JP3265493B2 - Soi基板の製造方法 - Google Patents

Soi基板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はSOI(Silicon-on-I
nsulator)基板の製造方法に関し、例えば高集積の半導
体集積回路の製造に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン(Si)を用いた超LSIの限
界を打破するために、絶縁基体上に単結晶Si層を形成
するSOI技術が世界的に広く研究されている。このS
OI技術としては、現在、SIMOX(Separation by
Implanted Oxygen)法および張り合わせウエーハ法が注
目されている。
【0003】このうちSIMOX法は、Si基板中に酸
素を高濃度にイオン注入してSOIを形成する方法であ
るが、このように酸素を高濃度にイオン注入することに
よりSi活性層に発生する転位などの結晶欠陥がこのS
i活性層を用いて形成される素子(例えば、CMOS)
の性能を制限してしまう。一方、張り合わせウエーハ法
では、二枚のウエーハ同士を接着した後、一方のウエー
ハを薄膜化することによりSOIを形成する。このウエ
ーハの薄膜化のための技術としては、研削や研磨などの
技術が用いられるが、現状の機械研磨法では研磨精度に
限界があり、1μm程度の膜厚のSOIしか得ることが
できなかった。
【0004】さらに、超LSICMOSにおいては、S
i活性層として0.1μm以下の厚さのものが必要であ
るため、ボンドおよびエッチバックSOI(BESO
I)法と呼ばれる方法が研究されている。このBESO
I法には、Si基板上にエッチングストップ層を設け、
エッチバックを選択的に行うことによりSOIの膜厚を
制御する方法と、Si活性層の厚さを計測し、そのデー
タを基にして局部的にプラズマエッチングを行うことに
よりSOIの膜厚を制御する方法とがある。
【0005】ここで、一般的なBESOI基板の製造方
法を図12〜図14を参照して説明すると、次の通りで
ある。
【0006】すなわち、図12に示すように、まず、シ
ードウエーハとなるSi基板51上にエッチングストッ
プ層となる高濃度ホウ素(B)ドープp+ 型Si層52
を形成し、このp+ 型Si層52上にSi活性層53を
形成した後、このSi活性層53上に二酸化シリコン
(SiO2 )膜54を形成する。
【0007】次に、図13に示すように、このSiO2
膜54に支持基板(ハンドルウエーハとも呼ばれる)と
なる別のシリコン基板55を張り合わせる。
【0008】次に、シードウエーハであるSi基板51
をその裏面側から研削および研磨することにより厚さ1
〜2μmまで薄膜化した後、この薄膜化された残りのS
i基板51を、Journal of Electrochemical Society,
Vol.137, 3626(1990) に記載されているように、エチレ
ンジアミン−純水−ピロカテコール−ピラジンの混合液
を用いた化学エッチングにより除去する。このエッチン
グ時には、Si中のBの濃度差によりp+ 型Si層53
に対するSi基板51の選択エッチング比を大きくとる
ことができるので、残りのSi基板51を完全にエッチ
ング除去した後にもp+ 型Si層52はほとんどエッチ
ングされない。
【0009】この後、p+ 型Si層52をフッ酸−硝酸
−酢酸の混合液を用いた化学エッチングにより完全に除
去する。これによって、図14に示すように、Si活性
層53の表面が露出され、目的とするSOI基板が製造
される。
【0010】しかしながら、上述の従来のSOI基板の
製造方法では、将来の超LSI・CMOSを製造する場
合に要求される膜厚50nm以下、膜厚のTTV(Tota
l Thickness Variation)が膜厚の10%以下、表面粗度
0.3nm以下のSOIを実現することは困難であっ
た。
【0011】例えば、プラズマエッチングを用いた局部
的なエッチバックでは、膜厚が100nm以下の場合、
膜厚のTTVとして膜厚の10%以下を達成することは
困難である。また、エッチングストップ層としてBドー
プp+ 型Si層51を設けて選択的にエッチバックする
方法において選択エッチング比を高くするためにはBを
より高濃度にドープするが、そうすると、このp+ 型S
i層52内に転位などの結晶欠陥が生じたり、このp+
型Si層52上にエピタキシャル成長されるSi活性層
