JP3262112B2 - 同期整流回路及び電源装置 - Google Patents

同期整流回路及び電源装置

Info

Publication number
JP3262112B2
JP3262112B2 JP37161399A JP37161399A JP3262112B2 JP 3262112 B2 JP3262112 B2 JP 3262112B2 JP 37161399 A JP37161399 A JP 37161399A JP 37161399 A JP37161399 A JP 37161399A JP 3262112 B2 JP3262112 B2 JP 3262112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
detection
current
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37161399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001128456A (ja
Inventor
均 三上
恒夫 金井
貴徳 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP37161399A priority Critical patent/JP3262112B2/ja
Publication of JP2001128456A publication Critical patent/JP2001128456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3262112B2 publication Critical patent/JP3262112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に係り、
特に、電子写真方式のプリンタや複写機に用いられる同
期整流回路及び電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式のプリンタや複
写機に用いられる電源装置として、図25に示すような
電源装置が知られている。図25に示す電源装置100
では、直流入力電源102から入力コンデンサ104を
含んで構成された入力部106に入力された直流電力を
駆動部108から出力される制御信号に基づいてスイッ
チング部110でスイッチングし、ダイオード112や
出力フィルタ114を含んで構成された出力部116か
ら負荷118に対して電力が供給される。また、負荷1
18へ出力される電圧や電流は検出部120で検出さ
れ、この検出値と設定部122で設定された負荷118
の制御目標値とが比較演算部124で比較され、駆動部
108から比較結果に基づいた制御信号がスイッチング
部110に出力される。このようにして負荷に供給され
る電力が制御目標値と一致するように制御される。
【0003】このような電源装置の具体的な回路構成を
図26に示す。図26に示すように、スイッチング部1
10は、能動素子(例えばトランジスタやMOS−FE
T等)126で構成されている。出力部116は、転流
ダイオード112と、チョークコイル128及びコンデ
ンサ130で構成された出力フィルタ114とで構成さ
れている。制御部132は、比較演算部124、設定部
122、駆動部108で構成されている。さらに、制御
部132は図示しない発振回路を備えており、駆動部1
08からパルス信号を能動素子126に出力する。これ
により能動素子126に印加される直流入力電源102
からの直流電力がスイッチングされる。
【0004】能動素子126がオンの場合には、直流電
力はチョークコイル128及びコンデンサ130にチャ
ージされると共に負荷118へ供給される。能動素子1
26がオフの場合は、チョークコイル128及びコンデ
ンサ130にチャージされていたエネルギーが転流ダイ
オード112を介して負荷118に供給される。
【0005】このとき、制御部132では、比較演算部
124において検出部120で検出した出力電圧をモニ
タし、これと設定部122で設定された制御目標値と比
較し、駆動部108から比較結果に基づいた制御信号を
スイッチング部110に出力する。これにより能動素子
126がオンオフ制御され、負荷に供給される電力が制
御目標値と一致するように制御される。このときの出力
電圧V0は以下の(1)式で示される。
【0006】V0=VIN×(TON/T) ・・・(1) 但し、VINは直流入力電圧、Tは駆動部108から出力
されるパルス信号の周期、TONは周期Tのうちパルス信
号が能動素子126を導通させる時間を示す。すなわ
ち、TON/Tはデューティ比を示す。
【0007】ところで、出力部116における転流側に
は、図26に示すように受動素子であるダイオードを使
用するのが通常であるが(図32に示す絶縁型の電源装
置も参照)転流ダイオード112は、図27に示すよう
な電流−電圧特性を有しており、電流がある所定値以上
になると、順方向電圧が飽和状態になる。この飽和電圧
は、高速ダイオードにおいては0.9V〜1.3V、シ
ョットキーダイオードでは0.45V〜0.55V程度
となっている。このように、転流ダイオード112の順
方向電圧が飽和することにより電力損失が生じ、電源変
換効率を悪化させてしまうという問題があった。さら
に、電力損失が大きく素子のジャンクション温度が上昇
するため、出力電流を大きくする程、転流ダイオード1
12を多くして(2個や3個等)並列接続し、1素子当
たりの電力損失を分散させ、ジャンクション温度を抑制
する必要があるという問題があった。
【0008】この問題を解決するため、図29に示すよ
うに、転流側にMOS−FET202を使用した同期整
流方式の電源装置が知られている(図34に示す絶縁型
の電源装置も参照)。これは図28に示すように、ダイ
オードの電流−電圧特性が非線形性であるのに対し、M
OS−FETの電流−電圧特性がゲート電圧によっては
線形性になり、電圧降下がダイオードの場合と比較して
小さいことを利用したものである。
【0009】図29に示す電源装置200は、スイッチ
ング用のMOS−FET204を備え、このMOS−F
ET204のゲート端子には、チョッパードライブ回路
206から制御信号が入力される。MOS−FET20
4が導通状態の場合は、入力電力はチョークコイル20
8を通って平滑コンデンサ210に充電されると共に負
荷212に供給される。次にMOS−FET204が非
導通状態になると、チョークコイル208に蓄えられて
いた磁気エネルギーが放出され、コンデンサ210及び
負荷212を経由して転流電流が検出抵抗214、寄生
ダイオード202Aを流れる。このとき、検出抵抗21
4により電圧降下が生じるが、この電圧降下を検出電圧
として比較器216で基準電圧電源218から出力され
る基準電圧Vrefと比較する。そして、検出電圧が基
準電圧よりも高い場合には比較器216はハイレベルを
出力し、駆動回路219を介してMOS−FET202
を導通させる。なお、基準電圧電源218は、例えば図
31(A)、(B)に示すように、抵抗及びツェナ−ダ
イオードを用いて構成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな同期整流方式の電源装置では、電圧値を固定した基
準電圧と検出電圧とを比較しているため、図30(A)
又は図35(H)に示すように、軽負荷時においては、
転流電流が流れているにも関わらず検出電圧が基準電圧
よりも低くなる場合がある。このため、MOS−FET
202が導通せず、転流電流が寄生ダイオード202A
を流れ、電力損失が増加してしまう、という問題があっ
た。また、この場合、基準電圧を低くすれば軽負荷時に
おいてもMOS−FET202は導通するが、MOS−
FET202の導通開始、導通終了のタイミングを正確
に区別することが困難となり、重負荷時においてはサー
ジ電圧の影響を受けて貫通電流が流れ、電力損失が大き
くなる、という問題があった。さらに、基準電圧を高く
設定すると、図8に示す点線Bのように、負荷電流が小
さいときに効率(出力電圧/入力電圧)が悪くなり、基
準電圧を低く設定すると、図8に示す点線Cのように、
