JP3270710B2 - 絞りしごき缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

絞りしごき缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法

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JP3270710B2 JP10680297A JP10680297A JP3270710B2 JP 3270710 B2 JP3270710 B2 JP 3270710B2 JP 10680297 A JP10680297 A JP 10680297A JP 10680297 A JP10680297 A JP 10680297A JP 3270710 B2 JP3270710 B2 JP 3270710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞りしごき加工を
含む加工により製造される2ピース缶に用いる材料の製
造方法に関する。より詳細には水、あるいは水系潤滑剤
などによる冷却、あるいは潤滑を行うことなく、製缶後
の缶の洗浄を必要としない、絞りしごき加工を含む加工
により缶壁厚が薄い2ピース缶を製造するのに適した、
熱可塑性樹脂を被覆した絞りしごき缶用樹脂被覆アルミ
ニウム合金板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】缶胴部と缶底部が一体で成形される2ピ
ース缶としては、ぶりきまたはアルミニウム合金板を絞
り加工、およびしごき加工により得られるDI缶(Draw
n andIroned Can)が従来より製造されている。DI缶
はぶりきまたはアルミニウム合金板を絞り加工した後、
連続的に配置された数個のしごきダイスとポンチを用い
て、大量の水、あるいは水系潤滑剤で冷却および潤滑し
ながら缶壁厚を元板厚の1/3程度に薄肉化し、その後
脱脂洗浄、乾燥し、塗装が施される。近年、特開平6−
312223号公報に、絞りしごき加工を含む複合加工
法により、樹脂被覆金属板から2ピース缶を製造する方
法が開示されている。この方法は従来のDI缶の製造法
とは異なり、高温揮発性の潤滑剤を塗布した樹脂被覆金
属板を絞り加工した後、水、あるいは水系潤滑剤を用い
ることなく、乾式で再絞りおよびしごき加工を同時に行
う複合加工法により、缶壁厚が薄い2ピース缶を製造す
るものである。この複合加工法によれば、2ピース缶に
成形した後の缶の脱脂洗浄、乾燥、塗装工程が不要とな
り、環境を殆ど汚染することなく、2ピース缶を製造す
ることが可能である。本発明は、この複合加工法に適し
た樹脂被覆アルミニウム合金板を提供することを目的と
して検討したものである。複合加工法に適した材料に関
しては、特開平7−266496号公報に、降伏強度、
抗張力、板厚、中心線粗さなどを限定した材料が開示さ
れ、実施例にJIS 5052 H38、およびJIS
3004 H19のアルミニウム合金の使用が示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特開平6−
312223号公報に示されるような複合加工法に適し
た樹脂被覆アルミニウム合金板を提供することを目的と
する。本発明が対象とする複合加工法は、再絞り加工部
としごき加工部が一対となったダイスを用い、再絞りお
よびしごき加工を同時に行う加工法である。複合加工法
の一つの特徴は、再絞り加工を行う部分のダイスの肩ア
ールの寸法を小さくし、このダイス肩アール部において
材料を曲げ・曲げ戻し加工し、缶壁厚を薄肉化すること
にある.この複合加工においては、加工する板厚の2〜
数倍程度の小さなダイス肩ア−ルで厳しい曲げ・曲げ戻
し加工を行うため、材料表面に肌荒れ、割れを生じ易
く、加工条件によってはこのダイス肩アール部で缶壁破
断が生じる。また、ダイス肩アール部で破断を生じない
場合においても、肌荒れ、表面割れは、被覆樹脂被膜と
アルミニウム合金板との密着性の低下をもたらし、続く
しごき加工において缶壁破断が極めて生じやすくなる。
本発明は、小さな肩ア−ルのダイス肩アール部における
曲げ・曲げ戻し加工、および続くしごき加工を含む複合
加工を乾式で行うに際して、缶壁破断が生じ難く、かつ
缶として必要な強度を有する缶胴材として使用される樹
脂被覆アルミニウム合金板の製造方法を導くことを課題
とする。また、本発明の製造方法を用いて製造された樹
脂被覆アルミニウム合金板は、市販のアルミニウムDI
缶に使用される缶胴材を再利用しやすいことも課題の一
つとする。なお、特開平7−266496号公報の実施
例に示されるJIS3004H19合金は、必要とされ
る強度は有するものの、加工性は本発明の目標に対して
は不十分なものである。一方、JIS5052H38合
金は加工性は本発明の目的とする複合加工方法に適する
が、許容Mn量が少なく、この合金の製造において投入
可能な3004合金のスクラップの量が大幅に制限され
る。すなわち、スクラップの再利用が制限される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のしご
き加工缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法は、
重量%で、Mn:0.01〜1.0%、Mg:2.0〜6.
