JP3255056B2 - 分散処理型冊子作成システム - Google Patents

分散処理型冊子作成システム

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JP3255056B2
JP3255056B2 JP34225596A JP34225596A JP3255056B2 JP 3255056 B2 JP3255056 B2 JP 3255056B2 JP 34225596 A JP34225596 A JP 34225596A JP 34225596 A JP34225596 A JP 34225596A JP 3255056 B2 JP3255056 B2 JP 3255056B2
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オンデマンドプ
リントの分野において、特にカラーと白黒の混在した冊
子を作成するのに好適な分散処理型冊子作成システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル方式の複写機やプリンタ
並びに印刷に関連する分野として、オンデマンドプリン
トと呼ばれる分野が注目を浴びてきている。このオンデ
マンドプリントに関しては、例えば、印刷雑誌 199
6(Vol.79)10 P68〜P69に、「オンデ
マンド印刷の重要性」(副題−米国オンデマンドショ
ウ、企業を見学して−)と題して、著者が1996年4
月23日から25日までニューヨークで開催されたOn
Demand Digital Printing
& Publishing Showを見学し、更に米
国の印刷機メーカー及び印刷会社を訪問した際の報告を
掲載した記事がある。
【0003】この印刷雑誌の記事によれば、超短納期の
印刷、業務帳票の整理統合を可能にしたデジタル技術
が、従来の印刷業を変革しており、白黒単色小部数印刷
や広域サービス対応などに重点が移行しつつあると指摘
している。また、このShowの主催社であるCAP
ventureの社長Chales A Pesko氏
は、オンデマンドプリントに関して、次の6つの重要な
ポイントを説明している。すなわち、1)熟練を必要とす
る印刷から、それを必要としないエレクトロニクスのサ
ービス業への移行、2)オンデマンドの分野の経済性にお
いて、従来の印刷に比してコスト的に有利なショートラ
ンの分野での伸び、3)オンデマンドにおける経済性を超
えたメリット、イ)短納期→コンビニエンスなサービス・
ビジネスへ、ロ)内容変更の容易さ→たとえばハイテク関
係のドキュメント、システム変更の説明書など、ハ)顧客
印刷在庫の大幅な削減→デジタル在庫、顧客の印刷物を
顧客に在庫させるのではなく、顧客のデータを管理し、
顧客の必要なときに、必要な量だけ印刷して提供、ニ)カ
スタマイズ→可変情報印刷を利用し個人会社向けの印刷
データベースを活用したビジネス、ホ)インラインでデー
タ入力から製本完了までできることによる大幅な工数時
間の短縮、4)今後のオンデマンド印刷のシェアの増大、
5)印刷物対プロセス、オンデマンドプリントというのは
印刷物を意味するのではなく、プロセス−デジタル処理
−を意味し、顧客とはデジタルでつながり、顧客のデー
タファイル管理が重要な仕事となり、また、各種ネット
ワークを使って、データ転送により、顧客の配布希望先
の最も近いところで印刷可能、納期の大幅な短縮、デリ
バリコストの削減、データ変更の容易さ、6)デジタル・
プリント産業のサービスの品質を追求する産業への変
貌、の6つのポイントである。
【0004】これらの6つのポイントのうち、「3)オン
デマンドにおける経済性を超えたメリット」と「5)印刷
物対プロセス」に関する記載は、オンデマンドプリント
を技術的に見た場合、特に重要である。つまり、オンデ
マンドプリントは、プリント物の納期を大幅に短縮する
ことができるばかりか、少量に需要に容易に応えること
ができ、しかも内容の変更が容易であり、ハイテク関係
のマニュアル等のドキュメント、システム変更の説明書
などの冊子を作成するで適しており、更に顧客印刷在庫
の大幅な削減やインラインでデータ入力から製本完了ま
で可能となることによる大幅な工数時間の短縮、及び顧
客とデジタル回線を通してつながることによるデータ転
送の容易さ等に基づくやはり納期の大幅な短縮やデリバ
リコストの削減、データ変更の容易さ等が実現できると
いう特徴を有している。
【0005】このような現状の下において、上記ハイテ
ク関係のマニュアル等のドキュメントやシステム変更の
説明書、あるいは新製品のカタログやマニュアル、更に
はオフィスにおける配付物等としては、すべてが白黒の
ページからなる冊子や、すべてがカラーのページからな
る冊子、又は白黒のページとカラーのページとが混在す
るページからなる冊子などがある。これらのハイテク関
係のマニュアル等のドキュメントやシステム変更の説明
書、あるいはオフィスにおける配付物等の冊子を大量に
作成する場合は、通常、カタログやマニュアル等の原稿
に基づいて印刷会社に依頼して作成するのが一般的であ
る。
【0006】しかし、上記カタログや装置のマニュア
ル、あるいはオフィスにおける配付物等の冊子を少量だ
け作成する場合は、印刷会社に依頼し印刷処理をしてい
たのではコストが高くなってしまうばかりか、完成まで
にある程度の日数を必要とするため、短期間の納期に間
に合わせることができないという不都合がある。
【0007】そのため、カタログや装置のマニュアル、
あるいはオフィスにおける配付物等の冊子を少量だけ作
成する場合は、上述したように、オンデマンドプリント
が採用される。
【0008】このようなオンデマンドプリント技術に関
連するものとして、デジタル複写機やプリンタ等の画像
記録機器は、近年、広く普及してきており、画質の面で
も白黒はもちろんのことカラー画像でも印刷物に近いレ
ベルにまで向上してきている。また、最近のオフィスや
個人用のパーソナルコンピュータの急速な普及によっ
て、複数のパーソナルコンピュータ等が会社内のローカ
ルエリアネットワーク(LAN)、あるいはデジタル回
線等の通信回線を介して、プリントサーバを備えた複数
台のデジタル複写機やプリンタ等の画像記録機器と接続
されてネットワークを構成し、いつでも自由に必要な画
像情報の記録が可能となってきている。
【0009】ところで、このようなネットワーク化され
た画像記録システムに関する技術としては、特再平3−
815831号公報、特開平6−75724号公報、特
開平6−290008号公報、特開平7−44339号
公報及び特開平7−152506号公報等に開示されて
いるものが、既に種々提案されている。
【0010】上記特再平3−815831号公報に係る
技術は、ネットワークを利用した並列処理に関するもの
であり、1つのジョブを複数の情報処理機器に分配し、
再構築して全体の画像情報を得るように構成したもので
ある。
【0011】また、上記特開平6−75724号公報に
係る印刷制御装置は、通信ネットワークに接続されて、
ネットワーク上の印刷機の制御を行う印刷制御装置であ
って、印刷データを受信して格納する格納手段と、前記
ネットワーク上の各印刷機が処理する印刷データの量を
読み出す読み出し手段と、前記各印刷機の印刷処理能力
を記憶する記憶手段と、前記読み出し手段により読み出
した各印刷機の印刷データ量と前記記憶手段に記憶され
た印刷処理能力とに基づいて、ひとつの印刷機を決定す
る決定手段と、前記格納手段に格納された印刷データ
を、前記決定手段により決定された印刷機に送りつける
手段と、を備えるように構成したものである。
【0012】さらに、上記特開平6−290008号公
報に係るネットワークシステムは、プリンタを有し外部
から受けたデータをそのプリンタに出力するプリントサ
ーバと、印刷データを準備してプリントサーバに送出す
るクライアントとが接続されたネットワークシステムに
おいて、プリントサーバの動作状況を集中管理するメイ
ンプリントサーバを設け、クライアントで準備したデー
タを印刷するときには、クライアントからメインプリン
トサーバに印刷要求を行い、メインプリントサーバで
は、その印刷要求を受けたとき、その時のネットワーク
に接続されているプリントサーバの空き状況を評価し、
その評価に基づいて、最適なプリントサーバを選択し、
そのプリントサーバに対し印刷要求を行って、クライア
ントからの印刷データをそのプリントサーバに送付する
ように構成したものである。
【0013】また更に、上記特開平7−44339号公
報に係る画像処理システムは、記憶手段と、当該記憶手
段から記憶データを読み出してプリンタに印加するとと
もに当該プリンタを制御する制御手段と、構内情報通信
網に接続する装置と通信する通信手段とを具備する画像
処理システムであって、網内に接続される他の同種の画
像処理システム間で通信し、任意の他の記憶手段に上記
記憶手段に配置されるデータを他のバッファメモリを介
することなく転送自在であるように構成したものであ
る。
【0014】さらに、上記特開平7−152506号公
報に係る画像形成装置は、上位装置と通信するホスト通
信手段と、このホスト通信手段を介して受信したデータ
を記憶する記憶手段と、他の画像形成装置とデータ通信
するデータ通信手段と、前記記憶手段に記憶されたデー
タに基づいて記憶媒体に画像を形成する画像形成手段
と、この画像形成手段に給紙される記録媒体の有無を検
出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて
前記記憶手段に記憶されたデータを前記他の画像形成手
段に転送するようにデータ通信手段を制御する制御手段
とを有するように構成したものである。
【0015】また、これらのネットワーク化された画像
記録システムと組み合わせて使用され、カタログや装置
のマニュアル、あるいはオフィスにおける配付物等の冊
子を少量だけ作成するための後処理装置としては、複数
の記録装置で分散処理等がなされたプリント物を、各ペ
ージの順にページを揃えるいわゆる丁合い処理を行い、
必要に応じて綴じて製本する丁合中綴じ装置などが使用
される。
【0016】この丁合中綴じ装置としては、例えば、
(株)ホリゾン社製の丁合中綴じシステムなどが既に製
品化されており、広く使用されてきてもいる。この丁合
中綴じシステム200は、図21に示すように、必要な
部数だけプリントされた記録用紙201を、各ページ毎
にセットする複数のビン202を有している。これら複
数のビン202は、1ページ目の記録用紙201を収容
する1番目のビン202 1 と、2ページ目の記録用紙2
01を収容する2番目のビン2022 というように、少
なくとも作成する冊子のページ数に応じた数だけビン2
02を備えている。そして、上記丁合中綴じシステム2
00は、各ビン202に収容された各ページの記録用紙
201を1枚ずつ搬送し、これらの記録用紙201をペ
ージ順に揃えて丁合処理を行った後、二ヘッド式針金綴
機203によって2カ所同時に針金で綴じ、必要に応じ
て中折り・断裁機204によって中折り及び小口断裁を
行うように構成したものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特再平3−815831号公報、特開平6
−75724号公報、特開平6−290008号公報、
特開平7−44339号公報及び特開平7−15250
6号公報等に開示されたネットワーク画像記録技術の場
合には、ネットワークに接続される記録装置が、基本的
に同一の機能を有する白黒の記録装置を対象にしたもの
である。ところが、最近は、市場に出回っているカタロ
グや製品のマニュアル等の冊子の画像情報、あるいはオ
フィス等における配付物等の冊子の画像情報のカラー化
が急速に進んできており、これらのカタログや製品のマ
ニュアル等の冊子の中には、白黒写真画像やカラー画像
のページを含むものが多くなってきている。
【0018】しかし、上記特再平3−815831号公
報や特開平6−75724号公報等に開示されたネット
ワーク画像記録技術の場合には、ネットワークに接続さ
れる記録装置が、基本的に同一の機能を有する白黒の記
録装置を対象にしたものであるため、カラーのページの
画像を含む冊子の場合には、ネットワークに接続された
カラー用の記録装置ですべての画像記録を行うことにな
る。そのため、上記従来のネットワーク画像記録技術に
よれば、カタログや製品のマニュアル等の冊子を作成す
る際、一部のページのみがカラーで他のほとんどのペー
ジが白黒のページである場合でも、カラー用の記録装置
ですべてのページをプリントしなければならず、冊子を
作成するにあたってのコストが大幅に高くなるばかり
か、カラー用の記録装置は、白黒の記録装置に比べて記
録速度が極端に遅いため、冊子の作成に長時間を必要と
するという問題点があり、オンデマンドプリントの特性
を十分に活かしきれていなかった。また、ページ毎に複
数の記録装置を用いて並列処理することで、全ページの
記録に要する時間を短縮できるが、一般的には、例え
ば、白黒のみの原稿であれば、一台の記録装置で処理し
ており、冊子の作成に長時間を要するという問題点もあ
った。
【0019】また、これらのネットワーク画像記録技術
と組み合わせて使用される丁合中綴じシステム等の後処
理装置の場合には、基本的に作成する冊子のページ数に
応じた数だけビン102を必要とするため、後処理装置
そのものが大型化するという問題点があった。さらに、
上記丁合中綴じシステム等の後処理装置の場合には、丁
合及び中綴じ処理を行う際に、紙詰まり等のジャムが発
生した場合に備えて、冊子の必要な部数よりも若干多め
に各ページを予めプリントしておき、紙詰まり等のジャ
ムが発生した場合でも、各ページの記録用紙が足りなく
なるのを防止しているため、どうしても無駄な記録用紙
が必要となり、経済性の点で問題があった。又、上記丁
合中綴じシステム等の後処理装置の場合には、上述した
ように、装置そのものが大型化するため、カタログや製
品のマニュアル等の冊子を少ない部数だけ作成するには
不向きであり、少ない部数の冊子を随時必要とするユー
ザーの要望には応えることができないという問題点があ
った。
【0020】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、少ないビンで必要な部数の冊子を作成するこ
とができるコンパクトなシステムであって、必要な部
数以外の無駄な記録用紙を極力少なくすることができ、
特に、白黒とカラーのページが混在する冊子であって
も、低コストで且つ短時間に作成することが可能な分散
処理型冊子作成システムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、クライアントから入力された1つのジ
ョブを複数の記録装置で分散処理させるサーバと、この
サーバからの指令に基づいて前記ジョブの記録シートへ
の記録を行う複数の記録装置と、これらの複数の記録装
置から出力された記録シートを用いて冊子を作成する後
処理装置とからなる分散処理型冊子作成システムであっ
て、前記後処理装置は、前記複数の記録装置から出力さ
れた記録シートが各記録装置毎にセットされる複数の給
紙手段と、これらの複数の給紙手段の作動を前記サーバ
からの情報に基づいて制御する制御手段とを備えるよう
に構成したものである。
【0022】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
サーバは、1つのジョブの一部を構成するページと、そ
のジョブのどの部分かを示すヘッダーシートとの記録を
前記各記録装置に指令する記録ページ監視制御手段を備
えるように構成したものである。子作成システム。
【0023】さらに、請求項3に記載された発明は、請
求項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前
記後処理装置は、前記複数の記録装置から出力された記
録シートを各記録装置毎にどの給紙手段にセットすべき
かを表示する表示手段を備えるように構成したものであ
る。
【0024】また更に、請求項4に記載された発明は、
請求項2記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、
前記後処理装置は、前記ヘッダーシートを読み取る読取
手段を備えるとともに、前記制御手段は、この読取手段
によって読み取られた情報も加味しながら給紙手段を制
御するように構成したものである。
【0025】さらに、請求項5に記載された発明は、請
求項4記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前
記後処理装置は、前記読取手段によって読み取られた情
報に基づいて記録シートの給紙手段へのセットの適否を
判断する判断手段と、不適の場合に警告表示する警告表
示手段を備えるように構成したものである。
【0026】又、請求項6に記載された発明は、請求項
1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記制
御手段は、前記複数の給紙手段の作動を制御するための
前記サーバからの情報を通信手段により入手するように
構成したものである。
【0027】更に、請求項7に記載された発明は、請求
項6記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
後処理装置は、紙詰まり等により不足分が生じた場合
に、その不足分を前記サーバに通信するように構成した
ものである。
【0028】また、請求項8に記載された発明は、請求
項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
複数の記録装置が、カラー記録装置と、白黒記録装置と
を含むように構成したものである。なお、この発明は、
上記請求項8に記載したように、特に、複数の記録装置
が、カラー記録装置と、白黒記録装置とを含むように構
成した場合に効果的であるが、これに限定されるもので
はなく、複数の記録装置が、白黒の記録装置のみからな
る場合、つまり白黒原稿の冊子を複数の白黒の記録装置
に分散して処理する場合にも、同様に適用することがで
き、初期の目的を達成することができることは勿論であ
る。
【0029】
【作用】上記請求項1に記載された発明は、クライアン
トから入力された1つのジョブを複数の記録装置で分散
処理させるサーバと、このサーバからの指令に基づいて
前記ジョブの記録シートへの記録を行う複数の記録装置
と、これらの複数の記録装置から出力された記録シート
を用いて冊子を作成する後処理装置とからなる分散処理
型冊子作成システムであって、前記後処理装置は、前記
複数の記録装置から出力された記録シートが各記録装置
毎にセットされる複数の給紙手段と、これらの複数の給
紙手段の作動を前記サーバからの情報に基づいて制御す
る制御手段とを備えるように構成したので、1つのジョ
ブの分散処理により記録シートへの記録シートへの記録
動作が短時間ででき、その後の処理の制御も手間いらず
で自動的にプログラムされるため、冊子を作成する全体
の時間を短縮できる。
【0030】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
サーバは、1つのジョブの一部を構成するページと、そ
のジョブのどの部分かを示すヘッダーシートとの記録を
前記各記録装置に指令する記録ページ監視制御手段を備
えるように構成したので、各記録装置で記録された記録
シートと、記録された記録シートが1つのジョブのどの
部分かを示すヘッダーシートとが、組となってできあが
るので、後処理装置にセットする際に手助けとなり、誤
った丁合い処理を確実に防止することができる。
【0031】さらに、請求項3に記載された発明は、請
求項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前
記後処理装置は、前記複数の記録装置から出力された記
録シートを各記録装置毎にどの給紙手段にセットすべき
かを表示する表示手段を備えるように構成したので、表
示に従ってセットすれば、正しいページ順の冊子を指作
成することができ、やはり誤った丁合い処理を確実に防
止することができる。
【0032】また更に、請求項4に記載された発明は、
請求項2記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、
前記後処理装置は、前記ヘッダーシートを読み取る読取
手段を備えるとともに、前記制御手段は、この読取手段
によって読み取られた情報も加味しながら給紙手段を制
御するように構成したので、任意にセットされた場合で
も、自動的に認識し、正しいページ順の冊子を指作成す
ることができ、誤った丁合い処理を確実に防止すること
ができる。
【0033】さらに、請求項5に記載された発明は、請
求項4記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前
記後処理装置は、前記読取手段によって読み取られた情
報に基づいて記録シートの給紙手段へのセットの適否を
判断する判断手段と、不適の場合に警告表示する警告表
示手段を備えるように構成したため、異なるジョブの記
録シートをセットした場合に、セット間違いであること
を警告表示するので、不正な冊子を作成することを防止
できる。
【0034】又、請求項6に記載された発明は、請求項
1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記制
御手段は、前記複数の給紙手段の作動を制御するための
前記サーバからの情報を通信手段により入手するように
構成したので、操作性を大幅に向上させることができ
る。
【0035】更に、請求項7に記載された発明は、請求
項6記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
後処理装置は、紙詰まり等により不足分が生じた場合
に、その不足分を前記サーバに通信するように構成した
もので、無駄な記録シートを極力少なくすることができ
る。
【0036】また、請求項8に記載された発明は、請求
項1記載の分散処理型冊子作成システムにおいて、前記
複数の記録装置が、カラー記録装置と、白黒記録装置と
を含むように構成したので、特に、白黒とカラーのペー
ジが混在する冊子であっても、低コストで且つ短時間に
作成することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0038】図1はこの発明に係る分散処理型冊子作成
システムの一実施の形態を示す構成図である。
【0039】図において、1は製品のマニュアルやカタ
ログ、あるいはオフィスにおける配付物等の所望の冊子
の原稿を作成するクライアントを示すものであって、こ
のクライアント1は、例えば、オフィスコンピュータや
パーソナルコンピュータ等からなり、これらのパーソナ
ルコンピュータ等に接続されたカラーや白黒のイメージ
スキャナー等を含むものである。
【0040】2は前記クライアント1から入力された1
つのジョブを複数の記録装置で分散処理させる冊子サー
バーを示すものであり、この冊子サーバー2は、クライ
アント1と同じく例えばパーソナルコンピュータ等によ
って構成される。上記冊子サーバー2は、1つのジョブ
の一部を構成するページと、そのジョブのどの部分かを
示すヘッダーシートとの記録を前記各記録装置に指令す
る記録ページ監視制御手段としての機能をも備えてい
る。
【0041】3は記録装置としての白黒プリンタを示す
ものであり、この白黒プリンタ3としては、例えば、後
に詳述するように白黒の画像記録を高速に行うことが可
能な大型のプリンタが用いられるが、これに限定される
ものではなく、小型のプリンタを用いても良いことは勿
論である。
【0042】4は同じく記録装置としてのカラープリン
タを示すものであり、このカラープリンタ4としては、
例えば、後に詳述するように記録シートを転写ドラム上
に保持して、この転写ドラム上に保持された記録シート
上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(B)の4色のトナー像を互いに重ね
た状態で転写することにより、カラー画像を記録するも
のが用いられる。ただし、上記カラープリンタ4として
は、これに限定されるものではなく、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4色
の画像形成ユニットを並列に配置し、これら4色の画像
形成ユニットによって形成されたトナー像を、その下方
を搬送される記録シート上に順次多重転写することによ
り、カラー画像を記録するものなど、他の方式のカラー
プリンタ3を用いても良いことは勿論である。
【0043】5は前記複数の記録装置から出力された記
録シートを用いて冊子を作成するために、記録シートを
各ページの順に揃える丁合い処理を行う後処理装置とし
ての丁合機を示すものであり、この丁合機5は、例え
ば、後に詳述するように、紙詰まり等により不足分が生
じた場合に、その不足分を前記冊子サーバー2に通信す
る機能を備えている。
【0044】これらのクライアント1と、冊子サーバー
2と、白黒プリンタ3と、カラープリンタ4と、丁合機
5は、会社内のローカルエリアネットワーク(LAN)
やインターネット等のデジタル回線からなる通信回線
6、及び機器の接続ケーブルを介して互いに接続されて
おり、画像データ及び制御信号の送受信が互いに可能と
なっている。なお、図1中、7は特殊な用紙を使用する
か、又は一連の原稿をページ順に出力することができ
ず、同一のページを所定の部数ずつ出力するような特殊
なプリンタを示すものである。
【0045】図2はこの発明に係る分散処理型冊子作成
システムの一実施の形態に適用される白黒プリンタ3と
してのデジタル複写機を示す外観斜視図である。
【0046】このデジタル複写機3は、通常の原稿の複
写以外に、両面複写、片面多重複写は勿論のこと、複数
枚の原稿を任意部数だけ仕分けした状態で複写する動作
を電子的に行う電子RDH機能や、多数枚の原稿を記録
用紙の両面に2枚ずつページを分割した状態で両面に複
写する等を備えている。
【0047】また、上記デジタル複写機3は、複写機能
の他にファクシミリとしての画像通信機能や、前述した
ホストコンピュータあるいはパーソナルコンピュータ等
からなるクライアント1から送られてくる画像情報を出
力するプリンタとしての機能を有している。
【0048】上記デジタル複写機3は、大別して、原稿
の画像を読み取って電気信号に変換し、この電気信号に
変換された画像情報に千鳥補正等の基本的な処理を施し
て出力するImage Input Terminal
(以下、IITという)8と、このIIT8から送られ
てくる画像情報を記憶するとともに必要に応じて二次的
処理を施した後、画像の記録を行って出力するImag
e Output Terminal(以下、IOTと
いう)9と、上記IIT8やIOT9の動作を制御する
Controller(以下、CONTという)10と
ネットワーク6から来たジョブを見開いて画像を作成す
るプリントサーバから構成されている。
【0049】上記CONT10は、オペレーターが複写
動作等を指定するUser Interface(以
下、UIという)11を有しており、このUI11に
は、オペレーターが複写動作を指定するためのキーボー
ド12やマウス13、あるいはオペレーターが指定動作
を指定するためのキーボード12やマウス13、あるい
はオペレーターが指定した複写動作の内容等を表示する
デイスプレイ14が設けられている。
【0050】この実施の形態において、上記IIT8
は、その上部に原稿を自動的にIIT8のプラテン上ま
で搬送するAutomatic Document F
eeder(以下、ADFという)15を備えている。
このADF15は、原稿16の表裏を裏返して自動的に
IIT8のプラテン上まで搬送することが可能なDua
l Automatic Document Feed
er(以下、DADFという)であっても勿論よい。
【0051】上記ADF15は、図2に示すように、I
IT本体のプラテン上を開閉可能に覆うカバーユニット
内に組み込まれている。そして、上記ADF15は、図
3に示すように、多数枚の原稿16を収容する原稿送り
トレイ17と、この原稿送りトレイ17内に収容された
原稿16を一枚ずつ送出するフィードベルト18と、こ
のフィードベルト18によって送出された原稿16をペ
ーパーシュート19を介してプラテン20へと搬送する
搬送ロール21と、この搬送ロール21によって搬送さ
れた原稿16をプラテン20上の原稿セット位置まで搬
送する搬送ベルト22と、プラテン20上に載置された
原稿16の画像読み取りが終了した時点で、搬送ベルト
22によって送り出される原稿16を排出する排出用搬
送ロール23と、排出された原稿16を収容する原稿受
けトレイ24とから構成されている。
【0052】また、上記ADF15は、原稿のサイズを
検知する図示しない原稿サイズ検知手段を備えている。
この原稿サイズ検知手段は、図3に示すように、ADF
10の原稿送りトレイ17に配設された図示しない複数
の反射型光学式センサによって構成されている。上記光
学式センサは、最大のサイズの原稿16が通過する位置
に配置されており、原稿送りトレイ17に原稿16をセ
ットした際に原稿16からの反射光の有無によって原稿
16のサイズを検知するものである。そして、上記光学
式センサからの出力信号を後述するCPUに入力するこ
とにより、このCPUによって原稿16のサイズを判別
するように構成されている。
【0053】上記ADF15によってIIT本体のプラ
テン20上に搬送された原稿16は、図4に示すよう
に、IIT2のスキャナー25によって読み取られる。
このスキャナー25は、プラテン20上に載置された原
稿15を照明する光源26と、この光源26から出射さ
れる光を原稿1へ向けて反射する反射板27と、上記原
稿16からの反射光をCCD等からなるイメージセンサ
アレイ28へと導く複数枚のミラー29、30、31
と、これらのミラー29、30、31によって導かれた
画像光をイメージセンサアレイ28上に結像するための
レンズ32とを備えている。これらの光源26、ミラー
29、30、31あるいはイメージセンサアレイ25等
は、図3に示すように、スキャナー25として一体的に
組み込まれており、このスキャナー25は、図示しない
駆動機構によってプラテン20の下方を副走査方向に沿
って往復移動可能となっている。そして、スキャナー2
5は、プラテン20の下方を副走査方向に移動する間
に、プラテン20上に載置された原稿16の画像をイメ
ージセンサアレイ28によって読み取るように構成され
ている。
【0054】上記スキャナー25のイメージセンサアレ
イ28によって読み取られた原稿16の画像情報は、図
5に示すように、プロセッサー33に送られて千鳥補正
等の基本的な処理が施された後、IOT9へと出力され
る。
【0055】このIOT9に送られてきた画像情報は、
画像蓄積装置によって圧縮、蓄積等の処理を受ける。そ
して、上記画像蓄積装置から読み出された画像情報は、
図3に示すように、ROSユニット34によって光学的
信号に変換されて、感光体ベルト35上に走査露光され
る。
【0056】このROSユニット34は、図3に示すよ
うに、1つの半導体レーザー36と、この半導体レーザ
ー36からのビームを回転動作中の反射面にて反射する
ことにより所定の走査範囲にわたって感光体ベルト35
上に導くポリゴンミラー37とから構成されている。
【0057】上記ROSユニット34は、画像情報に応
じて発振する半導体レーザー36から出射されるレーザ
ービームBmを、ポリゴンミラー37によって感光体ベ
ルト35の軸方向に沿って走査することにより、感光体
ベルト35上に画像情報に応じた画像を走査露光するよ
うになっている。
【0058】上記感光体ベルト35は、一次帯電器38
によって予め所定の電位に一様帯電された後、上記の如
くROSユニット34によって画像が走査露光され、そ
の表面に静電潜像が形成される。
【0059】この静電潜像は、黒色トナーによって現像
する現像装置39によって現像され、トナー像となる。
その後、感光体ベルト35上に形成されたトナー像は、
IOT本体内に複数配置された給紙カセット40、41
のいずれかより供給される所定サイズの記録シート42
上に、転写帯電器43の帯電によって感光体ベルト35
から転写される。このトナー像が転写された記録シート
42は、分離帯電器44の帯電によって感光体ベルト3
5から分離された後、定着装置45へと搬送されて、ト
ナー像が記録シート42上に定着される。
【0060】また、転写工程が終了した感光体ベルト3
5の表面は、クリーナー46によって清掃され、残留ト
ナーや紙粉等が除去されるとともに、除電器47によっ
て帯電を受けて残留電荷が消去され、次の画像記録工程
に備える。
【0061】上記の如くトナー像が定着された記録シー
ト42は、通常の複写モードではそのまま、排出トレイ
48上に排出される。
【0062】一方、両面複写や片面多重複写等のモード
においては、トナー像が定着された記録シート42は、
そのまま排出されずに搬送路49及び用紙反転機構50
を介して、そのままあるいは表裏が裏返されて再度転写
部へと搬送され、所定のトナー像の転写定着が行われる
ようになっている。このような所定の画像の転写及び定
着が繰り返された後、記録用紙42は、始めて排出トレ
イ48上に排出される。
【0063】図6はこの発明に係る分散処理型冊子作成
システムの一実施の形態に適用されるカラープリンタ4
としての多重転写方式のデジタルカラー複写機を示す外
観斜視図である。
【0064】このデジタルカラー複写機4は、大別し
て、原稿の画像を読み取って電気信号に変換し、この電
気信号に変換された画像情報に所定の画像処理を施して
出力するImage Input Terminal
(以下、IITという)51と、このIIT51から送
られてくる画像情報を記憶するとともに必要に応じて二
次的処理を施した後、画像の記録を行って出力するIm
age Output Terminal(以下、IO
Tという)52と、上記IIT51やIOT52の動作
を制御するController(以下、CONTとい
う)53とから構成されている。また、上記IIT51
は、その上部に原稿を自動的にIIT51のプラテン上
まで搬送するAutomatic Document
Feeder(以下、ADFという)54を備えてい
る。このADF54は、原稿16の表裏を裏返して自動
的にIIT8のプラテン上まで搬送することが可能なD
ualAutomatic Document Fee
der(以下、DADFという)であっても勿論よい。
【0065】このデジタルカラー複写機本体55内の上
端部には、図7に示すように、原稿56の画像を読み取
るIIT51が配置されている。このIIT51は、プ
ラテンガラス57上にプラテンカバーの機能を兼ねるA
DF54によって押圧された状態で載置された原稿56
の画像を光源58によって照明し、原稿56の反射光像
を第1の走査ミラー59、第2の走査ミラー60、61
及び結像レンズ62を介してCCDセンサー63に走査
露光して、このCCDセンサー63によって原稿56の
色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット
/mm)で読み取るようになっている。
【0066】上記IIT51によって読み取られた原稿
56の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、
青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとし
てIPS64(Image Processing S
ystem)に送られ、このIPS64では、原稿56
の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズ
レ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/
移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0067】そして、上記の如くIPS64で所定の画
像処理が施された画像データは、黒(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bit)
の4色の原稿色材階調データに変換されてROS65
(Raster OutputScanner)に送ら
れ、このROS65では、原稿色材階調データに応じて
レーザー光による画像露光が行われる。
【0068】上記ROS65は、図3に示すように、半
導体レーザー66を原稿色材階調データに応じて変調し
て、この半導体レーザー66からレーザー光LBを階調
データに応じて出射する。この半導体レーザー66から
出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡67によって
偏向走査され、反射ミラー68を介して像担持体として
の感光体ドラム70上に走査露光される。
【0069】上記ROS65によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム70は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム70の表面は、
予め帯電コロトロン71によって所定の電位に帯電され
た後、原稿色材階調データに応じてレーザー光LBが走
査露光されることによって静電潜像が形成される。上記
感光体ドラム70上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器72K、72Y、72M、72C
を備えたロータリー方式の現像装置72によって順次現
像され、所定の色のトナー像となる。
【0070】上記感光体ドラム70上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム70に隣接して配置された転
写ドラム73上に保持された記録シート74上に、転写
コロトロン75の帯電によって順次転写される。上記記
録シート74は、図3に示すように、複写機本体55内
の下部に配置された複数の給紙カセット76、77、7
8から給紙ロール79によって給紙されるようになって
おり、給紙された記録シート74は、複数の搬送ローラ
80及びレジストロール81によって転写ドラム73の
表面までそれぞれ搬送される。そして、上記記録シート
74は、静電吸着用の帯電器を兼ねる転写コロトロン7
5の帯電によって転写ドラム73の表面に静電的に吸着
され、当該転写ドラム73の表面に保持される。なお、
上記デジタルカラー複写機4は、図示しないシート反転
経路を介して片面に画像が記録された記録シート74
を、表裏を反転して再度転写ドラム73上へと搬送する
ことにより、カラーの両面記録が可能となっている。
【0071】また、上記感光体ドラム70上から所定の
色数のトナー像が転写された記録シート74は、剥離コ
ロトロン82の除電によって転写ドラム73の表面から
剥離された後、定着装置83へ搬送され、この定着装置
83によって熱及び圧力によってトナー像が記録シート
74上に定着され、排紙トレイ84上に排出されてカラ
ー画像の複写工程が終了する。
【0072】なお、図7中、85は転写ドラム73の除
電を行うための除電コロトロン対を示している。
【0073】図8はこの発明に係る分散処理型冊子作成
システムの一実施の形態に使用される丁合機5を示すも
のである。
【0074】図8において、90は丁合機の本体を示す
ものであり、この丁合機本体90の一側部には、前記白
黒プリンタ3によって白黒のページのみが分散処理さ
れ、画像が1部ずつページ順に記録された記録シート4
2が載置される白黒用の給紙トレイ91と、前記カラー
プリンタ4によってカラーのページのみが分散処理さ
れ、カラー画像が1部ずつページ順に記録された記録シ
ート74が載置されるカラー用の給紙トレイ92と、前
記特別な色や特殊な記録用紙等を扱う特殊なプリンタ4
によって、例えば特殊なカラーのページのみが分散処理
され、カラー画像が各ページ毎に必要な部数だけ記録さ
れた記録シートがそれぞれ載置される複数の特別処理用
の給紙トレイ93とが配置されている。上記白黒用の給
紙トレイ91上に載置される記録シート42は、例え
ば、図10に示すように、作成される冊子94が、1ペ
ージから30ページまでが白黒のページB1で、31ペ
ージから40ページまでがカラーのページC1で、41
ページから70ページまでが白黒のページB2で、71
ページから100ページまでがカラーのページC2であ
るとすると、当該白黒用の給紙トレイ91上には、1ペ
ージから30ページまでの白黒ページの記録シート42
と、その下に積載された41ページから70ページまで
の白黒ページの記録シート42とを、必要な部数だけ積
み重ねたものが載置されている。その際、この白黒用の
給紙トレイ91上には、1部目の1ページが一番上にく
るように載置されている。また、上記カラー用の給紙ト
レイ92上には、31ページから40ページまでのカラ
ーページの記録シート74と、41ページから70ペー
ジまでのカラーページの記録シート74とを、必要な部
数だけ積み重ねたものが載置されている。さらに、上記
複数の特別処理用の各給紙トレイ93上には、特殊なペ
ージの記録シートが、上記と異なりT1ページの記録シ
ートが1つの給紙トレイ93上に必要部数だけというよ
うに、各ページ毎に必要な部数だけ載置されている。
【0075】上記白黒用の給紙トレイ91と、カラー用
の給紙トレイ92と、特別処理用の給紙トレイ93と
は、すべて同じ構造を有している。上記給紙トレイ9
1、92、93の上端部には、図8及び図9に示すよう
に、当該トレイ上に載置された記録シート42、74等
を給紙するための給紙ロール94、95、96がそれぞ
れ配置されているとともに、各給紙トレイ91、92、
93の底板97、98、99は、図示しないスプリング
等の付勢手段によって、当該底板97、98、99上に
載置された記録シート42、74等を給紙ロール94、
95、96に押圧するようになっている。
【0076】なお、上記特別処理用の給紙トレイ93の
下方には、ジャムした場合に再度画像記録がなされた記
録シートを載置するジャム用のトレイ100が配置され
ている。このジャム用のトレイ100も、上記白黒用の
給紙トレイ91やカラー用の給紙トレイ92と同様に構
成されており、当該ジャム用のトレイ100上に載置さ
れた再度画像記録がなされた記録シート101は、図示
しないスプリング等の付勢手段によって、当該底板10
2上に載置された記録シート101を給紙ロール103
に押圧するようになっている。
【0077】上記白黒用の給紙トレイ91及びカラー用
の給紙トレイ92、特別処理用の給紙トレイ93並びに
ジャム用のトレイ100から給紙された記録シート4
2、74等は、図9に示すように、搬送ロール104、
105、106、107及び搬送ベルト108、109
によって丁合機本体90の内部へと搬送され、搬送経路
110に沿って搬送方向が水平方向に変えられた後、必
要に応じて表裏が用紙反転機構111によって反転され
る。
【0078】図11は上記丁合機の用紙反転機構を示す
ものである。
【0079】図11において、111は上記丁合機本体
90の内部に設けられた用紙反転機構を示すものであ
り、丁合機本体90の内部には、搬送経路110及び1
12が水平方向に向けて直線状に形成されているととも
に、これらの搬送経路110と搬送経路112の間に
は、鉛直方向下方に延びた引込通路113が分岐するよ
うに形成されている。これらの搬送経路110及び11
2と引込通路113が分岐する分岐部には、記録シート
42、74等の搬送方向を切り替える切替部材114が
配置されており、この切替部材114の下端部には、マ
イラーシート等の合成樹脂製フィルムからなるシールド
板115が、下方に突設されている。このシールド板1
15は、通常の状態では図に示す位置に来るように切替
部材114が配置されている。上記引込通路113の上
端部には、記録シート42、74等を搬送するための正
逆転ロール116とピンチロール117とが、互いに圧
接可能に配設されている。このピンチロール117は、
リンク118を介してソレノイド119によって、正逆
転ロール116との圧接状態が解除可能となっている。
なお、図11中、120はリンク118の支点を、12
1はソレノイド119の作動ロッドを、それぞれ示して
いる。
【0080】上記の如く構成される用紙反転機構111
では、次のようにして、記録シートの反転動作が行われ
る。
【0081】上記丁合機本体90の内部に搬送された記
録シート42、74等は、図9に示すように、搬送経路
110に沿って搬送される。そして、上記記録シート4
2、74等は、図11に示すように、搬送経路110に
配設された切替部材114によって搬送方向が切り替え
られて引込通路113へと搬送される。そして、上記正
逆転ロール116によって引込通路113内に一旦導か
れた記録シート42、74等は、その上端部が切替部材
114のシールド板115の下端部よりも上方に位置す
るため、逆転する正逆転ロール116によって今度は搬
送経路112へと搬送される際に、表裏が反転される。
【0082】さらに、上記丁合機本体90の内部で必要
に応じて表裏が反転された記録シート42、74等は、
図9に示すように、搬送経路112に沿って出口部へと
搬送される。上記丁合機本体90の給紙トレイ91等が
配設された側と反対の端部には、丁合処理が施された記
録シート42、74等を排出するシート排出手段122
が配置されている。上記丁合機本体90の出口部から丁
合処理が施されて排出される記録シート42、74等
は、搬送経路123に沿って搬送されるとともに、切替
部材124によって搬送方向が切り替えられ、搬送ベル
ト125により上方に搬送されて排出トレイ126上に
丁合処理が施された状態で排出される。上記搬送ベルト
125により上方に搬送された記録シート42、74等
は、図12に示すように、搬送ロール127によって当
該搬送ベルト125に沿って搬送されるとともに、搬送
ベルト125の側方に複数配置された所定の高さに位置
する分離爪128によって搬送ベルト125から分離さ
れ、排出ロール129により排出トレイ126上に丁合
処理が施されて排出される。
【0083】また、上記排出トレイ126の下方には、
丁合機本体90で記録シート42、74等の丁合処理を
行う際に、紙詰まり等のジャムが発生した場合、ジャム
した記録シート42、74等を強制的に排出するパージ
トレイ130が設けられている。このパージトレイ13
0上には、丁合機本体90でジャムした記録シート4
2、74等が、切替部材124によって搬送方向が切り
替えられ、搬送経路131を介して強制的に排出される
ようになっている。
【0084】なお、図9中、132、133は搬送経路
123及び搬送経路130を介して排出される記録シー
ト42、74等を検知するシート検知センサーをそれぞ
れ示している。
【0085】図13はこの発明の一実施の形態に係る分
散処理型冊子作成システムの制御回路を示すブロック図
である。
【0086】図において、140は冊子サーバー2の動
作を制御するCPU、141は冊子サーバー2の動作を
制御するプログラム等を記憶したメモリを、142は画
像情報を一時記憶するハードデイスク、143は冊子サ
ーバー2の動作状況等を表示するデイスプレイ、144
は冊子サーバー2を操作するユーザーが必要な事項等を
入力するためのキーボードを、それぞれ示している。こ
れらのCPU140、メモリ141、ハードデイスク1
42、デイスプレイ143、キーボード144は、ネッ
トワークインターフェイス145を介してネットワーク
6と接続されている。
【0087】また、146は白黒プリンタ3の動作を制
御するCPUを、147は白黒プリンタ3の動作を制御
するプログラム等を記憶したメモリを、148は画像情
報を一次記憶するハードデイスクを、149はCPU1
46から出力される信号に基づいて白黒プリンタ3の画
像記録手段を駆動するためのI/Oインターフェイス
を、それぞれ示している。これらのCPU146、メモ
リ147、ハードデイスク148は、ネットワークイン
ターフェイス150を介してネットワーク6と接続され
ている。
【0088】さらに、151はカラープリンタ4の動作
を制御するCPU、152はカラープリンタ4の動作を
制御するプログラム等を記憶したメモリを、153は画
像情報を一次記憶するハードデイスクを、154はCP
U151から出力される信号に基づいてカラープリンタ
4の画像記録手段を駆動するためのI/Oインターフェ
イスを、それぞれ示している。これらのCPU151、
メモリ152、ハードデイスク153は、ネットワーク
インターフェイス155を介してネットワーク6と接続
されている。
【0089】また更に、156は丁合機5の動作を制御
するCPU、157は丁合機5の動作を制御するプログ
ラム等を記憶したメモリを、158は画像情報を一次記
憶するハードデイスク、159はCPU156から出力
される信号に基づいて丁合機5のシート搬送手段を駆動
するためのI/Oインターフェイスを、それぞれ示して
いる。これらのCPU156、メモリ157、ハードデ
イスク158は、ネットワークインターフェイス160
を介してネットワーク6と接続されている。
【0090】以上の構成において、この実施の形態に係
る分散処理型冊子作成システムでは、次のようにして、
少ないビンで必要な部数の冊子を作成することができる
コンパクトなシステムであって、必要な枚数以外の無駄
な記録用紙を極力少なくすることができ、特に、白黒と
カラーのページが混在する冊子であっても、低コストで
且つ短時間に作成することが可能となっている。
【0091】すなわち、上記分散処理型冊子作成システ
ムでは、図1に示すように、ユーザーがクライアント1
を構成するパーソナルコンピュータやこれに接続された
カラースキャナー等によって、作成すべき冊子の各ペー
ジの原稿を作成する。この作成すべき冊子94として
は、例えば、図10に示すように、1ページから30ペ
ージまでが白黒のページB1で、31ページから40ペ
ージまでがカラーのページC1で、41ページから70
ページまでが白黒のページB2で、71ページから10
0ページまでがカラーのページC2というように、白黒
のページとカラーのページが混在しているものがある。
【0092】次に、上記クライアント1によって1〜n
(例えば、n=100)のページからなる冊子94をm
部だけ作成する1つのジョブが、ネットワーク6を介し
て冊子サーバー2に指示されると、冊子サーバー2は、
クライアント1により指示されたジョブを互いに識別す
るために、そのジョブにジョブ番号Eを付与し、当該ジ
ョブ番号Eのジョブの内容を解析して、上記の例では、
1ページから30ページまでの白黒のページB1と、4
1ページから70ページまでの白黒のページB2とから
なる部分ジョブ(1B 〜nB )×mと、31ページから
40ページまでのカラーのページC1と、71ページか
ら100ページまでのカラーのページC2とからなる部
分ジョブ(1C 〜nC )×mとに分ける。その際、上記
冊子サーバー2は、冊子94を構成するジョブ番号Eの
1つのジョブの各ページが、白黒のページかカラーのペ
ージかの判別を、例えば、図14に示すように、ビット
マップに展開された各ページの画像データが、すべて白
黒の画像データに対応したものか、カラーの画像データ
に対応したものを含むか否かを、各ページの画像データ
に付される白黒かカラーの画像データかを識別する識別
符号によって行う。また、この白黒のページかカラーの
ページかの判別は、ビットマップに展開された各ページ
の画像データをスキャンして、カラーの画像データを含
むか否かにより直接行うか、あるいは他の方法によって
行うように構成して良い。
【0093】そして、上記冊子サーバー2は、白黒のペ
ージB1及びB2からなる部分ジョブ(1B 〜nB )×
mと、カラーのページC1及びC2からなる部分ジョブ
(1 C 〜nC )×mとに分けられたジョブ番号Eの1つ
のジョブを、ネットワーク上に接続された白黒とカラー
の複数のプリンタ3、4に割り振り、分散処理を実行す
る。なお、図示の実施例では、ネットワーク上に接続さ
れたプリンタが、白黒とカラーのプリンタ3、4各1台
であるが、白黒とカラーのプリンタが複数台だけ接続さ
れている場合には、ジョブ番号Eの1つのジョブのう
ち、白黒のページの部分ジョブと、カラーのページの部
分ジョブとを、それぞれ異なる複数台の白黒プリンタ及
び複数台のカラープリンタで分散して実行するように構
成しても勿論よい。これらの複数台の白黒プリンタ及び
複数台のカラープリンタに1つのジョブを分散する処理
の方法は、従来技術等から明らかなように、空いている
プリンタに優先的に割り当てたり、記録シートが無くな
った場合には自動的に他のプリンタに割り当てるよう
に、予め定められた優先順位等に従って分散処理する方
法が採用される。
【0094】上記の例では、図10に示すように、冊子
94を作成するジョブ番号Eの1つのジョブが、白黒の
ページB1及びB2からなる部分ジョブ(1B 〜nB
×mと、カラーのページC1及びC2からなる部分ジョ
ブ(1C 〜nC )×mとに分けられ、このジョブを実行
するネットワーク上に接続されたプリンタが、白黒とカ
ラーのプリンタ3、4が各1台であるため、白黒のペー
ジB1及びB2からなる部分ジョブ(1B 〜nB )×m
が白黒のプリンタ3に分割ジョブD1として、カラーの
ページC1及びC2からなる部分ジョブ(1C 〜nC
×mがカラーのプリンタ4に分割ジョブD2として割り
当てられることになる。
【0095】すると、上記冊子サーバー2は、図13に
示すように、白黒のページB1及びB2からなる部分ジ
ョブ(1B 〜nB )に相当する画像データをm部だけプ
リントするように、指令信号をネットワーク6を介して
白黒のプリンタ3に送信し、白黒のページB1及びB2
からなる部分ジョブ(1B 〜nB )に相当する画像デー
タは、白黒のプリンタ3のハードデイスク148に一時
記憶される。また、上記冊子サーバー2は、カラーのペ
ージC1及びC2からなるジョブ(1C 〜nC)に相当
する画像データをm部だけプリントするように、指令信
号をネットワーク6を介してカラーのプリンタ4に送信
し、カラーのページC1及びC2からなるジョブ(1C
〜nC )に相当する画像データは、カラーのプリンタ4
のハードデイスク154に一時記憶される。
【0096】このように、上記冊子サーバー2から白黒
のプリンタ3とカラーのプリンタ4に、ジョブ番号Eの
1つのジョブを分散処理するような指示がなされると、
白黒のプリンタ3及びカラーのプリンタ4は、冊子サー
バー2から分散処理すべく指示された白黒のページB1
及びB2からなる部分ジョブ(1B 〜nB )×mの分割
ジョブD1と、カラーのページC1及びC2からなる部
分ジョブ(1C 〜nC)×mの分割ジョブD2とを、そ
れぞれ別個に実行する。そして、上記白黒のプリンタ3
では、図15に示すように、白黒のページB1及びB2
からなる部分ジョブ(1B 〜nB )×mを実行して、白
黒のページB1とページB2に対応した1組の記録シー
ト42を、1部ずつ記録したものがm部だけ、排出トレ
イ上に積載した状態で排出される。また、上記カラーの
プリンタ4でも、同様に、カラーのページC1及びC2
