JP3268668B2 - 車両前方左右方向モニター - Google Patents

車両前方左右方向モニター

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JP3268668B2
JP3268668B2 JP32956192A JP32956192A JP3268668B2 JP 3268668 B2 JP3268668 B2 JP 3268668B2 JP 32956192 A JP32956192 A JP 32956192A JP 32956192 A JP32956192 A JP 32956192A JP 3268668 B2 JP3268668 B2 JP 3268668B2
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青山益敏
吉田敏宏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行する自動車の前方
左右方向の死角内にある物体(障害物)等を容易に認識
することができるモニターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行する自動車で例えば路地から本道に
出ようとするとき、その自動車の先端が本道に突き出さ
ないで本道の左右往来状況を確認しようとしても死角が
生じて、その本道における物体の位置確認をすることは
困難であるため、この困難を解消するために、例えば図
1に示すようなV型ミラー1を自動車ボンネット2の先
端部に取付け使用することが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
V型ミラー1により反射表示される物体像は図2に示す
ように、左右反対に見える。すなわち、V型ミラー1の
右側反射ミラー1aで見える右方向の物体2の右側面2
aは、その反射ミラー1aに映し出される反射像2’に
おいて左側2’aとなり、またその物体の左側面2bは
反射像2’の右側2’bとなって表示され、物体2の左
右両側が逆に見えることになる。V型ミラー1の左側反
射ミラー1bで見える物体3においてもその反射像3’
は、同様にして左右両側が逆に見える。
【0004】従って車両前方の左右方向にある物体の位
置移動状況を、瞬時に把握することが困難であり、特に
その物体が道路上を走行する車両である場合、その道路
の右側を走行しているのか又は左側を走行しているのか
誤認しやすいものであった。また上記V型ミラー1は、
車体先端部に取付け使用するものであるため、ミラー1
a又は1bに映し出される像と運転者のアイポイント4
との間が離れ、これによって反射像が小さく見えて見ず
らいという不具合があった。さらに、車体先端部にV型
ミラーを取付けることにより見栄えも悪くなり、その
上、ボンネット上に突設されているV型ミラーが視角内
の障害物となって安全運転上好ましくない等の問題点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、車体先端部に設備し
た撮影カメラ本体のレンズの半分に、実像光を直接に入
射させ、またそのカメラレンズの他の半分には、2枚の
ミラーにより2回反射された反射光を入射させることの
できるカメラと、該カメラによる映像を表示するテレビ
表示器とで構成して、車両前方かつ左右両側に位置され
ている物体像を、車室内に設備した表示器(モニター)
に、正規の位置で映し出させることができる車両前方左
右方向モニターを提供することにある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0007】図3乃至図5において、11は自動車の前
方バンパ12の略中央部に取付けられているカメラであ
り、13は車室内の運転者が見やすい位置に設備したテ
レビ表示器、14は上記カメラ11により撮影された撮
影信号を、表示信号となして上記のテレビ表示器13に
映し出させるためのコントローラである。
【0008】上記カメラ11構造は、図4に示すように
第1のケース15の内部にモールド材16を介して固定
されるカメラ本体17と、このカメラ本体の前部に取付
けられていて、そのカメラ本体17レンズへの撮像を規
制するための第2のケース18を有している。すなわ
ち、その第2のケース18には、カメラレンズ19に対
して左側半分の物体光を直接入射せしめるための第1の
窓20と、上記カメラレンズ19の右側半分に、2枚の
ミラー21a,21bによって2回反射された反射像を
入射せしめるための第2の窓22が夫々形成されてい
る。なお第2の窓22から取入れられる影像方向(b)
と第1の窓(20)から取入れられる影像方向(a)と
の間には略180°に及ぶ角度での拡角視界が得られ
る。
【0009】テレビ表示器13は、前記カメラ11によ
る撮像を表示する例えばブラウン管又は液晶による表示
器である。
【0010】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、自動車の走行時において、上記
カメラ11、コントローラ14及びテレビ表示器13に
電源を投入して夫々を起動させると、カメラ11におけ
る第1の窓20からはa方向における物体像「C」がレ
ンズ19の左側半分で撮影され、また第2の窓22から
は、b方向における物体像「B」が2枚のミラー21
a,21bに反射されてレンズ19の右側半分で撮影さ
れる。
【0011】従ってこのカメラ11によれば、車体の前
方略左側に存在する物体像「C」は、ミラーにより反射
されることなくカメラ本体のレンズ19に直接入射され
るため、その物体像「C」は反転されることがなく、表
示器13に正規の向き、での撮像が表示される。また車
体の前方略右側に存在する物体像「B」は、2枚のミラ
ー21aと21bに反射されてカメラ本体レンズ19に
入射されるが、この物体像「B」がレンズ19に入射さ
れるまでの間に2枚のミラーにより2回の反射がなされ
るために、レンズ19に到達される物体像「B」は正規
の向きとなり表示器13に表示される物体像の撮像は正
規の向きで表示される。
【0012】このように本実施例にあっては、例えば自
動車前方左側物体像はミラーに反射させることなく直接
撮影し、また右側物体像は2枚のミラーを使用して2回
の反射を行なって撮影するカメラ構造を備えたモニター
であるから、これによれば、上記カメラによって撮像
し、表示器13によって表示される表示像は実際の物体
像の向きと等しい向きで表示されることから、自動車前
方略左右方向に存在する物体の位置、向き等を正確かつ
容易に把握することができ、これによって運転の安全性
が高められる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、撮影カメラ本体
17と、該カメラ本体17のレンズ19半分に物体像を
直接入射せしめるための第1の窓20と、上記レンズの
他の半分に、2枚のミラー21a,21bによって2回
反射せしめた物体像を反射入射せしめるための第2の窓
22を有し、かつ車体先端部に設備されるカメラ11
と、さらに該カメラ11による撮影物体像を表示し、か
つ車室内に設備されるテレビ表示器13で構成されてい
る車両前方左右方向モニターであって、これによれば例
えば自動車前方左側物体像はミラーに反射させることな
く直接撮影し、また右側物体像は2枚のミラーを使用し
て2回の反射を行なって撮影する構造であるから、上記
カメラによって撮像し、表示器13によって表示される
表示像は実際の物体像の向きと等しい向きで表示される
ことから、自動車前方略左右方向に存在する物体の位
置、向き等を正確かつ容易に把握することができ、これ
によって運転の安全性が高められるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のV型ミラーの使用態様説明図。
【図2】従来例のV型ミラー反射作用説明図。
【図3】本発明実施例のモニターの使用説明図。
【図4】本発明実施例のカメラの内部構造説明図。
【図5】本発明実施例のモニターの全体構造説明図。
【符号の説明】
11…カメラ 12…前方バンパ 13…テレビ表示器 14…コントローラ 15…第1のケース 16…モールド材 17…カメラ本体 18…第2のケース 19…カメラレンズ 20…第1の窓 21a,21b…ミラー 22…第2の窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−54699(JP,A) 特開 昭58−194640(JP,A) 実開 平1−109447(JP,U) 実開 昭60−134384(JP,U) 実開 昭62−177548(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影カメラ本体(17)と、該カメラ本
    体(17)のレンズ(19)半分に物体像を直接入射せ
    しめるための第1の窓(20)と、上記レンズの他の半
    分に、2枚のミラー(21a),(21b)によって2
    回反射せしめた物体像を反射入射せしめるための第2の
    窓(22)を有し、かつ車体先端部に設備されるカメラ
    (11)と、さらに該カメラ(11)による撮影物体像
    を表示し、かつ車室内に設備されるテレビ表示器(1
    3)で構成されていることを特徴とする車両前方左右方
    向モニター。
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ES1028357Y (es) * 1994-06-03 1995-06-16 Cortes Luis Leon Lamata Dispositivo receptor para pantalla retrovisora.
JPH1059068A (ja) * 1996-08-23 1998-03-03 Yoshihisa Furuta 車両の死角確認装置

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