0%、Si:0.05〜0.4%、不可避的不純物として
Fe:≦0.7% を含有し、かつ(Si+Fe):≦
0.9 %の関係を有するアルミ合金鋳隗を均質化熱処理
し、熱間圧延を行い熱延板とし、連続焼鈍を行い、その
後圧延率:60〜95%で冷間圧延してアルミニウム合
金板を製造し、次いで前記アルミニウム合金板を表面処
理し、該表面処理を施したアルミニウム合金板を240
〜350℃に1分間以内加熱し、板温を220〜300
℃の温度とし、その両面に熱可塑性樹脂を被覆し、被覆
後急冷する工程からなり、再絞り加工を行う部分のダイ
ス肩のアールの寸法を小さくし、このダイス肩アール部
において材料を曲げ・曲げ戻し加工し、缶壁厚を薄肉化
することを特徴とする。請求項2のしごき加工缶用樹脂
被覆アルミニウム合金板の製造方法は、重量%で、M
n:0.01〜1.0%、Mg:2.0〜6.0%、Si:
0.05〜0.4%、不可避的不純物としてFe:≦0.
7% を含有し、かつ(Si+Fe):≦0.9% の関
係を有するアルミ合金鋳隗を均質化熱処理し、熱間圧延
を行い熱延板とし、箱形焼鈍を行い、その後圧延率:6
0〜95%で冷間圧延してアルミニウム合金板を製造
し、次いで前記アルミニウム合金板を表面処理し、該表
面処理を施したアルミニウム合金板を240〜350℃
に1分間以内加熱し、板温を220〜300℃の温度と
し、その両面に熱可塑性樹脂を被覆し、被覆後急冷する
工程からなり、再絞り加工を行う部分のダイス肩のアー
ルの寸法を小さくし、このダイス肩アール部において材
料を曲げ・曲げ戻し加工し、缶壁厚を薄肉化することを
特徴とする。請求項3のしごき加工缶用樹脂被覆アルミ
ニウム合金板の製造方法は、請求項1または2におい
て、被覆する熱可塑性樹脂が、熱可塑性ポリエステル樹
脂であることを特徴とする。請求項4のしごき加工缶用
樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1〜
3のいずれかにおいて、アルミニウム合金板に施される
表面処理が、エッチング、および/または電解クロム酸
処理であることを特徴とする。請求項5のしごき加工缶
用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1
〜3のいずれかにおいて、アルミニウム合金板に施され
る表面処理が、リン酸クロメート処理であることを特徴
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、強度、加工性、密着性
に優れ、乾式での絞りしごき加工性に優れる樹脂被覆ア
ルミ合金板の製造方法を提供するために多岐にわたり検
討を行った結果、合金組成、熱可塑性樹脂および表面処
理の種類などを定めることにより、目的とする樹脂被覆
アルミ合金板を得ることが可能な製造方法を開発したも
のである。以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0006】まず、本発明において樹脂被覆アルミニウ
ム合金板の被覆基板となるアルミニウム合金板の合金成
分などを限定する理由を以下に説明する。なお、各合金
成分の%は重量%で示す。本発明においては、アルミニ
ウム合金板の製造時に発生するスクラップや、使用後の
アルミニウム缶のスクラップを混合し、溶解して再使用
することを容易とするため、アルミニウムDI缶の缶胴
