JP3256274B2 - 固液分離装置 - Google Patents

固液分離装置

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JP3256274B2 JP13415392A JP13415392A JP3256274B2 JP 3256274 B2 JP3256274 B2 JP 3256274B2 JP 13415392 A JP13415392 A JP 13415392A JP 13415392 A JP13415392 A JP 13415392A JP 3256274 B2 JP3256274 B2 JP 3256274B2
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    • B01D33/70—Filters with filtering elements which move during the filtering operation having feed or discharge devices
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体及び固体物質の混
合体からこれらを分離する分離装置であって、無端のフ
ィルタベルトと、分離すべき混合体をフィルタベルトの
上側に供給する手段と、フィルタベルトの下側に配置さ
れ、フィルタベルトを支持すると共に、フィルタベルト
の進行方向に向けて往復動可能で、かつ、真空装置に接
続された少なくとも１つのサクションボックスとを備え
る固液分離装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、特に、オランダ国特
許第１０５．８１２号及び同国で公告された特許出願第
７２．１０５４１号によって公知の固液分離装置があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】公知の固液分離装置に
おいて、サクションボックスと真空装置との間の接続部
は、例えば、ホースのように可撓性である。この可撓性
の構造は、往復動型のサクションボックスと定置型の真
空装置とを接続するのに必要である。可撓性材料によ
る、このような接続には、幾つかの欠点がある。例え
ば、高温の場合や、腐食性物質（ａｇｇｒｅｓｓｉｖｅ
ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）の処理の場合には、可撓性接続
部の有効寿命は制限される。可撓性接続部の材料によっ
て、処理温度、処理能力、及び、特定の物質の処理が更
に制限される。本発明は、このような点における改良
を、その目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、本
発明により、サクションボックスをテレスコープ形伸縮
式接続手段を介して真空装置に接続することによって達
成される。
【０００５】テレスコープ形伸縮式接続手段は、真空装
置に接続された定置型筒状部分と、サクションボックス
に接続され、かつ、前記定置型部分内で摺動し得る可動
部分とから構成される。
【０００６】該定置型部分の端部には、該可動部分に対
して沿わせた、環状シールが組み込まれ得る。上記環状
シールは、可動部分に接して向きを決められた、少なく
とも１つのリップを備え得る。真空装置により減圧が行
われると、上記リップは、実用上の信頼性を以て上記テ
レスコープ形伸縮式接続手段の可動部分を密封する。
【０００７】このシールは、例えば、エラストマー或い
は熱可塑剤のような、適当な材料のものであり得る。該
シールは、クランプによって固定できる。
【０００８】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明を、その
一実施例について更に詳細に説明する。
【０００９】図１において、分離装置１は、垂直及び水
平方向ビームで形成された、破断図で示されるフレーム
２を備えており、該フレーム２内では、無端のフィルタ
ベルト３が、ローラ４、５に掛けわたされて矢印の方向
に動くことができる。該フィルタベルト３は、液体に対
して透過性であるフィルタベルトである。分離すべき混
合体を供給する供給装置６が該フィルタベルトの上方に
配置されている。接続片８を通じて熱風を送る供給カバ
ー７が、該フィルタベルトの上方に更に配置されてい
る。
【００１０】接続部１０を通じて真空接続部１１に接続
されたサクションボックス９が公知の態様でベルトの下
方に配置されている。閉塞弁２９が設けられた該真空接
続部１１は、真空装置（図示せず）に接続されている。
【００１１】サクションボックス９はその頂部側に格子
１３を備えている。真空状態ができると、フィルタベル
ト３は該格子１３に引き寄せられる。該サクションボッ
クス９は、矢印Ｐ（図２）の方向、すなわちフィルタベ
ルト３の進行方向に往復運動できる。又、該サクション
ボックス９は、該サクションボックス９の行程を設定す
るピストン１４によって駆動される。サクションボック
ス９内に真空圧が存在するときに閉じられる空気弁１５
が真空接続部１１に接続されている。
【００１２】ベルト上行部の下方には、真空装置（図示
せず）に接続された、別の接続部１６が更に配設されて
いる。この接続部１６は、ろ液を排出する働きをする。
サクションボックス９の動きは、例えば、符号１７で示
したローラにより案内される。
【００１３】吸引サイクルの開始時、ピストン１４がそ
の行程の全長に亙って伸長すると、閉塞弁２９が開放さ
れ、サクションボックス９内には真空装置により負圧が
発生する。この負圧は、ピストン１４により決定された
真空行程が終了するまで維持される。次に、閉塞弁２９
が閉じ、ピストン１４の戻り行程中、空気弁１５により
空気が再度、サクションボックス９内に導入される。
【００１４】接続部１０は、閉塞弁２９を閉じたときに
接続部１０内の残留液体を排出するため、バイパス導管
１２を通じて真空装置に常時接続させることができる。
このように、ピストン１４の戻り行程中にも、サクショ
