JP3267013B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents
貯湯式給湯機Info
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯湯式給湯機に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、貯湯式給湯機の構成は、ケーシ
ング内に缶体として貯湯タンク兼用熱交換器を配設する
と共に、その下部に燃焼バーナを設けており、同バーナ
の燃焼により湯を温めている。
ング内に缶体として貯湯タンク兼用熱交換器を配設する
と共に、その下部に燃焼バーナを設けており、同バーナ
の燃焼により湯を温めている。
【0003】そして、貯湯タンク兼用熱交換器のタンク
本体にサーミスタ等の温度センサを設け、この温度セン
サによってタンク本体内の湯温を検出し、検出した温度
に基づいて燃焼バーナの着火・消火を行うことにより温
度制御を行い、一定温度の湯を供給できるようにしてい
る。
本体にサーミスタ等の温度センサを設け、この温度セン
サによってタンク本体内の湯温を検出し、検出した温度
に基づいて燃焼バーナの着火・消火を行うことにより温
度制御を行い、一定温度の湯を供給できるようにしてい
る。
【0004】従来、上記構成の貯湯式給湯機において、
缶体内の温度制御を行う場合、例えば、以下に示す2通
りの方法がある。
缶体内の温度制御を行う場合、例えば、以下に示す2通
りの方法がある。
【0005】即ち、缶体内の温度Tをt度に制御する場
合は、 T<t−α1 度となったとき・・・・・燃焼開始 T≧t+α2 度となったとき・・・・・燃焼終了 T<t−β1 度となったとき・・・・・即時燃焼開
始 t−β1 ≦T<tとなったとき・・・・消火後、a秒以
上経過したことを確認後燃焼開始 t≦T<t+β2 となったとき・・・・着火後、b秒以
上経過したことを確認後燃焼終了 T≧t+β2 となったとき・・・・・・即時燃焼終了
合は、 T<t−α1 度となったとき・・・・・燃焼開始 T≧t+α2 度となったとき・・・・・燃焼終了 T<t−β1 度となったとき・・・・・即時燃焼開
始 t−β1 ≦T<tとなったとき・・・・消火後、a秒以
上経過したことを確認後燃焼開始 t≦T<t+β2 となったとき・・・・着火後、b秒以
上経過したことを確認後燃焼終了 T≧t+β2 となったとき・・・・・・即時燃焼終了
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した貯
湯式給湯機では、缶体内の温度制御において、未だ、以
下のような解決すべき課題を有していた。
湯式給湯機では、缶体内の温度制御において、未だ、以
下のような解決すべき課題を有していた。
【0007】即ち、上記したような缶体内の温度制御で
は、予め定めた温度差になってはじめて燃焼開始・終了
を行うものなので、燃焼開始・終了のタイミングが遅く
なってしまう。
は、予め定めた温度差になってはじめて燃焼開始・終了
を行うものなので、燃焼開始・終了のタイミングが遅く
なってしまう。
【0008】かかる制御は、出湯中以外の缶体保温開始
時や自然放熱分を補う場合には問題ないが、出湯中にお
いては、燃焼開始・終了のタイミングが遅ければ、出湯
温度の上下ばらつきが顕著となり、使用者に不快感を与
えることになる。
時や自然放熱分を補う場合には問題ないが、出湯中にお
いては、燃焼開始・終了のタイミングが遅ければ、出湯
温度の上下ばらつきが顕著となり、使用者に不快感を与
えることになる。
【0009】このように、従来の貯湯式給湯機では缶体
内の温度制御に課題があり、出湯温度の安定性が良くな
かった。
内の温度制御に課題があり、出湯温度の安定性が良くな
かった。
【0010】本発明は、上記した課題を解決することの
できる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
できる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、湯を一定温度
に保温可能とした貯湯式給湯機において、出湯時には、
出湯開始時からの消費熱量を積算すると共に、同積算消
費熱量と缶体内に蓄えられる缶体熱容量との比が加熱開
始基準値に達したら加熱を開始し、加熱停止基準値に達
したら加熱を停止して、缶体の温度制御を行うことを特
徴とする貯湯式給湯機に係るものである。
に保温可能とした貯湯式給湯機において、出湯時には、
出湯開始時からの消費熱量を積算すると共に、同積算消
費熱量と缶体内に蓄えられる缶体熱容量との比が加熱開
始基準値に達したら加熱を開始し、加熱停止基準値に達
