JP3266979B2 - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JP3266979B2 JP10539393A JP10539393A JP3266979B2 JP 3266979 B2 JP3266979 B2 JP 3266979B2 JP 10539393 A JP10539393 A JP 10539393A JP 10539393 A JP10539393 A JP 10539393A JP 3266979 B2 JP3266979 B2 JP 3266979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、急制動時の車輪ロック
を防止して高い制動安定性と短い制動停止距離が得られ
るよう制動液圧を制御するアンチスキッド制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の制御システムにおいては、その
制御回路の動作の安定化を図るために、バッテリー電圧
を安定化回路を通して供給されるが、バッテリー電圧が
異常に高くなった場合や低くなった場合には安定化回路
の出力電圧は一定電圧とならず、特に制御電圧が規定値
を下回ると、ブレーキ制御弁を駆動する電磁ソレノイド
やポンプのオイル供給能力が低下し、アンチスキッド制
御に誤動作が生じる恐れがある。
【0003】そこでこのような制御装置には、バッテリ
ー電圧を監視する回路を備え、バッテリー電圧が規定の
範囲から外れた時に電源の異常を警報するか、更に安全
性を考慮してアンチスキッド制御を解除して通常のブレ
ーキ制御に戻す、いわゆるフェイルセーフ動作を行うの
が望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンチ
スキッド制御中にあってはソレノイドのオン、オフ制御
により、制動液圧の増減圧を行い、併せて液圧回収用の
ポンプを駆動するモータをもオンにしているため、バッ
テリーから比較的大きな電流が流れており、このため、
特にバッテリー電圧の低下による電源異常の発生が起こ
り易く、その場合には、アンチスキッド制御が突然解除
されてしまう結果、通常のブレーキ制御に突然切り替わ
ったり、あるいは警報出力が出されたりして不要な混乱
を招く恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特公平4−7
1740号の「アンチスキッド制御システムの電源電圧
監視回路」においては、アンチスキッド制御中や制動中
では、電源電圧に異常が検出されてもフェイルセーフ動
作に入らないようにしたことが開示されている。
【0006】しかしながら、この制御においては、電源
電圧の異常低下を無視するために、アンチスキッド制御
が続行されたとしても、電源電圧が極端に低下した場合
には、上述したように安定したアンチスキッド制御が行
えず、かえって制御が不安定になるといった課題を提起
した。本発明は、上述した課題を解決するためになされ
たものであり、アンチスキッド制御中または制動中から
フェイルセーフ制御への移行を適切に行うことで、より
安定したアンチスキッド制御を達成できるアンチスキッ
ド制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明は、電源電圧
の異常を監視するためのしきい値を設定しておき、該し
きい値との比較により電源電圧の異常を検出した場合
に、通常のブレーキ状態に戻すなどフェイルセーフ処理
を行うようにしたアンチスキッド制御装置において、制
動中であることを検出する制動検出手段と、該制動検出
手段の検出出力が得られている場合に、前記電源電圧を
異常検出する際のしきい値を変化させるしきい値変更手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】本第2発明は、電源電圧の異常を監視する
ためのしきい値を設定しておき、該しきい値との比較に
より電源電圧の異常を検出した場合に、通常のブレーキ
状態に戻すなどフェイルセーフ処理を行うようにしたア
ンチスキッド制御装置において、アンチスキッド制御が
実行中であることを検出するアンチスキッド検出手段
と、該アンチスキッド検出手段の検出出力が得られてい
る場合に、前記電源電圧を異常検出する際のしきい値を
変化させるしきい値変更手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0009】本第3発明は、電源電圧の異常を監視する
ためのしきい値を設定しておき、該しきい値との比較に
より電源電圧の異常を検出した場合に、通常のブレーキ
状態に戻すなどフェイルセーフ処理を行うようにしたア
ンチスキッド制御装置において、アンチスキッド制御用
モータが駆動中であることを検出するモータ駆動検出手
段と、制動液圧を制御するソレノイドが通電中であるこ
