JP3259947B2 - 光コネクタのブーツ取付構造 - Google Patents

光コネクタのブーツ取付構造

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JP3259947B2
JP3259947B2 JP25135396A JP25135396A JP3259947B2 JP 3259947 B2 JP3259947 B2 JP 3259947B2 JP 25135396 A JP25135396 A JP 25135396A JP 25135396 A JP25135396 A JP 25135396A JP 3259947 B2 JP3259947 B2 JP 3259947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ同士の
接続、あるいは光ファイバと光電変換素子との接続に用
いられる光コネクタのブーツ取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバを用いた光信号伝送
路は、適宜距離毎に光コネクタ等を用いて光学的に接続
することにより敷設されている。そして、その敷設状態
等による光ファイバの光コネクタから延出される部分の
曲げ等による損傷を防止すべく、適宜保護用のブーツが
光コネクタに備えられていた。
【0003】例えば、この種の光コネクタにおけるブー
ツの取付構造として、米国特許4744629号に開示
のようにネジ止めによって取付ける構造のものや、実開
昭61−126204号公報に開示のようにブーツの周
縁部に沿って係止突条を設け、対応するコネクタハウジ
ング側に嵌合溝部を設け、前記係止突条を嵌合溝部に嵌
合係止させることによって取付ける構造のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなネジ止めによるブーツの取付構造によれば、取付
けが面倒であり、ネジの緩みにより離脱するおそれもあ
る。また、ブーツ側の係止突条をコネクタハウジング側
の嵌合溝部に嵌合係止させる取付構造によれば、単に薄
肉の単一の係止突条を嵌合溝部にはめ込んでいるだけで
あり、引っ張り力に弱いという欠点があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、取付
けが容易で、良好な結合力が得られる光コネクタのブー
ツ取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、光ファイバの端部に装着されたフェル
ールと該フェルールをその先端方向に付勢する付勢手段
とを収容する上方に開口する収容凹部を有し、この収容
凹部の一方側の壁部より前記フェルールの先端部を突出
させた状態で抜止め保持するコネクタボディと、前記収
容凹部の前記開口を閉鎖してコネクタボディに装着され
るコネクタカバーとからなるコネクタハウジングを備
え、光ファイバに套嵌されたブーツのフェルール側端部
が前記コネクタハウジング内に挿入されて抜止め係止さ
れてなる光コネクタのブーツ取付構造において、前記コ
ネクタボディとコネクタカバーの双方に、複数の係止突
部が形成され、コネクタボディまたはコネクタカバー、
もしくはコネクタボディとコネクタカバーの双方におけ
る中央の係止突部はその両側の係止突部より長く突設さ
れた貫通突起とされ、前記ブーツの前記挿入部分に前記
各係止突部が抜止め係止される複数の被係止凹部が形成
されると共に、中央の被係止凹部は貫通孔とされ、コネ
クタボディに対するコネクタカバーの装着状態で、前記
貫通突起とされた中央の係止突部がブーツ中央の被係止
凹部を貫通して対応する係止突部に当接される点にあ
る。
【0007】また、前記コネクタボディ側の中央の係止
突部が、前後方向中央部に割溝を有し、その前後にそれ
ぞれ左右方向に伸びる一対の後係止突部と前係止突部と
を備え、対応する前記コネクタカバー側の中央の係止突
部は、前記貫通突起とされてその先端部に舌片部が備え
られ、コネクタボディにコネクタカバーが装着された
際、後係止突部と前係止突部間の割溝内に舌片部が嵌入
される構造としてもよい。
【0008】さらに、前記コネクタカバー側の中央の係
止突部は、前記貫通突起とされてその先端部に舌片部が
備えられ、対応する前記コネクタボディ側の中央の係止
突部は、前記舌片部に、前記コネクタハウジングに対す
る前記ブーツの抜け方向側より当接する後係止突部とさ
れてなる構造としてもよい。
【0009】また、前記ブーツはエラストマーよりな
り、前記ブーツのフェルール側端部とは反対側に位置す
る端部が薄肉に形成されてなる構造としてもよい。さら
に、前記貫通突起の突出端に対向するコネクタボディ側
もしくはコネクタカバー側に、前記コネクタハウジング
に対する前記ブーツの抜け方向側より当接する支持突起
が形成されてなる構造としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1ないし図6に示される
如く、光コネクタ1は、光ファイバ2の端部に装着され
たフェルール3と、フェルール3の外周部に遊嵌状に装
着された付勢手段としてのつるまき状のスプリング4
と、これらフェルール3およびスプリング4を収容保持
するコネクタボディ5およびコネクタカバー6とからな
るコネクタハウジング7と、コネクタハウジング7に取
付けられるブーツ8とを備えた構成とされている。
【0011】前記コネクタボディ5およびコネクタカバ
ー6は、合成樹脂によってそれぞれ一体成形されてお
り、コネクタボディ5には、フェルール3およびスプリ
ング4を収容するための収容凹部11が設けられてい
る。
【0012】この収容凹部11を形成する前端側の前壁
部12の前面側には、光コネクタ1をアダプタ等に接続
するための接続筒部13が突設されている。また収容凹
部11は、上方および後端側に開口しており、上方の開
口はコネクタカバー6によって閉鎖され、後端側の開口
はブーツ8によって閉鎖されるように構成されている。
【0013】この収容凹部11内には、その左右方向中
央部に、前後方向の位置決め突部14、および固定孔1
5を設けるための突出部16が設けられている。そして
このように形成される収容凹部11には、2組のフェル
ール3およびスプリング4が左右に並べられた状態で、
前記位置決め突部14および突出部16の両側に収容さ
れるように構成されている。この際、各フェルール3の
先端部が、前壁部12に形成された貫通孔12aおよび
接続筒部13内を通って、接続筒部13の前端部から突
出するように構成されている。
【0014】また、収容凹部11を形成する左右両側の
側壁部17,18の内面側には、上端面からコネクタカ
バー6の肉厚の分だけ下方に進んだ位置で内向きに突出
する段差部19がそれぞれ形成されており、コネクタカ
バー6をコネクタボディ5に装着する際、コネクタカバ
ー6の内面が各段差部19の上面に当接することによっ
て、コネクタカバー6の収容凹部11内への侵入が規制
されるように構成されている。
【0015】さらに、コネクタボディ5には、コネクタ
カバー6を固定するための3つの固定孔15,21,2
2が設けられている。このうち固定孔15は、収容凹部
11内の中央よりもやや後端側位置において底壁部23
から上方に突設される前記突出部16に設けられ、固定
孔21,22は、前記左右両側の側壁部17,18に設
けられた段差部19の前端部側にそれぞれ設けられてい
る。
【0016】また、コネクタボディ5の底壁部23に
は、光コネクタ1をアダプタ等に接続した際に、接続状
態を保持するためのレバーロック24が設けられてい
る。このレバーロック24は、前端方向に片持ち状に延
設されており、弾性変形可能に構成されている。
【0017】一方、コネクタカバー6は、コネクタボデ
ィ5の収容凹部11の上方の開口部にぴったりと嵌まり
込むような外形を有しており、その内面側に3本の固定
ピン26,27,28および位置決め突部30が突設さ
れている。
【0018】これら3本の固定ピン26,27,28
は、僅かに先細テーパ状のほぼ円柱形状に形成されてお
り、コネクタボディ5の3箇所に設けられた前記固定孔
15,21,22とそれぞれ対応する位置に突設されて
おり、これら各固定ピン15,21,22をそれぞれ対
応する各固定孔26,27,28に圧入することによっ
て、コネクタカバー6がコネクタボディ5に固定される
ように構成されている。
【0019】前記位置決め突部30は、コネクタボディ
5の位置決め突部14に対向する位置に設けられてお
り、コネクタカバー6がコネクタボディ5に装着された
際、位置決め突部30の下端面が位置決め突部14の上
端面に当接して、レバーロック24部分における隙間を
閉鎖するように構成されている。
【0020】また、コネクタカバー6の前後方向中間部
における内面側の左右両側端部および位置決め突部30
の両側部には、スプリング押圧部32がそれぞれ突設さ
れており、各スプリング押圧部32の先端部にはガイド
テーパ32aが形成されている。
【0021】一方、前記左右両側端部の各スプリング押
圧部32に対応するコネクタボディ5側の側壁部17,
18内面側には、スプリング押圧部32外側部が嵌合案
内される押圧部嵌合溝33がそれぞれ形成されている。
また、押圧部嵌合溝33の後面側上端部は漸次後方に傾
斜する挿入ガイド33aとされている。
【0022】そして、各固定ピン26,27,28が各
固定孔15,21,22に圧入される際、各固定ピン2
6,27,28と各固定孔15,21,22とが一致す
べく、挿入ガイド33aでスプリング押圧部32を所定
位置にガイドするように構成されている。
【0023】また、この各スプリング押圧部32の押圧
部嵌合溝33内への嵌合により、各ガイドテーパ32a
によって収容凹部11に収容された各スプリング4が前
方に漸次押圧され、最終的に圧縮状態でスプリング押圧
部32に保持されるように構成されている。
【0024】前記ブーツ8は、光ファイバ2に套嵌され
ており、収容凹部11の後端側の開口を閉鎖すべく、コ
ネクタハウジング7側の端部が幅広で、他端方向に漸次
幅狭とされた平面視ほぼ三角形状に構成され、例えば塩
化ビニル系エラストマーにより成形され、柔軟性を有す
る構造とされている。
【0025】また、ブーツ8外周面には前後方向に離隔
して複数の突条8aが形成されており、前後方向中間部
よりコネクタハウジング7側の肉厚は比較的厚肉に形成
され、反対側の幅狭側の端部の肉厚は、薄肉に形成さ
れ、特に幅狭側終端縁部は極端な薄肉に形成されてい
る。ここに、ブーツ8の中間部よりコネクタハウジング
7側は曲がり難く、他端部では曲がりやすく構成され
る。
【0026】さらに、ブーツ8のコネクタハウジング7
側端部には、コネクタハウジング7内に挿入される角筒
形状の挿入係止部8bが前方突出状に設けられており、
その挿入係止部8bの上面側および下面側に、それぞれ
対応して左右方向に複数の被係止凹凸部としての凹部3
5a,35b,35cが形成されている。またこの際、
中央の凹部35bは上下方向に貫通する貫通孔とされて
いる。
【0027】一方、コネクタハウジング7のブーツ8の
挿入係止部8bが挿入される位置に対応するコネクタボ
ディ5の底壁部23後端縁部およびコネクタカバー6の
内面側後端縁部には、前記各凹部35a,35b,35
cに対応して、それぞれ左右方向に複数の係止用凹凸部
としての係止突部36a,36b,36c,37a,3
7b,37cが突設されている。また、中央の凹部35
bに対応するコネクタカバー6側の中央の係止突部37
bはその両側の係止突部37a,37cより長く突設さ
れた貫通突起とされ、コネクタボディ5に対するコネク
タカバー6の装着状態で、ブーツ8の中央の凹部35b
を貫通してコネクタボディ5側中央の係止突部36b突
出端面に当接するように構成されている。
【0028】なお、前記長く突設された係止突部37b
は凹部35bに対する貫通が容易となるべく、突出端方
向に漸次薄肉となるテーパ状に構成されている。
【0029】本実施形態は以上のように構成されてお
り、光ファイバ2の端部に装着されたフェルール3およ
びスプリング4のコネクタボィ5への装着は、フェルー
ル3およびスプリング4を収容凹部11内に挿入し、フ
ェルール3の先端部を、前壁部12に設けられた貫通孔
12aおよび接続筒部13を介して、接続筒部13の前
端部からそれぞれ突出させることによって行われる。
【0030】フェルール3およびスプリング4が装着さ
れると、コネクタボディ5にコネクタカバー6を装着す
る。この際、コネクタボディ5の各係止突部36a,3
6b,36cにブーツ8の下面側の各凹部35a,35
b,35cを嵌合係止させておく。
【0031】このコネクタカバー6の装着によって、フ
ェルール3の外周に遊嵌されているスプリング4は、フ
ェルール3の外周に形成された鍔部3aと、スプリング
押圧部32とで圧縮状態とされ、この弾発力によりフェ
ルール3をその先端方向に付勢するように構成されてい
る。
【0032】また、各固定ピン26,27,28は各固
定孔15,21,22に圧入され、各係止突部37a,
37b,37cはブーツ8の上面側の各凹部35a,3
5b,35cに嵌合係止され、ここに、光コネクタ1が
組み付けられる。
【0033】以上のように、コネクタハウジング7に対
するブーツ8の取付けに際して、コネクタボディ5側の
各係止突部36a,36b,36cに、ブーツ8の挿入
係止部8b下面側の各凹部35a,35b,35cを嵌
合係止させた状態で、コネクタボディ5にコネクタカバ
ー6を装着すれば、コネクタカバー6の各係止突部37
a,37b,37cが挿入係止部8b上面側の各凹部3
5a,35b,35cに嵌合係止され、ここに、上下の
各係止突部36a,36b,36c,37a,37b,
37cと各凹部35a,35b,35cとの嵌合係止に
より、ブーツ8はコネクタハウジング7に抜止め係止さ
れるため、ブーツ8の取付けが容易に行える。この際、
上下の各係止突部36a,36b,36c,37a,3
7b,37cと各凹部35a,35b,35cとがそれ
ぞれ嵌合係止されており、各凹部35a,35b,35
c間に位置するいわゆる凸部は補強リブとして機能し、
引っ張り力に対しても良好な結合力が発揮できる利点が
ある。
【0034】また、本実施形態では、ブーツ8側の中央
の凹部35bが貫通孔とされ、対応するコネクタカバー
6側の中央の係止突部37bがその凹部35bを貫通す
る長い貫通突起とされているため、コネクタハウジング
7とブーツ8との結合力がより強固となり、ブーツ8の
離脱がより確実に防止できる。
【0035】さらに、ブーツ8が柔軟性を有するエラス
トマーよりなり、中間部よりコネクタハウジング7側を
厚肉に構成し、他端側を薄肉に構成しているため、光フ
ァイバ2の曲がり位置が規制でき、フェルール3近辺で
の光ファイバ2の曲がりが有効に防止でき、光ファイバ
2が有効に保護できる。また、他端終端縁部をより薄肉
に構成しているため、ブーツ8出口付近での光ファイバ
2の急激な曲がりも有効に防止でき、ここに、光ファイ
バ2に対する無理な曲げが防止でき、この点からも光フ
ァイバ2の保護が図れる。
【0036】また、各固定ピン26,27,28を各固
定孔15,21,22に圧入することによってコネクタ
カバー6をコネクタボディ5へ固定する構成であり、固
定のためのネジ等が必要なく、部品点数が削減され、光
コネクタ1の組み付けを簡単かつ迅速に行うことができ
る。この際、コネクタボディ6の段差部19によってコ
ネクタカバー6の挿入量が規制されるので、組み付け時
に、圧入し過ぎにより光コネクタ1を破損するという事
態を有効に防止することができ、常に一定の位置でコネ
クタカバー6をコネクタボディ5に固定することができ
る。
【0037】この際、コネクタボディ5に対するコネク
タカバー6の組み付け方向と、フェルール3の鍔部3a
とスプリング押圧部32間で圧縮状態で保持されている
スプリング4の付勢方向とが異なるため、長期の使用に
よっても自然分解が起こるおそれが有効に回避できる。
【0038】さらに、コネクタボディ5およびコネクタ
カバー6にそれぞれ設けた位置決め突部14および位置
決め突部30によって隙間を閉鎖する構造であり、コネ
クタハウジング7内部へ埃等が侵入するのを有効に防止
することができる。
【0039】図9および図10は第2の実施形態を示し
ており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0040】本実施形態においては、コネクタボディ5
側の中央の係止突部36bが、前後方向中央部に割溝3
6dを有し、その前後にそれぞれ左右方向に伸びる一対
の後係止突部36eと前係止突部36fとを備えてなる
構成とされている。
【0041】また、対応するコネクタカバー6側の中央
の係止突部37bは、その先端部に舌片部37dが備え
られており、コネクタボディ5にコネクタカバー6が装
着された際、図11に示される如く、後係止突部36e
と前係止突部36f間の割溝36d内に舌片部37dが
嵌入される構造とされている。
【0042】ここに、後端側の後係止突部36eは、ブ
ーツ8にコネクタハウジング7からの抜け方向の力、即
ち引っ張り力が作用した際に、舌片部37dに抜け方向
側から当接し、係止突部37bの変形を規制する支持突
起として作用する。
【0043】従って、ブーツ8に引っ張り力が作用した
際、コネクタカバー6側より片持ち状態で突設された係
止突部37bの遊端側が後係止突部36eで支持され、
ここに係止突部37bがいわゆるその両端部で支持され
る構成となり、係止突部37bの折損が有効に防止でき
る。
【0044】図12は第3の実施形態を示しており、前
記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0045】即ち、前記第2の実施形態においては、係
止突部37bの舌片部37dが係止突部36eと係止突
部36fとの間に嵌入される構造としているが、この第
3の実施形態においては後係止突部36eのみの構成と
されている。
【0046】そしてこの場合も、第2の実施形態と同様
に、係止突部37bに対する支持機能を発揮でき、同様
の効果が得られる。
【0047】なお、上記各実施形態においては、ブーツ
8の挿入係止部8bに形成された貫通孔(凹部35b)
に貫通される貫通突起(係止突部37b)をコネクタカ
バー6側に設けた構造を示しているが、コネクタボディ
5側に設ける構造であってもよく、コネクタボディ5お
よびコネクタカバー6の双方に設ける構造であってもよ
い。
【0048】また、コネクタカバー6に固定ピン26,
27,28、コネクタボディ5に固定孔15,21,2
2を設けた構造を示しているが、逆にコネクタカバー6
に固定孔、コネクタボディ5に固定ピンを設ける構造と
してもよく、さらには、コネクタボディ5とコネクタカ
バー6とをネジ止めや接着剤で固定する構造であっても
よい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の光コネクタのブ
ーツ取付構造によれば、コネクタボディとコネクタカバ
ーの双方に、複数の係止突部が形成され、コネクタボデ
ィまたはコネクタカバー、もしくはコネクタボディとコ
ネクタカバーの双方における中央の係止突部はその両側
の係止突部より長く突設された貫通突起とされ、ブーツ
の挿入部分に各係止突部が抜止め係止される複数の被係
止凹部が形成されると共に、中央の被係止凹部は貫通孔
とされ、コネクタボディに対するコネクタカバーの装着
状態で、貫通突起とされた中央の係止突部がブーツ中央
の被係止凹部を貫通して対応する係止突部に当接される
ものであり、コネクタボディにコネクタカバーを装着す
ることによって、ブーツの各被係止凹部にコネクタハウ
ジング側の各係止突部を抜止め係止させることができ、
ブーツの取付けが容易に行えると共に、各被係止凹部間
に位置するいわゆる凸部は補強リブとして機能し、ブー
ツに対する引っ張り力に対しても良好な結合力が発揮で
きるという利点がある。しかも、ブーツ側の中央の被係
止凹部は貫通孔とされ、対応する中央の係止突部がその
被係止凹部を貫通する長い貫通突起とされているため、
コネクタハウジングとブーツとの結合力がより強固とな
り、ブーツの離脱がより確実に防止できるという利点が
ある。
【0050】また、コネクタボディ側の中央の係止突部
が、前後方向中央部に割溝を有し、その前後にそれぞれ
左右方向に伸びる一対の後係止突部と前係止突部とを備
え、対応するコネクタカバー側の中央の係止突部は、貫
通突起とされてその先端部に舌片部が備えられ、コネク
タボディにコネクタカバーが装着された際、後係止突部
と前係止突部間の割溝内に舌片部が嵌入される構造とす
れば、ブーツに抜け方向の力が作用した際、片持ち状態
で突設された貫通突起の遊端側が後係止突部で支持さ
れ、ここに貫通突起がいわゆるその両端部で支持される
構成となり、貫通突起の折損が有効に防止できるという
利点がある。
【0051】さらに、コネクタカバー側の中央の係止突
部は、貫通突起とされてその先端部に舌片部が備えら
れ、対応するコネクタボディ側の中央の係止突部は、舌
片部に、コネクタハウジングに対するブーツの抜け方向
側より当接する後係止突部とされてなる構造としても、
上記同様、ブーツに抜け方向の力が作用した際、片持ち
状態で突設された貫通突起の遊端側が後係止突部で支持
され、ここに貫通突起がいわゆるその両端部で支持され
る構成となり、貫通突起の折損が有効に防止できるとい
う利点がある。
【0052】また、ブーツはエラストマーよりなり、ブ
ーツのフェルール側端部とは反対側に位置する端部が薄
肉に形成されてなる構造とすれば、エラストマーの柔軟
性により光ファイバの無理な曲がりが有効に防止でき、
光ファイバの保護が図れると共に、ブーツ出口付近での
光ファイバの急激な曲がりが有効に防止でき、この点か
らも光ファイバの保護が図れるという利点がある。
【0053】さらに、前記貫通突起の突出端に対向する
コネクタボディ側もしくはコネクタカバー側に、コネク
タハウジングに対するブーツの抜け方向側より当接する
支持突起が形成されてなる構造とすれば、ブーツに抜け
方向の力が作用した際、片持ち状態で突設された貫通突
起の遊端側が支持突起で支持され、ここに貫通突起がい
わゆるその両端部で支持される構成となり、貫通突起の
折損が有効に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】光コネクタの組み付け状態の斜視図である。
【図3】コネクタボディの斜視図である。
【図4】コネクタカバーの斜視図である。
【図5】ブーツの平面図である。
【図6】ブーツの側面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面矢視図である。
【図8】図6のVIII−VIII線断面矢視図であ
る。
【図9】第2の実施形態におけるコネクタボディの斜視
図である。
【図10】同コネクタカバーの斜視図である。
【図11】同組み付け状態の要部斜視図である。
【図12】第3の実施形態における組み付け状態の要部
斜視図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ 2 光ファイバ 3 フェルール 4 スプリング 5 コネクタボディ 6 コネクタカバー 7 コネクタハウジング 8 ブーツ 8b 挿入係止部 11 収容凹部 12 前壁部 35a,35b,35c 凹部 36a,36b,36c 係止突部 36d 割溝 36e 後係止突部 36f 前係止突部 37a,37b,37c 係止突部 37d 舌片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−122567(JP,A) 特開 平6−59156(JP,A) 実開 平5−21214(JP,U) 実開 昭61−56604(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 - 6/43 H01R 13/40 - 13/533

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの端部に装着されたフェルー
    ルと該フェルールをその先端方向に付勢する付勢手段と
    を収容する上方に開口する収容凹部を有し、この収容凹
    部の一方側の壁部より前記フェルールの先端部を突出さ
    せた状態で抜止め保持するコネクタボディと、前記収容
    凹部の前記開口を閉鎖してコネクタボディに装着される
    コネクタカバーとからなるコネクタハウジングを備え、 光ファイバに套嵌されたブーツのフェルール側端部が前
    記コネクタハウジング内に挿入されて抜止め係止されて
    なる光コネクタのブーツ取付構造において、前記コネクタボディとコネクタカバーの双方に、複数の
    係止突部が形成され、コネクタボディまたはコネクタカ
    バー、もしくはコネクタボディとコネクタカバーの双方
    における中央の係止突部はその両側の係止突部より長く
    突設された貫通突起とされ、 前記ブーツの前記挿入部分に前記各係止突部が抜止め係
    止される複数の被係止凹部が形成されると共に、中央の
    被係止凹部は貫通孔とされ、 コネクタボディに対するコネクタカバーの装着状態で、
    前記貫通突起とされた中央の係止突部がブーツ中央の被
    係止凹部を貫通して対応する係止突部に当接される こと
    を特徴とする光コネクタのブーツ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタボディ側の中央の係止突部
    が、前後方向中央部に割溝を有し、その前後にそれぞれ
    左右方向に伸びる一対の後係止突部と前係止突部とを備
    え、 対応する前記コネクタカバー側の中央の係止突部は、前
    記貫通突起とされてその先端部に舌片部が備えられ、 コネクタボディにコネクタカバーが装着された際、後係
    止突部と前係止突部間の割溝内に舌片部が嵌入される
    とを特徴とする請求項1記載の光コネクタのブーツ取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記コネクタカバー側の中央の係止突部
    は、前記貫通突起とされてその先端部に舌片部が備えら
    れ、 対応する前記コネクタボディ側の中央の係止突部は、前
    記舌片部に、前記コネクタハウジングに対する前記ブー
    ツの抜け方向側より当接する後係止突部とされ てなる
    とを特徴とする請求項1記載の光コネクタのブーツ取付
    構造。
  4. 【請求項4】 前記ブーツはエラストマーよりなり、前
    記ブーツのフェルール側端部とは反対側に位置する端部
    が薄肉に形成されてなることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の光コネクタのブーツ取付構造。
  5. 【請求項5】 前記貫通突起の突出端に対向するコネク
    タボディ側もしくはコネクタカバー側に、前記コネクタ
    ハウジングに対する前記ブーツの抜け方向側より当接す
    る支持突起が形成されてなることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の光コネクタのブーツ取付構
    造。
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