JP3269458B2 - アンテナ装置および送受信装置 - Google Patents

アンテナ装置および送受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミリ波帯等で用
いられるアンテナ装置およびそれを用いた送受信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば道路を走行中に、前方または後
方を走行する車両との距離や相対速度を計測することな
どを目的として、いわゆる車載用ミリ波レーダが開発さ
れている。このようなミリ波レーダの送受信装置は一般
に、ミリ波発振器、サーキュレータ、方向性結合器、ミ
キサ、アンテナ装置等が一体化されたモジュールから成
り、車両の前部または後部に取り付けられる。
【0003】上記ミリ波レーダに用いられるアンテナ装
置は、1次放射器と誘電体レンズとから成り、1次放射
器を誘電体レンズの焦点位置に配置することによって送
受波ビームを形成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のミリ
波レーダにおいては、アンテナの指向方向が固定である
ため、次に述べるように、条件によっては目的通りの探
知や計測が行われない場合が生じる。たとえば複数車線
の道路を車両が走行している場合に、前方に存在する他
の車両から反射する電波を受信するだけでは、その車両
が自車が現在走行している車線上に存在するのか否かが
直ちに判定できない。また、カーブしている車線上や起
伏のある道路上を走行しているとき、車線に沿って自車
の前方を走行している車両が探知範囲から外れれば探知
できない。そこで必要に応じて、アンテナを含む送受信
装置の筐体全体を回転させて、電磁波のビームを偏向さ
せることが考えられる。ところが、そのような構造によ
れば、送受信装置の筐体全体を回転させるために全体の
大型になり、また可動部分の質量が大きいため、ビーム
を高速に走査(スキャン)させることも困難である。
【0005】この発明の目的はこのような従来の問題を
解消して、全体に容易に小型化でき、ビームを高速に走
査するのに適したアンテナ装置、およびそれを用いた送
受信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、1次放射
器と、該1次放射器に結合する第1の伝送線路とを可動
部に設け、前記第1の伝送線路に電磁気的に結合する第
2の伝送線路と、前記1次放射器の位置を略焦点面とす
る誘電体レンズとを固定部に設け、前記可動部を前記固
定部に対して相対変位させる駆動機構と、前記可動部の
位置指定信号に応じて前記駆動機構を駆動して前記可動
部を変位させることで、前記誘電体レンズと前記1次放
射器との相対位置関係で定まるビームを走査するための
制御手段とを設けてアンテナ装置を構成する。また、前
記可動部の位置を検知する可動部位置検知手段を設け、
その検知結果と前記可動部の位置指定信号とに応じて前
記駆動機構を駆動するように構成する。この構成によれ
ば、少なくとも1次放射器と第1の伝送線路を可動部に
設けるだけであるため、可動部が小型となり、全体に小
型化できる。また可動部を軽量化することによって、ビ
ームを高速に走査できるようになる。しかも上記制御手
段は位置指定信号に応じて可動部の駆動機構を駆動する
ため、外部から可動部の位置指定信号を与えるだけで任
意の方向にビームを偏向させ走査することができる。
【0007】またこの発明では、前記アンテナ装置を用
い、前記制御手段に対して所定の位置指定信号を与える
ことによって、誘電体レンズと1次放射器との相対位置
関係で定まるビームを所定のパターンで走査させるとと
もに、電磁波の送受信を行う手段を設けて、送受信装置
を構成する。
【0008】またこの発明では、上記ビームの軸が所定
方向を向くときの可動部の位置を基準位置として記憶す
る手段を設け、その基準位置を基準として前記制御手段
が可動部の位置を定めるようにする。これにより各部品
の寸法精度や組立精度に起因して、1次放射器と誘電体
レンズとの相対位置関係にばらつきが生じても、そのば
らつきの影響を受けずにビームの軸を正しく所定方向に
向けることができる。
