JP3260842B2 - 電子ファイル装置 - Google Patents

電子ファイル装置

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JP3260842B2
JP3260842B2 JP22117592A JP22117592A JP3260842B2 JP 3260842 B2 JP3260842 B2 JP 3260842B2 JP 22117592 A JP22117592 A JP 22117592A JP 22117592 A JP22117592 A JP 22117592A JP 3260842 B2 JP3260842 B2 JP 3260842B2
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光弘 川井
晏義 尾上
正博 栗田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種書類の文書及び
画像情報を読み取って光磁気ディスク等の大容量記憶媒
体に検索情報を付して格納する電子ファイル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等において多量に作成あ
るいは提供される書類の保管スペースを節約すると共
に、必要な時に必要な文書を効率よく取り出せるように
するために、電子ファイル装置(電子ファイリングシス
テム,光ファイリングシステムなどとも云う)が開発さ
れ、それがかなり利用されるようになっている。
【0003】このような電子ファイル装置は、少なくと
も書類の文書及び画像情報を読み込むスキャナ(イメー
ジスキャナ)と、そのスキャナで読み込んだ情報を書類
毎に分類して光磁気ディスク等の記憶媒体に登録し、そ
の登録した情報を検索する機能を持つ外部記憶装置及び
コントローラ等を内蔵した装置本体と、スキャナによっ
て読み込んだ情報や装置本体で検索した情報等を表示す
るデイスプレイとからなり、さらに、オペレータが検索
情報や指令等を入力するためのキーボードやポインテン
グデバイスであるマウス等の入力装置と、検索した情報
等を印刷するためのレーザプリンタ等のプリンタとによ
ってシステム構成されているものが一般的である。
【0004】そして、従来の電子ファイル装置は、これ
らのスキャナ,装置本体(外部記憶装置及びコントロー
ラを含む),及びプリンタ等を収納あるいは設置する専
用のシステムテーブル上に、CRTディスプレイ及びキ
ーボード,マウス等を載置して使用する大型のものが主
流であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな大型の電子ファイル装置では、専用の設置スペース
を必要とするためオフィス等の省スペースに充分寄与で
きないし、専任のオペレータが操作するかあるいは多数
の利用者で共用することになり、各人が手軽に自分のデ
スク上で書類を整理するような感覚で使用することはで
きなかった。
【0006】そこで、最近CRTディスプレイに代えて
大画面の液晶ディスプレイを採用することにより、装置
本体の前面に液晶ディスプレイを装着して小型化を計っ
たものも製品化されているが、それでもさらにスキャナ
とプリンタの設置スペースが必要であり、特にスキャナ
は書類をセットして読み込ませるものであるから、装置
本体に近い操作し易い位置に設置しなければならない。
【0007】そのため、例えば特開平3−6667号公
報等に見られるように、装置本体にデイスプレイとシー
トスキャナを組み込んで一体化した電子ファイル装置も
開発されている。
【0008】ところが、このように装置本体とデイスプ
レイとスキャナを一体化すると、全体としてかなり大き
く且つ重くなり、簡単に持ち運びできるようにはならな
いし、スキャナに読み取らせる書類のシートが内部で搬
送不良を起こしてジャムになった場合、それを取り出す
のが困難になるばかりか、その搬送機構や画像読み取り
部の保守・点検等の作業性が悪くなり、それらを容易に
できるようにしようとすると構造が複雑になるという問
題があった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、電子ファイル装置を大幅に小型化して、個人の
デスク上で手軽に使用できるようにすると共に、単純な
構造でジャムシートの取り出しやスキャナ内部の保守・
点検も容易にできるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述のようなシートスキャナと装置本体
とデイスプレイとからなる電子ファイル装置において、
上記装置本体の前面に上記デイスプレイを装着すると共
に、該装置本体を前記スキャナ上に着脱可能に載置して
なるものである。
【0011】上記電子ファイル装置において、上記スキ
ャナを、シート挿入口及び該挿入口に挿入されたシート
の搬送機構と画像読取手段を収納した内ケースと、その
内ケースを前後方向に摺動可能に嵌入させると共に上記
装置本体を支持する外ケースとによって構成し、その搬
送機構が上記内ケースが外ケースから手前側へ引き出さ
れた状態でシートの搬送路を開放し得るように構成する
とよい。
【0012】また、上記内ケースのシート挿入口の手前
側にセットされるシートの幅方向の両側端を規制する一
対のガイド部材を上記幅方向に摺動可能に設けるのが望
ましい。さらに、上記電子ファイル装置において、上記
内ケースのシート挿入口の手前側に、セットするシート
状書類を載置する給紙トレイを着脱可能に設けると共
に、その給紙トレイを不使用時に収納する給紙トレイ収
納部を内ケースの下部に設けるとよい。
【0013】そして、これらの電子ファイル装置におい
て、上記スキャナに、上記内ケースが外ケース内の所定
収納位置にあるかその位置から引き出されているかを検
知する手段と、その検知結果を装置本体へ通知する手段
とを設けるのが望ましい。
【0014】
【作用】この発明による電子ファイル装置は、上記のよ
うにスキャナ上に装置本体を着脱可能に載置し、その本
体の前面にディスプレイが装着されているので、スキャ
ナを置くスペースさえあれば電子ファイル装置全体(プ
リンタは除く)を設置することができ、ディスプレイと
して液晶ディスプレイ等の薄型ディスプレイを使用すれ
ば、全体を極めてコンパクトに構成できる。
【0015】したがって、個人のデスク上などに載置し
て手軽に使用することができる。その際、検索情報やコ
マンド等の入力装置としては、大型のキーボードを使用
せずに、マウスあるいはキーパッドのみを使用して全て
の操作を行なえるようにすることが可能であり、プリン
タはデスクの下や脇に置いたり、複数台の電子ファイル
装置やパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等の
他のデータ処理装置と共用することもできる。
【0016】また、スキヤナ内でシートジャムが発生し
たり、内部の保守・点検等を行なうような場合には、装
置本体をスキャナ上から降ろせばスキャナの上面が開放
されるので、その上面カバーを開くだけで、簡単にジャ
ム紙を取り出したり保守・点検等の作業を行なうことが
できる。
【0017】さらに、そのスキャナを、シート搬送機構
及び画像読み取り手段を収納した内ケースと、その内ケ
ース前後方向に摺動可能に嵌入させると共に装置本体を
支持する外ケースとによって構成すれば、スキャナ上に
装置本体を載置したまま、内ケースを外ケースから手前
側へ引き出すだけで、シートの搬送路を開放してジャム
紙の取り出し等を行なうことが可能になる。
【0018】その内ケースのシート挿入口の手前側に一
対のシートガイドを設ければ、読み取り書類をそのサイ
ズに応じた所定の位置に確実にセットさせて搬送路へ案
内できる。また、その読み取り書類をセットする給紙ト
レイを内ケースのシート挿入口の手前側に着脱可能に設
け、内ケースの下部にその収納部を設けておけば、不使
用時にはその給紙トレイを取り外して内ケースの下部に
収納することができ、デスク上などを有効に使用するこ
とができる。
【0019】そして、内ケースが外ケースから引き出さ
れている場合には、それを検知して装置本体へ通知する
ようにすれば、装置本体側が動作を停止して待機するこ
とができ、誤動作を招くようなことを防止できる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例を示す電
子ファイル装置の使用可能状態での斜視図である。
【0021】この電子ファイル装置は、装置本体1と、
大画面の液晶ディスプレイ(以下単に「ディスプレイ」
という)2と、シート読み取り式のスキャナ(シートス
キャナ)3と、ポインティングデバイスであるマウス5
又はキーパッド6から構成されている。なお、必要によ
りレーザプリンタ等のプリンタも接続されるが、それは
必ずしも隣接して配置しなくてもよいし、他の装置と共
用することもできるので図示を省略している。
【0022】装置本体1は、スキャナ3の上面に載置さ
れる偏平なボックス形状の水平部1aとその上に直立す
る垂直部1bとが逆T字状に固着されて構成されてい
る。そして、水平部1aには光磁気ディスクドライブ装
置10が内蔵され、その前面に光磁気ディスク挿入口1
0aと動作ランプLaが設けられている。11は電源ス
イッチである。
【0023】また、水平部1aの図で右側面には、マウ
ス接続用のコネクタ12とキーパッド接続用のコネクタ
13が設けられており、そのコネクタ12に左ボタン5
aと右ボタン5bを有するマウス5のインタフェース・
ケーブル51の先端に設けたプラグ52を挿着でき、コ
ネクタ13にはキーパッド6のインタフェース・ケーブ
ル61の先端に設けたプラグ62を挿着できる。なお、
このコネクタ13には、通常のワードプロセッサ等で使
用する大型のキーボードを接続することもできる。ま
た、マウス5とキーパッド6は何れか一方を接続するだ
けでもよい。
【0024】装置本体1の垂直部1bの前面には、表示
画面21とその周囲の枠部22からなるディスプレイ2
の背面中心部を傾動及び回動可能に支持して装着してい
る。それによって、ディスプレイ2を矢示A方向に傾け
ることができ、さらに矢示B方向に90°回転させて、
図示の縦長画面から横長画面に切り換えることもでき
る。23,23は枠部22の対角点付近に設けた一対の
凹部で、このディスプレイ2を傾けたり回転させたりす
る際に手の親指を掛けて操作し易くするために形成され
ている。
【0025】なお、この装置本体1内には、スキャナ3
で読み込んだ情報を書類毎に分類して光磁気ディスクに
登録したり、その登録した情報を検索してデイスプレイ
2に表示させたりするための、マイクロコンピュータを
含むコントロール回路や画像処理回路、画像メモリ、ハ
ードディスク装置等も内蔵している。この装置本体1の
背面及び左側面については図4を用いて後述する。
【0026】スキャナ3は、偏平なボックス状の内ケー
ス31と前面が開放された外ケース32からなり、その
内ケース31にはシート挿入口33及びそこに挿入され
たシートの搬送機構と画像読取手段(ライン・イメージ
センサとその駆動回路等)を収納しており、外ケース3
2はこの内ケース31を引出しのように前後方向に摺動
可能に嵌入させると共に、その上に載置される装置本体
1を支持する。そして、内ケース31を外ケース32か
ら手前側へ引き出した状態で、シートの搬送路を開放で
きるように構成しているが、その詳細は後述する。
【0027】この内ケース31のシート挿入口33の手
前側に、セットされるシートの幅方向の両側端を規制す
る一対の用紙ガイド34,34を幅方向(図で左右方
向)に摺動可能に設けている。
【0028】また、この内ケース31のシート挿入口3
3の手前側の前面に、セットするシート状書類を載置す
る給紙トレイ35を着脱可能に設けると共に、この給紙
トレイ35を不使用時に収納する給紙トレイ収納部36
を内ケース31の下面に沿って設けている。給紙トレイ
35には折り畳み可能な補助トレイ35aを備えてお
り、長いサイズの書類をセットする場合には図示のよう
に広げて使用する。そして、スキャナ不使用時には、補
助トレイ35aを折り畳んで給紙トレイ35を内ケース
31から取外し、給紙トレイ収納部36に挿入して収納
することができる。
【0029】また、外ケース32の後端上部には、読み
取ったシートを排出するための排紙トレイ37を、やは
り着脱可能に設けており、それにも折り畳み可能な補助
トレイ37aを備えている。内ケース31の前端両側部
には柱状のエンドブロック31a,31bを備えてお
り、その図で右側のエンドブロック31bには、電源ラ
ンプLbとミスフィード表示ランプLcが設けられてい
る。
【0030】図2は、このスキャナ3上に装置本体1を
載置する直前の分離状態を示す斜視図であり、スキャナ
3の給紙トレイ35は給紙トレイ収納部36に収納し、
排紙トレイ37は取り外した状態で示している。スキャ
ナ3の外ケース32の後方の両側部上面には、一対の位
置決め用環状突条32a,32aが形成されており、そ
こに、水平部1aの両側部下面に設けられた一対のゴム
足14,14を一致させて装置本体1を降ろし、スキャ
ナ3上に位置決め載置する。
【0031】38は外ケース32の後端上部に傾斜して
設けられた排紙ガイドで、その左右両端に排紙トレイ支
持片38a,38aが一体に形成されている。39,3
9は内ケース31の前面上部に形成された左右一対の給
紙トレイ係止溝、40は内ケース31の上面に開閉可能
に設けられた上カバー、41はその上カバー40のロッ
ク解除ボタンである。
【0032】図3は、スキャナ3を内ケース31を外ケ
ース32から手前側に引き出した状態で示す斜視図であ
り、外ケース32の右側面の一部を破断して示してい
る。外ケース32の上面はH形に形成され、大部分が開
放されている。また、下面も開放されているが、両側部
には内ケース31を摺動可能に支持する一対のスライド
レール42,42が形成されている。
【0033】内ケース31の後端面下部には、幅方向に
沿ってエンドブロック43が取り付けられており、その
一側端部後面にマイクロスイッチ44が取付けられてお
り、内ケース31が外ケース32内の所定収納位置にあ
るときは、このマイクロスイッチ44がONになり、内
ケース31が少しでも引き出されるとOFFになる。す
なわち、このマイクロスイッチ44が内ケースが所定収
納位置にあるか否かを検知する手段であり、その検知結
果を装置本体1へ通知する。
【0034】45は内ケース31内のシート搬送部や画
像読み取り部へ電源を供給するためカールコードで、内
ケース31の後端と外ケース32の後端との間に設けら
れ、外ケース32の後端面に沿ってはストレートコード
となり、図示しない電源コネクタに接続される。46は
読み取り画像信号やコマンド信号,マイクロスイッチ4
4の検知信号等を伝送するためのフラットケーブルで、
伸縮自在に折り畳まれ、内ケース31の後端から引き出
され外ケース32の後端に設けられている信号用コネク
タに接続されている。
【0035】これらのカールコード45及びフラットケ
ーブル46は、外ケース32に対する内ケース31の引
き出し押し込みに応じて伸縮し、押し込み時にたるんで
内ケース31の摺動を阻害するようなことはない。
【0036】図4は、このスキャナ3と装置本体1下部
の背面側から見た斜視図であり、両者は電源接続コード
47と信号インタフェースケーブル48によって接続さ
れる。装置本体1には電源コード15によって商用電源
から給電される。また、この装置本体1の背面にはスキ
ャナ3と接続するための電源コネクタ16及びインタフ
ェースコネクタ17aの他に、ブックスキャナ接続用,
レーザプリンタ接続用,通信ユニット接続用等の各イン
タフェースコネクタ17b,17c,17dが設けられ
ている。また、垂直部1bの正面に向かって左側面内に
はフロッピディスク・ドライブ装置18が設けられけて
いる。
【0037】図5はスキャナ3に給紙トレイを装着する
際の説明図であり、(A)に示すように、内ケース31
の給紙トレイ収納部36からそこに収納されている給紙
トレイ35をつまんで、矢示C方向に完全に引出した
後、(B)に矢示Dで示すように給紙トレイ係止溝3
9,39の高さまで持ち上げ、矢示E方向に水平移動さ
せて、端部に設けられた一対の鈎状部35b,35bを
給紙トレイ係止溝39,39に差し込んで係止させれば
よい。
【0038】この給紙トレイ35をスキャナ3から取り
外して収納する際には、これと逆の操作を行なえばよ
い。図6及び図7は、スキャナ3に読み取らせるシート
書類をセットする状態を示す斜視図である。
【0039】まず、図6に示すように、センタマーク4
9に対して左右対称に連動してスライドする一対の用紙
ガイド34,34を、シート書類7の幅に合わせてスラ
イドさせ(実際には紙サイズの指標がある)た後、一度
に読み取らせるシート書類7を重ねて給紙トレイ35上
に載せ、矢示F方向に移動させて、図7に示すように用
紙ガイド34,34に沿ってシート挿入口33から図示
しないストッパに当接するまで押し込めばよい。
【0040】その後、装置本体1から読み取り開始コマ
ンドがこのスキャナ3に送られると、セットされたシー
ト書類7を下側から順次1枚ずつ搬送してその下面の文
書及び画像情報を読み込む。その際、もしシートのミス
フィード(搬送不良)が発生すると、ミスフィード表示
ランプLcが点灯する。その場合のジャム紙の取り出し
方法について説明する。
【0041】先ず、図8に示すようにスキャナ3の内ケ
ース31を外ケース32から手前側に一杯に引き出す。
図では給紙トレイ35を取り外して収納した状態で示し
ているが、給紙トレイ35を装着したままで、シート書
類もセツトしたまで引き出してもよい。そして、ロック
解除ボタン41を矢示P方向に押して上カバー40のロ
ックを解除すると、上カバー40を他方の手で矢示Q方
向に回動させて、図9に示すように開くことができる。
【0042】すると、上カバー40側に設けられた搬送
ローラ50及びそれに対向する固定部側に設けられた搬
送ローラ51や、シート挿入口33に近い固定部側に設
けられた図示しない給紙ローラ等からなるシート搬送機
構のシート搬送路が開放され、ジャム紙7′(ミスフィ
ードされて詰まったシート書類7)を、図9に示すよう
に指でつまんで簡単に取り出すことができる。
【0043】なお、図9において、52は画像読み取り
用のライン・イメージセンサ、53はロックレバー、5
4はロックレバー53を常時ロック方向へ回動付勢する
スプリングであり、ロック解除ボタン41が押される
と、このロックレバー53がスプリング54の付勢力に
抗して左旋してロックを解除する。55はギアで、固定
部側の図示しない駆動ギアと噛み合って、モータの回転
力を上カバー40側の搬送ローラ50に伝達する。
【0044】ジャム紙を取り出した後は、上カバー40
を完全に閉じて自動ロックし、内ケース31を外ケース
32内へスライドさせて所定の収納位置まで押し込め
ば、使用可能になる。内ケース31を引き出している間
は、図3に示したマイクロスイッチ44がOFFになっ
て、装置本体1にそれを通知しているので、装置本体1
は待機状態になっており、内ケース31が完全に収納さ
れていない状態で、オペレータがマウス5等を操作して
も、動作しないようにしている。
【0045】図10は、スキャナ3の排紙トレイ37を
外ケース32の上面を覆うように手前側へ倒した状態を
示す斜視図である。給紙トレイ35を内ケース31の下
部に収納し、排紙トレイ37をこのように倒せば、余分
なスペースをとらず極めてコンパクトになり、スキャナ
3を長期間使用しない場合や棚等に保管したり他の場所
へ移動したりする場合に便利である。
【0046】なお、この実施例ではディスプレイとして
液晶デイスプレイ(好ましくは白色大画面のもの)を使
用したが、これに限るものではなく、エレクトロルミネ
ッセンスによる電子ディスプレイやプラズマディスプレ
イ、あるいは偏平CRTディスプレイ等でも薄型のもの
であればいずれも使用可能である。
【0047】また、スキャナを二重ケースにして、内ケ
ースが外ケースから引き出し可能に構成したが、偏平に
ボックス状に形成した一体のケースでも、その上面にシ
ート搬送路を開放し得る上カバーを開閉可能に設けれ
ば、ジャム紙取り出しや保守・点検等を行なう際には、
装置本体をスキャナ上から降ろすことにより、その上カ
バーを開放して容易に行なうことができる。小形の電子
ファイル装置の場合には、そのように構成しても充分実
用になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子ファイル装置はスキャナを置くスペースさえあれ
ば、そのスキャナ上に前面にデイスプレイを装着した装
置本体を載置することによって電子ファイル装置全体
(プリンタは除く)を設置することができるので、設置
スペースが従来のものに比べて大幅に減少する。また、
薄型のデイスプレイを用いれば、全体を極めてコンパク
トに構成できる。
【0049】したがって、個人のデスク上などに載置し
て手軽に使用することができる。その際、検索情報やコ
マンド等の入力装置としては、大型のキーボードを使用
せずに、マウスあるいはキーパッドのみを使用して全て
の操作を行なえるようにすることが可能であり、プリン
タはデスクの下や脇に置いたり、複数台の電子ファイル
装置やパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等の
他のデータ処理装置と共用することもできる。
【0050】また、スキヤナ内でシートジャムが発生し
たり、内部の保守・点検等を行なうような場合には、装
置本体をスキャナ上から降ろせばスキャナの上面が開放
されるので、その上面カバーを開くだけで、簡単にジャ
ム紙を取り出したり保守・点検等の作業を行なうことが
できる。
【0051】さらに、そのスキャナを、シート搬送機構
及び画像読み取り手段等を収納した内ケースを、装置本
体を支持する外ケースから引き出せるように構成すれ
ば、スキャナ上に装置本体を載置したまま内ケースを手
前側へ引き出すだけで、シートの搬送路を開放してジャ
ム紙の取り出し等を行なうことができる。
【0052】その内ケースのシート挿入口の手前側に一
対のシートガイドを設ければ、読み取り書類をそのサイ
ズに応じた所定の位置に確実にセットすることができ
る。また、その読み取り書類をセットする給紙トレイを
内ケースのシート挿入口の手前側に着脱可能に設け、内
ケースの下部にその収納部を設けておけば、不使用時に
はその給紙トレイを取り外して内ケースの下部に収納す
ることができ、デスク上などを有効に使用することがで
きる。
【0053】そして、内ケースが外ケースから引き出さ
れている場合には、それを検知して装置本体へ通知する
ようにすれば、装置本体側が動作を停止して待機するこ
とができ、誤動作を招くようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電子ファイル装置の
使用可能状態の斜視図である。
【図2】図1のスキャナ3上に装置本体1を載置する直
前の分離状態を示す斜視図である。
【図3】そのスキャナ3のみを外ケース32から内ケー
ス31を手前側に引き出した状態で示す斜視図である。
【図4】そのスキャナ3と装置本体1の下部の背面側か
ら見た斜視図である。
【図5】そのスキャナ3に給紙トレイ35を装着する際
の説明図であ
【図6】スキャナ3に読み取らせるシート書類を給紙ト
レイ35上にセットする状態を示す斜視図である。
【図7】そのシート書類を給紙可能位置に完全にセツト
した状態を示す斜視図である。
【図8】そのスキャナ3の内ケース31を外ケース32
から手前側に一杯に引き出した状態を示す全体の斜視図
である。
【図9】そのシート搬送機構のシート搬送路を開放して
ジャム紙7′を取り出している状態を示す要部斜視図で
ある。
【図10】スキャナ3の排紙トレイ37を外ケース32
の上面を覆うように手前側へ倒した状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 装置本体 1a 水平部 1b
垂直部 2 液晶ディスプレイ 3 スキャナ 5
マウス 6 キーパッド 7 シート書類 7′
ジャム紙 10 光磁気ディスク・ドライバ(MOD) 11
電源スイッチ 14 ゴム足 18 フロッピディスク・ドラ
イブ装置(FDD) 21 表示画面 22 枠部 31
内ケース 32 外ケース 33 シート挿入口 34
用紙ガイド 35 給紙トレイ 36 給紙トレイ収納部、37
排紙トレイ 38 排紙ガイド 39 給
紙トレイ係止溝 40 上カバー 41 ロック解除ボタン 42 スライドレール 43 エンドブロック 44
マイクロスイッチ 45 カールコード 46 折り畳まれたフラットケ
ーブル 47 電源接続コード 48 インタフェース・ケーブ
ル 49 センタマーク 50,51 搬送ローラ 52 ライン・イメージセンサ 53
ロックツレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 優子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 川井 光弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 尾上 晏義 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 栗田 正博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 今井 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 竹内 三明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−212055(JP,A) 特開 平2−109174(JP,A) 特開 平2−31222(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06F 1/16 G06F 17/30 H04N 1/00 H04N 1/21

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状書類の文書及び画像情報を読み
    込むスキャナと、該スキャナで読み込んだ情報を書類毎
    に分類して記憶媒体に登録する登録手段及びその登録し
    た情報を検索する検索手段を備えた装置本体と、前記ス
    キャナによって読み込んだ情報,前記登録手段によって
    登録するか登録した情報,及び前記検索手段によって検
    索した情報等を表示するデイスプレイとからなる電子フ
    ァイル装置において、 前記装置本体の前面に前記デイスプレイを装着すると共
    に、該装置本体を前記スキャナ上に着脱可能に載置して
    なることを特徴とする電子ファイル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ファイル装置におい
    て、前記スキャナが、シート挿入口及び該挿入口に挿入
    されたシートの搬送機構と画像読取手段を収納した内ケ
    ースと、該内ケースを前後方向に摺動可能に嵌入させる
    と共に前記装置本体を支持する外ケースとからなり、 前記搬送機構を、前記内ケースが前記外ケースから手前
    側へ引き出された状態でシートの搬送路を開放可能に構
    成したことを特徴とする電子ファイル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子ファイル装置におい
    て、前記内ケースのシート挿入口の手前側にセットされ
    るシートの幅方向の両側端を規制する一対のガイド部材
    を前記幅方向に摺動可能に設けたことを特徴とする電子
    ファイル装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の電子ファイル装置
    において、前記内ケースのシート挿入口の手前側に、セ
    ットするシート状書類を載置する給紙トレイを着脱可能
    に設けると共に、該給紙トレイを不使用時に収納する給
    紙トレイ収納部を前記内ケースの下部に設けたことを特
    徴とする電子ファイル装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の
    電子ファイル装置において、前記スキャナに、前記内ケ
    ースが前記外ケース内の所定収納位置にあるか該位置か
    ら引き出されているかを検知する手段と、該手段による
    検知結果を前記装置本体へ通知する手段とを設けたこと
    を特徴とする電子ファイル装置。
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