JP3263042B2 - 冊子移送装置 - Google Patents

冊子移送装置

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JP3263042B2
JP3263042B2 JP07255899A JP7255899A JP3263042B2 JP 3263042 B2 JP3263042 B2 JP 3263042B2 JP 07255899 A JP07255899 A JP 07255899A JP 7255899 A JP7255899 A JP 7255899A JP 3263042 B2 JP3263042 B2 JP 3263042B2
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忠男 宇野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の冊子を位置決
めしつつ間隔をおいて移送する冊子移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に製本ライン等における冊子移送装
置においては、冊子下面を搬送台上に支持しつつ該搬送
台に沿い移行するプッシャーにより冊子の後端面を押圧
し、搬送台上を前方へ移送する構成が採られている。
【0003】然しながらこれら冊子移送装置において
は、冊子の傾き、プッシャーからの離間等の不正常な搬
送姿勢を招来しがちであり、作業に支障を来す問題を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は冊子を適正な
姿勢と間隔を保ちつつ移送することができる冊子移送装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る冊子移送装
置は、冊子を移送するベルトを備え、該ベルトの左右外
側に沿って併走せる一対のタイミングベルトを懸装し、
両タイミングベルト間に横架した複数のバープッシャー
を備える。該バープッシャーは冊子移送方向と直交する
方向に延在し且つ冊子移送方向に間隔を置いて並設され
る。
【0006】上記バープッシャーを上記ベルトに重ねて
各バープッシャーの前縁が冊子の後端面の下部を押圧す
るように配置する。
【0007】即ちバープッシャーは冊子の厚みを超えな
いレベルで冊子の後端面を押圧し、且つ冊子の前端面を
規制する扁平な形状を有する。
【0008】上記各バープッシャーは前縁に冊子の後端
を受け入れて同冊子後端を規制し傾きを防止する凹所を
有すると共に、同プッシャーの後縁に冊子の前端を受け
入れて同冊子前端を規制し傾きを防止する凹所を有す
る。
【0009】
【0010】
【0011】冊子は上記隣接する前後段のバープッシャ
ー間に介在され、その前端面と後端面が該前後段のバー
プッシャーにより位置規制されつつ適正な姿勢で、且つ
適正なる間隔で移送することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態例を図1乃
至図8に基づいて説明する。
【0013】ヒートプレス装置Aは、上下に対向して配
置されたヒートプレス盤12と受圧盤13とを備え、該
ヒートプレス盤12と受圧盤13の対向面間に延在する
上ベルト14と下ベルト15とを備える。
【0014】更に閉本状態の身分証明用冊子11を上下
ベルト14,15の対向面間に介入しつつ間欠移送する
冊子移送手段を備える。
【0015】身分証明用冊子、例えばパスポートはデー
タシート1、ビザシート2、表紙3等が丁合されその中
央折線にてミシン綴じ4されており、上記データシート
1の表面には個人データが記録され、該個人データ記録
面5は熱可塑性の合成樹脂製保護フィルム6が貼布され
上記個人データ記録面5を閉鎖して偽造防止が図られて
いる。この保護フィルム6はデータシート1への個人デ
ータ記録後、該個人データ記録面5へ重ねられて熱接着
される。
【0016】そして上記冊子移送手段による身分証明用
冊子11の移送停止時に上記上下ベルト14,15と該
上下ベルト14,15間に介在せる身分証明用冊子11
とを上記ヒートプレス盤12と受圧盤13の対向面間に