【0009】さらにこの発明では、前記アンテナ装置を
車両等の搭載装置に搭載した状態で、上記ビームの軸が
搭載装置からから見て所定方向を向くときの可動部の位
置を基準位置として記憶する手段を設け、その基準位置
を基準として前記制御手段が可動部の位置を定めるよう
にする。これにより車両等の搭載装置の取付部の寸法精
度や、その取付精度に起因して、1次放射器と誘電体レ
ンズとの相対位置関係にばらつきが生じても、そのばら
つきの影響を受けずにビームの軸を正しく所定方向に向
けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
アンテナ装置および送受信装置の構成を図1〜図11を
参照して説明する。
【0011】図1はアンテナ装置の構成を示す図であ
る。図1の(A)は上部の導体板を取り除いた状態での
上面図、(B)は1次放射器部分を通る断面図である。
図1の(A)において32は固定部、31は可動部であ
り、可動部31は固定部32に対して相対的に矢印方向
に変位する。可動部31において14は下部の導体板、
11は誘電体ストリップであり、下部の導体板14と上
部の導体板との間に、この誘電体ストリップ11を設け
て第1の非放射性誘電体線路(以下「NRDガイド」と
いう。)を構成している。固定部32において16は下
部の導体板、12は誘電体ストリップであり、下部の導
体板16と上部の導体板との間に、この誘電体ストリッ
プ12を設けて第2のNRDガイドを構成している。
【0012】この2つのNRDガイドの各々の導体板の
端面同士は所定の間隙を隔てて非接触状態に配置してい
る。2つのNRDガイドの誘電体ストリップ11,12
は導体板14,16の端面付近に略平行に配置して、互
いに近接させている。この構造により、2つのNRDガ
イドから成る方向性結合器を構成している。
【0013】図1において11′,12′部分で示す誘
電体線ストリップおよびそれを挟む上下の導体板とによ
ってLSM01モードの単一モードを伝送するNRDガ
イド(以下、「ハイパーNRDガイド」という。)をそ
れぞれ構成している。
【0014】可動部31側の誘電体ストリップ11′の
一方の端部には円柱形状の誘電体共振器からなる1次放
射器13を設けている。図1の(B)に示すように、上
部の導体板15には、1次放射器13部分に同軸関係に
あるホーン状のテーパー部分を有する開口部を形成して
いる。そして、1次放射器13と開口部との間に、導電
体板にスリットを形成したスリット板を図に示すように
挟み込んでいる。この構成において誘電体ストリップ1
1′内を、誘電体ストリップ11′の長手方向に直角で
導体板14,15に平行な方向に電界成分を持ち、導体
板14,15に垂直な方向に磁界成分を持つLSMモー
ドで電磁波が伝搬する。そして、この電磁波は1次放射
器13内の誘電体共振器で共振するモード、すなわち誘
電体ストリップ11′の電界と同一方向の電界成分を持
つHE111モードに電磁界結合する。その結果、直線
偏波の電磁波が上記開口部を介して導体板14に垂直な
方向に放射される。誘電体レンズ18はこれを収束させ
て所定のビームを形成する。逆に、誘電体レンズを介し
て開口部から電磁波が入射されると、1次放射器13は
HE111モードで励振し、これと結合する誘電体スト
リップ11′にLSMモードで電磁波が伝搬することに
なる。
【0015】図2は上記1次放射器の変位によるビーム
の指向方向の変化を示す図である。このように1次方向
器13を誘電体レンズ18の略焦点面に配置し、その焦
点面内を変位させることにより(図1に示した可動部3
1を固定部32に対して相対変位させることにより)、
送受波ビームBは図2に示すように左右方向に偏向する
ことになる。
【0016】図3は上部の導体板部分を取り除いた状態
での上面図である。可動部31と固定部32部分におけ
る方向性結合器の構造は図1に示したものと同様であ
る。ここでは、方向性結合器の信号入出力部となるポー
ト#1にサーキュレータ19を接続し、サーキュレータ
19の他の1つのポートに誘電体ストリップ21による
ハイパーNRDガイドを接続し、サーキュレータ19の
もう1つのポートに、誘電体ストリップ23によるハイ