したら加熱を停止して、缶体の温度制御を行うことを特
徴とする貯湯式給湯機に係るものである。
【0012】また、本発明は、以下の構成にも特徴を有
する。
する。
【0013】イ)上記積算消費熱量は、出湯温度と入水
温度との偏差に使用流量を乗算したものとした。
温度との偏差に使用流量を乗算したものとした。
【0014】ロ)上記積算消費熱量と缶体熱容量との比
が、加熱停止基準値に達する前に、缶体温度が一定温度
以上になったら加熱を停止することとした。
が、加熱停止基準値に達する前に、缶体温度が一定温度
以上になったら加熱を停止することとした。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき、具体的に説
明する。
明する。
【0018】図1は本発明に係る貯湯式給湯機Aの模式
的説明図であり、貯湯式給湯機Aはケーシング1内に収
納されている。そして、同ケーシング1の内部上方に缶
体として貯湯タンク兼用熱交換器2を配設すると共に、
その下部に燃焼バーナ3を設け、さらに、本給湯機Aの
機能を全て制御する制御部5をケーシング1内に配設し
ている。
的説明図であり、貯湯式給湯機Aはケーシング1内に収
納されている。そして、同ケーシング1の内部上方に缶
体として貯湯タンク兼用熱交換器2を配設すると共に、
その下部に燃焼バーナ3を設け、さらに、本給湯機Aの
機能を全て制御する制御部5をケーシング1内に配設し
ている。
【0019】貯湯タンク兼用熱交換器2は、タンク本体
2aに多数の垂直煙流出筒2bを貫通させて構成している。
2aに多数の垂直煙流出筒2bを貫通させて構成している。
【0020】また、貯湯タンク兼用熱交換器2のタンク
本体2aにはサーミスタ等の温度センサ4を設けると共
に、同センサ4を制御部5と接続しており、制御部5に
より缶体温度TK を監視している。
本体2aにはサーミスタ等の温度センサ4を設けると共
に、同センサ4を制御部5と接続しており、制御部5に
より缶体温度TK を監視している。
【0021】図1において、6は給水管であり、図示し
ない水源に基端を連通連結し、終端を貯湯タンク兼用熱
交換器2のタンク本体2aに設けた流入口2cに連通連結し
ている。
ない水源に基端を連通連結し、終端を貯湯タンク兼用熱
交換器2のタンク本体2aに設けた流入口2cに連通連結し
ている。
【0022】また、同給水管6の中途には入水温度セン
サ10を取付けると共に、同入水温度センサ10は制御部5
に接続しており、制御部5により入水温度を監視してい
る。
サ10を取付けると共に、同入水温度センサ10は制御部5
に接続しており、制御部5により入水温度を監視してい
る。
【0023】9は同入水温度センサ10の上流側に設けた
水量センサであり、制御部5と接続している。そして、
出湯に伴い水源からタンク本体2aへ供給される水量を検
出し、検出結果は制御部5に出力される。
水量センサであり、制御部5と接続している。そして、
出湯に伴い水源からタンク本体2aへ供給される水量を検
出し、検出結果は制御部5に出力される。
【0024】また、7はタンク本体2aから取出した給湯
管であり、タンク本体2aに設けた流出口2dに連通連結す
ると共に、台所や風呂場等に取付けた給湯栓13に連通し
ている。なお、給湯栓13は複数個あっても構わない。
管であり、タンク本体2aに設けた流出口2dに連通連結す
ると共に、台所や風呂場等に取付けた給湯栓13に連通し
ている。なお、給湯栓13は複数個あっても構わない。
【0025】そして、同給湯管7の中途に出湯温度セン
サ12を取付けると共に、同出湯温度センサ12は制御部5
に接続している。
サ12を取付けると共に、同出湯温度センサ12は制御部5
に接続している。
【0026】そして、上記出湯温度センサ12によって出
湯温度を検出し、検出温度に基づき、制御部5を介して
燃焼バーナ3の着火・消火を行わせて貯湯タンク兼用熱
交換器2内の湯を一定温度に保ち、随時一定温度の湯を
供給できるようにしている。
湯温度を検出し、検出温度に基づき、制御部5を介して
燃焼バーナ3の着火・消火を行わせて貯湯タンク兼用熱
交換器2内の湯を一定温度に保ち、随時一定温度の湯を
供給できるようにしている。
【0027】14は本貯湯式給湯機Aの操作盤であり、風
呂場や台所等に取付けており、かかる操作盤14は制御部
5に接続している。
呂場や台所等に取付けており、かかる操作盤14は制御部
5に接続している。
【0028】同操作盤14により、貯湯式給湯機Aの運転
開始・停止を行える他、湯の温度設定を行うことができ
る。
開始・停止を行える他、湯の温度設定を行うことができ
る。
【0029】ところで、制御部5は、上記したように、
