JP3267663B2 - へミング加工装置 - Google Patents

へミング加工装置

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JP3267663B2
JP3267663B2 JP08760592A JP8760592A JP3267663B2 JP 3267663 B2 JP3267663 B2 JP 3267663B2 JP 08760592 A JP08760592 A JP 08760592A JP 8760592 A JP8760592 A JP 8760592A JP 3267663 B2 JP3267663 B2 JP 3267663B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のドアパネ
ル等に施されるヘミング加工を行うためのローラ式ヘミ
ング加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来技術が特開昭61−2
62432号公報に記載されている。以下、本出願の願
書に添付した図3、図4を参照して従来技術の説明を行
う。この装置によると、先ず、図3(A)に示すよう
に、フランジ立てが完了したアウターパネル4を下型2
の上にセットし、このアウターパネル4の上にインナー
パネル6を載置する。そして、この状態で両パネル4,
6を位置決めおよびクランプ機構(図示されていない)
によって下型2の上に位置決めする。次に、図3(B)
に示すように、円錐面8aを備えるプリヘムローラ8を
紙面垂直方向(Y軸方向)に移動させて、アウターパネ
ル4のフランジ部4aをそのプリヘムローラ8の円錐面
8aで転圧する。これによってアウターパネル4のフラ
ンジ部4aは、ほぼ直立している状態から斜めの状態に
まで予備曲げされる。さらに予備曲げされたアウターパ
ネル4のフランジ部4aは、図3(C)に示すように、
円柱状のヘムローラ10によって転圧される。ここで前
記ヘムローラ10の転圧面10aは下型2の表面と平行
であるために、アウターパネル4のフランジ部4a、イ
ンナーパネル6およびアウターパネル4自身はヘムロー
ラ10と下型2とに挟まれた状態で押圧され、前記フラ
ンジ部4aはアウターパネル4と平行になるまで曲げら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ローラ式ヘミング加工装置によると、アウターパネル4
のフランジ部4aを予備曲げする工程では、前記プリヘ
ムローラ8はアウターパネル4のフランジ部4aにのみ
当接した状態になっている。ここで一般的にアウターパ
ネル4は曲がり易い鉄板であるために、プリヘムローラ
8を回転可能に支持する支持機構(図示されていない)
が撓んだり振動したりすると、このプリヘムローラ8が
X軸方向(図中左右方向)あるいはZ軸方向(図中上下
方向)に微妙に変位してしまう。この結果、このプリヘ
ムローラ8によって予備曲げされたフランジ部4aは波
打ちが大きくなったり、また図4に示すように、このフ
ランジ部4aが規定位置よりも下型2の内側に入り込ん
でしまうことがある。このような状態で、前記アウター
パネル4のフランジ部4aがヘムローラ10によって転
圧されると、加工面の波打ちや、図4(C)に示すよう
に、パネルの外形線が正寸よりも内側に入る、いわゆる
ヒケ状態Hが発生する。
【0004】本発明の技術的な課題は、プリヘムローラ
8がアウターパネル4のフランジ部4aを転圧している
ときに、同時にそのプリヘムローラ8の一部が下型2の
外側面2aを転圧できるような構造にすることにより、
この前記下型2の外側面2aによって、前記プリヘムロ
ーラ8の予め決められた方向以外の動きを規制して、安
定したプリヘム加工(予備曲げ加工)が行えるようにす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、請求項
1の発明によって解決される。請求項1の発明は、フラ
ンジ部を備えるアウターパネルを下型にセットし、その
アウターパネルの上にインナーパネルをセットして、前
記アウターパネルとインナーパネルとを位置決め機構に
よって前記下型に対して位置決めした状態で、前記フラ
ンジ部を折り返すへミング加工装置であって、三次元的
に移動可能なロボットのハンドに連結された支持機構
と、前記支持機構によって回転可能に支持されており、
前記下型の外側面を転圧する下型転圧面と、前記アウタ
ーパネルのフランジ部を所定角度だけ折り曲げる方向に
転圧するパネル転圧面とを備えるプリヘムローラとを有
しており、 前記ロボットのハンドは、前記プリヘムロー
ラのパネル転圧面が前記フランジ部を転圧する際に、そ
のプリヘムローラの下型転圧面が前記下型の外側面を転
圧するように制御されることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によると、プリヘムローラは三次元的に
移動可能なロボットのハンドに支持機構を介して取付け
られているため、ロボットが動作することでプリヘムロ
ーラは下型の外側面に沿って移動可能になる。プリヘム
ローラには、アウターパネルのフランジ部を所定角度だ
け折り曲げる方向に転圧するパネル転圧面と、下型の外
側面を転圧する下型転圧面とが設けられている。さら
に、ロボットのハンドは、プリヘムローラのパネル転圧
面がフランジ部を転圧する際に、そのプリヘムローラの
下型転圧面が下型の外側面を転圧するように制御され
る。このため、プリヘムローラが下型の外側面に沿って
移動する際に、ロボットのハンド等が撓んだり振動した
りしても、下型転圧面の働きでプリヘムローラのパネル
転圧面が下型の内側方向に変位することがない。この結
果、フランジ部に波打ちが生じたり、前記フランジ部が
規定位置よりも内側に入り込んでしまう不都合がない。
【0007】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の一
実施例に係るローラ式ヘミング加工装置の説明を行う。
図1は、本実施例に係るローラ式ヘミング加工装置で使
用されるプリヘムローラ18の平面図(A)、および側
面図(B)を表している。このプリヘムローラ18は、
円筒状の軸受け部18aと、この軸受け部18aの下端
に軸心を一致させた状態で固定されたフランジ状のロー
ラ部18bとを備えている。そして、前記軸受け部18
aから前記ローラ部18bにかけて、中央軸心方向(図
1(B)中、上下方向)に貫通孔18cが形成されてい
る。前記ローラ部18bは平面円形をしており、その外
側面には、図1(B)に示すように、円錐状の転圧面1
8eが形成されている。さらにその円錐状の転圧面18
eの下には、連続して円柱状の転圧面18fが軸心を一
致させた状態で形成されている。なお、両転圧面18
e,18fの成す角は135°に設定されている。前記
プリヘムローラ18の貫通孔18cには、ローラ支持機
構(図示されていない)のシャフトが挿通され、このシ
ャフトの回りを前記プリヘムローラ18が回転できるよ
うになっている。さらに前記ローラ支持機構はロボット
(図示されていない)のハンドに連結されている。これ
によって、前記ロボットが運転されると、前記プリヘム
ローラ18はX軸方向〔図1(B)中、左右方向〕、Y
軸方向〔図1(B)中、紙面垂直方向〕およびZ軸方向
〔図1(B)中、上下方向〕に予め決められた軌跡に従
って移動できるようになっている。なおローラ支持機構
は、プリヘムローラ18を油圧にて制御し、一定のスト
ローク内で所定の加圧力が得られるような機構になって
いる。
【0008】次に、図2を参照して本実施例に係るロー
ラ式ヘミング加工装置の作用を説明する。先ず、ヘミン
グ加工を行う前工程において、アウターパネル4のフラ
ンジ立てが行われる。このフランジ立て工程が図2
(A)に示されている。アウターパネル4が下型12上
に載置されると、このアウターパネル4は押え金3によ
って押さえられて位置決めされる。ここで前記押え金3
は、その外側面3aが前記下型12の外側面12aから
アウターパネル4の厚みだけ内側に位置するように配置
されており、さらに押え金3の外側面3aと前記下型1
2の外側面12aとは共に、下型12の表面12eに対
して直角になるように製作されている。アウターパネル
4が押え金3によって位置決めされると、次に円柱状の
フランジ立てローラ1が下型12の外側面12aを押圧
した状態で、Y軸方向(紙面に対して垂直方向)に移動
される。ここで前述のように、押え金3の外側面3aは
下型12の外側面12aからアウターパネル4の厚み分
だけ内側に位置しているために、前記アウターパネル4
の縁部4aはフランジ立てローラ1と押え金3の外側面
3aとに挟まれながら成形される。なお、フランジ立て
が行われた後は、アウターパネル4に形成されたフラン
ジ部4aの外側面(フランジ面)と下型12の外側面1
2aとは同一平面内に位置する。
【0009】前記アウターパネル4のフランジ立てが終
了すると、前記押え金3が取り外されて、インナーパネ
ル6がアウターパネル4の上にセットされる。そして両
パネル4,6が位置決めおよびクランプ機構(図示され
ていない)によって下型12の上に位置決めされる。両
パネル4,6の位置決めが完了すると、次に図2(B)
に示すように、前記プリヘムローラ18によってアウタ
ーパネル4のフランジ部4aの予備曲げが行われる。こ
こで、下型12の外側面12aには、プリヘムローラ1
8の円柱状の転圧面18fが当接する。なおこの時、前
記円柱状の転圧面18fの上端から下型12の表面12
eまでの距離は、アウターパネル4およびインナーパネ
ル6の板厚等を考慮して長さMに設定される。また、前
記転圧面18fが下型12の外側面12aに当接する長
さNは10mm以上に設定される。前記プリヘムローラ1
8は、その円柱状の転圧面18fが下型12の外側面1
2aを押圧している状態で、ロボットによってY軸方向
(紙面に対して垂直方向)に移動される。これによっ
て、前記アウターパネル4のフランジ部4aは、プリヘ
ムローラ18の円錐状の転圧面18eによって転圧さ
れ、フランジ立てされた状態(点線部分)から約45°
折り曲げられる。ここで前述のように、前記プリヘムロ
ーラ18はロボットによってY軸方向に移動される際
に、その円柱状の転圧面18fが下型12の外側面12
aを転圧している。このため前記プリヘムローラ18の
支持機構やロボットの腕が撓んだり、振動したりして
も、このプリヘムローラ18は下型12の内側方向(X
軸方向)や上下方向(Z軸方向)に変位することはな
い。この結果、予備曲げされた後のフランジ部4aに波
打ちが生じたり、このフランジ部4aが規定位置よりも
内側に入り込んでしまうことがなくなり、予備曲げが良
好に行われる。
【0010】前記アウターパネル4のフランジ部4aの
予備曲げが終了すると、従来と同様に図3(C)に示す
ように、円柱状のヘムローラ10によって前記フランジ
部4aが転圧される。これによって、前記フランジ部4
aは、インナーパネル6およびアウターパネル4と平行
になるまで曲げられて、ヘミング加工が完了する。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、ロボットのハンドや支
持機構等が撓んだり振動したりしても、プリヘムローラ
のパネル転圧面が下型の内側方向に変位することがない
ため、アウターパネルのフランジ部に波打ちが生じた
り、前記フランジ部が下型の外側面から内側に入り込ん
でしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るローラ式ヘミング加工装置で使
用されるプリヘムローラの平面図(A)、および側面図
(B)である。
【図2】本実施例に係るローラ式ヘミング加工装置を使
用してヘミング加工を行う様子を表す側面図である。
【図3】従来のローラ式ヘミング加工装置を使用してヘ
ミング加工を行う様子を表す側面図である。
【図4】従来のローラ式ヘミング加工装置を使用してヘ
ミング加工を行う様子を表す側面図である。
【符号の説明】
4 アウターパネル 4a フランジ部 6 インナーパネル 12 下型 12a 下型の外側面 18 プリヘムローラ 18e 円錐状の転圧面(パネル転圧面) 18f 円柱状の転圧面(下型転圧面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−81024(JP,A) 実開 昭52−33635(JP,U) 実開 昭54−56637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 39/02 B21D 19/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部を備えるアウターパネルを下
    型にセットし、そのアウターパネルの上にインナーパネ
    ルをセットして、前記アウターパネルとインナーパネル
    とを位置決め機構によって前記下型に対して位置決めし
    た状態で、前記フランジ部を折り返すへミング加工装置
    であって、 三次元的に移動可能なロボットのハンドに連結された支
    持機構と、 前記支持機構によって回転可能に支持されており、前記
    下型の外側面を転圧する下型転圧面と、前記アウターパ
    ネルのフランジ部を所定角度だけ折り曲げる方向に転圧
    するパネル転圧面とを備えるプリヘムローラとを有して
    おり、 前記ロボットのハンドは、前記プリヘムローラのパネル
    転圧面が前記フランジ部を転圧する際に、そのプリヘム
    ローラの下型転圧面が前記下型の外側面を転圧するよう
    に制御されることを特徴とするへミング加工装置。
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