JP3254925B2 - 車載用tvダイバーシチ装置 - Google Patents

車載用tvダイバーシチ装置

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JP3254925B2 JP24006494A JP24006494A JP3254925B2 JP 3254925 B2 JP3254925 B2 JP 3254925B2 JP 24006494 A JP24006494 A JP 24006494A JP 24006494 A JP24006494 A JP 24006494A JP 3254925 B2 JP3254925 B2 JP 3254925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV放送波を受信する
ために車両に取り付けられた複数のダイバーシチアンテ
ナを受信電界に応じて、自動的に切り替える車載用TV
ダイバーシチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量で高性能なTV受像機が
開発され、車両においても利用がなされるようになって
きた。車両に取り付けられたTV受像機は、フェージン
グにより画像に激しい乱れを生じる。このようなフェー
ジングによる画像の乱れを軽減するために、複数のアン
テナの空間的な無相関性や、指向性の違いを利用したダ
イバーシチ方式が採り入れられている。
【0003】以下、従来の車載用TVダイバーシチ装置
について説明する。図15は従来の車載用TVダイバー
シチ装置の構成を示すものである。図15において、1
01〜104はアンテナ、105はアンテナ101〜1
04を選択的にTV受像機106に接続するアンテナ切
換回路、107は映像信号109のレベル検出を行なう
レベル検出比較回路、108はタイミング制御回路、1
10は同期信号である。
【0004】以上のように構成された車載用ダイバーシ
チ装置について、以下その動作について説明する。ま
ず、アンテナ101〜104により受信された高周波信
号はアンテナ切換回路105によって選択的にTV受像
機106に接続される。TV受像機106は接続された
アンテナの高周波信号をチャネル選択同調し、検波増幅
した映像信号109をレベル検出比較回路107に入力
し、映像信号109から分離した同期信号110をタイ
ミング制御回路108に入力する。アンテナ切換回路1
05は、タイミング制御回路108の制御信号に従っ
て、垂直帰線期間中、例えば1水平走査期間ごとにアン
テナ101から104に順次切り換える。レベル比較検
出回路107は、このときの各アンテナによる受信映像
信号レベルを検出比較し、最大の受信レベルを得たアン
テナを選択する。タイミング制御回路108は、レベル
比較検出回路107の比較結果をもとに最大レベルのア
ンテナに切り換える。そして、次の垂直帰線期間まで、
その状態を保持する。このように、垂直同期期間(=1
/60秒)毎にアンテナを最大レベルを受信するアンテ
ナに切り換えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車載用TVダイバーシチ装置では、車両の移動速度
が高速な場合、または、UHF帯の放送局を受信する場
合などの、受信電界が高速なフェージングを受ける場
合、安定した受信状況を得られないという課題を有して
いた。また、受信電界が、マルチパスにより、ゴースト
を含む映像またはパルス性のノイズを含む場合がある。
従来の車載ダイバーシチ装置は、電界レベルのみで、ア
ンテナを選択しており、ゴーストを多く含むアンテナを
選択したり、パルス性ノイズを多く含むアンテナを選択
してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、UHF受信で、高速走行していても、安定した受信
状態が得られ、ゴースト、パルス性ノイズの少ないアン
テナを選択できる車載用TVダイバーシチ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車載用TVダイバーシチ装置は、車両に搭
載されたTV放送波受信用の複数のアンテナと、TV受
像機と、アンテナの一つをアンテナ切換制御信号に従っ
て、TV受像機のアンテナ入力端に接続するアンテナ切
換回路と、TV受像機における映像信号の水平同期信号
の尖頭値レベルを検出し、保持するレベル検出回路と、
レベル検出回路によって、保持されたレベルを、レベル
比較制御信号に従って比較するレベル比較回路と、TV
受像機における同期信号に基づき、水平同期帰線期間開
始時に、TV受像機に接続されているアンテナを、アン
テナの内の一つに切り換え、水平同期帰線期間終了時
に、再び切り換え前のアンテナに接続するようアンテナ
切換制御信号を出力し、すべての前記アンテナに順次、
切り換えた後に、レベル比較回路により、それぞれのア
ンテナによって得られたレベルを比較するよう比較制御
信号を出力し、前記レベル比較回路の比較結果に基づ
き、最もレベルの高いアンテナに切り換えるよう前記ア
ンテナ切換制御信号を出力し、前記アンテナが選択され
た状態を所定の水平走査回数にわたり保持するタイミン
グ制御回路と、車両の走行速度を検出する車両速度検出
手段と、前記車両速度検出手段によって検出された車両
速度に応じて、タイミング制御回路におけるアンテナを
保持する水平走査回数を制御するアンテナ保持水平走査
