JP3268896B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3268896B2
JP3268896B2 JP17288593A JP17288593A JP3268896B2 JP 3268896 B2 JP3268896 B2 JP 3268896B2 JP 17288593 A JP17288593 A JP 17288593A JP 17288593 A JP17288593 A JP 17288593A JP 3268896 B2 JP3268896 B2 JP 3268896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、特にそれ
自体がモデムの動作を制御して電話回線を介して画像情
報の授受を可能とするカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラ等の撮像装置としての
カメラは、一般に図32のように構成されている。図3
2において、レンズ1を介してCCD2上に結像された
被写体像は、電気信号に変換され、撮像プロセス回路3
で、所定の処理が施されて映像信号が得られる。この映
像信号は、A/Dコンバータ4でデジタル信号に変換さ
れてフレームメモリ5に記録されるとともに、再生プロ
セス回路6で再生処理された後、D/Aコンバータ7で
アナログ信号に変換されて電子ビューファインダ8と出
力端子に供給される。フレームメモリ5から読み出され
た映像データは、圧縮伸長回路9で圧縮処理され、カー
ドインタフェース(I/F)回路10を介してメモリカ
ード11に記録される。
【0003】再生時には、カードI/F回路10を介し
てメモリカード11から読み出された映像データは、圧
縮伸長回路9で伸長されてフレームメモリ5に記録され
る。フレームメモリ5から読み出された映像データは、
前述と同様に、再生プロセス回路6、D/Aコンバータ
7を介して電子ビューファインダー8と出力端子に送出
される。
【0004】フレームメモリ5は、同期信号発生器14
から出力される同期信号とシステム制御回路12から出
力される制御信号に基づいて動作するメモリコントロー
ラ13により制御される。システム制御回路12は、操
作スイッチ部15からの各種操作信号を受けて、圧縮伸
長回路9、カードI/F回路10、メモリコントローラ
13等を制御する。
【0005】操作スイッチ部15は、当該カメラの動作
を指示する次のような各種スイッチの操作状態を受け、
システム制御回路12に送出する。各種スイッチとして
は、露出やフォーカスロック等を指示するためのトリガ
1スイッチ15A、記録を指示するトリガ2スイッチ1
5B、再生時像を選択するためのマイナス送りスイッチ
15Cとプラス送りスイッチ15D、記録/再生動作を
指示するREC/PLAYスイッチ15E、映像/音声
PICT/SOUND記録切替スイッチ15F、再生モ
ードスイッチ15G、ノーマルスイッチ15H、高速連
続撮影(高速連写)スイッチ15I、低速連写スイッチ
15Jがある。LCD16は、システム制御回路12か
らの制御を受け、カメラの動作状態を表示する。
【0006】図33には、システム制御回路12の制御
を受けて、フレームメモリ5とメモリカード11間のデ
ータ授受を行うための装置のより詳細な構成図が示され
ている。フレームメモリ5の入力側には、A/D、D/
Aバスを介してA/Dコンバータ4が接続され、出力側
にはメモリデータバスを介して圧縮伸長回路9が接続さ
れている。コードRAM19には、圧縮伸長処理に必要
なパラメータが格納されており、圧縮伸長回路9により
記録、読み出し制御が行われる。
【0007】圧縮伸長回路9とメモリカード11間に接
続されているカードI/F回路10は、スイッチ10
1、102及びカードアドレス発生部103を備える。
スイッチ101の2つの入力端子101Aと101Bに
は、圧縮伸長回路9から出力される圧伸カードコントロ
ール信号とシステム制御回路12から出力されるシスコ
ンカードコントロール信号とがそれぞれ入力されてい
る。スイッチ102の2つの入力端子102Aと102
Bには、圧縮伸長回路9からの圧伸データバスとシステ
ム制御回路12からのデータバスとが接続されている。
スイッチ101と102の入力端子の切り替えは、シス
テム制御回路12からのアクセス信号で制御される。
【0008】カードアドレス発生部103は、圧縮伸長
回路9から供給されるカードアドレスクロック(CL
K)とシステム制御回路12から供給されるカードアド
レスコントロール信号を受信してカードアドレスバスを
介してメモリカード11を制御して読み出し、書き込み
アドレスを制御する。
【0009】フレームメモリコントローラ13は、前述
のように、同期信号発生回路14からのクロックCLK
とトリガ2信号を受けるとともに、システム制御回路1
2からの記録/再生切替信号RP及び圧縮伸長処理の開
始信号を受けて、A/Dコンバータ4とD/Aコンバー
タ7に対してクロック信号A/D CLKとD/ACL
Kを送出し、フレームメモリ5に対してアドレス信号と
メモリコントロール信号を送出し、また圧縮伸長回路9
に対して圧伸クロックCLKを送出する。
【0010】システム制御回路12は、トリガ2信号、
フレームメモリコントローラ13からのストップ信号等
を受け、圧縮伸長回路9とフレームメモリコントローラ
13にスタートSTART信号とRP信号に送出する。
【0011】図34には、図33に示す回路の各部信号
の画像圧縮記録時タイミングチャートが示されている。
圧伸CLKに同期したトリガ2信号が入力されると、A
/DCLKが出力され、フレームメモリアドレスバスに
