JP3258180B2 - 帯電装置の設計方法 - Google Patents

帯電装置の設計方法

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JP3258180B2 JP25365194A JP25365194A JP3258180B2 JP 3258180 B2 JP3258180 B2 JP 3258180B2 JP 25365194 A JP25365194 A JP 25365194A JP 25365194 A JP25365194 A JP 25365194A JP 3258180 B2 JP3258180 B2 JP 3258180B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複写機,プリ
ンタ等の電子写真装置において、コロナ放電現象を利用
して感光体等の被帯電物を均一に帯電させるコロナ放電
方式の帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機,プリンタ等の電子写真装
置に用いられる帯電装置として、複数の針状または鋸歯
状に形成した放電電極を用いたコロナ放電方式の帯電装
置が提案されている。この形式の帯電装置は、ワイヤ方
式のものに比べ顕著な構造的および作動的利点を有して
おり、比較的構造的強度が高くかつ駆動電圧が低い利点
がある。
【0003】しかしながら、一つ一つの針状または鋸歯
状の放電極先端の形状のばらつき、破損、汚染等によ
り、各放電電極間での放電が不均一であり、均一な帯電
を得るためには必要以上に高い印加電流を流さなければ
ならず、ワイヤ方式の1/5程度ではあるが依然として
オゾンの発生量が多い問題がある。なお、以下文中にお
いて流れ込み電流,放電電流という表現を用いることが
あるが、印加電流と同じものである。
【0004】この問題の解決法の一つとして、特開平5
−2314号公報に開示されているように、放電電極の
各々を別個の抵抗を介して電源に接続することにより、
放電電極の各々に流れる電流を制御、安定化する技術が
知られている。
【0005】この種の帯電装置の一例を図19に示す。
図19(A)は帯電装置の構成を示す図、図19(B)
はその回路図である。絶縁性基板1上にコモン電極2が
形成され、コモン電極2と一定間隔を隔てて複数の放電
電極3がピッチP(2mm程度)の間隔で配設されてい
る。コモン電極2には高圧電源+Vccが接続され、コ
モン電極2と各々の放電電極3との間には抵抗体5(抵
抗値:Rc)が挿入されている。これにより、抵抗体5
がコモン電極2に印加された電圧を一定電圧降下させ、
各放電電極3を流れる放電電流を安定化させる。これに
より、印加電流を低くすることができる。なお、抵抗体
5はチップ抵抗、またはカーボン等が含有された高分子
有機材料等で構成される。
【0006】図20は同帯電装置を有する電子写真装置
の要部構成例を示した図である。感光体12は、アルミ
ニウム等の導電性材料を素材としたドラム状の基体を回
転自在に軸支し、基体表面にOPC(有機感光材料)か
らなる光導電層を形成したものであり、図中矢印方向に
回転駆動される。感光体12の周囲には、感光体12の
表面を均一帯電するための帯電装置10、感光体12表
面に対してトナー付着を行う現像装置14、感光体12
上に付着されたトナーを用紙15に転写させるための帯
電装置(転写装置)11、感光体12表面の残留トナー
を除去するクリーナ16、感光体12表面を除電する除
電装置17、がこの順に配置されている。なお、感光体
12は、帯電装置10と現像装置14との間において図
外の光学系装置から導かれる造像光(原稿反射光やレー
ザ光,LED光等)により露光され、静電潜像が形成さ
れる。帯電装置10,11として図19に示した帯電装
置が適用されている。10a,11aはシールドケース
である。また、帯電装置10には図中破線部で示すよう
に、グリッド電極15aを有するグリッド装置15を備
えてもよい。グリッド電極15aには、感光体12の表
面を均一帯電するための電圧が印加される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
帯電装置には次のような問題があった。
【0008】上記した帯電装置では、放電ギャップ(感
光体と放電電極との間隔)を適切な値に設定する必要が
あるが、その場合に、 放電ギャップを広くし過ぎる
と、所定値Vo以上の表面電位を得るために印加電流を
高くしなければならず、オゾンの発生量,消費電力の増
加に繋がる。また放電ギャップを狭くし過ぎた場合にも
表面電位ばらつきが大きくなり、それを抑えるために印
加電流を高くしなければならなくなる。
【0009】 図19に示したような個々の放電電極
3とコモン電極2との間に抵抗体5を挿入した方式(以
下、この方式を独立電極方式といい、抵抗体5を挿入し
ない一体型の電極の方式のものを一体電極方式という)
の帯電装置の場合には、抵抗体5を挿入したことによ
り、印加電流を低くすることができるが、印加電流が低
いがゆえに、抵抗体5の抵抗値のばらつきや独立電極の
各電極の取付精度のばらつき等により個々の放電電極か
ら感光体への流れ込み電流にばらつきを生じ、感光体表
面上で表面電位ばらつきを生じさせてしまう。これを防
止するには、放電ギャップを広くする必要がある。
【0010】 また、帯電性能は上記の他に、各放
電電極の先端形状,寸法等のばらつき、空気中の水蒸気
の密度分布等の影響、等を受けて各放電電極ごとに微妙
な変動を生じる。
【0011】等の問題があり、これらを踏まえた上で均
一な帯電を行うべく放電ギャップを適切な値に設定しな
ければならない。従来、設計段階において放電ギャップ
を決定する際には、放電ギャップを適当に変化させなが
ら帯電実験を行い、十分な表面電位特性,表面電位ばら
つき特性が得られるまでこの試作実験を繰り返すという
方法が用いられており、放電ギャップの決定までには多
大な時間を要する問題があった。
【0012】この発明の目的は、設計段階における放電
ギャップの決定に際し、放電ギャップの設定範囲を限定
したり、放電ギャップ決定のための方針を決めることで
放電ギャップ決定までの時間短縮を図ることのできる帯
電装置の設計方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、感光体等の被帯電物に対向配置された放電電極と、