53にも結晶欠陥が発生したり、あるいはウエーハ張り
合わせ時の高温熱処理によりp+ 型Si層52中のBが
Si活性層53中に拡散し、CMOSの製造に支障を生
じてしまう。
【0012】一方、公表特許公報平4−506587号
には、Siとその他のIV族元素との化合物から成るエ
ッチングストップ層を用いるSOI基板の製造方法が開
示されている。しかしながら、このようなエッチングス
トップ層を用いる場合には、選択エッチング比を高める
ためにその他のIV族元素の含有量を増加させたりする
と、そのエッチングストップ層内に歪が生じ、その歪を
緩和するために転位が発生したり、あるいはそのエッチ
ングストップ層を設けることによりSi活性層53のT
TVおよび表面粗度が増大する。これは、ウエーハ張り
合わせ面にバブルが発生して張り合わせ強度の低下など
をもたらすとともに、例えば厚さが5nmの極薄ゲート
酸化膜をこのSi活性層53の表面に形成する場合にそ
の絶縁耐圧の劣化を招き、将来の超LSIの製造に適用
することは困難である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上述の
従来のSOI基板の製造方法は、いずれも、超LSIC
MOSを製造する場合に要求される程度の小さなTTV
の均一な膜厚および小さな表面粗度を有するSOI基板
を製造することは困難であった。
【0014】従って、この発明の目的は、TTVが小さ
く均一な膜厚および表面粗度が小さいシリコン層が絶縁
基体上に設けられたSOI基板を製造することができる
SOI基板の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来のSO
I基板の製造方法の上記課題を解決すべく鋭意研究を行
った結果、以下のような知見を得た。
【0016】すなわち、Si基板の表面にBを熱拡散さ
せることにより高濃度Bドープp+型Si層を形成した
試料を作製し、このp+ 型Si層の表面粗度を原子間力
顕微鏡(AFM)により測定した。この結果、p+ 型S
i層の表面粗度は、B濃度によっても異なるが、0.2
〜0.4nm程度と大きく、また、熱拡散の条件によっ
てはこのp+ 型Si層の表面に深さ1〜3nmの深い凹
部が発生することがあることがわかった。さらに、この
深い凹部は、試料の洗浄を行ったりすることによっても
発生することがわかった。
【0017】p+ 型Si層の表面にこのような深い凹部
が発生する原因については未だ解明されていないが、考
えられる一つの原因として、Si基板表面にBを熱拡散
させてp+ 型Si層を形成したときにその表面に硬度が
大きいシリコンのホウ化物が微粒子状に形成され、それ
が何らかの原因によってとれることがある。
【0018】このように、Bドープp+ 型Si層の表面
粗度は大きく、また、その表面に深い凹部が存在するこ
とがあるため、そのままでは、SOI基板を製造する際
のエッチングストップ層として用いるのには、基板の張
り合わせ時などに支障が生じる。そこで、これを防止す
るためには、このBドープp+ 型Si層を形成した後に
その表面を研磨して表面粗度を小さくし、かつ深い凹部
を除去しておくのが有効である。
【0019】さらに、このような研磨は、第1のエッチ
ングストップ層としてBドープp+型Si層以外の層を
用いる場合にも、その層を形成したままの状態では表面
粗度が大きかったり、表面に深い凹部が存在したりする
ときなどには、同様に有効である。
【0020】次に、Si基板上に形成したSi1-x Ge
x 層については、本発明者がこれまでに行ったAFMに
よる表面観察の結果、表面粗度は比較的大きいがGe組
成比xが小さいほど表面粗度が小さくなること、Si基
板とSi1-x Gex 層との間にSiバッファ層を設ける
ことにより表面が平坦化すること、および、Si1-x
x 層の厚さが臨界膜厚を超えた際に界面で発生する転
位に起因すると考えられる凹凸が表面に存在することな
どが明らかとなっている。さらに、Si基板上にBドー
プp+ 型Si層を形成し、その上にSiバッファ層、S
1-x Gex 層およびSi層を順次形成した構造の試料
を作製し、その後に張り合わせ時の熱処理条件と同一の
条件で熱処理を行ったものと熱処理を行わないものとに
ついて最上層のSi層の表面をAFMにより観察した結
果、Si1-x Gex 層の膜厚が増大するにつれてSi層
の表面粗度が増大すること、900℃までの低温熱処理
によりSi層の表面の形状および表面粗度は変化しない
ことなどがわかった。