書き込みアドレスFWAO,FWA1,…FWAe及び
読み出しアドレスFRA0,FRA1,…FRAeが出
力される。この出力はSTOP信号に応答する。A/
D,D/Aバスには、入力データFID0,FID1,
…FIDeが出力される。メモリコントロール信号に
は、チップセレクト信号CS,アウトプットイネーブル
信号CE及びライトイネーブル信号WEが含まれる。S
TART信号に応答して、メモリデータバスには、フレ
ームメモリから読み出された出力データFOD0,FO
D1,…FODeが出力される。
【0012】カードアドレスコントロール信号は、ST
OP信号に応答して初期アドレス設定データを送出し、
アクセス信号に応答してアクセスアドレス設定データを
送出する。STOP信号により、メモリカードへの記録
のスタートアドレスが設定される。この初期アドレス設
定データに応答するカードアドレスデータCAO、引き
続いてカードアドレスCLKに応答するカードアドレス
データCA1,CA2,…,CAe,また、アクセスア
ドレス設定データに応答するカードアドレスデータCA
が出力される。
【0013】カードデータバスには、これらカードアド
レスデータに対応して圧伸データバスを介してデータC
ID0,CID1,CID2,…CIDeが出力され、
カードアドレスデータCAに対応してシスコンデータバ
スを介してデータDATAが出力される。カードコント
ロール信号としては、図示の如くタイミングでチップセ
レクトCS,ライトイネーブルWE,アウトプットイネ
ーブルOE信号が出力される。END信号は、STAR
T信号に応答して出力され、フレームメモリ5からメモ
リカード11への圧縮記録動作が制御される。
【0014】図35には、図34と同様な再生動作のタ
イミングチャートが示されている。図35では、STA
RT信号により圧縮伸長回路9の伸長処理の時間が制御
され、図示のタイミングでメモリカード再生スタートと
アドレス設定が行われ、メモリカード11からフレーム
メモリ5への伸長再生処理及びフレームメモリ5内デー
タの読み出し、再生処理が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の電
子スチルカメラ等の撮像装置は構成されている。ところ
で、撮影して得られる画像情報を電気信号に変換して電
話回線を介して伝送したり、電話回線を介して他の撮像
装置との間で当該画像情報を授受するようなシステム
は、画像の迅速な伝送という視点から極めて有用である
にもかかわらず、更に実用上の利便性をも十分に確保さ
れたものとしての提案は未だなされていない。
【0016】そこで、本発明の目的は、効率的な画像の
伝送に寄与するこの種のカメラを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるカメラは、被写体像を電気信号に光電
変換する撮像手段と、上記撮像手段により出力された電
気信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、上
記A/D変換手段により出力された画像データを記録媒
体に記録する記録手段と、ファイルヘッダ部と伝送用の
関連情報データ部とを含んでなり上記記録媒体中の画像
ファイルとは異なる領域に設けられるコントロールファ
イルに、画像の伝送に係る情報を書き込み可能に構成さ
れた書込み手段と、画像を伝送するモードの設定を可能
ならしめ、該画像を伝送するモードにおいて上記コント
ロールファイルに伝送用の関連情報データが記録されて
いないときにはその旨を報知する手段と、を備えて構成
される。
【0018】
【作用】撮像手段およびA/D変換手段によって得た画
像に対応するディジタル信号を記録手段によって記録媒
体に記録する。この記録媒体には、画像ファイルとは異
なる領域にファイルヘッダ部と伝送用の関連情報データ
部とを含んでなるコントロールファイルが設定され、該
コントロールファイルに画像の伝送に係る情報が書込み
手段によって書き込まれるが、このコントロールファイ
ルに伝送用の関連情報データが記録されていないときに
はその旨を報知する。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明に間連したカメラを用
いた画像データ授受システムのシステム構成図である。
本例は、電話回線LINEを介して接続されているカメ
ラ100Aと100B間で画像データを授受するための
システムで、電話装置300Aと300Bが電話回線L
INEと接続され、電話装置300Aと300Bにはそ
れぞれモデム200Aと200Bが接続されている。カ
メラ100Aと100Bは、モデム200Aと200B
を直接的にアクセスして電話回線との画像データの授受
を可能とする。
【0020】図2は、本発明に間連したカメラに係る構
成ブロック図である。本実施例は、図32と同様な構成
で、同図中、図32と同一符号が付されている構成部は
同様な機能をもつ構成部である。本実施例においては、
電話回線とのデータ授受を行うため、電話回線と接続さ
れたモデムをアクセスする手段として、システム制御回
路12に接続された通信制御部17とモデム側に接続さ
れたシリアルインタフェース(I/F)18を備えると
ともに、操作スイッチ部15に通信モードスイッチ15
Kを備える。また、カメラの動作状態を示すLCD16
には、図3に示すように、記録/再生状態が表示される
とともに、画像データ授受を行うことを示す例として電
話マークが表示される。
【0021】図2のカメラにおいて、モデムを制御する
コマンドを発することにより画像伝送を行う処理を説明
する。
【0022】図4と図5には、画像送信側と受信側のカ
メラの処理手順のフローチャートが示されている。図4