回数決定手段を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記構成によって、アンテナ切り換
えによる画像の影響がほとんどない状態で、垂直同期信
号期間内に、複数回のアンテナ選択が可能となり、受信
電界が、高速なフェージングを受けている場合において
も、安定した受信状態をえることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
1を参照しながら説明する。ここでは、複数アンテナと
して、4本のアンテナを切り換える実施例を示す。
【0010】図1において、1〜4は車両に設けられた
TV用のアンテナである。5はダイバーシチ回路で、ア
ンテナ切換回路6、レベル比較回路7、レベル検出回路
8、タイミング制御回路8により構成されている。アン
テナ切換回路6は、アンテナ切換制御信号18に従って
アンテナ1〜4を切り換え、切り換えられたアンテナの
高周波信号11は、TV受像機10のアンテナ入力端に
接続される。レベル比較回路7は、レベル比較制御信号
16に従って、すべてのアンテナのレベル検出が終了し
た水平同期帰線期間に続く水平走査期間内で、入力され
た各アンテナのレベル値を比較し、最大レベルのアンテ
ナを検出し、その検出結果をタイミング制御回路9に出
力する。レベル検出回路8は、水平同期帰線期間内で切
り換えられた各アンテナの映像信号12の水平同期信号
14の尖頭値レベルを検出し、そのレベルを保持し、そ
の保持した値をレベル比較回路7に出力する。タイミン
グ制御回路9は、各アンテナ切換回路6、レベル比較回
路7、レベル検出回路8のタイミングを制御する。
【0011】また図2はTV受像機10の具体的な構成
を示している。図2において、19はチャネル選択同調
回路、20は映像信号受信回路、21は同期分離回路、
22は中間周波信号、23は局部発振器信号である。
【0012】以上のように構成された車載用TVダイバ
ーシチ装置について、その動作を以下説明する。
【0013】まず、アンテナ1〜4で受信した高周波信
号11は、アンテナ切換回路6に入力される。アンテナ
切換回路6は、アンテナ切換制御信号18に従って、ア
ンテナを切り換え、切り換えられたアンテナの高周波信
号11は、TV受像機10のアンテナ入力端に接続され
る。高周波信号11はTV受像機10のチャネル選択同
調回路19により選局され、中間周波数に変換され中間
周波信号22となる。中間周波信号22は、映像信号受
信回路20によって、検波増幅され映像信号12とな
る。映像信号12からは、同期分離回路21により、垂
直同期信号13と水平同期信号14が分離される。レベ
ル検出回路8は、映像信号12の水平同期信号14の尖
頭値レベルを検出して保持する。
【0014】図3に、タイミング制御回路9の動作を説
明するための信号波形図を示す。タイミング制御回路9
は同期信号13、14に基づき、水平同期帰線期間開始
時に、接続されているアンテナを、複数アンテナの一つ
に切り換え、水平帰線期間終了時に、再び切り換え前の
アンテナに接続するようにアンテナ切換制御信号19を
送出する。このアンテナ切り換え動作を、すべてのアン
テナ1〜4に対して、連続する複数の水平帰線期間を用
いて、順次行う。図3では、一実施例として、アンテナ
2が接続された状態での、上記のアンテナ切り換え動作
タイミングを示している。
【0015】レベル検出回路8は、水平同期帰線期間内
で切り換えられた各アンテナの映像信号12の水平同期
信号14の尖頭値レベルを検出し、そのレベルを保持
し、その保持した値をレベル比較回路7に出力する。レ
ベル比較回路7は、レベル比較制御信号16に従って、
すべてのアンテナのレベル検出が終了した水平同期帰線
期間に続く水平走査期間内で、入力された各アンテナの
レベル値を比較し、最大レベルのアンテナを検出し、そ
の検出結果をタイミング制御回路9に出力する。タイミ
ング制御回路9は、レベル比較回路7による比較結果に
基づき、レベル比較動作が完了する水平走査期間に続く
水平帰線期間内で、アンテナ切り換え制御信号18によ
り、アンテナ切換回路6で、最大レベルを出力したアン
テナに接続を切り換える。
【0016】図3では、アンテナ4が最大レベルを出力
したものとしている。レベル検出比較後、切り換えられ
たアンテナは、続くN本の水平走査回数にわたり、その
状態を保持する。N本の水平走査期間経過後は、再び、
上述したレベル比較・検出の動作を繰り返す。なお、保
持する水平走査回数は、垂直同期信号間に複数回、アン
テナレベル検出・比較を行える回数とする。垂直同期信
号期間内には、水平走査線が262.5本含まれ、垂直
同期信号期間内におけるレベル検出・比較回数Nfは、
Nf=262.5/(N+アンテナ数)で与えられる。
従って、アンテナ数が4本であるとき、保持水平走査回
数Nが127以下であれば、垂直同期信号期間内におけ
るレベル検出・比較回数Nfは2以上となる。
【0017】以上のように、本実施例によれば、水平帰
線期間内で、アンテナ切り換えを行うため切り換えによ
る画像への影響はほとんどなく、またアンテナの本数に
従って保持水平走査回数を適切に設定することにより、
垂直同期信号間に、複数回の最適アンテナの選択をする
ことができ、高速走行時に、変動ピッチの激しいフェー
ジングを受けているTV放送波受信時に対しても、画像
乱れの少ない安定した受信状態を確保することができ
る。これは、VHF放送に比べ、周波数帯の高いUHF