一緒に加圧挟持しつつ加熱して上記身分証明用冊子11
に綴じ込まれている保護フィルム6を該身分証明用冊子
11の個人データ記録面5に熱接着する。この保護フィ
ルム6は熱可塑性樹脂フィルムから成る。
【0017】上記のように身分証明用冊子11は閉本状
態において熱プレスが与えられ、保護フィルム6は上ベ
ルト14及び裏表紙19又は表表紙18を介してのヒー
トプレス盤12からの伝導熱により加熱され、個人デー
タ記録面5に熱接着されて同記録面5を隠蔽する。個人
データは透明又は半透明の保護フィルム6を通して透視
される。
【0018】又上下ベルト14,15はヒートプレス盤
12からの伝導熱を保有し、身分証明用冊子11の裏表
紙19と表表紙18の外表面側から保護フィルム6に該
保有熱を与える。
【0019】上記ヒートプレス盤12と受圧盤13は金
属製であり、両者の対向面即ちヒートプレス盤12の加
圧面20と受圧盤13の受圧面21は平坦面から成り、
該加圧面20と受圧面21は互いに平行に対向する。
【0020】上記ヒートプレス盤12と受圧盤13は一
時に複数冊の身分証明用冊子11を熱プレスできる長さ
を有し、ヒートプレス盤12にはその長手方向(送り方
向)に複数本のバーヒーター22を内装している。該バ
ーヒーター22はヒートプレス盤12の側方から挿抜可
能である。
【0021】上記ヒートプレス盤12は上ベース23の
下面側にクッションバネ24を介して吊設する。例えば
ヒートプレス盤12と上ベース23の間にクッションバ
ネ24を介在すると共に、ヒートプレス盤12に設けた
吊り棒25を上ベース23の下面側から上面側へ挿通
し、上ベース23の上面側から突出した吊り棒25の端
部に形成した雄ネジにナット26を螺合し締め付けるこ
とにより、上記クッションバネ24を圧縮しつつ吊設
し、該バネ24の反発力を常時ヒートプレス盤12に印
加した状態を形成する。これによってヒートプレス盤1
2は弾力的に上下動することが可能である。
【0022】又上記上ベース23はリンク27を介して
エアシリンダー28に吊設し、該エアシリンダー28の
伸縮動によりヒートプレス盤12を上ベース23と一緒
に上下動せしめる。
【0023】他方上記受圧盤13は下ベース29上に位
置を固定して取り付け、上記ヒートプレス盤12と受圧
盤13の対向面間に上記上ベルト14と下ベルト15を
延在せしめる。
【0024】上記上下ベルト14,15は有端ベルト又
は図示のような無端ベルトを用いる。該無端ベルトから
成る上ベルト14はヒートプレス盤12の入口側端部と
出口側端部に配置された上ロール30間に懸装しヒート
プレス盤12を包囲する。
【0025】同様に、無端ベルトから成る下ベルト15
は受圧盤13の入口側端部と出口側端部に配置された下
ロール31間に懸装し受圧盤13を包囲する。
【0026】上ベルト14と下ベルト15は上記上下ロ
ール30,31間においてヒートプレス盤12と受圧盤
13の対向面間を平行に延ばされる。即ち上ベルト14
はヒートプレス盤12の加圧面20に沿って延ばされ、
下ベルト15は受圧盤13の受圧面21に沿って延ばさ
れる。
【0027】好ましくは上記上ベルト14と下ベルト1
5はテフロン繊維で織った厚手の布帛で形成し、強度と
耐熱性と蓄熱性を付与する。
【0028】上記上ベルト14と下ベルト15の耳部内
面側には環状のベルトガイド用のリブ32,33を設
け、この環状リブ32,33を上記ロール30,31に
設けた環状溝34,35に嵌合して上下ベルト14,1
5の横振れを防止する。
【0029】上記上下ベルト14,15は上ロール30
の一方及び下ロール31の一方を駆動ロールとすること
により間欠回送する。この上下ベルト14,15と後記
する身分証明用冊子11の間欠移送手段たるバープッシ
ャー36は互いに略同期して間欠運転される。
【0030】上記上下ベルト14,15の対向面間に、
身分証明用冊子11を介入しつつ間欠移送する冊子移送
手段を設ける。
【0031】上記ヒートプレス盤12は上ベルト14を
介して身分証明用冊子11の裏表紙19又は表表紙18
の全表面を加熱する熱盤であり、他方上記受圧盤13に
は下ベルト15を介して身分証明用冊子11の背40に
隣接する表表紙18又は裏表紙19の表面部分を加熱す
る綴じ代加熱用熱盤37を設ける。即ちミシン綴じ部4
に沿う領域をヒートプレス盤12とは反対側から保護フ
ィルム6の綴じ代8を加熱する綴じ代加熱用熱盤37を
設ける。
【0032】従ってこの綴じ代加熱用熱盤37はヒート
プレス盤12の一部分と対向し、身分証明用冊子11の
ミシン綴じ部4に沿う領域、即ち綴じ代8の延在領域を
身分証明用冊子11の上下から挟持し熱プレスを施す。
よって図1A,Bに示すように、保護フィルム6はデー
タシート1のデータ記録面5の全表面に熱接着され、同
時に同フィルム6の綴じ代8はミシン綴じ部4を含むデ
ータシート1ののど部領域に亘って熱接着される。
【0033】従って次に述べるバープッシャー36は身
分証明用冊子11の地小口38又は天小口39を押圧し
つつ移送する。即ち身分証明用冊子はその天小口39と
地小口38が身分証明用冊子11の送り方向と直交する
方向に延在し、且つ同背40と前小口41が送り方向に
延在する姿勢でバープッシャー36により押圧されて間
欠移送され、且つヒートプレス装置Aによる熱加圧がな
される。
【0034】上記冊子移送手段として冊子移送方向と直
交する方向に延在し且つ冊子移送方向に間隔を置いて並
設された複数のバープッシャー36を備える。各バープ
ッシャー36は上下ベルト14,15間に介入しつつ身
分証明用冊子11の後端面、即ち身分証明用冊子11の
地小口38又は天小口39を押圧しつつ間欠移送するよ
うに配置されている。
【0035】上記バープッシャー36は身分証明用冊子
11の厚みを超えないレベルで身分証明用冊子11の後
端面、例えば地小口38を押圧する扁平な形状を有す
る。
【0036】そして上記身分証明用冊子11の後端面を
押圧するバープッシャー36の前縁には、同身分証明用
冊子11の後端(地小口38)を受け入れる凹所42を
設ける。
【0037】好ましくは上記前後に隣接するバープッシ
ャー36は、後段バープッシャー36が身分証明用冊子
11の後端面を押圧し、前段バープッシャー36が上記
身分証明用冊子11の前端面を規制するような間隔を以
て配置されている。
【0038】適例として、上記後段のバープッシャー3
6の前縁には上記身分証明用冊子11の後端を受け入れ
る凹所42を設けると共に、前段のバープッシャー36
の後縁には上記身分証明用冊子11の前端(天小口3
9)を受け入れる凹所43を設ける。
【0039】従って各バープッシャー36は同プッシャ
ー36の前縁に一端から他端に亘って延在する凹所42
を有すると共に、同プッシャー36の後縁に一端から他
端に亘って延在する凹所43を有する。各凹所42,4
3は身分証明用冊子11の後端部(地小口38)と前端
部(天小口39)を受け入れて、その内壁面により位置
を規制する。これによって身分証明用冊子11の移送中
における傾きを有効に防止する。
【0040】上記バープッシャー36は身分証明用冊子
11の厚みを超えないレベルで、身分証明用冊子11の
後端面を押圧する扁平な形状とするのが望ましい。その
適例としてバープッシャー36は身分証明用冊子11よ
りも薄肉の板材から打ち抜き形成され、その板面に上下
ベルト14,15を重ね、その板厚面を身分証明用冊子
11の移送方向に向け、この板厚面で身分証明用冊子1
1の後端面の下部を押圧する構造とする。
【0041】即ちバープッシャー36の前縁(板厚面)
で先行する身分証明用冊子11の後端面の下部を押圧
し、同後縁(板厚面)にて後続する身分証明用冊子11
の前端面の下部を規制する構造とする。
【0042】上記構成によってバープッシャー36と身
分証明用冊子11間に前者が低く、後者が高くなるよう
な段差が形成され、よって上下ベルト14,15による
身分証明用冊子11のサンドイッチ状態を適正に形成で
きると共に、該上下ベルト14,15を介しての上記ヒ
ートプレス装置Aによる加圧と加熱が身分証明用冊子1
1に対し確実に与えられる。
【0043】上記バープッシャー36を間欠駆動する手
段として、上記下ベルト15の左右外側に沿って併走せ
る一対のタイミングベルト44を懸装し、両タイミング
ベルト44間に該バープッシャー36の両端を固着し横
架する。
【0044】上記タイミングベルト44は受圧盤13の
入口側端部と出口側端部に配したプーリー45間に懸装
し、エンドレスに回送せしめる。
【0045】好ましくは上記下ロール31の両端に上記
プーリー45を同軸線に設け、上記タイミングベルト4
4を上記下ベルト15と略同一軌跡を以て回送するよう
に懸装する。
【0046】上記ヒートプレス盤12と受圧盤13から
成るヒートプレス装置Aの搬出端側に身分証明用冊子1
1を加圧挟持して上記保護フィルム6とその接着面を冷
却する冷却プレス装置Bを配する。
【0047】上記冷却プレス装置Bは既述したヒートプ
レス装置Aのヒートプレス盤12が熱盤に置き換わるの
みで、両者の基本構造は略同一である。
【0048】上記冷却プレス装置Bは、上下に対向して
配置された冷却プレス盤46と受圧盤47とを備え、該
冷却プレス盤46と受圧盤47の対向面間に延在する上
ベルト48と下ベルト49とを備える。
【0049】更に閉本状態の身分証明用冊子11を上下
ベルト48,49の対向面間に介入しつつ間欠移送する
冊子移送手段を備える。
【0050】そして上記冊子移送手段による身分証明用
冊子11の移送停止時に上記上下ベルト48,49と該
上下ベルト48,49間に介在せる身分証明用冊子11
とを上記冷却プレス盤46と受圧盤47の対向面間に一
緒に加圧挟持しつつ上記身分証明用冊子11の個人デー
タ記録面5に熱接着されている保護フィルム6及びその
綴じ代8とその接着面を冷却する。
【0051】上記のように身分証明用冊子11は閉本状
態において冷却プレスが与えられ、保護フィルム6は上
ベルト48及び裏表紙19を介しての冷却プレス盤46
からの伝導熱により冷却される。
【0052】又上下ベルト48,49は冷却プレス盤4
6からの伝導熱を保有し、身分証明用冊子11の裏表紙
19と表表紙18の外表面側から保護フィルム6に該保
有熱を与える。
【0053】上記冷却プレス盤46と受圧盤47は金属
製であり、両者の対向面即ち冷却プレス盤46の加圧面
50と受圧盤47の受圧面51は平坦面から成り、該加
圧面50と受圧面51は互いに平行に対向する。
【0054】上記冷却プレス盤46と受圧盤47は一時
に複数冊の身分証明用冊子11を冷却プレスできる長さ
を有し、冷却プレス盤46にはその長手方向(送り方
向)に亘り蛇行配管した冷却パイプ52を内装してい
る。該冷却パイプ52は冷却プレス盤46の側方から挿
抜可能である。
【0055】上記冷却プレス盤46は上ベース53の下
面側にクッションバネ54を介して吊設する。例えば冷
却プレス盤46と上ベース53の間にクッションバネ5
4を介在すると共に、冷却プレス盤46に設けた吊り棒
55を上ベース53の下面側から上面側へ挿通し、上ベ
ース53の上面側へ突出した吊り棒55の端部に形成し
た雄ネジにナット56を螺合し締め付けることにより、
上記クッションバネ54を圧縮しつつ吊設し、該バネ5
4の反発力を常時冷却プレス盤46に印加した状態を形
成する。これによって冷却プレス盤46は弾力的に上下
動することが可能である。
【0056】又上記上ベース53はリンク57を介して
エアシリンダー58に吊設し、該エアシリンダー58の
伸縮動により冷却プレス盤46を上ベース53と一緒に
上下動せしめる。
【0057】他方上記受圧盤47は下ベース59上に位
置を固定して取り付け、上記冷却プレス盤46と受圧盤
47の対向面間に上記上ベルト48と下ベルト49を延
在せしめる。
【0058】上記上下ベルト48,49は有端ベルト又
は図示のような無端ベルトを用いる。該無端ベルトから
成る上ベルト48は冷却プレス盤46の入口側端部と出
口側端部に配置された上ロール60間に懸装し冷却プレ
ス盤46を包囲する。同様に、無端ベルトから成る下ベ
ルト49は受圧盤47の入口側端部と出口側端部に配置
された下ロール61間に懸装し受圧盤47を包囲する。
【0059】上ベルト48と下ベルト49は上記上下ロ
ール60,61間において冷却プレス盤46と受圧盤4
7の対向面間を平行に延ばされる。即ち上ベルト48は
冷却プレス盤46の加圧面50に沿って延ばされ、下ベ
ルト49は受圧盤47の受圧面51に沿って延ばされ
る。
【0060】好ましくは上記上ベルト48と下ベルト4