と図5を参照すると、画像送信側では、先ずモデムが接
続されていることを認識すると(ステップS1)、通信
モードスイッチ15KがONになるのを待ち(ステップ
S2)、「通信リクエスト」コマンドを画像受信側に発
信する。一方、画像受信側では、同様にモデムの接続を
認識し(ステップS21)、上記画像送信側からの「通
信リクエスト」コマンドの受信を確認し(ステップS2
2)、受信側の受信動作が正常に行えるか否か(OK)
を判定する(ステップS23)。この判定は、受信側の
カメラにメモリカードが挿入されているか、該メモリカ
ードにプロテクトがかかっていないか、該メモリカード
に充分な空容量があるか、該メモリカードがフォーマッ
トされているか等を判定するものである。ステップS2
3で、OKでなければNGコマンドを発信して(ステッ
プS25)、ステップS38の処理に移行する。
【0023】ステップS23において、OKと判定され
たときには、「OK」コマンドを画像送信側に発信し
て、LCDに図3の如く電話マークと記録「REC」を
表示する。
【0024】画像送信側では、この「OK」コマンドの
受信を確認すると(ステップS4)、当該カメラのLC
Dを点灯して電話マークと再生「PLAY」を表示する
(ステップS5)。ここで、ユーザは、マイナス送りス
イッチ15Cやプラス送りスイッチ15Dを用いて送信
する画像を選択する。また、「OK」コマンドを受信し
ていないと判定すると、ステップS15の処理に移行す
る。
【0025】次に、トリガ2スイッチがONされるのを
待ち(ステップS6)、「データ送信START」コマ
ンドを画像受信側に発信する(ステップS7)。画像受
信側では、該「データ送信START」コマンドを受信
すると(ステップS27)、送信画像データファイルの
大きさが受信側メモリカード空容量より大きい(OK)
か否かを判定する(ステップS28)。ここで、OKで
ないと判定されれば、「NG」コマンドを発信して(ス
テップS30)、ステップS38の処理に移行する。ま
た、OKであると判定されると、「OK」コマンドを画
像送信側に発信する。
【0026】画像送信側は、この「OK」コマンドの受
信を確認し(ステップS8)、受信していなければ、ス
テップS15の処理に移行し、受信を確認すると、デー
タを送信する(ステップS9)。続いて、LCDを点滅
し(電話マーク点滅)(ステップS10)、「データ送
信終了」コマンドを発信する(ステップS11)。画像
受信側では、「データ送信終了」コマンドの受信を確認
し(ステップS33)、受信していなければステップS
31の処理に戻り、受信を確認すると受信側メモリカー
ドにデータ記録後も充分な空容量がある(OK)か否か
を判定する(ステップS34)。ここで、OKでなけれ
ば「NG」コマンドを発信して(ステップS37)、ス
テップS38の処理に移行する。また、OKであれば
「OK」コマンドを画像送信側に発信する(ステップS
35)。
【0027】画像送信側では、この「OK」コマンドの
受信を確認し(ステップS12)、受信していなければ
ステップS15の処理に移行し、受信を確認できれば、
LCDを点灯し(ステップS13)、通信モードスイッ
チ15Kが“OFF”であることを判定し、“OFF”
でなければ、ステップS6の処理に戻り、“OFF”で
あれば「通信エンド」コマンドを画像受信側に送出す
る。
【0028】画像受信側では、該「通信エンド」コマン
ドの受信を確認し(ステップS38)、受信していなけ
ればステップS27の処理に戻り、受信を確認すれば
「OK」コマンドを画像送信側に発信し(ステップS3
9)、LCDを消灯して(ステップS40)、処理を終
了する。
【0029】ステップS39で発信された「OK」コマ
ンドの画像送信側での受信を確認し(ステップS1
6)、受信していなければ、ステップS15の処理に戻
り、受信が確認されると、LCDを消灯して(ステップ
S17)、処理を終了する。
【0030】図4と図5のステップS4とS23におけ
る条件1と1’、ステップS8とS28における条件2
と2’、ステップS12とS34における原因3と3’
は、図6に示すような前述の原因である。
【0031】図7には、操作スイッチのうちトリガ2ス
イッチ15Bと通信モードスイッチ15Kの役割が示さ
れている。トリガ2スイッチ15Bは、カメラ撮り(記
録:REC)モードの時は画像記録をスタートさせ、伝
送モードのときは画像伝送をスタートさせる。通信モー
ドスイッチ15Kは「通信リクエスト」コマンドを発信
し、「OK」コマンドを受信すると、再生と電話マーク
を表示させカメラは伝送モードとなる。
【0032】図8には、モデム200の構成例が示され
ている。ネットワークコントロールユニットNCU部2
01は、カメラ100との間でシリアル通信データとレ
ディ信号の授受が行われる。モデム部202は、NCU
部201、電話装置300、回線と接続され、画像デー
タの変調及び復調を行う。
【0033】モデム200の状態遷移図が図9に示され
ている。電源が投入されると、ローカルコマンド状態に
なり、ATAやATDコマンドがモデムへ出力されて、
カメラと回線が接続される。ここで、ATAとATDコ
マンドは、米国ヘイズ社による送受信の混信を回避する
ために定められた信号で、ATAコマンドがモデムに対
して自己側のモデムが受信側に設定されるコマンドで、
ATDコマンドがモデムに対して自己側のモデムが送信
側に設定されるコマンドである。ローカルコマンド状態
からATOコマンドによりオンライン状態とされる。オ
ンライン状態中でNCU部201に対してシステムパラ
メータを再設定する際にはエスケープコードがモデムへ
出力される。
【0034】電話装置によりモデムが回線と接続された
状態において、カメラによりモデムが制御される処理手
順が図10のフローチャートに示されている。画像送信
側では、モデム電源が投入またはモデムに接続されると
(ステップS41)、通信速度等の通信に必要なパラメ
ータを設定するATSコマンドと、モデムをオンライン
状態に戻すATAコマンドが出力され(ステップS4
2)、オンライン状態で通信モードスイッチがONか否
かが判定される(ステップS43)。ここで、ONであ
れば、モデムをローカル状態に戻すために、エスケープ
コードが出力され(ステップS44)、ローカルコマン
ド状態でATDコマンドが出力される(ステップS4
5)。そして、オンライン状態で「通信リクエスト」コ
マンドが画像受信側に発信される。
【0035】画像受信側では、オンライン状態で、ステ
ップS43において、通信モードスイッチがONでない
と判定されたとき、「通信リクエスト」コマンドの受信
を確認する(ステップS49)。ここで、受信していな
ければ、ステップS43の処理に戻り、受信していれば
所定の処理が実行される。
【0036】画像送信側では、ステップS46の処理に
引き続く処理を実行した後、「通信エンド」コマンドを
発信し(ステップS47)、手動により回線をOFFし
て(ステップS48)、処理を終了する。
【0037】画像受信側では、この「通信エンド」コマ
ンドを受信して(ステップS50)、手動により回線を
OFFとし(ステップS51)、処理を終了する。
【0038】次に、送受信側でモニタを見ながら伝送す
る画像を確認できるようにした本発明の実施例につき説
明する。図11は、本実施例のシステム構成を示し、図
1のシステム構成に送信側と受信側にそれぞれモニタ4
00Aと400Bが設置されている。
【0039】本実施例のシステム動作フローを図12と
図13を参照しながら説明する。図12は、画像送信側
の動作フローを、図13は画像受信側の動作フローを示
している。図において、図4と図5中のフローチャート
と同一符号が付されている。
【0040】本実施例では、図12に示す画像送信側の
処理ステップS11とS12の処理の間にステップS6
1が挿入されている。すなわち、「データ送信終了」コ
マンドを画像受信側に発信した後、画像受信側からの
「再送信リクエスト」コマンドの受信を確認し(ステッ
プS61)、受信していればステップS7の処理に戻
る。ステップS61において、「再送信リクエスト」コ
マンドを受信していなければ、図4の実施例と同様に
「OK」コマンドを受信しているか否かを判定する(ス
テップS12)。
【0041】一方、画像受信側では、画像送信側からス
テップS11で発信された「データ送信終了」コマンド
を受信すると、受信画像を再生し(ステップS62)、
ユーザが再送信を要求するためマイナス送りスイッチが
操作されたか否かを判定する(ステップS63)。ここ
で、該スイッチが操作されていると、上記の「再送信リ
クエスト」コマンドを発信して(ステップS64)、ス
テップS27の処理に戻り、操作されていないと、トリ
ガ2スイッチの“ON”状態を判定する(ステップS6
5)。トリガ2スイッチがON状態であるときには、図
5と同様なステップ34の処理に移行する。トリガ2ス
イッチが“ON”でないときには、プラス送りスイッチ
が操作(ON)されたか否かを判定し(ステップS6
6)、操作されていなければステップS63の処理に戻
り、操作されていれば受信画像を消去した後(ステップ
S67)、ステップS34の処理に移行する。
【0042】図14には、本実施例における各種スイッ
チの機能が示され、記録(REC)モードでは、トリガ
2スイッチ15Bの操作により記録動作がスタートされ
る。再生(PLY)モードでは、プラス送りスイッチ1
5Dの操作により+1、マイナス送りスイッチ15Cの
操作により−1だけ画像が変化する。伝送(送信)モー
ドでは、トリガ2スイッチ15Bにより伝送がスタート
し、通信モードスイッチ15Kの操作により「通信リク
エスト」コマンドが発信され、プラス送りスイッチ15
D及びマイナス送りスイッチ15Cの操作により+1と
−1だけ伝送画像が変化する。伝送(受信)モードにお
いては、トリガ2スイッチ15Bの操作によって「次の
画を送れ」(前の受信画OK)が指示され、プラス送り
スイッチ15Dの操作によって「次の画を送れ」(前の
受信画を消す)が、マイナス送りスイッチ15Cの操作
により「直前の画を送れ」が指示される。
【0043】次に図15と図16を参照して図1のシス
テムを更に高機能化した構成例につき説明する。本例
は、伝送用受信バッファを用いて、カメラにメモリカー
ドがなくとも画像データを受信可能とする例である。
【0044】かかる機能を実現するため、本例では、図
33に示す回路構成に次のような回路部を付加してい
る。すなわち、カードインタフェース10には、スイッ
チ101とメモリカード11間にスイッチ104を、ス
イッチ102とメモリカード11間にスイッチ105を
設けるとともに、伝送用データ受信バッファ20を設け
ている。
【0045】スイッチ104と105の出力端子104
Aと105Aがメモリカード11と接続され、スイッチ
104と105の出力端子104Bと105Bが伝送用
データ受信バッファ20と接続されており、スイッチ1
04と105はシステム制御回路12からの伝送コント
ロール信号により制御される。伝送用データ受信バッフ
ァ20は、カードアドレス発生部103からのアドレス
信号によって制御される。
【0046】図16には、本例の受信側におけるシステ
ム動作フローチャートが示されている。図16におい
て、図13と同一符号が付されている処理ステップは同