放送を受信時に、特に有効である。
【0018】なお、本実施例では、TV受像機10にお
ける映像信号受信回路20の映像信号12のレベル検出
比較を行っているが、チャネル選択同調回路19の中間
周波信号22に対して、レベル検出比較を行っても同様
の効果が得られる。
【0019】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について、図4を参照しながら説明する。図4におい
て、1〜4はアンテナ、5はダイバーシチ回路、6はア
ンテナ切換回路、7はレベル比較回路、8はレベル検出
回路、9はタイミング制御回路、10はTV受像機であ
り、これらの構成は図1のものと同様である。図4にお
いて図1の構成と異なる点は、車両の速度を検出する車
両速度検出手段201を新たに設けるとともに、車速信
号203に基づきアンテナ切換回数を可変制御するアン
テナ保持水平走査回数決定手段202を新たに設けた点
である。
【0020】以上のように構成された車載用TVダイバ
ーシチ装置は、すなわち図1に示した実施例1の構成
に、アンテナ保持水平走査回数決定手段202を付加し
たものであり、以下その相違部分を中心に、その動作を
説明する。
【0021】まず車両速度検出手段201は、TV受像
機10を搭載した車両の移動速度を検出し、車速信号2
03をアンテナ保持水平走査回数決定手段202に出力
する。アンテナ保持水平走査回数決定手段202は、車
速信号に基づき、保持水平走査回数Nを決定し、タイミ
ング制御回路9にその決定結果を入力する。車両が高速
に移動するにつれて、TV放送波が受けるフェージング
の変動周期が速くなる。従って、このようなフェージン
グを受けているTV放送波を安定して受信するために
は、アンテナ保持水平走査回数を減少させる必要があ
る。アンテナ保持水平走査回数決定手段202では、こ
のように車速増加に伴い、アンテナ保持走査回数を減少
させる。図5に、アンテナ保持水平走査回数決定手段2
02における車速と保持水平走査線数Nの関係を示す。
図5(a)のように、車速に対し、階段状に保持水平走
査線数を変化させる方式でも、図5(b)のように連続
的に変化させる方式でも、同等の効果が得られる。タイ
ミング制御回路9では、アンテナ保持水平走査回数決定
手段202の出力に従って、選択されたアンテナを保持
水平回数にわたり、その状態を保持する。
【0022】以上のように、本実施例によれば、車両が
停止あるいは低速走行している場合、受信波は緩やかな
フェージングを受けているため、アンテナ切換は数フィ
ールドに1回の割合で行っても、十分安定した受信状態
を得ることができる。逆に高速走行時には、垂直同期信
号期間内で複数回のアンテナ切換を行わなければ安定し
た受信状態を得ることができない。従って、本実施例に
よれば、車両速度によるフェージング状況の変化に対応
して、アンテナ切換回数を可変制御することによって、
低速走行時は、受信状況改善に寄与しない不必要なアン
テナ切換動作をなくすことにより、アンテナ切換の際に
生じるスイッチングノイズによる音声劣化を防ぐことが
でき、高速走行時においても安定した受信状況を得るこ
とができる。
【0023】なお、TV受像機におけるチャネル選択同
調回路19の局部発振器の発振周波数に応じて、保持水
平走査回数を制御するアンテナ保持水平走査回数決定手
段202によっても同等の効果が得られる。放送波の周
波数によっても、フェージング状況は変化し、放送局周
波数が高くなるにつれて、フェージングの変動周期も短
くなる。従って、チャネル選択同調回路19の局部発振
器の発振周波数が高くなるにつれて、アンテナ保持水平
走査回数を連続的あるいは段階的に短縮するように制御
する。
【0024】また、フェージング周波数は、車速と放送
局周波数に比例するため、車速信号203とTV受像機
10におけるチャネル選択同調回路19の局部発振器の
周波数の積に反比例するように、保持水平走査回数を連
続的あるいは段階的に制御することにより、最適なアン
テナ選択する時間間隔を、よりフェージング状況に応じ
て可変制御することができ、より受信状態を安定化でき
る。
【0025】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について、図6を参照しながら説明する。図6におい
て、図1の構成と異なる点は、TV受像機10に接続さ
れたアンテナの入力電界強度を検出する電界強度検出手
段301と、アンテナ切換回数を可変制御するアンテナ
保持水平走査回数決定手段303を新たに付加したもの
であり、以下その相違部分を中心に、その動作を説明す
る。
【0026】TV受像機10に接続されたアンテナの入
力電界強度は、電界強度検出手段301によって、検出
される。この場合、TV受像機10におけるAGC回路
のAGC電圧を用いてもよい。アンテナ保持水平走査回
数決定手段303は、検出された電界強度に応じて、保
持水平走査回数を決定し、タイミング制御回路9にその
決定結果を出力する。タイミング制御回路9は、アンテ
ナ保持水平走査回数決定手段出力に従って、選択された
アンテナを保持水平走査回数にわたり、その状態を保持
する。
【0027】次に、保持水平走査回数の入力電界による
制御方法について説明する。弱電界の場合、保持水平走
査回数を少なくして、最適なアンテナを選択する回数を
増やしても、十分な電界強度が得られないため、画質の
改善効果はほとんどなく、逆にスイッチングノイズによ
る音声劣化が目立つようになる。従って、図7に示すよ
うに、アンテナ保持水平走査回数決定手段303によ
り、弱電界になるにつれ、保持水平走査回数を多くし、
アンテナ切り換えによるスイッチングノイズによる音質
劣化を防ぐように制御する。なお、図7では、連続的に
保持水平走査回数を変化させているが、段階的に変化さ
せても、同様な効果が得られる。
【0028】以上のように、本実施例によれば、接続さ
れたアンテナの電界強度が、弱くなるにつれて、アンテ
ナ保持水平走査回数決定手段303により、アンテナ保
持水平走査回数を増やすことによって、画質向上に寄与
しない、アンテナ切り換え動作をなくし、それに伴い、
アンテナ切換によるスイッチングノイズによる音質劣化
を防ぐことができる。
【0029】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について、図8を参照しながら説明する。図8におい
て、401は車両速度検出手段、402は車速信号であ
る。
【0030】以上のように構成された車載用TVダイバ
ーシチ装置は、図1に示した実施例1の構成に、車両の
速度を検出する車両速度検出手段401を付加したもの
であり、以下その相違部分を中心に、その動作を説明す
る。
【0031】車両速度検出手段401は、TV受像機1
0を搭載した車両の移動速度を検出し、車速信号402
をタイミング制御回路9に出力する。タイミング制御回
路9では、車速信号402が所定の速度を下回った場
合、図9に示すようなタイミングで各制御信号を出力
し、最適なアンテナの選択を行う。
【0032】以下、図9の動作説明を行う。図9(a)
は、k回目のアンテナレベル比較前に、車速が所定の速
度を下回った場合のk+1回目のアンテナレベル検出比
較タイミングである。ここでは、一実施例として、アン
テナ4がk−1回目の比較結果時の最小レベルであった
ものとしている。そのため、k回目の検出比較では、ア
ンテナ4に水平同期帰線期間中アンテナが切り換わら
ず、検出比較から、除外されている。図9(a)では、
検出比較結果により、アンテナ2から3に、切り替わ
る。続くk+1回目のアンテナレベル検出比較までに、
車速が所定レベルを超えたならば、実施例1の図3を用
いて説明したタイミングで、アンテナレベル検出を行
う。
【0033】一方、越えない場合は、図9(b)で示し
たようなタイミングでレベル検出比較を行う。ここで
は、アンテナ2がk回目の比較結果で、最小レベルをと
ったものとしている。k+1回目のアンテナレベル検出
比較においては、k回目の比較で最小レベルをとったア
ンテナ2がレベル検出比較から除外され、代わりにk回
目の比較時に除外されていたアンテナ4を加える。この
ように、車速が低速である間は、3アンテナでレベル検
出比較を行い、最小レベルをとったアンテナを、続くレ
ベル検出比較時に除外し、除外していたアンテナを検出
比較に加える。
【0034】停止または低速走行中で、受信電界強度が
緩やかに変化する場合、アンテナレベル検出比較結果
で、最小レベルをとったアンテナが次のアンテナレベル
検出比較時に最大レベルをとる確率は非常に少ないと考
えられる。
【0035】従って、本実施例のように、複数アンテナ
のうち受信レベルが最小のものを除外してアンテナレベ
ル検出比較を行っても、受信状況はほとんど変化しない
ばかりか、アンテナ切り換え回数を減少させるため、映
像及び音声に与えるアンテナ切換の影響を少なくするこ
とができる。
【0036】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について、図10を参照しながら説明する。図10にお
いて、501はアンテナ1〜4を介して供給される受信
信号をアンテナ切換回路6以外に副アンテナ切換回路5
02にも供給する分配器である。この副アンテナ切換回
路502は、副チャネル選択同調回路503、副映像信
号受信回路504、選択チャネル検出手段505ととも
に、アンテナ切換回路6によるアンテナ1〜4の切換を
不用としたものである。
【0037】以上のように構成された車載用TVダイバ
ーシチ装置は、すなわち図1に示した実施例1の構成
に、副アンテナ切換回路502、副チャネル選択同調回
路503、副映像信号受信回路504を付加したもので
あり、以下その相違部分を中心に、その動作を説明す
る。
【0038】複数アンテナ1〜4からの受信電界は、そ
れぞれ分配器501により分配され、一方はアンテナ切
換回路6、もう一方は副アンテナ切換回路502に供給
される。副アンテナ切換回路502に入力されたアンテ
ナのうち一つが、副アンテナ切換制御信号506に従っ
て、選択的に副チャネル選択同調回路503に接続され
る。選択チャネル検出手段505はTV受像機10で、
選択されているチャネルを検出する。
【0039】一方、副チャネル選択同調回路503は選
択チャネル検出手段505の検出結果により、TV受像
機10で選局された同一チャネルを選局する。副映像信
号受信回路504は、副チャネル選択同調回路503の
出力を検波増幅する。レベル検出回路8は、副映像信号
受信回路504の出力の水平同期信号の尖頭値レベルを
検出する。
【0040】図11は、アンテナレベル検出比較タイミ
ングを説明するための波形図である。以下その動作タイ
ミングについて説明する。
【0041】タイミング制御回路9は同期信号13、1
4に基づき、水平同期帰線期間開始時に、副チャネル選
択同調回路503に接続されているアンテナを複数アン
テナ1〜4の一つに切り換え、水平帰線期間終了時に、
再び切り換え前のアンテナに接続するように副アンテナ
切換回路502に対し、副アンテナ切換制御信号506
を送出する。このアンテナ切り換え動作を、すべてのア
ンテナに対して連続する複数の水平帰線期間を用いて順
次行う。レベル検出回路8は、水平同期帰線期間内で切
り換えられた各アンテナの副映像信号受信回路出力の水
平同期信号の尖頭値レベルを検出してそのレベルを保持
し、その保持した値をレベル比較回路7に出力する。レ
ベル比較回路7は、レベル比較制御信号17に従って、
すべてのアンテナのレベル検出が終了した水平同期帰線
期間に続く水平走査期間内で、入力された各アンテナの
レベル値を比較し、最大レベルのアンテナを検出し、そ
の検出結果をタイミング制御回路9に出力する。タイミ
ング制御回路9は、レベル比較回路7による比較結果に
基づき、レベル比較動作が完了する水平走査期間に続く
水平帰線期間内で、アンテナ切り換え制御信号18によ
り、アンテナ切換回路6で、最大レベルを出力したアン
テナに接続を切り換える。
【0042】以上、本実施例のように、レベル検出比較
のためのアンテナ切換を、アンテナ入力を分配して、ダ
イバーシチ回路内の副チャネル選択同調回路503及び
副映像信号受信回路504を付加し、副アンテナ切換回
路502で行うことによって、TV受像機10に接続さ
れているアンテナ切換回路6を切り換える必要が無くな
り、アンテナ切換による画質と音質への影響を減少させ
ることができる。また、この場合、副アンテナ切換回路
502を、必ずしも水平同期帰線内で、高速に切り換え
る必要が無くなる。
【0043】なお、本実施例では、TV受像機10で選
局されているチャネルを検出するために、選択チャネル
検出手段505をもうけているが、TV受像機における
チャネル選択同調回路19内の局部発振器を、副チャネ
ル選択同調回路503において共有することによっても
同等な効果が得られる。
【0044】また、本実施例では、副映像信号回路出力
をレベル検出回路8におけるレベル検出に用いている
が、副チャネル選択同調回路出力をレベル検出に用いて
も同等な効果が得られる。
【0045】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
について、図12を参照しながら説明する。図12にお
いて図10に示した実施例5の構成と異なる点は、現在
選択されているアンテナとその他のアンテナのレベル検
出結果の差を検出するレベル差検出回路601を新たに
設けたものである。以下その相違部分を中心に、その動
作を説明する。
【0046】レベル差検出回路601は、レベル比較回
路7におけるレベル比較結果から、現在選択されている
アンテナによるレベル検出値と、そのほかのアンテナの
レベル検出結果の差を検出する。選択されているアンテ
ナによるレベル検出値が、他のアンテナのレベル検出結
果よりも、所定レベルを超えて小さくなったときのみ、
タイミング制御回路9は、アンテナを最大レベルをとっ
たものに、切り換えるよう副アンテナ切換制御信号50
6を副アンテナ切換回路502に出力する。
【0047】以上、本実施例によって、微少な電界レベ
ルの変動によって、アンテナレベル検出比較の結果、ア
ンテナが頻繁に切り替わることを防ぎ、アンテナ切換の
頻繁化による画質と音質への影響を減少させることがで
きる。また、図12のように、アンテナレベル検出のた
めのアンテナ切換がTV受像機の画質・音質にほとんど
影響しない構成の場合、保持水平走査回数を数ライン程
度で固定することにより、受信電界が高速に大きく変動
するようなときでも、安定した受信状況を得ることがで
きる。
【0048】なお、本実施例は、実施例1で示した図1
の構成のような場合にも同様に、電界の微小変動によ
る、アンテナ切換の頻繁化を防ぐことができる。
【0049】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
について、図13を参照しながら説明する。図13にお
いて図10に示した実施例5の構成と異なる点は、映像
信号のS/Nを検出するS/N検出回路701と、その
S/Nを比較するS/N比較回路702を新たに設けた
ものであり、以下その相違部分を中心に、その動作を説
明する。
【0050】S/N検出回路701は、副映像信号受信
回路504により検波増幅された映像信号の垂直帰線期
間内に含まれる振幅一定信号から映像信号のS/Nを検
出し、保持する。S/N比較回路702は、S/N検出
回路701で、保持されたS/N値をS/N比較制御信
号703に従って比較する。タイミング制御回路9は、
垂直帰線期間内で副アンテナ切換回路502が選択して
いるアンテナを順次切り換えるように副アンテナ切換制
御信号506を出力し、それぞれのアンテナにおけるS
/N検出結果を比較するよう前記S/N比較制御信号7
03を出力し、レベル検出比較結果が所定レベル以内で
ある場合、S/N比較結果が良い方のアンテナを選択す
るようにアンテナ切換制御信号18を発生する。
【0051】図14は、S/N検出回路701の具体的
な回路構成を示すものである。図13において、704
は高域通過フィルタ、705は絶対値回路、706は低
域通過フィルタである。以下、その動作について説明す
る。
【0052】高域通過フィルタ704は、副映像信号受
信回路504からの映像信号の垂直帰線期間における振