【0021】以上のようにSi1-x Gex 層の表面粗度
は比較的大きいが、このSi1-x Gex 層上に形成され
るSi層の表面粗度は、下地のSi1-x Gex 層の表面
粗度をそのまま受け継ぎ、熱処理の有無などにもよる
が、例えば0.3〜0.6nm程度と大きい。これは、
基板の張り合わせ時に支障を生じるため、これを防止す
るために、Si層の表面を研磨して張り合わせ時に支障
を生じない程度に表面粗度を小さくしておくのが有効で
ある。
【0022】この研磨は、Si1-x Gex 層以外の層を
第2のエッチングストップ層として用いる場合にも、そ
の層を形成したままの状態では表面粗度が大きかった
り、表面に深い凹部が存在するときなどには、同様に有
効である。
【0023】さらに、Si基板の張り合わせを行った後
のSi1-x Gex 層の除去は研磨やエッチングにより行
うことができるが、この除去をエッチングにより行うと
きには、それによって露出するSi層の表面の粗度が大
きいため、このエッチングによって露出するSi層の表
面を研磨して表面粗度を小さくしておくことが、このS
i層を用いて素子を形成する観点からは好ましい。
【0024】さらにまた、以上のことは、Si層の代わ
りに、SiとGeおよびCのうちの少なくとも一方の元
素とから成る化合物半導体層(例えば、SiC層)を用
いる場合にも、同様に成立する。
【0025】この発明は、本発明者が得た上記知見に基
づいて案出されたものである。すなわち、上記目的を達
成するために、この発明の第1の発明によるSOI基板
の製造方法は、シリコン基板(1)上に第1のエッチン
グストップ層(2)を形成する工程と、第1のエッチン
グストップ層(2)の表面を研磨する工程と、表面が研
磨された第1のエッチングストップ層(2)上にバッフ
ァ層(3)を形成する工程と、バッファ層(3)上にシ
リコン層(5)を形成する工程と、シリコン層(5)上
に絶縁層(6)を形成する工程と、絶縁層(6)上に支
持基板(7)の一主面を張り合わせる工程と、シリコン
基板(1)、第1のエッチングストップ層(2)および
バッファ層(3)を除去し、支持基板(7)の主面上に
絶縁層(6)およびシリコン層(5)を残す工程とを有
することを特徴とするものである。
【0026】この発明の第2の発明によるSOI基板の
製造方法は、シリコン基板(1)上に第1のエッチング
ストップ層(2)を形成する工程と、第1のエッチング
ストップ層(2)の表面を研磨する工程と、表面が研磨
された第1のエッチングストップ層(2)上にシリコン
バッファ層(3)を形成する工程と、シリコンバッファ
層(3)上にシリコンとゲルマニウムおよび炭素のうち
の少なくとも一種の元素とから成る化合物半導体層を形
成する工程と、化合物半導体層上に絶縁層(6)を形成
する工程と、絶縁層(6)上に支持基板(7)の一主面
を張り合わせる工程と、シリコン基板(1)、第1のエ
ッチングストップ層(2)およびシリコンバッファ層
(3)を除去し、支持基板(7)の主面上に絶縁層
(6)および化合物半導体層を残す工程とを有すること
を特徴とするものである。
【0027】この発明の第1の発明は、好適には、バッ
ファ層はシリコンバッファ層(3)から成り、シリコン
バッファ層(3)を形成した後、シリコン層(5)を形
成する前にシリコンバッファ層(3)上に第2のエッチ
ングストップ層(4)を形成する工程をさらに有する。
【0028】また、この発明の第1の発明は、好適に
は、シリコン層(5)を形成した後、絶縁層(6)を形
成する前にシリコン層(5)の表面を研磨する工程と、
支持基板(7)の主面上に絶縁層(6)およびシリコン
層(5)を残した後、シリコン層(5)の表面を研磨す
る工程とをさらに有する。
【0029】この発明の第2の発明は、好適には、シリ
コンバッファ層(3)を形成した後、化合物半導体層を
形成する前にシリコンバッファ層(3)上に第2のエッ
チングストップ層(4)を形成する工程をさらに有す
る。
【0030】この発明の第2の発明は、好適には、化合
物半導体層を形成した後、絶縁層(6)を形成する前に
化合物半導体層の表面を研磨する工程と、支持基板
(7)の主面上に絶縁層(5)および化合物半導体層を
残した後、化合物半導体層の表面を研磨する工程とをさ
らに有する。
【0031】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいては、第1のエッチングストップ層(2)の表面を
少なくとも3nm以上でかつ少なくともその表面に存在
する凹凸が実質的に除去される厚さだけ研磨するように
する。この研磨の厚さは、好適には、5〜200nmで
ある。
【0032】この発明の第1の発明および第2の発明の
好適な一実施形態においては、第1のエッチングストッ
プ層はホウ素が高濃度にドープされたシリコン層から成
る。ここで、ホウ素の格子定数はシリコンの格子定数と
異なるため、このホウ素のドーピングはこの層内に結晶
欠陥を生じさせない濃度範囲で行う。また、第2のエッ
チングストップ層はSi1-x Gex 層から成り、このS
1-x Gex 層のGe組成比xは好適には0.03〜
0.3である。
【0033】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、シリコンバッファ層は、好適には、ホウ素が高
濃度にドープされたシリコン層(2)中のホウ素がシリ
コン層(5)中に実質的に拡散しない厚さを有する。
【0034】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、好適には、Si1-x Gex層から成る第2のエ
ッチングストップ層を研磨または化学エッチングにより
除去する。ここで、この化学エッチングにおいては、好
適には、フッ酸、硝酸および酢酸の混合液をエッチング
液として用いる。
【0035】
【0036】
【0037】
【作用】上述のように構成されたこの発明の第1の発明
によるSOI基板の製造方法によれば、第1のエッチン
グストップ層の表面を研磨する工程を有することから、
この第1のエッチングストップ層として大きな選択エッ
チング比をとることができるホウ素ドープp+ 型シリコ
ン層を用いた場合においても、その研磨厚さを十分に大
きくとってホウ素ドープp+ 型シリコン層の表面の凹部
などを除去しておくことにより、この第1のエッチング
ストップ層の表面粗度を十分に小さくすることができ
る。このため、この第1のエッチングストップ層の表面
粗度を受け継いで、この第1のエッチングストップ層上
に形成されるシリコンバッファ層、シリコン層および絶
縁層の表面粗度も十分小さくなる。従って、このシリコ
ン基板を支持基板と張り合わせたときに張り合わせ面に
バブルが発生するなどの支障が生じることがなく、張り
合わせを良好に行うことができる。これによって、TT
Vが小さくて均一な膜厚および小さな表面粗度を有する
シリコン層が絶縁基体上に設けられたSOI基板を製造
することができる。
【0038】また、第1のエッチングストップ層に加え
て、シリコンバッファ層とシリコン層との間に第2のエ
ッチングストップ層を形成することにより、シリコン基
板およびシリコンバッファ層の除去を高精度で行うこと
ができる。
【0039】さらに、シリコン層を形成した後、絶縁層
を形成する前にシリコン層の表面を研磨する工程と、支
持基板の主面上に絶縁層およびシリコン層を残した後、
シリコン層の表面を研磨する工程とをさらに有すること
により、第2のエッチングストップ層を除去した後に露
出されるシリコン層の表面の粗度を例えば0.2nm程
度以下と十分に小さくすることができる。
【0040】以上のことは、シリコン層の代わりにシリ
コンとゲルマニウムおよび炭素のうちの少なくとも一種
の元素とから成る化合物半導体層を用いるこの発明の第
2の発明によるSOI基板の製造方法についても同様で
ある。
【0041】
【0042】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。図1〜図10はこの発明の一実施
例によるSOI基板の製造方法を示す。
【0043】この一実施例においては、図1に示すよう
に、まず、シードウエーハとなる例えば(100)面方
位の単結晶のSi基板1上にBドープp+ 型Si層2を
形成する。ここで、このSi基板1はn型であってもp
型であってもよい。このp+型Si層2は第1のエッチ
ングストップ層として機能する。このp+ 型Si層2
は、Si基板1の表面にBを気相からの熱拡散や固体拡
散源からの拡散やイオン注入によりドープすることによ
って形成してもよいし、Si基板1上にエピタキシャル
成長により形成してもよい。このp+ 型Si層2のB濃
度は、好適には5×1019cm-3以上に設定され、より
好適には1020cm-3程度に設定される。また、このp
+ 型Si層2の厚さは、好適には100nm〜1μmに
設定される。
【0044】ここで、p+ 型Si層2の表面粗度は0.