9はテフロン繊維で織った厚手の布帛で形成し、強度と
耐熱性と蓄熱性を付与する。
【0061】上記上ベルト48と下ベルト49の耳部内
面側には環状のベルトガイド用のリブ62,63を設
け、この環状リブ62,63を上記ロール60,61に
設けた環状溝64,65に嵌合して上下ベルト48,4
9の横振れを防止する。
【0062】上記上下ベルト48,49は上ロール60
の一方及び下ロール61の一方を駆動ロールとすること
により間欠回送せしめる。この上下ベルト48,49と
前記した身分証明用冊子11の間欠移送手段たるバープ
ッシャー66は互いに略同期して間欠運転される。
【0063】上記上下ベルト48,49の対向面間に、
身分証明用冊子11を介入しつつ間欠移送する冊子移送
手段を設ける。
【0064】図示しないが、上記冷却プレス盤46によ
って上ベルト48を介し身分証明用冊子11の裏表紙1
9の全表面を冷却すると共に、上記受圧盤47には下ベ
ルト49を介して身分証明用冊子11の背40に隣接す
る表表紙18の表面部分、即ちミシン綴じ部4に沿う領
域を冷却プレス盤46とは反対側から保護フィルム6の
綴じ代8を冷却する綴じ代冷却盤を設けることができ
る。
【0065】従ってこの綴じ代冷却盤は冷却プレス盤4
6の一部分と対向し、身分証明用冊子11のミシン綴じ
部4に沿う領域、即ち綴じ代8の延在領域を身分証明用
冊子11の上下から挟持し冷却プレスを施す。
【0066】この冷却プレスを施すため、バープッシャ
ー66は身分証明用冊子11の地小口38又は天小口3
9を押圧しつつ移送する構造とする。
【0067】即ち身分証明用冊子はその天小口39と地
小口38が身分証明用冊子11の送り方向と直交する方
向に延在し、且つ同背40と前小口41が送り方向に延
在する姿勢でバープッシャー66により押圧されて間欠
移送され、且つ冷却プレス装置Bによる加圧と冷却がな
される。
【0068】上記バープッシャー66の構造並びにその
懸装構造は前記したヒートプレス装置Aと同様である。
従って冷却プレス装置Bにおけるバープッシャー66の
構成はヒートプレス装置Aの説明における段落0047
から0059までの説明を援用する。この場合、プーリ
ー45は67と、タイミングベルト44は68と、凹所
42,43は69,70と、下ロール31は61と、下
ベルト15は49と夫々読み換える。
【0069】而して身分証明用冊子11は閉本状態でバ
ープッシャー36により押圧されながら上下ベルト1
4,15間に介入されつつ間欠移送され、上下ベルト1
4,15とバープッシャー36の停止時にヒートプレス
盤12を下降して受圧盤13との間でヒートプレスを施
す。
【0070】ヒートプレス盤12と受圧盤13は一時に
複数冊の身分証明用冊子11をプレスできる長さを有
し、各身分証明用冊子11はヒートプレス盤12と受圧
盤13間を通過する間、熱プレスと開放とが繰り返し加
えられる。
【0071】これによって保護フィルムは個人データ記
録面5に強固に貼り合わせられると同時に、ヒートプレ
ス盤12と綴じ代加熱用熱盤37間において綴じ代8が
データシート1ののど部に沿う領域に熱接着される。
【0072】この綴じ代加熱用熱盤37は綴じ代8の接
着を確実に保証するためのものであり、この熱盤37を
設けずにヒートプレス盤12の熱のみで上記綴じ代8の
接着を行う場合を含む。
【0073】上記ヒートプレス装置Aのユニットは複数
ユニット連設し、該後段のヒートプレス装置Aの搬出端
側に上記冷却プレス装置Bを設ける。
【0074】而して上記ヒートプレス装置Aの搬出端か
ら搬出された身分証明用冊子11は閉本状態を保ちなが
らバープッシャー66により押圧され、上下ベルト4
8,49間に介入されつつ間欠移送され、上下ベルト4
8,49とバープッシャー66の停止時に冷却プレス盤
46を下降して受圧盤47との間で冷却プレスを施す。
【0075】冷却プレス盤46と受圧盤47は一時に複
数冊の身分証明用冊子11をプレスできる長さを有し、
各身分証明用冊子11は冷却プレス盤46と受圧盤47
間を通過する間、冷却プレスと開放とが繰り返し加えら
れる。
【0076】これによって個人データ記録面5に熱接着
された保護フィルム6とその接着面はプレス状態におい
て冷却固化されると同時に、冷却プレス盤46と受圧盤
47間において、データシート1ののど部に沿う領域に
熱接着された綴じ代8及び接着面はプレス状態において
冷却固化が促される。
【0077】これによって身分証明用冊子11全体をフ
ラットに整正し、保護フィルム6の健全なる貼り合わせ
が遂行できる。
【0078】
【発明の効果】冊子を移送するベルトを備え、該ベルト
の左右外側に沿って併走せる一対のタイミングベルトを
懸装し、両タイミングベルト間に複数のバープッシャー
を横架し、該バープッシャーを冊子よりも薄肉の板材か
ら打ち抜き形成し、該打ち抜き板面を上記ベルトに重ね
ると共に、上記各バープッシャーの前縁の板厚面が冊子
の後端面の下部を押圧するように配置することにより、
各冊子を各バープッシャー間において適正な姿勢と間隔
を保ちつつ移送することができ、又冊子の厚み方向にお
けるバープッシャーの干渉を防止できる。又バープッシ
ャーの後縁と前縁に設けた各凹所は冊子の後端部(地小
口)と前端部(天小口)を受け入れて、その内壁面によ
り位置を規制する。これによって冊子の移送中における
傾きを有効に防止する。
【0079】又各バープッシャーの前縁の板厚面に設け
た凹所に冊子の後端部を受け入れてその内壁面により位
置を規制することにより、冊子の移送中における傾きと
横滑りをより有効に防止することができる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明に係る移送装置によって移送される
冊子である身分証明用冊子を一部切欠して示す斜視図、
BはAにおける矢視S部の拡大断面図。
【図2】身分証明用冊子の個人データ記録面に保護フィ
ルムを貼布する装置の側面図。
【図3】Aは上記装置を構成するヒートプレス装置を側
面視する拡大断面図、Bは同冷却プレス装置を側面視す
る拡大断面図。
【図4】Aは上記装置を構成するヒートプレス装置を正
面視する断面図、Bは同冷却プレス装置を正面視する断
面図。
【図5】冊子移送装置の平面図。
【図6】ヒートプレス盤を平面視せる断面図。
【図7】冷却プレス盤を平面視せる断面図。
【図8】隣接する前後段のバープッシャー間に冊子を介
在して移送している状態を示す冊子移送装置の要部拡大
斜視図。
【符号の説明】
1 データシート 2 ビザシート 3 表紙 4 ミシン綴じ部 5 個人データ記録面 6 保護フィルム 7 張り出し部 8 綴じ代 11 身分証明用冊子 12 ヒートプレス盤 13,47 受圧盤 14,48 上ベルト 15,49 下ベルト 18 表表紙 19 裏表紙 20,50 加圧面 21,51 受圧面 22 バーヒーター 23,53 上ベース 24,54 クッションバネ 25,55 吊り棒 26,56 ナット 27,57 リンク 28,58 エアシリンダー 29,59 下ベース 30,60 上ロール 31,61 下ロール 32,33 リブ 62,63 リブ 34,35 環状溝 64,65 環状溝 36,66 バープッシャー 37 綴じ代加熱用熱盤 38 地小口 39 天小口 40 背 41 前小口 42,43 凹所 69,70 凹所 44,68 タイミングベルト 45,67 プーリー 46 冷却プレス盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冊子を移送するベルトを備え、該ベルトの
    左右外側に沿って併走せる一対のタイミングベルトを懸
    装し、両タイミングベルト間に冊子移送方向と直交する
    方向に延在し且つ冊子移送方向に間隔を置いて並設され
    た複数のバープッシャーを横架し、該各バープッシャー
    を上記ベルトに重ね、各バープッシャーの前縁が冊子の
    後端面の下部を押圧するように配置され、上記各バープ
    ッシャーは前縁に冊子の後端を受け入れて同冊子後端を
    規制し傾きを防止する凹所を有すると共に、同プッシャ
    ーの後縁に冊子の前端を受け入れて同冊子前端を規制し
    傾きを防止する凹所を有することを特徴とする冊子移送
    装置。
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