様な処理を行う処理である。尚、送信側のシステム動作
フローチャートは図12と同様である。本例では、ステ
ップS25で「NG」コマンドが発信されると、「通信
エンド」コマンド受信の確認(ステップS38)、「O
K」コマンドの送信後(ステップS39)、バッファ内
の有効データの有無を判定する(ステップS74)。こ
こで、有効データがなければ、LCDを消灯して(ステ
ップS40)、処理を終了する。また、有効データがあ
ると判定されると、電話マークは点灯のままLCDに
「REC」を点滅表示させてユーザに知らせるとともに
(ステップS75)、記録可能カードが挿入されている
か否かを判定する(ステップS76)。ここで、記録可
能メモリカードが挿入されていなければ、ステップS7
5の処理に戻り、挿入されていれば、データ受信用バッ
ファ20内のデータをメモリカード11に記録して(ス
テップS77)、ステップS40の処理に移行する。
【0047】また、ステップS32でLCD点滅表示が
された後、画像データ受信し、データ受信用バッファ2
0に書き込み(ステップS71)、「データ送信終了」
コマンドの受信を判定すると(ステップS33)、デー
タ受信用バッファのデータを再生する(ステップS7
2)。また、ステップS34において、充分な空容量が
あり、OKであると判定されると、データ受信バッファ
に記録されているデータをメモリカードに書き込み、前
述ステップS35の処理に移行する。
【0048】次に示す例は、画像表示用フレームメモリ
を伝送用受信バッファとして用いることにより、カメラ
にメモリカードがなくとも画像データの受信を可能とす
るものである。
【0049】図17には、本例の再生系の構成ブロック
図が示されている。本例は、図15につき上述した例の
データ受信バッファ20を削除し、その機能をフレーム
メモリ5とコードRAM19で代用させるように動作す
る。フレームメモリ5は、伸長データ1枚分のデータの
格納可能な容量をもち、圧縮データに対しては充分な容
量をもち、また、コードRAM19は受信時には空いて
おり、受信用バッファとしても有効な容量をもっている
ので、これらを受信用バッファとして用いることができ
る。コードRAM19には、コードRAMアドレス発生
部107からアドレス信号が供給される。
【0050】受信用バッファとしてのフレームメモリ5
に記憶されているデータは、システム制御回路12から
供給されるフレームアクセス信号で切換制御されるスイ
ッチ106を介して、更にスイッチ102と105を介
してメモリカード11に記録される。
【0051】図18と図19には図17に示す例の受信
側のシステム動作フローチャートが示されている。図
中、図16と同一符号が付されている処理ステップは同
様な処理を行うステップである。
【0052】ステップS23において、OKでないと判
定されると、カードに空領域があるか否かが判定され
(ステップS82)、空領域がないと判定されると「N
G」コマンドを発信して(ステップS25)、ステップ
S38の処理に移行する。一方、空領域があると判定さ
れると、スイッチ106をコントロールし(ステップS
83)、システム制御回路12から供給されるフレーム
アクセスコントロール信号によりフレームメモリ5への
書き込み準備をし(ステップS84)、ステップS24
により、「OK」コマンドを発信する。
【0053】ステップS27において、「データ送信S
TART」コマンドを受信し、ステップS28でOKで
ないと判定されると、メモリカード内の空領域の有無を
判定する(ステップS85)。空領域があれば、「N
G」コマンドを発信して(ステップS30)、ステップ
S38の処理に移行する。メモリカードに空領域がない
場合には、フレームメモリの空領域の有無を判定し(ス
テップS86)、空領域があればスイッチ106をコン
トロールして(ステップS87)、フレームアクセスコ
ントロール信号によりフレームメモリ5への書き込みを
準備した後(ステップS88)、ステップS29の処理
に移行する。
【0054】ステップS86において、フレームメモリ
に空領域がないと判定されると、コードRAM17に空
領域があるか否かを判定し(ステップS89)、空領域
がなければステップS30の処理に移行し、空領域があ
ればスイッチ101,102,104〜106をコント
ロールしてコードRAM19への書き込みの準備をした
後(ステップS90)、ステップS29の処理に移行す
る。また、ステップS86でフレームメモリに空領域が
あると判定されると、スイッチ106をコントロールし
(ステップS87)。フレームアクセスコントロール信
号によりフレームメモリ書き込みの準備をする(ステッ
プS88)。
【0055】ステップS29において、OKコマンド発
信の後、データを受信し、メモリカードまたはフレーム
メモリ5、コードRAM19への書き込みを行い(ステ
ップS81)、以後、LCDの点滅(ステップS3
2)、「データ送信終了」コマンドの受信確認(ステッ
プS33)、OKの判定(ステップS34)、「OK」
コマンドの発信(ステップS35)、LCDの点灯(ス
テップS36)、「通信エンド」コマンドの受信の確認
(ステップS38)、「OK」コマンドの発信(ステッ
プS39)の処理を経て、フレームメモリ5とコードR
AM19内に受信データがあるか否かを判定する(ステ
ップS91)。ここで、受信データがなければ、LCD
を消灯して(ステップS40)、処理を終了し、受信デ
ータがあれば、LCDに「REC」を点滅して、その旨
をユーザに知らせ(ステップS75)、別カードの挿入
を判定する(ステップS92)。別カードの挿入がなけ
れば、ステップS75の処理に戻り、別カードの挿入が
あるときには、空容量の有無を判定する(ステップS9
3)。ここで、空容量がなければ、ステップS75の処
理に戻り、空容量があればフレームメモリ5やコードR
AM19からメモリカード11にデータを書き込んで
(ステップS94)、ステップS40の処理に移行す
る。
【0056】更に、次に示す例は、システムクロック
(CLK)をシステム制御回路12がコントロールする
ことにより、データ伝送速度に同期してデータ受信、伸
長再生が行え、経済的なキャンセル処理を可能とするも
のである。
【0057】図20には、図17と同様な本実施例の構
成ブロック図が示されている。この例では、フレームメ
モリコントローラ13が同期信号発生回路14からのカ
メラクロックとシステム制御回路12からの伝送クロッ
クを切り換えて出力する。また、スイッチ107が設け
られ、シリアルIF部18と通信制御部17を通して受
信した受信データをシスコンデータバスを介して圧伸デ
ータバスに送出する。この圧伸データバスを介して入力
されたデータは、圧縮伸長回路9で伸長処理され、メモ
リデータバスを介してFIFO機能をもつフレームメモ
リ5に書き込まれる。スイッチ107のON/OFF制
御は、システム制御回路12から供給される伝送コント
ロール信号により行われる。
【0058】受信画像データは、フレームメモリコント
ローラ13によって切り換えられたシステム制御回路1
2からの伝送クロックに基づいて圧縮伸長回路9で伸長
処理されてフレームメモリ5に記録されるので、受信し
ながら、それまでにフレームメモリ5に記録されている
画像データを略リアルタイムで再生でき、再生画像を見
ながら必要な画像の再送信やキャンセル等が可能とな
り、電話回線の無駄な使用をなくし、経済的な使用が可
能となる。
【0059】図21にはこうして再生された画像例が示
されている。図中、斜線部は未受信領域を示し、未受信
部を除いた領域にはフレームメモリ5に記録されている
画像データの再生モニタ画像が表示されている。この状
態で、マイナス送りスイッチが操作されると、モニタ画
像の所定部分の再送信が要求され、トリガ2スイッチが
操作されると、メモリカードへの記録処理が実行され
(但し、伝送中は受け付けられない)、プラス送りスイ
ッチが操作されると画像伝送が途中でキャンセルされ、
電話回線の無駄な使用を避けることができる。
【0060】図22には、図20に示す例の受信側の動
作タイミングチャートが示されている。フレームメモリ
コントローラ13により、圧伸クロックCLKとして、
カメラCLKと伝送用CLKが切り換え出力される。シ
リアル通信中、画像送信側から「データ送信スタート」
が画像受信側に送出され、画像受信側からの「OK」に
引き続いて圧縮データD0,D1,…,Dendが画像
送信側から送出される。画像受信側システム制御回路は
「OK」コマンドを発した後に伝送コントロール信号に
よりスイッチ107を切り換えてデータ受信状態にす
る。システム制御回路12からSTART信号出力後、
データバスを介して圧縮伸長回路9に受信圧縮画像デー
タD0,D1,…,Dendが前記伝送用クロックに基
づいて入力される。この伸長処理されたデータFWD
0,FWD1,…,FWDendは、フレームメモリ5
に、書き込み用アドレスFWA0,FWA1,…,FW
Aendとフレームメモリコントロール信号(CSやW
E)に基づいて前記伝送用クロックに従い書き込まれ
る。
【0061】フレームメモリ5からは、D/A CLK
に同期して発生するフレームメモリアドレスFRA0,
FRA1,FRA2,FRA3,…とフレームメモリコ
ントロール信号(CS、OE)に基づいて、画像データ
FRD0,FRD1,FRD2,FRD3,…が読み出
され、A/D,D/Aバスに送出される。このとき、記
録/再生切換信号RPは“L”に設定されている。この
後、トリガ2スイッチによりRPが“H”となって圧縮
記録される。
【0062】次に、コントロールファイルを用いて画像
の自動送受を可能とした例について説明する。
【0063】図23にはこの例の構成ブロック図が示さ
れている。図中、図2と同一符号が付されている構成部
は同様機能をもつ構成部である。本例では、操作スイッ
チ部として、図2の各種スイッチ15A〜15Kの他
に、プログラム実行スイッチ15Lが設けられている。
【0064】本例は、メモリカード内へのデータ記録を
画像ファイル、音声ファイル、コントロールファイルと
して記録する場合に有用であり、パソコンを用いたコン
トロールファイルに基づく動作を行う。
【0065】図24には、コントロールファイル(DS
C00001.J6C)の構造図が示され、コントロー
ルファイルヘッダと伝送用の関連情報データ部から成
る。関連情報データは、例えば、図25に示され、SE
ND1で伝送コマンドが、DATEで通信開始時刻(本
例では、’92年5月25日15時40分00秒)が、
PHONEで相手先電話番号が、また送信するファイル
である画像ファイル(DSC00001.J6I,DS
C00003.J6I,DSC00004.J6I)
と、音声ファイル(DSC00002.J6S)が規定
される。
【0066】本例の送信側と受信側のシステム制御回路
12の動作フローが図26と図27に示されている。
【0067】送信側では、モデムの接続を認識し(ステ
ップS101)、通信モードスイッチ15KがON動作
されるのを待ち(ステップS102)、続いて一定時間
内にプログラム実行スイッチ15LがON操作されるの
を待って(ステップS103)、拡張ファイル.J6C
のコントロールファイルを検索、読み出し(ステップS
104)、コントロールファイル内の伝送プログラムの
有無を判定する(ステップS105)。ここで、伝送プ
ログラムがなければ、LCDを点滅(電話マーク)して
