JP3268823B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3268823B2
JP3268823B2 JP16224492A JP16224492A JP3268823B2 JP 3268823 B2 JP3268823 B2 JP 3268823B2 JP 16224492 A JP16224492 A JP 16224492A JP 16224492 A JP16224492 A JP 16224492A JP 3268823 B2 JP3268823 B2 JP 3268823B2
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俊一 助川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係
り、特に、メモリ素子の欠陥を救済するための冗長回路
を有する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報を記憶し、必要時に情報
を読み出して外部機器に出力するメモリ、特に半導体記
憶装置は、近年の各種機器のディジタル化に伴い不可欠
な部品として様々な分野で用いられるに至っている。
【0003】半導体記憶装置は、近年の微細加工技術の
進歩に伴い大容量化が進み、メモリチップの高集積化が
実現されている。この高集積化半導体記憶装置は、記憶
の最小単位であるメモリセルを中心に構成さており、ハ
イレベルもしくはローレベルの2値のうちのいずれかの
値を記憶する素子である単位セルが、平面的に行(ロ
ー)方向および列(カラム)方向に規則正しく整列され
て、いわゆるマトリクスアレイ状に構成されている。こ
のようなメモリアレイにおいては、ワード線により行方
向のメモリセルの選択が行われ、ワード線の選択は外部
からの行アドレス入力信号を受けて行デコーダ(ローデ
コーダ)により行われる。ワード線によって、列方向に
並んだ一組のメモリセルが選択されると、これらのメモ
リセルのデータは、ビット線に転送される。また、各ビ
ット線は、たとえば信号増幅用のセンスアンプに接続さ
れている。
【0004】上述したように、微細化技術の発展により
メモリの大容量化が進むと、一つのビット線に接続され
るメモリセルの数が非常に多くなり、センスアンプの感
度が劣化してしまう。そこで、最近の高集積化半導体記
憶装置は、メモリアレイを分割して複数のサブアレイを
構成し、各サブアレイ単位で行デコーダおよびセンスア
ンプを設けて情報の記憶および読み出しを行っている。
【0005】また、記憶容量の増大に伴って、メモリチ
ップの製造歩留りを実用的水準に保つことは難しくなっ
てきている。このため、この歩留り低下の主要因である
欠陥メモリセルを救済するために、欠陥メモリセルを回
路的に置換できる予備メモリセルをあらかじめ各サブア
レイ内に配置する、いわゆる冗長回路構成がとられてい
る。救済する単位としては、ワード線あるいはビット線
に沿った1行また1列のメモリセル配列(ライン)であ
る。
【0006】図9は、従来の高集積化半導体記憶装置に
おける基本的な冗長回路構成を概念的に示す図で、メモ
リアレイが8個のサブアレイに区分けされている例を示
している。図中、SUB0,SUB1,SUB2,SUB3,SUB4,SUB5,SUB
6,SUB7 はサブアレイ、F0 ,F1,F2 ,F3 ,F4
5 ,F6 ,F7 は各サブアレイSUB0,SUB1,SUB2,SUB3,
SUB4,SUB5,SUB6,SUB7 に対応して設けられた救済回路、
WL0,WL1,WL2,WL3,WL4,WL5,WL6,WL7 はワード線、SWL0,S
WL1,SWL2,SWL3,SWL4,SWL5,SWL6,SWL7 は予備ワード線を
それぞれ示している。また、各サブアレイSUB0,SUB1,SU
B2,SUB3,SUB4,SUB5,SUB6,SUB7 の各々には、行デコーダ
RWD0,RWD1,RWD2,RWD3,RWD4,RWD5,RWD6,RWD7およびセン
スアンプSNS0,SNS1,SNS2,SNS3,SNS4,SNS5,SNS6,SNS7 が
それぞれ設けられている。
【0007】各救済回路F0 ,F1 ,F2 ,F3
4 ,F5 ,F6 ,F7 における欠陥メモリセルを含む
ワード線と予備ワード線との置換は、予備ワード線を選
択する予備デコーダに欠陥アドレスを登録することによ
り行われ、具体的な登録手段としては、レーザによりフ
ューズを溶断する方法あるいは電気的にフューズを溶断
する方法がとられる。このような冗長回路において、た
とえばサブアレイSUB0内のメモリ配列中に、欠陥の行あ
るいはメモリセルが存在した場合、その欠陥は救済回路
0 を用いて予備ワード線SWL0に置換され救済される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た冗長回路では、サブアレイ毎に救済回路と予備ワード
線を設け、救済回路とサブアレイを一対一に対応させて
いるため、一の救済回路で他のサブアレイの欠陥を救済
することができず、救済効率が低いという問題点があ
る。
【0009】また、上述したような、メモリアレイが複
数のサブアレイに分割されているメモリチップの場合、
その歩留りはサブアレイ中の予備ワード線の数によって
決まる。したがって、サブアレイ毎に救済回路を設けて
ワード線を配設する従来の冗長回路構成では、サブアレ
イ数が増加するに従い予備ワード線の数も増加し、これ
に伴い歩留りが低下するという欠点がある。
【0010】このことについてさらに詳細に検討する。
ここでは、ワード線の欠陥密度Dを20/cm2 としたと
きの歩留りの面積依存性について検討する。今、下記式
に示すポアソン分布関数から各面積における歩留りを計
算する。面積Aの領域に欠陥がn個発生する確率P(n)
は、次式のように表される。
【数1】 したがって、n個以下の欠陥が発生しうる確率Q(n)
は、次式により求まる。
【数2】
【0011】ここで、図10に示すように、メモリセル
領域Aに対して16個の救済回路が存在するとして、救
済回路のメモリセル領域Aとの対応例を以下に示すよう
に仮定する。 a;A全体に16個の救済回路 b;(1/2) Aに対して8個の救済回路×2 c;(1/4) Aに対して4個の救済回路×4 d;(1/8) Aに対して2個の救済回路×8 e;(1/16)Aに対して1個の救済回路×16
【0012】この仮定のもとで、ポアソン分布関数から
各対応例(a〜e)におけるメモリセル領域Aの歩留り
を計算する。面積Aの領域に欠陥がn個発生する確率P
(n)は上記(1) 式により表される。したがって、aの例
におけるメモリセル領域Aの歩留りPaは、Aに16個
以下の欠陥が発生する確率であるから、上記(2) 式より
次の(3) 式のように表される。
【数3】 また、bの例におけるメモリセル領域Aの歩留りPb
は、次式で表される。
【数4】 以下、c 〜e の例における メモリセル領域Aの歩留り
Pc,Pd,Peは、それぞれ以下の式で表される。
【数5】
【数6】
【数7】
【0013】図11は、上記したa〜eの各例における
欠陥密度に対する歩留りを示すグラフで、横軸は欠陥密
度を、縦軸は歩留りをそれぞれ表している。図11から
わかるように、救済回路を領域全体に対応させた方が、
領域を分割し対応させるよりも高い歩留りが得られる。
したがって、図9に示すような冗長構成では、サブアレ
イ中の予備ワード線の数が歩留りを規定してしまう。
【0014】図12は、1−Q(n) をロー歩留りとし
て、その計算結果を示すグラフで、図中、横軸は予備
(冗長)ワード線数を、縦軸は歩留りをそれぞれ表して
いる。また、各面積は、次の表1に示す通りである。 表1 領域 面積 A ブロック( 1サブアレイ) 0.0105cm2 8 ブロック( 8サブアレイ) 0.084 cm2 16 ブロック(16サブアレイ) 0.168 cm2 32 ブロック(32サブアレイ) 0.336 cm2 128 ブロック(128 サブアレイ) 1.344 cm2
【0015】なお、図12に示すグラフにおいて、90
%の境界線が設けられているが、各曲線の上部に付され
た数字がその面積で欠陥密度D=20/cm2 のとき、歩
留りが90%を越えるために必要な予備ワード線の数を
表している。図12におけるD=20/cm2 で歩留りが
90%を越えるために必要な予備ワード線数は、以下の
表2に示すようになる。 表2 領域 必要な予備ワード線数 実際の予備ワード線数 A ブロック (1倍) 1 1 8 ブロック (8倍) 3 8 16 ブロック(16倍) 6 16 32 ブロック(32倍) 10 32 128 ブロック(128 倍) 34 128 図12および表2からわかるように、ブロックの数、す
なわちサブアレイの数が大きくなる程、(必要な予備ワ
ード線数)/(実際の予備ワード線数)の値が大きくな
り、予備ワード線の数に余裕がでてくる。すなわち、複
数のサブアレイに分割されているメモリチップにおい
て、図9に示すように、サブアレイ毎に救済回路と予備
ワード線を設け、救済回路とサブアレイを一対一に対応
させている冗長回路では、メモリチップの歩留りは、サ
ブアレイ中の予備ワード線数で規定される。したがっ
て、図9に示す従来の冗長構成概念では、救済効率が悪
くなってしまう。
【0016】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、欠陥に対する救済効率が高く、
歩留りの向上を図れる半導体記憶装置を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、マトリックス状に配置され
ているメモリセルを含む第1のサブメモリアレイと、ア
ドレス信号に応じて上記第1のサブメモリアレイのメモ
リセルが接続されている行線または列線を選択するため
の第1のデコーダと、マトリックス状に配置されている
メモリセルおよび冗長メモリセルを含む第2のサブメモ
リアレイと、アドレス信号に応じて上記第2のサブメモ
リアレイのメモリセルが接続されている行線または列線
を選択するための第2のデコーダと、上記第2のサブメ
モリアレイの冗長メモリセルが接続されている冗長行線
または冗長列線を選択するための冗長線選択回路と、ア
ドレス信号に応じて上記第1または第2のサブメモリア
レイを選択するためのサブメモリアレイ選択信号を出力
するサブメモリアレイ選択回路と、上記第1または第2
のサブメモリアレイの行線または列線のアドレスを設定
可能であり、入力するアドレス信号が設定されているア
ドレスと一致すると、上記第1および第2のデコーダを
非活性化する共に上記冗長線選択回路を活性化するため
の冗長線選択信号を出力する冗長アドレス一致検出回路
とを有し、上記冗長アドレス一致検出回路が、フューズ
素子が溶断されることにより欠陥メモリセルのアドレス
が設定される複数のアドレス設定回路と、上記複数のア
ドレス設定回路からそれぞれ出力される比較結果信号を
入力して上記冗長線選択信号を出力する第1の論理回路
とを有し、上記冗長アドレスー致検出回路から上記冗長
線選択信号が出力されると、上記サブメモリアレイ選択
信号と上記冗長線選択信号に応じて上記冗長線選択回路
が冗長行線または冗長列線を選択することにより、上記
第1または第2のサブメモリアレイに発生した欠陥メモ
リセルが上記第2のサブメモリアレイの冗長メモリセル
により救済される構成とした。また、好適には、上記冗
長アドレス一致検出回路が、上記複数のアドレス設定回
路からそれぞれ出力される比較結果信号を入力してデコ
ードイネーブル信号を出力する第2の論理回路を有し、
上記サブメモリアレイ選択回路が上記比較結果信号と上
記デコードイネーブル信号とを入力し、アドレス信号又
は上記比較結果信号に応じて上記サブメモリアレイ選択
信号を出力する。
【0018】
【作用】本発明によれば、メモリセルに欠陥がなく冗長
アドレス一致検出回路の短絡素子セット(アドレス設定
回路)の短絡素子(フューズ素子)が切断されていなけ
れば、アドレス信号が入力されるとこれに基づいてサブ
メモリアレイが選択され、アドレス指定の1行または1
列のメモリセルが駆動される。ここで、メモリセルなど
に欠陥が発生すると、ある短絡素子セットが選択されて
その短絡素子の切断(溶断)が行われる。これにより、
短絡素子セットにおける選択状態に応じて予備の(冗
長)メモリセルがアドレス信号に応答して選択駆動され
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る半導体記憶装置の第1
の実施例を示す回路図で、図中、1はメモリアレイ、2
はアドレス入力部、3はフューズセットアレイ、4は行
デコーダイネーブル信号生成部、5は冗長イネーブル信
号生成部、6はアドレスミドル信号生成部、7はアドレ
スロー信号生成部、8はサブアレイ選択信号生成部をそ
れぞれ示している。
【0020】メモリアレイ1は、記憶の最小単位である
メモリセルMCLがN行M列のマトリクス状に配列され
て構成さており、8個のサブアレイSUB0,SUB1,〜,SUB7
に区分けされている。これらサブアレイSUB0,SUB1,〜,S
UB7 の各々には、行デコーダRWD0,RWD1,〜,RWD7 および
センスアンプSNS0,SNS1,〜,SNS7 がそれぞれ設けられて
いる。
【0021】各サブアレイSUB0〜SUB7は、図1に示すよ
うに、4(n+2)×M個のメモリセルMCL、4(n
+2)本のワード線WLおよび2×M本のビット線BL
を有している。各ビット線BLは、センスアンプSNS0〜
SNS7にそれぞれ接続されている。具体的な構成は、通常
の記憶領域では、連続する4本のワード線W0A〜W0
D,W1A〜W1D,……,WnA〜WnDをそれぞれ
1ワードセットとして(n+1)のワードセットWLS
0〜WLSnが構成されている。そして、一のワードセ
ットに対応して、予備メモリセルSMCLを含む4本の
予備ワード線WSA〜WSDからなる予備ワードセット
SWLSが設けられている。
【0022】各行デコーダRWD0〜RWD7は、ワード線ドラ
イバ11と、アドレスミドル信号用デコーダ12と、ア
ドレスロー信号用デコーダ13とを有している。ワード
線ドライバ11は、各ワード線毎にドライバDRVが接
続されており、4個のドライバDRVが1セットとして
各ワードセットWLS0〜WLSnにそれぞれ対応した
ドライバセットDRS0〜DRSnとして設けられてい
る。同様に、予備記憶領域では、4個の予備ドライバS
DRVが1セットとして予備ワードセットSWLSに対
応した予備ドライバセットSDRSとして設けられてお
り、各予備ドライバSDRVが予備ワード線WSA〜W
SDにそれぞれ接続されている。通常の記憶領域におけ
る各ドライバセットDRS0〜DRSnのドライバDR
Vは、アドレスミドル信号用デコーダ12の出力および
アドレスロー信号用デコーダ13の出力により選択さ
れ、駆動される。これに対して、予備記憶領域における
予備ドライバセットSDRSの予備ドライバSDRV
は、冗長イネーブル信号生成部5により生成された冗長
イネーブル信号RREN (REDUNDANCY ENABLE) および
アドレスロー信号用デコーダ13の出力により選択さ
れ、駆動される。
【0023】アドレスミドル信号用デコーダ12は、ド
ライバセットDRS0〜DRSnの数、すなわち(n+
1)個のナンド回路NANDが並列に配置されて構成さ
れており、各ナンド回路NANDには、アドレスミドル
信号生成部6により生成されたアドレスミドル信号RF
M(ADDRESS FACTOR MIDDLE) が入力され、その否定的論
理積の結果を各ドライバセットDRS0〜DRSnに出
力する。
【0024】アドレスロー信号用デコーダ13は、各ド
ライバセットDRS0〜DRSnまたは予備ドライバセ
ットSDRSをそれぞれ構成するドライバDRVまたは
SDRVの数、すなわち4個のアンド回路ANDが並列
に配置されて構成されており、各アンド回路ANDに
は、アドレスロー信号生成部7により生成されたアドレ
スロー信号RFL(ADDRESS FACTOR LOW)およびサブアレ
イ選択信号生成部8により生成されたサブアレイ選択信
号SS(SUBARRAY SELECT) が入力され、論理積の結果を
ドライバDRVおよび予備ドライバSDRVに出力す
る。
【0025】アドレス入力部2は、外部からのアドレス
信号を入力して一部の入力レベルを反転させて、その結
果をアドレス信号AXI,AXI としてフューズセッ
トアレイ3、アドレスミドル信号生成部6、アドレスロ
ー信号生成部7およびサブアレイ選択信号生成部8に出
力する。
【0026】フューズセットアレイ3は、図2に示すよ
うな構成を有する一致回路からなる8個のフューズセッ
トFS0,FS1,〜,FS7が並列に配置されてお
り、各フューズセットFS0〜FS7にはアドレス入力
部2の出力がそれぞれ入力される。本例の場合、フュー
ズセットの数8は、サブアレイSUB0〜SUB7の各々に配置
された予備ワードセットSWLSの総計に対応して選定
されている。各フューズセットFS0〜FS7は、図2
に示すように、たとえばFI(I=0〜11),FJ
(J=2,4,8),FENの3種類のフューズ回路を
有しており、フューズの溶断、非溶断に応じた入力アド
レスの一致、不一致を検出し、ハイアクティブの一致信
号CIS(COINCIDENCE SIGNALS) およびハイアクティブ
の不一致信号UCIS(UN-COINCIDENCE SIGNALS)を出力
する。冗長(救済)を必要としない初期状態では、一致
信号CISはローレベルのノンアクティブで出力され、
不一致信号UCISはハイレベルのアクティブで出力さ
れる。
【0027】ここで、図2の構成についてさらに詳細に
説明する。図2において、GT1,GT2はゲート回
路、LTC1〜LTC4はラッチ回路、PT1〜PT1
6はP−MOSトランジスタ、NT1〜NT26はN−
MOSトランジスタ、IN1〜IN7,IN9〜IN1
2はインバータ、NORは3入力ノア回路、NAND
1,NAND2はナンド回路、AXI,AXI は図1
のアドレス入力部2の出力アドレス信号、PUPはパワ
ーアップ信号、RLXはRASのクロック信号をそれぞ
れ示している。図2の(a),(b) はアドレス信号の処理
部、同図の(c) は欠陥救済時に同図の(d) の一致信号C
ISの出力部を駆動状態にするためのイネーブル信号E
Nの発生部、同図の(d) は一致信号CISおよび不一致
信号UCISの生成部である。これら(a),(b),(c) に示
す出力AI,XJ,ENが(d) において同一符号を付し
た部分へ接続される。
【0028】図2の(a) に示すアドレス信号処理部は、
ゲート回路GT1,GT2,P−MOSトランジスタP
T3,PT4、N−MOSトランジスタNT3、インバ
ータIN1並びにフューズFIにより構成されている。
ゲート回路GT1は、P−MOSトランジスタPT1と
N−MOSトランジスタNT1とから構成され、アドレ
ス信号AXIが入力され、P−MOSトランジスタPT
1のゲートにローレベルの信号が入力されるとともに、
N−MOSトランジスタNT1のゲートにハイレベルの
信号が入力されると、入力信号AXIをAIに出力す
る。ゲート回路GT2は、P−MOSトランジスタPT
2とN−MOSトランジスNT2とから構成され、アド
レス信号AXI が入力され、P−MOSトランジスタ
PT2のゲートにローレベルの信号が入力されるととも
に、N−MOSトランジスタNT2のゲートにハイレベ
ルの信号が入力されると、入力信号AXI をAIに出力
する。
【0029】P−MOSトランジスタPT3のソースは
電源電圧VDDに接続され、ドレインはフューズFIの一
端、ゲート回路GT1のN−MOSトランジスタNT1
のゲート、ゲート回路GT2のP−MOSトランジスタ
PT2のゲート、P−MOSトランジスタPT4のドレ
インおよびインバータIN1の入力にそれぞれ接続され
ている。また、N−MOSトランジスタNT3のソース
は接地され、ドレインはフューズFIの他端と接続さ
れ、P−MOSトランジスタPT3とN−MOSトラン
ジスタNT3のゲートは共に、電源投入時に一時的にロ
ーレベルとなり、それ以降は常にハイレベルとなるパワ
ーアップ信号PUPの信号ラインに接続されている。さ
らに、P−MOSトランジスタPT4のソースは電源電
圧VDDに接続され、インバータIN1の出力が、ゲート
回路GT1のP−MOSトランジスタPT1のゲート、
ゲート回路GT2のN−MOSトランジスタNT2のゲ
ートおよびP−MOSトランジスタPT4のゲートに接
続されている。
【0030】図2の(b) に示すアドレス信号処理部は、
P−MOSトランジスタPT5,PT6、N−MOSト
ランジスタNT4およびインバータIN2およびフュー
ズFJにより構成されている。P−MOSトランジスタ
PT5のソースは電源電圧VDDに接続され、ドレインは
フューズFJの一端、P−MOSトランジスタPT6の
ドレインおよびインバータIN2の入力にそれぞれ接続
されている。また、N−MOSトランジスタNT4のソ
ースは接地され、ドレインはフューズFJの他端と接続
され、P−MOSトランジスタPT5とN−MOSトラ
ンジスタNT4のゲートは共に、電源投入時に一時的に
ローレベルとなり、それ以降は常にハイレベルとなるパ
ワーアップ信号PUPの信号ラインに接続されている。
さらに、P−MOSトランジスタPT6のソースは電源
電圧VDDに接続され、ゲートにはインバータIN2の出
力が接続されている。
【0031】図2の(c) に示すイネーブル信号発生部
は、P−MOSトランジスタPT7,PT8,N−MO
SトランジスタNT5,インバータIN3およびフュー
ズFENにより構成されている。P−MOSトランジス
タPT7のソースは電源電圧VDDに接続され、ドレイン
はフューズFENの一端、P−MOSトランジスタPT
8のドレインおよびインバータIN3の入力にそれぞれ
接続されている。また、N−MOSトランジスタNT5
のソースは接地され、ドレインはフューズFENの他端
と接続され、P−MOSトランジスタPT7とN−MO
SトランジスタNT5のゲートは共に、電源投入時に一
時的にローレベルとなり、それ以降は常にハイレベルと
なるパワーアップ信号PUPの信号ラインに接続されて
いる。さらに、P−MOSトランジスタPT8のソース
は電源電圧VDDに接続され、ゲートにはインバータIN
3の出力が接続されている。
【0032】図2の(d) に示す一致・不一致信号生成部
は、ラッチ回路LTC1〜LTC4、N−MOSトラン
ジスタNT6〜NT26、インバータIN4〜IN7,
IN9〜IN12、ノア回路NORおよびナンド回路N
AND1,2により構成されている。 ラッチ回路LT
C1はP−MOSトランジスタ9,10およびインバー
タIN4により、ラッチ回路LTC2はP−MOSトラ
ンジスタ11,12およびインバータIN5により、ラ
ッチ回路LTC3はP−MOSトランジスタ13,14
およびインバータIN6により、ラッチ回路LTC4は
P−MOSトランジスタ15,16およびインバータI
N9によりそれぞれ構成されている。各ラッチ回路LT
C1〜LTC4は,RASクロックRLXラインに対し
て並列に接続されている。具体的には、ラッチ回路LT
C1のP−MOSトランジスタPT9のゲート、ラッチ
回路LTC2のP−MOSトランジスタPT11のゲー
ト、ラッチ回路LTC3のP−MOSトランジスタPT
13のゲートおよびラッチ回路LTC4のP−MOSト
ランジスタPT15のゲートにRASクロックRLXラ
インが接続されている。
【0033】ラッチ回路LTC1のPT9,10のソー
スは電源電圧VDDに接続され、ドレインはインバータI
N4の入力、N−MOSトランジスタNT6のドレイン
および3入力ノア回路NORの一入力に接続され、イン
バータIN4の出力はP−MOSトランジスタPT10
のゲートに接続されている。ラッチ回路LTC2のPT
11,12のソースは電源電圧VDDに接続され、ドレイ
ンはインバータIN5の入力、N−MOSトランジスタ
NT10のドレインおよび3入力ノア回路NORの他の
一入力に接続され、インバータIN5の出力はP−MO
SトランジスタPT12のゲートに接続されている。ラ
ッチ回路LTC3のPT13,14のソースは電源電圧
DDに接続され、ドレインはインバータIN6の入力、
N−MOSトランジスタNT14のドレインおよび3入
力ノア回路NORの残りの一入力に接続され、インバー
タIN6の出力はP−MOSトランジスタPT14のゲ
ートに接続されている。ラッチ回路LTC4のPT1
5,16のソースは電源電圧VDDに接続され、ドレイン
はインバータIN9の入力、N−MOSトランジスタN
T21およびNT24のドレインに接続され、インバー
タIN9の出力はP−MOSトランジスタPT16のゲ
ートおよびインバータ10の入力に接続されている。
【0034】N−MOSトランジスタNT6のソースは
N−MOSトランジスタNT7のドレインと接続され、
N−MOSトランジスタNT7のソースはN−MOSト
ランジスタNT8のドレインと接続され、N−MOSト
ランジスタNT8のソースはN−MOSトランジスタN
T9のドレインと接続され、N−MOSトランジスタN
T9のソースは接地されている。N−MOSトランジス
タNT10のソースはN−MOSトランジスタNT11
のドレインと接続され、N−MOSトランジスタNT1
1のソースはN−MOSトランジスタNT12のドレイ
ンと接続され、N−MOSトランジスタNT12のソー
スはN−MOSトランジスタNT13のドレインと接続
され、N−MOSトランジスタNT13のソースは接地
されている。N−MOSトランジスタNT14のソース
はN−MOSトランジスタNT15のドレインと接続さ
れ、N−MOSトランジスタNT15のソースはN−M
OSトランジスタNT16のドレインと接続され、N−
MOSトランジスタNT16のソースはN−MOSトラ
ンジスタNT17のドレインと接続され、N−MOSト
ランジスタNT17のソースは接地されている。これら
N−MOSトランジスタNT6〜NT17の各ゲートに
は、図2の(a)に示すアドレス信号処理部の出力がそれ
ぞれ入力される。
【0035】N−MOSトランジスタNT18のソース
は接地され、ドレインはN−MOSトランジスタ14の
ソースとN−MOSトランジスタ15のドレインとの接
続中点に接続されている。N−MOSトランジスタNT
19のソースは接地され、ドレインはN−MOSランジ
スタ15のソースとN−MOSトランジスタ16のドレ
インとの接続中点に接続されている。N−MOSトラン
ジスタNT20のソースは接地され、ドレインはN−M
OSランジスタ16のソースとN−MOSトランジスタ
17のドレインとの接続中点に接続されている。これら
N−MOSトランジスタNT18,NT19およびNT
20のゲートには、図2の(b) に示すアドレス信号処理
部の出力がそれぞれ入力される。
【0036】さらに、N−MOSトランジスタNT21
およびNT24のソースはN−MOSトランジスタNT
22およびNT25のドレインに接続され、N−MOS
トランジスタNT22およびNT25のソースはN−M
OSトランジスタNT23およびNT26のドレインに
接続され、N−MOSトランジスタNT23およびNT
26のソースは接地されている。これらN−MOSトラ
ンジスタNT21〜NT26のゲートには、アドレス入
力部2の出力信号AX0,AX0 ,AX5,AX5
,AX10,AX10 がそれぞれ入力され、これらN
−MOSトランジスタNT21〜NT26は不一致信号
UCISの出力タイミングをとるために配設されてい
る。
【0037】また、3入力ノア回路NORの出力はナン
ド回路NAND1の一入力に接続され、ナンド回路NA
ND1の他の入力には図2の(c) に示すイネーブル信号
発生部のイネーブル信号ENの出力部が接続されてい
る。ナンド回路NAND1の出力は、インバータIN7
の入力およびナンド回路NAND2の一入力に接続され
ている。インバータIN7の出力から一致信号CISが
出力される。さらに、インバータ10の出力はインバー
タIN11の入力に接続され、インバータIN11の出
力はナンド回路NAND2の他入力に接続されている。
ナンド回路NAND2の出力はインバータIN12の入
力に接続され、インバータ12の出力から不一致信号U
CISが出力される。
【0038】次に、図2の回路の基本的動作を説明す
る。以下に欠陥メモリセルの救済を行わない場合につい
て説明する。図2の(a) に示すアドレス信号処理部で
は、電源投入に伴いP−MOSトランジスタPT3およ
びN−MOSトランジスタNT3のゲートに、ある一定
期間ローレベルとなり、その後ハイレベルとなるパワー
アップ信号PUPが入力され、このハイレベルの状態が
電源が落とされるまで保持される。ここで、フューズF
Iが溶断されていない場合には、P−MOSトランジス
タPT3のドレイン出力はローレベルに保持される。こ
のローレベルの信号は、ゲートGT1のN−MOSトラ
ンジスタNT1のゲートおよびゲートGT2のP−MO
SトランジスタPT2のゲートに入力され、かつ、イン
バータIN1によりレベルが反転されたハイレベルの信
号がゲートGT1のP−MOSトランジスタPT1のゲ
ート、ゲートGT2のN−MOSトランジスタNT2の
ゲートおよびP−MOSトランジスタPT4のゲートに
入力される。これにより、ゲートGT1がオフになり、
ゲートGT2がオンになる。このとき、P−MOSトラ
ンジスタPT4がオフとなっていることから、ゲートG
T2のオン状態が保持される。したがって、アドレス信
号AXI がゲートGT2を通過して出力AIに現れ、
この出力が図2の(d) におけるN−MOSトランジスタ
NT6〜NT17のゲートに入力される。
【0039】同様に、図2の(b) のアドレス信号処理部
では、電源投入に伴いP−MOSトランジスタPT5お
よびN−MOSトランジスタNT4のゲートに、ある一
定期間ローレベルとなり、その後ハイレベルとなるパワ
ーアップ信号PUPが入力され、このハイレベルの状態
が電源が落とされるまで保持される。ここで、フューズ
FJが溶断されていない場合には、P−MOSトランジ
スタPT5のドレイン出力はローレベルに保持される。
このローレベルの信号は、出力XJに現れるとともに、
インバータIN2によりレベルが反転され、ハイレベル
の信号となってP−MOSトランジスタPT6のゲート
に入力される。したがって、P−MOSトランジスタP
T6はオフ状態が保持され、当該アドレス信号処理部の
出力XJはローレベルに保持されて、この出力が図2の
(d) におけるN−MOSトランジスタNT18〜NT2
0のゲートに入力される。ローレベルのXJ信号が入力
されたN−MOSトランジスタNT18〜NT20がオ
フとなる。なお、これらのN−MOSトランジスタNT
18〜NT20は、アドレスのA0,A1またはA2の
ビットの値によらず回路が動作するために配置されてい
る。たとえば、J=2のフューズが溶断されていると、
出力F2がハイレベルとなり、N−MOSトランジスタ
NT20がオンしてアドレスの最下位ビットA0が無視
された状態で回路が動作する。J=4のフューズが溶断
されていると,アドレスの下位2ビットA1,A0が無
視される状態となり,J=8のフューズが溶断されてい
ると,アドレスの下位3ビットA2,A1,A0が無視
される状態となる。これらJ=2,4,8のフューズの
溶断により、隣接する多ビットの欠陥が救済される。図
1の回路においては、一つのサブアレイが一つの予備ワ
ードセットを有し、一つの予備ワードセットの予備ワー
ド線の本数が4本であるので、図2の回路を図1の回路
に適用する場合には,N−MOSトランジスタNT18
とこのN−MOSトランジスタNT18に対応するアド
レス信号処理部の回路(図2(b))は不要となる。
【0040】同様に、図2の(c) のイネーブル信号発生
部では、電源投入に伴いP−MOSトランジスタPT7
およびN−MOSトランジスタNT5のゲートに、ある
一定期間ローレベルとなり、その後ハイレベルとなるパ
ワーアップ信号PUPが入力され、このハイレベルの状
態が電源が落とされるまで保持される。ここで、フュー
ズFENが溶断されていない場合には、P−MOSトラ
ンジスタPT7のドレイン出力はローレベルに保持され
る。このローレベルの信号は、インバータIN3により
レベルが反転され、ハイレベルの信号となってP−MO
SトランジスタPT8のゲートに入力される。したがっ
て、P−MOSトランジスタPT8はオフ状態が保持さ
れ、当該イネーブル信号発生部の出力ENはローレベル
に保持されて、この出力が図2の(d)におけるナンド回
路NAND1の他入力に入力される。
【0041】また、図2の(d) の一致・不一致信号生成
部において、ナンド回路NAND1の他入力には、上述
したようにローレベルのイネーブル信号ENが入力され
ているため、ナンド回路NAND1の出力は常にハイレ
ベルとなる。このハイレベル出力は、インバータIN7
でレベル反転されてローレベルとなる。すなわち、フュ
ーズセットがメモリセルの欠陥救済のために選択され
ず、フューズFI,FJ,FENの溶断が行われていな
ければ、そのフューズセットからローレベルの一致信号
CISが出力されることになる。一方、インバータIN
12の出力である不一致信号UCISは、アドレス信号
が入力された際にハイレベルで出力される。
【0042】これに対して、あるサブアレイのメモリセ
ルに欠陥が生じその救済を行うに際して、当該フューズ
セットを用いる場合には、フューズFI,FJ,FEN
が溶断用のフューズプログラムに基づいて溶断される。
図2の(a) においてフューズFIが溶断されると、P−
MOSトランジスタPT3のドレイン出力は、パワーア
ップ信号PUPの一時的なローレベル出力によりハイレ
ベルに保持される。このハイレベルの信号は、ゲートG
T1のN−MOSトランジスタNT1のゲートおよびゲ
ートGT2のP−MOSトランジスタPT2のゲートに
入力され、かつ、インバータIN1によりレベルが反転
されたローレベルの信号がゲートGT1のP−MOSト
ランジスタPT1のゲート、ゲートGT2のN−MOS
トランジスタNT2のゲートおよびP−MOSトランジ
スタPT4のゲートに入力される。これにより、ゲート
GT1がオンになり、ゲートGT2がオフになる。この
とき、P−MOSトランジスタPT4がオンとなってい
ることから、ゲートGT1のオン状態が保持される。し
たがって、アドレス信号AXIがゲートGT1を通過し
て出力AIに現れ、この出力が図2の(d) におけるN−
MOSトランジスタNT6〜NT17のゲートに入力さ
れる。また、フューズFIの溶断とともに、図2の(b)
におけるフューズFJが溶断された場合には、P−MO
SトランジスタPT5のドレイン出力が、パワーアップ
信号PUPの一時的なローレベル出力によりハイレベル
に保持され、インバータIN2を介した出力XJはロー
レベルとなり、図2の(d) におけるN−MOSトランジ
スタNT18〜NT20のゲートに入力される。
【0043】このとき、図2の(c) におけるフューズF
ENは、上述のフューズFIなどとともに溶断される。
これにより、P−MOSトランジスタPT7のドレイン
出力が、パワーアップ信号PUPの一時的なローレベル
出力によりハイレベルに保持され、イネーブル信号EN
はハイレベル信号として図2の(d) におけるナンド回路
NAND1の他入力に入力される。ここで、N−MOS
トランジスタNT6,NT10,NT14のドレインが
全てローレベルになると、すなわち、プログラムされた
アドレスと入力されたアドレス信号とが一致すると、3
入力ノア回路NORの出力がハイレベルとなり、ナンド
回路NAND1の一入力にハイレベルの信号が入力され
る。図2の(C) のイネーブル信号発生部の出力ENがハ
イレベルであることから、ナンド回路NAND1の他の
入力にはハイレベルの信号が入力される。ナンド回路N
AND1の2入力にはハイレベル信号が入力されるの
で、その出力はローレベルとなる。ナンド回路NAND
1のローレベル出力は、インバータIN7でレベル反転
されてハイレベルとなる。すなわち、フューズセットが
メモリセルの欠陥救済のために選択され、フューズF
I,FJ,FENの溶断が行われたならば、そのフュー
ズセットからハイレベルの一致信号CISが出力される
ことになる。一方、インバータIN12の出力である不
一致信号UCISは、ローレベルに切り替わる。
【0044】行デコーダイネーブル信号生成部4は、ア
ンド回路AND4からなり、各フューズセットFS0〜
FS7から出力された不一致信号UCISの論理積を取
り、その結果を行デコーダイネーブル信号RDENとし
て、サブアレイ選択信号生成部8に出力する。具体的に
は、メモリアレイ1のメモリセルMCLに欠陥がない場
合、すなわち、いずれのフューズセットFS0〜FS7
のフューズも溶断されていない場合にはハイレベルの行
デコーダイネーブル信号RDENを出力し、メモリセル
MCLに欠陥が発生し、救済を行うためいずれかのフュ
ーズセットFS0〜FS7のフューズが溶断された場合
には、ローレベルの行デコーダイネーブル信号RDEN
を出力する。
【0045】冗長イネーブル信号生成部5は、ノア回路
NOR5からなり、各フューズセットFS0〜FS7か
ら出力された一致信号CISの否定的論理和をとり、そ
の結果を冗長イネーブル信号RREN として、各サブ
アレイSUB0〜SUB7の予備ドライバセットSDRSおよび
アドレスミドル信号生成部6に出力する。具体的には、
メモリアレイ1のメモリセルMCLに欠陥がなく、いず
れのフューズセットFS0〜FS7のフューズも溶断さ
れていない場合には、ハイレベルでノンアクティブの冗
長イネーブル信号RREN を出力し、メモリセルMC
Lに欠陥発生し、救済を行うためにいずれかのフュー
ズセットFS0〜FS7のフューズが溶断された場合に
はローレベルでアクティブの冗長イネーブル信号RRE
を出力する。
【0046】アドレスミドル信号生成部6は、8個のア
ンド回路AND6が並列に配置されて構成され、冗長イ
ネーブル信号生成部5から出力された冗長イネーブル信
号RREN とアドレス入力部2の任意の出力との論理
積をとり、その結果をアドレスミドル信号RFMとし
て、各サブアレイSUB0〜SUB7に対応する行デコーダRWD0
〜RWD7のアドレスミドル信号用デコーダ12に出力す
る。このアンド回路AND6の数は、プリデコード方式
により変化する。
【0047】アドレスロー信号生成部7は、4個のアン
ド回路AND7が並列に配置されて構成され、アドレス
入力部2の任意の複数出力の論理積をとり、その結果を
アドレスロー信号RFLとして、各サブアレイSUB0〜SU
B7の行デコーダRWD0〜RWD7のアドレスロー信号用デコー
ダ13に出力する。
【0048】サブアレイ選択信号生成部8は、並列に配
置された8個のアンド回路AND8と、フューズセット
FS0〜FS7の各々に一対一に対応して同じく8個並
列に配置されたオア回路OR8とから構成されている。
各アンド回路AND8は、行デコーダイネーブル信号生
成部4から出力された行デコーダイネーブル信号RDE
Nとアドレス入力部2の任意の出力との論理積をとる。
各オア回路OR8は、各アンド回路AND8の出力とフ
ューズセットFS0〜FS7から出力された一致信号C
ISとの論理和をとり、その論理和の結果をサブアレイ
選択信号SSとして、それぞれ各サブアレイSUB0〜SUB7
に対応する行デコーダRWD0〜RWD7のアドレスロー信号用
デコーダ13に出力する。
【0049】次に、上記構成による動作を説明する。フ
ューズセットFS0〜FS7の各フューズ溶断されて
いない場合には、各フューズセットFS0〜FS7から
はローレベルの一致信号CISとハイレベルの不一致信
号UCISが出力され、冗長イネーブル信号RREN
はハイレベル、行デコーダイネーブル信号RDENはハ
イレベルである。
【0050】ここで、アドレス入力部2に所定のアドレ
ス信号が入力されると、そのアドレス信号と反転作用を
受けた信号とが各フューズセットFS0〜FS7、アド
レスミドル信号生成部6、アドレスロー信号生成部7お
よびサブアレイ選択信号生成部8に出力される。冗長イ
ネーブル信号RREN がハイレベルで出力されている
ので、アドレスミドル信号生成部6およびアドレスロー
信号生成部7アドレス指定に対応した一のアンド回路
AND6,AND7からハイレベルのアドレスミドル信
号RFMおよびアドレスロー信号RFLが各サブアレイ
SUB0〜SUB7に出力される。加えて、行デコーダイネーブ
ル信号RDENがハイレベルで出力されることから、サ
ブアレイ選択信号生成部8のアンド回路AND8のう
ち、アドレス指定に対応した一のアンド回路AND8か
らハイレベルの信号が出力される。その結果、同じくア
ドレス指定に対応した一のオア回路OR8から一のサブ
アレイ選択信号SSが、アドレス指定のサブアレイ、た
とえばサブアレイSUB0のアドレスロー信号用デコーダ1
3に出力される。
【0051】各サブアレイSUB0〜SUB7のアドレスミドル
信号用デコーダ12では、一のハイレベルのアドレスミ
ドル信号RFMの入力に伴い、アドレス指定に対応した
一のナンド回路NANDから、その出力が接続されたワ
ードセットに対してローレベルでアクティブの信号が出
力される。しかし、そのワードセットの各ドライバDR
Vは、アドレスロー信号用デコーダ13のハイレベルで
アクティブの信号が入力されなければ駆動状態とはなら
ない。また、各サブアレイSUB0〜SUB7の予備ワードセッ
トSWLSには、ノンアクティブなハイレベルの冗長イ
ネーブル信号RREN が入力されているため、たとえ
アドレスロー信号用デコーダ13のハイレベルでアクテ
ィブの信号が入力されても駆動状態に遷移しない。この
ハイレベルでアクティブの信号は、アドレス指定されサ
ブアレイ選択信号SSが入力されたサブアレイ(本例で
は、サブアレイSUB0)のアドレスロー信号用デコーダ1
3の一のアンド回路ANDからのみ出力される。これに
より、指定のサブアレイSUB0の一のワードセットにおけ
る4個のドライバDRVのうち一のドライバDRVのみ
駆動状態となり、アドレスで指定された一のワード線が
励起されて、情報の読み出しあるいは書き込みが行われ
る。
【0052】ここで、たとえばサブアレイSUB0における
一のメモリセルMCLに欠陥が生じその救済を行う場
合、所定のフューズセットFS0のフューズが溶断され
る。これにより、フューズセットFS0からは、不一致
信号UCISはローレベルで出力されるとともに、一致
信号CISはハイレベルで出力される。フューズセット
FS0からローレベルの不一致信号UCISが出力され
たことに伴い、行デコーダイネーブル信号生成部4から
はローレベルの行デコーダイネーブル信号RDENが出
力される。したがって、サブアレイ選択信号生成部8の
いずれのアンド回路AND8からもハイレベルの信号は
出力されない。
【0053】一方、フューズセットFS0からハイレベ
ルの一致信号CISが出力されたことに伴い、冗長イネ
ーブル信号生成部5からは冗長イネーブル信号RREN
はアクティブのローレベルで各サブアレイSUB0〜SUB7
の予備ワードセットSWLSにそれぞれ出力されるとと
もに、アドレスミドル信号生成部6に出力される。ロー
レベルの冗長イネーブル信号RREN の入力に伴い、
アドレスミドル信号生成部6のいずれのアンド回路AN
D6からもハイレベルのアドレスミドル信号RFMは出
力されない。したがって、各サブアレイSUB0〜SUB7のア
ドレスミドル信号用デコーダ12には、ローレベルのア
ドレスミドル信号RFMしか入力されないため、全ての
デコーダ12の出力はノンアクティブのハイレベルとな
り、各ワードセットWLS0〜WLSnは、たとえアド
レスロー信号用デコーダ13のハイレベルでアクティブ
の信号が入力されても駆動状態に遷移しない。
【0054】これに対して、アドレスロー信号生成部7
のアンド回路AND7への入力は、アドレス入力部2の
出力信号のみであるので、アドレス指定に対応したアン
ド回路AND7からハイレベルのアドレスロー信号RF
Lが各サブアレイSUB0〜SUB7のアドレスロー信号用デコ
ーダ13にそれぞれ出力される。また、フューズセット
FS0からの一致信号CISがハイレベルで出力されて
いるので、サブアレイ選択信号生成部8における対応す
る一のオア回路OR8のみから一のサブアレイ選択信号
SSが、アドレス指定のサブアレイ、たとえばサブアレ
イSUB0のアドレスロー信号用デコーダ13に出力され
る。
【0055】これにより、ハイレベルでアクティブの信
号が、アドレス指定されサブアレイ選択信号SSが入力
されたサブアレイ(本例では、サブアレイSUB0)のアド
レスロー信号用デコーダ13の一のアンド回路AND1
1からのみ出力される。 これにより、指定のサブアレ
イSUB0の予備ワードセットSWLSにおける4個のドラ
イバSDRVのうち一のドライバSDRVのみ駆動状態
となり、一の予備ワード線が励起されて、一のワード線
単位でメモリセルMCLの置換が行われる。
【0056】なお、上記の説明では、サブアレイSUB0の
メモリセルMCLに欠陥が発生した場合に、フューズセ
ットFS0を選択して同一のサブアレイSUB0の予備ワー
ドセットSWLSにより救済する動作について説明した
が、欠陥が発生したサブアレイSUB0と同一のサブアレイ
SUB0内の予備ワードセットSWLSを用いることなく、
他のメモリアレイSUB1〜SUB7の予備ワードセットSWL
Sの一つを用いて救済することも可能である。
【0057】この場合は、用いる予備ワードセットSW
LSを有するサブアレイSUB1〜SUB7、たとえばサブアレ
イSUB5に一対一対応で設けられた一のフューズセットF
S5が選択され、そのフューズが溶断されることにな
る。これにより、選択されたフューズセットFS5から
ハイレベルの一致信号CISが出力され、サブアレイ選
択信号生成部8のフューズセットFS5に対応したオア
回路OR8からハイレベルのサブアレイ選択信号SSが
該当するサブアレイSUB5のアドレスロー信号用デコーダ
13に出力される。これに伴い、そのデコーダ13から
ハイレベルでアクティブの信号が該当の予備ワードセッ
トSWLSの各予備ドライバSDRVに出力される。こ
のとき、冗長イネーブル信号RREN がローレベルで
あるため、サブアレイSUB5の予備ワードセットSWLS
における4個のドライバSDRVのうち一のドライバS
DRVのみ駆動状態となり、一の予備ワード線が励起さ
れて、サブアレイSUB0の欠陥のあるワード線がサブアレ
イSUB5の予備ワード線に置換される。また,サブアレイ
SUBOの予備ワードセットSWLSの4本の予備ワー
ド線のそれぞれにフューズセットFS0〜FS3を対応
させて、4本のワード線の欠陥を一つの予備ワードセッ
トで救済することもできる。ここでフューズセットのフ
ューズ溶断のプログラムの一例を示す。アドレスA11
〜A0=(0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1) のワード線に欠陥
が発生した場合には、図2の(a) のアドレス信号処理部
のI=0のフューズと図2の(c) のイネーブル信号発生
部のフューズFENの2つが溶断されることになる。
【0058】以上説明したように、本第1の実施例によ
れば、あるサブアレイに欠陥が生じた場合に、同一のサ
ブアレイ内に設けられた予備ワードセットSWLSの予
備ワード線WSA〜WSDを用いて救済できることはも
とより、異なるサブアレイの予備ワードセットSWLS
を用いても救済できるため、従来の冗長回路に比べて救
済効率の向上を図れ、製造時の歩留りの向上も図れる利
点がある。なお、本第1の実施例においては、各サブア
レイに一つの予備ワードセットとフューズセットとを対
応付けて設けているが、8個のサブアレイのうちの6個
だけというように、一部のサブアレイのみに予備ワード
セットとフューズセットとを設けてもよい。このとき、
各フューズセットはメモリアレイ1の全てのワード線の
アドレスを置換できる。
【0059】図3は、本発明に係る冗長回路の第2の実
施例を示す回路図である。本実施例が前記第1の実施例
と異なる点は以下の点にある。すなわち、実施例1で
は、8個のフューズセットFS0〜FS7を8個のサブ
アレイSUB0〜SUB7の予備ワードセットに一対一に対応さ
せて、あるサブアレイに欠陥が生じた場合に、同一のサ
ブアレイ内に設けられた予備ワードセットSWLSの予
備ワード線WSA〜WSDのみならず異なるサブアレイ
の予備ワードセットSWLSを用いても救済できるよう
に構成して、従来よりも救済効率を高めている。これに
対して、本実施例では、フューズセットアレイにおい
て、どのフューズセットを用いても任意に一致信号の出
力先であるサブアレイを選択できように構成し、フュー
ズセットと冗長を用いるサブアレイとの関係を多対多対
応として、救済効率の向上を図っている。
【0060】本実施例の回路構成を示す図3と第1の実
施例の回路構成を示す図1とは、フューズセットアレイ
3Aと3の構成が異なるのみで、他の構成は両図とも同
一であるため、図3のフューズセットアレイ3Aの構成
を図4の回路図を用いて説明する。
【0061】本実施例におけるフューズセットアレイ3
Aは、n個のフューズセットFS0〜FSnと、n個の
一致信号線選択回路LSL0〜LSLnと、図3におけ
るサブアレイ選択信号生成部8の各サブアレイ対応で設
けられたオア回路OR8にそれぞれ接続される8本の一
致信号出力線に接続される8本の信号線SGL0〜SG
L7と、信号線SGL0〜SGL7の一端側に接続され
たP−MOSトランジスタPTL0〜PTL7と、信号
線SGL0〜SGL7の他端側、すなわち一致信号出力
線との接続部に設けられたドライバ回路DR0〜DR7
とから構成されている。
【0062】各フューズセットFS0〜FSnは、アド
レス入力部2の出力に対して並列に接続され、それぞれ
図2で示した回路構成と同等の回路構成を有しており、
その動作も同等であるため、ここでは構成および動作の
説明を省略する。ここでフューズセットの数nは、本例
の場合、一致信号CISの数以上、すなわち「8」以上
に設定される。具体的には、ワード単線の欠陥(ビット
不良も含む)と隣合う2本以上の欠陥の発生の割合によ
り「8」〜「32」の値に適宜設定される。たとえば、
100%2本以上の欠陥であれば「8」、100%単独
欠陥であれば「32」に設定される。これは、一つの予
備ワードセットが4本の予備ワード線からなるからであ
る。
【0063】各一致信号線選択回路LSL0〜LSLn
は、各フューズセットFS0〜FSnの一致信号CIS
の出力部にそれぞれ設けられており、各々が8個のN−
MOSトランジスタN0〜N7と、8個のフューズf0
〜f7 とから構成されている。各一致信号線選択回路L
SL0〜LSLnにおける各N−MOSトランジスタN
0〜N7のソースは接地され、各ドレインはそれぞれフ
ューズf0 〜f7 の一端に接続されており、各ゲートは
フューズセットFS0〜FSnの一致信号CISの出力
ラインに接続されている。また、各フューズf0 〜f7
の他端はそれぞれ信号線SGL0〜SGL7に接続され
ている。具体的には、フューズf0 の他端は信号線SG
L0に、フューズf1 の他端は信号線SGL1に、フュ
ーズf2 の他端は信号線SGL2に、フューズf3 の他
端は信号線SGL3に、フューズf4 の他端は信号線S
GL4に、フューズf5 の他端は信号線SGL5に、フ
ューズf6 の他端は信号線SGL6に、フューズf7
他端は信号線SGL7にそれぞれ接続されている。これ
らフューズf0 〜f7 の溶断は、レーザにより行われる
が、この場合、フューズセットの一致信号CISの出力
を所望する信号線SGL0〜SGL7に接続された一の
フューズを残して溶断される。
【0064】各信号線SGL0〜SGL7は、上述した
ように、各一致信号線選択回路LSL0〜LSL7の各
フューズf0 〜f7 の他端と接続されるとともに、その
一端はそれぞれP−MOSトランジスタPTL0〜PT
L7のドレインに接続され、他端はそれぞれドライバ回
路DR0〜DR7に接続されている。
【0065】各P−MOSトランジスタPTL0〜PT
L7のソースは電源電圧VDDに接続され、ゲートはRA
Sクロック信号PLXの信号ラインにそれぞれ接続され
ている。したがって、RASクロック信号RLXがロー
レベルでゲートに入力すると、各P−MOSトランジス
タPTL0〜PTL7はオンとなり、各信号線SGL0
〜SGL7のレベルは、欠陥の救済が行わなければ電源
電圧VDDのレベルに保持される。
【0066】ドライバ回路DR0〜DR7は、それぞれ
P−MOSトランジスタP0〜P7とインバータI0〜
I7とから構成されており、信号線SGL0〜SGL7
上における一致信号CISのレベルを反転させて、図3
における冗長イネーブル信号生成部5およびサブアレイ
選択信号生成部8に出力する。なお、図4においては、
図面の簡略化のため、ドライバ回路DR0およいDR7
の符号のみを図示している。また、図3の行デコーダイ
ネーブル信号生成部4にはn個のフューズセットFS0
〜FSnの各不一致信号UCISが入力される。したが
って、アンド回路AND4はn個の不一致信号UCIS
の論理積を出力する。この点も第1の実施例と異なる。
【0067】次に、上記構成による動作を説明する。な
お、ここでは、あるサブアレイで発生したメモリセルM
CLの欠陥を救済するため、フューズセットFS0を選
択してサブアレイSUB5の予備ワードセットSWLSを用
いて救済を行う場合を例に説明する。
【0068】まず、信号線SGL0〜SGL7の一端に
配設されたP−MOSトランジスタPTL0〜PTL7
のゲートには、RASクロック信号RLXがローレベル
で入力されて各P−MOSトランジスタPTL0〜PT
L7はオンし、各信号線SGL0〜SGL7は電源電圧
DDのレベル、すなわちハイレベルに保持される。ここ
で、フューズセットFS0のフューズFI,FJ,FE
Nは欠陥のメモリセルのアドレスに応じて予め溶断され
ている。ここで、たとえばフューズセットFS0のフュ
ーズプログラムと入力アドレスが一致したとき、フュー
ズセットFS0からは一致信号CISがハイレベルで一
致信号線選択回路LSL0に出力される。このとき、フ
ューズセットFS0からローレベルの不一致信号UCI
Sが行デコーダイネーブル信号生成部4に出力されるの
で、行デコーダイネーブル信号RDENはローレベルと
なり、ザフアレイ選択信号生成部8のいずれのアンド回
路AND8からもハイレベルの信号は出力されない。ま
た、フューズセットFS0のフューズの溶断と並行し
て、一致信号線選択回路LSL0のフューズf0 〜f7
うちフューズf5を除くフューズf0 〜f4,f6,f7
溶断も予め行われている。
【0069】フューズセットFS0からハイレベルで出
力された一致信号CISは、一致信号線選択回路LSL
0のN−MOSトランジスタN0〜N7の各ゲートに入
力され、これにより、N−MOSトランジスタN0〜N
7はそれぞれオンとなる。このとき、フューズF5 のみ
が溶断されていないため、信号線SGL5はフューズF
5 およびN−MOSトランジスタN5を通じてグランド
に接続されることになる。その結果、信号線SGL5の
レベルはローレベルとなる。これに対して、他のN−M
OSトランジスタN0〜N4,N6,N7はオン状態に
なったにもかかわらず、それらのドレインに接続されて
いたフューズf0 〜f4,f6 ,f7 が溶断されているこ
とから、信号線SGL0〜SGL4,SGL6,SGL
7は、グランドに接続されることはない。したがって、
信号線SGL0〜SGL4,SGL6,SGL7は、ハ
イレベルのまま保持される。これにより、ドライバ回路
DR5からハイレベルの一致信号CIS5が出力される
とともに、ドライバ回路DR0〜DR4,DR6,DR
7からはローレベルの一致信号CIS0〜CIS4,C
IS6,CIS7が出力される。
【0070】フューズセットアレイ3Aからのハイレベ
ルの一致信号CIS5を入力したサブアレイ選択信号生
成部8では、一致信号CIS5の出力線が接続されたオ
ア回路OR8からハイレベルのサブアレイ選択信号SS
が該当するサブアレイSUB5のアドレスロー信号用デコー
ダ13に出力される。これに伴い、そのデコーダ13か
らハイレベルでアクティブの信号が該当の予備ワードセ
ットSWLSの1つの予備ドライバSDRVに出力され
る。このとき、冗長イネーブル信号RREN がローレ
ベルとなるため、サブアレイSUB5の予備ワードセットS
WLSにおける4個のドライバSDRVのうち一のドラ
イバSDRVのみ駆動状態となり、一の予備ワード線が
励起されて、サブアレイSUB0の欠陥のあるワード線がサ
ブアレイSUB5の予備ワード線に置換される。
【0071】以上説明したように、本第2の実施例によ
れば、フューズセットアレイ3Aにおいて、どのフュー
ズセットFS0〜FSnを用いても任意に一致信号CI
S0〜CIS7の出力先であるサブアレイSUB0〜SUB7を
選択できるように構成し、フューズセットFS0〜FS
nと冗長(予備ワード線)を用いるサブアレイSUB0〜SU
B7との関係を多対多対応としたため、上記した第1の実
施例の場合に比べてより一層の救済効率の向上を図るこ
とができる。本第2の実施例では、各サブアレイに予備
ワードセットを設けているが、ある一つのサブアレイの
みに予備ワードセットを設けてもよいし、8個のサブア
レイのうちの6個のみに予備ワードセットを設けてもよ
い。
【0072】また別の観点からみると、第1の実施例の
場合には、8個のサブアレイSUB0〜SUB7にそれぞれ4本
の予備ワード線WSA〜WSDを一組とした予備ワード
セットSWLSを配設し、8個のフューズセットFS0
〜FS7がそれぞれの組の予備ワードセットSWLSに
一対一に対応していることから、8個のサブアレイSUB0
〜SUB7中、フューズセットが8個なのに対して、予備ワ
ード線の数は32あり、フューズセットの数で歩留りが
決まってしまう。ここで、サブアレイ、予備ワード線の
条件をそのままにしてフューズセットの数を増やすと、
実施例1の構成では、4本の予備ワード線WSA〜WS
Dを一組とした予備ワードセットSWLSに対して二つ
以上のフューズセットを対応させることになる。しかし
ながら、図2に示すように、フューズセットにおいてフ
ューズFJを溶断させることにより、隣接する2本以上
のワード線の同時救済の機能がある場合、これを用いた
4本一組の予備ワードセット中の予備ワード線を使い切
ることになるため、この4本一組の予備ワードセットに
対応していたフューズセットが無駄になることになる。
これに対して、第2の実施例の場合には、フューズセッ
トFS0〜FSnと冗長を用いるサブアレイSUB0〜SUB7
との関係を多対多対応としたため、上述したようなフュ
ーズセットが無駄になるという不都合がない。
【0073】なお、本第2の実施例および前記実施例1
においては、4本の予備ワード線を一組とした予備ワー
ドセットの数を8サブアレイ中8セットとしたが、実際
の設計においては、予備ワードセットの数は欠陥密度に
より以下のように決定される。すなわち、8サブアレイ
分の面積をAとし、欠陥密度をD、8サブアレイに対応
するフューズセットの数をnF とすると、フューズセッ
トの数で決まる歩留りPF(n)は、次式で表される。
【数8】 次に、予備ワードセットが、4本の予備ワード線で図1
および図3に示すように構成されている場合、4本の予
備ワード線のうち1本が救済可能な面積、すなわち、同
一下位ビット(4ビット中1ビット)の面積はA/4で
あり、8サブアレイ中の予備ワードセットの数をnw
すると、予備ワードセットの数で決まる歩留りP
W(n)は、次式で表される。
【数9】 このように、フューズセットの数nf は欠陥密度Dによ
り決定し、また、予備ワードセットの数nw は、予備ワ
ードセットの数で決まる歩留りPW(nW) がフューズセッ
トの数で決まる歩留りPF(nF) と同程度になるように
し、さらに2本以上の欠陥の発生する割合により、その
分の予備ワードセットの数を加算する。このき、予備ワ
ードセットの数は8の倍数である必要はない。
【0074】また、本実施例では、サブアレイの数が
「8」の場合を例に説明したがこれに限定されるもので
ないことはいうまでもない。図5は、サブアレイの数が
「16」の場合のフューズセットアレイの構成例を示す
回路図である。図5の構成では、8個のサブアレイに対
応した構成である図3の構成とほぼ同様であるが、ドラ
イバ回路DR0〜DR7の出力側に16個のナンド回路
NAND0〜NAND15を接続し、信号線を二組に分
け、具体的には、図3の信号線SGL0〜信号線SGL
3を一組の信号線SGL00〜SGL03とし、図3の
信号線SGL4〜信号線SGL7を他の一組の信号線S
GL10〜SGL13として、ドライバ回路DR0およ
びDR4の出力をナンド回路NAND0,NAND4,
NAND8,NAND12の入力に、ドライバ回路DR
1およびDR5の出力をナンド回路NAND1,NAN
5,NAND9,NAND13の入力に、ドライバ回
路DR2およびDR6の出力をナンド回路NAND2,
NAND6,NAND10,NAND14の入力に、ド
ライバ回路DR3およびDR7の出力をナンド回路NA
ND3,NAND7,NAND11,NAND15の入
力に接続して、各ナンド回路NAND0〜NAND15
から一致信号CIS00〜CIS15を出力するように
構成している。このような構成において救済を行う場
合、一致信号線選択回路LSL0〜LSLnのフューズ
0 〜f7 のうち、フューズf0 〜f3 から三つ、f4
〜f7 からそれぞれ三つの計六つのフューズが溶断され
て、フューズセットに対するサブアレイの割り付けが行
われる。
【0075】また、図6は、フューズセットの他の構成
例を示す回路図で、一つのフューズセットを二つの一致
信号CIS0およびCIS1間で切り替えるように構成
したものである。通常、フューズf0が溶断されていな
いときには一致信号CIS0が選択され、フューズf0
が溶断されたときには一致信号CIS1が選択されるよ
うに構成されている。
【0076】図6のフューズセットは、P−MOSトラ
ンジスタPT17〜PT22、N−MOSトランジスタ
NT27〜NT59、インバータIN13〜IN19、
3入力ナンド回路NAND3,NAND4、フューズf
0およびフューズfa0,f a0 ,〜,fa12 ,f a12
から構成されている。図6においては、図面の簡略化の
ため、フューズfa0,f a0 ,〜,fa12 ,f a12
およびN−MOSトランジスタNT27〜NT52の符
号の表示を一部省略している。なお、P−MOSトラン
ジスタPT17〜PT22の各ソースは電源電圧VDD
接続され、N−MOSトランジスタNT27〜NT5
3,NT56,NT59のソースは接地されている。
【0077】P−MOSトランジスタPT17のドレイ
ンは、フューズfa0,f a0 ,〜,fa12 ,f a12
の一端、P−MOSトランジスタPT18のドレイン、
インバータIN13の入力、および3入力ナンド回路N
AND3,NAND4の一の入力とそれぞれ接続され、
ゲートにはプリチャージ信号PCが入力される。
【0078】各フューズfa0,f a0 ,〜,fa12 ,f
a12 の他端は、それぞれN−MOSトランジスタN
T27〜NT52のドレインと接続されている。N−M
OSトランジスタNT27〜NT52の各ゲートには、
図1および図3のアドレス入力部2から出力されたアド
レス信号AX0,AX0 ,〜,AX12,AX12
が入力される。したがって、救済を行わず、フューズf
a0,f a0 ,〜,fa12 ,f a12 の溶断が行われない場
合には、上述したようにP−MOSトランジスタPT1
7のドレインのレベルは、プリチャージ信号PCのロー
レベル出力によって一時的に電源電圧VDDのレベル保持
されるものの、各N−MOSトランジスタNT27〜N
T52がオンとなることにより、接地レベル、すなわち
ローレベルに保持される。その結果、インバータIN1
3の出力はハイレベルとなり、救済を行わない場合に
は、不一致信号UCISがハイレベルで出力されること
になる。また、P−MOSトランジスタPT18のゲー
トには、インバータIN13の出力が接続されており、
そのゲートにローレベルの信号が入力されると、インバ
ータIN13の入力レベルをハイレベルに保持する。
【0079】また、P−MOSトランジスタPT19の
ドレインとN−MOSトランジスタNT53のドレイン
はフューズf0を介して接続されており、P−MOSト
ランジスタPT19およびN−MOSトランジスタNT
53のゲートにはパワーアップ信号PUPの信号ライン
が接続されている。したがって、パワーアップ信号PU
Pの前記論理変化により、フューズf0が溶断されてい
ないときは、P−MOSトランジスタPT19のドレイ
ンのレベルはローレベルに保持され、フューズf0が溶
断されるとハイレベルに切り替わる。このP−MOSト
ランジスタPT19のドレインは、P−MOSトランジ
スタPT20のドレイン、インバータIN14の入力お
よび3入力ナンドNAND4の他の一入力に接続されて
いる。
【0080】インバータIN14の出力は、P−MOS
トランジスタPT20のゲートおよび3入力ナンドNA
ND3の他の一入力と接続されている。また、3入力ナ
ンドNAND3の出力は、インバータIN15の入力に
接続され、インバータIN15からハイレベルまたはロ
ーレベルの一致信号CIS0が出力される。同様に、3
入力ナンドNAND4の出力は、インバータIN16の
入力に接続され、インバータIN16からハイレベルま
たはローレベルの一致信号CIS1が出力される。
【0081】さらに、P−MOSトランジスタPT21
のドレインは、N−MOSトランジスタNT54,NT
57のドレイン、インバータIN17の入力およびP−
MOSトランジスタPT22のドレインとそれぞれ接続
され、ゲートにはプリチャージ信号PCが入力される。
また、N−MOSトランジスタNT54およびNT57
のソースはN−MOSトランジスタNT55およびNT
58のドレインに接続され、N−MOSトランジスタN
T55およびNT58のソースはN−MOSトランジス
タNT56およびNT59のドレインに接続され、N−
MOSトランジスタNT56およびNT59のソースは
接地されている。これらN−MOSトランジスタNT5
4〜NT59のゲートには、アドレス入力部2の出力信
号AX0,AX0 ,AX5,AX5 ,AX10,A
X10 がそれぞれ入力され、これらN−MOSトランジ
スタNT54〜NT59は一致信号CIS0およびCI
S1の出力タイミングをとるために配設されている。イ
ンバータIN17の出力は、P−MOSトランジスタP
T22のゲートに接続されるとともに、インバータIN
18およびIN19を介して3入力ナンドNAND3お
よびNAND4の残りの一入力に接続されている。
【0082】上記したような構成のフューズセットで
は、欠陥のワード線の救済を行う場合、フューズf0が
溶断されていないときには、ローレベルの不一致信号U
CIS、ハイレベルの一致信号CIS0、およびローレ
ベルの一致信号CIS1が出力され、フューズf0が溶
断されたときには、ローレベルの不一致信号UCIS、
ローレベルの一致信号CIS0、およびハイレベルの一
致信号CIS1が出力される。
【0083】上述した第1および第2の実施例は、両者
共、同様の適用範囲内において効果を発揮するが、その
範囲外における応用を以下に示す。一般に、DRAM(D
YNAMIC RANDOM ACCESS MEMORY)においては、第1の実施
例の最大の適用範囲は、いわゆるリフレッシュサイクル
によって決まる(適用範囲内に2本以上のワード線は立
てない)。たとえば、64メガDRAMにおいて、ワー
ド線長2Kで4Kリフレッシュサイクルであるとする
と、最大適用範囲は8メガビットになる。今、欠陥密度
より64メガビット全体に対するフューズセットがn個
必要なとき、それと同様な歩留りを得るため、最大適用
範囲の8メガビット内にm本の予備ワード線、すなわち
m/4予備ワードセットが必要になるとする。図10〜
図12を用いて説明したように、m×(64メガ/8メ
ガ)の値は、nより大きくなるため、第1の実施例にお
いては、図7に示すように、フューズセットは複数の予
備ワードセットを同時に救済することになる。しかしこ
れでは、本来、最大適用範囲の歩留りは、
【数10】 から、
【数11】 (Kは同時に救済する予備ワードセット数)に下がって
しまう。そのため、mの数は理想の値より大きく増加
し、チップ面積の増大を招く上記した問題に対して、第
2の実施例を応用し理想のmの値を用いることにより、
高効率、最小面積の冗長を実現する。
【0084】以下に簡単な例を用いて説明する。今、仮
にメモリセル領域が0.32cm2 の16メガDRAMが
あり、リフレッシュサイクルの制限により、第1の実施
例の概念の最大適用範囲が8メガ領域であるとする場合
の、この製造工程でのワ−ド線の欠陥密度Dが20/cm
2 とする。チップ全体(16メガ・A16領域)のフュ−
ズセットの数で決まる歩留りPa(x)は以下の式で表さ
れ、Pa(x)が90%を越えるxの値は11である。
【数12】
【0085】次に、8メガ領域(A8 )に対応するフュ
−ズセット数で決まる歩留りPb(y)は以下の式で表さ
れ、Pb(y)が90%を越えるyの値は7である。
【数13】 次に、予備ワード線のドライバ部を、通常のワード線の
ドライバ部のレイアウト同様にするとして4本一組の予
備ワードセットを考えると、8メガビット中の同一下位
ビット領域は2メガ(領域A2 ) であり、予備ワードセ
ットの数で決まる歩留りPc(z)は以下の式で表され、P
c(z)が90%を越えるzの値は4である。
【数14】 上記の三つの条件を満たすことより、90%の歩留りを
得る。ここで整理すると、 チップ中のフューズセット数・・・11以上 8メガ領域に対応するフューズセット数・・・7以上 8メガ領域中の予備ワードセット数・・・4以上 以上の三つの条件を満たすために、第1の実施例では図
7に示すようになり、 チップ中のフューズセット数を14にする。 …(a) 8メガ領域中の予備ワードセット数を5にする。 …(b) など、チップ面積の増加を招く。ここで、図中のフュー
ズセットFSは図2と同様の回路構成である。ここで、
(b) に示すように、予備ワードセット数を5にする理由
は、同時に2本の救済をするために、同一下位ビット領
域が2倍になり、P' c(Z)は以下の式で表され, P'
c(Z)が90%越えるzの値は5になる。
【数15】 ここで、たとえば図6に示すような回路構成のフューズ
セットをを用いて、図8に示すようなシステム構成にす
ることにより、上記した問題を解決することができる。
本発明の第1、第2の実施例においては、欠陥のメモリ
セルを予備ワード線で救済しているが、ビット線方向に
予備ビット線を設けて欠陥のメモリセルを救済すること
もできる。また、予備ワード(ビット)線をサブアレイ
の外部に一括して設け、サブアレイ内に予備メモリセル
が存在しない構成とすることもできる。その他、本発明
はその技術思想に基づいて種々変形できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
あるサブアレイに欠陥が生じた場合に、同一のサブアレ
イ内に設けられた予備セットを用いて救済できることは
もとより、異なるサブアレイの予備セットを用いても救
済できるため、従来の装置に比べて救済効率の向上を図
れ、製造時の歩留りの向上も図れる。加えて、いずれの
フューズセットを用いてもその出力信号の出力先である
サブアレイを選択することができ、フューズセットと冗
長を用いるサブアレイとの関係が多対多対応になってい
ることから、より一層の救済効率の向上と歩留りの向上
を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置の第1の実施例を
示す回路図である。
【図2】図1におけるフューズセットアレイの具体的な
例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る半導体記憶装置の第2の実施例を
示す回路図である。
【図4】図3におけるフューズセットアレイの具体的な
例を示す回路図である。
【図5】サブアレイの数が「16」の場合のフューズセ
ットアレイの構成例を示す回路である。
【図6】フューズセットの他の構成例を示す回路図であ
る。
【図7】本発明における第1の応用例の説明図である。
【図8】本発明における第2の応用例の説明図である。
【図9】従来の高集積化半導体記憶装置における基本的
な冗長回路構成を概念的に示す図である。
【図10】メモリセル領域Aに欠陥が発生する確率につ
いての説明図である。
【図11】図10に対応するa〜eの各例における欠陥
密度に対する歩留りを示すグラフである。
【図12】1−Q(n) をロー歩留りとした場合の計算結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
1…メモリアレイ 11…ワード線ドライバ 12…アドレスミドル信号用デコーダ 13…アドレスロー信号用デコーダ 2…アドレス入力部 3,3A…フューズセットアレイ FS0〜FSn…フューズセット LSL0〜LSLn…一致信号線選択回路 4…行デコーダイネーブル信号生成部 5…冗長イネーブル信号生成部 6…アドレスミドル信号生成部 7…アドレスロー信号生成部 8…サブアレイ選択信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−105799(JP,A) 特開 平3−17898(JP,A) 特開 平2−208898(JP,A) 特開 平2−208897(JP,A) 特開 平1−276496(JP,A) 特開 平5−258591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス状に配置されているメモリセ
    ルを含む第1のサブメモリアレイと、 アドレス信号に応じて上記第1のサブメモリアレイのメ
    モリセルが接続されている行線または列線を選択するた
    めの第1のデコーダと、 マトリックス状に配置されているメモリセルおよび冗長
    メモリセルを含む第2のサブメモリアレイと、 アドレス信号に応じて上記第2のサブメモリアレイのメ
    モリセルが接続されている行線または列線を選択するた
    めの第2のデコーダと、 上記第2のサブメモリアレイの冗長メモリセルが接続さ
    れている冗長行線または冗長列線を選択するための冗長
    線選択回路と、 アドレス信号に応じて上記第1または第2のサブメモリ
    アレイを選択するためのサブメモリアレイ選択信号を出
    力するサブメモリアレイ選択回路と、 上記第1または第2のサブメモリアレイの行線または列
    線のアドレスを設定可能であり、入力するアドレス信号
    が設定されているアドレスと一致すると、上記第1およ
    び第2のデコーダを非活性化する共に上記冗長線選択回
    路を活性化するための冗長線選択信号を出力する冗長ア
    ドレス一致検出回路と、 を有し、上記冗長アドレスー致検出回路が、フューズ素子が溶断
    されることにより欠陥メモリセルのアドレスが設定され
    る複数のアドレス設定回路と、上記複数のアドレス設定
    回路からそれぞれ出力される比較結果信号を入力して上
    記冗長線選択信号を出力する第1の論理回路とを有し、 上記冗長アドレス一致検出回路から上記冗長線選択信号
    が出力されると、上記サブメモリアレイ選択信号と上記
    冗長線選択信号に応じて上記冗長線選択回路が冗長行線
    または冗長列線を選択することにより、上記第1または
    第2のサブメモリアレイに発生した欠陥メモリセルが上
    記第2のサブメモリアレイの冗長メモリセルにより救済
    される半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記冗長アドレスー致検出回路が、上記複
    数のアドレス設定回路からそれぞれ出力される比較結果
    信号を入力してデコードイネーブル信号を出力する第2
    の論理回路を有し、 上記サブメモリアレイ選択回路が上記比較結果信号と上
    記デコードイネーブル信号とを入力し、アドレス信号又
    は上記比較結果信号に応じて上記サブメモリアレイ選択
    信号を出力する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】マトリックス状に配置されているメモリセ
    ルを含む第1のサブメモリアレイと、 アドレス信号に応じて上記第1のサブメモリアレイのメ
    モリセルが接続されている行線または列線を選択するた
    めの第1のデコーダと、 マトリックス状に配置されているメモリセルおよび冗長
    メモリセルを含む第2のサブメモリアレイと、 アドレス信号に応じて上記第2のサブメモリアレイのメ
    モリセルが接続されている行線または列線を選択するた
    めの第2のデコーダと、 上記第2のサブメモリアレイの冗長メモリセルが接続さ
    れている冗長行線または冗長列線を選択するための冗長
    線選択回路と、 アドレス信号に応じて上記第1または第2のサブメモリ
    アレイを選択するためのサブメモリアレイ選択信号を出
    力するサブメモリアレイ選択回路と、 上記第1または第2のサブメモリアレイの行線または列
    線のアドレスを設定可能であり、入力するアドレス信号
    が設定されているアドレスと一致すると、上記第1およ
    び第2のデコーダを非活性化する共に上記冗長線選択回
    路を活性化するための冗長線選択信号を出力する冗長ア
    ドレスー致検出回路と、 を有し、 上記冗長アドレス一致検出回路が、フューズ素子が溶断
    されることにより欠陥メモリセルのアドレスが設定され
    る複数のアドレス設定回路と、上記複数のアドレス設定
    回路からそれぞれ出力される比較結果信号を入力してデ
    コードイネーブル信号を出力する第2の論理回路とを有
    し、 上記サブメモリアレイ選択回路が上記比較結果信号と上
    記デコードイネーブル信号とを入力し、アドレス信号又
    は上記比較結果信号に応じて上記サブメモリアレイ選択
    信号を出力し、 上記冗長アドレス一致検出回路から上記冗長線選択信号
    が出力されると、上記サブメモリアレイ選択信号と上記
    冗長線選択信号に応じて上記冗長線選択回路が冗長行線
    または冗長列線を選択することにより、上記第1または
    第2のサブメモリアレイに発生した欠陥メモリセルが上
    記第2のサブメモリアレイの冗長メモリセルにより救済
    される半導体記憶装置。
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