幅一定信号における直流分をカットし、振幅変動成分を
抽出する。絶対値回路705は、高域通過フィルタ出力
の絶対値をとり、正負の変動成分を正値に変換する。低
域通過フィルタ706は、正値に変換された変動成分の
総和に比例する量を出力する。
【0053】以上、本実施例によって、アンテナレベル
が所定レベル以内であるときは、S/N検出結果によっ
てアンテナを選択することにより、パルス性ノイズの少
なく、また、ゴーストの少ない画像品質の良いアンテナ
を選択することができる。また、本実施例では、S/N
検出によるアンテナ切換を副アンテナ切換回路502に
よって行えるため、画質・音質への影響がほとんどな
い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明は、垂直同期信号
期間で複数回の最大レベルを出力するアンテナ選択がで
き、受信電界が、高速なフェージングを受けている場合
でも、安定した受信状況を得られる。また、車両速度、
受信周波数、電界強度情報によって、アンテナ選択の周
期を制御することができ、受信電界に応じたアンテナ選
択動作が可能である。また、ダイバーシチ回路内で、副
アンテナ切り換え回路、副チャネル選択同調回路を設け
ることにより、アンテナレベル検出時のアンテナ切り換
えによるスイッチングノイズは、TV受像機の音質にほ
とんど影響を与えくすることができる。また、上記構成
において、S/N検出・比較回路をもうけることによっ
て、電界レベルだけでなく、ゴースト量・パルス性ノイ
ズ量の少ないアンテナを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における車載用TVダイ
バーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図2】同第1の実施例における要部であるTV受像機
の構成を示すブロック結線図
【図3】同第1の実施例における要部である制御信号の
タイミング関係を示す波形図
【図4】本発明の第2の実施例における車載用TVダイ
バーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図5】同第2の実施例におけるアンテナ保持水平走査
回数と車速の関係を示す図
【図6】本発明の第3の実施例における車載用TVダイ
バーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図7】同第3の実施例におけるアンテナ保持水平走査
回数と入力電界強度の関係を示す図
【図8】本発明の第4の実施例における車載用TVダイ
バーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図9】第4の実施例における制御信号のタイミング関
係を示す波形図
【図10】本発明の第5の実施例における車載用TVダ
イバーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図11】第5の実施例における制御信号のタイミング
関係を示す波形図
【図12】本発明の第6の実施例における車載用TVダ
イバーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図13】本発明の第7の実施例における車載用TVダ
イバーシチ装置の構成を示すブロック結線図
【図14】同第7の実施例における要部であるS/N検
出回路の構成を示すブロック結線図
【図15】従来の車載用TVダイバーシチ装置の構成を
示すブロック結線図
【符号の説明】
1〜4 アンテナ 5 ダイバーシチ回路 6 アンテナ切換回路 7 レベル比較回路 8 レベル検出回路 9 タイミング制御回路 10 TV受像機 19 チャネル選択同調回路 20 映像信号受信回路 21 同期分離回路 101〜104 アンテナ 105 アンテナ切換回路 106 TV受像機 107 レベル検出比較回路 108 タイミング制御回路 201 車両速度検出手段 202 アンテナ保持水平走査回数決定手段 301 電界強度検出手段 303 アンテナ保持水平走査回数決定手段 401 車両速度検出手段 501 分配器 502 副アンテナ切換回路 503 副チャネル選択同調回路 504 副映像信号受信回路 505 選択チャネル検出手段 601 レベル差検出回路 701 S/N検出回路 702 S/N比較回路 704 高域通過フィルタ 705 絶対値回路 706 低域通過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛山 忠明 神奈川県横浜市港北区綱島四丁目3番地 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−48505(JP,A) 実開 平2−143855(JP,U) 特表 平5−505501(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06 H04N 3/38 - 5/46

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたTV放送波受信用の複
    数のアンテナと、前記車両に搭載されたTV受像機と、
    前記アンテナの一つをアンテナ切換制御信号に従って前
    記TV受像機のアンテナ入力端に接続するアンテナ切換
    回路と、前記TV受像機における映像信号の水平同期信
    号の尖頭値レベルを検出し、保持するレベル検出回路
    と、前記レベル検出回路によって保持されたレベルをレ
    ベル比較制御信号に従って比較するレベル比較回路と、
    前記TV受像機における同期信号に基づき、水平同期帰
    線期間開始時に、前記TV受像機に接続されているアン
    テナを前記アンテナの内の一つに切り換え、前記水平同
    期帰線期間終了時に、再び切り換え前のアンテナに接続
    するよう前記アンテナ切換制御信号を出力し、すべての
    前記アンテナに順次、切り換えた後に、前記レベル比較
    回路により、それぞれのアンテナによって得られたレベ
    ルを比較するよう前記比較制御信号を出力し、前記レベ
    ル比較回路の比較結果に基づき、最もレベルの高いアン
    テナに切り換え選択するよう前記アンテナ切換制御信号
    を出力し、前記アンテナが選択された状態を所定の水平
    走査回数にわたり保持するタイミング制御回路と、車両
    の走行速度を検出する車両速度検出手段と、前記車両速
    度検出手段によって検出された車両速度に応じて、タイ
    ミング制御回路におけるアンテナを保持する水平走査回
    数を制御するアンテナ保持水平走査回数決定手段を有す
    ることを特徴とする車載用TVダイバーシチ装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載されたTV放送波受信用の複
    数のアンテナと、前記車両に搭載されたTV受像機と、
    前記アンテナの一つをアンテナ切換制御信号に従って前
    記TV受像機のアンテナ入力端に接続するアンテナ切換
    回路と、前記TV受像機における映像信号の水平同期信
    号の尖頭値レベルを検出し、保持するレベル検出回路
    と、前記レベル検出回路によって保持されたレベルをレ
    ベル比較制御信号に従って比較するレベル比較回路と、
    前記TV受像機における同期信号に基づき、水平同期帰
    線期間開始時に、前記TV受像機に接続されているアン
    テナを前記アンテナの内の一つに切り換え、前記水平同
    期帰線期間終了時に、再び切り換え前のアンテナに接続
    するよう前記アンテナ切換制御信号を出力し、すべての
    前記アンテナに順次、切り換えた後に、前記レベル比較
    回路により、それぞれ のアンテナによって得られたレベ
    ルを比較するよう前記比較制御信号を出力し、前記レベ
    ル比較回路の比較結果に基づき、最もレベルの高いアン
    テナに切り換え選択するよう前記アンテナ切換制御信号
    を出力し、前記アンテナが選択された状態を所定の水平
    走査回数にわたり保持するタイミング制御回路と、前記
    TV受像機におけるチャネル選択同調回路の局部発振器
    の発振周波数に応じて、タイミング制御回路におけるア
    ンテナを保持する水平走査回数を制御するアンテナ保持
    水平走査回数決定手段を有することを特徴とする車載用
    TVダイバーシチ装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載されたTV放送波受信用の複
    数のアンテナと、前記車両に搭載されたTV受像機と、
    前記アンテナの一つをアンテナ切換制御信号に従って前
    記TV受像機のアンテナ入力端に接続するアンテナ切換
    回路と、前記TV受像機における映像信号の水平同期信
    号の尖頭値レベルを検出し、保持するレベル検出回路
    と、前記レベル検出回路によって保持されたレベルをレ
    ベル比較制御信号に従って比較するレベル比較回路と、
    前記TV受像機における同期信号に基づき、水平同期帰
    線期間開始時に、前記TV受像機に接続されているアン
    テナを前記アンテナの内の一つに切り換え、前記水平同
    期帰線期間終了時に、再び切り換え前のアンテナに接続
    するよう前記アンテナ切換制御信号を出力し、すべての
    前記アンテナに順次、切り換えた後に、前記レベル比較
    回路により、それぞれのアンテナによって得られたレベ
    ルを比較するよう前記比較制御信号を出力し、前記レベ
    ル比較回路の比較結果に基づき、最もレベルの高いアン
    テナに切り換え選択するよう前記アンテナ切換制御信号
    を出力し、前記アンテナが選択された状態を所定の水平
    走査回数にわたり保持するタイミング制御回路と、前記
    TV受像機に接続されたアンテナの入力電界強度を検出
    する電界強度検出手段と、前記電界強度検出手段によっ
    て検出された電界強度に応じて、前記タイミング制御回
    路におけるアンテナを保持する水平走査回数を制御する
    アンテナ保持水平走査回数決定手段を有することを特徴
    とする車載用TVダイバーシチ装置。
  4. 【請求項4】 TV受像機は、アンテナ入力端に入力さ
    れた高周波信号の選局を行うチャネル選択同調回路と、
    前記チャネル選択同調回路によって、選局された中間周
    波信号を検波増幅する映像信号受信回路と、前記映像信
    号受信回路によって、検波増幅された映像信号から、同
    期信号を分離する同期分離回路と、前記映像信号と前記
    同期信号から画像を映す受像管とを有することを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の車載用TVダイバーシチ
    装置。
  5. 【請求項5】 レベル検出回路は、TV受像機内におけ
    るチャネル選択同調回路によって選局された中間周波信
    号の水平同期信号の尖頭値レベルを検出し、保持するこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の車載用TVダ
    イバーシチ装置。
  6. 【請求項6】 タイミング制御回路は、車両速度検出手
    段によって検出された車両速度が所定の速度を下回った
    場合、前回のレベル検出比較の際に最小レベルであった
    アンテナを除外して、レベル検出比較を行うようアンテ
    ナ切換制御信号とレベル比較制御信号を出力し、以降の
    レベル検出比較においてもなお車両速度が所定速度を下
    回っていれば、前回のレベル検出比較の際に除外してい
    たアンテナの代わりに、最小レベルであったアンテナを
    除外してレベル検出比較を行うように前記アンテナ切換
    制御信号及び前記レベル比較制御信号を出力することを
    特徴とする請求項1記載の車載用TVダイバーシチ装
    置。
  7. 【請求項7】 車両の走行速度を検出する車両速度検出
    手段を有し、タイミング制御回路が、前記車両速度検出
    手段によって検出された車両速度が所定の速度を下回っ
    た場合、前回のレベル検出比較の際に最小レベルであっ
    たアンテナを除外して、レベル検出比較を行うようアン
    テナ切換制御信号とレベル比較制御信号を出力し、以降
    のレベル検出比較においてもなお車両速度が所定速度を
    下回っていれば、前回のレベル検出比較の際に除外して
    いたアンテナの代わりに、最小レベルであったアンテナ
    を除外してレベル検出比較を行うように前記アンテナ切
    換制御信号及び前記レベル比較制御信号を出力すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の車載用TVダイバー
    シチ装置。
  8. 【請求項8】 TV受像機で選局されている放送局チャ
    ネルを検出する選択チャネル検出手段と、前記選択チャ
    ネル検出手段による検出結果から、前記TV受像機で選
    局されているチャネルを選択同調する副チャネル選択同
    調回路と、前記副チャネル選択同調回路出力を検波増幅
    する副映像信号受信回路と、複数アンテナのそれぞれを
    2分配し、第1の分配出力をアンテナ切換回路に、第2
    の分配出力を副アンテナ切換回路に接続する分配器と、
    複数アンテナのうち一つのアンテナを、副アンテナ切換
    制御信号に従って、前記副チャネル選択同調回路に接続
    する前記副アンテナ切換回路と、前記副映像信号受信回
    路の出力信号に対し、レベル検出を行うレベル検出回路
    と、レベル検出時のアンテナ切り換えを前記アンテナ切
    換回路ではなく、前記副アンテナ切換回路で行うよう前
    記副アンテナ切換制御信号を出力するタイミング制御回
    路を付加したことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の車載用TVダイバーシチ装置。
  9. 【請求項9】 TV受像機におけるチャネル選択同調回
    路の局部発振器を共有することにより、前記TV受像機
    で選局されているチャネルを選択同調する副チャネル選
    択同調回路と、前記副チャネル選択同調回路出力を検波
    増幅する副映像信号受信回路と、複数アンテナのそれぞ
    れを2分配し、第1の分配出力をアンテナ切換回路に、
    第2の分配出力を副アンテナ切換回路に接続する分配器
    と、複数アンテナのうち一つのアンテナを、副アンテナ
    切換制御信号に従って、前記副チャネル選択同調回路に
    接続する前記副アンテナ切換回路と、前記副映像信号受
    信回路の出力信号に対し、レベル検出を行うレベル検出
    回路と、レベル検出時のアンテナ切り換えを前記アンテ
    ナ切換回路ではなく、前記副アンテナ切換回路で行うよ
    う前記副アンテナ切換制御信号を出力するタイミング制
    御回路とを付加したことを特徴とする請求項1、2又は
    記載の車載用TVダイバーシチ装置。
  10. 【請求項10】 レベル比較回路におけるレベル比較の
    結果から、現在、選択されているアンテナのレベルと、
    他のアンテナのレベル検出結果の差を検出するレベル差
    検出回路と、前記他のアンテナのレベルが前記選択され
    ているアンテナより大きくなり、かつ、前記レベル差検
    出回路の出力が、所定の範囲よりも大きくなる場合の
    み、アンテナを切り換えるアンテナ切換制御信号を出力
    するタイミング制御回路を付加したことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の車載用TVダイバーシチ装置。
  11. 【請求項11】 副チャネル選択同調回路出力のレベル
    検出を行うレベル検出回路を有することを特徴とする請
    求項8または9記載の車載用TVダイバーシチ装置。
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