JPH07260462A - 空間定在波形成方法とその装置および空間定在波形成装置を用いたマイクロ波測定装置 - Google Patents

空間定在波形成方法とその装置および空間定在波形成装置を用いたマイクロ波測定装置

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JPH07260462A
JPH07260462A JP5015094A JP5015094A JPH07260462A JP H07260462 A JPH07260462 A JP H07260462A JP 5015094 A JP5015094 A JP 5015094A JP 5015094 A JP5015094 A JP 5015094A JP H07260462 A JPH07260462 A JP H07260462A
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wave
electromagnetic wave
horn
standing wave
waveguide
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JP5015094A
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Tsutomu Nishino
勉 西野
Mitsunari Moritomo
三成 守友
Hideyuki Hanabusa
秀行 花房
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HEWTEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、空間定在波のS/N比および
位相分解能を向上できる空間定在波の形成装置を得るこ
とにある。 【構成】ミリメートル波を伝送すると共に、スロットア
ンテナ18が設けられた導波管16と、この管に取付けら
れ、前記アンテナの回りに設けられる第1反射面17a を
有した方形共振器の送受波ホーン17と、前記アンテナの
中心軸線Cを共有して前記ホーンの電磁波放射方向に配
置され、第1反射面と対向する第2反射面22a を有した
方形共振器の反射ホーン22とを具備し、前記両反射面間
の距離を、[(λ/2)×n](但し、λは前記電磁波
の波長、nは正の整数)の距離に設定する。それによ
り、ミリメートル波のうち送受波ホーンと反射ホーンと
に共鳴する特定波長を両反射板間で繰り返し反射させ
て、前記特定波長の空間定在波のエネルギー蓄積をし、
空間定在波の振幅を増幅することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波、特にミリ
メートル波の波長の電磁波の空間定在波を形成する方法
および装置と、この空間定在波形成装置を用いて被検材
の厚みや誘電率等の測定対象を検出するマイクロ波測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空間定在波は空間内での進行波と反射波
との相互干渉により形成される定在波であり、これが形
成された空間は例えば通信を妨げるので、一般的には、
このような空間定在波は好ましくないものとされてい
る。しかし、本出願人は、このような邪魔者扱いの空間
定在波を利用して誘電体材料の厚みを測定する装置を開
発し、特願平3−340538号として既に出願済みで
ある。
【0003】この出願に係る装置において空間定在波を
形成する構造は、図6に示されるようにミリメートル波
の電磁波を送出する電磁波発信器1と、前記電磁波を受
ける電磁波センサ2とを並設し、これらの前方に被検材
3の出し入れを許す被検材配設スペースを設けて金属製
反射板4を配置している。また、電磁波発信器1は反射
板4に向けて断面積が次第に大きくなるテーパ形の送波
ホーン1aを有し、電磁波センサ2も反射板4に向けて
断面積が次第に大きくなるテーパ形の受波ホーン2aを
有している。
【0004】この構造において、電磁波発信器1の送波
ホーン1aから反射板4に向けて放射されたミリメート
ル波は、反射板4で反射されて電磁波センサ2にその受
波ホーン2aを通って受信されるので、電磁波発信器1
から反射板4に至る平面波状の進行波と、反射板4から
電磁波センサ2に至る平面波状の反射波との干渉によ
り、空間定在波が前記送センサ1、2と反射板4との間
に形成される。
【0005】このようにして空間に形成された空間定在
波中に、この定在波の波面に平行に板状の誘電体などの
