JP3269720B2 - 超伝導集積回路 - Google Patents

超伝導集積回路

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JP3269720B2 JP30027593A JP30027593A JP3269720B2 JP 3269720 B2 JP3269720 B2 JP 3269720B2 JP 30027593 A JP30027593 A JP 30027593A JP 30027593 A JP30027593 A JP 30027593A JP 3269720 B2 JP3269720 B2 JP 3269720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超伝導デバイス及び抵抗
素子を有し、寒剤内で使用される超伝導集積回路に関す
る。
【0002】超伝導集積回路においては、抵抗素子、特
に大きな抵抗値をもつサプライ抵抗素子の発熱の影響が
超伝導デバイスに及ばないようにすることが必要であ
る。
【0003】
【従来の技術】図12は従来の1例の超伝導集積回路1
0の一部の断面を示す。図13は図12に示す回路構造
を模式的に示す。
【0004】各図中、11はSi基板である。
【0005】Si基板11上に、順に、超伝導接地層1
2、SiO2 の絶縁膜13、サプライ抵抗素子14、第
1の超伝導配線15、ジョセフソン素子16、SiO2
の絶縁膜17、及び第2の超伝導配線18を有する。
【0006】図12には示されていないけれども、Si
基板11上に、図13に示すように、負荷抵抗素子19
及び次段のジョセフソン素子20を更に有する。
【0007】ゲート電流は、第1の超伝導配線15及び
サプライ抵抗素子14を通って、ジョセフソン素子16
へ供給される。
【0008】ジョセフソン素子16が零電圧状態にある
ときには、ゲート電流は、ジョセフソン素子16内を通
り、第2の超伝導配線18を通って、超伝導接地層12
へ流れる。
【0009】ジョセフソン素子16が電圧状態にあると
きには、電流の殆どは負荷抵抗素子19を流れて、超伝
導接地層12へ流れる。
【0010】ここで、負荷抵抗素子19の抵抗値は8Ω
程度と小さいけれども、サプライ抵抗素子14の抵抗値
は例えば60Ωと大きい。サプライ抵抗素子14の抵抗
値を大きく定めている理由は、ジョセフソン素子16が
零電圧状態から電圧状態にスイッチしたとき(抵抗値が
変化したとき)の影響が配線15を通って他のジョセフ
ソン素子に及ばないようにするためである。
【0011】このため、ゲート電流を0.4mAとする
と、サプライ抵抗素子14の発熱量は10μW程度とな
り大きい。
【0012】回路10は、超伝導電極や配線としてNb
を用いる場合、液体ヘリウム中に浸漬されて冷却された
状態で使用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
サプライ抵抗素子14は、Si基板11に対して、超伝
導接地層12及び絶縁膜13を介して設けてあり、絶縁
膜13と絶縁膜17とに挟まれている。
【0014】温度4.2KにおけるSiO2 の熱伝導率
は、2.5×10-3(W/cm K)であり、相当に小
さい。
【0015】このため、サプライ抵抗素子14から面方
向上周囲の方向へ伝わる熱量は少なく、サプライ抵抗素
子14の個所で局所的な温度上昇が生じ易い。
【0016】サプライ抵抗素子14の個所の局所的な温
度上昇が生ずると、サプライ抵抗素子14の真上の部分
から液体ヘリウムへの熱の流れが増大する。液体ヘリウ
ムの場合、単位面積あたり0.5W/cm2 以下の熱流
束に対しては、液体ヘリウムは核沸騰状態となり界面で
の温度差も0.5K程度である。しかし、それ以上の熱
流束に対しては、液体ヘリウムは膜沸騰状態となり、界
面の温度差は数Kに上昇する。
【0017】このため、場合によっては、液体ヘリウム
がサプライ抵抗素子14の個所で核沸騰の状態を越えて
膜沸騰を起こし、図12中の符号21で示すように、回
路10全体の表面が薄い沸騰ガスによって覆われ、回路
10が液体ヘリウムによって冷却されにくい状態とな
り、回路10の平衡温度が数K程度上昇してしまう。
【0018】この場合には、ジョセフソン素子16の臨
界電流やギャップ電圧が低下し、ジョセフソン素子16
の特性が劣化したり、超伝導状態が破壊されたりして、
回路10が誤動作を起こしてしまう虞れがある。
【0019】そこで、本発明は上記課題を解決した超伝
導集積回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、超伝
導デバイスと、該超伝導デバイスに電流を供給する第1
の超伝導配線と、該第1の超伝導配線の途中に設けられ
た抵抗素子と、超伝導接地層と、該超伝導デバイスを該
超伝導接地層に接続する第2の超伝導配線と、基板とを
有し、寒剤内で使用される超伝導集積回路において、上
記抵抗素子を、上記基板と直接接して設けた構成とした
ものである。
【0021】請求項2の発明は、超伝導デバイスと、該
超伝導デバイスに電流を供給する第1の超伝導配線と、
該第1の超伝導配線の途中に設けられた抵抗素子と、超
伝導接地層と、該超伝導デバイスを該超伝導接地層に接
続する第2の超伝導配線と、基板とを有し、寒剤内で使
用される超伝導集積回路において、上記抵抗素子が、上
記基板と直接接しており、且つ上記超伝導接地層が、上
記抵抗素子を覆う構成としたものである。
【0022】請求項3の発明は、超伝導デバイスと、該
超伝導デバイスに電流を供給する第1の超伝導配線と、
該第1の超伝導配線の途中に設けられたサプライ抵抗素
子と、超伝導接地層と、該超伝導デバイスを該超伝導接
地層に接続する第2の超伝導配線と、基板とを有し、寒
剤内で使用される超伝導集積回路において、上記抵抗素
子が、上記基板と直接接しており、且つ上記超伝導接地
層が、上記抵抗素子及び上記第1の超伝導配線を覆う構
成としたものである。
【0023】
【作用】請求項1の抵抗素子が基板と直接接した構成
は、抵抗素子、特にサプライ抵抗素子で発生した熱が基
板側に逃げ易くするように作用する。
【0024】請求項2の抵抗素子が基板と直接接し、且
つ超伝導接地層が上記抵抗素子を覆う構成は、抵抗素
子、特にサプライ抵抗素子で発生した熱が、基板に逃げ
易くすると共に、超伝導接地層内にも拡がって逃げるよ
うに作用する。
【0025】請求項3の抵抗素子が基板と直接接し、且
つ超伝導接地層が上記抵抗素子及び第1の超伝導配線を
覆う構成は、上記の請求項2の構成による作用に加え
て、第1の超伝導配線に流れる電流による影響が超伝導
デバイスに及ばないように作用する。
【0026】
【実施例】以下の実施例では、Nbを用いたジョセフソ
ン回路を例にとって説明する。しかし、ジョセフソン素
子以外の超伝導トランジスタ等の超伝導デバイスについ
ても成り立つ特許である。したがって、Nb以外の超伝
導材料、Zr以外の抵抗材料、液体ヘリウム以外の寒剤
についても、本特許は効果がある。
【0027】〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例
になる超伝導集積回路30の一部の断面を示し、図2は
図1中サプライ抵抗素子周りを示し、図3は図1に示す
回路構造を模式的に示す。
【0028】各図中、31はSiの基板であり、厚さt
1 は約400μmである。Si基板31上に、順に、Z
rのサプライ抵抗素子32、SiO2 の絶縁膜33、N
bの超伝導接地層34、SiO2 の絶縁膜35、Nbの
第1の超伝導主配線36-1、Nbの第1の超伝導分岐配
線36-2、ジョセフソン素子37、SiO2 の絶縁膜3
8、Nbの第2の超伝導配線39を有する。
【0029】ジョセフソン素子37は、下部電極37a
と、トンネルバリア37bと、上部電極37cとよりな
る。
【0030】サプライ抵抗素子32は、基板31と直接
接して設けてある。
【0031】なお、図1には示されていないけれども、
Si基板11上に、図3に示すように、負荷抵抗素子4
0及び次段のジョセフソン素子41を更に有する。
【0032】第1の超伝導主配線36-1と第1の超伝導
分岐配線36-2とが第1の超伝導配線を構成する。
【0033】超伝導接地層34は、サプライ抵抗素子3
2に対向する部位には、開口45が形成してある。
【0034】開口45の内部において、サプライ抵抗素
子32の両端が夫々一の超伝導配線36-1,36-2と接
続してある。46,47は接続部としてのNbの電極で
あるが、接地面34と同一層を孤立パターンに加工する
ことにより形成する。
【0035】第2の超伝導配線39は、超伝導接地層3
4と接続してある。
【0036】次に、サプライ抵抗素子32の形成の仕方
について説明する。
【0037】 Si基板31をAr雰囲気中でスパッ
タクリーニングする。
【0038】スパッタクリーニングは、Ar圧1.3P
a、印加電圧400V、時間1分程度の条件で行う。
【0039】これにより、Si基板31の表面にある自
然酸化膜が除去される。
【0040】 次いで、直流スパッタ法によりZrを
スパッタリングする。
【0041】 反応性イオンエッチングによりエッチ
ングして、サプライ抵抗素子32をパターニングする。
【0042】サプライ抵抗素子32と、Si基板31と
の間には、自然酸化膜が存在しておらず、サプライ抵抗
素子32は真にSi基板31と接触している。
【0043】なお、数mm厚の自然酸化膜や、意図的に
形成した絶縁膜などが抵抗素子と基板の間に存在する構
造も可能である。しかし、その膜厚の増加と共に本発明
の効果は減少する。
【0044】次に、上記回路30の動作時の状況につい
て説明する。
【0045】回路30は、電気的には、図13に示す従
来のものと同様に動作し、特にサプライ抵抗素子32が
ゲート電流によって発熱する。
【0046】サプライ抵抗素子32はSi基板31に直
接接しており、Si基板31の熱伝導率は1.3(W/
cm K)と、SiO2 の絶縁膜33の熱伝導率に比べ
て、約500倍大きい。また、Si基板31の厚さt1
は約400μmであり、絶縁膜に比べるとはるかに厚
い。
【0047】このため、サプライ抵抗素子32で発生し
た熱は、図1中、矢印50で示すように、直ちに基板3
1に伝わって、基板31内を面方向に拡がるようにすみ
やかに伝導して周囲に拡散される。
【0048】これによって、サプライ抵抗素子32で発
生した熱の大部分は、基板31側に逃げる。
【0049】このため、絶縁膜38のうちサプライ抵抗
素子32の真上の部分38aにおける局所的な温度上昇
が従来に比べて抑制される。
【0050】このため、部分38aから液体ヘリウムの
熱流束が小さくなり、液体ヘリウムは核沸騰にとどま
り、膜沸騰状態には到らない。
【0051】また、基板31側についてみるに、サプラ
イ抵抗素子32から伝わった熱が基板31に拡がり、局
所的に温度が上昇することはない。
【0052】このため、基板31側に接している液体ヘ
リウムは、自然対流状態となる。
【0053】従って、回路30のどの部分でも膜沸騰は
起きず、ジョセフソン素子37は液体ヘリウムによって
正常に冷却され、特性劣化は起きず、回路30は誤動作
を起こさず、正常に動作し続ける。
【0054】〔第2実施例〕図4は本発明の第2実施例
になる超伝導集積回路30Aの一部の断面を示し、図5
は図4中、サプライ抵抗素子周りを示し、図6は図4に
示す回路構造を模式的に示す。
【0055】回路30Aは、超伝導接地層34A以外
は、図1及び図2の回路30と同じ構造であり、対応す
る部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0056】超伝導接地層34Aは、接続部46の個所
を開口60、接続部47の個所を開口61とされ、開口
60と開口61との間の部分34Aaが、サプライ抵抗
素子32の中央部分を覆っている。
【0057】Nbよりなる超伝導接地層34Aの熱伝導
率は0.26(W/cm K)であり、SiO2 の絶縁
膜の熱伝導率に比べて、約100倍大きい。
【0058】このため、サプライ抵抗素子32で発生し
た熱は、図4中、矢印50で示すように、下側の基板3
1に伝わって基板31内を面方向に拡がるようにすみや
かに伝導して周囲に拡散されると共に、矢印62で示す
ように、上側の超伝導接地層34Aの一部34Aaに伝
わって超伝導接地層34A内を面方向に拡がるようにす
みかに伝導して拡散される。
【0059】このため、回路30Aのうち、サプライ抵
抗素子32の部位の局所的な温度上昇は上記の第1実施
例の回路30の場合より抑制され、膜沸騰は起きにくく
なり、回路30Aは正常に動作し続ける。
【0060】〔第3実施例〕図7は本発明の第3実施例
になる超伝導集積回路30Bの一部の断面を示し、図8
は図7中、サプライ抵抗素子周りを示す。
【0061】回路30Bは、上記の第2実施例の変形例
的なものであり、引出し電極70,71及び超伝導接地
層34B以外は、図4及び図5の回路30Aと略同じ構
造であり、対応する部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0062】Nbから成る引出し電極70,71は、サ
プライ抵抗素子32の両端より引き出されている。
【0063】第1の超伝導主配線36-1は引出し電極7
0の端と接続してあり、第1の超伝導分岐配線36-2
引出し電極71の端と接続してある。72,73は接続
部である。
【0064】74,75は超伝導接地層34の開口であ
り、接続部72,73の部位に形成してある。
【0065】接続部72,73がサプライ抵抗素子32
から外れた部位にあり、これに伴って、開口74,75
もサプライ抵抗素子32から外れた部位にあることか
ら、超伝導接地層34Bのうち開口74,75の間の部
分34Baがサプライ抵抗素子32全体を覆っている。
【0066】このため、矢印62で示す熱の伝導拡散
は、図4の回路30Aに比べて、よりすみやかに行われ
る。
【0067】これにより、回路30Bのうち、サプライ
抵抗素子32の部位の局所的な温度上昇は、上記の第2
実施例の回路30Aの場合より更に抑制され、膜沸騰は
より起こりにくく、回路30Bは正常に動作し続ける。
【0068】〔第4実施例〕図9は本発明の第4実施例
になる超伝導集積回路30Cの一部の断面を示し、図1
0は図9中サプライ抵抗素子周りを示し、図11は図9
の回路構造を模式的に示す。
【0069】回路30Cは、上記第3実施例の変形例的
なものであり、図7に示す構成部分と対応する部分には
同一符号を付す。
【0070】サプライ抵抗素子32の右端は、引出し電
極71、及び開口75内の接続部73を介して、第1の
超伝導配線36-2と接続してある。
【0071】第1の超伝導配線36C-1は、基板31上
に形成してあり、サプライ抵抗素子32の左端と接続し
てある。
【0072】超伝導接地層34Cは、開口75を一つだ
け有し、この開口75はサプライ抵抗素子32より右方
にずれて位置している。
【0073】超伝導接地層34Cのうち、部分34Ca
が、サプライ抵抗素子32の全体を覆っている。また、
開口75は一個所だけにある。
【0074】このため、サプライ抵抗素子32から超伝
導接地層34Bへの熱の伝導についてみると、矢印62
に加えて、矢印63で示すように左方にも伝わって拡散
する。
【0075】これにより、回路30Cのうち、サプライ
抵抗素子32の部位の局所的な温度上昇は、上記の第3
実施例の回路30Bの場合より更に抑制され、膜沸騰は
より起こりにくく、回路30Cは正常に動作し続ける。
【0076】また、超伝導接地層34Cのうち、部分3
4Cbが、第1の超伝導主配線36C-1を覆っている。
【0077】このため、配線36C-1に大電流が流れた
ときに発生したノイズは超伝導接地層34Cにより遮蔽
され、ジョセフソン素子37までには到らず、ジョセフ
ソン素子37に対するノイズの影響は軽減される。
【0078】このため、ジョセフソン素子37は、配線
36C-1からのノイズの影響を殆ど受けず、この点でも
ジョセフソン素子37は正常に動作し、回路30Cは正
常に動作し続ける。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、サプライ抵抗素子で発生した熱が基板内へ拡が
って効率良く逃げ、これによってサプライ抵抗素子の個
所で局所的な温度の上昇を効果的に抑えることが出来
る。これにより、寒剤がサプライ抵抗素子の個所で膜沸
騰を起こすことを効果的に防止することが出来る。これ
によって超伝導デバイスが特性の劣化を起こしたり、誤
動作を起こしたりすることを効果的に防止することが出
来る。
【0080】請求項2の発明によれば、サプライ抵抗素
子で発生した熱が、基板に加えて超伝導接地層内にも拡
がって逃げるため、サプライ抵抗素子の個所での局所的
な温度の上昇を、請求項1の発明に比べて、更に効果的
に抑えることが出来る。これにより、寒剤がサプライ抵
抗素子の個所で膜沸騰を起こすことを更に効果的に防止
することが出来る。これにより、起伝導デバイスの特性
