JP3255328B2 - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JP3255328B2 JP10403494A JP10403494A JP3255328B2 JP 3255328 B2 JP3255328 B2 JP 3255328B2 JP 10403494 A JP10403494 A JP 10403494A JP 10403494 A JP10403494 A JP 10403494A JP 3255328 B2 JP3255328 B2 JP 3255328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械翻訳装置に関し、特
に、翻訳の際に、ユーザー辞書に記憶された訳語の形態
に応じて語形変化を行なうことで、翻訳後の操作者によ
る後編集の負担を軽減することができる機械翻訳装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、キーボードやディスプレイを備
え、日本語の文章を英語の文章に翻訳したり、英語の文
章を日本語の文章に翻訳する翻訳装置など、種々の翻訳
装置が実用にされている。
【0003】日本語の原文を英語の訳文に翻訳する機械
翻訳装置においては、操作者特有の翻訳を可能とするた
め、機械翻訳装置が予め用意した原語に対する訳語を記
憶した基本辞書の他に、操作者により登録された原語に
対する訳語を記憶したユーザー辞書を備えている。
【0004】ところで、「システムが自動的にファイル
をクローズしました。」という日本語の原文の「システ
ム」の部分を大文字で強調して翻訳したい場合には、
「Thesystem closed the file automatically.」とまず
翻訳し、その後に「system」の部分を大文字で「SYSTE
M」と後編集することによって「The SYSTEM closed the
file automatically.」と翻訳するようにしていた。し
かし、この方式では、翻訳後の操作者による後編集作業
が非常に煩雑なものとなってしまっていた。
【0005】よって、このような場合には、ユーザー辞
書に日本語の「システム」という原語に対して英語の訳
語を大文字で「SYSTEM」と登録し、翻訳することによ
り、「The SYSTEM closed the file automatically.」
と、ユーザー辞書を使用し後編集をしないで所望の翻訳
文を得るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、英単語
には、名詞、形容詞、副詞及び動詞などのように、使用
される状態により語尾変化がなされるものがある。かか
る語尾変化のなされる英単語を大文字でユーザー辞書に
記憶していても、翻訳処理の際にはその語尾変化は小文
字でなされるので、語尾変化された部分について小文字
から大文字に変換するための操作者による後編集作業が
必要になってしまうという問題点があった。
【0007】例えば、上記の原文において、「クローズ
しました」の部分を大文字で翻訳するために、ユーザー
辞書に日本語の「クローズする」に対して英語の「CLOS
E」を大文字で記憶していても、「The system CLOSed t
he file automatically.」のように翻訳されてしまって
いた。このため、操作者は、語尾変化された部分につい
て「The system CLOSED the file automatically.」と
後編集することが必要になるという問題点があった。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、翻訳の際に、翻訳後の操作者によ
る後編集の負担を軽減することができる機械翻訳装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の機械翻訳装置は、入力手段又は外部から
入力された第1言語の原文を第2言語の訳文に翻訳する
翻訳手段と、前記翻訳手段による翻訳処理の際に参照さ
れる原語に対する訳語を記憶した基本辞書と、前記翻訳
手段による翻訳処理の際に参照される操作者により登録
された原語に対する訳語を記憶したユーザー辞書とを備
え、更に、前記ユーザー辞書に記憶された訳語に基づい
て前記翻訳手段による翻訳処理がなされる場合に、前記
ユーザー辞書に記憶された訳語が規則変化における語尾
変化をするかどうかを判断する語尾変化判断手段と、前
記語尾変化判断手段により前記ユーザー辞書に記憶され
た訳語が規則変化における語尾変化をすると判断された
場合に、そのユーザー辞書に記憶された訳語の文字の種
類を判断する文字種類判断手段と、前記ユーザー辞書に
記憶された訳語について、前記文字種類判断手段により
判断された文字の種類に対応する種類の文字にて語尾変
化させる処理を行う語尾変化処理手段と、を備えてい
る。
【0010】また、請求項2の機械翻訳装置は、請求項
1の機械翻訳装置において、前記文 字種類判断手段は、
前記ユーザー辞書に記憶された訳語の文字がアルファベ