材である3004合金、および蓋材である5052合金
の合金成分、特にMnとMgの量を考慮した。JIS規
格においては3004材は Mn:1.0 〜1.5%、M
g:0.8〜1.3%、5052材はMn:0.1% 以
下、Mg:2.2〜2.8%と規定されている。本発明の
樹脂被覆アルミニウム合金板の被覆基板となるアルミニ
ウム合金板のMn量は、3004合金の下限のMn量ま
で含みうることを前提とする。このようにすることによ
り、本発明に使用するアルミニウム合金を製造する際
に、多量に存在する3004合金のスクラップの混合割
合を格段に大きくすることが可能となる。
【0007】[Mn]Mnは安価であり、強度が得られる
ために添加するが、0.01 %未満では効果が不十分で
ある。一方、添加量の上限に関しては缶胴材のスクラッ
プを混合再利用することを考慮し、添加量は3004合
金の下限の1.0 %以下の範囲を前提とした。Mnの添
加によりAl−Fe−Mn系の晶出物が形成されるが、
その変態生成物である硬質のα相は、本発明が課題とす
る曲げ・曲げ戻し加工性には好ましくない。市販のアル
ミニウムDI加工においては、Al−Fe−Mn系の晶
出物はしごき加工時に潤滑作用を有し、しごき加工性を
向上させるため不可欠とされる。しかし、本発明におい
ては表面に樹脂が被覆されたアルミニウム合金板を加工
するため、Al−Fe−Mn系の晶出物の潤滑作用は必
要ではなく、むしろ加工性が損なわれる。すなわち、該
晶出物は本発明の樹脂被覆アルミ合金板の適用を図る複
合加工方法には適さないものである。複合加工方法は、
再絞り加工部としごき加工部が一対となったダイスを用
いて再絞り加工としごき加工を同時に行い、再絞りダイ
スの肩ア−ルを板厚の数倍程度以下の小さな肩ア−ルと
することを特徴とするが、晶出物はそのダイス肩アール
部における曲げ・曲げ戻し加工性を著しく損なう。すな
わち、曲げ・曲げ戻し加工時にアルミニウム合金表面に
荒れ、割れが生じやすく、それに基づく被覆樹脂被膜の
密着性を低下をもたらす。さらに晶出物の量、サイズ、
加工条件によっては缶壁破断をもたらす。そのため、後
述するMg量も考慮しMn量の上限を 1.0%とする。
【0008】[Mg]Mgは、Mn以上に強度向上に効果
のある元素であり、缶として必要な強度を得るために添
加するが、添加量が多くなると加工性が低下する。本発
明においては前記の理由によりMn量の上限を 1.0%
とするが、加工性に十分余裕のある範囲ではない。その
ため、加工性の低下、および加工性の変動を少なくする
ために、Mg量の範囲を2.0〜6.0%とする。Mn量
が本発明の上限の 1.0%近傍にある場合は、Mgが
6.0%を越えると加工性が不良となり、厳しい加工用
途には適用困難となる。一方、Mg量が2.0%未満で
は強度が不十分となり、経済性を向上させるため、板厚
を薄くすることが不可能となる。本発明による樹脂被覆
アルミニウム合金板を前記の複合加工を用いて成形した
2ピ−ス缶は、ビ−ル、炭酸飲料、窒素ガス充填飲料な
ど、缶内圧が陽圧となる内容物に適用されるが、内容物
によって缶内圧が異なる。このため、缶内圧が高い内容
物を充填する缶用材には、Mn、Mgの量が多い材料を
適用する。缶底の耐圧強度が不足すると缶底が座屈変形
し、商品として使用に耐えなくなる。缶底の耐圧強度に
は、主として、板の降伏強度、板厚が影響し、降伏強度