被検材3を挿入すると、この被検材3の材質の分子によ
り電磁波の伝搬速度が遅くなるので、それに比例して空
間定在波の位相がシフトされる。したがって、前記特願
平3−340538号に係る装置は、前記位相のシフト
量を検出することによって、検出されたシフト量と被検
材3の予め分かっている誘電率とをもとに、この被検材
3の厚みを演算により求めるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記位相のシフト量の
検出は、形成された空間定在波の電界エネルギー(定在
波電力)の測定に基づき、空間定在波の腹の位置を検出
して行われる。しかし、従来の構成では、空間定在波を
形成する進行波と反射波の相互干渉が一度のみであるた
め、空間定在波のエネルギー蓄積が少ない。言い換えれ
ば、空間定在波の振幅が小さい。
【0007】また、従来の構成では、互いに接近して設
けられる電磁波発信器・センサ1、2が並設されている
ので、これらと反射板4とが近距離で接近すると、電磁
波発信器・センサ1、2の送波ホーン1aと受波ホーン
2aと間の視差のために、空間定在波の距離方向の位相
にボケを生じ易い。
【0008】その上、電磁波発信器1から放射された電
磁波には各種の高調波や倍調波が重畳されていることに
加えて、電磁波発信器・センサ1、2の送波ホーン1a
と受波ホーン2aとの開口部では夫々回析波が発生され
て、それが空間定在波に重畳するので、空間定在波が歪
み易い。
【0009】しかも、テーパ形受波ホーン2aを有した
電磁波センサ2は、その受波ホーン2aの空間定在波電
界エネルギーの変換効率がよくない。これらの理由によ
り従来の構成では、形成される空間定在波のS/N比が
低いとともに位相分解能よくなく(ちなみに、前記従来
の構成における6ミリメートル波の波長のの電磁波によ
る空間定在波の位相分解能は、距離に換算して約50μm
が限界で、それ以下にすることはできなかった。)、そ
れに伴い、前記位相シフト量の検出を精度よく行うこと
ができないという問題があった。
【0010】本発明の第1目的は、空間定在波のS/N
比および位相分解能を向上できる空間定在波形成方法と
その装置を得ることにある。また、本発明の第2目的
は、被検材についての測定対象を、前記第1の目的を達
成できる空間定在波形成装置を用いて高精度で検出でき
るマイクロ波測定装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る空間定在波形成方法
は、マイクロ波の波長の電磁波を伝送する導波管に設け
たスロットアンテナの回りの反射面と、前記アンテナの
中心軸線と略直交して前記アンテナの電磁波放射方向に
前記反射面と対向して設けられた反射体とで、前記アン
テナから放射される電磁波を前記反射面と反射体との間
で繰り返し反射させて、空間定在波を立てることを特徴
とするものである。
【0012】同様に、前記第1目的を達成するために、
本発明の請求項2に係る空間定在波形成装置は、マイク
ロ波の波長の電磁波を伝送するとともに、軸方向中間部
にスロットアンテナが設けられた導波管と、この導波管
に取付けられ、前記スロットアンテナの回りに設けられ
て前記アンテナの中心軸線と略直交する第1反射面、お
よび一端が開放されるとともに他端が前記第1反射面に
連なって前記中心軸線と直交する断面形状が一定の第1
筒部を有した空洞共振型の送受波ホーンと、前記送受波
ホーンの電磁波放射方向に配置され、前記中心軸線と略
直交して前記第1反射面と対向する第2反射面を有した
反射体とを具備したものである。
【0013】また、第2目的を達成するために、本発明
の請求項3に係るマイクロ波測定装置は、軸方向中間部
にスロットアンテナが設けられた導波管と、この導波管
の一端部に接続されマイクロ波の波長の電磁波を前記導
波管に供給する電磁波発信器と、前記スロットアンテナ
の回りに設けられて前記アンテナの中心軸線と直交する
第1反射面、および、一端が開放されるとともに他端が
前記第1反射面に連なって前記中心軸線と略直交する断
面形状が一定の第1筒部を有した空洞共振型の送受波ホ
ーンと、前記送受波ホーンとの間に被検材配設スペース
を確保して前記送受波ホーンの電磁波放射方向に配置さ
れ、前記中心軸線と略直交して設けられる第2反射面を
有した反射体と、前記導波管の他端部に接続された電磁
波センサと、前記導波管、前記送受波ホーン、前記反射
体、前記電磁波発信器および前記電磁波センサが搭載さ
れた運台と、この運台を前記中心軸線に沿って往復移動
させる運台移動手段と、前記運台の移動量を検出する距