該放電電極を定電流制御する電源装置と、放電電極,電
源装置間に挿入された抵抗体と、を備え、前記被帯電物
表面を所定の表面電位に帯電する帯電装置において、被
帯電物と放電電極との間隔である放電ギャップLaを設
定する方法であって、表面電位及び表面電位ばらつきの
それぞれと放電ギャップとの間の関係における放電電極
に対する印加電流を増加/減少させた際の表面電位の増
加/減少状態及び表面電位ばらつきの減少/増加状態に
基づいて、必要な表面電位Vo以上の表面電位が得られ
る放電ギャップの上限値L1と、許容できる表面電位ば
らつきΔVp以下の表面電位ばらつきが得られる放電ギ
ャップの下限値L2と、の関係が、 L1≒L2 となるように前記電源装置による印加電流を適宜設定
し、そのときのほぼL1またはL2の値を放電ギャップ
Laとして設定したことを特徴とする。
【0014】請求項に記載の発明は、感光体等の被帯
電物に対向配置された放電電極と、該放電電極を定電流
制御する電源装置と、放電電極,電源装置間に挿入され
た抵抗体と、を備え、前記被帯電物表面を所定の表面電
位に帯電する帯電装置において、被帯電物と放電電極と
の間隔である放電ギャップLaを設定する方法であっ
て、必要な表面電位Vo以上の表面電位が得られる放電
ギャップの上限値L1と、許容できる表面電位ばらつき
ΔVp以下の表面電位ばらつきが得られ、かつ、印加電
流が許容範囲Ipp以下となる放電ギャップL3と、を
求め、設定する放電ギャップLaの範囲を、 L3≦La≦L1 とするとともに、前記印加電流の許容範囲Ippを、前
記放電電極と前記電源装置との間に抵抗体を挿入したと
きの放電電流値Ipと、前記抵抗体を挿入しないときの
放電電流値Ip′とがほぼ等しくなるときの放電電流値
に設定したことを特徴とする。
【0015】請求項に記載の発明は、感光体等の被帯
電物に対向配置された放電電極と、該放電電極を定電流
制御する電源装置と、放電電極,電源装置間に挿入され
た抵抗体と、を備え、前記被帯電物表面を所定の表面電
位に帯電する帯電装置において、被帯電物と放電電極と
の間隔である放電ギャップLaを設定する方法であっ
て、前記抵抗体の抵抗値を設定可能な最小値Rcmin に
設定したときに、必要な表面電位Vo以上の表面電位が
得られる放電ギャップの上限値L5と、許容できる表面
電位ばらつきΔVp以下の表面電位ばらつきが得られる
放電ギャップの下限値L6と、を求め、設定する放電ギ
ャップLaの範囲を、 L6≦La≦L5 とするとともに、前記最小抵抗値Rcmin を、表面電位
ばらつきを吸収するために必要な最低限の電圧降下を得
ることのできる値に設定したことを特徴とする。
【0016】請求項に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の帯電装置の設計方法において、前記放電電極の
先端高さのばらつき、各放電電極間の間隔のばらつき、
放電電極の傾き状態のばらつき、等の放電電極の組み立
て精度に基づいて前記放電ギャップLaの範囲を補正し
たことを特徴とする。
【0017】請求項に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の帯電装置の設計方法において、前記抵抗体の経
時的な抵抗値変化、温度による抵抗値変化、湿度による
抵抗値変化、等の抵抗値の変化状態に基づいて前記放電
ギャップLaの範囲を補正したことを特徴とする。
【0018】請求項に記載の発明は、請求項1〜
いずれかに記載の帯電装置の設計方法において、前記抵
抗体を、全ての放電電極に共通の一体型薄膜シート体で
構成したことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明の作用を説明する。
【0020】本発明者等は、帯電装置の放電ギャップと
感光体(被帯電物)の帯電特定との関係について鋭意検
討実験を行った結果、放電ギャップLaが小さくなると
表面電位は上がるが表面電位ばらつきが大きくなり、放
電ギャップLaが大きくなると表面電位ばらつきは小さ
くなるが表面電位が下がること、および、電源装置によ
り定電流制御される印加電流を下げると表面電位は下が
り、表面電位ばらつきは上がるが、逆に印加電流を上げ
れば表面電位は上がり、表面電位ばらつきは下がること
を見いだした。図1において、実線の表面電位,表面電
位ばらつきは印加電流をある値に設定したときの状態を
示しており、これに対し一点鎖線で示した表面電位,表
面電位ばらつきは印加電流を下げた場合を示している。
【0021】ここで、感光体表面の帯電を行う場合、表
面電位および表面電位ばらつきには、品質の良い画像を
形成するための限界となるしいき値がある。例えば、マ
イナス帯電の感光体の場合、表面電位のしいき値は−6
00V〜−800V以上程度に設定され、表面電位ばら
つきは30V〜40V以内程度となる。ここでは、具体
的に表面電位−600V、表面電位ばらつき30Vに設
定したとする。そこで、表面電位曲線と−600Vライ
ンとの交点をみると、放電ギャップL1以下にて−60
0V以上の表面電位を得られることが分かる(必要な表
面電位Vo以上の表面電位が得られる放電ギャップの上
限値L1)。また、表面電位ばらつき曲線と30Vライ
ンとの交点をみると、放電ギャップL2以上にて30V
以内の表面電位ばらつきを得られることが分かる(許容
できる表面電位ばらつきΔVp以下の表面電位ばらつき
が得られる放電ギャップの下限値L2)。この結果か
ら、必要な表面電位および表面電位ばらつきは、L2≦
La≦L1の条件で得られることが分かる。これによ
り、放電ギャップの設定範囲を限定することができる。
【0022】記したとおり、L1,L2により放電ギ
ャップの範囲をある程度絞り込むことができる。そこで
次に放電ギャップLaを一つの値に特定する方法を説明
する。これは、印加電流を下げると表面電位のレベルが
下がり、表面電位ばらつきのレベルが上がることを利用
する。すなわち、図1中例えば実線の状態に対して印加
電流を下げると図中一点鎖線で示したように表面電位の
レベルが下がり、表面電位ばらつきのレベルが上がるた
めに放電ギャップL2〜L1の幅が狭くなる。これを進
めてゆくと最終的に放電ギャップLaは一点に限定され
るようになる。すなわち、 L1≒L2 の位置である。この状態では、表面電位,表面電位ばら
つきともに良好な状態を表すことになり、ほぼL1,L
2の値を放電ギャップとして設定することで良好な画像
を得ることができ、かつ、オゾン発生量,消費電力を抑
えることができる。
【0023】請求項に記載の発明の作用を説明する。
図2は請求項2に記載の発明の作用を説明するための図
である。
【0024】放電ギャップLaと表面電位Vsとの関係
は、図1と同様で、印加電流が小さくなると表面電位レ
ベルも低くなる。そして、必要な表面電位Vo以上の表
面電位が得られる放電ギャップの上限値L1を求めるこ
とができる。一方、許容できる表面電位ばらつきΔVp
以下の表面電位ばらつきが得られ、かつ、印加電流が許
容範囲Ipp以下となる放電ギャップL3、は次のよう
にして求められる。
【0025】まず、各放電ギャップLaごとに、必要最
低限の印加電流(ΔVp以下の表面電位ばらつきを得ら
れる印加電流)を求める。図中Ipは放電電極と電源装
置との間に抵抗体が挿入されている場合の印加電流であ
り、図示するようにやや低いめの値となるのに対し、放
電電極と電源装置との間に抵抗体が挿入されていない場
合には図中Ip′で示すように高いめの値となる。これ
は、抵抗体の挿入により、感光体表面上での表面電位の
ばらつきが減少するためである。ところが、抵抗体を挿
入した場合の印加電流Ipと、抵抗体を挿入しない場合
の印加電流Ip′がほぼ等しくなってしまうことがあ
る。両者Ip,Ip′がほぼ等しくなるということは抵
抗体の存在が無意味となって印加電流が大きくなってし
まうということであり、抵抗体を備える帯電装置におい
ては、Ip,Ip′がほぼ等しくなるしきい値Ippよ
りも下の領域で放電電流が設定されることが望ましい。
このため、しきい値Ippを許容範囲Ippとし、上記
曲線Ip上において許容範囲Ipp以下の印加電流を得
ることのできる放電ギャップL3を求める。
【0026】このようにして求めた放電ギャップL1,
L3から、必要な放電ギャップLaは、 L3≦La≦L1 に限定されることになり、放電ギャップLaの設定範囲
を限定することができる。
【0027】請求項に記載の発明の作用を説明する。
【0028】放電電極と高圧電源との間に挿入される抵
抗体は、該抵抗体の両端に生じる電圧降下を利用して各
放電電極の放電電流の安定化をはかっており、抵抗体の
抵抗値が高くなる程放電電極の放電電流は安定し、感光
体の表面電位ばらつきは小さくなる。しかし抵抗体の抵
抗値が高くなれば、感光体表面を帯電するために高い印
加電力が必要となり、コストアップ等の問題が生じる。
一方、放電電流の安定化をはかるためには最低限必要な
電圧降下値があり、抵抗体の抵抗値が低すぎると電圧降
下が足りなくなって放電電極ごとの表面電位ばらつきを
吸収できなくなってしまう。
【0029】そこで本請求項の発明では、抵抗体の抵抗
値を必要な電圧降下を得ることのできる低限値(最小抵
抗値Rcmin )に設定し、その条件で、必要な表面電位
Vo以上の表面電位が得られる放電ギャップの上限値L
5と、許容できる表面電位ばらつきΔVp以下の表面電
位ばらつきが得られる放電ギャップの下限値L6と、を
求め、設定する放電ギャップLaの範囲を、 L6≦La≦L5 とする。図3はこの場合の放電ギャップと、表面電位、
表面電位ばらつきとの関係を示した図であり、放電ギャ
ップLaはL6〜L5の範囲に限定される。
【0030】請求項に記載の発明においては、設定さ
れる放電ギャップLaの範囲が放電電極の組み立て精度
に基づいて補正される。放電電極の組み立て精度、例え
ば、先端高さのばらつき、各放電電極間の間隔のばらつ
き、放電電極の傾き状態のばらつきは、表面電位,表面
電位ばらつきに影響を与え、それらのばらつきが多くな
ると表面電位が増減したり表面電位ばらつきが大きくな
る。そのため、放電電極の組み立て精度に基づいて放電
ギャップLaの範囲を補正し、放電電極の組み立て精度
の影響を吸収できるようにする。
【0031】請求項に記載の発明においては、設定さ
れる放電ギャップLaの範囲が電源装置と放電電極との
間に挿入される抵抗体の抵抗値の変化状態に基づいて補
正される。抵抗値の変化状態、例えば経時的な抵抗値変
化、温度による抵抗値変化、湿度による抵抗値変化は、
特に表面電位,表面電位ばらつきに影響を与え、それら
のばらつきが多くなると表面電位が増減したり表面電位
ばらつきが大きくなる。そのため、抵抗値変化状態に基
づいて放電ギャップLaの範囲を補正し、抵抗値変化状
態の影響を吸収する。
【0032】請求項に記載の発明においては、高圧電
源と放電電極との間に挿入される抵抗体が全ての放電電
極に共通の一つの薄膜シート体で構成される。このた
め、製造時には、各放電電極ごとに抵抗体を配置する必
要がなく、製造工程が簡略化できる。
【0033】
【実施例】本実施例が適用される帯電装置は、図20に
示す構成のものであるが、グリッド装置15を備えない
帯電装置の場合には、感光体12と放電電極3の先端と
の間隔を放電ギャップLaといい、グリッド装置15を
備える帯電装置の場合にはグリッド電極15aと放電電
極3の先端との間隔を放電ギャップLaという。
【0034】図4(A)は本実施例の帯電装置を模式的
に表した図、(B)は同帯電装置の放電特性を表した
図、(C)は同帯電装置の等価回路図である。この帯電
装置は定電流制御されるものであり、抵抗体5(抵抗
値:Rc)の両端に生じる電圧降下を用いて印加電流の
安定化がはかられている。回路の印加電流Ipは、次式
によって求めることができる。
【0035】Ip=(E−Vth)/(Rg+Rc) Ip:印加電流。複数の放電電極の1箇所に流れる電流
値。抵抗体5を備える帯電装置においては、(−)1〜
1.5μA程度に設定される。
【0036】E:高圧電源による印加電圧。通常の上限
は7000V程度である。
【0037】Rc:抵抗体5の抵抗値 Vth:放電開始電圧(しきい値)。放電ギャップLa=
7〜9mmの場合で、3200〜3800V程度。
【0038】Rg:放電ギャップLaにおける空隙イン
ピーダンス。放電ギッャプLa=7〜9mmの場合で、5
00〜800MΩ。
【0039】(1)請求項1の実施例 作用の説明において用いた放電ギャップLaと、表面電
位Vs,表面電位ばらつきΔVsとの関係を表す図は、
像形成可能な表面電位Voを−600V、許容可能な表
面電位ばらつきΔVpを30Vに設定した例であり、こ