が低い場合は板厚を厚くすることが必要であるが、経済
性が損なわれることになる。このため、経済性の点から
Mn、Mgの添加量の多い高強度の薄板厚の材料の適用
が考えられるが、Mn、Mgの添加量の増加による高強
度化を行うと材料の加工性が低下する。本発明のアルミ
ニウム合金はMg量が一般的な缶用のアルミニウム合金
より多く、高強度が得られるが加工性はやや不十分であ
る。そのため板製造時に板厚を薄肉化し、複合加工時の
加工度を低めとすることが望ましい。
【0009】SiはAl−Fe−Mn系晶出物に相変態
を生じさせ、いわゆる硬質のα相を形成する。このα相
はDI缶の製造においてはしごき加工性を向上させるた
めに0.1% 以上の添加を必要とするが、本発明にとっ
ては相変態前の晶出物以上に曲げ・曲げ戻し加工性を低
下させ、好ましくない。そのため、強度上昇の点から下
限を0.05%とし、加工性の点から上限を0.4%とす
る。
【0010】[Fe]FeはMnとの関係で、Al−Fe
−Mn系晶出物を形成する。Al−Fe−Mn系は、前
述のように曲げ・曲げ戻し加工性の点から本発明にとっ
て好ましくなく、その形成元素であるFeの上限を0.
7 %とする。好ましくは0.4 %以下とする。
【0011】[Si+Fe](Si+Fe)量も、Al−
Fe−Mn系晶出物の量、特に硬質なα相の量を低いレ
ベルとするため上限を定める。Fe、Si量の上限を前
記の如く定めるが、それぞれが上限近傍である場合、A
l−Fe−Mn系晶出物が加工性を損なう。よってその
上限を0.9%好ましくはは0.5%以下とする。
【0012】[Cu]CuはMgとともにAl−Cu−M
g系析出物による析出硬化を示し、高強度化の点からは
有効であり、0.05% 以上の添加を必要とするが、添
加量が多くなると加工性を低下させるため、その上限は
0.4% 以下であることが好ましく、0.2%以下がよ
り好ましい。Znについては特に限定しないが、Zn添
加は晶出物の分散を適正にする効果があり、晶出物の弊
害を軽減するため、0.01〜0.5%含有することが好
ましい。
【0013】次に、本発明の製造方法について説明す
る。上記の化学成分を有するアルミニウム合金を、常法
により溶解、鋳造し、得られた鋳隗に熱間圧延前に均質
化熱処理を施す。この均質化熱処理は、ミクロ偏析の均
質化、過飽和元素の析出などを図り、材質の均質化、お
よび以後の熱間圧延性を向上させる。500℃未満では
効果は不十分であり、600℃を超えると、バ−ニング
などにより、板表面の性能が低下する。上記温度範囲で
の保持時間は、好ましくは1時間以上である。
【0014】上記の均質化熱処理に引き続いて、常法に
より熱間圧延を行う。熱間圧延時の温度は特に限定しな
いが、熱間開始温度は400〜520℃、仕上げ圧延温
度は230〜350℃の範囲が好ましい。
【0015】上記の熱間圧延後、連続焼鈍、または箱形
焼鈍を行う。連続焼鈍を行う場合の加熱速度、および冷
却速度は、100℃/分以上が好ましい。100℃/分
未満の場合は結晶粒の粗大化が生じ、強度、加工性が不
十分となる。また加熱温度は400〜580℃とする。
400℃未満では再結晶が不十分であり、加工性の改善
が果たされない。また、580℃を越えると板表面がバ
−ニングし、表面性状が悪化する。また、5分を越えて
加熱を行うと軟化し、必要な強度を得ることが出来な
い。
【0016】焼鈍を箱形焼鈍で行う場合は、300〜4
