JP2812110B2 - インクジェット記録用カートリッジ - Google Patents

インクジェット記録用カートリッジ

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JP2812110B2
JP2812110B2 JP30839892A JP30839892A JP2812110B2 JP 2812110 B2 JP2812110 B2 JP 2812110B2 JP 30839892 A JP30839892 A JP 30839892A JP 30839892 A JP30839892 A JP 30839892A JP 2812110 B2 JP2812110 B2 JP 2812110B2
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ink
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録用カ
ートリッジに関し、特にインクを貯蔵するインクタンク
とインクをインクタンクから吐出させるプリントヘッド
とが一体になったインクジェット記録用カートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録用カ
ートリッジは、たとえば特開昭63−87242号公報
に示されるように、インクタンクに詰め込まれたフォー
ム(発泡体)状材料中にインクが貯蔵され、このフォー
ム状材料により発生する毛細管力で記録用カートリッジ
内部は一定の負圧に保たれインクが保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のインクジェ
ット記録用カートリッジは、インクをフォーム状材料中
に貯蔵するため容積効率が悪くインクが量的に限定され
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録用カートリッジは、インクを貯蔵するインクタンク
と;前記インクを前記インクタンクから吐出させるプリ
ントヘッドと;前記インクタンク内部の気体と接する面
と前記インクタンク外部の気体と接する面とをもち前記
各各の面に気体は通すが液体は通さない第1のフィルタ
を設け内部に少量の液体が微量の気泡を閉じ込めつつ取
付けた圧力調整手段と、一方を前記圧力調整手段と毛細
管で結びもう一方を外気と毛細管で結んだ溢れ溜とから
成る圧力制御手段とを備える。
【0005】また、本発明のインクジェット記録用カー
トリッジは、前記圧力制御手段は、前記カートリッジが
任意の方向に置かれても前記インクで覆われないように
前記インクタンクと気体は通すが液体は通さない第2の
フィルタなどで隔離することを特徴とする。
【0006】さらに、本発明のインクジェット記録用カ
ートリッジは、前記圧力調整手段は、前記カートリッジ
が任意の方向に置かれても前記圧力調整手段内の前記微
量の気泡が前記カートリッジ内の気体と外気とを結ばな
いような形状であることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明のインクジェット記録用カ
ートリッジは、前記カートリッジの形状が、前記第2の
フィルタが前記インクで塞がれるように置けない形状で
あることを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す断面図である。図1
を参照すると、カートリッジ1は、インク4を貯蔵する
インクタンク2と、インク4をインクタンク2から吐出
させるプリントヘッド3と、圧力調整室6と溢れ溜7と
から構成される圧力制御部5とを有している。
【0009】図2は圧力制御部5の詳細図である。図1
および図2を参照すると、圧力調整室6は、インクタン
ク2内部の気体と接する面に付けられている気体は通す
が液体は通さない、例えばポリテトラフロエチレン(P
ET)を材質とするフィルター(A)8と、外気と接す
る面に付けられている気体は通すが液体は通さないフィ
ルター(B)9により少量の純水などの液体10が微量
の気泡11を閉じ込めてある構造である。溢れ溜7は、
一方は毛細間力が発生し得る径のキャピラリーホール
(A)12で圧力調整室6と連結されていて、もう一方
は毛細間力が発生し得る径のキャピラリーホール(B)
13で外気と結ばれている。また、圧力制御部5は、カ
ートリッジ1がどのように置かれてもフィルター(A)
8の面がインク4で覆われないように、気体は通すが液
体は通さないフィルター(C)14でインクタンク2と
隔離されている。
【0010】図3は圧力制御部5の動作状態を示す図で
ある。図1、図2および図3を参照すると、インク保持
時においては、圧力調整室6と溢れ溜7とを結ぶキャピ
ラリーホール(A)12で発生する毛細間力により、イ
ンクタンク2の内部気体は負圧に保たれインク4が保持
される(図3(A))。インク吐出時においては、イン
クタンク2内のインク4がプリントヘッド3から吐出さ
れることにより消費され、インクタンク2の内部気体の
負圧は増加していく。その負圧がキャピラリーホール
(A)12で発生する毛細間力より大きくなると、キャ
ピラリーホール(A)12から気泡11が圧力調整室6
内に送り込まれる(図3(B))。それと同時にインク
タンク2はフィルタ(A)8およびフィルタ(C)14
を通してキャピラリーホール(A)12から圧力調整室
6に送り込まれ気泡11の量だけの外気が送り込まれ一
定の負圧に保たれる。温度変化や高度上昇などによりイ
ンクタンク2の内部気体が体積膨張し外気より圧力が大
きくなるときは、インクタンク2の内部気体と圧力調整
室6内の気泡11の体積膨張により押し退けられた液体
10が溢れ溜7に流れ込み、図3(C)のようにインク
タンク2の内部気体と外気が気体でつながることにより
膨張した気体が外へ逃がされ体積膨張が解消される。体
積膨張が解消されると、図3(D)のようにインク保持
時の状態に戻される。
【0011】図4は圧力調整室6の断面形状による比較
図である。図4(A)のように圧力調整室6が円筒形状
の場合、カートリッジ1保管時にカートリッジ1を図4
のように置いたとき、圧力調整室6内の気泡11により
インクタンク2の内部気体と外気とがつながりインクタ
ンク2内部が外気と同じ圧力になりインク4がプリント
ヘッド3から漏れてしまう。そこで、図4(B)のよう
に圧力調整室6を円錐形状にすれば、カートリッジ1を
図4のように置いた場合でも圧力調整室6内の気泡11
によりインクタンク2の内部気体と外気とがつながると
いうことはなく、インクタンク2内部は負圧に保たれ
る。また、図4(B)のように常に気泡11がインクタ
ンク2内部の気体と接するようにフィルター(A)8側
にあることにより、インクタンク2の内部気体が体積膨
張した時に気泡11も同じように体積膨張するためイン
クタンク2の内部気体と外気が気体でつながり易くな
る。
【0012】図5は、カートリッジ1の外形による比較
図である。図2および図5を参照すると、図5(A)の
ようなカートリッジ1の外形であると、カートリッジ1
保管時にカートリッジ1を図5(A)のように置く場
合、フィルター(C)14がインク4で覆われてしまう
ため、インクタンク2の内部気体が体積膨張した時に膨
張した気体が圧力制御部5により外へ逃がすことができ
なくなり、プリントヘッド3中に残っているインク4を
外へ押し出してしまう。そこで、図5(B)のように、
図5(A)のように置かれる面を平面ではなくドーム状
または錐体状にすることにより、図5(A)のように置
けない形状にする。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カートリッジ内部に圧力制御部を有することにより、フ
ォーム状材料を使うことなく常にカートリッジの内部気
体を負圧に保つことができるため、フォーム状材料を使
った方式と比べて同じ容積でより多くのインクを保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】この実施例の圧力制御部の詳細図である。
【図3】この実施例の圧力制御部の動作状態を示す図で
ある。
【図4】この実施例の圧力調整室の形状による比較図で
ある。
【図5】この実施例のカートリッジの外形による比較図
である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 インクタンク 3 プリントヘッド 4 インク 5 圧力制御部 6 圧力調整室 7 溢れ溜 8 フィルター(A) 9 フィルター(B) 10 液体 11 気泡 12 キャピラリーホール(A) 13 キャピラリーホール(B) 14 フィルター(C)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを貯蔵するインクタンクと;前記
    インクを前記インクタンクから吐出させるプリントヘッ
    ドと;前記インクタンク内部の気体と接する面と前記イ
    ンクタンク外部の気体と接する面とをもち前記各各の面
    に気体は通すが液体は通さない第1のフィルタを設け内
    部に少量の液体が微量の気泡を閉じ込めつつ取付けた圧
    力調整手段と、一方を前記圧力調整手段と毛細管で結び
    もう一方を外気と毛細管で結んだ溢れ溜とから成る圧力
    制御手段とを備えることを特徴とするインクジェット記
    録用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記圧力制御手段は、前記カートリッジ
    が任意の方向に置かれても前記インクで覆われないよう
    に前記インクタンクと気体は通すが液体は通さない第2
    のフィルタなどで隔離することを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記圧力調整手段は、前記カートリッジ
    が任意の方向に置かれても前記圧力調整手段内の前記微
    量の気泡が前記カートリッジ内の気体と外気とを結ばな
    いような形状であることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジの形状が、前記第2の
    フィルタが前記インクで塞がれるように置けない形状で
    あることを特徴とする請求項1および2記載のインクジ
    ェット記録用カートリッジ。
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CA2371027C (en) * 2001-02-09 2006-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Pressure adjustment chamber, ink-jet recording head having the same, and ink-jet recording device using the same
US7506971B2 (en) * 2005-10-28 2009-03-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid delivery system for printing device

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