の関係より放電ギャップL1,L2を求めることができ
る。Vo,ΔVpが異なる場合でも、Laと、Vs,Δ
Vsとの関係が求められているため、容易にそれに応じ
たL1,L2を求めることができる。
【0040】L1,L2の具体例を示す。独立電極方式
の帯電装置においては印加電流は通常、−1〜2μA程
度に設定される。ここで、例えば印加電流を2μAとす
ると放電ギャップLaの範囲は、図1中実線で示すよう
に5〜10mmの範囲内に設定されることになる。
【0041】さらに、L1≒L2のときのL1,L2の
値を放電ギャップLaとすることにより、印加電流を最
低限のレベルに設定できオゾン発生量を低減させること
ができるうえに、表面電位のばらつきを抑え安定した帯
電を行うことができる。L1≒L2となる放電ギャップ
Laはほぼ7.5mmであり、そのときの印加電流はほぼ
1.5μA程度であった。
【0042】()請求項の実施例 抵抗体5挿入した場合に品質の良い画像を形成するため
に必要な印加電流Ipと、抵抗体5を挿入しない場合に
品質の良い画像を形成するために必要な印加電流Ip′
とは、ある程度以上の印加電流を必要とする場合には両
者の電流差がほとんど無くなる。これは、抵抗体5の抵
抗値等にもよるが、例えば、500MΩの場合でほぼ−
4μA〜−5μA程度である。したがって、その中間値
である−4.5μAを許容電流値Ippとすることがで
きる。この場合の放電ギャップL3はほぼ5.5mmであ
る。
【0043】一方、通常の設定状態において必要な表面
電位Voを得ることのできる放電ギャップL1は上記し
たようにほぼ10mmである。したがって、印加電流Ip
に限度値を設けた場合の放電ギャップLaの範囲はほぼ
5.5〜10mmとなる。
【0044】(′)請求項の他の実施例 上記のように、表面電位の許容値Voと、印加電流の許
容値Ippとに基づいて放電ギャップLaの範囲をほぼ
5.5〜10mmに限定することができるが、さらにこれ
を限定することができる。そのために、印加電力Wtを
用いる。
【0045】印加電力Wtは通常状態では印加電流Ip
に対応し、印加電流が大きい場合には高くなり、印加電
流が小さい場合には低くなる。ところが、図5に示すよ
うに、放電ギャップLaと空隙インピーダンスRgとの
間には、放電ギャップLaが大きくなると空隙インピー
ダンスRgが高くなるという関係がある。このため、図
6に示すように、印加電流Ipを低く設定しても印加電
力Wtが逆に高くなってしまうポイント(放電ギャッ
プ)L4が存在する。この放電ギャップL4は、印加電
力Wtが最小となる設定状態であり、印加電流Ipも非
常に小さい状態である。したがって、設定放電ギャップ
La=L4とすることで、帯電装置の消費電力を抑える
ことができるとともに、印加電流Ipを小さい値に設定
でき、オゾン発生を抑えることもできる。また、印加電
流曲線Ipは良好な品質の画像を得ることのできる印加
電流を求めたものであり、品質の良い画像を得ることも
できる。なお、この場合、L3≦L4≦L1の条件を満
たしていることが必要である。
【0046】このように、許容可能な画像品質を得るた
めに必要な放電ギャップLaごとの印加電流Ipを供給
するための印加電力Wtを求め、印加電力Wtが最低と
なるときの放電ギャップL4が、L3≦L4≦L1の条
件を満たしているとき、放電ギャップLa=L4とした
ことによって、上記したように、帯電装置の消費電力を
抑えること、印加電流Ipを小さい値にしてオゾン発生
を抑えること、品質の良い画像を得ることができる。な
お、放電ギャップLa=L4は、ほぼ9.3mmとなる。
【0047】()請求項の実施例 図7は抵抗体5の抵抗値Rcを変えた場合の表面電位ば
らつきの状態を表した図である。抵抗値RcをRcmax
、Rcmean、Rcmin (Rcmax >Rcmean>Rcmin
)の3種類に設定し、他の条件を一定にして各放電ギ
ャップごとの表面電位ばらつきを求めたところ、図7に
示すように、Rcが小さくなる程表面電位のばらつきが
大きくなった。ここで、良好な画像形成を行うことので
きるRcmin はほぼ500MΩ程度である。これは次の
ことによる。
【0048】抵抗体5の抵抗値Rcが大きくなると該抵
抗体による電圧降下が生じることは周知であり、この電
圧降下がある程度以上になると、複数の放電電極3を備
えた帯電装置において各放電電極3の放電電流がほぼ一
定値となる。そのしきい値となる電圧降下値は実験によ
りほぼ200V程度であることが求められた。すなわ
ち、ほぼ200V以上の電圧降下が得られると放電電流
が安定し、感光体12表面上でばらつきのない均一帯電
を行うことができる。しかし、この値(200V)は安
定した環境、長期使用による劣化,損傷,異物の付着等
のない状態で得られたものであり、実際の環境変化,装
置の経時変化等を考慮すると、しきい値となる電圧降下
はほぼ500V程度であると考えられる。
【0049】ここで、帯電装置における放電電流は通
常、ほぼ1〜2μA程度であり、最低限の印加電流(1
μA)により最低限の電圧降下:500Vを得ることの
できる抵抗値Rcmin は、 電圧降下/放電電流=500/1.0=500(MΩ) であることが分かる。なお、Rcmax は、実用の高圧電
源の限界(7〜8kV)から2000MΩ程度である。
【0050】上記したようにRcmin はほぼ500MΩ
である。これを抵抗体5に設定して表面電位,表面電位
ばらつきと、放電ギャップとの関係を求めた結果が図3
である。図中実線で示した表面電位,表面電位ばらつき
は、印加電流Ipをほぼ2.0μAに設定した状態であ
り、L6≦La≦L5は、ほぼ5≦La≦10mmであ
る。ここで、印加電流Ipを下げてゆくと図中一点鎖線
で示したように、L6≦La≦L5の範囲が狭まり、L
6′≦La≦L5′は狭まってゆく。これは、印加電流
が低くなること、放電ギャップLaの選択範囲が狭まっ
てゆくこと、の両観点から望ましいことであり、印加電
流Ipはほぼ1<1.5μA、放電ギャップLaはほぼ
7.5≦La≦9mmの範囲とすることがより望ましい。
これにより、低い印加電流で、安定したばらつきのない
安定した品質の画像を得ることができる。
【0051】なお、低価格帯の複写機やプリンタ等にお
いては、画像品質に対する要求がさほど高くなく、表面
電位ばらつきのしきい値を下げた状態で設定することが