操作盤14から入力された設定温度に基づいて給湯栓13か
ら吐出する湯の温度調節を行う他、貯湯式給湯機Aの運
転開始・停止や、燃焼バーナ3の着火・消火等、給湯機
Aの機能全体の制御を行うものである。
操作盤14から入力された設定温度に基づいて給湯栓13か
ら吐出する湯の温度調節を行う他、貯湯式給湯機Aの運
転開始・停止や、燃焼バーナ3の着火・消火等、給湯機
Aの機能全体の制御を行うものである。
【0030】
【0031】即ち、缶体熱容量HQ0は、缶体となるタン
ク本体2aの容量が一定なので、一定の保温温度のもとで
は一定であり、かかる一定保温温度における基準となる
缶体に蓄えられるべき熱量を指している。しかし、実際
の缶体保有熱量は、消費される熱量、及び、外部から加
えられる熱量(燃焼バーナ2等による)によって、時間
と共に変化する。
ク本体2aの容量が一定なので、一定の保温温度のもとで
は一定であり、かかる一定保温温度における基準となる
缶体に蓄えられるべき熱量を指している。しかし、実際
の缶体保有熱量は、消費される熱量、及び、外部から加
えられる熱量(燃焼バーナ2等による)によって、時間
と共に変化する。
【0032】このような、缶体缶体保有熱量の変化を管
理することで、燃焼開始・終了のタイミングを早め、出
湯温度の安定性を向上させようとするものである。
理することで、燃焼開始・終了のタイミングを早め、出
湯温度の安定性を向上させようとするものである。
【0033】ここで、積算消費熱量HQ1は、出湯温度T
H と入水温度TC との偏差に使用流量Qを乗算したもの
としており、また、燃焼バーナ3の単位時間当たりの熱
量をHB とすると次の式で表される。
H と入水温度TC との偏差に使用流量Qを乗算したもの
としており、また、燃焼バーナ3の単位時間当たりの熱
量をHB とすると次の式で表される。
【0034】 積算消費熱量HQ1=Σ(TH −TC )×Q−ΣHB そして、上記積算消費熱量HQ1と缶体熱容量HQ0との比
が、着火基準値αに達したら燃焼を開始するようにする
と共に、積算消費熱量HQ1と缶体熱容量HQ0との比が、
消火基準値βに達したら燃焼を停止するようにしてい
る。
が、着火基準値αに達したら燃焼を開始するようにする
と共に、積算消費熱量HQ1と缶体熱容量HQ0との比が、
消火基準値βに達したら燃焼を停止するようにしてい
る。
【0035】なお、本実施例においては、着火基準値α
は缶体熱容量HQ0を100 とした場合に、同缶体熱容量H
Q0に対して積算消費熱量HQ1が10となったときの値、即
ち、缶体熱容量HQ0に対して、実際の缶体保有熱量が90
となったとき(90%)の値としている。
は缶体熱容量HQ0を100 とした場合に、同缶体熱容量H
Q0に対して積算消費熱量HQ1が10となったときの値、即
ち、缶体熱容量HQ0に対して、実際の缶体保有熱量が90
となったとき(90%)の値としている。
【0036】また、消火基準値βは、燃焼バーナ3が着
火して缶体に蓄えられる熱容量が徐々に回復し、缶体熱
容量HQ0に対しての実際の缶体保有熱量が100 となった
とき(100 %)の値、即ち、実際の缶体保有熱量が基準
となるべき一定保温温度における缶体熱容量HQ0まで回
復したときの値としている。
火して缶体に蓄えられる熱容量が徐々に回復し、缶体熱
容量HQ0に対しての実際の缶体保有熱量が100 となった
とき(100 %)の値、即ち、実際の缶体保有熱量が基準
となるべき一定保温温度における缶体熱容量HQ0まで回
復したときの値としている。
【0037】なお、燃焼バーナ3の熱量は予め分かって
いるので、実際の缶体保有熱量の回復具合は容易に算出
することができる。
いるので、実際の缶体保有熱量の回復具合は容易に算出
することができる。
【0038】ところで、缶体保有熱量は、缶体熱容量H
Q0−積算消費熱量HQ1で表される。
Q0−積算消費熱量HQ1で表される。
【0039】さらに、本実施例では、上記積算消費熱量
HQ1と缶体熱容量HQ0との比が、消火基準値βに達する
前に、缶体温度TK が一定温度以上になったら燃焼を停
止するようにしている。
HQ1と缶体熱容量HQ0との比が、消火基準値βに達する
前に、缶体温度TK が一定温度以上になったら燃焼を停
止するようにしている。
【0040】ここで、本発明に係る貯湯式給湯機Aの作
動について、図2に示す作動説明図、及び、図3に示す
フローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、
図2において、湯の保温温度を40度とすると共に、缶体
温度TK の安全温度を80度としている。
動について、図2に示す作動説明図、及び、図3に示す
フローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、
図2において、湯の保温温度を40度とすると共に、缶体
温度TK の安全温度を80度としている。
【0041】図2及び図3に示すように、給湯栓13を開
いて出湯を開始すると(101) 、かかる出湯開始に伴うタ
ンク本体2aへの給水を水量センサ9が検出し、かかる検
出結果により制御部5は出湯が開始されたことを判別す
る。
いて出湯を開始すると(101) 、かかる出湯開始に伴うタ
ンク本体2aへの給水を水量センサ9が検出し、かかる検
出結果により制御部5は出湯が開始されたことを判別す
る。
【0042】そして、図3に示すように、出湯開始を判
別すると同時に、制御部5は積算消費熱量HQ1の演算を
開始する(102) 。
別すると同時に、制御部5は積算消費熱量HQ1の演算を
開始する(102) 。
【0043】演算結果により、着火基準値αが上述した
ように、缶体熱容量HQ0に対して、実際の缶体保有熱量
(HQ0−HQ1/HQ0)が90%となる値になれば(103) 、
燃焼を開始するために、制御部5は燃焼バーナ3に着火
信号を出力して燃焼を開始する(104) 。
ように、缶体熱容量HQ0に対して、実際の缶体保有熱量
(HQ0−HQ1/HQ0)が90%となる値になれば(103) 、
燃焼を開始するために、制御部5は燃焼バーナ3に着火
信号を出力して燃焼を開始する(104) 。
【0044】燃焼バーナ3からの熱量によって、缶体保
有熱量が徐々に回復して消火基準値βに達すると、即
ち、缶体熱容量HQ0に対しての実際の缶体保有熱量が10
0 %となったら(105) 、燃焼を終了し(106) 、次回の使
用に備える(107) 。
有熱量が徐々に回復して消火基準値βに達すると、即
ち、缶体熱容量HQ0に対しての実際の缶体保有熱量が10
0 %となったら(105) 、燃焼を終了し(106) 、次回の使
用に備える(107) 。
【0045】また、燃焼中に、温度センサ4が缶体温度
TK が80度に達したことを検出すると(108) 、安全のた
めに制御部5は缶体内沸騰防止を図って燃焼バーナ3へ
消火信号を出力して燃焼を停止するようにしている。
TK が80度に達したことを検出すると(108) 、安全のた
めに制御部5は缶体内沸騰防止を図って燃焼バーナ3へ
消火信号を出力して燃焼を停止するようにしている。
【0046】ここで、本考案に係る貯湯式給湯機Aの燃
焼開始・終了のタイミングが早まることをより具体的に
説明すると以下の通りである。
焼開始・終了のタイミングが早まることをより具体的に
説明すると以下の通りである。
【0047】なお、保温温度及び出湯温度TH を40度、
入水温度TC を11度、缶体容量を13.5リットル、燃焼バ
ーナ3の単位熱量を31,000Kcal/h、出湯量を10リットル
/分とする。
入水温度TC を11度、缶体容量を13.5リットル、燃焼バ
ーナ3の単位熱量を31,000Kcal/h、出湯量を10リットル
/分とする。
【0048】缶体熱容量HQ0は保温温度×缶体容量であ
らわされるから、 缶体熱容量HQ0・・・40×13.5=540Kcal このときの1秒当たりの消費熱量は、 消費熱量・・・(40 −11) ×10/60=4.83Kcal/ 秒 実際の缶体保有熱量が上記缶体熱容量HQ0の90%となっ
たとき、即ち、積算消費熱量HQ1が缶体熱容量HQ0の10
%となったときに燃焼バーナ3は着火するようにしてい
るので、着火に要する時間は、 着火に要する時間・・・540 ×0.1 /4.83=11.2(秒) 燃焼バーナ3の単位熱量は31,000Kcal/hであり、1秒当
たりでは、8.61Kcal/秒となる。
らわされるから、 缶体熱容量HQ0・・・40×13.5=540Kcal このときの1秒当たりの消費熱量は、 消費熱量・・・(40 −11) ×10/60=4.83Kcal/ 秒 実際の缶体保有熱量が上記缶体熱容量HQ0の90%となっ
たとき、即ち、積算消費熱量HQ1が缶体熱容量HQ0の10
%となったときに燃焼バーナ3は着火するようにしてい
るので、着火に要する時間は、 着火に要する時間・・・540 ×0.1 /4.83=11.2(秒) 燃焼バーナ3の単位熱量は31,000Kcal/hであり、1秒当
たりでは、8.61Kcal/秒となる。
【0049】従って、着火後は、8.61−4.83=3.78(Kc
al/ 秒)づつ回復する。
al/ 秒)づつ回復する。
【0050】消費した10%の熱量を回復させるために要
する時間は、 回復に要する時間・・・540 ×0.1 /3.78=14.3(秒) 従って、14.3(秒) 燃焼し、11.2(秒) の消火状態とい