劣化及び誤動作を、請求項1の発明よりも更に効果的に
防止することが出来る。
【0081】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による効果に加えて、超伝導デバイスが超伝導配線層に
よるノイズの影響を受けにくくするようにすることが出
来、これによって、超伝導デバイスの特性劣化及び誤動
作を更に効果的に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超伝導集積回路の第1実施例の断面図
である。
【図2】図1中、サプライ抵抗素子の周りの平面図であ
る。
【図3】図1の回路構造を模式的に示す図である。
【図4】本発明の超伝導集積回路の第2実施例の断面図
である。
【図5】図4中、サプライ抵抗素子周りの平面図であ
る。
【図6】図4の回路構造を模範的に示す図である。
【図7】本発明の超伝導集積回路の第3実施例の断面図
である。
【図8】図7中、サプライ抵抗素子周りの平面図であ
る。
【図9】本発明の超伝導集積回路の第4実施例の断面図
である。
【図10】図9中、サプライ抵抗素子周りの平面図であ
る。
【図11】図9の回路構造を模式的に示す図である。
【図12】従来の超伝導集積回路の断面図である。
【図13】図12の回路構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
30,30A,30B,30C 超伝導集積回路 31 Si基板 32 Zrのサプライ抵抗素子 33,35,38 SiO2 絶縁膜 34,34A,34B,34C,Nb 超伝導接地層 34Aa,34Ba,34Ca,34Cb 部分 36-1,36C-1 Nbの第1の超伝導主配線 36-2 Nbの第1の超伝導分岐配線 37 ジョセフソン素子 38 SiO2 の絶縁膜 39 Nbの第2の超伝導配線 40 負荷抵抗 41 次段のジョセフソン素子 45 開口 46,47,72,73 接続部 50,62,63 熱の流れを示す矢印 60,61,74,75 開口 70,73 引出し電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 39/22 - 39/24 H01L 39/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超伝導デバイス(37)と、該超伝導デ
    バイスに電流を供給する第1の超伝導配線(36-1〜3
    -2)と、該第1の超伝導配線の途中に設けられた抵抗
    素子(32)と、超伝導接地層(34)と、該超伝導デ
    バイスを該超伝導接地層に接続する第2の超伝導配線
    (39)と、基板(31)とを有し、寒剤内で使用され
    る超伝導集積回路において、 上記抵抗素子(32)を、上記基板(31)と直接接し
    て設けた構成としたことを特徴とする超伝導集積回路。
  2. 【請求項2】 超伝導デバイスと、該超伝導デバイスに
    電流を供給する第1の超伝導配線と、該第1の超伝導配
    線の途中に設けられた抵抗素子と、超伝導接地層と、該
    超伝導デバイスを該超伝導接地層に接続する第2の超伝
    導配線と、基板とを有し、寒剤内で使用される超伝導集
    積回路において、 上記抵抗素子(32)が、上記基板(31)と直接接し
    ており、 且つ上記超伝導接地層(34Aa,34Ba)が、上記
    抵抗素子(32)を覆う構成としたことを特徴とする超
    伝導集積回路。
  3. 【請求項3】 超伝導デバイスと、該超伝導デバイスに
    電流を供給する第1の超伝導配線と、該第1の超伝導配
    線の途中に設けられた抵抗素子と、超伝導接地層と、該
    超伝導デバイスを該超伝導接地層に接続する第2の超伝
    導配線と、基板とを有し、寒剤内で使用される超伝導集
    積回路において、 上記抵抗素子(32)が、上記基板(31)と直接接し
    ており、 且つ上記超伝導接地層(34Ca,34Cb)が、上記
    抵抗素子(32)及び上記第1の超伝導配線(36-1
    を覆う構成としたことを特徴とする超伝導集積回路。
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