JP3260111B2 - 鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法及び腸内有害細菌減少方法 - Google Patents
鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法及び腸内有害細菌減少方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳥類、特に肉用鳥
類の出荷前給餌中止時の体重減少の抑制並びに鳥類のサ
ルモネラ属細菌を主とする腸内有害細菌を減少させるに
有用な方法、肉用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方
法、肉用鳥類又は産卵鶏の給餌中止時の腸内有害細菌減
少方法に関する。
類の出荷前給餌中止時の体重減少の抑制並びに鳥類のサ
ルモネラ属細菌を主とする腸内有害細菌を減少させるに
有用な方法、肉用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方
法、肉用鳥類又は産卵鶏の給餌中止時の腸内有害細菌減
少方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】バチルス属生菌体には、鳥類の体力増強
（特公昭６１−５９０９２号公報等）、病原性菌抑制
（特開平９−１６３９３７号公報等）等の作用が見られ
ることが知られている。特にバチルス・ズブチリスＣ−
３１０２（微工研条寄第１０９６号）が、家禽類の体重
増加促進（特公平３−７９９８８号公報）及び腸内サル
モネラ属細菌の減少（特許掲載公報第２５２８０５５
号）に有用なことは既に知られている。しかし、上述の
バチルス属生菌体の作用は、菌体を固形粉末飼料に混合
する形態により使用した場合に得られることが知られて
いるに過ぎず、飲水添加用飼料として用いられることは
知られていない。更に、給餌を中止した出荷前の肉用鳥
類にバチルス属生菌体を給与する方法についても知られ
ていない。一方、暑熱ストレスにより肉用鳥類の飼料摂
取量が少なくなる際の対策として、飲料水に単糖類１〜
１０重量％、更に必要により重曹０．１〜１．０重量％
を添加して与えることにより、鳥類の増体率低下を防止
できることが知られている（特開平８−２１４７９０号
公報）。
（特公昭６１−５９０９２号公報等）、病原性菌抑制
（特開平９−１６３９３７号公報等）等の作用が見られ
ることが知られている。特にバチルス・ズブチリスＣ−
３１０２（微工研条寄第１０９６号）が、家禽類の体重
増加促進（特公平３−７９９８８号公報）及び腸内サル
モネラ属細菌の減少（特許掲載公報第２５２８０５５
号）に有用なことは既に知られている。しかし、上述の
バチルス属生菌体の作用は、菌体を固形粉末飼料に混合
する形態により使用した場合に得られることが知られて
いるに過ぎず、飲水添加用飼料として用いられることは
知られていない。更に、給餌を中止した出荷前の肉用鳥
類にバチルス属生菌体を給与する方法についても知られ
ていない。一方、暑熱ストレスにより肉用鳥類の飼料摂
取量が少なくなる際の対策として、飲料水に単糖類１〜
１０重量％、更に必要により重曹０．１〜１．０重量％
を添加して与えることにより、鳥類の増体率低下を防止
できることが知られている（特開平８−２１４７９０号
公報）。
【０００３】また、肉用鳥類の屠殺時において、腸管内
容物による汚染が生じた場合に、鳥類の腸内菌叢を形成
している細菌等が食肉部位に付着して流通中に増殖し、
菌種によっては食中毒の原因となる恐れがある。このよ
うなサルモネラ属細菌に代表される腸内有害細菌の増殖
は、鳥類の生存中から極力抑えることが望まれており、
腸内有害細菌抑制作用を有する飼料が使用される場合が
ある。一方、出荷にあたっては、腸管内容物の量を最小
に留めて屠殺時の腸管内容物による汚染を防止するため
に、出荷前１日程度給餌を中止する「餌切り」が一般に
行なわれている。しかし、この出荷前の給餌中止は、体
重が減少するために生産性の低下に結びつき、また、肉
用鳥類は空腹状態では糞食を行なうため、絶食によるス
トレスとも相俟って、腸内菌叢のバランスが変化し、サ
ルモネラ属細菌などの腸内有害細菌が急激に増殖する場
合がある。更に、このような「餌切り」は産卵鶏におい
ても行なわれている。例えば、産卵量が減少した産卵鶏
に対して、通常１週間程度給餌を停止し、飲水のみによ
って飼育することにより、産卵量を増加させる手段が行
なわれている。この際、産卵鶏の羽が抜け代わることか
ら、このような時期は強制換羽時と呼ばれている。この
強制換羽時において産卵鶏は、上記肉用鳥類と同様に、
空腹状態では糞食を行なうため、絶食によるストレスと
も相俟って、腸内菌叢のバランスが変化し、サルモネラ
属細菌などの腸内有害細菌が急激に増殖する恐れがあ
り、その結果、産卵する卵が有害細菌によって汚染され
る危険が生じる。従って、出荷前の給餌中止期の体重減
少を抑制すると共に、腸管内容物量を極力少なくし、且
つ腸内有害細菌の増殖を防止しうる方法や、産卵鶏の強
制換羽時における腸内有害細菌の増殖を防止しうる方法
の開発が望まれている。
容物による汚染が生じた場合に、鳥類の腸内菌叢を形成
している細菌等が食肉部位に付着して流通中に増殖し、
菌種によっては食中毒の原因となる恐れがある。このよ
うなサルモネラ属細菌に代表される腸内有害細菌の増殖
は、鳥類の生存中から極力抑えることが望まれており、
腸内有害細菌抑制作用を有する飼料が使用される場合が
ある。一方、出荷にあたっては、腸管内容物の量を最小
に留めて屠殺時の腸管内容物による汚染を防止するため
に、出荷前１日程度給餌を中止する「餌切り」が一般に
行なわれている。しかし、この出荷前の給餌中止は、体
重が減少するために生産性の低下に結びつき、また、肉
用鳥類は空腹状態では糞食を行なうため、絶食によるス
トレスとも相俟って、腸内菌叢のバランスが変化し、サ
ルモネラ属細菌などの腸内有害細菌が急激に増殖する場
合がある。更に、このような「餌切り」は産卵鶏におい
ても行なわれている。例えば、産卵量が減少した産卵鶏
に対して、通常１週間程度給餌を停止し、飲水のみによ
って飼育することにより、産卵量を増加させる手段が行
なわれている。この際、産卵鶏の羽が抜け代わることか
ら、このような時期は強制換羽時と呼ばれている。この
強制換羽時において産卵鶏は、上記肉用鳥類と同様に、
空腹状態では糞食を行なうため、絶食によるストレスと
も相俟って、腸内菌叢のバランスが変化し、サルモネラ
属細菌などの腸内有害細菌が急激に増殖する恐れがあ
り、その結果、産卵する卵が有害細菌によって汚染され
る危険が生じる。従って、出荷前の給餌中止期の体重減
少を抑制すると共に、腸管内容物量を極力少なくし、且
つ腸内有害細菌の増殖を防止しうる方法や、産卵鶏の強
制換羽時における腸内有害細菌の増殖を防止しうる方法
の開発が望まれている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、肉用
鳥類の出荷前給餌中止時の体重減少を有効に抑制する肉
用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法を提供すること
にある。本発明の他の目的は、肉用鳥類の出荷前給餌中
止時のサルモネラ属細菌を主とする腸内有害細菌を有効
に減少させることができる肉用鳥類の給餌中止時の腸内
有害細菌減少方法を提供することにある。本発明の更に
他の目的は、産卵鶏の強制換羽時におけるサルモネラ属
細菌を主とする腸内有害細菌を有効に減少させることが
できる産卵鶏の給餌中止時の腸内有害細菌減少方法を提
供することにある。
鳥類の出荷前給餌中止時の体重減少を有効に抑制する肉
用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法を提供すること
にある。本発明の他の目的は、肉用鳥類の出荷前給餌中
止時のサルモネラ属細菌を主とする腸内有害細菌を有効
に減少させることができる肉用鳥類の給餌中止時の腸内
有害細菌減少方法を提供することにある。本発明の更に
他の目的は、産卵鶏の強制換羽時におけるサルモネラ属
細菌を主とする腸内有害細菌を有効に減少させることが
できる産卵鶏の給餌中止時の腸内有害細菌減少方法を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、肉用鳥
類の出荷前給餌中止時の体重減少を抑制するにあたり、
バチルス属の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添
加用飼料を、肉用鳥類に、出荷前７日目以降に飲水給与
させ、固形飼料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記
鳥類用飲水添加用飼料を含む飲水のみを給与させること
を特徴とする肉用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法
が提供される。また本発明によれば、肉用鳥類の出荷前
給餌中止時の腸内有害細菌を減少させるにあたり、バチ
ルス属の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添加用
飼料を、肉用鳥類に、出荷前７日目以降に飲水給与さ
せ、固形飼料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記鳥
類用飲水添加用飼料を含む飲水のみを給与させることを
特徴とする肉用鳥類の給餌中止時の腸内有害細菌減少方
法が提供される。更に本発明によれば、産卵鶏の強制換
羽時の腸内有害細菌を減少させるにあたり、バチルス属
の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添加用飼料
を、固形飼料を給餌させない強制換羽時の少なくとも１
日に産卵鶏に飲水給与させることを特徴とする産卵鶏の
給餌中止時の腸内有害細菌減少方法が提供される。
類の出荷前給餌中止時の体重減少を抑制するにあたり、
バチルス属の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添
加用飼料を、肉用鳥類に、出荷前７日目以降に飲水給与
させ、固形飼料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記
鳥類用飲水添加用飼料を含む飲水のみを給与させること
を特徴とする肉用鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法
が提供される。また本発明によれば、肉用鳥類の出荷前
給餌中止時の腸内有害細菌を減少させるにあたり、バチ
ルス属の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添加用
飼料を、肉用鳥類に、出荷前７日目以降に飲水給与さ
せ、固形飼料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記鳥
類用飲水添加用飼料を含む飲水のみを給与させることを
特徴とする肉用鳥類の給餌中止時の腸内有害細菌減少方
法が提供される。更に本発明によれば、産卵鶏の強制換
羽時の腸内有害細菌を減少させるにあたり、バチルス属
の生菌体と単糖類とを含有する鳥類用飲水添加用飼料
を、固形飼料を給餌させない強制換羽時の少なくとも１
日に産卵鶏に飲水給与させることを特徴とする産卵鶏の
給餌中止時の腸内有害細菌減少方法が提供される。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の方法に用いる鳥類用飲水
添加用飼料は、有効成分として、バチルス属の生菌体と
単糖類とを含有し、使用時に鳥類の飲水に配合する飲水
添加用飼料であって、特に、肉用鳥類の出荷前給餌中止
時における体重減少の抑制及び肉用鳥類の出荷前給餌中
止時又は産卵鶏の強制換羽時における腸内有害細菌の減
少や増殖抑制に有効に作用する。
添加用飼料は、有効成分として、バチルス属の生菌体と
単糖類とを含有し、使用時に鳥類の飲水に配合する飲水
添加用飼料であって、特に、肉用鳥類の出荷前給餌中止
時における体重減少の抑制及び肉用鳥類の出荷前給餌中
止時又は産卵鶏の強制換羽時における腸内有害細菌の減
少や増殖抑制に有効に作用する。
【０００７】前記バチルス属の生菌体としては、ヒトの
食品に用いられるもの、又は健康な家畜・家禽より採取
されたものなど、安全性の確認された菌株を挙げること
ができ、例えば、バチルス・ズブチリス(Bacillus・subt
ilis)、バチルス・コアギュランス(Bacillus・coagulan
s)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus・licheniformi
s)、バチルス・プミルス(Bacillus・pumilus)、バチルス
・レンタス(Bacillus・lentus)等が挙げられる。特に増
体効果・腸内有害細菌の増殖抑制効果の両方に優れる有
用菌として、バチルス・ズブチリスＣ−３１０２（微工
研条寄第１０９６号）の使用が好ましい。このバチルス
・ズブチリスＣ−３１０２は、飼料用生菌剤としての使
用実績があり、既に安全性が保証されている。また、糸
引納豆に使用されるいわゆる納豆菌は、ポリグルタミン
酸、フラクタンによる培養物の曳糸性が、生産工程の作
業性に影響するので、この点を考慮して使用する必要が
ある。更に、バチルス属の菌体には、病原性のあるバチ
ルス・セレウスを始めとする食中毒原因細菌種も含まれ
るが、このような食中毒原因細菌種は本発明の目的に合
致しないので除かれる。即ち、非食中毒原因細菌種を選
択する必要がある。
食品に用いられるもの、又は健康な家畜・家禽より採取
されたものなど、安全性の確認された菌株を挙げること
ができ、例えば、バチルス・ズブチリス(Bacillus・subt
ilis)、バチルス・コアギュランス(Bacillus・coagulan
s)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus・licheniformi
s)、バチルス・プミルス(Bacillus・pumilus)、バチルス
・レンタス(Bacillus・lentus)等が挙げられる。特に増
体効果・腸内有害細菌の増殖抑制効果の両方に優れる有
用菌として、バチルス・ズブチリスＣ−３１０２（微工
研条寄第１０９６号）の使用が好ましい。このバチルス
・ズブチリスＣ−３１０２は、飼料用生菌剤としての使
用実績があり、既に安全性が保証されている。また、糸
引納豆に使用されるいわゆる納豆菌は、ポリグルタミン
酸、フラクタンによる培養物の曳糸性が、生産工程の作
業性に影響するので、この点を考慮して使用する必要が
ある。更に、バチルス属の菌体には、病原性のあるバチ
ルス・セレウスを始めとする食中毒原因細菌種も含まれ
るが、このような食中毒原因細菌種は本発明の目的に合
致しないので除かれる。即ち、非食中毒原因細菌種を選
択する必要がある。
【０００８】バチルス属の生菌体を培養するための培地
としては、炭素源、窒素源、無機物、ビタミン、アミノ
酸等を含む微生物の培養に通常用いる固体培地又は液体
培地が使用できる。炭素源としては、培養菌体が同化可
能な炭素化合物であれば良く、例えばグルコース、スク
ロース、澱粉、糖蜜等を、また窒素源としては、例えば
ペプトン、肉エキス、カゼイン酸加水分解物、硫安等が
挙げられる。更に必要に応じて、リン酸塩、マグネシウ
ム、ナトリウム、カリウム、鉄又はマンガン等の塩類；
ビタミン、アミノ酸、消泡剤、界面活性剤等を添加する
こともできる。培養条件は、好気条件下で行なうのが好
ましく、培地の初発ｐＨは好ましくは５〜９、更に好ま
しくは６〜８、培養温度は好ましくは２０〜５０℃、特
に好ましくは３０〜４５℃、培養時間は１２時間〜７日
間が好適である。
としては、炭素源、窒素源、無機物、ビタミン、アミノ
酸等を含む微生物の培養に通常用いる固体培地又は液体
培地が使用できる。炭素源としては、培養菌体が同化可
能な炭素化合物であれば良く、例えばグルコース、スク
ロース、澱粉、糖蜜等を、また窒素源としては、例えば
ペプトン、肉エキス、カゼイン酸加水分解物、硫安等が
挙げられる。更に必要に応じて、リン酸塩、マグネシウ
ム、ナトリウム、カリウム、鉄又はマンガン等の塩類；
ビタミン、アミノ酸、消泡剤、界面活性剤等を添加する
こともできる。培養条件は、好気条件下で行なうのが好
ましく、培地の初発ｐＨは好ましくは５〜９、更に好ま
しくは６〜８、培養温度は好ましくは２０〜５０℃、特
に好ましくは３０〜４５℃、培養時間は１２時間〜７日
間が好適である。
【０００９】前記培養されたバチルス属の生菌体を含む
培養物は、培養物自体、その濃縮物又はそれから分離し
た菌体をいずれも有効成分として利用することができ
る。この際、有効成分中には、生菌体、即ち芽胞及び／
又は栄養細胞を１０6〜１０11個／ｇ含有するのが好ま
しい。有効成分としてのバチルス属の生菌体は、そのま
ま若しくは必要に応じて賦形剤などを添加し、乾燥又は
製剤化した後に後述する単糖類と混合することによっ
て、保存、輸送を容易にすることができる。また、後述
する単糖類と混合した後に賦形剤を添加して製剤化して
も良い。賦形剤は特に限定されないが、水溶性のものが
好ましく、例えばデキストリン、スクロース、乳糖、ガ
ラクトース等が挙げられる。この際、賦形剤として単糖
類を使用する場合には、有効成分としての単糖類として
も作用する。
培養物は、培養物自体、その濃縮物又はそれから分離し
た菌体をいずれも有効成分として利用することができ
る。この際、有効成分中には、生菌体、即ち芽胞及び／
又は栄養細胞を１０6〜１０11個／ｇ含有するのが好ま
しい。有効成分としてのバチルス属の生菌体は、そのま
ま若しくは必要に応じて賦形剤などを添加し、乾燥又は
製剤化した後に後述する単糖類と混合することによっ
て、保存、輸送を容易にすることができる。また、後述
する単糖類と混合した後に賦形剤を添加して製剤化して
も良い。賦形剤は特に限定されないが、水溶性のものが
好ましく、例えばデキストリン、スクロース、乳糖、ガ
ラクトース等が挙げられる。この際、賦形剤として単糖
類を使用する場合には、有効成分としての単糖類として
も作用する。
【００１０】前記鳥類用飲水添加用飼料において、もう
一方の有効成分である単糖類は、前記バチルス属の生菌
体と組合わせることによって、体重減少抑制作用を有す
ると共に、鳥類の血糖値を上昇させ、鳥類の空腹感を抑
えて腸内有害細菌の増殖原因となる糞食をも抑制又は防
止する作用を示す。単糖類としては、グルコース、果
糖、ガラクトース、キシロース等が挙げられる。
一方の有効成分である単糖類は、前記バチルス属の生菌
体と組合わせることによって、体重減少抑制作用を有す
ると共に、鳥類の血糖値を上昇させ、鳥類の空腹感を抑
えて腸内有害細菌の増殖原因となる糞食をも抑制又は防
止する作用を示す。単糖類としては、グルコース、果
糖、ガラクトース、キシロース等が挙げられる。
【００１１】前記鳥類用飲水添加用飼料において、前記
バチルス属の生菌体と単糖類とは、所望比率で混合され
た乾燥物であっても、若しくは所望比率で配合された製
剤であっても良い。また、それぞれを別個にしておき、
使用時に所望比率となって飲水中に溶解懸濁させても良
い。この所望比率は、鳥類の飲水に混合した際に、バチ
ルス属の生菌体が、生菌体数で飲水中に好ましくは１０
5〜１０8個／ｍｌ程度、且つ単糖類が飲水中に好ましく
は１〜１０重量％、更に好ましくは３〜５重量％の濃度
となるように設定するのが好ましい。生菌体数が１０5
個／ｍｌ未満では、所望の効果が十分に得られない恐れ
があり、１０8個／ｍｌを超えると経済的に不利である
ので好ましくない。また単糖類の濃度が１重量％未満で
は、体重減少抑制、血糖値上昇の効果が不十分であるに
なる恐れがあり、１０重量％を超えると飲水の粘度が高
くなり、鳥類の飲水摂取量が少なくなる恐れがあるので
好ましくない。
バチルス属の生菌体と単糖類とは、所望比率で混合され
た乾燥物であっても、若しくは所望比率で配合された製
剤であっても良い。また、それぞれを別個にしておき、
使用時に所望比率となって飲水中に溶解懸濁させても良
い。この所望比率は、鳥類の飲水に混合した際に、バチ
ルス属の生菌体が、生菌体数で飲水中に好ましくは１０
5〜１０8個／ｍｌ程度、且つ単糖類が飲水中に好ましく
は１〜１０重量％、更に好ましくは３〜５重量％の濃度
となるように設定するのが好ましい。生菌体数が１０5
個／ｍｌ未満では、所望の効果が十分に得られない恐れ
があり、１０8個／ｍｌを超えると経済的に不利である
ので好ましくない。また単糖類の濃度が１重量％未満で
は、体重減少抑制、血糖値上昇の効果が不十分であるに
なる恐れがあり、１０重量％を超えると飲水の粘度が高
くなり、鳥類の飲水摂取量が少なくなる恐れがあるので
好ましくない。
【００１２】前記鳥類用飲水添加用飼料を使用する場合
には、鳥類の飲水に、前記好ましい濃度となるように鳥
類用飲水添加用飼料を溶解懸濁させて液体飼料として使
用することができるが、更に必要に応じて、液体飼料
に、例えば、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、香
料、酸味料、重曹、乳化剤、安定剤、界面活性剤等を所
望量添加することもできる。
には、鳥類の飲水に、前記好ましい濃度となるように鳥
類用飲水添加用飼料を溶解懸濁させて液体飼料として使
用することができるが、更に必要に応じて、液体飼料
に、例えば、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、香
料、酸味料、重曹、乳化剤、安定剤、界面活性剤等を所
望量添加することもできる。
【００１３】本発明の給与方法、肉用鳥類の体重減少抑
制方法及び腸内有害細菌減少方法、並びに産卵鶏の腸内
有害細菌減少方法では、いずれも前記鳥類用飲水添加用
飼料を飲水給与させることを特徴とし、特に、肉用鳥類
においては、出荷前７日以降に飲水給与させることを、
また産卵鶏においては、強制換羽時の少なくとも１日に
飲水給与させることを特徴とする。
制方法及び腸内有害細菌減少方法、並びに産卵鶏の腸内
有害細菌減少方法では、いずれも前記鳥類用飲水添加用
飼料を飲水給与させることを特徴とし、特に、肉用鳥類
においては、出荷前７日以降に飲水給与させることを、
また産卵鶏においては、強制換羽時の少なくとも１日に
飲水給与させることを特徴とする。
【００１４】前記飲水給与は、本発明の鳥類用飲水添加
用飼料を飲水に所望割合で溶解懸濁させた液体飼料を、
鳥類に、例えば、所定の給与時期に不断給与若しくは間
歇定量給与させれば良い。液体飼料中のバチルス属の生
菌体数は、好ましくは１０5〜１０8個／ｍｌ程度、単糖
類の濃度は好ましくは１〜１０重量％、更に好ましくは
３〜５重量％である。給与時期は、肉用鳥類の場合、給
与開始が出荷前７日目以降であれば良く、例えば、給餌
中止期のみでも良いが、給餌中止期前でも給与すること
により、増体率が向上し、腸内細菌叢も予め整えられて
好ましい結果が得られる。好ましくは、出荷前７日目以
降において給餌中止前１〜２日前から給餌中止期中が最
も経済性が高い。一方、産卵鶏においては、強制換羽時
の少なくとも１日に給与すれば良いが、強制換羽時に入
る前や終了後に給与しても良く、好ましくは、強制換羽
期間の所望期間若しくは全期間において不断給与させる
のが望ましい。給与量は適宜決定できるが、通常、給餌
中止前及び給餌中止中において、いずれも１日あたり、
液体飼料として２００〜５００ｍｌ／羽程度が適当であ
る。
用飼料を飲水に所望割合で溶解懸濁させた液体飼料を、
鳥類に、例えば、所定の給与時期に不断給与若しくは間
歇定量給与させれば良い。液体飼料中のバチルス属の生
菌体数は、好ましくは１０5〜１０8個／ｍｌ程度、単糖
類の濃度は好ましくは１〜１０重量％、更に好ましくは
３〜５重量％である。給与時期は、肉用鳥類の場合、給
与開始が出荷前７日目以降であれば良く、例えば、給餌
中止期のみでも良いが、給餌中止期前でも給与すること
により、増体率が向上し、腸内細菌叢も予め整えられて
好ましい結果が得られる。好ましくは、出荷前７日目以
降において給餌中止前１〜２日前から給餌中止期中が最
も経済性が高い。一方、産卵鶏においては、強制換羽時
の少なくとも１日に給与すれば良いが、強制換羽時に入
る前や終了後に給与しても良く、好ましくは、強制換羽
期間の所望期間若しくは全期間において不断給与させる
のが望ましい。給与量は適宜決定できるが、通常、給餌
中止前及び給餌中止中において、いずれも１日あたり、
液体飼料として２００〜５００ｍｌ／羽程度が適当であ
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明においては、バチルス属の生菌体
と単糖類を含有する鳥類用飲水添加用飼料を用いるの
で、肉用鳥類の出荷前７日以降に飲水給与させ、固形飼
料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記鳥類用飲水添
加用飼料を含む飲水のみを給与させる方法を採用するこ
とによって、給餌中止時の肉用鳥類の体重減少を抑制
し、且つ腸内有害細菌を減少させ、屠殺時のサルモネラ
属細菌等の食中毒原因菌による食肉汚染を予防すること
ができる。また、産卵鶏の強制換羽時の少なくとも１日
に飲水給与させることにより、産卵鶏の腸内有害細菌を
減少させ、産卵した卵に対する有害細菌による影響を軽
減若しくは防止することができる。
と単糖類を含有する鳥類用飲水添加用飼料を用いるの
で、肉用鳥類の出荷前７日以降に飲水給与させ、固形飼
料を給餌させない出荷前給餌中止時に前記鳥類用飲水添
加用飼料を含む飲水のみを給与させる方法を採用するこ
とによって、給餌中止時の肉用鳥類の体重減少を抑制
し、且つ腸内有害細菌を減少させ、屠殺時のサルモネラ
属細菌等の食中毒原因菌による食肉汚染を予防すること
ができる。また、産卵鶏の強制換羽時の少なくとも１日
に飲水給与させることにより、産卵鶏の腸内有害細菌を
減少させ、産卵した卵に対する有害細菌による影響を軽
減若しくは防止することができる。
【００１６】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが本発明はこれらに限定されるものではない。
るが本発明はこれらに限定されるものではない。
【００１７】実施例１ ４８日令のブロイラー用雄鶏を、体重を揃えて１０羽毎
に３群にわけた。飲料水に、グルコースが４重量％、バ
チルス・ズブチリスＣ−３１０２が６×１０5ＣＦＵ／
ｍｌとなるように鳥類用飲水添加用飼料を添加して液体
飼料Ａを調製した。前記体重を揃えたブロイラー用雄鶏
の１群に、試験開始後２日間は、通常の固形飼料（伊藤
忠飼料株式会社販売、商品名「ブロエース Ｆ」）を給
与すると共に液体飼料Ａを飲水として不断給与させた。
その後１日間は固形飼料を中止して液体飼料Ａのみを飲
水不断給与させた。試験開始後２日間の体重増加（餌切
前体重増加）、給餌中止１日の体重減少（餌切後体重減
少）及び試験開始から３日間の体重増加（試験期間体重
増加）を測定し、その平均値のそれぞれの結果を図１に
示す。
に３群にわけた。飲料水に、グルコースが４重量％、バ
チルス・ズブチリスＣ−３１０２が６×１０5ＣＦＵ／
ｍｌとなるように鳥類用飲水添加用飼料を添加して液体
飼料Ａを調製した。前記体重を揃えたブロイラー用雄鶏
の１群に、試験開始後２日間は、通常の固形飼料（伊藤
忠飼料株式会社販売、商品名「ブロエース Ｆ」）を給
与すると共に液体飼料Ａを飲水として不断給与させた。
その後１日間は固形飼料を中止して液体飼料Ａのみを飲
水不断給与させた。試験開始後２日間の体重増加（餌切
前体重増加）、給餌中止１日の体重減少（餌切後体重減
少）及び試験開始から３日間の体重増加（試験期間体重
増加）を測定し、その平均値のそれぞれの結果を図１に
示す。
【００１８】比較例１及び２ 実施例１において体重を揃えたブロイラー用雄鶏の残り
の２群について、実施例１における液体飼料Ａの代わり
に、水（比較例１）又はグルコースを４重量％含有する
液体飼料Ｂ（比較例２）を用いた以外は、実施例１と同
様に試験を行ない体重の増減を測定した。結果を図１に
示す。
の２群について、実施例１における液体飼料Ａの代わり
に、水（比較例１）又はグルコースを４重量％含有する
液体飼料Ｂ（比較例２）を用いた以外は、実施例１と同
様に試験を行ない体重の増減を測定した。結果を図１に
示す。
【００１９】図１より、餌切前２日間の体重増加量、及
び試験期間３日間の体重増加量は、いずれも液体飼料Ａ
（実施例１）＞液体飼料Ｂ（比較例２）＞水（比較例
１）の順に低くなり、液体飼料Ａ及びＢ共に、水よりも
固体飼料併用時の増体が大きく、固体飼料給餌中止によ
る体重減が小さかった。液体飼料Ａの方が、液体飼料Ｂ
よりも通常飼料併用時の増体が大きいために生産性の最
終成績は良かった。
び試験期間３日間の体重増加量は、いずれも液体飼料Ａ
（実施例１）＞液体飼料Ｂ（比較例２）＞水（比較例
１）の順に低くなり、液体飼料Ａ及びＢ共に、水よりも
固体飼料併用時の増体が大きく、固体飼料給餌中止によ
る体重減が小さかった。液体飼料Ａの方が、液体飼料Ｂ
よりも通常飼料併用時の増体が大きいために生産性の最
終成績は良かった。
【００２０】実施例２及び比較例３ ５４日令のブロイラー用鶏を用いて野外試験を行なっ
た。まず、各鶏舎より３０サンプルを採糞し、試験開始
前のサルモネラ細菌検出状況が鶏舎ごとに差がないこと
を確認した。試験開始１日目は、固形飼料（伊藤忠飼料
株式会社販売、商品名「ブロエース Ｆ」）と、実施例
１で調製した液体飼料Ａ（実施例２）又は水（比較例
３）を並行して自由摂取させた。試験開始２日目に、固
体飼料の給与を中止し、液体飼料Ａ（実施例２）又は水
（比較例３）のみを与える給餌中止期間を１日間設けて
出荷した。出荷後に、処理場において各固体毎に盲腸内
容物３０サンプルを摂取し、サルモネラ菌の検出状況を
検査した。結果を表１に示す。
た。まず、各鶏舎より３０サンプルを採糞し、試験開始
前のサルモネラ細菌検出状況が鶏舎ごとに差がないこと
を確認した。試験開始１日目は、固形飼料（伊藤忠飼料
株式会社販売、商品名「ブロエース Ｆ」）と、実施例
１で調製した液体飼料Ａ（実施例２）又は水（比較例
３）を並行して自由摂取させた。試験開始２日目に、固
体飼料の給与を中止し、液体飼料Ａ（実施例２）又は水
（比較例３）のみを与える給餌中止期間を１日間設けて
出荷した。出荷後に、処理場において各固体毎に盲腸内
容物３０サンプルを摂取し、サルモネラ菌の検出状況を
検査した。結果を表１に示す。
【００２１】表１の結果より、サルモネラの検出数、検
出菌数共に、危険率５％で有意に液体飼料Ａ摂取群（実
施例２）の方が少なかった。実施例２においては、腸内
菌叢の乱れを抑制するバチルス生菌体と、鶏の血糖値を
上げ、糞食を抑える作用等を示す単糖類の組合わせによ
り、ブロイラーを実際に育成する鶏舎の条件において
も、サルモネラ菌の検出数と検出菌数を有意に減少させ
うることが判る。
出菌数共に、危険率５％で有意に液体飼料Ａ摂取群（実
施例２）の方が少なかった。実施例２においては、腸内
菌叢の乱れを抑制するバチルス生菌体と、鶏の血糖値を
上げ、糞食を抑える作用等を示す単糖類の組合わせによ
り、ブロイラーを実際に育成する鶏舎の条件において
も、サルモネラ菌の検出数と検出菌数を有意に減少させ
うることが判る。
【００２２】
【表１】
【図１】実施例２、比較例１及び２で行なった試験結果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 博 神奈川県相模原市淵野辺５丁目11番10号 カルピス株式会社基盤技術研究所内 (72)発明者 丸橋 敏弘 神奈川県相模原市淵野辺５丁目11番10号 カルピス株式会社 基盤技術研究所内 (56)参考文献 特開 平８−214790（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−163937（ＪＰ，Ａ) 特許2528055（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A23K 1/00 - 1/18
Claims (5)
- 【請求項１】 肉用鳥類の出荷前給餌中止時の体重減少
を抑制するにあたり、バチルス属の生菌体と単糖類とを
含有する鳥類用飲水添加用飼料を、肉用鳥類に、出荷前
７日目以降に飲水給与させ、固形飼料を給餌させない出
荷前給餌中止時に前記鳥類用飲水添加用飼料を含む飲水
のみを給与させることを特徴とする肉用鳥類の給餌中止
時の体重減少抑制方法。 - 【請求項２】 肉用鳥類の出荷前給餌中止時の腸内有害
細菌を減少させるにあたり、バチルス属の生菌体と単糖
類とを含有する鳥類用飲水添加用飼料を、肉用鳥類に、
出荷前７日目以降に飲水給与させ、固形飼料を給餌させ
ない出荷前給餌中止時に前記鳥類用飲水添加用飼料を含
む飲水のみを給与させることを特徴とする肉用鳥類の給
餌中止時の腸内有害細菌減少方法。 - 【請求項３】 産卵鶏の強制換羽時の腸内有害細菌を減
少させるにあたり、バチルス属の生菌体と単糖類とを含
有する鳥類用飲水添加用飼料を、固形飼料を給餌させな
い強制換羽時の少なくとも１日に産卵鶏に飲水給与させ
ることを特徴とする産卵鶏の給餌中止時の腸内有害細菌
減少方法。 - 【請求項４】 バチルス属の生菌体が、バチルス・ズブ
チリスである請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。 - 【請求項５】 バチルス・ズブチリスが、バチルス・ズ
ブチリスＣ−３１０２（微工研条寄第１０９６号）であ
る請求項４に記載の方法。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27762697A JP3260111B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法及び腸内有害細菌減少方法 |
| DE69838432T DE69838432T2 (de) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Trinkwasserzusatz für Vögel sowie Verfahren zur Verabreichung desselben |
| CA002305397A CA2305397A1 (en) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Drinking water additive for birds and method of administering the same |
| US09/509,759 US6422174B1 (en) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Drinking water additive for birds and method of administering the same |
| PCT/JP1998/000638 WO1999018809A1 (fr) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Additif pour oiseaux, a ajouter a l'eau potable, et son procede d'administration |
| EP98902250A EP1031287B1 (en) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Drinking water additive for birds and method of administering the same |
| CNB988120135A CN1267014C (zh) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | 禽类用饮水添加剂及其给与方法 |
| KR1020007003841A KR100357766B1 (ko) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | 조류의 모이주기 중지시의 체중감소 억제방법 및 장내유해세균 감소방법 |
| ES98902250T ES2290982T3 (es) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | Aditivo para el agua potable para pajaros y metodo de administracion del mismo. |
| BRPI9812894-9A BR9812894B1 (pt) | 1997-10-09 | 1998-02-17 | método para mitigar a perda de peso corporal de aves domésticas e uso de bacillus subtilis e momosacarìdeos para produção de uma mistura para aves domésticas. |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=17586056
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6422174B1 (ja) |
| EP (1) | EP1031287B1 (ja) |
| JP (1) | JP3260111B2 (ja) |
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| CN101311501A (zh) | 2001-04-23 | 2008-11-26 | 陶氏环球技术公司 | 包括整体陶瓷蜂窝体的陶瓷蜂窝壁流过滤器 |
| KR20010103114A (ko) * | 2001-10-10 | 2001-11-23 | 안경환 | 미생물제제 첨가제가 함유된 사료의 제조방법 |
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| EP2046696B1 (en) | 2006-07-21 | 2011-05-11 | Dow Global Technologies LLC | Imroved diesel particulate filter |
| ES2527673T3 (es) * | 2008-09-17 | 2015-01-28 | Bayer Cropscience Lp | Procedimiento para usar una cepa de Bacillus subtilis para potenciar la salud animal |
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| CN103826476A (zh) | 2011-04-29 | 2014-05-28 | 奥本大学 | 用于治疗和预防水生动物中的感染的芽孢杆菌属细菌 |
| CN102379373B (zh) * | 2011-09-29 | 2013-05-08 | 滨州市正元畜牧发展有限公司 | 饲料、饮用水用菌与生物隔离联合的无抗养殖方法 |
| CN103371275A (zh) * | 2012-04-23 | 2013-10-30 | 德州和膳生态农业有限公司 | 蛋鸡饮用磁化水微生态制剂、制法及喂养方法 |
| CN103583896B (zh) * | 2013-11-04 | 2015-06-24 | 南京温氏畜禽有限公司 | 肉鸡抗应激保健饮用水、其制备方法及使用方法 |
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| US10201574B1 (en) | 2015-09-16 | 2019-02-12 | Church & Dwight Co., Inc. | Methods of microbial treatment of poultry |
| US20190075821A1 (en) | 2016-01-25 | 2019-03-14 | Novozymes A/S | Composition, Probiotic Formulation and Method to Reduce Bacterial Infection in Poultry |
| US11298383B2 (en) | 2016-05-20 | 2022-04-12 | Church & Dwight Co., Inc. | Lactobacillus and bacillus based direct fed microbial treatment for poultry and method of use |
| CN117004520A (zh) | 2016-05-25 | 2023-11-07 | 丘奇和德怀特有限公司 | 芽孢杆菌属组合物及用于反刍动物的方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| FI59925C (fi) * | 1980-01-11 | 1981-11-10 | Esko Viljo Nurmi | Foerfarande foer framstaellning av ett bakteriepreparat anvaendbart foer foerhindrande av salmonellainfektion hos fjaederfae |
| JPS59187743A (ja) | 1983-04-11 | 1984-10-24 | Toshio Tsubaki | 改良された鶏卵の生産方法 |
| JPS63209580A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-31 | Karupisu Shokuhin Kogyo Kk | バチルス・ズブチリスｃ−３１０２ |
| DE3707160A1 (de) * | 1987-03-06 | 1988-09-15 | Hoechst Ag | Bacillus polymyxa enthaltende mittel zur verabreichung an tiere |
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