からなる部分ジョブ(1C 〜nC )×mを実行して、カ
ラーのページC1とページC2に対応した1組の記録シ
ート74を、1部ずつ記録したものがm部だけ、排出ト
レイ上に積載した状態で排出される。
【0097】その際、上記冊子サーバー2は、ジョブ番
号Eの1つのジョブの一部である分割ジョブD1〜Dn
(nは1つのジョブの分割数)を構成するページと、ジ
ョブ番号Eの1つのジョブのどの部分かを示すヘッダー
シートとの記録を、白黒のプリンタ3及びカラーのプリ
ンタ4にそれぞれ指令する記録ページ監視制御手段を備
えるように構成されている。上記ジョブ番号Eの1つの
ジョブの一部である分割ジョブD1〜Dnを構成するペ
ージが、そのジョブ番号Eのジョブのどの部分かを示す
ヘッダーシート161としては、例えば、図16に示す
ように、1つのジョブのジョブ番号Eと、この1つのジ
ョブを幾つに分割したかを示す分割数Fと、ジョブ番号
Eの分割数Fに分割されたジョブのうちの何番目の部分
かを示す分割ジョブD1〜Dn等のプリント情報を示す
バーコード162と、ジョブの名称163、依頼者の名
称164、1つのジョブの何ページから何ページまでの
記録165、あるいは記録部数166を示す事項等を記
載したものが用いられる。なお、上記ヘッダーシート1
61には、ジョブの名称163や依頼者の名称164等
以外にも、上記バーコード162で表示される項目と同
様の項目である1つのジョブのジョブ番号Eと、この1
つのジョブを幾つに分割したかを示す分割数Fと、ジョ
ブ番号Eの分割数Fに分割されたジョブのうちの何番目
の部分かを示す分割ジョブD1〜Dn等のプリント情報
を示す文字を記載するようにしても勿論よい。さらに、
ヘッダーシート161には、当該プリンタで出力された
記録シートを丁合機5のどの給紙トレイ91、92、9
3等に載置すればよいかを示す文字情報等をも記載し、
作業者が目視によってプリント物を丁合機5の所定の給
紙トレイ91、92、93に誤りなくセットすることが
できるように構成するのが望ましい。ここで、1つのジ
ョブのジョブ番号Eと、分割数Fと、ジョブ番号Eの1
つのジョブのどの部分かを示す分割ジョブD1〜Dn等
のプリント情報を示すバーコード162としては、例え
ば、図17に示すように、各ジョブ番号Eや分割数F等
に予め所定数桁を割当て、各桁毎にジョブ番号Eや分割
数F等を示す特定のコード等が用いられる。
【0098】次に、上記の如く白黒のプリンタ3及びカ
ラーのプリンタ4で画像が記録された記録シート42、
74等の分割ジョブは、図9及び図18に示すように、
丁合機5161用の給紙トレイ91とカラー用の給紙ト
レイ92上に、ユーザーによってそれぞれセットされ
る。なお、これらの記録シート42、74等のジョブ
を、丁合機5の白黒用の給紙トレイ91とカラー用の給
紙トレイ92上にセットする操作は、搬送ベルト等を用
いて自動的に行うように構成しても良い。
【0099】なお、その際、上記丁合機5では、図9に
示すように、白黒のプリンタ3及びカラーのプリンタ4
で画像が記録された記録シート42、74等の分割ジョ
ブが、所定の白黒用の給紙トレイ91及びカラー用の給
紙トレイ92上に間違いなくセットされるように、図1
6に示すように、各ジョブのヘッダーシート161に記
録されたバーコード162を、白黒用の給紙トレイ91
及びカラー用の給紙トレイ92等に配置されたバーコー
ドリーダー170、171、172によって読み取り、
冊子サーバー2から分散指示された分割ジョブの各ペー
ジが記録された記録シートが、正しいページ数の順で所
定の給紙トレイ91、92等にセットされているか否か
が、判別される。あるいは、この情報に基づいて給紙ト
レイ91、92にジョブ番号Eの1つのジョブのどの部
分がセットされたかの検出ができ、その検出結果に基づ
いて自動的に丁合い処理のための給紙動作を制御するよ
うに構成しても良い。また、上記の実施の形態では、白
黒プリンタとカラープリンタとをそれぞれ1台ずつ備
え、ジョブ番号Eの1つのジョブを分散処理させる2つ
のプリンタに対応させて2つに分割して、2つに分割さ
れた分割ジョブD1〜Dnのうち、白黒のページB1及
びB2からなる部分ジョブ(1B 〜nB )×mの分割ジ
ョブD1を白黒プリンタ3で出力し、カラーのページC
1及びC2からなる部分ジョブ(1C 〜nC )×mの分
割ジョブD2をカラープリンタ4で出力する場合につい
て説明した。しかし、これに限定されるものではなく、
白黒プリンタとカラープリンタの少なくとも一方を複数
台備え、ジョブ番号Eの1つのジョブを分散処理させる
複数のプリンタに対応させて複数の分割ジョブD1〜D
nに分割し、これらの複数の分割ジョブD1〜Dnをそ
れぞれ異なる白黒プリンタ又はカラープリンタで分散出
力するように構成しても良い。こうした場合には、冊子
サーバー2は、ジョブ番号Eの1つのジョブを幾つに分
割し、各々分割された分割ジョブD1〜Dnのうち、複
数の部分ジョブを白黒プリンタかカラープリンタ、及び
どのプリンタで出力したかを、ジョブ番号E及び分割ジ
ョブD1〜Dn等によって把握するように構成される。
【0100】すると、この丁合機5は、図9及び図15
に示すように、冊子94を作成するように、前記の例で
は、1ページから30ページまでの白黒のページB1が
記録された記録シート42が、白黒用の給紙トレイ91
から1枚ずつ丁合機本体90の内部へと搬送し、必要に
応じて用紙反転機構111によってページが揃うよう
に、排出トレイ126上に白黒の1ページから30ペー
ジまで順次排出される。次に、上記丁合機5は、白黒用
の給紙トレイ91から1ページから30ページまでの白
黒のページB1のジョブが、排出トレイ126上に排出
された後、今度は、31ページから40ページまでのカ
ラーのページC1が記録された記録シート74が、カラ
ー用の給紙トレイ92から1枚ずつ丁合機本体90の内
部へと搬送し、必要に応じて用紙反転機構111によっ
てページが揃うように、排出トレイ126上に白黒の1
ページから30ページまでの上に積載した状態で順次排
出される。その後、上記丁合機5では、同様に、41ペ
ージから70ページまでの白黒のページB2が記録され
た記録シート42と、71ページから100ページまで
のカラーのページC3が記録された記録シート74と
が、排出トレイ126上に積載した状態で順次排出され
て、1部の冊子94を構成する記録シートの丁合処理が
行われる。尚、カラーのプリンタが複数ある場合は、色
再現の立場から、前回と同じプリンタに記録指示をした
方が良い。
【0101】さらに、上記丁合機5では、同様に、所定
の部数m部だけ順次丁合処理が施され、排出トレイ12
6上に各部の冊子94を積載した状態で順次排出され
る。
【0102】ところで、上記丁合機5で所定のジョブの
丁合処理を実行する際に、紙詰まり等のジャムが発生し
た場合には、図9に示すように、丁合機本体90の内部
にある記録シートを、パージトレイ130上に強制的に
排出し、丁合機5から指令をもらった冊子サーバー2
は、ジャムによって足りなくなったページの記録シート
だけを記録すべく、白黒又はカラーのプリンタ3、4に
記録指示を出力する。すると、上記白黒又はカラーのプ
リンタ3、4によって不足したページが記録された記録
シートは、丁合機本体90の外部に設けられたジャム用
の給紙トレイにセットされる。
【0103】このジャム用の給紙トレイ100にセット
された不足分の記録シート42等は、冊子サーバー2か
らの指示に基づいて、丁合機5によって先に丁合処理さ
れ、ジャムしたページの記録シートが丁合処理された後
に、正規のページの記録シートが白黒用の給紙トレイ9
1又はカラー用の給紙トレイ92から1枚ずつ丁合機本
体90の内部へと搬送され、丁合処理が最後まで実行さ
れる。
【0104】このようにして、最終的に、丁合機本体9
0の排出トレイ126上には、白黒のページB1と、カ
ラーのページC1と、白黒のページB2と、カラーのペ
ージCからなる冊子94が、mだけ積載された状態で排
出され、作成すべき冊子94の丁合処理が終了する。
【0105】その後、上記丁合機5によって丁合処理が
施された各部の冊子94を構成する記録シートは、綴じ
るための処理や、表紙を装着する装丁等の処理が施さ
れ、冊子94の作成作業が終了することになる。
【0106】このように、上記の実施の形態では、クラ
イアント1から入力された1つのジョブを複数のプリン
タ3、4で分散処理させる冊子サーバー2と、この冊子
サーバー2からの指令に基づいて前記ジョブの記録シー
ト42等への記録を行う複数のプリンタ3、4と、これ
らの複数のプリンタ3、4から出力された記録シートを
用いて冊子を作成する丁合機5とからなる分散処理型冊
子作成システムであって、前記丁合機5は、前記複数の
プリンタ3、4から出力された記録シートが各プリンタ
3、4毎にセットされる複数の給紙トレイ91、92、
93と、これらの複数の給紙トレイ91、92、93の
作動を前記冊子サーバー2からの情報に基づいて制御す
る制御手段とを備えるように構成したので、1つのジョ
ブの分散処理により記録シート42への記録動作が短時
間ででき、その後の処理の制御も手間いらずで自動的に
プログラムされるため、冊子94を作成する全体の時間
を短縮できる。
【0107】また、上記の実施の形態では、前記サーバ