可能である。例えば、上記の実施例では表面電位ばらつ
きのしきい値を30Vに設定しているが、例えば図3に
示したように40Vに設定してもよい。そうすると、放
電ギャップLaの設定範囲がL7≦La≦L5となり、
ほぼ3.5〜10mm程度となる。これにより、放電ギャ
ップLaを小さくすることが可能となり、装置の小型化
を図ることができる。
【0052】なお、上記の実施例(1),(),
)にて求められた放電ギャップ範囲を組み合わせ
て、放電ギャップ範囲を限定するようにしてもよい。例
えば、(1),()を組み合わせれば、必要な表面電
位Vo,表面電位ばらつきΔVp,を達成し、しかも印
加電力を許容範囲Ipp以下となる放電ギャップLaの
範囲を限定することができる。また、(1),()を
組み合わせれば、必要な表面電位Vo,表面電位ばらつ
きΔVp,を達成し、しかも抵抗値Rcが低く、印加電
流を抑えることのできる放電ギャップLaの範囲を限定
することができる。
【0053】()請求項の実施例 ところで、放電電極3は、厚さ0.1mm程度のステンレ
ス材をエッチング等の方法で微細加工したもので、それ
を基板1上に接着剤等を用いて接着固定している。この
ため、放電電極の先端高さのばらつき、各放電電極間の
間隔のばらつき、放電電極の傾き状態のばらつき、等の
放電電極の組み立て精度にはずれが生じ易い。この精度
がずれると、上記のようにして設定した放電ギャップ範
囲では安定した表面電位,表面電位ばらつきを得ること
ができなくなる。これを防止するために、次のようにし
て放電ギャップLaの範囲を補正する。
【0054】 放電電極3の先端高さのばらつきに基
づく補正 図8は放電電極3の先端高さのばらつき状態例を調べた
結果を表した図であり、基準寸法に対してどの程度ばら
ついているかを表している。図から分かるように、この
例における放電電極3の先端高さのばらつきの最大値は
0.24mmであり、このことから、先端高さのばらつき
は−0.3mm以内には収まるものと考えられる。そこで
この値(−0.3mm)に基づいて放電ギャップLaを補
正する。この補正は、前記先端高さばらつきの値(−
0.3mm)を放電ギャップLaを狭める方向に用いる。
放電電極3の高さ方向は、放電ギャップLaの長さ方向
と一致するからである。これにより、例えば、実施例
)で示した放電ギャップ例は次のように補正され
る。
【0055】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 5.3〜9.7mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → 7.8〜8.7mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 3.8〜9.7mm このような補正により、放電電極3の先端高さにばらつ
きがあっても安定した表面電位,表面電位ばらつきを得
ることができるようになる。
【0056】 各放電電極3間の間隔のばらつきに基
づく補正 図9は各放電電極3どうしの間隔のばらつき状態例を調
べた結果を表した図であり、基準寸法に対してどの程度
ばらついているかを表している。図から分かるように、
この例における間隔Pの最大値は+0.162mm、最小
値は−0.148mmである。したがって、間隔のばらつ
きが最大となった場合には0.310mm、すなわち、ほ
ぼ0.3mm程度のばらつきが生じることになる。したが
って、このばらつき(0.3mm)に基づいて放電ギャッ
プLaを補正する。
【0057】放電電極3間の間隔Pのばらつきを放電ギ
ャップLaに換算して補正する方法を図10を参照して
説明する。各放電電極3から出た放電電流は、感光体1
2表面で重なり帯電が行われてゆく。したがって、感光
体12上の表面電位は、放電電極3の間隔のばらつきに
よって生じる放電電流の重なり状態の影響を受けるもの
と考えられる。いま、放電電極3からの放電電流の広が
りがほぼ30°となるように放電電極3の形状等を設計
すると、放電電極の間隔Pが0.3mmずれた場合の放電
ギャップLaの補正量は次のようにして求めることがで
きる。
【0058】
【数1】
【0059】したがって、放電電極の間隔Pのずれを補
正するためには、放電ギャップLaの長さを放電電極の
間隔Pのずれ量(0.3mm)だけずらせばよいことにな
る。具体的に、実施例()で示した放電ギャップ例は
次のように補正される。
【0060】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 5.3〜9.7mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → 7.8〜8.7mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 3.8〜9.7mm このような補正により、放電電極3の間隔Pにばらつき
があっても安定した表面電位,表面電位ばらつきを得る
ことができるようになる。
【0061】 放電電極3の取り付け状態の傾きに基
づく補正 放電電極3の取り付け状態が例えば、図11に示すよう
に取り付けの段階が傾いている場合、放電ギャップLa
の補正は次のように行われる。放電電極3の取り付け状
態が傾いている場合には、放電電極の先端高さのばらつ
き、および隣接する放電電極の間隔のばらつきの要因が
それぞれほぼ1/2づつの割合で重なっているものと考
えられる。したがって、それを補正する場合には、例え
ばその傾きの長さをそのまま放電電極の高さのばらつき
と見なし、放電ギャップLaを補正する。例えば、傾き
の長さが0.3mmの場合、放電ギャップLaをそのまま
0.3mmづつ狭める。実施例()で示した放電ギャッ
プ例は次のように補正される。
【0062】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 5.3〜9.7mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → 7.8〜8.7mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 3.8〜9.7mm このような補正により、放電電極3の取り付け状態に傾
きがあっても安定した表面電位,表面電位ばらつきを得
ることができるようになる。