パーNRDガイドを接続している。誘電体ストリップ2
1によるハイパーNRDガイドにはオシレータを接続
し、誘電体ストリップ23によるハイパーNRDガイド
にはミキサを接続している。誘電体ストリップ21と2
3の間にはそれぞれの誘電体ストリップによるハイパー
NRDガイドと結合して方向性結合器を構成する誘電体
ストリップ22を配置している。この誘電体ストリップ
22の両端部には終端器20を設けている。ここで、ミ
キサおよびオシレータ部分の誘電体線路は、バラクタダ
イオードやガンダイオードを設けるとともに、これらに
対するバイアス電圧印加用の回路を形成した基板を、誘
電体ストリップの中間層部分に挟み込んだ構造のハイパ
ーNRDガイドとしている。
【0017】このように構成することによって、オシレ
ータの発振信号は誘電体ストリップ21→サーキュレー
タ19→誘電体ストリップ12→誘電体ストリップ11
→1次放射器13の経路で伝搬されて、1次放射器13
の軸方向に電磁波が放射される。逆に、1次放射器13
に入射した電磁波は誘電体ストリップ11→誘電体スト
リップ12→サーキュレータ19→誘電体ストリップ2
3→ミキサの経路でミキサに入力される。また誘電体ス
トリップ21,22,23により構成される2つの方向
性結合器を介して発振信号の一部がローカル信号とし
て、受信信号とともにミキサに与えられる。これにより
ミキサは送信信号と受信信号の差の周波数成分をIF信
号(中間周波信号)として生成する。
【0018】図4は送受信装置全体の構成を示す分解斜
視図である。同図において42は後述する可動部駆動ユ
ニットであり、可動部31を変位させる。43はホーン
であり、可動部31の1次放射器が変位する方向に長孔
の開口を有している。「0dBカプラ」は可動部31と
ともに方向性結合器を構成する。「RF」は上記ミキサ
を含む回路部分、「VCO」は上記オシレータを含む回
路部分である。また「制御回路」は可動部駆動ユニット
42の制御および中間周波信号を基に探知物体までの距
離、角度および相対速度の情報を抽出して、外部装置へ
それらのデータを出力する。これらを組み立てる場合、
各ユニットをケース41の内部に配置し、ホーン43を
装着し、Oリング44を挟んで誘電体レンズ18を被
せ、誘電体レンズ18側に4つのナットを配置し、ケー
ス41の下面から4つのネジでネジ止めする。
【0019】図5は上記可動部駆動ユニットの構成を示
す斜視図である。同図において54は送りネジであり、
その一端を軸受けを介して回転自在にフレームに取り付
けている。送りネジ54の他端はフレームにネジ止め固
定したパルスモータ55の軸に接続している。フレーム
には送りネジ54に平行に送りガイド51を設けてい
て、送りネジ54に螺合するナット部が送りガイド51
に摺動可能な状態に設けている。1次放射器を有する可
動部31は上記ナット部にネジ止め固定している。また
上記ナット部には遮光板52を取り付けている。フレー
ムにはフォトインタラプタ53を形成していて、その光
軸を上記遮光板53が過るように配置している。
【0020】この送りネジ方式では、パルスモータ55
に与えるパルス数によって可動部31を所定位置へ変位
させるので、基本的にオープンループ制御となる。すな
わち、パルスモータのパルス制御を行うCPUが所定数
のパルスをパルスモータへ与えることによって、可動部
の位置制御を行い、同時に、現在の可動部の位置を表す
パルス数をメモリやレジスタでカウントすることによっ
て、可動部の位置を間接的に検知する。但し、パルスモ
ータが脱調した場合や電源投入直後には可動部31の位
置が不明であるので、上記遮光板52とフォトインタラ
プタ53を用いる。すなわち、可動部31の変位にとも
なって遮光板52がフォトインタラプタ53の光軸を遮
光する位置、または遮光状態から非遮光状態に変化する
位置をホームポジションとし、必要に応じて上記CPU
がフォトインタラプタ53の検出信号を読み取って、可
動部がホームポジションに達したときに、上記パルス数
のカウント値を所定値に設定する(たとえばリセットす
る)。
【0021】なお、可動部を一定周期で往復動させてビ
ームを偏向させる場合、正常ならホームポジションの通
過タイミングは上記一定周期となるが、脱調などにより
可動部が位置ずれを起こすと、ホームポジションの検出
される時間間隔がずれる。したがって、このホームポジ
ションの検出時間間隔またはホームポジションが検出さ
れてから、次にホームポジションが検出されるまでに送
出したパルス数が所定値であるか否かによって、可動部
の位置ずれを検知すればよい。そしてこの位置ずれを検
知したときに、上記パルス数のカウント値の設定を行え
ばよい。
【0022】上記送りネジ方式の場合、経年変化により
ナット部および送りネジ54が磨耗すればバックラッシ
ュが発生するが、フォトインタラプタ53と遮光板52
によるホームポジション検出によって、可動部の位置を
示すカウント値を較正するようにしたため、常に±1パ
ルス以内の精度で可動部の絶対位置を同定することがで
きる。
【0023】上述の例では、回転運動するモータを用い
て可動部を変位させるようにしたが、直線運動するモー
タを用いて可動部を変位させるようにしてもよい。図6
はその場合の可動部駆動ユニットの構造を示している。
(A)は斜視図、(B)は可動部の変位方向に垂直な面
での断面図である。この図において46,47は外部ヨ
ーク、45は内部ヨークであり、外部ヨーク46,47
の内面にマグネット48,49を取り付けて磁気回路を
構成している。外部ヨーク47には内部ヨーク45に平
行な2本のガイドピン51,51を固定している。50
は可動コイルであり、ガイドピン51,51に沿って摺
動する可動ブッシュ部と一体化している。同時に、内部
ヨーク45は可動コイル50と一定の間隔を保って可動
コイル50を貫通している。一方、1次放射器を設けた
可動部31は上記可動ブッシュ部にネジ止め固定してい
る。可動ブッシュ部には遮光板52を取り付けていて、
菱形状の窓を設けている。外部ヨーク47には2組のフ
ォトインタラプタ53a,53bを取り付けていて、そ
の光軸が菱形状の窓を通過するように配置している。
【0024】図7は上記ボイスコイルモータの制御回路
を示している。ここで53a′,53b′はフォトイン
タラプタ53a,53bの受光素子である。差動増幅回
路はこの2つの受光回路53a′と53b′の出力電圧
を差動増幅する。コンパレータは後述するコントローラ
から与えられる位置指定信号との比較を行い、駆動回路
はコンパレータの出力電圧に応じてボイスコイルに対し
正極性または負極性の駆動電流を通電する。このボイス
コイルの通電によって可動部が変位し、その結果、受光
回路→差動増幅回路→コンパレータ→駆動回路→ボイス
コイルの経路でフィードバックがかかり、最終的にコン
パレータの出力電圧が0になった状態で安定する。この
時、差動増幅回路の出力電圧である位置検出信号は位置
指定信号と等しくなる。したがって、所定の位置指定信
号を与えることによって、そのレベルに応じた位置に可
動部が変位することになる。このようにしてクローズド
ループ制御によって、可動部の位置制御を行う。なお、
上記フィードバックループの応答性を最適化するために
所謂ループフィルタをコンパレータと駆動回路の間に設
けてもよい。
【0025】図7に示した2つの受光回路53a′,5
3b′および差動増幅回路が本願発明に係る「可動部の
位置を検知する手段」に対応する。
【0026】上記の例では、可動部の位置を直接検知す
る手段として、2つのフォトインタラプタを用いたが、
その他に反射型のフォトセンサを用いてもよい。図6の
(C)はその例を示している。56a,56bはそれぞ
れLEDとフォトトランジスタから成る反射型のフォト
センサであり、可動部31の両側面に向けて固定位置に
取り付けている。これらのフォトセンサ56a,56b
は、可動部31の両側面での反射光量を検出する。可動
部31の位置に応じて、フォトセンサ56a,56bと
可動部31との距離が変化し、その距離に応じて可動部
31の側面での反射光量が変化する。したがって、2つ
のフォトセンサ56a,56bのフォトトランジスタの
出力レベルを差動増幅することによって、上述の場合と
同様に、可動部の位置に応じてレベルの変化する信号を
得ることができる。
【0027】なお、上述したように、可動部の変位に応
じて検出レベルが逆方向に変化するように2つのフォト
インタラプタまたは2つの反射型フォトセンサを設け、
その差動出力を用いて可動部の位置を検出するようにし
たため、環境温度変化やフォトインタラプタまたは反射
型フォトセンサの経年変化があっても、それらの影響は
互いに打ち消されるので、位置検出精度を常に高く保つ
ことができる。また、上記ボイスコイルモータ方式で
は、可動部の位置情報がアナログ信号で得られるため、
必要に応じた分解能でビームの偏向制御を行うことがで
きる。
【0028】図8は送受信装置の全体の構成を示すブロ
ック図である。同図において「モータユニット」は上記
ボイスコイルモータであり、「位置センサ」は図7に示
した受光回路と差動増幅回路とからなる回路である。ま
た「RF回路」は図3に示した方向性結合器の片側のN
RDガイド、サーキュレータ、オシレータ、ミキサおよ
びその他の方向性結合器等からなる高周波回路である。
「信号処理回路」は上記RF回路のオシレータに対して
変調信号を与え、ミキサから出力されるIF信号に対し
てFFT等の信号処理を行う。「ビーム制御回路」はモ
ータ制御回路に対して位置指定信号を与える。この「モ
ータ制御回路」は図7に示したコンパレータおよび駆動
回路部分に対応する。またビーム制御回路は位置センサ
から位置検出信号を入力して、現在の可動部の位置を検
知する。さらにビーム制御回路は車両制御ユニットから
各種コマンドを受け、車両制御ユニットに対して探知結
果等を出力する。
【0029】図9は図8に示したコントローラ部分の構
成を示すブロック図である。図9において三角波発振回
路60は一定周波数の三角波信号を発生し、これを図8
に示したRF回路に対して変調信号として与える。A/
Dコンバータ61は図8に示したRF回路からのIF信
号をディジタルデータに変換する。DSP(ディジタル
信号処理回路)62は三角波発振回路60のタイミング
制御を行うとともにA/Dコンバータ61により変換さ
れたディジタルデータをFFT(高速フーリエ変換)処
理して、FM−CW方式で測距および相対速度を算出す
るのに必要なデータを抽出する。CPU66はROM6
7に予め書き込んでいるプログラムを実行する。RAM
68はそのプログラムの実行に際してワーキングエリア
として用いる。A/Dコンバータ63は、アンテナ装置
から出力される可動部の位置に対応する電圧信号である
位置検出信号をディジタルデータに変換する。CPU6
6はI/Oポート65を介してそのデータを読み取る。
またCPU66はI/Oポート65を介して可動部の位
置指定データを出力する。D/Aコンバータ64はそれ
に相当する位置指定信号をアンテナ装置のモータ制御回
路へ与える。またCPU66はインタフェース69を介
して車両制御ユニットとの間でデータの伝送を行う。
【0030】図10は上記CPUのビーム制御に関する
処理手順を示すフローチャートである。まず可動部の位
置検出信号を読み取る。すなわち図9に示したA/Dコ
ンバータ63により変換されたデータを読み取る。続い
て、可動部の現在の位置が正常な位置にあるか否かを所
定の判断基準で判定する。正常であれば、次に位置指定
信号を出力する。すなわち、可動部が目標とすべき位置
を指定するためのデータをD/Aコンバータ64へ与え
る。もしモータユニットの応答性を考慮しても、可動部
が正常に追従していないと見なした場合、その異常状態
を車両制御ユニット等の外部へ出力する。
【0031】図11は上記CPUの送受信制御に関する
フローチャートである。まず、DSP62により求めら
れたアップビート(三角波状に周波数変調された送信信
号と、探知物体から反射された受信信号との周波数差に
よって生じる2つのビート成分のうち、送信信号のキャ
リア周波数が高い場合に生じるビート)のピークレベル
とダウンビート(上記2つのビート成分のうち、送信信
号のキャリア周波数が低い場合に生じるビート)のピー
クレベルとから物体までの距離と相対速度を計算する。
一方、その時のアンテナ装置の可動部の位置により定ま
るビームの方向を探知物体の角度情報として、これらを
車両制御ユニットへ出力する。この処理を一定周期で繰
り返すことによって、探知情報(相対速度、距離、角度
の各情報)を順次車両制御ユニットへ出力する。
