信号は重み付
け加算ブロック13を介して倍速変換器14に送られる。順
次変換手段である倍速変換器14では、同一フィールド内
の入力映像信号のラインたとえばライン22の1ライン前
のライン21とライン22の間に補間ライン23を挿入するよ
うに倍速で走査される。
【0023】 また、第3図に示すフィールド間補間は、補間するフ
ィールド27の1つ前に位置するフィールド25のラインが
1フィールド分フィールドメモリ2にメモリコントロー
ル6の制御によって取り込まれる。このフィールドメモ
リ2からの出力は重み付け加算ブロック13を介して倍速
変換することにより、補間されたフィールド27の実線の
丸印で表されるライン28の間に補間ライン29(点線の丸
印表示)として挿入している。
【0024】 上記第2図及び第3図の説明において述べた重み付け
加算ブロック13の各乗算器は、動き検出器4に入力した
複数種類の映像信号に基づいて動き検出器4から出力さ
れる出力信号に応じて乗算器7、11の重み係数が制御さ
れる。フィールド間補間信号が入力される乗算器7に
は、上記動き検出器4からの信号に応じてたとえば(1
−K)倍に重み付けが施される。また、フィールド内補
間信号が入力される乗算器11には、たとえばK倍に重み
付けが施される。
【0025】 また、動き検出器4は、上記フィールド内補間信号に
対するたとえば乗算器7の重み係数(1−K)と上記フ
ィールド間補間信号に対するたとえば乗算器11の重み係
数K(0≦K≦1)の総和が、(1−K)+K=1の条
件を満足するように制御を行っている。
【0026】 第1図の乗算器7に供給される信号は1フィールド分
のメモリである。すなわちメモリ内のデータは1フィー
ルド毎に切換えられるため、動作の少ない画面の補正に
適している。一方、第1図の乗算器11に供給される信号
は同一フィールド内のライン間を補間するので、動きの
ある画面の補正に適している。
【0027】 従って、たとえば極端な例として、入力された映像信
号の動きが0のような静止画の信号の場合、動き検出器
4は、乗算器7に供給する制御信号により、たとえばK
=0に設定して、乗算器7の重み係数(1−K)=1に
する。また、入力された映像信号が急激な動きを伴う成
分の多い動画の信号の場合動き検出器4から乗算器11に
供給される制御信号により、たとえば重み係数KをK=
1に設定する。このように、これらの乗算器の重み係数
制御は、上述した動き検出器4から出力信号を用いて制
御によって上記フィールド内補間信号と上記フィールド
間補間信号の2つの状態の変化を滑らかに移行させる。
さらに、最適な画質を提供するため、上記のそれぞれの
乗算した出力は加算器12で加算される。この加算によっ
て入力された映像信号のラインと補間ラインの信号レベ
ルは同一のレベル範囲内の規格に適合させることができ
る。
【0028】 このように動き検出による制御で映像信号処理が行わ
れる方式は、動き適応型ノンインターレース方式と呼ば
れている。
【0029】 なお、フィールドメモリ2とラインメモリ3は基準と
するクロックを水平同期信号(H信号、周波数fH)にロ
ックするラインロック方式を用いている。水平同期周波
数fHは、NTSC方式では15.734kHzであり、PAL、SECAM方
式では15.625kHzである。この2つの水平同期周波数fH
は、上記の通り違っている。しかし、テレビジョン等の
クロック周波数は多少余裕をもって周波数を引き込んで
ロックするように許容範囲がとられているから、たとえ
ばNTSC方式の水平同期周波数fHの910倍すなわち910fH
サンプリングクロック周波数を固定して用いてもライン
メモリ3を制御することができる。この方法では、メモ
リコントロール6によるラインメモリ3の制御が不要に
なり、メモリコントロール6はフィールドメモリ2の遅
延量(遅延段数)を制御するだけで済ませることができ
る。
【0030】 また、このラインロックで周波数をロックする方法に
おいて1H走査期間内でのサンプリング数が等しければ、
テレビジョン方式にかかわらずどちらの入力映像信号で
も対応してフィールドメモリ2を制御するメモリコント
ロール6の遅延段数をNTSC方式とPAL、SECAM方式に合う
よう切換えて遅延させることにより、どちらの入力映像
信号にも対応した信号処理を行うことができる。 一方、サブキャリア周波数でロックをかける方法もあ
るがたとえばNTSC方式のサンプリング数がNTSC方式の水
平同期周波数fHの910倍すなわち910fH=14.318MHzとPA
L、SECAM方式の水平同期周波数fHの1135倍すなわち1135
fH=17.734MHzと違うことから、1Hのサンプル数が違っ
てしまう。このため、フィールドメモリ及びラインメモ
リの制御を行うためのクロックをそれぞれのテレビジョ
ン方式に適合させて切換えると同時に、メモリコントロ
ール回路6は、フィールドメモリのみならずラインメモ
リの遅延量(遅延段数)を方式に応じて切換える必要が
ある。
【0031】 動き適応したノンインターレースラインの構造は、第
4図に示すようになる。縦軸及び横軸は上記第5図で説
明したものと全く同じことより、説明を省略する。
【0032】 実線で示された丸印32は入力された映像信号のライン
を示している。また、点線で示された丸印33は補間ライ
ンを示している。また、フィールド間隔を示す時間Tは
インターレース走査のときと各方式ともそれぞれ同じで
ある。
【0033】 このとき、動き適応したノンインターレースラインの
構造は、フィールド30やフィールド31に示すように入力
された映像信号のラインと補間ライン(フィールド内補
間及びフィールド間補間のそれぞれの信号に対して動き
に適応した制御信号を各乗算器7、11に供給してそれぞ
れの重み係数を乗算し、上記各出力信号を加算した加算
出力)を同一フィールド内に倍速で走査しているので、
第4図に示したようなインターレース走査の1フィール
ド内におけるライン数に比べると、ノンインターレース