00℃の温度で30分〜5時間均熱保持した後徐冷す
る。加熱温度が300℃未満では、再結晶が不十分にな
る。一方、400℃を越えると結晶粒が異常に粗大化
し、好ましくない。また均熱時間が30分未満ではコイ
ル内部の加熱が不十分となり、5時間を越えると経済的
でないばかりか極端に軟質化し、好ましくない。
【0017】上記のいずれかの焼鈍処理を行った後、冷
間圧延を行う。圧延率は60〜95%の範囲が好まし
い。この条件で冷間圧延した後、240〜350℃で1
分間以内の加熱処理を施す。圧延率の増大に伴い晶出物
が圧延方向に延伸され、かつ晶出物の周囲にボイドの形
成、加工歪の蓄積が生じ、曲げ・曲げ戻し加工性が低下
する。このため加工性の点から圧延率の上限を95%と
する。また必要強度を得るために、圧延率の下限を60
%とする。表面処理を施した後の樹脂を被覆する前に、
前記の圧延加工による加工性の低下を回復するため、2
40〜350℃、1分間以内の加熱を行う。加熱温度の
下限は回復のために240℃とし、上限は再結晶化を防
ぐため350℃とする。加熱時間が長くなる加熱設備が
長大となること、および軟化が進行し必要強度が得られ
なくなるので、前記温度における加熱時間は1分以内と
する。また、加熱は樹脂被覆工程の直前で行い、前記温
度に加熱した後、その冷却過程における所定の温度で樹
脂を被覆することが経済的である。
【0018】上記の冷間圧延を施された後、アルミニウ
ム合金板は陽極酸化処理、浸漬クロム酸処理、リン酸ク
ロメート処理、アルカリ溶液、酸溶液によるエッチング
処理、電解クロム酸処理など公知の方法による表面処理
が施されるが、本発明にはエッチング処理、およびまた
は電解クロム酸処理、またはリン酸クロメート処理がよ
り好ましい。特に、アルミニウム合金板に電解クロム酸
処理により金属クロムとクロム水和酸化物からなる二層
皮膜を形成させる場合、積層される樹脂フィルムの加工
密着性の点から、クロム水和酸化物の量はクロムとして
3〜50mg/m2であればよく、7〜40mg/m2
の範囲がより好ましい。また金属クロム量は特に限定す
る必要はないが、加工後の耐食性、積層される樹脂フィ
ルムの加工密着性の観点から1〜100mg/m2の範
囲が好ましく、5〜30mg/m2の範囲がより好まし
い。またリン酸クロメート処理を施す場合、形成される
クロメート皮膜の量はクロムとして3〜30mg/m2
の範囲であればよく、5〜20mg/m2 の範囲がより
好ましい。
【0019】次に、本発明においてアルミニウム合金板
の少なくとも片面に積層される熱可塑性樹脂としては、
ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂などを主成分とした単層また
は複層の樹脂フィルム、これらの樹脂を2種以上をブレ
ンドした樹脂フィルム、あるいは共重合した樹脂フィル
ムなどを用いることができる。特に本発明の厳しい成形
加工が施される絞りしごき缶用には、ポリエチレンテレ
フタレート、エチレンテレフタレート繰り返し単位を主
体とする共重合ポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート、ブチレンテレフタレート繰り返し単位を主体
とするポリエステル樹脂、またはこれらのポリエステル
樹脂を少なくとも2種類ブレンドしたポリエステル樹
脂、または上記のポリエステル樹脂を少なくとも2種類