ユーザに伝送プログラムがないことを知らせて(ステッ
プS114)、処理を終了する。
【0068】ステップS105において、伝送プログラ
ムがありと判定されると、LCDの電話マークを点灯し
(ステップS106)、タイマーに送信時刻開始時刻
(図25のDATE部)をセットし(ステップS10
7)、該送信開始時刻に至るのを待つ(ステップS10
8)。送信開始時刻に至ると、相手先電話番号(図25
のPHONE部)をセットし(ステップS109)、回
線をONとし(ステップS110)、後述する通信処理
を実行する(ステップS111)。その後、回線をOF
Fとし(ステップS112)、送信結果を.J6Cのコ
ントロールファイルに書き込み処理を終了する。
【0069】一方、受信側では、同様にモデムを認識し
(ステップS121)、回線がONとなるのを待ち(ス
テップS122)、後述する通信処理を実行し(ステッ
プS123)、回線のOFF(ステップS124)、受
信結果のコントロールファイルへの書き込み(ステップ
S125)を実行して処理を終了する。
【0070】上記通信実行処理手順が図28と図29に
示されている。送信側から「通信リクエスト」を発信し
(ステップS201)、受信側でこの「通信リクエス
ト」を受信すると(ステップS301)、受信側のメモ
リの空領域が充分か否かやフォーマット済みか否か等の
OK判定を行う(ステップS302)。ここで、OKで
なければ「NG」コマンドを発信して(ステップS30
4)、ステップS314の処理に移行し、OKであれば
「OK」コマンドを送信側に発信する(ステップS30
3)。
【0071】送信側では、この「OK」コマンドを受信
したか否かを判定する(ステップS202)。ここで、
受信していなければステップS210の処理に移行し、
受信していれば「データ送信START」を受信側に向
け発信する。
【0072】受信側では、「データ送信START」の
受信を判定し(ステップS305)、受信していなけれ
ばステップS314の処理に移行し、受信していれば、
送信画像データファイルの大きさが受信側のメモリカー
ドの空容量より大きくOKであるか否かを判定する(ス
テップS306)。ここで、OKでなければ、「NG」
コマンドを発信して(ステップS308)、ステップS
314に移行し、OKであれば、「OK」コマンドを送
信側に発信する(ステップS307)。
【0073】送信側においては、この「OK」コマンド
の受信を判定し(ステップS204)、OKでなければ
ステップS210の処理に移行し、OKであれば、デー
タを送信し(ステップS205)、全データの送信を終
了したか否かを判定する(ステップS206)。全デー
タ終了していなければステップS205の処理に戻り、
全データ終了であれば「データ送信END」コマンドを
発信する(ステップS207)。
【0074】受信側では、ステップS309の処理の
後、該「データ送信END」の受信を確認し(ステップ
S310)、受信していなければステップS309の処
理に戻り、受信していれば受信側メモリカードカードに
データ記録後でも空容量があるOK状態であるか否かを
判定する(ステップS311)。ここで、OKでなけれ
ば、「NG」コマンドを発信して(ステップS31
3)、ステップS314の処理に移行し、OKであれば
「OK」コマンドを送信側に発信する(ステップS31
2)。
【0075】送信側では、この「OK」コマンドの受信
を判定し(ステップS208)、受信していなければ、
ステップS210の処理に移行し、受信していれば、コ
ントロールファイルに書き込んである送信すべき全ファ
イルを送信したか否かを判定し(ステップS209)、
送信していなければステップS203の処理に戻り、送
信していれば、「送信エンド」コマンドを受信側に発信
する(ステップS210)。
【0076】受信側では、「送信エンド」コマンドの受
信を確認し(ステップS314)、受信していなければ
ステップS305の処理に戻り、受信していれば「O
K」コマンドを送信側に発信し(ステップS315)、
処理を終了する。
【0077】送信側のステップS211では、この「O
K」コマンドの受信を判定する(ステップS211)。
ここで、受信していなければ、ステップS210の処理
に戻り、受信していれば処理を終了する。
【0078】図26と図27のステップS113とS1
25における送信結果と受信結果のコントロールファイ
ル(.J6C)への書き込み例が図30に示されてい
る。同図(A)の“SEND1 RESULT”と“A
CCEPT RESULT”が送信結果と受信結果を示
しており、送信側の“FAULT1”が1と1’の原因
によるNGであることを示している。
【0079】同図(B)の例では、送信側では、上の2
つの画像ファイルと音声ファイルの送信は完了している
が2や3の原因により、下の2つの画像ファイルの送信
は不調(NG)であったことを示す。また、受信側で
は、受信データは上記2つのファイルだけであり、FA
ULT2により原因2や3によりNGであったことを示
している。
【0080】同図(C)の例では、送信側と受信側です
べてのファイルの送信及び受信が完了していることを示
している。
【0081】したがって、ユーザは、これら送信結果や
受信結果を参照すれば、容易に送信状態と受信状態を把
握することができる。受信結果は、必要に応じてモニタ
画面上に表示させることができることは勿論である。
【0082】図31には、図25に示す関連情報データ
(伝送用)の他の例が示されている。図中、“SEND
1”は伝送コマンド、“IMAGE ALL”はメモリ
カード内にある画像ファイルすべてを伝送することを示
すコマンド、“SOUNDALL”はメモリカード内に
ある音声ファイルすべてを伝送することを示すコマン
ド、“FILE ALL”はメモリカード内にあるファ
イルすべてを伝送することを示すコマンドである。
【0083】以上の各例において、メモリカードの使用
は一例であり、光磁気ディスクや半メモリ等の任意の記
憶媒体を用いることができる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体中の画像ファ
イルとは異なる領域に存在し、ファイルヘッダと伝送用
の関連情報データ部からなるコントロールファイルを利
用して、効率的な画像の伝送に寄与することのできるこ
の種のカメラが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連したカメラの基本システム図であ
る。
【図2】本発明に関連したカメラに係る構成ブロック図
である。
【図3】図2のカメラのLCDの表示例を示す図であ
る。
【図4】図2のシステムにより可能となる画像送信側の
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図2のシステムにより可能となる画像受信側の
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図4と図5におけるNGの原因を説明する図で
ある。
【図7】図2のカメラの操作スイッチの機能を示す図で
ある。
【図8】図1のシステムにおけるモデムの構成ブロック
図である。
【図9】図8に示すモデムの状態遷移図である。
【図10】図8に示すモデムのコントロールフローチャ
ートである。
【図11】本発明の実施例の基本システム図である。
【図12】図11の実施例における画像送信側の処理手
順を示すフローチャートである。
【図13】図11の実施例における画像受信側の処理手
順を示すフローチャートである。
【図14】図11の実施例における操作スイッチの機能
を示す図である。
【図15】本発明に関連したカメラの主要部構成ブロッ
ク図である。
【図16】図15のカメラにおける画像受信側の処理手
順を示すフローチャートである。
【図17】本発明に関連したカメラの主要部構成ブロッ
ク図である。
【図18】図17のカメラにおける受信側の処理手順を
示すフローチャートである。
【図19】図17のカメラにおける受信側の処理手順を
示すフローチャートである。
【図20】本発明に関連したカメラの主要部構成ブロッ
ク図である。
【図21】図20に示すカメラの動作を説明するための
モニタ画像例を示す図である。
【図22】図20に示すカメラの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図23】本発明に関連したカメラの構成ブロック図で
ある。
【図24】図23に示すカメラにおけるコントロールフ
ァイルの構造例を示す図である。
【図25】図24の関連情報データ(伝送用)の一例を
示す図である。
【図26】図23に示すカメラにおける送信側のシステ
ム制御回路の動作フローチャートである。
【図27】図23に示すカメラにおける受信側のシステ
ム制御回路の動作フローチャートである。
【図28】図23に示すカメラにおける画像送信側の通
信実行のフローチャートである。
【図29】図23に示すカメラにおける画像受信側の通
信実行のフローチャートである。
【図30】図28と図29において書き込まれる送受信
結果例を示す図である。
【図31】図24の関連情報データ(伝送用)の他の例
を示す図である。
【図32】従来のカメラの構成ブロック図である。
【図33】図32に示す従来のカメラの主要部の構成ブ
ロック図である。
【図34】図33に示す構成装置の記録動作タイミング
チャートである。
【図35】図33に示す構成装置の再生動作タイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 レンズ 2 CCD 3 撮像プロセス回路 4 A/Dコンバータ 5 フレームメモリ 6 再生プロセス回路 7 D/Aコンバータ 8 電子ビューファインダ 9 圧縮伸長回路 10 カードインタフェース回路 11 メモリカード 12 システム制御回路 13 メモリコントローラ 14 同期信号発生器 15 操作スイッチ部 16 LCD 17 通信制御部 18 シリアル通信インタフェース部 19 コードRAM 20 伝送用データ受信バッファ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気信号に光電変換する撮像
    手段と、 上記撮像手段により出力された電気信号をデジタル信号
    に変換するA/D変換手段と、 上記A/D変換手段により出力された画像データを記録
    媒体に記録する記録手段と、 ファイルヘッダ部と伝送用の関連情報データ部とを含ん
    でなり上記記録媒体中の画像ファイルとは異なる領域に
    設けられるコントロールファイルに、画像の伝送に係る
    情報を書き込み可能に構成された書込み手段と、 画像を伝送するモードの設定を可能ならしめ、該画像を
    伝送するモードにおいて上記コントロールファイルに伝
    送用の関連情報データが記録されていないときにはその
    旨を報知する手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】上記関連情報データ部に音声ファイル名を
    書き込むための手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ。
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