JP3258608B2 - 内燃機関の気筒内漏水・漏油検知システム - Google Patents

内燃機関の気筒内漏水・漏油検知システム

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JP3258608B2
JP3258608B2 JP23884797A JP23884797A JP3258608B2 JP 3258608 B2 JP3258608 B2 JP 3258608B2 JP 23884797 A JP23884797 A JP 23884797A JP 23884797 A JP23884797 A JP 23884797A JP 3258608 B2 JP3258608 B2 JP 3258608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関における気
筒内の漏水・漏油を検知する検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関において、吸気弁・排気
弁あるいは燃料噴射弁の周辺に損傷が生じた場合、冷却
水か燃料油が気筒内(燃焼室30内)に侵入してピスト
ン3の上面等に溜まることがあり、このような漏水、漏
油が発生して非圧縮性の液体が気筒内に多量に存在する
と、機関の始動時にシリンダライナ、シリンダカバー等
を破壊するという事故が誘発される。このような事故の
発生を防止するため、前記ディーゼル機関においては、
機関を始動する前に気筒内における漏水・漏油の有無を
確認している。
【0003】一方、かかるディーゼル機関においては、
近年ターニング及びエアラン(空気始動)の自動化がと
みに要求されているが、これに対処するには、前記のよ
うな、気筒内における漏水・漏油を自動的に検知可能と
することが必須となる。
【0004】図8は、従来より行われているディーゼル
機関の気筒内における漏水・漏油を検知する手段の1例
を示す。同図において、1はシリンダカバー、2はシリ
ンダ、3はピストン、30は燃焼室、4は燃焼室30内
のガス圧力検出用のガス抽出管、6は該ガス抽出管4の
管端に取付けられる指圧器である。図8に示すように、
従来はガス抽出管4から指圧器6を取り外してからイン
ジケータバルブ5を開き、ターニング時あるいはエアラ
ン時に燃焼室30内から噴出してくるガス39を点検者
が目視することにより、漏水・漏油の有無を確認してい
た。尚、かかる確認後は、インジケータバルブ5を閉
じ、必要に応じて指圧器6を取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の手段のように、気筒内からガスを噴出させて目視に
て漏水・漏油を確認する手段にあっては、次のような問
題点がある。
【0006】(1)漏水・漏油の検知、確認、及び指圧
器6の脱着のために機関側に作業者を配置する必要があ
るため、作業工数がかかり、また安全面での懸念もあ
る。
【0007】(2)点検が目視であるため、漏水・漏油
が少量の場合にはその確認が困難であり、検知精度が低
い。
【0008】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、気
筒内の漏水・漏油の有無及びその状況を自動的に検知可
能として、作業工数を低減するとともに安全性を高め、
少ない漏水・漏油量でも正確に検知できる内燃機関の気
筒内漏水・漏油検知システムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、その第1発明として、内燃機関のインジケ
ータバルブより噴出するガスを指圧器(インジケータ)
とともに、光電変換センサに導入し、該センサ内に導入
されたガス中に含まれる水分と油分との含有量を透光率
変化として捉えて、気筒内の漏水及び漏油状態を検知す
る事を特徴とする。即ち、より具体的に説明するに、気
筒内と指圧器とを接続し、インジケータバルブにより開
閉されるガス抽出管を備えた内燃機関において、前記ガ
ス抽出管の前記インジケータバルブの下流側から分岐さ
れたガス管と、該ガス管の出口端に接続されて気筒内ガ
スが導入可能とされ、該気筒内ガスに光を通すことによ
り該ガス中の水分及び油分を検知する、発光部と受光セ
ンサからなる光電変換センサとを備え、該センサの発光
部から発光した光を前記ガス内に透過せしめ、この透過
光を受光センサにて透光率変化として捉えて受光し、電
気信号に変換するように構成したものである。
【0010】かかる発明によれば、気筒内ガスを光電変
換センサに流すとともに該センサの発光部から発光した
光を前記ガスを透過さしめて受光センサにて受光して透
光率に対応した電気信号に変換する。そして漏水・漏油
があるときにおける透光率の低下を検知し、その低下の
度合いによって漏水・漏油の有無及びその量を検知す
る。
【0011】この場合、漏水、漏油の区別は透光率の低
下の度合いで判別が出来る。漏油の場合はほとんど光を
通さないために、透光率はほとんどゼロとなる。漏水の
場合は漏油の場合に比較して透光率の低下は小さい。水
と油が混じっている場合は油だけの場合と水だけの場合
の中間の透光率となる。
【0012】従って本発明は透光率変化で漏水、漏油の
判別が出来るために、従来技術に較べて作業工数が少な
くて済み、また、少ない漏水・漏油量でも極めて高い精
度で而も定量的に検知することができる。また、船舶等
の場合に機関から遠隔配置されたコントロールブリッジ
にて漏水・漏油の検知が可能となるので安全性が向上す
る。さらに、ガス抽出管から分岐したガス管を指圧器及
びセンサに接続するので、指圧器とセンサとを一体化す
ることが可能となるとともに、起動時及び運転時に指圧
器とセンサとを交換することを要さず、作業能率が向上
する。
【0013】また、本発明の第2発明は、内燃機関のイ
ンジケータバルブより噴出するガスを指圧器(インジケ
ータ)とともに、透磁率検知センサに導入し、該センサ
内に導入されたガス中に含まれる水分と油分との含有量
を透磁率変化として捉えて、気筒内の漏水及び漏油状態
を検知する事を特徴とする。即ち、より具体的に説明す
るに、前記内燃機関において、ガス抽出管の前記インジ
ケータバルブの下流側から分岐されたガス管と、該ガス
管の出口端に接続されて気筒内ガスが導入可能にされ、
液体を吸収保持可能なポリマ等が充填された中空体及び
該中空体の外周に巻回された電磁コイルを有し、前記中
空体内に前記気筒内ガスを通す事により該中空体内に保
持されたガス中の水分及び油分の透磁率の変化を検知す
る透磁率検知センサとを備え、前記透磁率の変化に基づ
いて気筒内の漏水及び漏油状態を検知する事を特徴とす
る。かかる発明においても、漏水、漏油の区別は透磁率
の低下の度合いで判別が出来る。漏油の場合は油分は分
極しにくいために、透磁率の低下は著しい。漏水の場合
は漏油の場合に比較して透磁率の低下は小さい。水と油
が混じっている場合は油だけの場合と水だけの場合の中
間の透磁率となる。又漏水・漏油量を定量的に検知する
には、予め校正曲線を作成しておく必要がある。
【0014】かかる発明によれば、前記第1発明と同様
な作用(あるいは効果)の他、漏水、漏油中には燃焼の
不完全燃焼に由来するカーボンが多量に含まれるため比
較的大きな透磁率の変化がある。従って、透磁率の変化
は第1実施形態における透光率の変化よりも顕著に現わ
れるので、より高精度での漏水・漏油の検知が可能とな
るという作用、効果をなす。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0016】図7は本発明の第1・第2実施形態に係る
ディーゼル機関の気筒内漏水・漏油検知システムの全体
構成図である。図7において、17はディーゼル機関、
1は該ディーゼル機関17のシリンダカバーであり、該
シリンダカバー1には気筒内(燃焼室30内)ガス抽出
用のガス抽出管4が取付けられている。前記ガス抽出管
4の出口端は指圧器6側のガス管4bと後述する光電変
換センサ7あるいは透磁率検知センサ11等のセンサ側
のガス管4aとに分岐されている。
【0017】前記ガス管4a及び4bの管径は、指圧器
6の筒内圧力測定精度が低下しないように、かつ光電変
換あるいは透磁率検知センサ7、11での漏水・漏油の
正確な検知が可能なように設定され、通常、指圧器6へ
のガス管4bの管径を光電変換センサ7及び透磁率検知