ンボックス９内には極めて僅かな負圧が維持される。こ
の負圧の制御のため、バイパス導管１２には、可調節型
絞り弁３０が設けられている。
【００１５】固液混合体から異なる液体又は、その異な
る濃縮物を分離することが望まれる場合には、多数のサ
クションボックス９をベルト３上行部下方に直列状に配
置することが可能である。
【００１６】本発明によれば、接続部１０は、真空接続
部１１に接続された定置型筒状部分１８と、サクション
ボックスに接続され、定置型筒状部分１８内を摺動でき
る可動部分１９とから構成されたテレスコープ形伸縮式
接続手段である（図２参照）。これら定置型筒状部分１
８、及び可動部分１９は、例えば、ステンレス鋼のよう
な、高温及び腐食性物質に対する抵抗性のある金属で作
ることができる。
【００１７】図３において、これら定置型筒状部分１
８、及び可動部分１９の間におけるシールは、クランプ
２１により定置型筒状部分１８の端部２２に接続された
密封リング２０によって得られる。該密封リング２０
は、例えばポリ四ふっ化エチレン（商品名テフロン）な
どから成り、可動部分１９に対して方向決めされた１つ
又は２つのリップ２３、２４を備えている。真空装置の
作用の結果、定置型筒状部分１８内に負圧が生じると、
これらリップ２３、２４は、可動部分１９に対して、実
用上の信頼性を以て、密封作用を行いながら引き寄せら
れる。
【００１８】図４において、密封リング２５は、２つの
リップ２６、２７に加えて、中間リブ２８が配置されて
いる点で幾分異なった形態を有する。該中間リブ２８
は、負圧から通常の圧力に切り替わるときに、過大な負
荷を防止する。
【００１９】この固液分離装置には、高い乾燥温度を適
用することが可能であるため、待ち時間が短くて済む。
又、腐食性物質を含む混合体を分別するために、この固
液分離装置を用いることも更に可能である。
【００２０】
【発明の効果】本発明の固液分離装置においては、非可
撓性の接続手段の使用により、例えば、ステンレス鋼の
ような、高温及び腐食性物質に対する抵抗力に優れた材
料の採用が可能となり、その結果、固液分離装置の処理
能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による固液分離装置の斜視図である。
【図２】図１に示す固液分離装置の一部分の拡大図であ
る。
【図３】図１の矢印III に沿った詳細断面図である。
【図４】テレスコープ形伸縮式接続部に、別の構造を有
するシールを用いた、本発明の第２の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
１ 分離装置 ２ フレーム ３ フィルタベルト ４ ローラ ５ ローラ ６ 供給装置 ７ 供給カバー ８ 接続片 ９ サクションボックス １０ 接続部 １１ 真空接続部 １２ バイパス導管 １３ 格子 １４ ピストン １５ 空気弁 １６ 接続部 １８ 定置型筒状部分 １９ 可動部分 ２０ 密封リング ２１ クランプ ２２ 端部 ２３ リップ ２４ リップ ２５ 密封リング ２６ リップ ２７ リップ ２８ 中間リブ ２９ 閉塞弁 ３０ 可調節型絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 33/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 無端のフィルタベルトと、分離すべき混
    合体を前記フィルタベルトの上行部上側に供給する手段
    と、前記フィルタベルトの上行部下側に配置され、該フ
    ィルタベルトを支持すると共に、フィルタベルトの進行
    方向に往復動可能で、かつ、真空装置に接続された少な
    くとも１つのサクションボックスとを備えた固液分離装
    置において、前記サクションボックスがテレスコープ形
    伸縮式接続手段を介して前記真空装置に接続されたこと
    を特徴とする固液分離装置。
  2. 【請求項２】 テレスコープ形伸縮式接続手段が、真空
    装置に接続された定置型筒状部分と、サクションボック
    スに接続されかつ前記定置型筒状部分内を摺動可能な可
    動部分とから成ることを特徴とする請求項１に記載の固
    液分離装置。
  3. 【請求項３】 定置型筒状部分の端部に、可動部分に沿
    わせた環状シールが配置されたことを特徴とする請求項
    １又は２に記載の固液分離装置。
  4. 【請求項４】 環状シールが、可動部分の外周に接して
    向きを決められた少なくとも２つのリップを備えたこと
    を特徴とする請求項３に記載の固液分離装置。
  5. 【請求項５】 環状シールがゴムから成ることを特徴と
    する請求項３又は４に記載の固液分離装置。
  6. 【請求項６】 環状シールがテフロン（商品名）から成
    ることを特徴とする請求項３又は４に記載の固液分離装
    置。
  7. 【請求項７】 環状シールがクランプにより定置型部分
    に固定されていることを特徴とする請求項３、４、５、
    ６の何れかに記載の固液分離装置。
JP13415392A 1991-04-29 1992-04-27 固液分離装置 Expired - Lifetime JP3256274B2 (ja)

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NL9100738 1991-04-29

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CN (1) CN1031319C (ja)
AT (1) ATE129424T1 (ja)
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DE (1) DE69205616T2 (ja)
ES (1) ES2078641T3 (ja)
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