積層してなる複層のポリエステル樹脂のいずれか、さら
にポリカーボネート樹脂、またはポリカーボネート樹脂
と上記のポリエステル樹脂を少なくとも1種類ブレンド
した樹脂、さらに、ポリカーボネート樹脂と上記のポリ
エステル樹脂を少なくとも2種類積層した複層樹脂から
なり、公知の押し出し機によりフィルム成形後、縦横二
方向に延伸し、熱固定して製造される二軸配向樹脂フィ
ルムが好ましい。
【0020】積層される樹脂フィルムの厚さは5〜50
μmの範囲が好ましく、10〜30μmの範囲がより好
ましい。厚さが5μm以下の場合、連続的に高速で金属
板に積層することがむずかしい。一方、積層される樹脂
フィルムの厚さが50μm以上になると、製缶用材料に
広く使用されているエポキシ系樹脂塗料などと比較し経
済性の点からも好ましくない。
【0021】また、樹脂フィルムはアルミニウム合金板
に直接積層されてもよいし、樹脂フィルムとアルミニウ
ム合金板の間にエポキシ−フェノール樹脂のような熱硬
化性接着剤を介在させて積層されてもよい。熱硬化性接
着剤を樹脂フィルムまたはアルミニウム合金板のどちら
かの、互いと接着する片面に予め塗布しておくことによ
り、熱硬化性接着剤を介在させて樹脂フィルムをアルミ
ニウム合金板に積層することができる。
【0022】樹脂フィルムを被覆する際のアルミニウム
合金板の温度は、被覆する樹脂の種類により異なるが、
220〜300℃とする。220℃以下では得られた樹
脂被覆アルミニウム合金板を絞りしごき加工した場合、
加工密着性に乏しく被覆した樹脂フィルムが容易に剥離
する。一方、300℃以上では被覆する樹脂フィルムが
溶融し、ラミネートロ−ルなどに付着し、被覆作業が不
可能となる。以上の理由により、樹脂フィルムを被覆す
る際のアルミニウム合金板の温度の上限、および下限を
定める。
【0023】次に、上記の温度に加熱されたアルミニウ
ム合金板の両面に、上記の熱可塑性樹脂フィルムを接触
させ、1対のラミネートロールの間で重ね合わせ、挟み
つけて圧着した後、直ちに熱可塑性樹の再結晶温度以下
に急冷する。以上の工程から絞りしごき缶用樹脂被覆ア
ルミニウム合金板が得られる。
【0024】上記のように、本発明の製造方法を用いて
製造された熱可塑性樹脂フィルム被覆アルミニウム合金
板の上面に高温揮発性潤滑剤を塗布し、絞りしごき加工
を施すことにより、水、あるいは水系潤滑剤などによる
冷却、あるいは潤滑を行うことなく、製缶後の缶の洗浄
を必要としない、缶壁厚が薄い2ピース缶を製造するこ
とができる。高温揮発性潤滑剤としては、絞りしごき加
工後に200℃程度の温度で数分の加熱を施した時に5
0%以上飛散することが望ましく、具体的には流動パラ
フィン、合成パラフィン、天然ワックスなどの単体、ま
たはこれらの混合物から加工条件、加工後の加熱条件に
応じ選択する。塗布される潤滑剤の特性としては融点が
25〜80℃、沸点が180〜400℃の範囲にあるも
のが本発明の目的を果たすのに望ましい。また、塗布量
は缶外面となる面、缶内面となる面、加工条件、加工後
の加熱条件等を考慮し、決定されるべきであるが、5〜
100mg/m2、好ましくは30〜60mg/m2の範
囲が適している。
【0025】
【実施例】表1〜3に示す組成のアルミニウム合金を常
法により溶解、鋳造、面削し、550℃で1時間均質化
熱処理を行った後、常法により熱間圧延、冷間圧延、連