【0063】 放電電極の組み立て精度全般に基づく
補正 上記したように、放電電極には組み立て製造時の誤差が
あり、それら全てを合わせると、放電ギャップLaの長
さに換算してほぼ1mm程度の誤差を含む。そこで、これ
らの組み立て精度全般に基づいて放電ギャップLaの設
定範囲を補正する。例えば、実施例()で示した放電
ギャップ例は次のように補正される。
【0064】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 6〜9mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → 8.5〜8mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 4.5〜9mm このような補正により、放電電極の組み立て精度にずれ
があっても安定した表面電位,表面電位ばらつきを得る
ことができる。
【0065】()請求項の実施例 経時的な抵抗値変化に基づく補正 抵抗体5は、樹脂材料中にカーボン等の導電体を混練し
たものであり、カーボンの分散が不均一であると通電を
行うことにより樹脂内部で構造変化を生じ、抵抗値Rc
が上昇し易くなる。また、通電の発熱により樹脂からな
る抵抗体5が熱膨張し抵抗値Rcが上昇する。すなわ
ち、抵抗体5には経時的に抵抗値Rcが上昇してゆく傾
向がある。このため、複数の抵抗体5を用いた装置で
は、抵抗体ごとのばらつきが経時的に増加してゆく傾向
がある。抵抗体5の抵抗値ばらつきが大きくなると感光
体の表面電位ばらつきが大きくなってしまう。
【0066】図12は実際の抵抗値の経時的な変化状態
例を示した図であり、複写機において1000枚/時間
のスピードでコピー処理を実行して抵抗値、および複数
の抵抗体5の抵抗値のばらつき状態がどのようになるか
を調べたものである。図から分かるように、抵抗値は経
時的に上昇し、そのばらつきは経時的に大きく(悪く)
なっている。
【0067】一方、放電電極3と感光体12との空隙の
インピーダンスを測定したところ、±40%以上であっ
た。したがって、抵抗体5の抵抗値Rcのばらつきはこ
れよりも小さい値、すなわち±40%以内、好ましくは
±30%以内程度であれば抵抗体5としての十分な効果
を得ることができる。
【0068】ここで、抵抗体5の抵抗値Rcのばらつき
が感光体の表面電位ばらつきに及ぼす影響を調べた。図
13は抵抗体5の抵抗値Rcばらつきを±30%、±4
0%、±50%とした場合の表面電位ばらつき特性を表
した図である。なおこれは表面電位ばらつきレベルの変
動を見るためのものであり、表面電位ばらつきレベルが
高くなり過ぎてしまうのを防止するために抵抗体5の抵
抗値を非常に高い値(2000MΩ)に設定している。
この図から分かるように、抵抗値Rcのばらつきが±3
0%、±40%、±50%と変動するとそれに伴って良
好な表面電位ばらつき(40V以内)を得るための放電
ギャップL7,L7′,L7″がほぼ2ミリづつ変動し
ている。したがって、3万枚程度のコピーを行う(3万
枚ライフ)複写機では放電ギャップLaの下側の限界値
を2mm程度補正することが必要になることが分かる。例
えば、実施例()で示した放電ギャップ例は次のよう
に補正される。
【0069】 通常の装置の放電ギャップ:5〜10mm → 7〜10mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 5.5〜10mm このような補正により、経時的な抵抗値変化があっても
安定した表面電位,表面電位ばらつきを得ることができ
る。
【0070】 温度による抵抗値変化に基づく補正 抵抗体5の抵抗値Rcは、環境温度の影響を受けて抵抗
値Rc、および抵抗値Rcのばらつきが変動する。図1
4はその具体例を示した図である。図示するように環境
温度が上がると抵抗値Rc,抵抗値Rcのばらつきとも
に高くなる。ここで、通常状態の環境(20℃)に対す
る温度変化時(50℃)の状態での放電ギャップLaの
変化状態を求める。つまり、図15に示すように、20
℃環境下での500MΩ,±30%の表面電位ばらつき
と、50℃環境下での650MΩ,±36%の表面電位
ばらつきとを求め、それぞれにおいて許容範囲(30
V)以内の表面電位ばらつきが得られる放電ギャップL
4,L4′を求める。すると、図15から分かるよう
に、通常状態に対し50℃環境下では放電ギャップLa
がほぼ1.5mm増加している。このことから、温度変化
を許容するためには、放電ギャップの下限値を1.5mm
程度補正する必要があることが分かる。例えば、実施例
)で示した放電ギャップ例は次のように補正され
る。
【0071】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 6.5〜10mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → ほぼ9mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 5〜10mm このような補正により、温度による抗値変化があっても
安定した表面電位,表面電位ばらつきを得ることができ
る。
【0072】 湿度による抵抗値変化に基づく補正 抵抗体5の抵抗値Rcは、湿度の影響を受けて抵抗値R
c、および抵抗値Rcのばらつきが変動する。図16は
その具体的な状態例を示した図である。図示するように
湿度が上がると抵抗値Rc,抵抗値Rcのばらつきとも
に高くなる。ここで、通常状態の湿度(50%)に対す
る湿度変化時(80%)の状態での放電ギャップLaの
変化状態を求める。つまり、図17に示すように、50
%環境下での500MΩ,±30%の表面電位ばらつき
と、80%環境下での600MΩ,±33%の表面電位
ばらつきとを求め、それぞれにおいて許容範囲(30
V)以内の表面電位ばらつきが得られる放電ギャップL
aを求める。すると、図17から分かるように、通常状
態に対し80%環境下では放電ギャップLaがほぼ1mm
増加している。このことから、湿度変化を許容するため
には、放電ギャップLaの下限値を1mm程度補正する必
要があることが分かる。例えば、実施例()で示した
放電ギャップ例は次のように補正される。