センサ11へのガス管4aの管径よりも大きく設定す
る。22は船舶等におけるコントロールブリッジであ
り、該ブリッジ22と前記光電変換センサ7あるいは透
磁率検知センサ11とは有線の信号回線20で結線され
るとともに、前記センサ7あるいは11に取付けられた
送信アンテナ18とコントロールブリッジ22に取付け
られた受信アンテナ29との間の電波35によっても信
号伝達ができるようになっている。
【0018】本発明の第1実施形態においては、図7に
おけるセンサとして光電変換センサ7を備えている。即
ち図1〜図3は本発明の第1実施形態に係るディーゼル
機関の気筒内漏水・漏油検知システムを示し、図1はそ
の主要部構成図、図2は光電変換センサの構成図、図3
は透光率と漏水・漏油量との関係線図である。
【0019】図1において、1はディーゼル機関17の
シリンダカバー、2はシリンダライナ、3はピストン、
30は燃焼室、4は該燃焼室30内のガスを抽出するた
めのガス抽出管である。5は該ガス抽出管4の管路を開
閉するインジケータバルブであり、該ガス抽出管4は、
該インジケータバルブ5の下流側(出口側)において2
つのガス管4a、4bに分岐されている。そして、一方
側のガス管4bには指圧器6が接続され、他方側のガス
管4aには光電変換センサ(以下光センサと略称する)
7が接続されている。該光センサ7からの電気信号は図
7に示すように、信号回線20及び送信アンテナ18に
よってコントロールブリッジ22に伝送される。
【0020】前記光センサ7の詳細を示す図2におい
て、8は透明ガラス等の光を通過させ得る透明管であ
り、該透明管8には前記ガス管4aが接続され、ガス管
4aを経た空気等の気筒内ガスが透明管8内を通過する
が漏水及び漏油が透明管8内に溜まるように、先端8a
が絞られているか若しくは多孔質部材が取付けられてい
る。前記透明管8の前方には光を発光する発光部9が設
置され、また透明管8の後方には該透明管8を経た光を
受光して受光量に対応した信号出力を行なう受光センサ
10が設置されている。14aは前記発光部9の電源、
14bは受光センサ10の電源である。そして前記受光
センサ10からの出力信号は、信号回線20を介して、
あるいは、不図示の送信器より送信アンテナ18(図7
参照)を介して、前記コントロールブリッジ22(図7
参照)に設けられたコンピュータ(図示省略)に伝送さ
れるようになっている。
【0021】かかる構成からなるディーゼル機関の気筒
内漏水・漏油検知システムの動作につき説明するに、デ
ィーゼル機関17のターニングあるいはエアラン時にイ
ンジケータバルブ5を開くと、燃焼室30からガス抽出
管4に噴き出した空気は、ガス管4bとガス管4aとに
分岐される。管径の大きい側のガス管4bに流入した空
気32は指圧器6に達することにより、燃焼室30内に
の圧力が正しく検知される。また管径の小さい側のガス
管4aに流入した空気31は光センサ7の透明管8内に
流入して前記空気31中に含有する漏水及び漏油が透明
管8内に溜まる。
【0022】一方、一定の強度で発光する発光部9(例
えば発光ダイオード)から出た光33は透明管8を通過
して受光センサ10(例えば光電変換素子)に入光す
る。この際において、透明管8内には前記空気31が導
入されており、空気中に漏水あるいは漏油による水分あ
るいは油分が含まれているときには、これらが透明管8
内に溜まるため、透明管8を透過して受光センサ10に
到達する光34強度、言換えれば透光率が低下し、この
透光率に対応して受光センサ出力が変化する。受光セン
サ10の透光率34に対応して変化する受光センサ出力
は信号回線20あるいは送信アンテナ18からコントロ
ールブリッジ22(図7参照)に伝送される。
【0023】ここで、透光率とは発光部9よりの光出力
を100%とした場合の受光センサ10側の受光出力割
合を指し、従って透明管8により僅かに光損耗があるた
めに、漏水、漏油が無い場合でも必ずしも透光率が10
0%とは限らない。そして前記受光センサ10出力に基
づいて前記コントロールブリッジ22のコンピュータに
て透光率を演算し、気筒内における漏水・漏油の有無及
び漏水・漏油量を判別する。
【0024】図3に前記透光率の1例を示す。同図にお
いてA1は漏油の透光率変化、B1は漏水の透光率変化
を示す。図3A1の線図において、漏油が前記透明管8
内面に付着初期は光を通しているため、図3のa1 に示
すように透光率は高い。しかしながら漏油が前記透明管
8内にある程度滞留してくると、図3のb1 の領域に示
すように徐々に透光率が低下し、十分に充満した段階で
図3のc1 に示すように透光率が殆ど0となる。漏水B
1のみの場合は前記透明管8内面に付着初期は光を通し
ているため、図3のa1 に示すように透光率は高い。し
かしながら漏水が前記透明管8内にある程度滞留してく
ると、図3のb1 の領域に示すように徐々に透光率が低
下し、十分に充満した段階で図3のc1 に示すように透
光率の低下が一定するが漏油の場合に較べて図3の
1、c1の領域に示すように透光率の低下は小さい。さ
らに漏水と漏油とが発生している場合にはその中間であ
る。この漏水・漏油量は図3のb1 の領域に示すように
前記透明管8の透光率の変化している範囲において、定
量的に評価出来る。
【0025】以上のようにかかる第1実施形態において
は、透明管8内を燃焼室30から抽出された漏水・漏油
を含むガス(空気)を通し、このガスに発光部9からの
光を通して透過後の光を受光センサ10にて受光しその
センサ出力の度合いによって、漏水・漏油の有無を判定
するので、漏水・漏油量が少なくても、従来技術に較べ
て極めて高い精度で漏水・漏油の有無を検知することが
できる。
【0026】図4〜図6は本発明の第2実施形態に係る
気筒内漏水・漏油検知システムである。この実施形態に
おいては、前記第1実施形態における光電変換センサ7
に代えて透磁率検知センサ11を設けている。その他の
構成は前記第1実施形態と同様である。
【0027】即ち図4において、前記ガス抽出管4から
指圧器6へのガス管4bに対して分岐されたガス管4a
の出口端には、透磁率検知センサ11が接続される。該
透磁率検知センサ11は図5のように構成されており、
同図において、28は非磁性材からなる管状中空体であ
り、該中空管体28内には、ポリマ等の液体を吸収保持
可能な媒質12が充填されており、前記ガス管4bを経
て気筒内のガス(空気)31が管状中空体28に導入さ
れ、該中空体28の内部の媒質12に漏水・漏油を吸収
保持される。
【0028】13は前記中空体28の外周に巻回された
電磁コイルであり、該コイル13には、電源14及びこ
れと直列に電流計15が、並びに電圧計16が並列に接
続されている。
【0029】かかる第2実施形態の漏水・漏油検知シス
テムにおいて、前記第1実施形態と同様前記ディーゼル
機関17のターニングあるいはエアラン時にインジケー
タバルブ5を開くと、燃焼室30内の空気はガス抽出管
4及びガス管4aを経て透磁率検知センサ11の中空体
28内に流入し、前記空気31中に含有する漏水及び漏
油が中空体28の内部の媒質12に吸収保持される。一
方、電源14のスイッチをONとして前記コイル13に
通電すると、中空体28の媒質12に吸収保持された漏
水あるいは漏油には不完全燃焼に伴なうカーボンが含有
されているために、該カーボンに起因する透磁率変化
が、前記コイル13より出力される起電力変化として現
れる。かかる透磁率の変化によるコイル13起電力変化
は、信号回線20あるいは送信アンテナ18によってコ
ントロールブリッジ22に伝送されるとともに、電流計
15又は電圧計16に表示される。前記コントロールブ
リッジ22においては、漏水・漏油の有無を前記起電力
変化に基づいて漏水・漏油の有無を判別する。即ち漏水
・漏油がある場合は、これが無い場合に較べ前記透磁率
が低下するので、この透磁率の低下の度合いをコイル1
3よりの起電力変化として検出することにより漏水・漏
油の有無及びその定量的数値を検知する。
【0030】図6に前記透磁率の1例を示す。同図にお
いて、Aは漏油、Bは漏水を示す。図6において、漏油
の場合は油分が分極し難いため同図Aに示すように透磁
率の変化は少なく、漏水の場合は同図Bに示すように透
磁率の変化が大きい。図6におけるa2 の領域は漏水の
みあるいは漏水・漏油共に有る場合、b2 の領域は漏油
のみが有る場合、c2 の領域は漏水・漏油ともに無い場
合を示す。かかる実施例において漏水・漏油量を定量的
に検知するには、予め校正曲線を作成し、前記透図6の
グラフと併用することにより検知する。
【0031】この実施形態では、前記第1実施形態にお
ける透光率の変化よりも透磁率の変化が顕著に現われる
ので、高精度での漏水・漏油の検知が可能となる。
【0032】以上述べた第1、第2実施形態において、
指圧器6と光センサ7、並びに指圧器6と透磁率検知セ
ンサ11を夫々単一のケースに収納して一体化すること
も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、気筒
内ガスに光を透過し、あるいは電磁コイル内に気筒内ガ
スを通すことにより、気筒内ガス中の漏水・漏油を自動
的に検知するので、従来技術に較べて作業工数が少なく
て済むとともに、極めて高い精度で以って漏水・漏油の
有無を定量的に検知することができる。また、機関から
遠隔配置されたコントロールブリッジにて漏水・漏油の
検知が可能であるので、高い安全性を有する。
【0034】また請求項2のように構成するれば、漏水
・漏油によって透磁率の変化が顕著に現われるので、よ
り高精度で漏水・漏油の有無を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るディーゼル機関の
気筒内漏水・漏油検知システムの要部構成図である。
【図2】上記第1実施形態における光電変換センサの構
成図である。
【図3】上記第1実施形態における透光率と漏水・漏油
量との関係線図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する図
である。
【図5】上記第2実施形態における透磁率検知センサの
構成図である。
【図6】上記第2実施形態における透磁率と漏水・漏油
量との関係線図である。
【図7】本発明の第1、第2実施形態の全体構成図であ
る。
【図8】従来のディーゼル機関の気筒内における漏水・
漏油検知システムの要部構成図である。
【符号の説明】
5 インジケータバルブ 6 指圧器 7 光電変換センサ 11 透磁率検知センサ 17 ディーゼル機関 30 燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01M 15/00 G01M 15/00 Z G01N 21/59 G01N 21/59 Z (56)参考文献 特開 昭63−234132(JP,A) 特開 平2−35326(JP,A) 特開 平3−107673(JP,A) 特開 平3−272429(JP,A) 実開 昭63−199045(JP,U) 実開 昭63−195246(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/04 F01M 1/18 F01P 11/14 F02B 77/08 G01M 3/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のインジケータバルブより噴出
    するガスを指圧器(インジケータ)とともに、光電変換
    センサに導入し、該センサ内に導入されたガス中に含ま
    れる水分と油分との含有量を透光率変化として捉えて、
    気筒内の漏水及び漏油状態を検知する事を特徴とする内
    燃機関の気筒内漏水・漏油検知システム。
  2. 【請求項2】 内燃機関のインジケータバルブより噴出
    するガスを指圧器(インジケータ)とともに、透磁率検
    知センサに導入し、該センサ内に導入されたガス中に含
    まれる水分と油分との含有量を透磁率変化として捉え
    て、気筒内の漏水及び漏油状態を検知する事を特徴とす
    る内燃機関の気筒内漏水・漏油検知システム。
JP23884797A 1997-08-20 1997-08-20 内燃機関の気筒内漏水・漏油検知システム Expired - Fee Related JP3258608B2 (ja)

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