走査におけるライン数は2倍の本数にすることができ
る。すなわち、フィールドライン数は、NTSC方式で525
本、PAL及びSECAM方式で625本とノンインターレース走
査のライン数は2倍になる。
【0034】 また、テレビジョンの画面内で垂直方向に配列された
パターンを見分けることのできる垂直解像度は、復調時
の信号における周波数からの概算で約480本程度あると
いわれている。また、この垂直解像度は人間の視覚ファ
クタであるいわゆるケル・ファクタによっても表すこと
ができる。このケル・ファクタは、通常70%程度といわ
れている。このとき垂直解像度は約330本程度である。
また、輝度の高い画面においては、ケル・ファクタが約
40%程度に低下してしまう。
【0035】 しかし、このようにノンインターレース走査ではライ
ン数が2倍になることから、人間の視覚ファクタである
いわゆるケル・ファクタも改善することができる。この
ことにより、垂直解像度の劣化が著しく改善される。
【0036】 このように倍速変換することにより、ラインフリッ
カ、垂直解像度の劣化、粗いライン構造及びラインクロ
ール等の妨害を軽減することができる。上記した粗いラ
イン構造について説明すると、インターレース走査にお
いて、動画では前の1フィールドと次の1フィールドの
絵柄が異なるから、1フレームの画面を2フィールドで
構成しても1フィールドで画面を構成していることに等
しい。すなわち静止画に比べて半分のライン数で画面を
構成していることになるから、インターレース走査のラ
イン構造では粗い画面になってしまう。このような動画
の表示において、ノンインタレース走査によるライン構
造は、1フィールドのライン数を倍にすることができ、
上記インターレース走査のライン構造を改善でき、画質
をより一層向上したものにする。また、上記したライン
クロールとは、ラインが上から下へあるいは下から上へ
移動してみえる現象であるが、この画質の低下を引き起
こす現象も改善される。
【0037】 さらに、動き検出器で静止画や動画という動きまで考
慮することにより、それぞれ動画において発生する残像
いわゆる2重像妨害のない画像を得ることができ、静止
画においては、ラインフリッカがなく、垂直解像度の高
い画質等を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の映像信号
処理回路においては、互いに異なる映像信号を動き検出
制御に伴って補間走査を行うことにより、インターレー
ス走査で発生していた各種の妨害を軽減することができ
る。さらに、それぞれ動画や静止画に合わせて補正する
ことができるため、この映像信号処理回路はインターレ
ース走査に比べて高画質の映像を供給することができ
る。
【0039】 さらに、フィールド内補間手段の基準クロックを水平
同期信号にロックしているため、互いに異なる水平周波
数の映像信号が入力される場合でも、クロック周波数は
多少余裕をもって周波数を引き込んでロックするという
テレビジョンの特性を利用して、ラインメモリの遅延量
(遅延段数)を固定にし、切換え箇所を減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る映像信号処理回路の一実施例の要部のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 フィールド内補間を説明する模式図である。
【図3】 フィールド間補間を説明する模式図である。
【図4】 ノンインターレース走査線の構造を示す模式図である。
【図5】 従来のテレビジョン標準方式におけるインターレース走
査線の構造を示す模式図である。
【符号の説明】
2……フィールドメモリ、3……ラインメモリ、4……
動き検出器、6……メモリコントロール、8,11……加算
器、7,9,12……乗算器、14……倍速変換器、10……フィ
ールド内補間形成ブロック、13……重み付け加算ブロッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾鼻 修一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 徳原 正春 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−3579(JP,A) 特開 昭64−60082(JP,A) 特開 平2−196581(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なるテレビジョン標準方式の映像
    信号が入力される映像信号処理回路において、 上記入力映像信号の1フィールド前の映像信号を用いて
    フィールド間補間を行って一のフィールド内の各ライン
    間位置に相当する補間ライン映像信号を出力するフィー
    ルド間補間手段と、 上記入力映像信号の複数ラインの映像信号を用いてフィ
    ールド内補間を行って一のフィールド内の各ライン間位
    置に相当する補間ライン映像信号を出力するフィールド
    内補間手段と、 上記入力映像信号の動きを検出するための動き検出手段
    と、 上記動き検出手段からの信号に応じて上記フィールド間
    補間手段からの出力信号と上記フィールド内補間手段か
    らの出力信号とにそれぞれ重み付けを施して加算する重
    み付け加算手段と、 上記入力映像信号と上記重み付け加算手段からの補間信
    号とに基づいて順次走査信号に変換する順次走査変換手
    段と、 上記入力映像信号のテレビジョン標準方式に応じて上記
    フィールド間補間手段の遅延量を制御する制御手段とを
    有して成り、 上記フィールド内補間手段の基準クロックを水平同期信
    号にロックすることを特徴とするノンインターレース処
    理における映像信号処理回路。
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