離センサと、前記電磁波センサからの出力をもとに前記
第1、第2反射板間に形成される空間定在波の腹または
節を検出する制御部と、この制御部の出力および前記距
離センサの出力から前記被検材配設スペースへの被検材
の有無に伴う前記空間定在波の位相シフト量を見出し、
このシフト量をもとに前記被検材についての測定対象を
演算により求める演算部とを具備したものである。
【0014】
【作用】前記請求項1に係る空間定在波形成方法では、
マイクロ波の波長の電磁波を伝送する導波管に設けたス
ロットアンテナから前記電磁波を放射し、この電磁波
(進行波)を、スロットアンテナの放射方向に設けた反
射体でスロットアンテナ側に反射させる。さらに、反射
体で反射された電磁波(反射波)をスロットアンテナの
回りの反射面で反射体側に進行波として反射させる。こ
のようにして前記アンテナから放射される電磁波を反射
面と反射体との間で繰り返し反射させて相互干渉させる
ことにより、前記反射面と反射体との間の空間に空間定
在波を立てることができる。そのため、前記繰り返し行
われる相互干渉により、空間定在波が増幅され、その振
幅を大きくできる。
【0015】前記請求項2に係る空間定在波形成装置の
構成において、導波管のスロットアンテナは導波管内を
伝送されるマイクロ波の波長の電磁波を外部へ漏らす。
送受波ホーンは、スロットアンテナから放射される電磁
波のうち目的の波長の定在波を共振させるとともに他の
周波数成分を漏波して、進行波として自由空間に反射体
に向かう指向性を与えて放射し、その第1反射面はこれ
に入射した電磁波を反射する。反射体の第2反射面はこ
れに入射した電磁波を反射波として送受波ホーンに向け
て反射する。
【0016】そのため、スロットアンテナから放射され
た電磁波を、第1、第2反射面を節点として繰り返し往
復させて、進行波と反射波の相互干渉の回数を多くで
き、それによる増幅作用で両反射面間に立つ空間定在波
の振幅を大きくできる。また、前記共振により空間定在
波を立てたい目的の波長の定在波のみを選択できる。
【0017】しかも、送受波ホーンは電磁波の送信およ
び受信に兼用されるので、送受信における視差がないと
ともに、ホーンの開口部での回析波の発生も送信ホーン
と受信ホーンとが並設されたものに比較して半分に抑制
できる。
【0018】また、送受波ホーンの第1筒部はその断面
形状に変化がないために、テーパ状のものに比較して空
間定在波の電界エネルギーの受信電力への変換効率が高
い。このように請求項2に係る空間定在波の形成装置に
よれば、空間共振型の送受波ホーンでの共振により特定
波長のみを選択できるとともに、それへ他の波長が重畳
されることが少なく、かつ、視差もなく、大きな振幅の
空間定在波を形成できる等により、空間定在波のS/N
比および位相分解能を向上できる。
【0019】請求項3に係るマイクロ波測定装置におい
て、導波管と、送受波ホーンと、反射体とは、前記請求
項2に係る空間定在波の形成装置をなし、導波管の一端
から電磁波発信器により供給されるマイクロ波の波長の
電磁波のうち、特定波長を選択して大きな振幅の空間定
在波を形成し、そして、電磁波センサは前記空間定在波
を受信して、その定在波電力を検出する。
【0020】また、運台移動手段は空間定在波の形成装
置が搭載された運台を移動させ、距離センサは運台の移
動量を検出する。制御部は、電磁波センサからの出力を
もとに空間定在波の腹または節等を検出するとともに、
この検出時点での距離センサの出力を読み込む。演算部
は、制御部の出力および距離センサの出力(前記空間定
在波の腹または節等の位置)から、空間定在波中への被
検材の有無に伴う空間定在波の腹または節等の位置のず
れ量、すなわち、空間定在波の位相のシフト量を検出
し、このシフト量をもとに被検材についての測定対象を
演算により求める。
【0021】例えば、被検材としての誘電体材料の厚み
を測定する場合には、前記ずれ量と被検材に予め分かっ
ている誘電率とをパラメータとして所定の算式に従う演
算を行って、前記被検材の厚みを算出し、測定を完了す
る。
【0022】このようなマイクロ波測定装置による測定
においては、既述のように空間定在波のS/N比および
位相分解能の向上に伴い、前記位相シフトの検出が容易
になるから、被検材についての測定対象を高精度で検出
できる。
【0023】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る誘電体材
料の厚み測定用のマイクロ波測定装置の構成を示す図で
あって、同図中11に示す運台は、図示しないガイドを
摺動して移動自在に設けられている。この運台11は運
台移動手段12により図1中A−B方向に移動されるよ
うになっている。
【0024】運台移動手段12は、運台11に係合され
るとともに運台11の移動方向に延びて設けられる図示
しないボールねじと、このねじの一端部に連結されたス
テッピングモータまたは直流サーボモータ等の駆動源と
を備えて形成される。運台移動手段12による運台11
の移動量は 0.5mm〜数10mm程度であって、その移動量は
作動トランスまたはマグネスケール等の距離センサ13
により検出されるようになっている。
【0025】運台11上には、電磁波発信器14と、電
磁波センサ15と、導波管16と、空洞共振型の送受波
ホーン17とが搭載されている。電磁波発信器14は、
マイクロ波、その中でも波長1〜10mmの電磁波、すなわ
ちミリメートル波を発生して送信するミリメートル波発
生機である。この電磁波発信器14には導波管16の一
端開口が接続されている。ミリメートル波を用いること
は、その波長が小さいので小形な測定装置とする上で有
効である。電磁波センサ15は、超高感度電力計からな
り、導波管16の他端開口に接続されている。
【0026】導波管16は、金属の導体からなる管であ
って、その断面は図2に示されるように方形断面ないし
は矩形断面をなしている。この方形導波管16の軸方向
中間部の一側壁には、導波管16内を伝送されるミリメ
ートル波の電磁波を導波管16の外部に放射するための
スロットアンテナ18が設けられている。このアンテナ
18は図3に示されるように細隙からなり、その長さは
ミリメートル波の電磁波の波長λの1/2の長さとして
ある。
【0027】導波管16の軸方向中間部には図1に示さ
れるようにフェライト製マグネットからなるサーキュレ
ータ19が、スロットアンテナ18と対向して内蔵され
ている。このサーキュレータ19は平面視円形であっ
て、その磁力により、電磁波発信器14により供給され
て導波管16内を伝送される電磁波を、図1中点線矢印
で示すように電磁波センサ15に行かせずにスロットア
ンテナ18方向に向かわせるとともに、後述のようにス
ロットアンテナ18を通って外部から入射する電磁波を
図1中二点鎖線で示すように導波管16内を通して電磁
波センサ15に向かわせるために設けられている。
【0028】図1および図3に示されるように電磁波に
指向性を与える送受波ホーン17は、スロットアンテナ
18の中心軸線(図1中一点鎖線Cで示す。)を共有し
て、前記アンテナ18が設けられた導波管16の一側壁
に取付けられている。このホーン17は、金属の導体製
であって、第1反射面17aと第1筒部17bとを有し
ている。第1反射面17aは前記中心軸線Aと略直交し
て、例えばスロットアンテナ18から放射される平面波
状の進行波の波面に平行に設けられており、その中央部
にスロットアンテナ18が開口されている。したがっ
て、第1反射面17aはスロットアンテナ18の回り
に、このアンテナ18を囲んで設けられている。
【0029】なお、第1反射面17aは中心軸線C(電
磁波の伝搬軸)に対し90゜から±10゜の範囲で傾いて設
けてもよく、このような交差状態でも前記「略直交」な
る概念に包含される。そして、これら±10゜の交差角度
でも後述の空間定在波を新光波と反射波との相互干渉に
より立てることができ、そのことは本発明による実験で
確かめられた。
【0030】第1筒部17bは、一端が開放されるとと
もに他端が第1反射面17aに例えば一体に連なって設
けられ、かつ、前記中心軸線Cと直交する断面形状が一
定となる筒構造をなしている。したがって、この第1筒
部17bにより、送受波ホーン17はテーパ形ではない
一端開放型の筒構造をなしている。第1筒部17bの前
記断面は、正方形、矩形、円形、あるいは楕円等でもよ
いが、特に、本実施例では幅ないしは径が同じ条件にお
いてより大きな第1反射面17aを確保するために図3
に示されるように正方形断面としてある。
【0031】第1筒部17bの前記中心軸線Cに沿って
延びる長さDは、選択して使用する波長に共振する長
さ、例えば方形断面の空洞共振器の一辺に近似した長さ
にしてある。共振する波長は前記電磁波の基本周波数と
することが望ましい。これは、基本周波数のレベルが高
調波および倍調波のレベルに比較して格段に大きく、そ
れを共振させることにより、S/N比の向上に大きく寄
与できることによる。
【0032】以上のような前記構成の送受波ホーン17
は、スロットアンテナ18から出る電磁波を放射する電
磁波ホーンおよび反射されてくる電磁波を受ける電磁波
ホーンを兼用して使用されるとともに、空洞共振器とし
て使用される。
【0033】図1に示されるように前記運台11の外部
には、前記中心軸線Cを共有して送受波ホーン17の空
洞共振型の電磁波放射方向に反射体としての反射ホーン
22が配置され、この反射ホーン22と送受波ホーン1
7との間に被検材23の出し入れを許す被検材配設スペ
ースが確保されている。電磁波の指向性を高めるための
反射ホーン22は、前記導波管16と、送受波ホーン1
7とともに空間定在波の形成装置をなしている。
【0034】反射ホーン22は金属の導体製であって、
第2反射面22aと第2筒部22bとを有している。第
2反射面22aは前記中心軸線Cと略直交して、例えば
スロットアンテナ18から放射される平面波進行波の波
面に平行に設けられている。この第2反射面22aにつ
いても中心軸線C(電磁波の伝搬軸)に対し90゜から±
10゜の範囲で傾いて設けてもよく、このような交差状態
でも前記「略直交」なる概念に包含される。そして、こ
れら±10゜の交差角度でも後述の空間定在波を新光波と
反射波との相互干渉により立てることができ、そのこと
は本発明による実験で確かめられた。
【0035】第2筒部22bは、送受波ホーン17と対
向する側の一端が開放されるとともに他端が第2反射面
22bに例えば一体に連なって設けられ、かつ、前記中
心軸線Cと直交する断面形状が一定となる筒構造をなし
ている。したがって、この第2筒部22bにより反射ホ
ーン22はテーパ形ではない一端開放型の筒構造をなし
ている。第2筒部22bの前記断面は、正方形、矩形、
円形、あるいは楕円等でもよいが、特に、本実施例では
幅ないしは径が同じ条件においてより大きな第2反射面
22aを確保するために図4に示されるように正方形断
面としてある。
【0036】この第2筒部22bの前記中心軸線Cに沿
って延びる長さEは、選択して使用する波長に共振する
長さ、例えば方形断面の空洞共振器の一辺に近似した長
さにしてある。共振する波長は前記電磁波の基本周波数
とすることが望ましい。これは、基本周波数のレベルが
高調波および倍調波のレベルに比較して格段に大きく、
それを共振させることにより、S/N比の向上に大きく
寄与できることによる。
【0037】以上の構成の反射ホーン22は、スロット
アンテナ18から放射された電磁波を反射する反射体と
して使用されるとともに、空洞共振器として使用され
る。この反射ホーン22は図1に示されるようにフェラ
イトからなる電磁波吸収体27に埋め込まれ、この吸収
体27の表面と反射ホーン22の開口端とは面一に連続
されている。
【0038】特に、電磁波吸収体27が反射体22の周
囲を囲む構成は、その吸収作用により外乱ノイズが混入
することを少なくして、鮮鋭な空間定在波を形成し、測
定精度を向上するのに有効である。
【0039】前記空間定在波形成装置の相対向する第
1、第2反射面17a、22a間の距離F(図1参照)
は、[(λ/2)×n](但し、λは前記電磁波の波
長、nは正の整数)に設定される。この距離Fは両反射
面17a、22a間に鮮鋭でかつ最適な空間定在波を立
てるための条件であって、被検材23に応じた空間定在
波の位相シフトを考慮して定められ、前記スペースをも
考慮して例えば 200mm程度としてある。
【0040】また、図1において、符号24は、制御盤
25内に格納されて制御部であって、その制御出力を運
台移動手段12の駆動源に与えて、その駆動を制御す
る。さらに、制御部24は、これに入力される電磁波セ
ンサ15の出力から前記第1、第2反射面17a、22
a間に形成される空間定在波の腹を見いだすものであ
る。
【0041】この空間定在波の腹の検出は、電磁波セン
サ15の出力である電圧波形(図5参照)の半周期につ
いて、その電力値を経時的にメモリに読み込んで、その
最大電力値を求めることで行う。すなわち、その一具体
例を説明すれば、図5においてs1時の電力値v2とその後
のs2時の電力値v3とを比較器で比較し、そのうちの大き
い方の電力値v3をメモリに更新記憶した後、さらにs3時
の電力値v4を前記比較器でこれに更新記憶された電力値
v3と比較して、そのうちの大きい方の電力値v3をメモリ
に更新記憶し、以下同様の手順をsn時まで繰り返して電
力値の比較を行う。その結果、メモリに最後に残った電
力値が出力電圧波形の最大電力値であるので、以上の処
理により空間定在波の腹G(図1参照)の位置を検出で
きる。
【0042】なお、この腹Gに代えて空間定在波の節H
(図1参照)の位置を検出してもよく、その場合には、
最小電圧値を最大電圧値とを既述と同様の手順で検出し
た後に、これらの値の合計値の調度半分の電力値を演算