とを検出するソレノイド通電検出手段と、該モータ駆動
検出手段あるいはソレノイド通電検出手段の検出出力が
得られている場合に、前記電源電圧を異常検出する際の
しきい値を変化させるしきい値変更手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】本第4発明は、電源電圧の異常を監視する
ためのしきい値を設定しておき、該しきい値との比較に
より電源電圧の異常を検出した場合に、通常のブレーキ
状態に戻すなどフェイルセーフ処理を行うようにしたア
ンチスキッド制御装置において、電源から流れ出る電流
量を検出する流出電流検出手段と、電源に流れ込む電流
量を検出する流入電流検出手段と、該電流検出手段によ
って得られる電流量によって前記電源電圧の異常検出に
おけるしきい値を変化させるしきい値変更手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1発明では、制動検出手段によって制動中で
あることが検出されている間には、しきい値変更手段に
よって、電源電圧を異常検出する際のしきい値の下限V
aがより低い値Vbに変更されるので、電源電圧の異常判
定基準が緩和され、ある程度の電圧低下では異常判定さ
れず、よってフェイルセーフ処理へは容易に移行しなく
なる。
【0012】第1発明では制動中にしきい値を変更した
が、アンチスキッド制御が行われている期間に、同様に
しきい値を変更するようにしたのが第2発明であり、
又、アンチスキッド制御用モータの駆動中、または電磁
ソレノイドの通電中にしきい値を変更するようにしたの
が第3発明である。また、電源から流れ出る電流量と電
源へ流れ込む電流量とを比較することによってしきい値
を変更するようにしたのが第4発明である。
【0013】
【実施例】図1は、本第1発明の装置の一実施例を示す
制御ブロック図である。1は車輪の回転に比例する周波
数の交流信号を検出する車輪速センサであり、2は、車
輪速検出センサ1で検出した車輪速に基づいて車輪の加
減速度を演算し、その減速度が、急制動により所定の値
を上回った時、車輪ロックが起こらないよう、制動液圧
の増圧、減圧、保持を短い周期で繰り返すためのソレノ
イド制御信号を出力するアンチスキッド制御回路であ
る。このアンチスキッド制御回路2としては、例えば特
公昭55−28900号に記載のものを用いることがで
きる。
【0014】このアンチスキッド制御回路2より出力さ
れる制御信号は、抵抗R1を介してパワートランジスタ
3のベースに入力される。このパワートランジスタ3の
コレクタ負荷として、イグニッションスイッチ5を介し
たバッテリー6よりの電源ラインLと同コレクタとの間
に、前述したように制動液圧を制御するための弁(不図
示)を駆動するための電磁ソレノイド4が接続されてお
り、この電磁ソレノイド4への通電量を変えることで制
動液の増圧、減圧、保持がなされ、アンチスキッド制御
がなされ、一方、電磁ソレノイド4がオフにされ、前記
弁が閉じられると、アンチスキッド制御が解除され、通
常のブレーキ制御に移行する。7は、電源ラインLの1
2Vを安定化して例えば8Vの安定化電圧Vcを出力す
る安定化回路である。前記のアンチスキッド制御回路2
はこの安定化電圧Vcの給電を受ける。
【0015】9はコンパレータであり、“−”入力部に
は、電源ラインLの12Vを抵抗R2,R3で分圧して
得た例えば5Vが入力される。この電圧は、バッテー6
の端子電圧の変化に対応して変化する。又、安定化回路
7の8Vの安定化電圧Vcは、抵抗R5,R6の分圧回
路により、例えば4Vを得ており、又、抵抗R8,R9
の分圧回路により、例えば3Vを得ている。これらの分
電圧はバッテリー電圧が変化しても常に一定値に保たれ
る。
【0016】前記のコンパレータ9の“+”入力部に
は、リレー10の切り替え接点10Yにより、前記の分
電圧4Vまたは3Vが選択的に入力される。11はブレ
ーキを踏んだ時にオンとなるブレーキスイッチであり、
このブレーキスイッチ11のオン時、バッテリー電圧が
抵抗R10を介してパワートランジスタ12のベースに
印加されることで、このパワートランジスタ12のコレ
クタ負荷として接続した前記リレー10が励磁される。
【0017】コンパレータ9の出力は、ダイオードD2
を介してバッファ13に入力され、その出力は、抵抗R
11を介してパワートランジスタ14のベースに印加さ
れる。このパワートランジスタ14のコレクタ負荷とし
て警報ランプ15が接続されている。又、バッファ13
の出力はパワートランジスタ16のベースにも印加さ
れ、このパワートランジスタ16のコレクタ負荷として
リレー17が接続されており、このリレー17のバック
接点17Aが前記のパワートランジスタ3のコレクタ回
路に挿入されている。
【0018】以下に上記回路の制御動作を述べる。ブレ
ーキをかけていない時は、ブレーキスイッチ11はオフ
であり、従ってパワートランジスタ12はスイッチオフ
状態となっているため、リレー10はオフであり、切り
替え接点10Yは図示した側に切り替えられている。
又、車輪速センサ1により所定の減速度も検出されてい
ないために、アンチスキッド制御回路2からはアンチス
キッド制御のためのソレノイド制御信号は出力されてい
ないために、その出力はローレベルになっており、従っ
て、パワートランジスタ3はスイッチオフである。
【0019】コンパレータ9の“+”入力部には、抵抗
R5,R6で分圧された4Vの電圧が切り替え接点10
Yを介して印加される。コンパレータ9の“−”入力部
には、抵抗R2およびR3による分圧された電圧V23
印加されるが、このような非制動時にあってはバッテリ
ー6よりの流出電流も少ないために、電源ラインLはほ
ぼ12Vに保たれており、従って前記電圧V23としてほ
ぼ5Vが印加される。その場合には、コンパレータ9は
ローレベルを出力し、ダイオードD2を介してバッファ
13に入力され、このバッファ13からはローレベルが
出力されるため、パワートランジスタ14,16は共に
スイッチオフであり、よって警報ランプ15は点灯せ
ず、又、リレー17のオフにより、接点17Aは導通状
態にあるが、前記のパワートランジスタ3がスイッチオ
フのため、電磁ソレノイド4もオフであり、従ってアン
チスキッド制御はなされない。
【0020】一方、このような非制動時にあっても何等
かの原因により、前記の電圧V23が例えば3.5Vにな
れば、コンパレータ9がハイレベルを出力するため、バ
ッファ13がハイレベルを出力し、これにより、パワー
トランジスタ14,16がオンとなり警報ランプ15が
点灯され、電源電圧の異常を知らす。又、リレー17が
励磁されて接点17Aが非導通状態になるが、パワート
ランジスタ3がスイッチオフのため、電磁ソレノイド4
はオフであり、アンチスキッド制御はなされない。
【0021】次にブレーキをかけた場合について述べ
る。この時はブレーキスイッチ11がオンとなり、パワ
ートランジスタ12のスイッチオンにより、リレー10
がオンとなり、その切り替え接点10Yが切り替わり、
コンパレータ9の“+”入力部には、抵抗R8,R9で
分圧された3Vが印加されるようになる。この時のブレ
ーキによる減速が小さく、車輪速センサ1から所定の減
速信号が出力されていない時は、アンチスキッド制御回
路2から引き続きローレベルの信号しか出力されず、こ
の時は既述したようにパワートランジスタ3のオフによ
り、電磁ソレノイド4もオフのためアンチスキッド制御
はなされない。
【0022】この時の分圧された前記電圧V23が、段落
番号[0020]の場合のように、元のしきい値4Vを
下回る3.5Vになった場合でも、両コンパレータ8,
9は共にローレベルを出力し、従って既述したように、
点灯ランプ15は点灯されず、電源電圧は正常と判定さ
れる。
【0023】一方、前記の電圧V23が3Vを下回る場合
には、初めてコンパレータ9がハイレベルを出力するよ
うになり、これによりバッファ13もハイレベルを出力
し、その結果、警報ランプ15が点灯されるようになる
がアンチスキッド制御はなされない。
【0024】さて、今度は急ブレーキをかけた場合であ
るが、この場合には、ブレーキスイッチ11のオンによ
りリレー10がオンとなると共に、車輪速センサ1から
所定の減速度の信号がアンチスキッド制御回路2に供給
されることで、このアンチスキッド制御回路2からハイ
レベルの信号が出力され、その結果、パワートランジス
タ3がスイッチオンする。この時、分圧された電圧V23
が3V以上であれば、既述したように、パワートランジ
スタ14,16はスイッチオフのため警報ランプ15は
点灯せず、又、リレー17の接点17Aが導通状態のた
め、電磁ソレノイド4がオンとなり、アンチスキッド制
御がなされる。
【0025】この状態で電源ラインLの電圧が変化して
前記の電圧V23が3Vを下回る場合には、既述したよう
に、パワートランジスタ14,16がスイッチオンとな
り、警報ランプ15が点灯して電源電圧の異常を知ら
せ、又、リレー17がオンになり、接点17Aが非導通
状態となるため、電磁ソレノイド4がオフとなり、アン
チスキッド制御が解除され、通常のブレーキ制御に移行
する。これでわかるように、ブレーキをかけている時に
は、上記の電圧V23が4Vを下回っても直ちにはアンチ
スキッド制御は解除されず、3Vを下回った時点で初め
てアンチスキッド制御が解除されるようになっている。
【0026】図2は本第2発明の1実施例を示した制御
ブロック図であり、図1と同一の機能をなす部分には同
一の符号を付している。アンチスキッド制御回路2より
アンチスキッド制御時に出力されるソレノイド制御信号
は、ラッチするラッチ回路21が新たに設けられてい
る。このラッチ回路21によって、アンチスキッド制御
信号が出力されている間、ラッチ回路21からはハイレ
ベルの信号が出力され、この信号は、リレー10の駆動
用パワートランジスタ12のベースに印加される。
【0027】上述した図1の回路構成では、ブレーキを
かけている時、アンチスキッド制御を解除する際の判定
基準であったしきい値を下方へ変更していたが、図2の
回路構成では、アンチスキッド制御が行われている時
に、前記のしきい値が下方へ変更それることが理解され
よう。
【0028】本第3発明の1実施例を図3に示してお
り、ここでは、紙面の関係上、リレー10の駆動回路の
みを示し、図1、図2と同一の部分には同一の符号を付
しており、又、その他の回路構成は、図1、図2と同一
である。電磁ソレノイド4と並列にリレー31が接続さ
れており、安定化電圧Vcとアースとの間に前記リレー
31の接点31A、抵抗R11、R12が直列に接続さ
れ、その抵抗R11とR12との接続点がオアゲート3
2の一方の入力部に接続される。又、アンチスキッド制
御回路2から出力されるアンチスキッド制御用モータの
制御信号は、抵抗R13を介してパワートランジスタ3
3のベースに印加され、このパワートランジスタ33の
コレクタ負荷として、当該アンチスキッド制御用モータ
を制御するリレー34が接続されている。尚、このアン
チスキッド制御用モータの駆動回路は図1、図2では直
接関係しないので省略した。前記のモータ制御信号は、
オアゲート32の他方の入力部にも印加される。このオ
アゲート32の出力は、抵抗R14を介して、しきい値
変更用のリレー10を制御するパワートランジスタ10
のベースに印加される。
【0029】この回路構成では、電磁ソレノイド4がオ
ンしているとき、リレー31もオンとなり、その接点3
1Aがオンとなることにより、オアゲート32の一方の
入力部に、抵抗R11およびR12で分圧されたハイレ
ベルが印加される。又、アンチスキッド制御回路からア
ンチスキッド制御用モータの制御信号が出力されている
ときにも、そのハイレベルの制御信号がオアゲート32
の他方の入力部に印加される。従って、電磁ソレノイド
4がオンのとき、および、アンチスキッド制御用モータ
がオンのとき、あるいは双方がオンのときには、オアゲ
ート32からハイレベルが出力され、これにより、パワ
ートランジスタ12がスイッチオンして、しきい値変更
用のリレー10が励磁され、図1、図2の場合と同様
に、アンチスキッド制御を解除する際の判定基準であっ
た、4Vが、3Vに変更される。
【0030】上述したようにアンチスキッド制御中にお
いてはアンチスキッド制御用モータが駆動されたりして
バッテリー6から流れ出る負荷電流が通常時と比べて大
きくなる。そこで、前記負荷による流出電流が流入電流
より多い時に、アンチスキッド制御を解除する際の判定
基準を下方に変更する、または流出電流量より流入電流
量の方が多い時に判定基準を上方に変更するようにした
のが第4発明であり、前記負荷による流出電流または流
入電流を検出するために、例えば、イグニッションスイ
ッチ5の二次側に低抵抗のシャントを挿入し、そのシャ
ントに生じた電圧降下の大小から負荷電流の大きさを知
るようにすればよい。尚、上記の各実施例では、アンチ
スキッド制御を解除する際の判定基準を変更するために
リレー10を用いたが、モータやソレノイドで切り替え
るようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、制動
中もしくはアンチスキッド制御中等にあっては、電源電
圧を異常検出する際のしきい値を低い値に変更するよう
にしたので、制動中等に起こり易い電源電圧に対し、そ
の異常判定基準が緩和されるため、ある程度の電圧低下
では異常判定されず、よってフェイルセーフ処理へは容
易に移行しなくなるため、安定した制御を得ることが可
能となる。本発明は主に急制動した際のアンチスキッド
制御について述べたが、トラクション制御についても有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1発明のアンチスキッド制御装置の1実
施例を示した制御ブロック図
【図2】 本第2発明のアンチスキッド制御装置の1実
施例を示した制御ブロック図
【図3】 本第3発明のアンチスキッド制御装置の1実
施例を示した制御ブロック図
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 アンチスキッド制御回路 3 パワートランジスタ 4 電磁ソレノイド 5 イグニッションスイッチ 6 バッテリー 7 安定化回路 8 コンパレータ 9 コンパレータ 10 リレー 11 ブレーキスイッチ 12 パワートランジスタ 13 バッファ 14 パワートランジスタ 15 警報ランプ 16 パワートランジスタ 17 リレー 21 ラッチ回路 31 リレー 32 オアゲート 33 パワートランジスタ 34 リレー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−186466(JP,A) 特開 昭61−81262(JP,A) 特開 平2−296569(JP,A) 特開 昭59−50711(JP,A) 特開 平1−278882(JP,A) 特開 昭58−222792(JP,A) 実開 平3−38265(JP,U) 実開 昭57−122448(JP,U) 実開 平1−116533(JP,U) 特公 平4−71740(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/88 - 8/96 B60R 16/02 G08B 19/00 - 21/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の異常を監視するためのしきい
    値を設定しておき、該しきい値との比較により電源電圧
    の異常を検出した場合に、通常のブレーキ状態に戻すな
    どフェイルセーフ処理を行うようにしたアンチスキッド
    制御装置において、 制動中であることを検出する制動検出手段と、 該制動検出手段の検出出力が得られている場合に、前記
    電源電圧を異常検出する際のしきい値を変化させるしき
    い値変更手段と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  2. 【請求項2】 上記しきい値変更手段は、上記制動検出
    手段の検出出力が得られている場合に、上記電源電圧の
    異常検出におけるしきい値を所定値分だけ下げる請求項
    1記載のアンチスキッド制御装置。
  3. 【請求項3】 電源電圧の異常を監視するためのしきい
    値を設定しておき、該しきい値との比較により電源電圧
    の異常を検出した場合に、通常のブレーキ状態に戻すな
    どフェイルセーフ処理を行うようにしたアンチスキッド
    制御装置において、 アンチスキッド制御が実行中であることを検出するアン
    チスキッド検出手段と、 該アンチスキッド検出手段の検出出力が得られている場
    合に、前記電源電圧を異常検出する際のしきい値を変化
    させるしきい値変更手段と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】 上記しきい値変更手段は、上記アンチス
    キッド検出手段の検出出力が得られている場合に、上記
    電源電圧の異常検出におけるしきい値を所定値分だけ下
    げる請求項3記載のアンチスキッド制御装置。
  5. 【請求項5】 電源電圧の異常を監視するためのしきい
    値を設定しておき、該しきい値との比較により電源電圧
    の異常を検出した場合に、通常のブレーキ状態に戻すな
    どフェイルセーフ処理を行うようにしたアンチスキッド
    制御装置において、 アンチスキッド制御用モータが駆動中であることを検出
    するモータ駆動検出手段と、 制動液圧を制御する電磁ソレノイドが通電中であること
    を検出するソレノイド通電検出手段と、 該モータ駆動検出手段あるいはソレノイド通電検出手段
    の検出出力が得られている場合に、前記電源電圧を異常
    検出する際のしきい値を変化させるしきい値変更手段
    と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  6. 【請求項6】 上記しきい値変更手段は、上記モータ駆
    動検出手段の検出出力が得られている場合に、上記電源
    電圧の異常検出におけるしきい値を所定値分だけ下げる
    請求項5記載のアンチスキッド制御装置。
  7. 【請求項7】 電源電圧の異常を監視するためのしきい
    値を設定しておき、該しきい値との比較により電源電圧
    の異常を検出した場合に、通常のブレーキ状態に戻すな
    どフェイルセーフ処理を行うようにしたアンチスキッド
    制御装置において、 電源から流れる出る電流量を検出する流出電流検出手段
    と、 電源に流れ込む電流量を検出する流入電流検出手段と、 該電流検出手段によって得られる電流量によって前記電
    源電圧の異常検出におけるしきい値を変化させるしきい
    値変更手段と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  8. 【請求項8】 上記しきい値変更手段は、上記電流検出
    手段によって得られる流入電流量より流出電流量が多く
    なれば、上記電源電圧の異常検出におけるしきい値を所
    定値分だけ下げ、流出電流量より流入電流量が多くなれ
    ば、しきい値を所定値分だけ上げる請求項7記載のアン
    チスキッド制御装置。
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