うサイクルが繰り返されることになる。
する時間は、 回復に要する時間・・・540 ×0.1 /3.78=14.3(秒) 従って、14.3(秒) 燃焼し、11.2(秒) の消火状態とい
うサイクルが繰り返されることになる。
【0051】ところで、従来の貯湯式給湯機では、実際
に測定してみると、燃焼時間は約30秒であり、消火時
間は約20秒ということが分かっている。
に測定してみると、燃焼時間は約30秒であり、消火時
間は約20秒ということが分かっている。
【0052】このように、本発明に係る貯湯式給湯機A
では、燃焼開始・終了のタイミングが従来の貯湯式給湯
機に比べて顕著に早まるので、出湯温度の安定性が著し
く向上することになる。
では、燃焼開始・終了のタイミングが従来の貯湯式給湯
機に比べて顕著に早まるので、出湯温度の安定性が著し
く向上することになる。
【0053】
【発明の効果】本発明では、湯を一定温度に保温可能と
した貯湯式給湯機において、出湯時には、出湯開始時か
らの消費熱量を積算すると共に、同積算消費熱量と缶体
内に蓄えられる缶体熱容量との比が加熱開始基準値に達
したら加熱を開始し、加熱停止基準値に達したら加熱を
停止して、缶体の温度制御を行うようにしたので、加熱
開始・終了のタイミングを早めることができ、出湯温度
の安定度が著しく向上して使用中の湯温変化が大きくな
ることがなく、使用者に不快感を与えることがなくな
る。
した貯湯式給湯機において、出湯時には、出湯開始時か
らの消費熱量を積算すると共に、同積算消費熱量と缶体
内に蓄えられる缶体熱容量との比が加熱開始基準値に達
したら加熱を開始し、加熱停止基準値に達したら加熱を
停止して、缶体の温度制御を行うようにしたので、加熱
開始・終了のタイミングを早めることができ、出湯温度
の安定度が著しく向上して使用中の湯温変化が大きくな
ることがなく、使用者に不快感を与えることがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯湯式給湯機の模式的説明図であ
る。
る。
【図2】同給湯機の作動状態を示す説明図である。
【図3】同給湯機の作動を示すフローチャートである。
HQ0 缶体熱容量 HQ1 積算消費熱量 Q 使用流量 TC 入水温度 TH 出湯温度 TK 缶体温度 α 着火基準値 β 消火基準値
Claims (3)
- 【請求項1】湯を一定温度に保温可能とした貯湯式給湯
機において、出湯時には、出湯開始時からの消費熱量を
積算すると共に、同積算消費熱量(HQ1)と缶体内に蓄え
られる缶体熱容量(HQ0)との比が加熱開始基準値(α)に
達したら加熱を開始し、加熱停止基準値(β)に達した
ら加熱を停止して、缶体の温度制御を行うことを特徴と
する貯湯式給湯機。 - 【請求項2】上記積算消費熱量(HQ1)は、出湯温度(TH)
と入水温度(TC)との偏差に使用流量(Q)を乗算したもの
であることを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯機。 - 【請求項3】上記積算消費熱量(HQ1)と缶体熱容量(HQ0)
との比が、加熱停止基準値(β)に達する前に、缶体温
度(T K )が一定温度以上になったら加熱を停止することを
特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27930593A JP3267013B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 貯湯式給湯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27930593A JP3267013B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 貯湯式給湯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133959A JPH07133959A (ja) | 1995-05-23 |
JP3267013B2 true JP3267013B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=17609319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1993-11-09 JP JP27930593A patent/JP3267013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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