ットの大文字であるか小文字であるかを判断し、前記語
尾変化処理手段は、前記ユーザー辞書に記憶された訳語
について、その訳語の文字がアルファベットの大文字で
ある場合には大文字にて語尾変化させ、その訳語の文字
がアルファベットの小文字である場合には小文字にて語
尾変化させる処理を行なうように構成されている。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の機械翻訳装置の翻
訳手段は、基本辞書及びユーザー辞書を参照して、入力
手段又は外部から入力された第1言語の原文を第2言語
の訳文に翻訳する。このとき、語尾変化判断手段は、ユ
ーザー辞書に記憶された訳語が規則変化における語尾変
化をするかどうかを判断する。そして、ユーザー辞書に
記憶された訳語が規則変化における語尾変化をすると判
断されると、文字種類判断手段は、そのユーザー辞書に
記憶された訳語の文字の種類を判断する。そして、ユー
ザー辞書に記憶された訳語について、語尾変化処理手段
は、文字種類判断手段により判断された文字の種類に対
応する種類の文字にて語尾変化させる処理を行う。
【0012】また、請求項2の機械翻訳装置の文字種類
判断手段は、ユーザー辞書に記憶された訳語の文字がア
ルファベットの大文字であるか小文字であるかを判断す
る。そして、語尾変化処理手段は、ユーザー辞書に記憶
された訳語について、その訳語の文字がアルファベット
の大文字である場合には大文字にて語尾変化させ、その
訳語の文字がアルファベットの小文字である場合には小
文字にて語尾変化させる処理を行う
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】本実施例は、キーボードやフロッピディス
クから入力された日本語の原文を英語の訳文に翻訳する
機械翻訳装置に本発明を適用した場合のものである。
【0015】図1は、本実施例の機械翻訳装置1の構成
を示す制御系のブロック図である。同図に基づいて、先
ず、この機械翻訳装置1の構成を説明する。
【0016】この機械翻訳装置1は、基本的に、入力手
段としてのキーボード2および外部記憶装置Mと、表示
装置D、印字装置Pと、翻訳手段としての制御装置Cと
から構成されている。
【0017】キーボード2は、日本語や英語の文の入力
が可能であり、アルファベットキーや数字キーや記号キ
ーなどの文字キー、入力したアルファベット文字からな
るローマ字入力をひらがなや漢字に変換するための変換
キー、リターンキー、スペースキー、翻訳処理を開始す
る翻訳キーなど、その他翻訳処理に必要な機能キーが設
けられている。
【0018】外部記憶装置Mは、日本語の原文や基本辞
書及びユーザー辞書を記憶したフロッピーディスク(F
D)5からデータを読みだしたり、書き込んだりするフ
ロッピーディスクドライブ(FDD)4と、これを駆動
制御するフロッピーディスクドライブ(FDD)コント
ローラ3とから構成される。なお、基本辞書及びユーザ
ー辞書の説明については後述する。
【0019】表示装置Dは、キーボード2やフロッピー
ディスク5から入力された日本語の原文やその原文を英
語に翻訳して得られた訳文等を複数行分表示可能なCR
Tディスプレイ7と、これを表示制御するCRTコント
ローラ6とから構成されている。また、印字装置Pは、
用紙に印字を行なうためのプリンタ9と、これを駆動制
御するプリンタ駆動回路8とから構成されている。
【0020】そして、キーボード2と、FDDコントロ
ーラ3と、CRTコントローラ6と、プリンタ駆動回路
8とが、制御装置Cの入出力インターフェイス10にそ
れぞれ接続されている。
【0021】制御装置Cは、CPU12と、このCPU
12にデータバスやアドレスバスなどのバス11を介し
て接続された入出力インターフェイス10、ROM13
及びRAM14とから構成されている。そして、ROM
13には、翻訳処理のための各種のプログラムが記憶さ
れている。
【0022】次に、図2を参照して、フロッピーディス
ク5に記憶される基本辞書51及びユーザー辞書52の
構成について説明する。基本辞書51は機械翻訳装置1
にて予め用意された辞書であり、ユーザー辞書52は操
作者によって任意に登録されたデータから構成される辞
書である。基本辞書51とユーザー辞書52のデータが
重複する場合には、ユーザー辞書52のデータが優先し
て使用される。
【0023】基本辞書51は、形態素解析時に使用する
形態素解析辞書51aと、構文解析時に使用する解析辞
書51bと、構文変換時に使用する変換辞書51cと、
構文生成時に使用する生成辞書51dと、形態素生成時
に使用する形態素生成辞書51eとから構成されてい
る。
【0024】ユーザー辞書52には、操作者によって登
録されたデータが記憶される。ユーザー辞書52は基本
辞書51と異なり、その内部が、形態素解析辞書、解析
辞書、変換辞書、生成辞書、形態素生成辞書といった各
辞書には分かれておらず、一つの辞書としてデータを記
憶している。
【0025】例えば、図3は、「クローズする」52a
という日本語の原語に対して「CLOSE」52cという英
語の訳語が記憶されている場合の例である。図中、「V.
92」52bの「V」は動詞であることを示している。ま
た、「92」はユーザー辞書52に記憶されていることを
示している。更に、「regular」52dは、「CLOSE」5
2cという訳語が規則変化するものであることを示して
いる。ユーザー辞書52には、一つの原語52aに対し
てこれらのデータ52a〜dが組になって登録され、記
憶される。
【0026】ここで、基本辞書51及びユーザー辞書5
2に記憶される各情報について説明する。辞書の識別番
号は、ユーザー辞書52が「92」で示されるのに対し
て、基本辞書51は「1」で示される。また、語形変化
の形式については、規則変化する単語が「regular」で
示されるのに対して、不規則変化する単語は「irregula
r」で示され、全く語形変化しない単語については「n
o」で示される。更に、形容詞及び副詞に関して、その
比較級及び最上級が「more」「most」により表現される
ものについては、「more」として語形変化の形式が示さ
れる。品詞の種類については、名詞は「N」、動詞は
「V」、助詞は「PREP」、形容動詞は「ADJV」、助動詞
は「AUX」、記号は「SYM」で示される。これらの辞書の
識別番号、語形変化の形式、並びに、品詞の種類は、基
本辞書51及びユーザー辞書52に各単語毎にそれぞれ
記憶されている。
【0027】次に、このように構成された機械翻訳装置
1における翻訳処理の概略を図4を参照して説明する。
【0028】まず、原文である日本文がキーボード2か
ら入力され翻訳キーが操作されると(S1)、その日本
文は必要に応じて適切な形に前編集された後、翻訳処理
が行なわれる(S2)。前編集された日本文は、形態素
解析辞書51aを参照しながら単語単位に分割されてそ
れぞれの単語に単語情報等が付加される(S3)。例え
ば、「システムが自動的にファイルをクローズしまし
た。」という日本文が入力された場合には、図5に示す
ように、形態素解析処理が行なわれる。なお、図5中の
「/」は、形態素解析処理の理解を容易にするために便
宜的に表わした単語間の分割位置を示す記号であり、翻
訳処理とは何等関係のない記号である。
【0029】形態素解析処理が行なわれると(S3)、
次に、図6に示すように、各単語を句へとまとめあげる
ためのかかり受け解析等を行なう構文解析処理が行われ
る(S4)。「システムが自動的にファイルをクローズ
しました。」という入力文の場合、構文解析処理で主語
に解析された「システム」には主語を、目的語に解析さ
れた「ファイル」には目的語を対応づけている。
【0030】次いで、図7に示すように、変換辞書51
cを検索して各日本語の単語を英語の訳語に置き換え、
構文解析処理の結果に基づいて日本語を英語の構造へ変
換する構文変換処理が行なわれる(S5)。つまり、こ
の構文変換処理において、日本語の各々の各要素に対し
て英語の各要素を対応づけ、適切な英語の構造に変換す
る。
【0031】構文変換処理(S5)において英語の構造
に変換された文は、構文生成処理によって、それぞれの
単語に対して生成辞書51dを参照し、訳語生成規則に
基づいて英語として正しい構文に生成される(S6)。
続いて、形態素生成辞書51eを参照し、語形変化など
の形態素生成処理を行い英語の訳文が生成される(S
7)。
【0032】このようにして生成された英語の訳文は、
操作者により後編集が行なわれ(S8)、CRTディス
プレイ7に表示されたり、プリンタ9によって用紙に印
字されたりする(S9)。
【0033】次に、上記のように構成された機械翻訳装
置1における形態素生成処理について、図8を参照して
説明する。図8は、本発明の形態素生成処理を示したフ
ローチャートである。
【0034】図4に示すフローチャートにおいて、日本
文の入力から(S1)構文生成処理まで行なわれると
(S6)、図8に示されるフローチャートの形態素生成
処理が開始され、語尾変化などの語形変化の形態素生成
が行なわれる。
【0035】まず、形態素生成辞書51eを参照して、
英語の各単語のすべてに語形変化の形式に関する情報が
付与される(S11)。なお、ユーザー辞書52を参照
して使用される単語については、形態素解析処理(S
3)にて、すでに語形変化の形式に関する情報が付与さ
れている。
【0036】次に、その語形変化の形式に関する情報に
よって、規則変化する単語かどうか判断される(S1
2)。語形変化の形式が「regular」の場合は、規則変
化する単語である。規則変化しない単語であれば、即
ち、語形変化の形式が「irregular」「no」「more」な
どであれば(S12:no)、形態素生成辞書51eあ
るいはユーザー辞書52にその単語の不規則変化形が記
憶されているので、その不規則変化形に単語が置き換え
られ、その単語の語形変化を終了する(S13)。
【0037】一方、規則変化する単語であれば(S1
2:yes)、単語の末尾文字が大文字であるかどうか
を判断する(S14)。大文字であるかどうかの判断
は、末尾文字の文字コードの値により行なわれる。即
ち、文字コードが、「41H(Hは、16進数を示すた
めの符号である)」から「5AH」であれば大文字と判
断され、「61H」から「7AH」であれば小文字と判
断される。判断の結果、単語の末尾文字が大文字であれ
ば(S14:yes)大文字の語尾変化処理を行い(S
15)、大文字でなければ(小文字であれば)(S1
4:no)小文字の語尾変化処理を行う(S16)。
【0038】例えば、英語の動詞が規則変化する場合の
語尾変化は、次のようになされる。現在形の動詞を過去
形もしくは過去分詞形に変化させる場合は、現在形のま
ま又は語尾の「e」を削除して「ed」を付けて語尾変化
させる。現在分詞形に変化させる場合は、現在形のまま
又は語尾の「e」を削除して「ing」を付けて語尾変化さ
せる。
【0039】この語尾変化処理においては、単語の末尾
文字が大文字の「E」であっても小文字の「e」と同じで
あると認識させて語尾変化をさせる。これと共に、その
場合は「ed」「ing」等の活用語尾も末尾文字の大文字
に合わせて大文字で出力する。即ち、単語の末尾文字が
大文字であれば大文字で語尾変化を行ない、単語の末尾
文字が小文字であれば小文字で語尾変化を行なう。
【0040】このようにしてすべての単語の語形変化処
理を行い(S17)、その後、ハイフン、ピリオド、コ
ンマの生成等の他の処理を行って(S18)すべての形
態素生成処理を終了する。
【0041】ここで具体的に「システムが自動的にファ
イルをクローズしました。」という日本文の「クローズ
しました」を、図8の形態素生成処理(S7)を用いて
英文に翻訳する場合について説明する。
【0042】図7に示されるように形態素生成処理まで
に、「クローズする」という単語が、ユーザー辞書52
に登録されており、その訳語が「CLOSE」で、語尾変化
の形式は規則変化であることがわかる。よって、この
「CLOSE」を過去形に変化させるために、末尾文字の
「E」を削除して「ED」を付けて語尾変化させる。この
際、末尾文字の「E」は大文字であるので、「ED」も大
文字で付される。
【0043】この結果、「システムが自動的にファイル
をクローズしました。」という日本文は、「The system
CLOSED the file automatically.」という「CLOSED」
の単語が大文字で強調された英文に翻訳される。
【0044】以上詳述したことから明かなように、本実
施例の機械翻訳装置1によれば、翻訳の際に、ユーザー
辞書52に記憶された訳語の大文字小文字の形態に応じ
て語形変化を行なうので、翻訳後の操作者による後編集
の負担を軽減することができる。
【0045】また、語尾変化が大文字でなされるか小文
字でなされるかは、単語の末尾文字が大文字であるか小
文字であるかにより決定される。よって、固有名詞のよ
うに先頭の文字のみが大文字で2文字目以降は小文字で
ある単語に対しても、適切な語尾変化を行なうことがで
きる。例えば、「クローズする」という単語が、ユーザ
ー辞書52に「Close」と末尾文字が小文字で登録され
ていれば「Closed」と小文字で語尾変化を行い、「CLOS
E」と末尾文字が大文字で登録されていれば「CLOSED」
と大文字で語尾変化を行なうことができる。
【0046】なお、本実施例における語形変化手段は、
図8に示されるS12からS16の処理である。
【0047】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更改良が可能
であることは容易に推察できるものである。
【0048】例えば、実施例では日本語から英語に翻訳
する場合を例に記述したが、他の言語に翻訳する場合に
も適用できる。
【0049】また、動詞の語尾変化のみならず、名詞、
形容詞、副詞などの他の品詞の語尾変化についても同様
に本発明を適用することができる。例えば、「DIRECTOR
Y」という規則変化する名詞が大文字で登録されている
場合、その複数形は「DIRECTORIES」と大文字で語尾変
化させて翻訳することができる。また、「EASY」という
規則変化する形容詞が大文字で登録されている場合、そ
の比較級は「EASIER」、最上級は「EASIEST」と大文字
で語尾変化させて翻訳することができる。
【0050】本発明は、大文字小文字の語尾変化に限ら
れるものではなく、文字の種類に応じた語尾変化に適用
することも可能である。例えば、イタリック文字(斜文
字)、ボールド文字(太文字)、アンダーライン付文字
などにより、単語がユーザー辞書に登録されている場合
には、登録されている文字と同じ種類の文字により語尾
変化が行なわれる。
【0051】なお、本発明の語形変化は、語尾変化に限
られるものではない。例えば、「more」「most」のよう
に、他の単語が付加されて語形変化されるようなものに
ついても同様に本発明を適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したことから明かなように、本
発明の請求項1の機械翻訳装置によれば、翻訳の際に
語尾変化判断手段により、ユーザー辞書に記憶された訳
語が規則変化における語尾変化をするかどうかが判断さ
れ、ユーザー辞書に記憶された訳語が規則変化における
語尾変化をすると判断されると、文字種類判断手段によ
り、そのユーザー辞書に記憶された訳語の文字の種類が
判断され、ユーザー辞書に記憶された訳語について、語
尾変化処理手段により、文字種類判断手段により判断さ
れた文字の種類に対応する種類の文字にて語尾変化させ
る処理が行われるので、翻訳後の操作者による後編集の
負担を軽減することができるという効果がある。
【0053】また、請求項2の機械翻訳装置によれば、
文字種類判断手段により、ユーザー辞書に記憶された訳
語の文字がアルファベットの大文字であるか小文字であ
るかが判断され、語尾変化処理手段により、ユーザー辞
書に記憶された訳語について、その訳語の文字がアルフ
ァベットの大文字である場合には大文字にて語尾変化さ
せ、その訳語の文字がアルファベットの小文字である場
合には小文字にて語尾変化させる処理が行われるので、
翻訳後の操作者による後編集の負担を軽減することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機械翻訳装置の構成を示す制
御系のブロック図である。
【図2】基本辞書及びユーザー辞書が記憶されたフロッ
ピーディスクの構造を示す図である。
【図3】ユーザー辞書の構造を模式的に表わした図であ
る。
【図4】翻訳処理の制御を示すフローチャートである。
【図5】形態素解析の様子を模式的に表わした図であ
る。
【図6】構文解析の様子を模式的に表わした図である。
【図7】構文変換の様子を模式的に表わした図である。
【図8】形態素生成処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 機械翻訳装置 2 入力手段としてのキーボード 5 フロッピーディスク 51 基本辞書 52 ユーザー辞書 C 翻訳手段としての制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段又は外部から入力された第1言
    語の原文を第2言語の訳文に翻訳する翻訳手段と、前記
    翻訳手段による翻訳処理の際に参照される原語に対する
    訳語を記憶した基本辞書と、前記翻訳手段による翻訳処
    理の際に参照される操作者により登録された原語に対す
    る訳語を記憶したユーザー辞書とを備えた機械翻訳装置
    において、 前記ユーザー辞書に記憶された訳語に基づいて前記翻訳
    手段による翻訳処理がなされる場合に、前記ユーザー辞
    書に記憶された訳語が規則変化における語尾変化をする
    かどうかを判断する語尾変化判断手段と、 前記語尾変化判断手段により前記ユーザー辞書に記憶さ
    れた訳語が規則変化における語尾変化をすると判断され
    た場合に、そのユーザー辞書に記憶された訳語の文字の
    種類を判断する文字種類判断手段と、 前記ユーザー辞書に記憶された訳語について、前記文字
    種類判断手段により判断された文字の種類に対応する種
    類の文字にて語尾変化させる処理を行う語尾変化処理手
    段と、 を備えたことを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記文字種類判断手段は、前記ユーザー
    辞書に記憶された訳語の文字がアルファベットの大文字
    であるか小文字であるかを判断し、前記語尾変化処理手
    段は、前記ユーザー辞書に記憶された訳語について、そ
    の訳語の文字がアルファベットの大文字である場合には
    大文字にて語尾変化させ、その訳語の文字がアルファベ
    ットの小文字である場合には小文字にて語尾変化させる
    処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の機械翻
    訳装置。
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