2〜0.4nmと大きく、また、図1に示すように、こ
のp+ 型Si層2の表面には所々に深さ1〜3nmの凹
部2aが発生することがあるので、図11に示すよう
に、このp+ 型Si層2上にそのままSiバッファ層
3、Si1-x Gex 層4、Si活性層5およびSiO2
膜6を形成すると、これらの層に凹部3a、4a、4
b、5a、5b、6a、6bがそのまま残ってしまう。
【0045】そこで、次に、p+ 型Si層2の表面の凹
部2aの除去および表面粗度の改善のため、図2に示す
ように、このp+ 型Si層2の表面を3〜200nm、
好適には5〜200nmの厚さだけ研磨する。ここで、
この研磨厚さの上限を200nmとしたのは、研磨に要
する時間が長くなり過ぎるのを防止するためである。こ
れによって、p+ 型Si層2の表面粗度を0.1〜0.
2nmと小さくすることができる。
【0046】次に、水素ガス雰囲気中において700〜
1100℃の温度、好適には750〜950℃の温度で
加熱することにより、p+ 型Si層2の表面に形成され
た自然酸化膜(図示せず)を除去する。この後、図3に
示すように、p+ 型Si層2上に、例えば化学気相成長
(CVD)法により、Siバッファ層3、第2のエッチ
ングストップ層として機能するSi1-x Gex 層4およ
びSi活性層5を順次エピタキシャル成長させる。
【0047】ここで、Siバッファ層3をエピタキシャ
ル成長させる際には反応ガスとしてSiH4 ガスまたは
Si2 6 ガスを用い、600〜800℃の温度で成長
を行う。また、このSiバッファ層3の厚さは、Si活
性層5上に後述のSiO2 膜6を形成する際の熱処理お
よびウエーハ張り合わせ時の熱処理の際にp+ 型Si層
2からBが拡散してSi1-x Gex 層4に到達しない厚
さにすることが必要であり、好適には10nm〜1μm
の厚さに設定される。
【0048】Si1-x Gex 層4をエピタキシャル成長
させる際には、反応ガスとしてSiH4 ガスとGeH4
ガスとを用いるか、またはSi2 6 ガスとGeH4
スとを用い、500〜800℃の温度で成長を行う。こ
の場合、成長温度が高い程、Ge組成比xが大きい程、
厚さが大きい程、このSi1-x Gex 層4の表面の凹凸
が大きくなるので、好適には、成長温度は550〜75
0℃、Ge組成比xは0.03〜0.3、厚さは10〜
150nmに設定される。
【0049】Si活性層5をエピタキシャル成長させる
際には反応ガスとしてSiH4 ガスまたはSi2 6
スを用い、600〜800℃の温度で成長を行う。
【0050】このSi活性層5の表面粗度は、図11に
示すように、Si1-x Gex 層4の表面粗度をそのまま
受け継いでしまう。そこで、次に、図4に示すように、
このSi活性層5の表面粗度を0.1〜0.2nmにす
るため、このSi活性層5の表面を研磨する。
【0051】次に、図5に示すように、Si活性層5上
に熱酸化法またはCVD法によりSiO2 膜6を形成す
る。
【0052】次に、図6に示すように、このSiO2
6をハンドルウエーハとなる別のSi基板7の一主面と
接触させ、500〜1000℃程度の温度で熱処理を行
うことにより、張り合わせを行う。ここで、この熱処理
時には、Si1-x Gex 層4の歪が緩和されて転位が発
生しないようにするために、この熱処理の温度は950
℃以下とするのが望ましい。なお、Si基板7の張り合
わせ面は、Siそのままでもよいし、SiO2 膜を形成
してもよい。
【0053】次に、図7に示すように、Si基板1をそ
の裏面側から研削および研磨することにより薄膜化し、
約1〜2μmの厚さだけ残す。
【0054】次に、図8に示すように、残りのSi基板
1を例えばエチレンジアミン−純水−ピロカテコール−
ピラジンの混合液を用いた化学エッチングにより除去す
る。このエッチング時には、p+ 型Si層2とSi基板
1との選択エッチング比は、Bの濃度差にもよるが、
1:100程度とることができる。薄膜化されたSi基
板1のTTVは1μm程度であるが、このエッチング後
に残されたp+ 型Si層2、Siバッファ層3、Si
1-x Gex 層4およびSi活性層5から成る四層膜のT
TVは50nm以下になる。
【0055】次に、p+ 型Si層2、Siバッファ層3
およびSi1-x Gex 層4を順次除去し、図9に示すよ
うに、Si活性層5の表面を露出させる。
【0056】ここで、p+ 型Si層2は、フッ酸−硝酸
−酢酸の混合液を用いた化学エッチングにより除去す
る。このエッチング時には、p+ 型Si層2とSiバッ
ファ層3との選択エッチング比は1:100程度とるこ
とができる。このため、p+ 型Si層2、Siバッファ
層3およびSi1-x Gex 層4から成る三層膜のTTV
は上記の四層膜のものよりもさらに小さくすることがで
きる。
【0057】Siバッファ層3は、水酸化カリウム−重
クロム酸カリウム−イソプロピルアルコール(IPA)
の混合液を用いた化学エッチングにより除去する。この
エッチング時には、Siバッファ層3とSi1-x Gex
層4との選択エッチング比はxが0.1の場合には1:
10以上とることができるため、Siバッファ層3およ
びSi1-x Gex 層4から成る二層膜のTTVは非常に
小さくなる。
【0058】Si1-x Gex 層4は、研磨により除去す
るか、またはフッ酸−硝酸−酢酸の混合液を用いた化学
エッチングにより除去する。前者の研磨を用いる場合に
は、Si1-x Gex 層4の表面粗度を受け継いだ表面粗
度を有していたSi活性層5の表面(図9)の表面粗度
が改善される。一方、後者の化学エッチングを用いる場
合には、Si1-x Gex 層4の表面粗度を受け継いだ表
面粗度に加えて、エッチングにより表面粗度がさらに大
きくなる。そこで、この場合には、図10に示すよう
に、このSi活性層5の表面を研磨することにより、表
面粗度を改善する。
【0059】以上のように、この一実施例によれば、第
1のエッチングストップ層としてBドープp+ 型Si層
2および第2のエッチングストップ層としてSi1-x
x層4を用いていることにより、Si活性層5のTT
Vをその厚さの5%以下とすることができる。また、こ
のSi活性層5の最終的な表面粗度は、p+ 型Si層2
の表面研磨およびSi活性層5の両主面の研磨の合計三
回の研磨により0.2nm以下とすることができる。こ
れによって、超LSICMOSを製造する場合に要求さ
れるTTVがSi活性層5の厚さの10%以下かつSi
活性層5の表面粗度が0.3nm以下のSOI基板を得
ることができる。そして、この一実施例によれば、Si
基板1と別のSi基板7との張り合わせ時の張り合わせ
面におけるバブルの発生を防止することができ、良好な
張り合わせを行うことができるとともに、Si活性層5
の表面に5nm程度の膜厚の極薄ゲート酸化膜を形成す
る場合にその信頼性を高くすることができるなど、SO
I基板上に形成する素子の信頼性の大幅な向上を図るこ
とができる。
【0060】以上、この発明の一実施例について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、以下に挙げるような、この発明の技術的
思想に基づく各種の変形が可能である。
【0061】例えば、上述の実施例におけるSi活性層
5の代わりにSi1-x Gex またはSi1-y y から成
る活性層を用いることも可能である。このSi1-x Ge
x またはSi1-y y から成る活性層は、Si1-x Ge
x 層4とのエッチング選択比をとることができる組成の
ものを用いる。活性層としてSi1-x Gex から成るも
のを用いた場合には、Applied Physics Letters, 55(1
9)2008(1989) に記載されているように、キャリア速度
の速い活性層を得ることができる。
【0062】また、Si基板1の化学エッチングは、K
OH−純水−IPAまたはヒドラジン−純水の混合液を
用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
TTVが小さく均一な膜厚および小さい表面粗度を有す
るシリコン層が絶縁基体上に設けられたSOI基板を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図2】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図3】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図4】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図8】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図9】この発明の一実施例によるSOI基板の製造方
法を説明するための断面図である。
【図10】この発明の一実施例によるSOI基板の製造
方法を説明するための断面図である。
【図11】この発明の一実施例によるSOI基板の製造
方法を用いない場合に生じる問題を説明するための断面
図である。
【図12】従来のSOI基板の製造方法を説明するため
の断面図である。
【図13】従来のSOI基板の製造方法を説明するため
の断面図である。
【図14】従来のSOI基板の製造方法を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 p+ 型Si層 2a、3a、3b、4a、4b、5a、5b 凹部 3 Siバッファ層 4 Si1-x Gex 層 5 Si活性層 6 SiO2 膜 7 Si基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 悦男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 中島 庸雄 東京都千代田区岩本町3丁目8番16号 三菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 長谷川 博之 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社中央研究所内 (72)発明者 新行内 隆之 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 平6−236975(JP,A) 特開 平5−217981(JP,A) 特開 昭61−276361(JP,A) 特開 平5−226307(JP,A) 特開 昭58−200525(JP,A) 特開 平6−260378(JP,A) 特開 平6−196673(JP,A) 特表 平4−506587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/12 H01L 21/02 H01L 21/306 - 21/3063 H01L 21/308

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に第1のエッチングスト
    ップ層を形成する工程と、 上記第1のエッチングストップ層の表面を研磨する工程
    と、 上記表面が研磨された上記第1のエッチングストップ層
    上にバッファ層を形成する工程と、 上記バッファ層上にシリコン層を形成する工程と、 上記シリコン層上に絶縁層を形成する工程と、 上記絶縁層上に支持基板の一主面を張り合わせる工程
    と、 上記シリコン基板、上記第1のエッチングストップ層お
    よび上記バッファ層を除去し、上記支持基板の上記主面
    上に上記絶縁層および上記シリコン層を残す工程とを有
    することを特徴とするSOI基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に第1のエッチングスト
    ップ層を形成する工程と、 上記第1のエッチングストップ層の表面を研磨する工程
    と、 上記表面が研磨された上記第1のエッチングストップ層
    上にシリコンバッファ層を形成する工程と、 上記シリコンバッファ層上にシリコンとゲルマニウムお
    よび炭素のうちの少なくとも一種の元素とから成る化合
    物半導体層を形成する工程と、 上記化合物半導体層上に絶縁層を形成する工程と、 上記絶縁層上に支持基板の一主面を張り合わせる工程
    と、 上記シリコン基板、上記第1のエッチングストップ層お
    よび上記シリコンバッファ層を除去し、上記支持基板の
    上記主面上に上記絶縁層および上記化合物半導体層を残
    す工程とを有することを特徴とするSOI基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記バッファ層はシリコンバッファ層か
    ら成り、上記シリコンバッファ層を形成した後、上記シ
    リコン層を形成する前に上記シリコンバッファ層上に第
    2のエッチングストップ層を形成する工程をさらに有す
    ることを特徴とする請求項1記載のSOI基板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記シリコンバッファ層を形成した後、
    上記化合物半導体層を形成する前に上記シリコンバッフ
    ァ層上に第2のエッチングストップ層を形成する工程を
    さらに有することを特徴とする請求項2記載のSOI基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記シリコン層を形成した後、上記絶縁
    層を形成する前に上記シリコン層の表面を研磨する工程
    と、 上記支持基板の上記主面上に上記絶縁層および上記シリ
    コン層を残した後、上記シリコン層の表面を研磨する工
    程とをさらに有することを特徴とする請求項1または請
    求項3記載のSOI基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記化合物半導体層を形成した後、上記
    絶縁層を形成する前に上記化合物半導体層の表面を研磨
    する工程と、 上記支持基板の上記主面上に上記絶縁層および上記化合
    物半導体層を残した後、上記化合物半導体層の表面を研
    磨する工程とをさらに有することを特徴とする請求項2
    または請求項4記載のSOI基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第1のエッチングストップ層の表面
    を少なくとも3nm以上でかつ少なくとも上記表面に存
    在する凹凸が実質的に除去される厚さだけ研磨するよう
    にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    SOI基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第1のエッチングストップ層はホウ
    素が高濃度にドープされたシリコン層から成ることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のSOI基板の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 上記第2のエッチングストップ層はSi
    1-x Gex 層から成ることを特徴とする請求項3または
    請求項4記載のSOI基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記Si1-x Gex 層のGe組成比x
    は0.03〜0.3であることを特徴とする請求項9記
    載のSOI基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記シリコンバッファ層は上記ホウ素
    が高濃度にドープされたシリコン層中のホウ素が上記シ
    リコン層中に実質的に拡散しない厚さを有することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のSOI基板の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 上記Si1-x Gex 層から成る上記第
    2のエッチングストップ層を研磨または化学エッチング
    により除去するようにしたことを特徴とする請求項9記
    載のSOI基板の製造方法。
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