【0073】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 6〜10mm 良好な状態の放電ギャップ:7.5〜9mm → 8.5〜9mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 4.5〜10mm このような補正により、湿度による抗値変化があっても
安定した表面電位,表面電位ばらつきを得ることができ
る。
【0074】 抵抗体の抵抗値変化に基づく補正 上記したように、抵抗体5は経時変化や環境温度,湿度
の影響を受け、それら全てを合わせた場合の放電ギャッ
プLaの長さの補正量は、2+1.5+1=4.5mm程
度となる。したがって、これら抵抗体の抵抗値変化に基
づいて放電ギャップLaの範囲を補正すると、例えば、
実施例()で示した放電ギャップ例は次のように補正
される。
【0075】 通常の放電ギャップ:5〜10mm → 9.5〜10mm 小型装置用の放電ギャップ:3.5〜10mm→ 8〜10mm このような補正により、抵抗体の抵抗値が変化した場合
でも安定した表面電位,表面電位ばらつきを得ることが
できる。
【0076】()請求項の実施例 図18は請求項の実施例を示した図であり、放電電極
部の構成を示している。絶縁性基板1、コモン電極2、
の構成は図19に示した構成と同様であるが、コモン電
極2には薄膜シート状に構成された抵抗体51が設けら
れている。抵抗体51はほぼ0.05〜0.5mm程度の
厚みに構成されたシート体で、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリウレタン、ナイロン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート等の有機材料からなる基材に、カ
ーボンブラック、金属粉等からなり廉価な抵抗体を形成
する無機材料、または酸化亜鉛、酸化ルテニウム等のと
高抵抗体を形成する金属酸化物、あるいはハロゲン酸素
酸塩、過ハロゲン酸素酸塩、過塩素酸リチウム等の局部
的な抵抗値ばらつきの小さい均一な抵抗体を形成するイ
オン伝導を示すアルカリ金属塩、等の添加物が混練され
た材料からなり、これらの添加物の混練により抵抗体3
1の抵抗値Rcはほぼ500MΩ程度で、そのばらつき
はほぼ±30%以内となっている。抵抗体51には、放
電電極31が所定ピッチP(2mm程度)間隔で接続され
ている。
【0077】このように抵抗体51を一つのシート体で
構成したことにより、抵抗***置の配置誤差がなくなり
各放電電極31とコモン電極2との間隔を均一にでき
る、抵抗体51が薄膜シート体であるため電極部を薄
膜,小型化できる、抵抗体取り付けの手間が軽減され製
造工程が簡略化されてコストダウンが図れる、等の利点
が生じる。
【0078】なお、以上に示した実施例では放電電極を
定電流制御したものであり、環境条件、特に湿度が通常
の状態においては上記実施例で示したように、放電電極
3,31への供給電源は定電流制御することが好ましい
が、高湿環境下では感光体と放電電極との間(放電ギャ
ップ)の空隙インピーダンスが低下し、漏れ電流が大き
くなってしまうために定電流制御では実際に感光体表面
へ流れ込む電流値が低下してしまう。したがって、高湿
環境下では定電圧制御の方が好ましく、定電圧制御によ
り空隙インピーダンスの低下によるリーク電流の発生分
を補って感光体表面への流れ込み電流値を安定させるこ
とができる。
【0079】このため、高湿度環境下に対して製造され
る装置では定電圧制御をする構成とする。それにより湿
度の影響による画質低下を防止できる。また、他の構成
例としては、装置内に放電電極に対して定電流を供給す
る定電流制御回路、放電電極に対して定電圧を供給する
定電圧制御回路、およびこの両回路のいずれか一方を選
択する選択回路を備えるとともに、装置内の湿度を検出
するセンサを備え、該湿度検出センサにより低湿度状態
が検出されたときには前記選択回路により定電流制御回
路を選択し、湿度検出センサにより高湿度状態が検出さ
れたときには前記選択回路により定電圧制御回路を選択
する手段を備えてもよい。それにより、装置が置かれた
環境状態にかかわらず感光体表面を安定した電位に帯電
することができ、画像品質の低下を生じさせることがな
い。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、必要な
表面電位Voを得ることができ、しかも表面電位ばらつ
きが許容範囲ΔVpとなる放電ギャップLaを1点に限
定することができる。この発明に示した方法により、放
電ギャップを適当に変えながら手探り状態で放電ギャッ
プLaを決定してゆくという作業でなく、一つの方針を
持って放電ギャップを限定してゆくことができる。これ
により、放電ギャップ決定の作業が簡単になり、作業時
間を短縮することもできる。
【0081】請求項に記載の発明によれば、必要な表
面電位Voを得ることができ、しかも印加電流が許容範
囲Ipp以下となる放電ギャップLaの範囲を限定する
ことができ、これによって、帯電装置の設計工程数を減
少させて作業時間を短縮化できる。
【0082】請求項に記載の発明によれば、必要な表
面電位Voを得ることができ、かつ許容できる表面電位
ばらつきΔVp以下の表面電位ばらつきを得ることので
きる放電ギャップの範囲L6〜L5が求められる。この
場合、放電電極と高圧電源との間に挿入される抵抗体の
抵抗値Rcは、必要な電圧降下を得ることができる程度
の最低限の値に設定されており、印加電流も最低限程度
の低い値に設定することができる。このため、オゾン発
生量が多くなったり消費電力が跳ね上がってしまうよう
なこともない。
【0083】請求項に記載の発明によれば、放電電極
の組み立て精度に基づいて放電ギャップLaが補正され
るため、放電電極の組み立て精度の影響が吸収され、放
電電極の組み立て精度がばらついても安定した表面電
位,表面電位ばらつきを得ることができるようになる。
【0084】請求項に記載の発明によれば、抵抗値変
化状態に基づいて放電ギャップLaを補正され、抵抗値
変化状態の影響が吸収されるため、抵抗体の抵抗値が経
時変化,温度,湿度の影響を受けて変化した場合でも安
定した表面電位,表面電位ばらつきを得ることができる
ようになる。
【0085】請求項に記載の発明によれば、抵抗体の
製造時に、各放電電極ごとに抵抗体を配置する必要がな
く、製造工程が簡略化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の作用を説明するための図であ
り、放電ギャップと表面電位,表面電位ばらつきとの関
係を示す図である。
【図2】請求項に記載の説明の作用を説明するための
図であり、放電ギャップと表面電位,印加電流の低減値
との関係を示す図である。
【図3】請求項に記載の発明の作用を説明するための
図であり、放電ギャップと表面電位,印加電流の低減値
との関係を示す図である。
【図4】(A)帯電装置を模式的に表した図、(B)帯
電装置の放電特性を表した図、(C)帯電装置の等価回
路図、である。
【図5】放電ギャップと空隙インピーダンスとの関係を
示した図である。
【図6】放電ギャップと、印加電流の低減値,印加電力
との関係を示す図である。
【図7】抵抗値Rcにより変化する表面電位ばらつき状
態を表す図である。
【図8】放電電極の高さのばらつき状態を示す図であ
る。
【図9】放電電極間の間隔のばらつき状態を示す図であ
る。
【図10】放電電極間の間隔のばらつきを放電ギャップ
に換算する方法を説明するための図である。
【図11】放電電極の傾きの状態を示す図である。
【図12】抵抗値ばらつきの経時的変化を示す図であ
る。
【図13】抵抗値のばらつきが経時的に変化した場合の
放電ギャップの下限値の変化を示す図である。
【図14】抵抗値ばらつきの温度による変化を示す図で
ある。
【図15】抵抗値ばらつきが温度により変化した場合の
放電ギャップの下限値の変化を示す図である。
【図16】抵抗値ばらつきの湿度による変化を示す図で
ある。
【図17】抵抗値ばらつきが湿度により変化した場合の
放電ギャップの下限値の変化を示す図である。
【図18】請求項の実施例に係る図であり、放電電極
部,抵抗体部分の構成を示している。
【図19】本発明に係る帯電装置の放電電極部,抵抗体
部分の一般的な構成を示した図である。
【図20】同帯電装置を備える電子写真装置の要部構成
を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−2314(JP,A) 特開 平5−232779(JP,A) 特開 平6−11947(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体等の被帯電物に対向配置された放電
    電極と、該放電電極を定電流制御する電源装置と、放電
    電極,電源装置間に挿入された抵抗体と、を備え、前記
    被帯電物表面を所定の表面電位に帯電する帯電装置にお
    いて、被帯電物と放電電極との間隔である放電ギャップ
    Laを設定する方法であって、表面電位及び表面電位ばらつきのそれぞれと放電ギャッ
    プとの間の関係における放電電極に対する印加電流を増
    加/減少させた際の表面電位の増加/減少状態及び表面
    電位ばらつきの減少/増加状態に基づいて、 必要な表面
    電位Vo以上の表面電位が得られる放電ギャップの上限
    値L1と、許容できる表面電位ばらつきΔVp以下の表
    面電位ばらつきが得られる放電ギャップの下限値L2
    と、の関係が、 L1≒L2 となるように前記電源装置による印加電流を適宜設定
    し、そのときのほぼL1またはL2の値を放電ギャップ
    Laとして設定 したことを特徴とする帯電装置の設計方
    法。
  2. 【請求項2】感光体等の被帯電物に対向配置された放電
    電極と、該放電電極を定電流制御する電源装置と、放電
    電極,電源装置間に挿入された抵抗体と、を備え、前記
    被帯電物表面を所定の表面電位に帯電する帯電装置にお
    いて、被帯電物と放電電極との間隔である放電ギャップ
    Laを設定する方法であって、 必要な表面電位Vo以上の表面電位が得られる放電ギャ
    ップの上限値L1と、許容できる表面電位ばらつきΔV
    p以下の表面電位ばらつきが得られ、かつ、印加電流が
    許容範囲Ipp以下となる放電ギャップL3と、を求
    め、 設定する放電ギャップLaの範囲を、 L3≦La≦L1 とするとともに、 前記印加電流の許容範囲Ippを、前記放電電極と前記
    電源装置との間に抵抗体を挿入したときの放電電流値I
    pと、前記抵抗体を挿入しないときの放電電流 値Ip′
    とがほぼ等しくなるときの放電電流値に 設定したことを
    特徴とする帯電装置の設計方法。
  3. 【請求項3】感光体等の被帯電物に対向配置された放電
    電極と、該放電電極を定電流制御する電源装置と、放電
    電極,電源装置間に挿入された抵抗体と、を備え、前記
    被帯電物表面を所定の表面電位に帯電する帯電装置にお
    いて、被帯電物と放電電極との間隔である放電ギャップ
    Laを設定する方法であって、前記抵抗体の抵抗値を設定可能な最小値Rcmin に設定
    したときに、必要な表面電位Vo以上の表面電位が得ら
    れる放電ギャップの上限値L5と、許容できる表面電位
    ばらつきΔVp以下の表面電位ばらつきが得られる放電
    ギャップの下限値L6と、を求め、 設定する放電ギャップLaの範囲を、 L6≦La≦L5 とするとともに、 前記最小抵抗値Rcmin を、表面電位ばらつきを吸収す
    るために必要な最低限の電圧降下を得ることのできる
    に設定したことを特徴とする、帯電装置の設計方法。
  4. 【請求項4】前記放電電極の先端高さのばらつき、各放
    電電極間の間隔のばらつき、放電電極の傾き状態のばら
    つき、等の放電電極の組み立て精度に基づいて前記放電
    ギャップLaの範囲を補正したことを特徴とする、請求
    項2又は3に記載の帯電装置の設計方法。
  5. 【請求項5】前記抵抗体の経時的な抵抗値変化、温度に
    よる抵抗値変化、湿度による抵抗値変化、等の抵抗値の
    変化状態に基づいて前記放電ギャップLaの範囲を補正
    したことを特徴とする、請求項2又は3に記載の帯電装
    置の設計方法。
  6. 【請求項6】前記抵抗体を、全ての放電電極に共通の一
    体型薄膜シート体で構成したことを特徴とする、請求項
    〜5のいずれかに記載の帯電装置の設計方法。
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