ー2が、1つのジョブの一部を構成するページと、その
ジョブのどのページかを示すヘッダーシート161との
記録を前記各プリンタ3、4に指令する記録ページ監視
制御手段を備えるように構成したので、各プリンタ3、
4で記録された記録シートと、記録された記録シートが
1つのジョブのどのページかを示すヘッダーシート16
1とが、組となってできあがるので、丁合機5にセット
する際に手助けとなり、誤った丁合い処理を確実に防止
することができる。
【0108】また更に、上記の実施の形態では、丁合機
5が、前記ヘッダーシート161を読み取る読取手段1
70等を備えるとともに、前記制御手段は、この読取手
段170によって読み取られた情報も加味しながら給紙
手段を制御するように構成したので、任意にセットされ
た場合でも、自動的に認識し、正しいページ順の冊子を
作成することができ、誤った丁合い処理を確実に防止す
ることができる。
【0109】さらに、上記の実施の形態では、丁合機5
が、前記読取手段170によって読み取られた情報に基
づいて記録シートの給紙トレイ91、92、93へのセ
ットの適否を判断する判断手段と、不適の場合に警告表
示する警告表示手段を備えるように構成したため、異な
るジョブの記録シートをセットした場合に、セット間違
いであることを警告表示するので、不正な冊子を作成す
ることを防止できる。
【0110】又、上記の実施の形態では、前記制御手段
が、前記複数の給紙トレイ91、92、93の作動を制
御するための前記サーバー2からの情報を通信手段によ
り入手するように構成したので、操作性を大幅に向上さ
せることができる。
【0111】更に、上記の実施の形態では、丁合機5
が、紙詰まり等により不足分が生じた場合に、その不足
分を前記サーバに通信するように構成したもので、無駄
な記録シートを極力少なくすることができる。
【0112】また、上記の実施の形態では、複数のプリ
ンタ3、4が、カラー記録装置と、白黒記録装置とを含
むように構成したので、特に、白黒とカラーのページが
混在する冊子であっても、低コストで且つ短時間に作成
することが可能となる。
【0113】実施の形態2 図20はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態では、前記後処理装置は、前記
複数の記録装置から出力された記録シートを各記録装置
毎にどの給紙手段にセットすべきかを表示する表示手段
190を備えるように構成されている。そのため、この
実施の形態では、表示手段190の表示に従ってセット
すれば、正しいページ順の冊子を指作成することがで
き、やはり誤った丁合い処理を確実に防止することがで
きる。その他の構成及び作用は、前記実施の形態と同一
であるので、その説明を省略する。
【0114】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、分散処理される記録装置の数に対応する少な
いビンで必要な部数の冊子を作成することができるコン
パクトなシステムであって、必要な部数以外の無駄な記
録用紙を極力少なくすることができ、特に、白黒とカラ
ーのページが混在する冊子であっても、低コストで且つ
短時間に作成することが可能な分散処理型冊子作成シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る分散処理型冊子作成シ
ステムの一実施の形態を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明に係る分散処理型冊子作成シ
ステムの一実施の形態に適用される白黒プリンタを示す
外観斜視図である
【図3】 図3は白黒プリンタの画像形成部を示す構成
図である
【図4】 図4は白黒プリンタの画像読み取り部を示す
構成図である
【図5】 図5は白黒プリンタの画像読み取り部で読み
取られた画像データの処理回路を示すブロック図である
【図6】 図6はこの発明に係る分散処理型冊子作成シ
ステムの一実施の形態に適用されるカラープリンタを示
す外観図である
【図7】 図7はカラープリンタを示す構成図である
【図8】 図8はこの発明に係る分散処理型冊子作成シ
ステムの一実施の形態に適用される丁合機を示す概略構
成図である
【図9】 図9はこの発明に係る分散処理型冊子作成シ
ステムの一実施の形態に適用される丁合機を示す構成図
である
【図10】 図10はこの発明に係る分散処理型冊子作
成システムの一実施の形態で作成される冊子を示す説明
図である
【図11】 図11は丁合機の用紙反転部を示す構成図
である
【図12】 図12は丁合機の用紙排出部を示す構成図
である
【図13】 図13はこの発明に係る分散処理型冊子作
成システムの一実施の形態を示す制御部のブロック図で
ある
【図14】 図14はこの発明に係る分散処理型冊子作
成システムの一実施の形態で作成される冊子の各ページ
を示す説明図である
【図15】 図15はこの発明に係る分散処理型冊子作
成システムの一実施の形態の動作を示す説明図である
【図16】 図16はプリンタで出力された記録シート
を示す説明図である。
【図17】 図17はプリンタで出力されたヘッダーシ
ートの表示を示す図表である。
【図18】 図18はこの発明に係る分散処理型冊子作
成システムの一実施の形態の動作を示す説明図である
【図19】 図19はヘッダーシートの検出方法を示す
説明図である。
【図20】 図20はヘッダーシートの検出方法を示す
説明図である。
【図21】 図21は従来の分散処理型冊子作成システ
ムに使用される冊子作成装置を示す外観斜視図である
【符号の説明】
1 クライアント、2 冊子サーバー、3 白黒プリン
タ、4 カラープリンタ、5 丁合機、6 通信回線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 370 G03G 21/00 370 386 386

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントから入力された1つのジョ
    ブを複数の記録装置で分散処理させるサーバと、このサ
    ーバからの指令に基づいて前記ジョブの記録シートへの
    記録を行う複数の記録装置と、これらの複数の記録装置
    から出力された記録シートを用いて冊子を作成する後処
    理装置とからなる分散処理型冊子作成システムであっ
    て、前記後処理装置は、前記複数の記録装置から出力さ
    れた記録シートが各記録装置毎にセットされる複数の給
    紙手段と、これらの複数の給紙手段の作動を前記サーバ
    からの情報に基づいて制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする分散処理型冊子作成システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、1つのジョブの一部を構
    成するページと、そのジョブのどの部分かを示すヘッダ
    ーシートとの記録を前記各記録装置に指令する記録ペー
    ジ監視制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の分散処理型冊子作成システム。
  3. 【請求項3】 前記後処理装置は、前記複数の記録装置
    から出力された記録シートを各記録装置毎にどの給紙手
    段にセットすべきかを表示する表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の分散処理型冊子作成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記後処理装置は、前記ヘッダーシート
    を読み取る読取手段を備えるとともに、前記制御手段
    は、この読取手段によって読み取られた情報も加味しな
    がら給紙手段を制御することを特徴とする請求項2記載
    の分散処理型冊子作成システム。
  5. 【請求項5】 前記後処理装置は、前記読取手段によっ
    て読み取られた情報に基づいて記録シートの給紙手段へ
    のセットの適否を判断する判断手段と、不適の場合に警
    告表示する警告表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の分散処理型冊子作成システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記複数の給紙手段の
    作動を制御するための前記サーバからの情報を通信手段
    により入手することを特徴とする請求項1記載の分散処
    理型冊子作成システム。
  7. 【請求項7】 前記後処理装置は、紙詰まり等により不
    足分が生じた場合に、その不足分を前記サーバに通信す
    ることを特徴とする請求項6記載の分散処理型冊子作成
    システム。
  8. 【請求項8】 前記複数の記録装置が、カラー記録装置
    と、白黒記録装置とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の分散処理型冊子作成システム。
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