処理で求めることにより、空間定在波の節の位置を検出
できる。したがって、腹Gを検出する方が演算処理が簡
単であり、それに応じて制御部24の構成を簡単にでき
る。
【0043】前記制御盤25内には制御部24の出力が
入力される(したがって、距離センサ13の出力も制御
部24を通して供給される。)演算部26が格納されて
いる。この演算部26は、空間定在波中に被検材23を
挿入した時の、空間定在波の腹Gまたは節Hの位置のず
れ、すなわち、空間定在波の位相のシフト量ΔZ(図1
参照)を算出するとともに、求められた位相シフト量Δ
Zと被検材23について予め判明していて演算部26に
既に入力されている誘電率εとをもとに、被検材23に
ついての測定対象、本実施例の場合には被検材23の厚
みtを算出するものである。
【0044】なお、制御部24および演算部26はマイ
クロコンピュータにより形成されているとともに、演算
部26の出力端にはX−YプロッタやCRT等の外部記
録装置(図示しない)が接続され、これらに測定結果が
表示されるようになっている。
【0045】前記空間定在波の位相のシフト量ΔZの算
出は、被検材23が挿入されない空間定在波W(図1中
点線および2点鎖線参照)の腹Gの検出時点での距離セ
ンサ13の第1出力値と、同空間定在波W中への被検材
23の挿入に伴ってずれた腹G′の検出時点での距離セ
ンサ13の第2出力値との間の絶対値を見いだすとい
う、演算処理により実行される。また、被検材23の厚
みtの算出は、(t=ΔZ/ε1/2 )の演算式により行
われる、この式において、ΔZは空間定在波の位相のシ
フト量、εは被検材23の誘電率、また、1/2 は数学上
の根記号であるルートと同一内容である。
【0046】次に、前記空間定在波の形成装置を備えた
誘電体材料の厚み測定用のマイクロ波測定装置により測
定順序を説明する。本測定装置を作動させると、電磁波
発信器14による発生されたミリメール波の波長の電磁
波が導波管16に供給される。そして、この導波管16
により伝送される電磁波は、その波動の方向をサーキュ
レータ19により変えられてスロットアンテナ18から
導波管16の外部に平面波状の進行波(図1中の点線w1
参照)として放射され、この電磁波は送受波ホーン17
により反射ホーン22に向けて指向性を与えられる。
【0047】そして、反射ホーン22内に入射した前記
進行波w1(平面波状の電磁波)は、その進行方向に直角
に交差して設けられた反射ホーン22の第2反射面22
bで反射される。
【0048】すなわち、第2反射面22bをなす金属が
その表面に持っている自由電子の移動により進行波W1の
電界エネルギーが吸収され、第2反射面22bの表面で
の電界エネルギーは零となるので、この第2反射面22
bを節として前記進行波W1は前記吸収された電界エネル
ギーによって反射されるとともに、この反射ホーン22
により送受波ホーン17に向かう指向性を与えられる。
【0049】そうすると送受波ホーン17内に入射した
反射波(平面波状の電磁波であって、図1中2店鎖線w2
参照)の一部は、この反射波w2の進行方向に直角に交差
して設けられた送受波ホーン17の第1反射面17aに
より、第2反射面22aでの反射と同様にして、この第
1反射面17aを節として反射されるとともに反射ホー
ン22に向けて指向性を与えられる。
【0050】したがって、本測定装置の作動により、ス
ロットアンテナ18から放射された平面波状の電磁波の
進行波W1と反射波W2との相互干渉により、[(λ/2)
×n]の式を満たして配置された両ホーン17、22の
第1、第2反射面17a、22a間の空間に空間定在波
Wが形成される。そして、前記電磁波は、第1、第2反
射面17a、22aを節点として往復を繰り返すので、
進行波W1と反射波W2の相互干渉が繰り返され、それによ
る増幅作用で振幅が大きな空間定在波Wを形成できる。
すなわち、電磁波が有する電界エネルギーを定在波電力
の形で蓄積できる。
【0051】前記空間定在波の形成において、送受波ホ
ーン17および反射ホーン22は、それらが指向性を与
える電磁波のうち目的の波長、すなわち、電力のレベル
が大きな基本周波数の波長の定在波を共振させるととも
に他の周波数成分を漏波させるから、既述の増幅を空間
定在波を立てたい特定周波数成分の電磁波のみに限って
行わせることができる。それにより、空間定在波Wによ
り大きな振幅を与えることができるとともに、この定在
波Wへの高調波および倍調波の干渉を少なくできる。
【0052】しかも、送受波ホーン17が電磁波の送信
および受信に兼用されるので、送受波における視差をな
くすことができることに伴い、両ホーン17、22を数
mmまで接近させても、空間定在波Wの距離方向の位相に
ボケを生じることを少なくできる。
【0053】さらに、既述のように送受波ホーン17が
電磁波の送信および受信を兼用していることにより、送
信および受信に伴いホーンの開口部での回析波の発生
を、送信ホーンと受信ホーンとが並設されたものに比較
して半分に抑制できることに伴い、この回析波の空間定
在波Wへの重畳による空間定在波を歪みを少なくでき
る。
【0054】その上、送受波ホーン17、22の第1、
第2筒部17b、22bの断面形状に変化がないため
に、テーパ状のものに比較して空間定在波Wの電界エネ
ルギーの受信電力への変換効率が高い。
【0055】前記のように特定波長の電磁波のみを選択
し、それを増幅するとともに、それへ他の波長の重畳が
少なく、かつ、視差もない等により、空間定在波Wの振
幅を大きくできるから、空間定在波WのS/N比および
位相分解能を向上できる。ちなみに、前記構成では、6
ミリメートル波(50GHz)の波長の電磁波で形成さ
れた空間定在波Wについての空間分解能を 4.3mm2 、位
相検出分解能を0.12度(この位相分解能を距離に換算し
た位置分解能1μm)の高分解能を得ることができた。
【0056】また、送受波ホーン17に入った空間定在
波Wの一部は、スロットアンテナ18から導波管16内
に流入し、サーキュレータ19により方向付けられて電
磁波センサ15に伝送され、このセンサ15は空間定在
波Wの電界エネルギーが検出される。
【0057】次に、このような空間定在波Wの形成状態
において、制御部24は、運台移動手段12を動作させ
て、運台11を反射ホーン22側に移動させながら、電
磁波センサ15の受信電力を読み込む。そのため、電磁
波センサ15の受信電力の変化をもとに既述のようにし
て空間定在波の腹Gが検出され、この検出時点で距離セ
ンサ13の出力が制御部24に読み込まれて、それは測
定の基準として演算部26に記憶される。
【0058】この後、誘電率εが予め分かっているプラ
スチックフィルム等の誘電体材料からなる被検材23
を、空間定在波Wの波面に平行に挿入する。そうする
と、被検材23の分子により電磁波の伝搬速度が遅くな
り、その遅れに比例して空間定在波Wの位相がシフトさ
れる。この位相シフト量は図1中ΔZで示される。この
時の位相シフト量ΔZと、被検材23の厚みtと、誘電
率εとは、 ΔZ=t・ルートε、すなわち、ΔZ=t
・ε1/2 式で示される関係にある。
【0059】この状態で運台移動手段12を動作させ
て、運台11を反射ホーン22側に移動させて、その際
の電磁波センサ15の受信電力をもとに、制御部24
は、位置ずれ(シフト)した空間定在波Wの腹G′の検
出するとともに、その検出時点での距離センサ13の出
力を読み込む。
【0060】そうすると、演算部26は以上の検出によ
り得られた距離センサ13からの出力(腹G、G′の位
置データ)に基づき、これらの絶対値を求めて空間定在
波Wの位相シフト量ΔZを算出する。さらに、演算部2
6は、この後、位相シフト量ΔZと被検材23の誘電率
εとをもとに(t=ΔZ/ε1/2 )の演算式にしたがっ
て、被検材23の厚みを算出する。
【0061】すなわち、以上のようにして誘電体材料か
らなる被検材23の厚みを、空間定在波Wを利用して非
接触で測定することができる。なお、本発明は前記一実
施例には制約されない。例えば厚みtが予め分かってい
て誘電率が不明な誘電体材料を被検材23として空間定
在波W内に挿入して既述の測定をして、演算部26でε
=(ΔZ/t)2 の式に従う演算をすることにより、被
検材23の誘電率εを測定できる。
【0062】また、本発明は、既述のように被検材23
の材質の分子構造に起因する空間定在波Wの位相シフト
量ΔZの検出をもとに測定するので、既述の厚みtや誘
電率εの非接触測定だけではなく、被検材23の構成材
質の変化、相違などの測定、またはそれらの弁別を非接
触で行うこともできる。
【0063】また、本発明の反射体には反射ホーンに代
えて第1反射面に対向する第2反射面をなす平板状の反
射板を用いてもよい。また、本発明のマイクロ波測定装
置において、空間定在波の測定箇所は腹または節以外に
も、これらの中間部分を測定するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳記したように本発明は前記の通り
構成されているので次に記載する効果がある。請求項1
に係る空間定在波形成方法においては、スロットアンテ
ナ回りの反射面と反射体との間での進行波と反射波との
相互干渉の回数が多く空間定在波が増幅されるので、振
幅が大きい空間定在波を形成でき、空間定在波のS/N
比および位相分解能を向上できる。
【0065】請求項2に係る空間定在波の形成装置にお
いては、特定波長のみを選択できるとともに、それへ他
の波長が重畳されることが少なく、かつ、視差もなく、
大きな振幅の空間定在波を形成できる等により、空間定
在波のS/N比および位相分解能を向上できる。
【0066】また、請求項3に係るマイクロ波測定装置
においては、請求項1に係る空間定在波の形成装置を用
いて空間定在波のS/N比および位相分解能を向上でき
るから、前記位相シフトの検出が容易となって、被検材
についての測定対象を高精度に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る誘電体材料の厚み測定
用のマイクロ波測定装置の構成を示す図。
【図2】図1中Z−Z線に沿って導波管の構成を示す断
面図。
【図3】図1中Y−Y線に沿って送受波ホーン回りの構
成を示す断面図。
【図4】図1中X−X線に沿って反射ホーン回りの構成
を示す断面図。
【図5】同一実施例に係るマイクロ波測定装置の電磁波
センサの出力波形を示す図。
【図6】従来例に係る誘電体材料の厚み測定装置が備え
る空間定在波形成部の概略的構成を示す図。
【符号の説明】
11…運台、 12…運台移動手
段、13…距離センサ、 14…電磁波
発信器、15…電磁波センサ、 16…導
波管、17…送受波ホーン、 17a…第
1反射面、17b…第1筒部、 18…
スロットアンテナ、19…サーキュレータ、
22…反射ホーン(反射体)、22a…第2反射面、
22b…第2筒部、24…制御部、
26…演算部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波の波長の電磁波を伝送する導波
    管に設けたスロットアンテナの回りの反射面と、前記ア
    ンテナの中心軸線と略直交して前記アンテナの電磁波放
    射方向に前記反射面と対向して設けられた反射体とで、
    前記アンテナから放射される電磁波を前記反射面と反射
    体との間で繰り返し反射させて、空間定在波を立てるこ
    とを特徴とする空間定在波形成方法。
  2. 【請求項2】マイクロ波の波長の電磁波を伝送するとと
    もに、軸方向中間部にスロットアンテナが設けられた導
    波管と、 この導波管に取付けられ、前記スロットアンテナの回り
    に設けられて前記アンテナの中心軸線と略直交する第1
    反射面、および一端が開放されるとともに他端が前記第
    1反射面に連なって前記中心軸線と直交する断面形状が
    一定の第1筒部を有した空洞共振型の送受波ホーンと、 前記送受波ホーンの電磁波放射方向に配置され、前記中
    心軸線と略直交して前記第1反射面と対向する第2反射
    面を有した反射体とを具備した空間定在波形成装置。
  3. 【請求項3】軸方向中間部にスロットアンテナが設けら
    れた導波管と、 この導波管の一端部に接続されマイクロ波の波長の電磁
    波を前記導波管に供給する電磁波発信器と、 前記スロットアンテナの回りに設けられて前記アンテナ
    の中心軸線と直交する第1反射面、および、一端が開放
    されるとともに他端が前記第1反射面に連なって前記中
    心軸線と略直交する断面形状が一定の第1筒部を有した
    空洞共振型の送受波ホーンと、 前記送受波ホーンとの間に被検材配設スペースを確保し
    て前記送受波ホーンの電磁波放射方向に配置され、前記
    中心軸線と略直交して設けられる第2反射面を有した反
    射体と、 前記導波管の他端部に接続された電磁波センサと、 前記導波管、前記送受波ホーン、前記反射体、前記電磁
    波発信器および前記電磁波センサが搭載された運台と、 この運台を前記中心軸線に沿って往復移動させる運台移
    動手段と、 前記運台の移動量を検出する距離センサと、 前記電磁波センサからの出力をもとに前記第1、第2反
    射板間に形成される空間定在波の腹または節を検出する
    制御部と、 この制御部の出力および前記距離センサの出力から前記
    被検材配設スペースへの被検材の有無に伴う前記空間定
    在波の位相シフト量を見出し、このシフト量をもとに前
    記被検材についての測定対象を演算により求める演算部
    とを具備したマイクロ波測定装置。
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