JP3270304B2 - ホールバイアス回路 - Google Patents

ホールバイアス回路

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JP3270304B2
JP3270304B2 JP22145695A JP22145695A JP3270304B2 JP 3270304 B2 JP3270304 B2 JP 3270304B2 JP 22145695 A JP22145695 A JP 22145695A JP 22145695 A JP22145695 A JP 22145695A JP 3270304 B2 JP3270304 B2 JP 3270304B2
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正夫 水本
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Victor Company of Japan Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気検出用のホー
ル素子へバイアス電圧を供給するホールバイアス回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータにおけるロータの位置
検出などに磁気検出用のホール素子が広く用いられてい
る。このホール素子は、板状の半導体に電流を流してお
き、電流の方向に垂直な方向に磁界をかけると、電流と
磁界の両方に垂直な方向に磁界の大きさに応じた電圧が
発生するというホール効果を利用して磁界を検出する素
子である。
【0003】そこで、このホール素子には、上述の電流
を流すために一定のバイアス電圧を印加する必要があ
る。従来の構成を図2に示す。このように、定電圧発生
するバイアス回路10の定電圧出力は、電流制限抵抗1
2を介しホール素子14に印加される。そして、出力端
16において、磁界強度に応じた検出出力が得られる。
ここで、電流制限抵抗12は、ホール素子14に流れる
電流を所定値以下に保持するためのものである。すなわ
ち、ホール素子14の内部抵抗には、ばらつきがあり、
またホール素子の内部抵抗は温度によって変化する。そ
こで、電流制限抵抗12により、ホール素子14に流れ
る電流量を制限し、例えば高温でホール素子14の内部
抵抗が小さくなったときにも電流量を所定値以下に保っ
て、発熱によるホール素子14の損傷などを防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、電流制限抵抗12の抵抗値をホール素子14に応じ
て最適なものに設定しなければならないという問題があ
った。すなわち、ホール素子14の内部抵抗、温度特性
などは、素子毎に異なり、電流制限抵抗12を余り大き
くするとホール素子14における電流値が十分でなくな
り磁界を十分検出することができなくなり、また電流制
限抵抗12を余り小さくすると、発熱を十分抑えること
ができない。
【0005】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、簡単な回路でホール素子
のばらつき等に影響されるホール素子へ供給する電流量
を制限できるホールバイアス回路を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気検出用の
ホール素子にバイアス電圧を供給するホールバイアス回
路であって、ホール素子に供給する定電圧を出力する定
電圧出力回路と、この定電圧出力回路の内部に設けられ
定電圧出力端からの出力電流を所定値以下に制限するリ
ミット回路と、を有する
【0007】このように、ホールバイアス回路では、定
電圧出力回路内に、定電圧出力端からの出力電流を所定
値以下に制限するリミット回路を設けている。このた
め、ホール素子の内部抵抗や温度特性がばらついても、
出力電流を所定値以下に制限することができる。
【0008】そして、本発明に係るリミット回路は、上
記出力トランジスタと電源の間に挿入配置される回路で
あって、一端が電源に接続される第1抵抗と、この第1
抵抗と出力トランジスタの間に設けられた第1トランジ
スタと、一端が電源に接続された第2トランジスタと、
この第2トランジスタと出力トランジスタの間に設けら
れた第2抵抗と、を有し、第1トランジスタのベースが
第2抵抗と第2トランジスタの中点に接続され、第2ト
ランジスタのベースが第1抵抗と第1トランジスタの中
点に接続されている。
【0009】従って、通常時は、第2トランジスタおよ
び第2抵抗を介し、出力トランジスタに出力電流を供給
し、出力電流の増加に伴い、第2抵抗の電圧降下の増大
に基づき第1トランジスタをオンして、第1抵抗の電圧
降下に基づき第2トランジスタの電流量を制限し、出力
トランジスタの出力電流を制限する。
【0010】このように、本発明のリミット回路によれ
ば、簡単な回路で、ホール素子の内部抵抗や温度特性が
ばらついても、定電圧出力回路の出力電流を所定値以下
に制限することができる。
【0011】また、本発明における定電圧回路は、カレ
ントミラーからの電流を定電流源に向けて流す一対の差
動トランジスタと、一方の差動トランジスタのベースに
定電圧を供給する定電圧源と、他方の差動トランジスタ
とカレントミラーの間にベースが接続されエミッタが出
力端に接続された出力トランジスタと、この出力端とア
ースの間に設けられ、中点が上記他方の差動トランジス
タのベースに接続された分圧抵抗と、を有する。
【0012】従って、分圧抵抗の中点は定電圧源と同一
の電圧になり、この電圧と分圧抵抗の下側抵抗の抵抗値
で決まる電流が分圧抵抗の上側抵抗に流れる。このた
め、出力端の電圧は、定電圧源の電圧に上側抵抗での電
圧降下分を加算した定電圧になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態
の構成を示す回路図であり、ホール素子14に定電圧を
供給する。
【0014】エミッタが電源に接続された一対のPNP
型トランジスタ22、24は、互いのベースが接続され
ていると共に、トランジスタ22のベースコレクタが短
絡されており、カレントミラーを構成している。トラン
ジスタ22、24のコレクタは、それぞれNPN型の差
動トランジスタ26、28のコレクタに接続され、差動
トランジスタ26、28のエミッタは短絡されると共に
定電流源30を介し、アースに接続されている。従っ
て、差動アンプが構成されている。
【0015】また、一方の差動トランジスタ26のベー
スには、定電圧源32が接続されている。さらに、他方
の差動トランジスタ28のコレクタとトランジスタ24
のコレクタの間には、エミッタが出力端34に接続され
た出力トランジスタ36のベースが接続されている。
【0016】そして、この出力端34とアースの間に
は、上側抵抗38と下側抵抗40からなる分圧抵抗が設
けられており、この分圧抵抗の中点(上側抵抗38と下
側抵抗40の接続点)が差動トランジスタ28のベース
に接続されている。
【0017】従って、上側抵抗38と下側抵抗40の中
点は定電圧源32と同一の電圧になり、この電圧を分圧
抵抗の下側抵抗40の抵抗値で除算して求められる値の
電流が分圧抵抗の下側抵抗40および上側抵抗38に流
れる。このため、出力端34の電圧は、定電圧源32の
電圧に上側抵抗38での電圧降下分を加算した定電圧に
なる。
【0018】さらに、出力トランジスタ36のコレクタ
と電源の間には、出力トランジスタの電流を制限するリ
ミット回路が設けられている。このリミット回路は、一
端が電源に接続される第1抵抗42と、この第1抵抗4
2にコレクタが接続され、出力トランジスタ36のコレ
クタにエミッタが接続された第1トランジスタ44と、
コレクタが電源に接続された第2トランジスタ46と、
この第2トランジスタ46のエミッタと出力トランジス
タ36のコレクタの間に設けられた第2抵抗とからなっ
ている。
【0019】そして、第1トランジスタ44のベースが
第2抵抗48と第2トランジスタ46の中点に接続さ
れ、第2トランジスタ46のベースが第1抵抗42と第
1トランジスタ44の中点に接続されている。
【0020】従って、通常時は、第2トランジスタ46
がオンとなり、これによって、第2トランジスタ46お
よび第2抵抗48を介し、出力トランジスタ36に出力
電流が供給される。
【0021】上述のように、出力端34の電圧は、上述
のようにして、定電圧になっているため、ホール素子1
4には、その電流量によらず定電圧が印加される。
【0022】一方、出力電流が増加してくると、この増
加に伴い、第2抵抗48における電圧降下が増大し、第
1トランジスタ44のベース・エミッタ間の電圧が大き
くなる。そして、この電圧が所定値(例えば、0.7V
程度)を上回ると、第1トランジスタ44がオンし、こ
こに電流が流れ始める。第1トランジスタ44に電流が
流れると、第1抵抗42における電圧降下が生じ、第2
トランジスタ46のベース電位が下がり、これによって
第2トランジスタ46の電流が減少する。従って、第1
トランジスタ44に流れる電流量と第2トランジスタ4
6に流れる電流量と同程度になるように設定しておけ
ば、出力電流を所定に制限することができる。
【0023】このように、本発明のリミット回路によれ
ば、簡単な回路で、ホール素子の内部抵抗や温度特性が
ばらついても、定電圧出力回路の出力電流を所定値以下
に制限することができる。
【0024】
【実施例】出力端34における電流を20mAに制限す
るという条件において、上記回路は、例えば、次のよう
なものを採用することができる。
【0025】定電流源30: 1A 定電圧源32:1.1V 分圧抵抗−上側抵抗38: 1kΩ,下側抵抗40:
11kΩ 第1抵抗42: 2kΩ 第2抵抗48: 35Ω 出力電圧:1.2V
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の構成を示す回路図である。
【図2】 従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
14 ホール素子、22,24 カレントミラーを構成
するトランジスタ、26,28 差動トランジスタ、3
0 定電流源、32 定電圧源、34 出力端、36
出力トランジスタ、38 上側抵抗、40 下側抵抗、
42 第1抵抗、44 第1トランジスタ、46 第2
トランジスタ、48 第2抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正登 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−201088(JP,A) 特開 平2−306183(JP,A) 特開 平4−150792(JP,A) 特開 平3−170073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 G05F 1/56 H02P 6/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気検出用のホール素子にバイアス電圧
    を供給するホールバイアス回路であって、定電圧出力トランジスタを備え、定電圧出力端からホー
    ル素子に定電圧を供給する 定電圧出力回路と、 この定電圧出力回路の内部に設けられ前記定電圧出力端
    からの出力電流を所定値以下に制限するリミット回路
    と、 を有し、 上記リミット回路は、前記定電圧出力トランジスタと電
    源の間に挿入配置される回路であって、 一端が電源に接続される第1抵抗と、 この第1抵抗と前記定電圧出力トランジスタの間に設け
    られた第1トランジスタと、 一端が電源に接続された第2トランジスタと、 この第2トランジスタと前記定電圧出力トランジスタの
    間に設けられた第2抵抗と、 を有し、第1トランジスタのベースが第2抵抗と第2ト
    ランジスタの中点に接続され、第2トランジスタのベー
    スが第1抵抗と第1トランジスタの中点に接続されてお
    り、 通常時は、第2トランジスタおよび第2抵抗を介し、前
    記定電圧出力トランジスタに出力電流を供給し、出力電
    流の増加に伴い、第2抵抗の電圧降下の増大に基づき第
    1トランジスタをオンして、第1抵抗の電圧降下に基づ
    き第2トランジスタの電流量を制限し、前記定電圧出力
    トランジスタの出力電流を制限する ことを特徴とするホ
    ールバイアス回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のホールバイアス回路に
    おいて、 上記定電圧出力回路は、 カレントミラーからの電流を定電流源に向けて流す一対
    の差動トランジスタと、 一方の差動トランジスタのベースに定電圧を供給する定
    電圧源と、 他方の差動トランジスタとカレントミラーの間にベース
    が接続されエミッタが前記定電圧出力端に接続された
    記定電圧出力トランジスタと、 この定電圧出力端とアースの間に設けられ、中点が上記
    他方の差動トランジスタのベースに接続された分圧抵抗
    と、 を有ることを特徴とするホールバイアス回路。
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