負荷電流が大きいときに効率が悪くなる、という問題が
あった。
【0011】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、電源効率を向上させることができる同期整
流回路及び電源装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の同期整流回路は、電源装置に
適用される同期整流回路であり、前記電源装置の出力側
から戻る戻り電流を検出する検出素子と、前記検出素子
により検出された戻り電流に応じた検出電圧と基準電圧
とを入力して比較し、比較結果に応じた制御信号を出力
する比較手段と、前記戻り電流を流すための素子であ
り、かつ前記検出素子と直列に接続されると共に前記制
御信号に基づいて前記検出電圧が前記基準電圧よりも高
い場合にオンし、低い場合にオフするように制御される
スイッチ素子と、を備えた同期整流回路において、前記
検出電圧が小さくなるに従って小さくなるように、かつ
前記検出電圧が大きくなるに従って大きくなるように前
記基準電圧を変更する変更手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0013】同期整流回路は、電源装置に適用されるも
のであり、電源装置の出力側から戻る戻り電流を検出す
る検出素子を備えている。この検出素子は、例えば抵抗
を用いることができる。戻り電流がこの検出素子を流れ
ることにより、流れた電流に応じた電圧を検出すること
ができる。比較手段では、検出素子により検出された
電流に応じた検出電圧と基準電圧とを入力して比較
し、比較結果に応じた制御信号、例えば検出電圧が基準
電圧よりも高い場合にはハイレベル、低い場合にはロー
レベルとなるような制御信号を出力する。
【0014】スイッチ素子は、この制御信号に基づいて
制御される。例えば制御信号がハイレベルの場合にオン
し、ローレベルの場合はオフする。また、スイッチ素子
は、検出素子と直列に接続されている。従って、例えば
制御信号によりスイッチ素子がオンされた場合には検出
素子を流れる電流が該スイッチ素子にも流れ、制御信号
によりスイッチ素子がオフされた場合には検出素子を流
れる電流は該スイッチ素子には流れない。すなわち、ス
イッチ素子は検出素子を流れる電流に応じて制御され
る。なお、このスイッチ素子には、ユニポーラトランジ
スタ、例えばMOS−FETやバイポーラトランジスタ
を用いることができる。
【0015】このような同期整流回路において、変更手
段は、負荷に供給される電力を制御するための基準電圧
を変更する。この変更は、検出電圧に応じてその検出電
圧を追従するように行う。すなわち、検出電圧が大きく
なるに従って基準電圧を大きくすると共に、検出電圧が
小さくなるに従って基準電圧を小さくする。換言すれ
ば、検出素子を流れる電流が大きくなるに従って基準電
圧を大きくすると共に、検出素子を流れる電流が小さく
なるに従って基準電圧を小さくする。これによって、負
荷変動による供給電力が変動する場合であっても、これ
に追従して基準電圧が変動する。また、この変更は、例
えば基準電圧電源を複数個用意し、これを検出電圧の大
きさに応じて切り換えることにより行うことができる。
【0016】これにより、検出素子を流れる電流が小さ
い場合には基準電圧も小さくなるので、検出素子を流れ
る電流が小さい場合でも確実にスイッチ素子をオンさせ
ることができ、電源効率を向上させることができる。
【0017】なお、変更手段は、請求項2にも記載した
ように、検出電圧を積分する積分手段とすることが好ま
しい。積分手段は検出電圧を積分した電圧を基準電圧と
するので、検出素子に電流が流れはじめると基準電圧は
徐々に上昇し、検出素子に電流が流れなくなると基準電
圧は徐々に下降する。すなわち、検出電圧に追従するよ
うに基準電圧が変化する。従って、検出電圧に応じて基
準電圧を切り換える必要がないため、基準電圧用の電源
が不要となる。
【0018】また、上記の同期整流回路は、例えばトラ
ンスの1次側のスイッチング素子がオンのときにチョー
クコイルにエネルギーを蓄えながら出力し、スイッチン
グ素子がオフのときにチョークコイルに蓄えられたエネ
ルギーを放出する所謂フォワード型の電源装置や、トラ
ンスの1次側のスイッチング素子がオンのときにトラン
スにエネルギーを蓄え、スイッチング素子がオフのとき
に出力側へ電力を送る所謂フライバック型の電源装置、
トランスの1次側に複数のスイッチング素子を備え、こ
れらのスイッチング素子を所定のタイミングで交互にオ
ンオフさせることによりトランスの使用効率を高めるこ
とができる所謂多石方式(例えばハーフブリッジ方式、
フルブリッジ方式、プッシュプル方式)の電源装置等に
適用することができる。
【0019】請求項3記載の発明は、1次巻線と、中点
が設けられた2次巻線とを備えたトランスと、前記トラ
ンスの1次巻線に一方向の電圧を印加した後に前記電圧
の印加を所定時間停止し、前記1次巻線に他方向の電圧
を印加した後に電圧の印加を所定時間停止することを繰
り返す電圧印加手段と、前記トランスの2次巻線の両端
とこの両端を互いに接続する接続点との間に個々に挿入
され、かつ制御信号により制御されると共に出力側から
戻る戻り電流を流すための一対のスイッチ素子と、前記
2次巻線の中点と前記接続点との間に設けられ両点間の
電力を平滑して出力する平滑手段と、前記一対のスイッ
チ素子と各々直列に接続されると共に前記戻り電流を検
出する一対の検出素子と、前記一対の検出素子により各
々検出された戻り電流に応じた検出電圧の一部を各々積
分することにより基準電圧を生成する一対の積分手段
と、前記検出電圧と前記基準電圧とを入力して比較し、
比較結果に応じた制御信号を前記一対のスイッチ素子に
各々出力する一対の比較手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0020】トランスは、1次巻線と、中点が設けられ
た2次巻線とを備えている。電圧印加手段はトランスの
1次巻線に一方向の電圧を印加した後に電圧の印加を所
定時間停止し、1次巻線に他方向の電圧を印加した後に
電圧の印加を所定時間停止することを繰り返す。これは
例えば複数のスイッチング素子を設け、これらのスイッ
チング素子を順にオンすることにより実現することがで
きる。すなわち、何れか1つのスイッチング素子がオン
のときには、その他のスイッチング素子をオフし、オン
させるスイッチング素子を切り換えることによりトラン
スの1次巻線に印加する電圧の方向を交互に反転させる
(所謂多石方式)。これにより2次巻線側に電力が誘起
される。このように複数のスイッチング素子によりトラ
ンスの1次巻線側に印加される入力電力をスイッチング
することでトランスの使用効率を高めることができる。
このようにトランスの1次側に複数のスイッチング素子
を用いる方式としては、前述した所謂ハーフブリッジ方
式やフルブリッジ方式、プッシュプル方式等がある。
【0021】一対のスイッチ素子は、トランスの2次巻
線の両端とこの両端を互いに接続する接続点との間に個
々に挿入され、かつ制御信号により制御されると共に出
力側から戻る戻り電流、すなわち整流電流を流す。1次
巻線に一方向の電圧が印加されているときは、一対のス
イッチ素子の一方がオンし、前記接続点→一対のスイッ
チ素子の一方→2次巻線の中点の経路で第1の整流電流
が流れ、1次巻線に他方向の電圧が印加されているとき
は、一対のスイッチ素子の他方がオンし、前記接続点→
一対のスイッチ素子の他方→2次巻線の中点の経路で第
2の整流電流が流れる。
【0022】平滑手段は、2次巻線の中点と前記接続点
との間に設けられ両点間の電力を平滑して出力する。す
なわち、トランスの1次巻線に一方向の電圧が印加され
ているときには、前記第1の整流電流による電力を蓄え
ながら平滑して出力側へ出力する。また、トランスの1
次巻線に他方向の電圧が印加されているときには、前記
第2の整流電流による電力を蓄えながら平滑して出力側
へ出力する。この平滑手段は、例えば電力を蓄積するた
めのチョークコイル及び平滑するためのコンデンサによ
り構成することができる。また、1次巻線への電圧の印
加が停止しているときは、平滑手段に蓄えられた電力に
よる転流電流が分流して第1、第2の整流電流と同一の
経路で各々流れる。