続焼鈍を行い、その後表1〜3に示す圧延率で二次冷間
圧延し、0.25mm の板厚とし、下記に示す(A)〜
(D)のいずれかの表面処理を施した。 (A)[エッチング処理] 60℃の水酸化ナトリウム水溶液(50g/l)に15
秒間浸漬後水洗し、ついで15℃の硫酸(15g/l)
に15秒間浸漬後水洗し、乾燥する。 (B)[電解クロム酸処理] 無水クロム酸:100g/lを主剤とし、フッ化ナトリ
ウム5g/lを助剤とからなる40℃の水溶液中で、1
00A/dm2 の電流密度で陰極電解し、金属クロムが
32〜41mg/m2、クロム水和酸化物が12〜15
mg/m2からなる2層皮膜を形成させる。 (C)[エッチング処理後にさらに電解クロム酸処理] 60℃の水酸化ナトリウム水溶液(50g/l)に15
秒間浸漬後水洗し、ついで15℃の硫酸(15g/l)
に15秒間浸漬後水洗し、引き続いて無水クロム酸:1
00g/lを主剤とし、フッ化ナトリウム5g/lを助
剤とからなる40℃の水溶液中で、100A/dm2
電流密度で陰極電解し、金属クロムが21〜28mg/
2、クロム水和酸化物が7〜11mg/m2からなる2
層皮膜を形成させる。 (D)[リン酸クロメート処理] リン酸:70g/l、無水クロム酸:12g/l、およ
びフッ化ナトリウム5g/lとからなる60℃の水溶液
をスプレーし、クロム量として13〜20mg/m2
クロメート皮膜を形成させる。 ついで上記のいずれかの方法により表面処理を施した
後、表1〜3に示す条件でアルミニウム合金板を加熱
し、その両面にポリエチレンイソフタレート12モル%
とポレエチレンテレフタレート88モル%からなる厚み
20μmの共重合ポリエステル樹脂二軸配向フィルムを
積層し、直ちに水中に浸漬冷却した。乾燥した後、その
両面にグラマーワックス(沸点115℃)を約50mg
/m2 塗布し供試板とした。供試板の評価は、前述の曲
げ・曲げ戻し後の強度、複合加工による加工性、耐圧強
度、加工後の被覆樹脂フィルムとアルミ合金板表面の密
着性について行った。曲げ・曲げ戻し後の強度は、曲げ
半径 0.5mmでの曲げ・曲げ戻し加工を施した供試板
の引っ張り強度が加工前の供試板の強度の30%以上の
場合を○(良)、30%未満を×(不良)とした。耐圧強度
は通常の絞り加工により缶形65mmの缶を成形し、缶
底部をドーミング加工した後内圧を付加し、缶底が座屈
する圧力で良否を評価し、座屈圧力が6.3kg/cm2
以上の場合を ○(良)、6.3cg/mm2 未満の場合
を ×(不良)とした。複合加工性の評価は、絞り比 1.
6で成形した直径100mmの絞り缶を直径75mm、
缶壁厚が元板厚の80%である一次再絞り缶に加工し、
続く二次再絞り加工性を評価した。二次再絞り加工は再
絞り比を1.15とし、再絞りダイス肩ア−ル 0.4m
mとし、しごきダイスのクリアランスを変更してダイス
肩部、しごき加工部での加工性を加工時の缶壁破断の発
生の有無で評価し、缶壁破断が無い場合を○(良)、缶壁
破断が発生した場合を×(不良)とした。密着性は、上記
と同一条件で二次再絞り加工を行った後の缶壁内面につ
いて、被覆樹脂の剥離の有無によりにより評価し、剥離
無しを○(良)、剥離有りを×(不良)とした。評価結果を
表4〜6に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【発明の効果】本発明は、重量%でMn:0.01〜1.
0%、Mg:2.0〜6.0%、Si:0.05〜0.4
%、不可避的不純物として Fe:≦0.7%を含有し、
かつ(Si+Fe):≦0.9% の関係を有するアルミ
ニウム合金鋳隗を均質化熱処理した後、常法により熱間
圧延を行い熱延板とする工程、ついで連続焼鈍、または
箱形焼鈍を行う工程、その後圧延率:60〜95%で冷
間圧延し、ついで表面処理する工程、表面処理を施した
アルミニウム合金板を240〜350℃の温度で1分間
以内加熱する工程、ついでアルミニウム合金板の板温を
220〜300℃の温度とし、その両面に熱可塑性樹脂
を被覆する工程、被覆後急冷する工程からなる、絞りし
ごき缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法であ
り、またアルミニウム合金板に施される表面処理が
(A)エッチング、(B)電解クロム酸処理、(C)エ
ッチング後、電解クロム酸処理、(D)リン酸クロメー
ト処理、の(A)〜(D)のいずれかの1種であること
を特徴としており、小さな肩ア−ルのダイス肩アール部
における曲げ・曲げ戻し加工、および続くしごき加工を
含む複合加工を乾式で行うに際して缶壁破断が生じ難
く、かつ缶として必要な強度を有する樹脂被覆アルミ合
金板を製造することが可能となる。さらに、本発明の樹
脂被覆アルミニウム合金板の被覆基板となるアルミニウ
ム合金板のMn量が3004合金の下限のMn量までを
含みうることにより、本発明に使用するアルミニウム合
金を製造する際に、多量に存在する3004合金のスク
ラップの混合割合を格段に大きくすることが可能とな
り、リサイクル性にも優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C22F 1/00 613 C22F 1/00 613 630 630K 673 673 685 685Z 691 691B 691C (56)参考文献 特開 昭61−261466(JP,A) 特開 平4−228551(JP,A) 特開 平7−238355(JP,A) 特開 平5−5149(JP,A) 特開 平7−252610(JP,A) 特開 平7−266496(JP,A) 特開 昭62−182257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22F 1/04 - 1/057 C22C 21/00 - 21/18 B32B 15/08 B21D 51/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、Mn:0.01〜1.0%、M
    g:2.0〜6.0%、Si:0.05〜0.4%、不可避
    的不純物としてFe:≦0.7% を含有し、かつ(Si
    +Fe):≦0.9 %の関係を有するアルミ合金鋳隗を
    均質化熱処理し、熱間圧延を行い熱延板とし、連続焼鈍
    を行い、その後圧延率:60〜95%で冷間圧延してア
    ルミニウム合金板を製造し、 次いで前記アルミニウム合金板を表面処理し、 該表面処理を施したアルミニウム合金板を240〜35
    0℃に1分間以内加熱し、板温を220〜300℃の温
    度とし、その両面に熱可塑性樹脂を被覆し、被覆後急冷
    する工程からなり、再絞り加工を行う部分のダイス肩の
    アールの寸法を小さくし、このダイス肩アール部におい
    て材料を曲げ・曲げ戻し加工し、缶壁厚を薄肉化するこ
    とを特徴とするしごき加工缶用樹脂被覆アルミニウム合
    金板の製造方法。
  2. 【請求項2】重量%で、Mn:0.01〜1.0%、M
    g:2.0〜6.0%、Si:0.05〜0.4%、不可避
    的不純物としてFe:≦0.7% を含有し、かつ(Si
    +Fe):≦0.9% の関係を有するアルミ合金鋳隗を
    均質化熱処理し、熱間圧延を行い熱延板とし、箱形焼鈍
    を行い、その後圧延率:60〜95%で冷間圧延してア
    ルミニウム合金板を製造し、 次いで前記アルミニウム合金板を表面処理し、 該表面処理を施したアルミニウム合金板を240〜35
    0℃に1分間以内加熱し、板温を220〜300℃の温
    度とし、その両面に熱可塑性樹脂を被覆し、被覆後急冷
    する工程からなり、再絞り加工を行う部分のダイス肩の
    アールの寸法を小さくし、このダイス肩アール部におい
    て材料を曲げ・曲げ戻し加工し、缶壁厚を薄肉化するこ
    とを特徴とするしごき加工缶用樹脂被覆アルミニウム合
    金板の製造方法。
  3. 【請求項3】被覆する熱可塑性樹脂が、熱可塑性ポリエ
    ステル樹脂であることを特徴とする、請求項1または2
    に記載のしごき加工缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】アルミニウム合金板に施される表面処理
    が、エッチング、および/または電解クロム酸処理であ
    ることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の
    しごき加工缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】アルミニウム合金板に施される表面処理
    が、リン酸クロメート処理であることを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれかに記載のしごき加工缶用樹脂被覆
    アルミニウム合金板の製造方法。
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