【0032】次に、ビームの偏向制御の幾つかの例につ
いて図12〜図15を参照して説明する。
【0033】図12に示す例では、たとえば車両の前方
を探知する場合に、前方を0°として±30°の範囲
(以下、この角度を「チルト角」という。)を探知す
る。この場合、(A)のように−30°から+30°の
範囲でビームの方向を一定角速度で走査するとともに探
知を行う。または、(B)に示すようにビームの方向を
段階的に切り換え、各段階の方向毎に探知を行う。図1
2の(C)は横軸を時間t、縦軸をビームのチルト角と
して、ビームの変化を示したものであり、破線は前者の
走査、実線は後者の走査をそれぞれ示している。
【0034】所定の角度範囲について探知を行う場合、
図13の(A)に示すように、たとえば−30°から+
30°まで走査するとともに探知を行い、続いて+30
°から−30°へ走査するとともに探知を行う方法と、
(B)に示すように−30°から+30°への往動時
(片道)だけ探知を行い、+30°から−30°へ戻る
復動時には探知を行わずに高速で戻るようにしてもよ
い。図13の(C)はその場合についてのビームの変化
を示している。(C)において、Aは前者の走査、Bは
後者の走査である。
【0035】以上に述べた例では、探知すべき範囲につ
いて均等に走査を行う例を示したが、探知すべき全範囲
のうち所定の範囲毎に走査を行うようにしてもよい。た
とえば図14の(A)に示すように、−20°から0°
の範囲を走査する期間と、0°から+20°の範囲を走
査する期間とを設けてもよい。同図の(B)はその場合
のビームの変化を示している。同様に、たとえば−20
°から0°の範囲、−10°から+10°の範囲、0°
から+20°の範囲を走査する期間を設けてもよい。
【0036】図15は、探知すべき範囲に応じて走査の
頻度または速度を変えるようにしてもよい。図15の
(A)の例では、±10°の範囲の走査頻度を高くし、
−30°から−10°の範囲および+10°から+30
°の範囲の走査頻度を低くしている。たとえば同図の
(B)に示すように期間Teについては−30°から−
10°または+10°から+30°の範囲について走査
を行い、その他のTnで示す期間は±10°の範囲につ
いて走査を行う。
【0037】また、図15の(C)に示すように、走査
頻度を少なくする範囲については走査速度を高めるよう
にしてもよい。このことにより重要度の高い範囲につい
ては角度方向および距離方向の分解能を高めて探知を行
い、且つ走査範囲全体の走査に要する1周期分の時間を
長くすることなく、広い角度について探知を行えるよう
になる。
【0038】次に、可動部の基準位置を設定する方法お
よびその設定機能を有する送受信装置の構成を図16お
よび図17を参照して説明する。
【0039】図5〜図7に示したように、可動部の位置
を検出し、可動部を変位させる手段を設ければ、任意の
位置に可動部を変位させることが可能であるが、各部品
の寸法精度や組立精度の影響で、実際のビームの向きは
設計通りになるとは限らない。たとえば図6に示した可
動部における遮光板52の取付け位置、遮光板52に設
けた菱形状の位置ずれ、固定部に対するフォトインタラ
プタ53a,53bの取付け位置精度、可動部における
1次放射器の位置精度、ケースに対するボイスコイルモ
ータの取付け位置精度、ケースに対する誘電体レンズの
取付け位置精度、誘電体レンズの寸法精度等、種々の誤
差要因が存在する。したがって、アンテナ装置へ与える
位置指定信号に対する現実のビームの方向(チルト角)
にはずれが生じる。
【0040】そこで、図16に示すように、送受信装置
の前方(正面)すなわちチルト角0°方向とすべき位置
に測定用受信装置を配置し、その測定用受信装置位置で
の受信強度に応じて上記のずれを解消する。すなわち、
基準位置設定用装置で測定用受信装置の受信強度を検出
し、送受信装置に対して、そのアンテナ装置の可動部の
位置を変更するデータを与え、上記受信強度が最大とな
ったときに、送受信装置に対して基準位置設定コマンド
を与える。これにより、実際のビームが送受信装置の中
心と測定用受信装置とを結ぶ直線に重なった状態での、
アンテナ装置の可動部の位置を基準位置として設定す
る。
【0041】図17は図16に示した基準位置設定用装
置を用いて設定を行う場合の送受信装置の処理手順を示
すフローチャートである。基準位置設定用装置を用いて
調整を行う作業者は、送受信装置に対して可動部を正方
向または負方向へ移動させるコマンドを与えて可動部の
位置を順次移動させるとともに、測定用受信装置による
受信強度が最大となる点を見つけ、その状態となった
時、送受信装置に対して基準位置設定コマンドを与え
る。まず基準位置設定用装置からこれらの制御コマンド
を読み取る。読み取ったコマンドが可動部を正方向また
は負方向へ移動させるコマンドであれば、その指定され
た方向へ可動部を微少距離移動させる。基準位置設定コ
マンドを受けると、現在の可動部の位置データ(図9に
示したA/Dコンバータ63により変換されたデータ)
を可動部の基準位置データとして記憶する。
【0042】その後、送受信装置が単独で任意の位置に
可動部を変位させる場合、(図10に示した可動部位置
指定信号を出力するステップで、)位置指定データに対
して上記基準位置データを加算することによって補正を
行い、その補正後の位置指定データを図9に示したD/
Aコンバータ64へ与える。このことにより上記各部品
の寸法精度や組立精度の影響によるずれが補正される。
【0043】なお、上述の例ではボイスコイルモータを
用いる場合について説明したが、前記送りネジ方式のよ
うに、パルスモータを用いて可動部を変位させる場合に
ついても同様であり、上記位置指定データに基準位置デ
ータを加算した値に相当する位置に可動部が変位するよ
うにパルス制御を行えばよい。
【0044】以上に述べた基準位置の設定は、送受信装
置単体での調整についてであったが、送受信装置を車両
に搭載した状態では、車両に対する取付部の寸法精度お
よび取付精度に応じて位置ずれが生じる。この状態での
ずれを補正するためには、図18に示すように基準とす
べき位置、たとえば車両の前方真正面に測定器を配置
し、この測定器で送受信装置から放射される電波の受信
電力を測定し、そのレベルが最大となるように送受信装
置のアンテナ装置の可動部を外部から制御し、その時の
可動部の位置を基準位置データとして記憶させればよ
い。したがって基準位置設定方法は送受信装置単体で行
う場合と同様である。
【0045】但し、送受信装置単体で設定した基準位置
データをそのまま使用し、車両等の搭載装置に搭載した
状態で設定した基準位置データを別に設定するようにし
てもよい。この場合、補正前の位置指定データをPs、
送受信装置単体で設定した基準位置データをP01、車両
等の搭載装置に搭載した状態で設定した基準位置データ
をP02、補正後の位置指定データをPaとすれば、Pa
=Ps+P01+P02として位置ずれの補正を行えばよ
い。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、少なくと
も1次放射器と第1の伝送線路を可動部に設けるだけで
あるため、可動部が小型となって全体に容易に小型化で
きる。また可動部を軽量化することによって、ビームを
高速に偏向できるようになる。しかも外部から可動部の
位置指定信号を与えるだけで任意の方向にビームが偏向
するため、ビーム走査が容易に行えるようになる。
【0047】請求項2に係る発明によれば、ビームを所
定のパターンで走査させるとともに電磁波の送受信を行
うレーダを容易に構成できる。
【0048】請求項3に係る発明によれば、各部品の寸
法精度や組立精度に起因して、1次放射器と誘電体レン
ズとの相対位置関係にばらつきがあっても、そのばらつ
きの影響を受けずにビームの軸を正しく所定方向に向け
ることができる。
【0049】さらに請求項4に係る発明によれば、前記
アンテナ装置を搭載する車両等の搭載装置の取付部の寸
法精度やその取付精度に起因して、1次放射器と誘電体
レンズとの相対位置関係にばらつきがあっても、そのば
らつきの影響を受けずにビームの軸を正しく所定方向に
向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図2】誘電体レンズと1次放射器の相対位置とビーム
の指向方向との関係を示す図
【図3】送受信装置の構成を示す図
【図4】アンテナ装置および送受信装置の構成を示す分
解斜視図
【図5】送りネジ方式の可動部駆動ユニットの構成例を
示す斜視図
【図6】ボイスコイルモータ方式の可動部駆動ユニット
の構成例を示す図
【図7】ボイスコイルモータのモータ制御回路の構成を
示す図
【図8】送受信装置全体の構成を示すブロック図
【図9】図8におけるコントローラ部分の構成を示すブ
ロック図
【図10】コントローラのビーム制御に関するフローチ
ャート
【図11】コントローラの送受信制御に関するフローチ
ャート
【図12】探知範囲の走査パターンの例を示す図
【図13】探知範囲の走査パターンの例を示す図
【図14】探知範囲の走査パターンの例を示す図
【図15】探知範囲の走査パターンの例を示す図
【図16】可動部の基準位置設定作業の様子を示す図
【図17】送受信装置のコントローラが行う基準位置設
定処理の手順を示すフローチャート
【図18】可動部の基準位置設定作業の様子を示す図
【符号の説明】
11,12−誘電体ストリップ 13−1次放射器 14,15,16−導体板 18−誘電体レンズ 19−サーキュレータ 20−終端器 21,22,23−誘電体ストリップ 31−可動部 32−固定部 41−ケース 42−可動部駆動ユニット 43−ホーン 44−Oリング 45−内部ヨーク 46,47−外部ヨーク 48,49−マグネット 50−可動コイル 51−送りガイド 52−遮光板 53−フォトインタラプタ 54−送りネジ 55−モータ(パルスモータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G01S 13/93 G01S 13/93 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/14 G01S 7/03 H01Q 1/32 H01Q 19/06 H04B 1/38 G01S 13/93

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次放射器と、該1次放射器に結合する第
    1の伝送線路とを可動部に設け、前記第1の伝送線路に
    電磁気的に結合する第2の伝送線路と、前記1次放射器
    の位置を略焦点面とする誘電体レンズとを固定部に設
    け、前記可動部を前記固定部に対して相対変位させる駆
    動機構と、前記可動部の位置指定信号に応じて前記駆動
    機構を駆動して前記可動部を変位させることで、前記誘
    電体レンズと前記1次放射器との相対位置関係で定まる
    ビームを走査するための制御手段とを設けて成るアンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】前記可動部の位置を検知する可動部位置検
    知手段を設け、前記制御手段は、前記可動部位置検知手
    段の検知結果と前記可動部の位置指定信号とに応じて前
    記駆動機構を駆動するものである請求項1に記載のアン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のアンテナ装置を
    用い、前記制御手段に対して所定の位置指定信号を与え
    ることによって、前記誘電体レンズと前記1次放射器と
    の相対位置関係で定まるビームを所定のパターンで走査
    させるとともに、電磁波の送受信を行う手段を設けた送
    受信装置。
  4. 【請求項4】前記アンテナ装置の前記ビームの軸が所定
    の方向を向くときの前記可動部の位置を基準位置として
    記憶する手段を設け、前記制御手段を、前記基準位置を
    基準として前記可動部の位置を定めるものとした請求項
    3に記載の送受信装置。
  5. 【請求項5】前記アンテナ装置を車両等の搭載装置に搭
    載した状態で、前記ビームの軸が、前記搭載装置から見
    て所定方向を向くときの前記可動部の位置を基準位置と
    して記憶する手段を設け、前記制御手段を、前記基準位
    置を基準として前記可動部の位置を定めるものとした請
    求項3に記載の送受信装置。
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