【0023】一対の検出素子は、一対のスイッチ素子と
各々直列に接続されると共に前記戻り電流を検出する。
すなわち整流電流又は転流電流がこの検出素子を流れる
ことにより、流れた電流に応じた電圧を検出することが
できる。
【0024】一対の積分手段は、一対の検出素子により
各々検出された戻り電流に応じた検出電圧の一部を各々
積分することにより基準電圧を生成する。この基準電圧
の生成は、例えば検出素子として直列に接続した複数の
抵抗を用い、これら複数の抵抗のうち一部の抵抗で検出
される電圧を積分することにより容易に実現することが
できる。
【0025】このように、基準電圧は検出電圧の一部を
積分した電圧となるので、検出素子に電流が流れはじめ
ると基準電圧は徐々に上昇し、検出素子に電流が流れな
くなると基準電圧は徐々に下降する。すなわち、検出電
圧の一部に追従するように基準電圧が変化する。
【0026】一対の比較手段は、検出電圧と基準電圧と
入力して比較し、比較結果に応じた制御信号を一対の
スイッチ素子に各々出力する。例えば検出電圧が基準電
圧よりも高い場合にはスイッチ素子をオンさせるような
制御信号を出力し、検出電圧が基準電圧よりも低い場合
にはスイッチ素子をオフさせるような制御信号を出力す
る。
【0027】ところで、所謂多石方式の電源装置におい
ては、前述したように、1次巻線への電圧の印加が停止
するオフ期間が存在し、このオフ期間は平滑手段に蓄え
られた電力による転流電流が分流して各々の検出素子や
スイッチ素子を流れる。このため、オフ期間に各々の検
出素子やスイッチ素子を流れる電流は、1次巻線へ電圧
が印加されているときに流れる第1、第2の整流電流と
比べて小さくなる。従って、検出電圧をそのまま積分し
た電圧を基準電圧とした場合には、オフ期間において検
出電圧よりも基準電圧の方が大きくなってしまう場合が
あり、スイッチ素子をオンすることができなくなってし
まう場合がある。
【0028】しかしながら、積分手段は、前述したよう
に検出電圧の一部を積分することにより基準電圧を生成
するので、オフ期間においても基準電圧が検出電圧を超
えることがなく、オフ期間でも確実にスイッチ素子をオ
ンさせることができ、多石方式の電源装置においても電
源効率を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面を参
照して本発明の第1実施形態について説明する。
【0030】図1には、本発明に係る電源装置10が示
されている。図1に示すように、電源装置10はPチャ
ンネルのMOS−FET12を備えており、MOS−F
ET12のソース端子には電源側端子14が接続されて
いる。電源側端子14には直流電圧Vinが印加され
る。MOS−FET12のドレイン端子はチョークコイ
ル16の一方の端子及びNチャンネルのMOS−FET
18のドレイン端子が接続されている。MOS−FET
12のゲート端子はチョッパードライブ回路20が接続
されている。チョッパードライブ回路20は、MOS−
FET12のゲート端子に制御信号(パルス信号)を出
力する。
【0031】チョークコイル16の他方の端子は、コン
デンサ(例えば電解コンデンサ)22の一方の端子及び
負荷側端子24に接続されている。コンデンサ22の他
方の端子はGND(接地)端子26に接続されている。
負荷側端子24とGND端子との間には負荷(例えば抵
抗)30が接続されている。
【0032】MOS−FET18のソース端子は検出抵
抗32の一方の端子及びコンデンサ34の一方の端子に
接続されている。検出抵抗32の他方の端子は抵抗36
の一方の端子及びGND端子26に接続されている。コ
ンデンサ34の他方の端子及び抵抗36の他方の端子は
比較器38の反転入力端子に接続されている。コンデン
サ34及び抵抗36は積分回路40を構成しており、こ
の積分回路40の出力電圧が基準電圧Vrefとされる
(図7(A)も参照)。比較器38の非反転入力端子は
コンデンサ22の他方の端子に接続されている。比較器
38の非反転入力端子に入力される電圧が検出電圧とな
る。比較器38の出力端子は、駆動回路42の入力端子
に接続されている。駆動回路42の出力端子はMOS−
FET18のゲート端子に接続されている。また、MO
S−FET18は、その特性により寄生ダイオード18
Aを備えている。
【0033】なお、比較器38のGND端子39は、検
出抵抗32の一方の端子に接続されている。従って、反
転入力端子に入力される基準電圧、及び非反転入力端子
に入力される検出電圧は、GND端子39の電位に対し
てプラス電位で入力される。
【0034】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0035】まず、チョッパドライブ回路20からの制
御信号によりMOS−FET12がオンされると、図示
しない直流電源により供給された電流がチョークコイル
16を介してコンデンサ22を充電しながら負荷30へ
出力される。
【0036】次に、MOS−FET12がオフされる
と、チョークコイル16に蓄積されたエネルギーがコン
デンサ22、負荷30を経由して検出抵抗32、MOS
−FET18の寄生ダイオード18Aに転流電流として
流れる。
【0037】このとき、比較器38により、非反転入力
端子に入力される検出電圧と反転入力端子に入力される
積分回路40から出力される基準電圧とが比較される。
そして、検出電圧が基準電圧以上の場合は、比較器38
は駆動回路42を介してMOS−FET18のゲート端
子にハイレベルを出力する。これによりMOS−FET
18がオンし、転流電流はMOS−FET18を流れて
負荷30側へ供給される。
【0038】図2には各部の電圧及び電流の波形図が示
されている。図2(A)は比較器38の反転入力端子に
入力される基準電圧、すなわち積分回路40の出力電圧
の波形、及び比較器38の非反転入力端子に入力される
検出電圧の波形が、図2(B)には比較器38の出力電
圧が、図2(C)には寄生ダイオード18Aを流れる電
流の波形が、図2(D)にはMOS−FET18を流れ
る電流の波形がそれぞれ示されている。
【0039】前述したように、比較器38の反転入力端
子に入力される基準電圧は、検出抵抗32による電圧降
下を積分した電圧となっている。従って、図2(A)に
示すように、検出抵抗32による電圧降下、言い換えれ
ば検出抵抗32を流れる転流電流に応じて基準電圧が変
化する。すなわち、転流電流が小さくなるに従って基準
電圧も小さくなり、転流電流が大きくなるに従って基準
電圧も大きくなる。このため、転流電流が流れた場合に
は軽負荷時から重負荷時まで確実にMOS−FET18
をオンさせることができ、図8の実線Aで示すように、
軽負荷時から重負荷時に亘って電力損失を抑えることが
できる。また、転流電流が小さくなるに従って基準電圧
も小さくなり、転流電流が大きくなるに従って基準電圧
も大きくなるので、重負荷時においてMOS−FET1
2がオンのとき、すなわち転流電流が流れない場合にお
いてサージ電圧が発生した場合でも誤ってMOS−FE
T18がオンしてしまうのを防ぐことができる。従っ
て、貫通電流が流れるのを防ぐことができるため、電力
損失を抑えることができる。
【0040】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形
態において説明した電源装置10の詳細な回路構成につ
いて説明する。なお、図1に示す電源装置10と同一部
分については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0041】図3に示す電源装置10は、負荷側に出力
される出力電圧Voutを検出するための検出回路44
を備えている。検出回路44で検出された出力電圧は、
チョッパードライブ回路20の比較演算部46に出力さ
れる。比較演算部46では、設定部48で設定された目
標制御値と検出回路44で検出された出力電圧とを比較
し、比較結果に応じた制御信号をMOS−FET12の
ゲート端子に出力する。すなわち、チョッパードライブ
回路20は、出力電圧が目標制御値と一致するようにフ
ィードバック制御する。
【0042】また、駆動回路42は、NPNのトランジ
スタ50とPNPのトランジスタ52とで構成されてい
る。トランジスタ50のコレクタ端子はチョークコイル
16の他方の端子に接続されており、エミッタ端子はト
ランジスタ52のエミッタ端子に接続されている。トラ
ンジスタ52のコレクタ端子は検出抵抗32の一方の端
子に接続されている。トランジスタ50、52のベース
端子は比較器38の出力端子が接続されている。このよ
うな駆動回路42は、比較器38の出力を増幅してMO
S−FET18のゲート端子に出力する。
【0043】このように、MOS−FET18、検出抵
抗32、比較器38、積分回路40、駆動回路42で同
期整流回路15を構成しており、同期整流回路15の入
力端Aはコンデンサ22の他端に、出力端Bはチョーク
コイル16の一端にそれぞれ接続されている。
【0044】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0045】まず、チョッパドライブ回路20からの制
御信号によりMOS−FET12がオンされるとドレイ
ン電流ID1が流れ、チョークコイル16を介してコンデ
ンサ22を充電しながら負荷30へ出力される。
【0046】次に、MOS−FET12がオフされる
と、チョークコイル16に蓄積されたエネルギーがコン
デンサ22、負荷30を経由して検出抵抗32を転流電
流ISとして流れる。
【0047】このとき、検出電圧と、検出抵抗32の抵
抗値と転流電流との積による電圧降下を積分回路40に
より積分した基準電圧とが比較器38により比較され
る。そして、検出電圧が基準電圧以上の場合は、比較器
38は駆動回路42にハイレベルを出力する。駆動回路
42は、比較器38からの出力を増幅してMOS−FE
T18のゲート端子に出力する。これによりMOS−F
ET18がオンし、転流電流ISはMOS−FET1
8、及び寄生ダイオード18Aを流れて(図中ID、及
びId)負荷30側へ供給される。
【0048】ここで、MOS−FET18に生じるオン
損失Poffは下記(2)式の如く計算できる。
【0049】Poff=Ron×(ID2 ・・・(2) 但し、ID={(Toff/3T)・(Ia 2+Ia×Ib+I
b 2)}1/2、RonはMOS−FET18のオン抵抗、T
はMOS−FET18のオンオフ周期、ToffはT時間
のうちMOS−FET18がオンしている時間、Ia
bは図4に示す転流時の電流。
【0050】そして、MOS−FET18を駆動するた
めには以下の(3)式を満たすことが必要となる。
【0051】R×IS>Vref ・・・(3) 但し、Rは検出抵抗32の抵抗値。
【0052】図4には各部の電圧及び電流の波形図が示
されている。図4(A)は比較器38の反転入力端子に
入力される基準電圧Vref、すなわち積分回路40の
出力電圧の波形、及び比較器38の非反転入力端子に入
力される検出電圧Vonの波形が、図4(B)には比較
器38の出力電圧が、図4(C)には寄生ダイオード1
8Aを流れる電流の波形が、図4(D)にはMOS−F
ET18を流れる電流の波形が、図4(E)には転流電
流IS(=ID+Id)の波形がそれぞれ示されている。
【0053】前述したように、比較器38の反転入力端
子に入力される基準電圧は、検出抵抗32による電圧降
下を積分した電圧となっている。従って、図4(A)に
示すように、検出抵抗32による電圧降下、言い換えれ
ば検出抵抗32を流れる転流電流に応じて基準電圧が変
化する。すなわち、転流電流が小さくなるに従って基準
電圧も小さくなり、転流電流が大きくなるに従って基準
電圧も大きくなる。このため、転流電流が流れた場合に
は軽負荷時から重負荷時まで確実にMOS−FET18
をオンさせることができ、図8の実線Aで示すように、
軽負荷時から重負荷時に亘って電力損失を抑えることが
できる。また、転流電流が小さくなるに従って基準電圧
も小さくなり、転流電流が大きくなるに従って基準電圧
も大きくなるので、MOS−FET12がオンのとき、
すなわち転流電流が流れない場合においてサージ電圧が
発生した場合でも誤ってMOS−FET18がオンして
しまうのを防ぐことができる。従って、貫通電流が流れ
るのを防ぐことができるため、電力損失を抑えることが
できる。
【0054】〔第3実施形態〕次に、本発明の第3実施
形態について説明する。第3実施形態では、第2実施形
態において説明した電源装置10の変形例について説明
する。なお、図3に示す電源装置10と同一部分につい
ては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0055】図5に示す電源装置10が図3に示す電源
装置10と異なる点は、図3に示す電源装置10では比
較器38のGND端子39が検出抵抗32の一方の端子
に接続されているのに対し、図5に示す電源装置10で
は接地されている点、図3に示す電源装置10では、抵
抗36の一方の端子が接地され、コンデンサ34の一方
の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続されているの
に対し、図5に示す電源装置10では、抵抗36の一方
の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続され、コンデ
ンサ34の一方の端子が接地されている点(図7も参
照)である。これにより、検出電圧及び基準電圧は、図
6(A)に示すようにGND端子39の電位に対してマ
イナス電位で入力される。この点以外は第2実施形態と
同様なので説明を省略する。
【0056】〔第4実施形態〕次に、本発明の第4実施
形態について説明する。第4実施形態では、トランスの
1次側のスイッチング素子がオンのときにチョークコイ
ルにエネルギーを蓄えながら出力し、スイッチング素子
がオフのときにチョークコイルに蓄えられたエネルギー
を放出する所謂フォワード型の電源装置に本発明を適用
した場合について説明する。なお、図3に示す電源装置
10と同一部分については同一符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
【0057】図9に示す電源装置10は、トランス11
を備えている。トランス11の1次巻線11Aの一端
は、例えば交流電圧を全波整流した後図示しない平滑コ
ンデンサにより平滑された直流電圧が供給される電源端
13Aが接続され、他端はMOS−FET17のドレイ
ン端子が接続されている。MOS−FET17のゲート
端子は制御回路19が接続されており、ソース端子は電
源端(接地端)13Bに接続されている。MOS−FE
T17のゲート端子に制御回路19により制御信号が入
力されることによりトランス11の1次巻線11Aに印
加される直流電圧がスイッチングされる。これにより、
トランス11の2次巻線11B側には、交流電圧が誘起
される。
【0058】2次巻線11Bの一端は、転流電流を同期
整流する同期整流回路15Bの出力端B及びチョークコ
イル16の一端に接続されており、同期整流回路15B
の入力端Aは、同期整流回路15Aの入力端Aと共にコ
ンデンサ22の他端及びGND端子26に接続されてい
る。一方、2次巻線11Bの他端は、整流電流を同期整
流する同期整流回路15Aの出力端Bに接続されてい
る。
【0059】なお、同期整流回路15A,15Bは、駆
動回路42が抵抗43を介してMOS−FET18のゲ
ート端子と接続されている点で図3に示した同期整流回
路15と異なっているが、実質的に図3に示した同期整
流回路と同一のため、同期整流回路15A,15Bにつ
いての詳細な説明は省略する。
【0060】また、検出回路44で検出された出力電圧
は、トランス11の1次側の信号とと2次側の信号とを
絶縁するフォトカプラ21を介して制御回路19へフィ
ードバックされる。制御回路19では、検出した出力電
圧が目標電圧となるようにMOS−FET17へ供給す
る制御信号のデューティを制御する。
【0061】次に、第4実施形態の作用について説明す
る。
【0062】制御回路19に内蔵された図示しない発振
器によりMOS−FET17のゲート端子に所定周期で
オンオフを繰り返す制御信号が出力され、MOS−FE
T17がオンするとドレイン電流IDSがトランス11の
1次巻線11Aを流れ、2次巻線11Bに電圧が誘起さ
れる。この誘起された電圧による電流がチョークコイル
16に蓄積されながらコンデンサ22により平滑されて
負荷側へ出力される。また、負荷側から整流電流I
1(=ID1+Id1)が同期整流回路15Aを流れる。
【0063】次に、MOS−FET17がオフされる
と、チョークコイル16に蓄積されたエネルギーがコン
デンサ22、負荷を経由して転流電流I2(=ID2+I
d2)として同期整流回路15Bを流れる。
【0064】整流時には、同期整流回路15Aの検出抵
抗32の抵抗値R1と整流電流I1との積による電圧降
下、すなわち検出電圧V1(=R1×I1)と、この検出
電圧V1を積分回路40により積分した基準電圧Vref
が比較器38により比較される。そして、検出電圧V1
が基準電圧Vref以上の場合は、比較器38は駆動回路
42にハイレベルを出力する。駆動回路42は、比較器
38からの出力を増幅してMOS−FET18のゲート
端子に出力する。これによりMOS−FET18がオン
し、整流電流I1はMOS−FET18及び寄生ダイオ
ード18Aを流れる(図9において示すID1及びId1
図10も参照)。
【0065】このように、基準電圧Vrefは検出電圧V1
を積分した電圧のため、図10に示すように、整流電流
1が小さくなるに従って基準電圧Vrefも小さくなり、
整流電流I1が大きくなるに従って基準電圧Vrefも大き
くなる。このため、図10に示すように、整流電流I1
が流れた場合には軽負荷時から重負荷時まで確実にMO
S−FET18をオンさせることができ、図8の実線A
で示すように、軽負荷時から重負荷時に亘って電力損失
を抑えることができる。なお、転流時についての動作は
整流時と同様であるので説明を省略する。
【0066】〔第5実施形態〕次に、本発明の第5実施
形態について説明する。第5実施形態では、第4実施形
態において説明した電源装置10の変形例について説明
する。なお、図9に示す電源装置10と同一部分につい
ては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0067】図11に示す電源装置10が図9に示す電
源装置10と異なる点は、図9に示す電源装置10では
比較器38のGND端子39が検出抵抗32の一方の端
子に接続されているのに対し、図11に示す電源装置1
0では接地されている点、図9に示す電源装置10で
は、抵抗36の一方の端子が接地され、コンデンサ34
の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続されて
いるのに対し、図11に示す電源装置10では、抵抗3
6の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続さ
れ、コンデンサ34の一方の端子が接地されている点で
ある。これにより、検出電圧V1、V2及び基準電圧V
refは、図12に示すようにGND端子39の電位に対
してマイナス電位で入力される。なお、動作については
第4実施形態と同様なので説明を省略する。
【0068】〔第6実施形態〕次に、本発明の第6実施
形態について説明する。第6実施形態では、トランスの
1次側のスイッチング素子がオンのときにトランスにエ
ネルギーを蓄え、スイッチング素子がオフのときに出力
側へ電力を送る所謂フライバック型の電源装置に本発明
を適用した場合について説明する。なお、図9に示す電
源装置10と同一部分については同一符号を付し、その
詳細な説明を省略する。
【0069】図13に示す電源装置10が図9に示す電
源装置10と異なる点は、トランス11の1次巻線11
Aと2次巻線11Bとの極性が異なる点、チョークコイ
ル16及び転流用の同期整流回路15Bが無い点であ
る。すなわち、図13に示す電源装置10は、MOS−
FET17がオンのときにトランス11にエネルギーを
蓄え、MOS−FET17がオフのときに出力側へ電力
を送るフライバック型の電源装置である。
【0070】次に、第6実施形態の作用について説明す
る。
【0071】制御回路19に内蔵された図示しない発振
器によりMOS−FET17のゲート端子に所定周期で
オンオフを繰り返す制御信号が出力され、MOS−FE
T17がオンするとドレイン電流IDSがトランス11の
1次巻線11Aを流れ、2次巻線11Bに電圧が誘起さ
れる。そして、MOS−FET17がオフすると、2次
巻線11Bに蓄積されたエネルギーがコンデンサ22に
より平滑されて負荷側へ出力される。また、負荷側から
整流電流I1(=ID1+Id1)が同期整流回路15Aを
流れる。
【0072】整流時には、同期整流回路15Aの検出抵
抗32の抵抗値R1と整流電流I1との積による電圧降
下、すなわち検出電圧V1(=R1×I1)と、この検出
電圧V1を積分回路40により積分した基準電圧Vref
が比較器38により比較される。そして、図14に示す
ように、検出電圧V1が基準電圧Vref以上の場合は、比
較器38は駆動回路42にハイレベルを出力する。駆動
回路42は、比較器38からの出力を増幅してMOS−
FET18のゲート端子に出力する。これによりMOS
−FET18がオンし、整流電流I1はMOS−FET
18及び寄生ダイオード18Aを流れる(図13におい
て示すID1及びId1、図14も参照)。
【0073】このように、基準電圧Vrefは検出電圧V1
を積分した電圧のため、図14に示すように、整流電流
1が小さくなるに従って基準電圧Vrefも小さくなり、
整流電流I1が大きくなるに従って基準電圧Vrefも大き
くなる。このため、図14に示すように、整流電流I1
が流れた場合には軽負荷時から重負荷時まで確実にMO
S−FET18をオンさせることができ、図8の実線A
で示すように、軽負荷時から重負荷時に亘って電力損失
を抑えることができる。
【0074】〔第7実施形態〕次に、本発明の第7実施
形態について説明する。第7実施形態では、第6実施形
態において説明した電源装置10の変形例について説明
する。なお、図13に示す電源装置10と同一部分につ
いては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0075】図15に示す電源装置10が図13に示す
電源装置10と異なる点は、図13に示す電源装置10
では比較器38のGND端子39が検出抵抗32の一方
の端子に接続されているのに対し、図15に示す電源装
置10では接地されている点、図13に示す電源装置1
0では、抵抗36の一方の端子が接地され、コンデンサ
34の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続さ
れているのに対し、図15に示す電源装置10では、抵
抗36の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続
され、コンデンサ34の一方の端子が接地されている点
である。これにより、検出電圧V1及び基準電圧V
refは、図16に示すようにGND端子39の電位に対
してマイナス電位で入力される。なお、動作については
第6実施形態と同様なので説明を省略する。
【0076】〔第8実施形態〕次に、本発明の第8実施
形態について説明する。第8実施形態では、トランスの
1次側に複数のスイッチング素子を備え、これらのスイ
ッチング素子を所定のタイミングで交互にオンオフさせ
ることによりトランスの使用効率を高めることができる
所謂多石方式(ハーフブリッジ方式)の電源装置に本発
明を適用した場合について説明する。なお、図9に示す
電源装置10と同一部分については同一符号を付す。
【0077】図17に示すように、電源装置10は、1
次巻線11A及び中点が設けられた2次巻線11Bを備
えたトランス11を備えている。トランス11の1次巻
線11Aの一端は、MOS−FET17Aのソース端子
及びMOS−FET17Bのドレイン端子が接続されて
いる。MOS−FET17Aのドレイン端子は、例えば
交流電圧を全波整流した後図示しない平滑コンデンサに
より平滑された直流電圧が供給される電源端13A及び
コンデンサ23Aの一端に接続されている。コンデンサ
23Aの他端は1次巻線11Aの他端及びコンデンサ2
3Bの一端に接続されている。コンデンサ23Bの他端
はMOS−FET17Bのソース端子に接続されると共
に電源端13B(接地端)に接続されている。MOS−
FET17A,17Bのゲート端子は制御回路19が接
続されている。
【0078】制御回路19は、出力電圧を検出する検出
回路(図示省略)からフォトカプラ(図示省略)を介し
て入力される検出電圧が目標電圧と一致するようにMO
S−FET17A,17Bを所定のタイミングで交互に
オンオフさせる制御信号をMOS−FET17A、17
Bのゲート端子に出力する。これにより、トランス11
の1次巻線11Aに極性が異なる電圧が交互に印加され
る。すなわち、1次巻線11A側の回路は、所謂ハーフ
ブリッジ型のインバータ回路となっている。
【0079】トランス11の2次巻線11Bの一端は、
同期整流回路15Aの出力端Bが接続されており、2次
巻線11Bの他端は、同期整流回路15Bの出力端Bが
接続されている。なお、同期整流回路15A,15B
は、図9に示した同期整流回路15と同一構成であるた
め、その説明を省略する。
【0080】また、2次巻線11Bの中点は、チョーク
コイル16の一端に接続されており、チョークコイル1
6の他端は負荷側端子24及びコンデンサ22の一端に
接続されている。コンデンサ22の他端は、GND端子
26及び同期整流回路15A,15Bの入力端Aに接続
されている。
【0081】次に、第8実施形態の作用を説明する。
【0082】まず、制御回路19からMOS−FET1
7A,17Bのゲート端子に所定の制御信号、すなわち
MOS−FET17A,17Bを所定周期で交互にオン
オフさせる制御信号が出力される。
【0083】そして、MOS−FET17Aがオンする
と、電源端13A→MOS−FET17A→トランス1
1の1次巻線11A→コンデンサ23Bの経路で電流が
流れ、MOS−FET17Bがオンしているときには、
電源端13A→コンデンサ23A→トランス11の1次
巻線11A→MOS−FET17Bの経路で電流が流れ
る。
【0084】従って、1次巻線11Aに流れる電流の向
き(1次巻線11Aに印加される電圧の向き)は、MO
S−FET17AがオンしているときとMOS−FET
17Bがオンしているときとで逆向きとなる。
【0085】これにより、トランス11の1次巻線11
Aには、図18に示すように一定のオフ期間Toffを
挟んで、極性の異なる電圧(一次側電圧Vp)が交互に
印加されて互いに逆向きの電流(一次側電流Ip)が交
互に流れる。トランス11の1次巻線11Aに上記のよ
うに電圧が印加されると、2次巻線11Bに2次側巻線
電圧が発生する。
【0086】MOS−FET17Aがオンのとき(図1
8におけるT1期間)には、図17に示すようにトラン
ス11の2次巻線11Bの中点→チョークコイル16→
コンデンサ22及び図示しない負荷→同期整流回路15
Aの経路で図18に示すような二次側電流I1(=ID1
+Id1)が流れる。
【0087】一方、MOS−FET17Bがオンのとき
(図18におけるT2期間)には、図17に示すように
トランス11の2次巻線11Bの中点→チョークコイル
16→コンデンサ22及び図示しない負荷→同期整流回
路15Bの経路で図18に示すような二次側電流I
2(=ID2+Id2)が流れる。
【0088】なお、MOS−FET17A、17Bが共
にオフの時(図18におけるToffの期間)には、ト
ランス11の2次巻線11Bに電圧が誘起されないた
め、チョークコイル16に蓄えられたエネルギーによ
り、チョークコイル16→コンデンサ22及び負荷→同
期整流回路15A、15B→2次巻線11Bの中点の経
路で二次側電流I1、I2が同時に各々流れる。
【0089】また、MOS−FET17Aがオンのとき
(図18におけるT1期間)には、同期整流回路15A
の検出抵抗32の抵抗値R1と二次側電流I1との積によ
る電圧降下、すなわち検出電圧V1(=R1×I1)と、
この検出電圧V1を積分回路40により積分した基準電
圧Vrefとが比較器38により比較される。そして、検
出電圧V1が基準電圧Vref以上の場合は、図18に示す
ように比較器38は駆動回路42にハイレベルを出力す
る。駆動回路42は、比較器38からの出力を増幅して
MOS−FET18のゲート端子に出力する。これによ
りMOS−FET18がオンし、二次側電流I1はMO
S−FET18及び寄生ダイオード18Aを流れる。
【0090】このように、基準電圧Vrefは検出電圧V1
を積分した電圧のため、図18に示すように、二次側電
流I1が小さくなるに従って基準電圧Vrefも小さくな
り、二次側電流I1が大きくなるに従って基準電圧Vref
も大きくなる。このため、図18に示すように、MOS
−FET17Aがオンのとき、すなわち図18における
T1期間には軽負荷時から重負荷時まで確実にMOS−
FET18をオンさせることができ、図8の実線Aで示
すように、軽負荷時から重負荷時に亘って電力損失を抑
えることができる。なお、MOS−FET17Bがオン
のとき(図18におけるT2期間)の動作は上記と同様
であるので説明を省略する。
【0091】なお、上記では、1次側の回路をハーフブ
リッジ方式の回路として説明したが、これに限らず、フ
ルブリッジ方式やプッシュプル方式の回路でも本発明を
適用できる。
【0092】〔第9実施形態〕次に、本発明の第9実施
形態について説明する。第9実施形態では、第8実施形
態において説明した電源装置10の変形例について説明
する。なお、図17に示す電源装置10と同一部分につ
いては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0093】図19に示す電源装置10が図17に示す
電源装置10と異なる点は、図17に示す電源装置10
では比較器38のGND端子39が検出抵抗32の一方
の端子に接続されているのに対し、図19に示す電源装
置10では接地されている点、図17に示す電源装置1
0では、抵抗36の一方の端子が接地され、コンデンサ
34の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続さ
れているのに対し、図19に示す電源装置10では、抵
抗36の一方の端子が検出抵抗32の一方の端子に接続
され、コンデンサ34の一方の端子が接地されている点
である。これにより、検出電圧V1(又は検出電圧V2
及び基準電圧Vrefは、図20に示すようにGND端子
39の電位に対してマイナス電位で入力される。なお、
動作については第8実施形態と同様なので説明を省略す
る。
【0094】〔第10実施形態〕次に、本発明の第10
実施形態について説明する。第10実施形態では、第8
実施形態において説明した電源装置10の変形例につい
て説明する。なお、図17に示す電源装置10と同一部
分については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0095】第8実施形態において説明した図17に示
す電源装置10では、図18に示すToff期間は、前
述したようにチョークコイル16に蓄えられたエネルギ
ーにより、二次側電流I1、I2が同時に各々流れる。こ
のときの二次側電流I1、I2は、図18に示すように、
T1又はT2期間に流れる二次側電流I1、I2と比べて
小さくなる(例えば約1/2)。このため、検出電圧V
1(=R1×I1)、検出電圧V2(=R1×I2)も小さく
なるため、Toff期間において比較器38がオンにな
らない場合があり、同期整流がなされない場合がある。
【0096】そこで、第10実施形態では、Toff期
間でも確実に比較器38をオンさせ、同期整流すること
ができる電源装置について図21を参照して説明する。
【0097】図21に示す電源装置10が図17に示す
電源装置10とが異なる点は、検出抵抗32(抵抗値R
1)が抵抗32A,32Bに分割されており、積分回路
40の抵抗36の一方の端子が抵抗32Aと抵抗32B
との間に接続されている点である。ここで、抵抗32
A、32Bの抵抗値RA,RBは、例えば共にR1/2で
ある。すなわち、基準電圧Vrefは、検出電圧V
A(=RA×I1)を積分した電圧となるため、図17に
示した電源装置10の基準電圧Vrefの1/2の電圧
となる。また、検出電圧V1は、(RA+RB)×I1(=
1×I1)となる。従って、Toff期間においても基
準電圧Vrefが検出電圧V1(又はV2)を超えること
がなくなる。
【0098】すなわち、同期整流回路15Aでは、検出
抵抗32A,32Bの合計の抵抗値(RA+RB)と二次
側電流I1との積による電圧降下、すなわち検出電圧V1
(=(RA+RB)×I1)と、検出抵抗32Aの抵抗値
Aと二次側電流I1との積による電圧降下、すなわち検
出電圧VA(=RA×I1)を積分回路40により積分し
た基準電圧Vrefとが比較器38により比較される。そ
して、検出電圧V1が基準電圧Vref以上の場合は、図2
2に示すように比較器38(比較器A)は駆動回路42
にハイレベルを出力する。駆動回路42は、比較器38
からの出力を増幅してMOS−FET18のゲート端子
に出力する。これによりMOS−FET18がオンし、
二次側電流I1はMOS−FET18及び寄生ダイオー
ド18Aを流れる。
【0099】このように、基準電圧Vrefは検出電圧VA
(=V1/2)を積分した電圧のため、図22に示すよ
うに、二次側電流I1が小さくなるに従って基準電圧V
refも小さくなり、二次側電流I1が大きくなるに従って
基準電圧Vrefも大きくなると共に、検出電圧V1以上に
なることがない。なお、同期整流回路15Bにおいても
同様である。このため、図22に示すように、Toff
期間においても確実にMOS−FET18をオンさせる
ことができ、さらに電力損失を抑えることができる。
【0100】なお、検出抵抗32A,32Bの抵抗値R
A、RBは、上記ではR1の1/2として説明したが、検
出電圧VAを積分した電圧である基準電圧Vrefが検出電
圧V 1を超えない程度で自由に設定することができる。
【0101】〔第11実施形態〕 次に、本発明の第11実施形態について説明する。第1
1実施形態では、第10実施形態において説明した電源
装置10の変形例について説明する。なお、図21に示
す電源装置10と同一部分については同一符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0102】図23に示す電源装置10が図21に示す
電源装置10と異なる点は、図21に示す電源装置10
では比較器38のGND端子39が検出抵抗32Bの一
方の端子に接続されているのに対し、図23に示す電源
装置10では接地されている点、図21に示す電源装置
10では、コンデンサ34の一方の端子が検出抵抗32
Bの一方の端子に接続されているのに対し、図23に示
す電源装置10では、コンデンサ34の一方の端子が接
地されている点である。これにより、検出電圧V1(又
は検出電圧V2)及び基準電圧Vrefは、図24に示すよ
うにGND端子39の電位に対してマイナス電位で入力
される。なお、動作については第10実施形態と同様な
ので説明を省略する。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、基準電圧を検出電圧に応じて変更する変更
手段を備えたので、検出素子を流れる電流が小さい場合
でも確実にスイッチ素子をオンさせることができ、電源
効率を向上させることができる、という効果を有する。
【0104】請求項2記載の発明によれば、変更手段に
検出電圧を積分する積分手段としたので、検出電圧に応
じて基準電圧を切り換える必要がなく、基準電圧用の電
源が不要になる、という効果を有する。
【0105】請求項3記載の発明によれば、積分手段
は、検出電圧の一部を積分することにより基準電圧を生
成するので、基準電圧が検出電圧を超えることがなく確
実にスイッチ素子をオンさせることができ、多石方式の
電源装置においても電源効率を向上させることができ
る、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における電源装置の概略構成図
である。
【図2】 第1実施形態における電源装置の各部の電流
及び電圧の波形を示す波形図である。
【図3】 第2実施形態における電源装置の概略構成図
である。
【図4】 第2実施形態における電源装置の各部の電流
及び電圧の波形を示す波形図である。
【図5】 第3実施形態における電源装置の概略構成図
である。
【図6】 第3実施形態における電源装置の各部の電流
及び電圧の波形を示す波形図である。
【図7】 積分回路の回路構成を示す回路図である。
【図8】 負荷電流と電源効率との関係を示す線図であ
る。
【図9】 第4実施形態における電源装置の概略構成図
である。
【図10】 第4実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図11】 第5実施形態における電源装置の概略構成
図である。
【図12】 第5実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図13】 第6実施形態における電源装置の概略構成
図である。
【図14】 第6実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図15】 第7実施形態における電源装置の概略構成
図である。
【図16】 第7実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図17】 第8実施形態における電源装置の概略構成
図である。
【図18】 第8実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図19】 第9実施形態における電源装置の概略構成
図である。
【図20】 第9実施形態における電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図21】 第10実施形態における電源装置の概略構
成図である。
【図22】 第10実施形態における電源装置の各部の
電流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図23】 第11実施形態における電源装置の概略構
成図である。
【図24】 第11実施形態における電源装置の各部の
電流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図25】 従来における電源装置の概略構成図であ
る。
【図26】 従来における電源装置の概略構成図であ
る。
【図27】 ダイオードの電圧降下と電流との関係を示
す線図である。
【図28】 ダイオード及びMOS−FETの電圧降下
と電流との関係を示す線図である。
【図29】 従来における電源装置の概略構成図であ
る。
【図30】 従来における電源装置の各部の電流及び電
圧の波形を示す波形図である。
【図31】 従来における基準電圧電源の回路構成の一
例を示す回路図である。
【図32】 従来における絶縁型の電源装置の概略構成
図である。
【図33】 従来における絶縁型の電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【図34】 従来における絶縁型の電源装置の概略構成
図である。
【図35】 従来における絶縁型の電源装置の各部の電
流及び電圧の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
10 電源装置 12、18 MOS−FET 12A、18A 寄生ダイオード 16 チョークコイル 20 チョッパードライブ回路 22 コンデンサ 30 負荷 32 検出抵抗 38 比較器 40 積分回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−336282(JP,A) 特開 平9−84337(JP,A) 特開 平10−146051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/21 H02M 3/155

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置に適用される同期整流回路であ
    り、前記電源装置の出力側から戻る戻り電流を検出する
    検出素子と、前記検出素子により検出された戻り電流に
    応じた検出電圧と基準電圧とを入力して比較し、比較結
    果に応じた制御信号を出力する比較手段と、前記戻り電
    流を流すための素子であり、かつ前記検出素子と直列に
    接続されると共に前記制御信号に基づいて前記検出電圧
    が前記基準電圧よりも高い場合にオンし、低い場合にオ
    フするように制御されるスイッチ素子と、を備えた同期
    整流回路において、 前記検出電圧が小さくなるに従って小さくなるように、
    かつ前記検出電圧が大きくなるに従って大きくなるよう
    に前記基準電圧を変更する変更手段を備えたことを特徴
    とする同期整流回路。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記検出電圧を積分す
    る積分手段であることを特徴とする請求項1記載の同期
    整流回路。
  3. 【請求項3】 1次巻線と、中点が設けられた2次巻線
    とを備えたトランスと、 前記トランスの1次巻線に一方向の電圧を印加した後に
    前記電圧の印加を所定時間停止し、前記1次巻線に他方
    向の電圧を印加した後に電圧の印加を所定時間停止する
    ことを繰り返す電圧印加手段と、 前記トランスの2次巻線の両端とこの両端を互いに接続
    する接続点との間に個々に挿入され、かつ制御信号によ
    り制御されると共に出力側から戻る戻り電流を流すため
    の一対のスイッチ素子と、 前記2次巻線の中点と前記接続点との間に設けられ両点
    間の電力を平滑して出力する平滑手段と、 前記一対のスイッチ素子と各々直列に接続されると共に
    前記戻り電流を検出する一対の検出素子と、 前記一対の検出素子により各々検出された戻り電流に応
    じた検出電圧の一部を各々積分することにより基準電圧
    を生成する一対の積分手段と、 前記検出電圧と前記基準電圧とを入力して比較し、比較
    結果に応じた制御信号を前記一対のスイッチ素子に各々
    出力する一対の比較手段と、 を備えた電源装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、負荷の大きさに応じた
    前記検出素子を流れる電流が大きくなるに従って前記基
    準電圧を大きくすると共に、前記検出素子を流れる電流
    が小さくなるに従って前記基準電圧を小さくすることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の同期整流回路。
  5. 【請求項5】 前記戻り電流は、負荷の大きさに応じた
    整流電流又は転流電流であることを特徴とする請求項3
    記載の電源装置。
JP37161399A 1999-08-16 1999-12-27 同期整流回路及び電源装置 Expired - Fee Related JP3262112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37161399A JP3262112B2 (ja) 1999-08-16 1999-12-27 同期整流回路及び電源装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-229752 1999-08-16
JP22975299 1999-08-16
JP37161399A JP3262112B2 (ja) 1999-08-16 1999-12-27 同期整流回路及び電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001128456A JP2001128456A (ja) 2001-05-11
JP3262112B2 true JP3262112B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=26528969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37161399A Expired - Fee Related JP3262112B2 (ja) 1999-08-16 1999-12-27 同期整流回路及び電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3262112B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017067116A1 (zh) * 2015-10-21 2017-04-27 无锡市芯茂微电子有限公司 一种隔离型同步整流控制电路及其装置与控制方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102195492B (zh) * 2011-05-24 2014-04-16 成都芯源***有限公司 同步整流开关电源及其控制电路和控制方法
CN104956576B (zh) * 2013-02-08 2017-10-20 株式会社村田制作所 Dc‑dc转换器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017067116A1 (zh) * 2015-10-21 2017-04-27 无锡市芯茂微电子有限公司 一种隔离型同步整流控制电路及其装置与控制方法
US9853563B2 (en) 2015-10-21 2017-12-26 Shenzhen Chip Hope Micro-Electronics Ltd. Isolated synchronous rectification control circuit, control device, and control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001128456A (ja) 2001-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10003271B2 (en) Systems and methods for constant voltage control and constant current control
EP1215808B1 (en) A power supply circuit and method thereof to detect demagnitization of the power supply
US20110261596A1 (en) Control circuit for primary side control of switching power supply
US20030026115A1 (en) Switching-type DC-DC converter
US6295214B1 (en) Switching power supply unit
JP3839737B2 (ja) 直流電圧変換回路
JP5040268B2 (ja) スイッチング電源装置
US20210203239A1 (en) Isolated power supply and control circuit thereof
JP2888729B2 (ja) 出力短絡保護回路
US11088626B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
JP2001346379A (ja) スイッチング電源装置
JP2003244946A (ja) 同期整流回路及び電源装置
US9564819B2 (en) Switching power supply circuit
JP2003299354A (ja) フライバックコンバータの同期整流回路
JP3262112B2 (ja) 同期整流回路及び電源装置
JP2007195287A (ja) 共振コンバータにおける電流検出方式
JP4172569B2 (ja) スイッチング電源装置
KR102219639B1 (ko) 클램핑 회로, 이를 포함하는 전력 공급 장치 및 전력 공급 장치의 구동 방법
JP2002374672A (ja) スイッチング電源装置
JP3694292B2 (ja) 同期整流型dc−dcコンバータ
JP2004519190A (ja) スイッチング電源
CN214900684U (zh) 反激式交流-直流电压转换电路及其控制芯片
JP2004040901A (ja) 絶縁型電源装置
JP2001161072A (ja) 同期整流回路及び電源装置
JPH11225474A (ja) Dc−dcコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees