JP3261802B2 - インクジェットカートリッジ - Google Patents

インクジェットカートリッジ

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JP3261802B2
JP3261802B2 JP11353293A JP11353293A JP3261802B2 JP 3261802 B2 JP3261802 B2 JP 3261802B2 JP 11353293 A JP11353293 A JP 11353293A JP 11353293 A JP11353293 A JP 11353293A JP 3261802 B2 JP3261802 B2 JP 3261802B2
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ink
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットカートリ
ッジ、特にインクを吐出して記録媒体に画像の記録を行
う記録ヘッド部と、このヘッド部にインクを供給するタ
ンク部とを一体に構成したインクジェットカートリッジ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェットカートリ
ッジは、大気連通部で大気と連通しているタンク部内に
多孔質体を持つものが知られている。これは多孔質体の
特性、圧縮率等をパラメータとして変化させることによ
り、毛細管力を所望の値に調整し、インクを保持しつつ
かつ記録ヘッド部に安定してインクを供給するものであ
り、特開昭63−87242に、ポリウレタンフォーム
(発泡体)の多孔性媒体にインクを貯蔵するという、熱
式のインクジェットペンとして開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットカートリッジは、タンク部内に多孔質体を挿入
し、その中にインクを貯蔵している。このため、タンク
部内は多孔質体で満たされた状態となり、多孔質体内に
貯蔵できるインクの量は、タンク容量の約50%程度で
ある。つまり多孔質体を用いることにより、インクを安
定して供給するこの方法では少量のインクしか貯蔵でき
ず、効率が悪いという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
カートリッジは、インクを吐出する記録ヘッド部と、吐
出するためのインクを貯蔵するタンク部とを有し、タン
ク部が大気連通部で大気と連通していることにより、タ
ンク部内のインクを記録ヘッド部に供給できるインクジ
ェットカートリッジにおいて、タンク部の大気連通部に
小室を設け、この小室の中に空気の層と液体の層とを形
成し、この液体の層と大気との間を、大気を通すが前記
液体を通さないフィルタにより仕切られた圧力調整部を
具備し、さらに、この圧力調整部において、前記小室中
の空気の層の中に、空気を通すが小室中の液体を通さな
い第2のフィルタと、前記液体の層の中に中央部にのみ
貫通孔を有する大気連通止めとを有することにより構成
される。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明の一実施例の縦断図面で、図
1(a)は全体図を示し、図1(b)は部分拡大図を示
している。本体1は、インクを貯える貯蔵部2、インク
を流通する貫通孔5、貫通孔5の外側に記録ヘッド部
6、そして、波線の円で示された圧力調整部20を備え
ている。貯蔵部2には通常インク3が貯えられている。
図1(b)は圧力調整部20の拡大図で、圧力調整部2
0と本体とは毛細管力が適度に働くような径を持つ孔2
1で連通している。圧力調整部20の下面は気体を通す
が、液体を通さない高分子構造、又は同等の機能を果た
す他の構造を持つ物質でできたフィルタB24により外
部と仕切られている。圧力調整部20の内部には液体
(純粋が望ましい)23が保持されているが、満たされ
ているわけではなく、その上部に適度な空気室22を持
つ。
【0007】吐出インク7が貯蔵部2から順次吐出され
ていくと、貯蔵部2には貯蔵部空間4ができる。このと
き貯蔵部空間4は、吐出インク7が吐出するに従い貯蔵
部2では気圧が低くなっていき、圧力調整部20を持た
ないインクジェットカートリッジでは吐出不良という現
象が起こるが、図1の実施例においては、貯蔵部2の負
圧が孔21の毛細管力を越えたとき、孔21中のインク
が貯蔵部2に引込まれ、空気室22の空気が貯蔵部2に
引込まれる。そして、引込まれた量の空気分だけ、新た
にフィルタB24を通して外気が空気室22に補充され
る。これら一連の働きにより貯蔵部2および空気室22
は常に一定の負圧に保たれることとなる。ここでもし、
この空気室22がないと、孔21はその上下内部とも液
体で満たされることとなり、毛細管力は発生しない。ま
たもし液体23がないと、インクジェットカートリッジ
を上下逆さにしたとき、貯蔵部空間4が外気と接し、負
圧を保つことができなくなる。また孔21が常に条件の
変化する外気と接することになり、インクの乾燥または
物性変化の恐れがある。つまり、この圧力調整部20は
孔21が常に空気室22と接しており、かつ孔21とフ
ィルタB24との間には常に液体23が介在しているこ
とが最良の条件となる。
【0008】なお、図1の実施例では、圧力調整部20
は方形を想定しているが、上述の条件を逸脱しない範囲
でこの形状は限定されない。
【0009】図1の圧力調整部20には、さらにフィル
タC25と大気連通止め26とを有する。
【0010】以下、図1の実施例の機能を説明する。通
常カートリッジは設計上で傾斜して使用することを定義
しない限りは、図1(b)のような状態で動作してい
る。図2(a)および図2(b)は圧力調整部20をそ
れぞれ60度および90度傾斜させたときの状態を示
す。ここで圧力調整部20のように、フィルタC25お
よび大気連通止め26を設けることにより、図2(a)
および図2(b)で示されるように、孔21はインクジ
ェットカートリッジが傾斜した状態でも、常に毛細管力
を発生するようになる。これにより、インクジェットカ
ートリッジが傾斜した状態でも圧力は適度に保たれ、安
定した印字が行われる。
【0011】なお、図1および図2中の大気連通止め2
6の形状はその一例であり、同程度の機能をはたし得る
範囲においてその形状は限定されない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、タンク部
内に多孔質体を持たず、大気連通部に圧力調整部を有す
ることにより、インクをより多く貯蔵することが可能と
なり、かつタンク部内圧力が一定に保たれるため、安定
して記録ヘッド部にインクを供給することが可能とな
る。また圧力調整部に、角度を持った状態でも圧力が調
整可能となるような構造を与えることにより、インクジ
ェットカートリッジが傾斜した状態でも、常に安定して
印字が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断図面で、図1(a)は
全体図、図1(b)は部分拡大図である。
【図2】図1の実施例を60度および90°傾けた状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 貯蔵部 3 インク 5 貫通孔 6 記録ヘッド 7 吐出インク 20 圧力調整部 21 孔 22 空気室 23 液体 24 フィルタB 25 フィルタC 26 大気連通止め

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッド部と、吐出
    するためのインクを貯蔵するタンク部とを有し、タンク
    部が孔を有する大気連通部で大気と連通していることに
    より、タンク部内のインクを記録ヘッド部に供給できる
    インクジェットカートリッジにおいて、タンク部の大気
    連通部に小室を設け、この小室の中に空気の層と液体の
    層とを形成し、この液体の層と大気との間を、大気を通
    すが前記液体を通さないフィルタにより仕切られた圧力
    調整部を具備し、前記孔が前記小室の中の空気の層と接
    しており、かつ前記孔と前記フィルタとの間に前記小室
    の中の液体の層が介在し、 前記圧力調整部において、前記小室中の空気の層の中
    に、空気を通すが小室中の液体を通さない第2のフィル
    タと、前記液体の層の中に中央部に貫通孔を有する大気
    連通止めとを有することを特徴とするインクジェットカ
    ートリッジ。
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JP4623256B2 (ja) * 2001-06-26 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
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