JP3263719B2 - Fm変調回路 - Google Patents

Fm変調回路

Info

Publication number
JP3263719B2
JP3263719B2 JP04930298A JP4930298A JP3263719B2 JP 3263719 B2 JP3263719 B2 JP 3263719B2 JP 04930298 A JP04930298 A JP 04930298A JP 4930298 A JP4930298 A JP 4930298A JP 3263719 B2 JP3263719 B2 JP 3263719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
signal
modulation
variable capacitance
control voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04930298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11251840A (ja
Inventor
正樹 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP04930298A priority Critical patent/JP3263719B2/ja
Publication of JPH11251840A publication Critical patent/JPH11251840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263719B2 publication Critical patent/JP3263719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電圧制御発振器
(VCO)を用いて構成したFM変調回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2に、電圧制御発振器(VCO)を用
いて構成した従来のFM変調回路を示す。この回路は、
発振用のトランジスタTrのコレクタに、端子1から抵
抗R2を介して電源電圧Vccを印加する。トランジス
タTrのコレクタとグランドとの間には、コンデンサC
4が接続されている。トランジスタTrのエミッタとグ
ランドとの間には抵抗R3が接続されている。また、ト
ランジスタTrのコレクタとベースとの間には、バイア
ス抵抗R1が接続されている。
【0003】更に、トランジスタTrのベースとグラン
ドとの間には、2つのコンデンサC2、C3が直列接続
されている。また、トランジスタTrのベースには、3
つの直列接続されたコンデンサC1、C5、C6が接続
されている。このコンデンサC1とC5の接続点とグラ
ンドとの間には、コイルLが接続されている。
【0004】上記コンデンサC5、C6の接続点とグラ
ンドの間に、コンデンサC7と可変容量ダイオードVC
1との直列回路が接続されている。コンデンサC7と可
変容量ダイオードVC1との接続点には、抵抗R5を介
して制御電圧入力端子3から制御電圧が入力される。
【0005】上記の構成の電圧制御発振器は、制御電圧
入力端子3から制御電圧が入力されると、当該制御電圧
に応じて可変容量ダイオードVC1の容量が変化し、発
振周波数を変更することができ、所望の発振周波数の信
号を、コンデンサC2、C3の結合点及びトランジスタ
Trのエミッタに接続された出力端子2から得ることが
できる。
【0006】そして、FM変調を行うために、コンデン
サC6とグランドとの間に可変容量ダイオードVC2が
接続され、上記コンデンサC6と可変容量ダイオードV
C2との接続点に抵抗R4を介して入力端子4から変調
されるべき信号を入力する。この変調されるべき信号に
より、可変容量ダイオードVC2の容量が変化し、発振
周波数に変動を与えることにより、変調されるべき信号
が上記電圧制御発振器の発振周波数で変調された被変調
信号が出力端子2から得られる。
【0007】このFM変調回路の構成によれば、電圧制
御発振器の周波数を変更するための可変容量ダイオード
VC1とは別に、FM変調用の可変容量ダイオードVC
2を備えるので、入力端子4から入力される信号による
可変容量ダイオードVC1の容量の変化が僅かであり、
変調周波数の変動が少ないという利点を有しているが、
逆に、2つの可変容量ダイオードが必要であり、部品点
数が多く、また、コスト高を招来するという問題点があ
る。
【0008】上記FM変調回路に対し、図2と同一構成
要素には同一符号を付した図3に示すように、可変容量
ダイオードVC2を取り去って構成したFM変調回路が
ある。このFM変調回路は、図2のFM変調回路のコン
デンサC5に抵抗R5を介して制御電圧入力端子3を接
続し、この接続点に可変容量ダイオードVC1を接続
し、更に、この可変容量ダイオードVC1とグランドと
の間に、コンデンサC8と抵抗R6とを並列接続し、こ
の接続点に抵抗R4を介して入力端子4から変調される
べき信号を入力するように構成してある。
【0009】この図3のFM変調回路における電圧制御
発振器の動作は、図2の回路と基本的に変わらない。こ
れに対し、FM変調の動作では、変調されるべき信号を
入力端子4から入力することにより、可変容量ダイオー
ドVC1の容量が変化し、発振周波数に変動を与えるこ
とにより、変調されるべき信号が上記電圧制御発振器の
発振周波数で変調された被変調信号を出力端子2から得
ることができる。つまり、1つの可変容量ダイオードV
C1で対応できる利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
3のFM変調回路は、1個の可変容量ダイオードVC1
に制御電圧端子3から入力される制御電圧と入力端子4
から入力される(変調されるべき)信号の両方が加えら
れるので、可変容量ダイオードVC1の容量は前記両方
の電圧変化の影響を受けて変動することになり、変調周
波数の変動が大きくなるという問題点があった。
【0011】本発明は上述した従来の2つのFM変調回
路が有する問題点を解決せんとしてなされたもので、そ
の目的は、変調周波数の変動が少ない回路でありなが
ら、部品点数も少なく、また、低コストとなるFM変調
回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明のFM変調
回路は、コイルとコンデンサ及び1つの可変容量ダイオ
ードとにより構成される発振回路と、前記発振回路の出
力信号をベースへ入力して搬送波信号としてFM変調を
行うトランジスタとを具備し、前記可変容量ダイオード
に制御電圧入力端子から制御電圧を与えて発振周波数の
制御を行う一方、前記トランジスタのベースへ信号入力
端子から直接に、変調される信号を与えてFM変調が行
われるように構成したことを特徴とする。これによっ
て、トランジスタのベースに変調されるべき信号が与え
られ、トランジスタのコレクタ・ベース間の電位変化が
生じ、トランジスタのコレクタ・ベース間の内部容量が
変化して発振周波数が変化し、変調されるべき信号が上
記電圧制御発振器の発振周波数で変調された被変調信号
が得られる。
【0013】また、本発明では、コイルとコンデンサ及
び1つの可変容量ダイオードとにより構成される発振回
路と、前記発振回路の出力信号をベースへ入力して搬送
波信号としてFM変調を行うトランジスタとを具備し、
直列回路を形成する二つの抵抗の中点が該トランジスタ
のベースに接続されてなり、前記可変容量ダイオードに
制御電圧入力端子から制御電圧を与えて発振周波数の制
御を行う一方、前記直列回路の他端から直接に変調され
る信号を与えてFM変調が行われるように構成したこと
を特徴とする。これにより、トランジスタのベースとコ
レクタとに対し抵抗により分圧された変調されるべき信
号の電圧が与えられ、トランジスタのコレクタ・ベース
間の内部容量が変化して発振周波数が変化し、変調され
るべき信号が上記電圧制御発振器の発振周波数で変調さ
れた被変調信号が得られる。
【0014】更に、本発明では、前記可変容量ダイオー
ドのカソードに、制御電圧入力端子から制御電圧を与え
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の実施の形態に係るFM変調回路を説明する。図2、図
3と同一構成要素には同一符号を付した本発明の実施の
形態に係るFM変調回路を図1に示す。本実施の形態の
回路は、発振用のトランジスタTrのコレクタに、端子
1から抵抗R2を介して電源電圧Vccを印加する。ト
ランジスタTrのコレクタとグランドとの間には、コン
デンサC4が接続されている。トランジスタTrのエミ
ッタとグランドとの間には抵抗R3が接続されている。
また、トランジスタTrのコレクタとベースとの間に
は、バイアス抵抗R1が接続されている。
【0016】更に、トランジスタTrのベースとグラン
ドとの間には、2つのコンデンサC2、C3が直列接続
されている。また、トランジスタTrのベースには、2
つの直列接続されたコンデンサC1、C5が接続されて
いる。このコンデンサC1とC5の接続点とグランドと
の間には、発振コイルLが接続されている。
【0017】コンデンサC5には、抵抗R5を介して制
御電圧入力端子3が接続されている。コンデンサC5と
抵抗R5の接続点とグランドとの間には、可変容量ダイ
オードVC1が接続されている。
【0018】この構成により、当該FM変調回路におけ
る電圧制御発振器100の発振周波数は、コンデンサC
1、C2、C3、C5の容量、コイルLのリアクタン
ス、可変容量ダイオードVC1の容量により決まる。そ
して、制御電圧入力端子3から制御電圧が入力される
と、当該制御電圧に応じて可変容量ダイオードVC1の
容量が変化し、発振周波数を変更することができ、所望
の発振周波数の(被変調)信号を、コンデンサC2、C
3の結合点及びトランジスタTrのエミッタに接続され
た出力端子2から得ることができる。
【0019】本実施の形態では、変調されるべき信号の
入力端子4を抵抗R4を介してトランジスタTrのベー
スに接続している。そして、前述のように、トランジス
タTrのコレクタとベース間には抵抗R1が接続されて
いるから、変調されるべき信号が入力端子4から到来す
ると、この信号の振幅に応じてトランジスタTrのコレ
クタ・ベース間の電位が変化し、これに応じてトランジ
スタTrのコレクタ・ベース間に存在する内部容量Ccb
が変化し、トランジスタTrを含む発振回路の発振周波
数が変化する。つまり、変調されるべき信号が、上記制
御電圧入力端子3から入力された制御電圧に基づく電圧
制御発振器100の発振周波数を有するキャリアで変調
された被変調信号が出力端子2から得られる。
【0020】そして、このFM変調回路においては、可
変容量ダイオードVC1は電圧制御発振器の発振周波数
を変更するためのみに用いられ、FM変調はトランジス
タTrのコレクタ・ベース間に存在する内部容量Ccbの
変化を利用して行うため、FM変調による可変容量ダイ
オードVC1の容量変動が少なく、変調周波数の変動が
少ないという利点を有している。また、1つの可変容量
ダイオードVC1で対応でき、コストの低減を図り部品
点数を削減できる利点がある。
【0021】なお、上記の実施の形態では、トランジス
タTrのコレクタ・ベース間に抵抗R1を設けたが、ト
ランジスタTrのベースとコレクタとの間に、2つの抵
抗を直列に接続し、信号入力端子4は、上記2つの抵抗
の結合点に接続されている構成の実施の形態も存在す
る。これによって、トランジスタTrのベースとコレク
タとに対し抵抗により分圧された変調されるべき信号の
電圧が与えられ、トランジスタTrのコレクタ・ベース
間の内部容量が変化して発振周波数が変化し、変調され
るべき信号が上記電圧制御発振器100の発振周波数で
変調された被変調信号が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トランジスタのベースに変調されるべき信号が与えら
れ、トランジスタのコレクタ・ベース間の電位変化が生
じ、トランジスタのコレクタ・ベース間の内部容量が変
化して発振周波数が変化し、変調されるべき信号が上記
電圧制御発振器の発振周波数で変調された被変調信号が
得られるようになるので、変調周波数の変動が少ないと
いう利点を有している。また、1つの可変容量ダイオー
ドで対応でき、コストの低減を図り部品点数を削減でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るFM変調回路の構成
図。
【図2】従来のFM変調回路の構成図。
【図3】従来のFM変調回路の構成図。
【符号の説明】
1 電源端子 2 出力端子 3 制御電圧端子 4 信号入力端子 100 電圧制御発振器 Tr トランジス
タ VC1 可変容量ダイオード Ccb 内部容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−125444(JP,A) 特開 平9−107242(JP,A) 実開 昭56−132807(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03C 3/22 H03C 3/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルとコンデンサ及び1つの可変容量
    ダイオードとにより構成される発振回路と、 前記発振回路の出力信号をベースへ入力して搬送波信号
    としてFM変調を行うトランジスタとを具備し、 前記可変容量ダイオードに制御電圧入力端子から制御電
    圧を与えて発振周波数の制御を行う一方、 前記トランジスタのベースへ信号入力端子から直接に、
    変調される信号を与えてFM変調が行われるように構成
    したことを特徴とするFM変調回路。
  2. 【請求項2】 コイルとコンデンサ及び1つの可変容量
    ダイオードとにより構成される発振回路と、 前記発振回路の出力信号をベースへ入力して搬送波信号
    としてFM変調を行うトランジスタとを具備し、 直列回路を形成する二つの抵抗の中点が該トランジスタ
    のベースに接続されてなり、 前記可変容量ダイオードに制御電圧入力端子から制御電
    圧を与えて発振周波数の制御を行う一方、 前記直列回路の他端から直接に変調される信号を与えて
    FM変調が行われるように構成した ことを特徴とするF
    M変調回路。
  3. 【請求項3】 前記可変容量ダイオードのカソードに、
    制御電圧入力端子から制御電圧を与えることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のFM変調回路。
JP04930298A 1998-03-02 1998-03-02 Fm変調回路 Expired - Fee Related JP3263719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04930298A JP3263719B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 Fm変調回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04930298A JP3263719B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 Fm変調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11251840A JPH11251840A (ja) 1999-09-17
JP3263719B2 true JP3263719B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=12827153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04930298A Expired - Fee Related JP3263719B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 Fm変調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3263719B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11251840A (ja) 1999-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900005653Y1 (ko) 고주파 발진기
EP0535883B1 (en) Voltage controlled oscillator employing negative resistance
JPH0250606A (ja) 周波数シンセサイザ
JPH062333Y2 (ja) 変調器付電圧制御発振器
JP3263719B2 (ja) Fm変調回路
JPH10270937A (ja) 電圧制御発振器
JPH0645826A (ja) 電圧制御発振器
KR900009978Y1 (ko) 변조기가 부착된 전압 제어 발진기
US5559479A (en) Voltage control oscillator variable capacitance diode biasing circuit
US4630008A (en) Direct FM crystal-controlled oscillator
JPH0583032A (ja) 水晶発振回路
JPH0671190B2 (ja) 集積可変容量性リアクタンス回路
KR0136228B1 (ko) 전압제어 발진기
JP2506771Y2 (ja) Fsk信号処理装置
JP2903934B2 (ja) 発振回路と、この発振回路を用いたbsチューナ
JPH02298107A (ja) 電圧制御発振器
JPH09214250A (ja) 電圧制御水晶発振器
JPS626504A (ja) 電圧制御発振器
JPH0317454Y2 (ja)
JP2563136B2 (ja) 電圧制御発振器
JPH0770916B2 (ja) 電圧制御発振器
JPH08191214A (ja) 電圧制御発振器
JP2563123Y2 (ja) 電圧制御発振器
KR100354965B1 (ko) 위상동기루프 모듈
JPH0722841A (ja) 電圧制御発振器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011023

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees