JP3261744B2 - 原稿濃度検知装置 - Google Patents

原稿濃度検知装置

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JP3261744B2 JP17940892A JP17940892A JP3261744B2 JP 3261744 B2 JP3261744 B2 JP 3261744B2 JP 17940892 A JP17940892 A JP 17940892A JP 17940892 A JP17940892 A JP 17940892A JP 3261744 B2 JP3261744 B2 JP 3261744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿濃度検知装置に関
し、特に原稿台を照明する濃度検知用の光源手段と受光
手段の構成を適切に設定することにより、該装置内の昇
温を防止し、かつ原稿の濃度を自動的に測定し、最適な
濃度で原稿等の画像情報を複写(コピー)するようにし
た例えば複写機等に好適な原稿濃度検知装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿濃度検知装置を有した複写
機等においては、濃度検知用の光源手段からの光束によ
り照明された原稿面からの反射光束を波長選択性の色フ
ィルターを介して受光手段で受光し、該原稿面の濃度を
検知している。
【0003】そして該受光手段からの出力信号を利用し
て原稿読取り用の照明手段からの光量を調整して、ある
いは現像バイアスの電圧を調整して最適な濃度で複写し
ている。
【0004】図14は従来の原稿濃度検知装置をオート
フィーダ付の複写機に適用したときの要部概略図であ
る。
【0005】図中、61は原稿64を照明する照明手段
であり、緑色発光の螢光灯より成っている。該螢光灯6
1は発光効率が高く、かつ熱の発生量が少ない等の理由
により一般に広く用いられている。62は反射笠(リフ
レクター)であり、照明手段61から原稿64のC部と
は逆方向に発光された光束を集光し、原稿64側へ反射
させ照明効率を高めている。
【0006】63は原稿台ガラスであり、例えば透明の
コンタクトガラス等から成っている。67a〜67dは
各々光路折り曲げミラー、66は結像レンズであり、原
稿64の画像情報を記録媒体としての感光体ドラム69
面上に結像させている。70は原稿給紙装置、68は原
稿濃度検知装置であり、原稿64が原稿通過部65を通
過する際、該原稿64の表面の反射濃度を検知してい
る。
【0007】図15は原稿濃度検知装置68の要部概略
図である。この原稿濃度検知装置68はタングステン電
球より成る光源手段71と波長選択性を有する色フィル
ター(緑フィルター)72、そして光センサーから成る
受光手段74等の各要素を有している。
【0008】又、該装置68の一部を構成する色フィル
ター72は原稿64面と受光手段74との間の光路中に
設けており、該色フィルター72の分光感度は複写機
(画像読取系)の分光感度にほぼ合わせるような分光特
性になるように設定している。
【0009】ここでまず原稿64を複写する際には、該
原稿64を原稿給紙装置70上に載置しスタートボタン
を押しスタートさせる。該原稿64は原稿給紙装置70
に取り込まれ図中矢印aの如く原稿通過部65を移動
し、原稿台ガラス63上へ向かうが、この直前に原稿濃
度検知装置68近傍を通過する。
【0010】このとき原稿濃度検知用の光源手段71を
点灯させ原稿64面を照明し、該原稿64面からの反射
光束を緑フィルター72を介して受光手段74面に入射
させている。そして該受光手段74からの出力信号を利
用して原稿64面の濃度を検知している。
【0011】次に原稿台ガラス63に原稿64が送り込
まれると原稿読取り用の照明手段61が点灯する。そし
て該照明手段61から原稿64面側へ放射された光束は
該原稿64面の読取部Cを照明し、又読取部C側とは逆
方向に放射された光束は反射笠62で集光し、読取部C
側へ反射させて該原稿64面の読取部Cを照明してい
る。
【0012】このとき先程、原稿濃度検知装置68で得
られた原稿64面の読取部Cの濃度の値(反射光量)に
より適正なる濃度で複写できるように原稿読取り用の照
明手段(光源)61の光量を調整し、あるいは現像バイ
アス(不図示)の電圧を調整している。
【0013】そして照明手段61で照射された該原稿6
4面の読取部Cからの反射光束は光路折り曲げミラー6
7a〜67cを介し結像レンズ66、折り曲げミラー6
7dを介して感光体ドラム69面上に導光され、その面
上に読取部Cの画像情報を結像させている。その後、公
知の電子写真プロセス(不図示)により適正なる濃度で
複写を行なっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の原稿濃度検知装
置68においては、原稿濃度検知用の光源手段71とし
てタングステン電球を使用していた為、次に示す種々の
問題点があった。
【0015】(1)タングステン電球からの発光熱によ
り濃度検知装置68が昇温し、これにより例えば外装7
3に使用している部材がプラスチック等の樹脂より成っ
ている場合には、該外装73の形状が変形することがあ
った。
【0016】(2)昇温した部材に操作者(ユーザ)が
誤って触れ、ヤケド等をする危険性があった。
【0017】(3)昇温による受光手段74を構成する
受光器(光センサー)の熱特性により、温度検知特性が
不安定になる場合があった。例えば濃度が同一の原稿を
測定した場合でも昇温前後での受光器からの出力信号が
変化し、これにより適正なる原稿の濃度が検知できなく
なってくる。
【0018】(4)装置にかかった衝撃等によりタング
ステン電球のフィラメントが断線する場合があった。
【0019】(5)装置内の昇温を防ぐ為にはタングス
テン電球の周囲に通風の為の隙間を設ける必要があり、
この為装置全体が複雑化かつ大型化になってくる。
【0020】従来の原稿濃度検知装置は以上のような問
題点がある為、適正なる濃度で複写を行なうことが難し
かった。
【0021】本発明は原稿濃度検知用の光源手段として
発光ダイオード(LED)を用いて原稿面を照明し、該
原稿面からの反射光束を受光手段(光センサー)へ導光
することにより、濃度検知装置内の昇温を防止すると共
に原稿濃度検知精度の向上を図り、かつ装置全体の小型
化を図ることができる原稿濃度検知装置の提供を目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の原稿濃
度検知装置は光源手段からの光束により原稿台面上に載
置した原稿面を照明し、該原稿面からの反射光束を受光
手段で受光して該原稿面の濃度を検知する原稿濃度検知
装置において、該光源手段から発光した光束は第1のマ
イクロフレネル板により原稿面の読取部に集光され、該
原稿面で反射された光束は第2のマイクロフレネル板に
より集光されて受光手段に入射しており、第1のマイク
ロフレネル板と第2のマイクロフレネル板は一体化され
ており、該光源手段を発光ダイオードより構成し、該受
光手段からの出力信号を利用して該原稿面の濃度を検知
するようにしたことを特徴としている。請求項2の発明
の原稿濃度検知装置は光源手段からの光束により原稿通
過部を通過する原稿を照明し、該原稿からの反射光束を
受光手段で受光して該原稿の濃度を検知する原稿濃度検
知装置において、該光源手段から発光した光束は第1の
マイクロフレネル板により原稿面の読取部に集光され、
該原稿面で反射された光束は第2のマイクロフレネル板
により集光されて受光手段に入射しており、第1のマイ
クロフレネル板と第2のマイクロフレネル板は一体化さ
れており、該光源手段を発光ダイオードより構成し、該
受光手段からの出力信号を利用して該原稿面の濃度を検
知するようにしたことを特徴としている。
【0023】請求項3の発明の画像読取装置は照明手段
からの光束で原稿を照明し、該原稿面上の画像情報を像
担持体面上に結像させて該画像情報を読取る画像読取装
置において、原稿面を照明する為の発光ダイオードから
成る光源手段を有し、該発光ダイオードから発光した光
束は第1のマイクロフレネル板により原稿面の読取部に
集光され、該原稿面で反射された光束は第2のマイクロ
フレネル板により集光されて受光手段に入射しており、
第1のマイクロフレネル板と第2のマイクロフレネル板
は一体化されており、該受光手段からの出力信号を利用
して該原稿面の濃度を検知していることを特徴としてい
る。請求項4の発明の画像読取装置は原稿給紙装置から
原稿を緩やかに曲がっている原稿通過部を通過させて原
稿台面上に載置して該原稿を読取る画像読取装置におい
て、該原稿通過部に該原稿を照明するための発光ダイオ
ードから成る光源手段を有し、該発光ダイオードから発
光した光束は第1のマイクロフレネル板により原稿面の
読取部に集光され、該原稿面で反射された光束は第2の
マイクロフレネル板により集光されて受光手段に入射し
ており、第1のマイクロフレネル板と第2のマイクロフ
レネル板は一体化されており、該受光手段からの出力信
号を利用して該原稿面の濃度を検知していることを特徴
としている。
【0024】
【0025】
【実施例】図1は原稿濃度検知装置の参考例1の要部概
略図である。
【0026】同図において1は原稿濃度検知用の光源手
段(光源)であり、種々の発光色を有する複数の発光ダ
イオード(LED)を紙面と垂直方向に並置したLED
アレイより構成している。2は原稿であり、例えば透明
なコンタクトガラス等より成る原稿台ガラス3上に載置
している。4は受光手段であり、例えば光センサー(フ
ォトダイオード)より成っており、原稿2面からの反射
光束を色フィルターを介さないで直接受光して該原稿2
面の濃度を検知している。
【0027】該受光手段4は原稿2面に対してほぼ法線
方向に配置している。これは照射位置の斜め対面に配置
した場合に比べて原稿2面からの配光反射効率を高くす
ることができるからである。即ち受光手段4で受光する
光量がなるべく多くなるようにして原稿濃度検知のS/
N比を高めている。
【0028】このように構成された原稿濃度検知装置を
例えば複写機に適用して複写(コピー)を行なう際に
は、まず光源手段1からの光束により原稿2面の読取部
Aを照明している。そして該原稿2面からの反射光束を
色フィルターを等を介さず直接受光手段4へ導き、該受
光手段4で得られた信号(反射光量)を利用して該原稿
2面の濃度を検知している。
【0029】そして該検知した濃度の値により例えば原
稿面を照明する照明手段(不図示)からの光束の光量を
調整し、あるいは現像バイアスの電圧を調整している。
これにより所望の濃度の画像情報が得られるようにして
いる。
【0030】本参考例においては光源手段1として所望
の発光色を有するLEDを用いることにより、従来より
光源手段1と受光手段4との間の光路中に用いていた波
長選択性を有する色フィルターを除去している。これに
より部品点数の減少化及び低コスト化を図り、更には装
置全体の小型化を図っている。
【0031】又、本参考例においては光源手段1による
装置内の昇温は無く、従来問題となっていた昇温による
外装部材の変形を未然に防止してる。又操作者が誤って
装置に触れても火傷等の危険性がなくなり、又受光手段
4を構成する受光器(光センサー)の熱特性による感度
変化が生じなくなり、これにより濃度検知特性を常に安
定に維持している。
【0032】更に本参考例においては従来の光源手段
(タングステン電球)とは異なりフィラメントの断線が
なく多少の衝撃でも光学性能が低下することなく、又装
置内は昇温することが殆ど無く冷却部材が不要となり、
該装置内のスペースの有効利用を図り、かつ装置全体の
小型化を図っている。
【0033】図2、図3は各々原稿濃度検知装置の参考
例2の要部概略図である。同図において図1に示した要
素と同一要素には同符番を付している。
【0034】本参考例において前述の参考例1と異なる
点は光源手段1と原稿2面との間の光路中に、該光源手
段1から発光した光束を集光させる為の集光部材を設け
たことである。他の構成は参考例1とほぼ同様である。
【0035】図2では光源手段1と原稿2面との間の光
路中に集光レンズ6を設けている。図3では光源手段1
と集光レンズ7aを一体的に構成したレンズ付LED7
を用いて構成した場合を示している。
【0036】本参考例においては集光部材を用いて光源
手段から発光した光束を効率良く原稿2面の読取部Aへ
集光し、これにより消費電力の低い小型の安価なLED
の使用を可能とし、更には一体化することにより装置全
体の小型化を図っている。又、一般的に既製のLEDは
レンズ付のものが多く市販されており、入手しやすく、
かつ安価であるというメリットがある。
【0037】図4、図5は各々原稿濃度検知装置の参考
例3の要部概略図である。図4、図5において図3に示
した要素と同一要素には同符番を付している。
【0038】本参考例において前述の図2、図3に示し
た参考例2と異なる点は原稿2面と受光手段4との間の
光路中に原稿2面からの反射光束を受光手段4面上へ集
光させる為の集光部材を設けたことである。他の構成は
前述の参考例2とほぼ同様である。
【0039】図4では原稿2面と受光手段4との間の光
路中に集光レンズ8を設けている。図5では集光レンズ
9aと受光手段4とを一体的に構成した例えばレンズ付
フォトダイオード9を用いた場合を示している。
【0040】本参考例においては原稿2面からの反射光
束を集光部材で集光して効率良く受光手段4面上へ入射
させることにより、受光器(光センサー)のS/N比を
高くし、これにより濃度検知精度の安定化を図ってい
る。
【0041】次に原稿濃度検知装置の参考例4について
説明する。本参考例においての光源手段(LED)は発
光色が緑色より成る物質より構成している。
【0042】即ち、前記図14に示した従来の複写機に
用いられる照明手段の分光感度に合わせ多種の原稿色に
も対応できるようにしている。これにより精度の高い原
稿濃度検知を可能としている。
【0043】尚、上記の緑色のLEDを例えば前述した
参考例1〜3に適用すれば更に精度の高い濃度検知を行
なうことができる。
【0044】図6は原稿濃度検知装置の参考例5の要部
概略図である。同図において図5に示した要素と同一要
素には同符番を付している。
【0045】本実施例において前記図5に示した参考例
3と異なる点は原稿2面に対してレンズ付フォトダイオ
ード9の両側に対となるようにレンズ付LED7を設け
たことである。他の構成は参考例3とほぼ同様である。
【0046】本参考例においては上記の如くレンズ付フ
ォトダイオード9の両側に配置したレンズ付LED7で
原稿2面の読取部Aを照明することにより、該原稿2面
への照射光量を増大させて受光器(光センサー)のS/
N比を高くし、これにより濃度検知精度の向上を図って
いる。
【0047】次に原稿濃度検知装置の参考例6について
説明する。本参考例において前述の図6に示した参考例
5と異なる点はレンズ付フォトダイオード9の両側に配
置したレンズ付LED7から発光される光束の発光色を
互いに異ならせて構成したことである。
【0048】即ち、本参考例においては一方の発光色を
緑色とし、他方の発光色を緑色以外(例えば青色、赤色
等)で構成している。これにより複写機に用いられる緑
色の螢光灯以外の光源、例えばハロゲンランプ等を用い
て照明系(照明手段)を構成した場合であっても高精度
で原稿濃度検知を行なうことができるようにしている。
【0049】次に原稿濃度検知装置の参考例7について
説明する。本参考例において前記図6に示した参考例5
と異なる点は2つのレンズ付LED7から発光される光
束の発光色に青色を含ませたことである。
【0050】一般に青色光を発光するLEDからの発光
量は他の発光色、例えば赤色、緑色の発光量に比べて少
ない。そこで本参考例においては前述の参考例5のよう
に複写機の分光感度に対応する為、複数色のLEDで原
稿面を照明するときは青色を発光するLEDの個数を他
の色を発光するLEDの個数より増やすことで照射光量
を増加させ、これにより各色の照射光量のバランスをと
り、濃度検知精度の向上を図っている。
【0051】図7〜図9は各々原稿濃度検知装置の参考
例8の要部概略図である。各図において図1、図6に示
した要素と同一要素には同符番を付している。
【0052】本参考例においては光源手段と原稿面との
間、及び該原稿面と受光手段との間の光路中に一体化さ
れた集光作用を有する光学部材を配置して原稿面への照
射光量及び受光手段面への入射光量を高めて濃度検知精
度の向上を図っている。
【0053】図7に示す参考例は光源手段1及び受光手
段4とを一体となった集光部材、即ちレンズ付LED7
とレンズ付フォトダイオード9をそれぞれ接着して同一
台座10上に一体化にして固定配置している。
【0054】図8に示す参考例は集光部材としてレンズ
アレイ11を用い、該レンズアレイ11を光源手段1と
原稿2面との間、及び原稿2面と受光手段4との間の双
方の光路中に位置するように設け、これらの各要素を樹
脂等が封入している同一パッケージ10′内に一体化に
して固定配置している。
【0055】図9に示す参考例では光源手段1と原稿2
面との光路中に少なくとも2つの反射面12aと原稿2
面と受光手段4との光路中に集光レンズ12bが位置す
るように樹脂部材12を設けた場合を示している。
【0056】同図において光源手段1から発光された光
束は樹脂部材12の反射面12aで反射され、原稿2面
の読取部Aに集光している。そして該原稿2面で反射さ
れた光束は樹脂部材12の集光レンズ部12bにより集
光され受光手段4面に入射している。
【0057】図10は本発明の原稿濃度検知装置の実施
例1の要部概略図である。図10に示す実施例では光源
手段1と原稿2面との間及び原稿2面と受光手段4との
間の光路中に各々集光作用を有する一体化されたマイク
ロフレネル板(フレネルレンズ)13,14が位置する
ようにした場合を示している。
【0058】同図において光源手段1から発光した光束
はマイクロフレネル板(第1のマイクロフレネル板)1
3により原稿2面の読取部Aに集光され、該原稿2面で
反射された光束はマイクロフレネル板(第2のマイクロ
フレネル板)14により集光されて受光手段4面に入射
している。
【0059】このように本実施例においては種々の発光
色を有する光源手段(LED)と原稿面及び該原稿面と
受光手段との間の光路中に一体化された集光作用を有す
る光学部材を設けることにより、集光効率を高め、かつ
装置全体の小型化を図り、又装置の組立て作業性の効果
を向上させると共に装置の低コスト化を図っている。
【0060】又、本実施例においての光源手段であるL
EDは小型で長寿命な為、従来の濃度検知装置に比べラ
ンプ交換等の作業性を考慮する必要性がない等の利点を
有しており、又上記の各要素は接着等で容易に一体化さ
せることができる利点もある。
【0061】図11は原稿濃度検知装置の参考例9の要
部概略図である。同図において図5に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0062】本参考例において図5に示した参考例3と
異なる点はレンズ付LED7の対向側の光束が射出する
位置に、予め反射率の解っている基準反射部材15を設
けたことである。
【0063】これにより原稿2が載置されて無いときの
該反射部材15からの反射光量と該原稿2を載置したと
きの該原稿2面からの反射光量とをレンズ付フォトダイ
オード9で受光し、該反射光量の比率を演算回路(不図
示)で演算することにより、ゴミ等の付着による検知精
度の低下を防止している。その他の構成は図5に示した
参考例3と略同様である。
【0064】本参考例においてはレンズ付LED7から
発光した光束により原稿が載置されて無いときに基準反
射部材15を照明し、該基準反射部材15からの反射光
束をモニターすることにより、例えば光源手段(LE
D)や受光手段(光センサー)の測定器の表面に紙粉等
が付着して照明光量や受光光量が変化してしまうことに
よる検知精度の低下を効果的に防止している。
【0065】図12は本発明の原稿濃度検知装置をオー
トフィーダ付の複写機に適用したときの実施例2の要部
概略図である。同図において図10に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0066】本実施例においては原稿濃度検知装置の配
置及び原稿2の通過域を規制する原稿通過部16を適切
に設定することにより高精度で原稿2面の濃度検知を行
なっている。
【0067】即ち、本実施例においては原稿通過部16
の壁面(原稿給紙装置紙ガイド)17を板金で構成し、
かつ該原稿通過部16が緩やかに曲っている位置で原稿
2面の濃度を検知するようにしている。
【0068】このような構成を採ることにより不図示の
原稿給紙装置から送り込まれてきた原稿2は原稿通過部
16の片壁17aに当接しながら通過する為、該原稿2
面とマイクロフレネルレンズ13との間の距離は常に一
定となる。
【0069】このことから原稿2面を照明する光量と該
原稿2面から反射して受光手段(光センサー)面へ入射
する光量とが原稿2の濃度(反射率)のみに対応した値
にできる為、これにより原稿2面の濃度を高精度で検知
することができる。
【0070】図13は本発明の原稿濃度検知装置をオー
トフィーダ付の複写機に適用したときの実施例3の要部
概略図である。同図において図12に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0071】本実施例は前述の図12に示した実施例2
を改良したものであり、同図に示すように原稿2が通過
する原稿通過部16の一部の壁面(濃度検知装置と対向
する面)17に透明な防塵フィルター18を設け、該原
稿通過部16の通過域で発生する紙粉等が濃度検知装置
内に侵入しないようにしている。
【0072】これにより前述の実施例2で得られた効果
に加え防塵フィルター18の表面や濃度検知装置内への
ゴミ等の付着を減少させることができ、又長期間にわた
って安定した濃度検知性能を維持することができるよう
にしている。
【0073】尚、本実施例ではLEDの発光色を青、
赤、緑色で説明したが他の色、例えば黄色等の発光色を
もつLEDとの組合わせによってでも可視光領域の範囲
内の発光色のLEDを組合わせることで先の実施例と同
等の効果を有する濃度検知性能を達成することが可能で
ある。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く原稿濃度検知
用の光源手段として発光ダイオード(LED)を用い、
該発光ダイオードで照明された原稿面からの反射光束を
受光手段(光センサー)面へ入射させることにより、装
置内の昇温を防止することができ、装置全体の小型化が
図れ高精度にかつ長時間にわたって安定に原稿面の濃度
を検知することができる原稿濃度検知装置を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 原稿濃度検知装置の参考例1の要部概略図
【図2】 原稿濃度検知装置の参考例2の要部概略図
【図3】 原稿濃度検知装置の参考例2の要部概略図
【図4】 原稿濃度検知装置の参考例3の要部概略図
【図5】 原稿濃度検知装置の参考例3の要部概略図
【図6】 原稿濃度検知装置の参考例5の要部概略図
【図7】 原稿濃度検知装置の参考例8の要部概略図
【図8】 原稿濃度検知装置の参考例8の要部概略図
【図9】 原稿濃度検知装置の参考例8の要部概略図
【図10】 本発明の原稿濃度検知装置の実施例1の要
部概略図
【図11】 原稿濃度検知装置の参考例9の要部概略図
【図12】 本発明の原稿濃度検知装置をオートフィー
ダ付の複写機に適用したときの実施例2の要部概略図
【図13】 本発明の原稿濃度検知装置をオートフィー
ダ付の複写機に適用したときの実施例3の要部概略図
【図14】 従来の原稿濃度検知装置をオートフィーダ
付の複写機に適用したときの要部概略図
【図15】 図14に示した濃度検知装置の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段 2 原稿 3 原稿台ガラス 4 受光手段 6 集光レンズ 7 レンズ付LED 8 集光レンズ 9 レンズ付フォトダイオード 10 パッケージ 10′台座 11 レンズアレイ 12 樹脂部材 13,14 マイクロフレネル板 15 反射部材 16 原稿通過部 17 原稿給紙装置紙ガイド 18 防塵フィルター
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 G01J 3/50 G03G 15/00 303 H04N 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束により原稿台面上に
    載置した原稿面を照明し、該原稿面からの反射光束を受
    光手段で受光して該原稿面の濃度を検知する原稿濃度検
    知装置において、該光源手段から発光した光束は第1の
    マイクロフレネル板により原稿面の読取部に集光され、
    該原稿面で反射された光束は第2のマイクロフレネル板
    により集光されて受光手段に入射しており、第1のマイ
    クロフレネル板と第2のマイクロフレネル板は一体化さ
    れており、該光源手段を発光ダイオードより構成し、該
    受光手段からの出力信号を利用して該原稿面の濃度を検
    知するようにしたことを特徴とする原稿濃度検知装置。
  2. 【請求項2】 光源手段からの光束により原稿通過部を
    通過する原稿を照明し、該原稿からの反射光束を受光手
    段で受光して該原稿の濃度を検知する原稿濃度検知装置
    において、該光源手段から発光した光束は第1のマイク
    ロフレネル板により原稿面の読取部に集光され、該原稿
    面で反射された光束は第2のマイクロフレネル板により
    集光されて受光手段に入射しており、第1のマイクロフ
    レネル板と第2のマイクロフレネル板は一体化されてお
    り、該光源手段を発光ダイオードより構成し、該受光手
    からの出力信号を利用して該原稿面の濃度を検知する
    ようにしたことを特徴とする原稿濃度検知装置。
  3. 【請求項3】 照明手段からの光束で原稿を照明し、該
    原稿面上の画像情報を像担持体面上に結像させて該画像
    情報を読取る画像読取装置において、原稿面を照明する
    為の発光ダイオードから成る光源手段を有し、該発光ダ
    イオードから発光した光束は第1のマイクロフレネル板
    により原稿面の読取部に集光され、該原稿面で反射され
    た光束は第2のマイクロフレネル板により集光されて受
    光手段に入射しており、第1のマイクロフレネル板と第
    2のマイクロフレネル板は一体化されており、該受光手
    からの出力信号を利用して該原稿面の濃度を検知して
    いることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿給紙装置から原稿を緩やかに曲がっ
    ている原稿通過部を通過させて原稿台面上に載置して該
    原稿を読取る画像読取装置において、該原稿通過部に該
    原稿を照明するための発光ダイオードから成る光源手段
    を有し、該発光ダイオードから発光した光束は第1のマ
    イクロフレネル板により原稿面の読取部に集光され、該
    原稿面で反射された光束は第2のマイクロフレネル板に
    より集光されて受光手段に入射しており、第1のマイク
    ロフレネル板と第2のマイクロフレネル板は一体化され
    ており、該受光手段からの出力信号を利用して該原稿面
    の濃度を検知していることを特徴とする画像読取装置。
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