JP3253569B2 - 射出成形機の計量制御方法および装置 - Google Patents

射出成形機の計量制御方法および装置

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JP3253569B2
JP3253569B2 JP23567597A JP23567597A JP3253569B2 JP 3253569 B2 JP3253569 B2 JP 3253569B2 JP 23567597 A JP23567597 A JP 23567597A JP 23567597 A JP23567597 A JP 23567597A JP 3253569 B2 JP3253569 B2 JP 3253569B2
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plunger
screw
rotation speed
weighing
plunger position
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隆充 伊東
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Toshiba Machine Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
    • B29C45/54Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston and plasticising screw

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形機の計
量工程中の被射出物の計量制御方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の自動化に際しては成形品の
品質の向上、省エネルギー化および生産性の向上が要求
されるが、特に射出成形機の計量工程中の樹脂量の計量
の精度の向上が要求される。射出成形品の品質は射出速
度、圧力、樹脂温度や射出量等により左右され、バラツ
キの少ない正確な射出量を得るためには高い精度で計量
しなければならない。
【0003】また、射出成形機において粒状の樹脂を均
質な溶融状態にするためにヒータによって加熱し、スク
リュによりせん断、混練することが行われる。この場
合、スクリュの回転数および背圧を樹脂の種類、温度に
合わせて効果的に制御することにより、計量に必要なエ
ネルギーを最小にすることができ、計量に要する時間を
できる限り短縮させることによって、生産性の向上が図
れる。
【0004】図6は射出成形機の計量機構部分を示す構
成図である。射出成形機では、加熱シリンダ内に回転可
能に設けられかつ全面にネジ溝が形成された棒状のスク
リュ1を駆動モータ30により回転駆動し、スクリュ1
の回転駆動によりホッパ3に収納されている樹脂4はス
クリュ1のネジ溝を伝わって送られ、ヒータ(図示せ
ず)によって加熱されながらスクリュ1の回転によりせ
ん断、混練されて可塑化されて、逆流防止弁7を介して
シリンダ2へ送られる。
【0005】この場合、シリンダ2の先端に設けられて
いるノズル5に設けられた弁が閉められているので、シ
リンダ2内に満たされた樹脂6の圧力によりプランジャ
8が図6に示すY方向に後退する。
【0006】つまり、計量時には溶融した樹脂6が外部
に流れ出さない構造となっており、シリンダ2内へノズ
ル5やホッパ3から空気が吸引されないようにすると共
に、正確な樹脂量を計量するために駆動装置20による
プランジャ8の駆動で樹脂6に一定の背圧が加えられ
る。
【0007】したがって、スクリュ1の回転によって生
じるシリンダ2内の樹脂圧と駆動装置20からの背圧と
の差によって、プランジャ8は徐々に矢印Y方向に後退
させられる。これらスクリュ1の回転数と背圧は使用す
る樹脂4の種類、温度等から経験的に設定され、射出量
である樹脂量を決めるプランジャ8の位置は位置センサ
等の位置検出手段21によって検出され、駆動装置20
によってその位置が制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の計量方法によるときは、プランジャ位置を直接決
定する要素がなく、スクリュ回転数と樹脂に加えられる
背圧との相互関係により、プランジャ位置を間接的にし
か制御できないという問題点があるほか、射出量を決定
する計量終了位置にプランジャを停止させることが困難
であるという問題点がある。
【0009】すなわち、位置センサ等の位置検出手段2
1が計量終了位置を検出してからスクリュ1の回転を停
止させたのでは、プランジャ8は所望の位置を行き過ぎ
てしまう。したがって、この行き過ぎをなくすためには
プランジャ8が計量終了位置9に近づくにしたがい、ス
クリュ1の回転数を徐々に下げていくとか、または計量
終了位置9に対する行き過ぎ量を見越して計量終了位置
9を手前に設定しておくなどの対策がとられる。
【0010】この対策をとるために、実際には計量工程
の試行錯誤を繰り返して計量終了位置9を決定する必要
があり、更にスクリュ1の回転数の低下の程度や計量終
了位置9の行き過ぎ量は樹脂4の種類によって異なるの
みならず、温度変化や樹脂4の温度、ホッパ3からシリ
ンダ2への移送量等の変化が外乱として加わる。
【0011】この結果、計量終了位置9の設定が煩雑で
あるばかりか正確な射出量を得ることも困難であり、射
出量にバラツキが生じ、成形品の品質の低下は免れない
という問題点がある。
【0012】さらに、このような従来の計量方法では、
プランジャ8を、より正確に計量終了位置9で停止させ
るために、スクリュ1の回転数を定常回転時でも必要以
上に小さくしなければならず、計量に要する時間が長く
なったり、生産性が低下する共にエネルギー効率も低く
なるという問題点が生ずる。
【0013】本発明は、射出成形機における樹脂量の計
量を正確に行うことができる射出成形機の計量制御方法
および装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる射出成形
機の計量制御方法は、スクリュを回転駆動して被射出物
を加熱しながらシリンダ内に送出し該シリンダ内に送出
された被射出物に対しプランジャを介して一定の背圧を
加えプランジャ位置に基づいて被射出物の計量を行う射
出成形機の計量工程における計量制御方法であって、プ
ランジャ位置が計量終了位置より手前の予め定めたプラ
ンジャ位置に達するまでの期間、スクリュ回転数を検出
した回転数検出信号をフィードバック信号として、予め
定めた回転数パターンにしたがってスクリュ回転駆動手
段の回転数を制御し、プランジャ位置が予め定めた前記
プランジャ位置に達してから計量終了位置に達するまで
の期間、プランジャ位置を検出した位置検出信号をフィ
ードバック信号として、予め定めたプランジャ位置パタ
ーンにしたがってスクリュ回転駆動手段の回転数を制御
し、プランジャ位置が前記計量終了位置に達したときに
スクリュ回転を停止させることを特徴とする。
【0015】本発明にかかる射出成形機の計量制御方法
によれば、プランジャ位置が計量終了位置より手前の予
め定めたプランジャ位置に達するまでの期間は、スクリ
ュ回転数を検出した回転数検出信号がフィードバック信
号とされて、スクリュ回転駆動手段の回転数が予め定め
た回転数パターンにしたがって制御される。ついで、プ
ランジャ位置が予め定めた前記プランジャ位置に達して
から計量終了位置に達するまでの期間は、プランジャ位
置を検出した位置検出信号がフィードバック信号とされ
て、スクリュ回転駆動手段の回転数が予め定めたプラン
ジャ位置パターンにしたがって制御され、プランジャが
前記計量終了位置に達したときに停止させられる。
【0016】しかるに、本発明にかかる射出成形機の計
量制御方法では、プランジャが前記プランジャ位置に達
してから計量終了位置に達するまでの期間は、回転数検
出信号に代わってプランジャ位置を検出した位置検出信
号がフィードバック信号とされて、予め定めたプランジ
ャ位置パターンにしたがってスクリュ回転数が制御され
る位置制御にて制御されるため、プランジャをより正確
に計量終了位置において停止させることができる。
【0017】本発明にかかる射出成形機の計量制御装置
は、スクリュを回転駆動して被射出物を加熱しながらシ
リンダ内に送出し該シリンダ内に送出された被射出物に
対しプランジャを介して一定の背圧を加えプランジャ位
置に基づいて被射出物の計量を行う射出成形機の計量制
御装置であって、プランジャ位置を検出するプランジャ
位置検出手段と、プランジャ位置検出手段による検出プ
ランジャ位置が計量終了位置より手前の予め定めたプラ
ンジャ位置に達するまでの期間、スクリュ回転数を検出
した検出回転数信号をフィードバック信号として、予め
定めた回転数パターンにしたがってスクリュ回転駆動手
段の回転数を制御するスクリュ駆動モータ第1制御手段
と、プランジャ位置検出手段による検出プランジャ位置
が前記予め定めたプランジャ位置に達してから前記計量
終了位置に達するまでの期間、プランジャ位置検出手段
からのプランジャ位置検出信号をフィードバック信号と
して、予め定めたプランジャ位置パターンにしたがって
スクリュ回転駆動手段の回転数を制御し、かつ前記計量
終了位置においてスクリュ回転を停止させるスクリュ駆
動モータ第2制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明にかかる射出成形機の計量制御装置
によれば、プランジャ位置検出手段による検出プランジ
ャ位置が計量終了位置より手前の予め定めたプランジャ
位置に達するまでの期間は、スクリュ回転数を検出した
検出回転数信号がフィードバック信号とされて、スクリ
ュ回転駆動手段の回転数が予め定めた回転数パターンに
したがって、スクリュ駆動モータ第1制御手段によって
回転数制御され、プランジャ位置が前記予め定めたプラ
ンジャ位置に達してから前記計量終了位置に達するまで
の期間は、スクリュ回転数を検出した検出回転数信号に
代わってプランジャ位置検出信号がフィードバック信号
とされて、スクリュ回転駆動手段の回転数が予め定めた
プランジャ位置パターンにしたがって、スクリュ駆動モ
ータ第2制御手段によって回転数制御され、このスクリ
ュ駆動モータ第2制御手段による制御は位置制御である
ため、プランジャをより正確に計量終了位置において停
止させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる射出成形機
の計量制御方法および装置を実施の一形態によって説明
する。
【0020】図1は本発明の実施の一形態にかかる計量
制御装置を説明するための射出成形機の計量機構部分の
構成を示すブロック図である。
【0021】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機
の計量機構部分において、図6に示した計量機構部分と
同一の構成要素には同一の符号を付して示してある。
【0022】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機
の計量機構部分は、図6に示した射出成形機の計量機構
部分に加えるに図1に示すように、駆動モータ30のロ
ータの回転数を検出する回転数センサ31と制御装置4
0とを備えている。
【0023】制御装置40は、駆動モータ30のロータ
の回転数を回転数センサ31の出力に基づき制御するス
クリュ駆動モータ第1制御手段41と、駆動モータ30
のロータの回転数を位置検出手段21の出力に基づき制
御するスクリュ駆動モータ第2制御手段42と、位置検
出手段21の出力に基づき駆動装置20を制御してプラ
ンジャ8を介して樹脂6に一定の背圧を加えるプランジ
ャ駆動装置制御手段43と、プランジャ8が予め定めた
プリセット位置Xcに達したことを検出するプランジャ
プリセット位置到着検出手段44と、プランジャ8が計
量終了位置X0に達したことを検出するプランジャ計量
終了位置検出手段45とを機能的に備えている。
【0024】制御装置40は、計量開始指示信号Si、
回転数センサ31から出力されるスクリュ回転数検出信
号Rf、位置検出手段21から出力されるプランジャ位
置検出信号Sfを受け、スクリュ回転信号Riを駆動モ
ータ30に送出して駆動モータ30の回転数を制御し、
かつプランジャ背圧信号Piを駆動装置20に送出して
プランジャ8を介して樹脂6に一定の背圧を加えさせ
る。
【0025】スクリュ駆動モータ第1制御手段41はプ
ランジャ8が予め定めたプリセット位置Xcに達するま
でスクリュ回転数検出信号Rfをフィードバック信号と
して駆動モータ30のロータの回転数を予め定めた回転
数パターンにしたがって回転数制御をし、スクリュ駆動
モータ第2制御手段42はプランジャ8が予め定めたプ
リセット位置Xcに達してからプランジャ8が計量終了
位置X0に達するまでプランジャ位置検出信号信号Sf
をフィードバック信号として駆動モータ30のロータの
回転数を予め定めたプランジャ位置パターンにしたがっ
て回転数制御をし、プランジャ駆動装置制御手段43は
位置検出手段21の出力に基づき駆動装置20を制御し
てプランジャ8を介して樹脂6に一定の背圧を加える制
御をする。
【0026】ここで、使用する樹脂4の種類、温度、射
出量等に基づく回転数パターン、プランジャ位置パター
ン、一定の背圧をプランジャ8を介して樹脂6に加える
ためのプランジャ背圧信号パターン、プランジャ8のプ
リセット位置Xc、計量終了位置X0は制御装置40の
図示しない記憶手段中に予め記憶させてある。
【0027】使用する樹脂4の種類、温度、射出量等の
指示信号と共に、計量開始指示信号Siが制御装置40
に入力される。
【0028】この計量開始指示信号Si等を受けて、樹
脂4の種類、温度、射出量等に基づき、記憶手段から読
み出された回転数パターン、プランジャ位置パターンに
基づくスクリュ回転信号Riが駆動モータ30に供給さ
れて、駆動モータ30のロータの回転数が制御され、プ
ランジャ背圧信号パターンに基づくプランジャ背圧信号
Piが駆動手段20に供給されて、一定の背圧がプラン
ジャ8を介して樹脂6に加えられる。
【0029】ここで、駆動モータ30に連結されている
回転数センサ31は、スクリュ1の回転数を検知してス
クリュ回転数検出信号Rfを制御装置40へ送出し、ま
た、駆動装置20に連結されている位置検出手段21
は、プランジャ8の位置を検知して、プランジャ位置検
出信号Sfを制御装置40へ送出している。
【0030】スクリュ回転信号Riにより駆動モータ3
0のロータが回転させられることによりスクリュ1が回
転駆動される。スクリュ1の回転によってホッパ3に収
納されている樹脂4はスクリュ1のネジ溝を伝わって送
られ、ヒータ(図示せず)によって加熱されながらせん
断、混練されて可塑化され、逆流防止弁7を介してシリ
ンダ2へ送られる。
【0031】この結果、スクリュ1によりせん断、混練
されて可塑化された樹脂6がシリンダ2内に満たされ、
この圧力によりプランジャ8は矢印Y方向に後退する。
このとき、シリンダ2内に空気が吸入されないようにし
ながら正確な樹脂量を計量するために、プランジャ8に
一定の背圧が加えられる。すなわち駆動装置20がプラ
ンジャ背圧信号Piに基づいて駆動され、駆動装置20
に連結されたボールネジが回転することにより樹脂6に
背圧として作用し、樹脂6に加えられる。
【0032】次に、本発明の実施の一形態にかかる計量
制御装置による作用を、図2に示す制御装置40による
制御の流れに基づいて説明する。
【0033】制御装置40に計量開始指示信号Si等が
供給されると、駆動モータ30にスクリュ駆動モータ第
1制御手段41の制御のもとにスクリュ回転信号Riが
与えられ、予め決められた回転数パターンに基づいてス
クリュ1が回転駆動させられる(ステップS1)。
【0034】このときの駆動モータ30のロータ回転数
を制御するためのフィードバック信号には回転数センサ
31からのスクリュ回転数検出信号Rfが用いられ、ス
クリュ回転信号Riは回転数パターンによる回転数とス
クリュ回転数検出信号Rfとの偏差に基づく信号であっ
て、回転数パターンにしたがう回転数にスクリュ1が制
御される。本明細書において、回転数センサ31からの
信号をフィードバック信号として駆動モータ30のロー
タの回転数を制御するため、この制御を回転数制御とも
記す。
【0035】一方、スクリュ1の回転駆動にしたがって
樹脂6の圧力に対抗してプランジャ8の位置は矢印Y方
向に移動し、駆動装置20にプランジャ駆動装置制御手
段43の制御のもとにプランジャ背圧信号Piが与えら
れ、プランジャ8に一定の背圧が印加されている。駆動
装置20によるプランジャの位置制御には位置検出手段
21から出力されるプランジャ位置検出信号Sfが用い
られている。
【0036】この状態が継続されて、プランジャ8の位
置が図3のプリセット位置Xcに達したか否かがチェッ
クされる(ステップS2)。このチェックは、プランジ
ャ位置検出信号Sfに基づきプランジャプリセット位置
到着検出手段44によってなされる。
【0037】プランジャ8の位置がプリセット位置Xc
に達するまではステップS1が実行され、ステップS2
においてプランジャ8の位置がプリセット位置Xcに達
したと判別されたときは、ステップS2に続いて駆動モ
ータ30の制御がスクリュ回転数検出信号Rfをフィー
ドバック信号とする回転数制御に代わって、プランジャ
位置検出信号Sfがフィードバック信号として用いられ
る回転数制御に変更される。この結果、スクリュ回転信
号Riはプランジャ位置パターンによるプランジャ位置
とプランジャ位置検出信号Sfとの偏差に基づく信号と
なって、プランジャ位置パターンにしたがう回転数にス
クリュ1が制御される。
【0038】本明細書において、位置検出手段21によ
って検出したプランジャ位置に基づいて駆動モータ30
のロータの回転数を制御するため、この制御を位置制御
とも記す。
【0039】したがって、プランジャ8の位置が図3の
プリセット位置Xcに達したとき、駆動モータ30の制
御が回転数制御から位置制御に変更される(ステップS
3)。このように、プリセット位置Xcは駆動モータ3
0の制御を回転数制御から位置制御に変更する制御切換
位置として作用する。
【0040】ステップS3に続いて位置制御による駆動
モータ30の制御が行われて、プランジャ8が計量終了
位置X0にまで到達するのを待つ(ステップS4)。ス
テップS4において図4に示すようにプランジャ8の位
置が計量終了位置X0に到達したときは、プランジャ計
量終了位置検出手段45によってその旨が検出されて、
計量終了とされる。
【0041】上記した制御装置40による制御の流れに
基づく制御パターンを図5に基づいてさらに説明する。
【0042】図5(a)および図5(b)は、プランジ
ャ8の位置に対する駆動モータ回転数およびプランジャ
8の移動速度を模式的に示している。
【0043】図5(a)および図5(b)において、区
間“ア”は速度制御が実行されている期間であり、区間
“イ”は位置制御が実行されている期間である。また、
図5(a)中、一点鎖線は回転数パターンの一例を示
し、図5(b)中、一点鎖線はプランジャ位置パターン
の一例を示す。
【0044】図5(a)および図5(b)から明らかな
ように、ステップS1〜ステップS2において、プラン
ジャ8の位置がプリセット位置Xcに達するまでは、区
間“ア”に示すように、駆動モータ30の回転数はスク
リュ回転数検出信号Rfをフィードバック信号として回
転数パターンに基づく回転数制御がなされる。この間、
プランジャ8は樹脂の湿度、種類、その他の特性によ
り、図5(b)中、区間“ア”に示すように、脈動しな
がら順次プリセット位置Xc方向へ移動する。
【0045】プリセット位置Xcにプランジャ8が達し
てから計量終了位置に達するまで、区間“イ”に示すよ
うに、駆動モータ30の回転数はプランジャ位置検出信
号Sfをフィードバック信号としてプランジャ位置パタ
ーンに基づく位置制御がなされる。この間、駆動モータ
30の回転数は図5(a)中、区間“イ”に示すよう
に、脈動しながら回転数が減少していく。
【0046】なお、プランジャ位置パターンは必ずしも
図5(b)において一点鎖線で示すような直線である必
要はなく、図5(b)において破線または二点鎖線で示
すような凸曲線または凹曲線であっても差し支えない。
【0047】この場合に、プリセット位置Xcと計量終
了位置X0との間の距離は、計量過程でプランジャ8が
移動する距離に比べ十分短く設定されるため、駆動モー
タ30の回転数制御から位置制御への切替時における背
圧の脈動は無視することができる。したがって、この方
法により計量時のプランジャ8による圧力を一定にし、
正確な背圧量を制御することができる。
【0048】以上説明したように、本発明の実施の一形
態にかかる射出成形機の計量制御方法および装置によれ
ば、プリセット位置Xcにプランジャ8が到達するまで
は回転数制御された駆動モータ30のロータの回転によ
ってスクリュ1が回転制御され、プリセット位置Xcに
プランジャが到達した以降は位置制御された駆動モータ
30のロータの回転によってスクリュ1が回転制御さ
れ、かつプリセット位置Xcと計量終了位置X0との間
の距離は計量過程でプランジャ8が移動する距離に比べ
十分短く設定されるため、プランジャ8の停止位置の行
き過ぎはなく、かつスクリュ1の回転数を定常回転時で
も必要以上に小さくする必要もなく、正確な計量が行え
ることになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる射出
成形機の計量制御方法および装置によれば、計量に長時
間を必要とせずに、射出成形機の射出樹脂量の計量を正
確に行うことができるという効果が得られて、高品質な
成形品を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機の計
量機構部分の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機の計
量制御による計量過程のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機の計
量制御による計量過程の説明図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機の計
量制御による計量過程の説明図である。
【図5】本発明の実施の一形態にかかる射出成形機の作
用の説明に供する模式図である。
【図6】従来の射出成形機の計量機構部分の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1…スクリュ 2…シリンダ 3…ホッパ 4、6…樹脂 5…ノズル 8…プランジャ 20…駆動装置 21…位置検出
手段 30…駆動モータ 31…回転数セ
ンサ 40…制御装置 41…スクリュ駆動モータ第1制御手段 42…スクリュ駆動モータ第2制御手段 43…プランジャ駆動装置制御手段 44…プランジャプリセット位置到着検出手段 45…プランジャ計量終了位置検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュを回転駆動して被射出物を加熱し
    ながらシリンダ内に送出し該シリンダ内に送出された被
    射出物に対しプランジャを介して一定の背圧を加えプラ
    ンジャ位置に基づいて被射出物の計量を行う射出成形機
    の計量工程における計量制御方法であって、 プランジャ位置が計量終了位置より手前の予め定めたプ
    ランジャ位置に達するまでの期間、スクリュ回転数を検
    出した回転数検出信号をフィードバック信号として、予
    め定めた回転数パターンにしたがってスクリュ回転駆動
    手段の回転数を制御し、 プランジャ位置が予め定めた前記プランジャ位置に達し
    てから計量終了位置に達するまでの期間、プランジャ位
    置を検出した位置検出信号をフィードバック信号とし
    て、予め定めたプランジャ位置パターンにしたがってス
    クリュ回転駆動手段の回転数を制御し、プランジャ位置
    が前記計量終了位置に達したときにスクリュ回転を停止
    させることを特徴とする射出成形機の計量制御方法。
  2. 【請求項2】スクリュを回転駆動して被射出物を加熱し
    ながらシリンダ内に送出し該シリンダ内に送出された被
    射出物に対しプランジャを介して一定の背圧を加えプラ
    ンジャ位置に基づいて被射出物の計量を行う射出成形機
    の計量制御装置であって、 プランジャ位置を検出するプランジャ位置検出手段と、 プランジャ位置検出手段による検出プランジャ位置が計
    量終了位置より手前の予め定めたプランジャ位置に達す
    るまでの期間、スクリュ回転数を検出した検出回転数信
    号をフィードバック信号として、予め定めた回転数パタ
    ーンにしたがってスクリュ回転駆動手段の回転数を制御
    するスクリュ駆動モータ第1制御手段と、 プランジャ位置検出手段による検出プランジャ位置が前
    記予め定めたプランジャ位置に達してから前記計量終了
    位置に達するまでの期間、プランジャ位置検出手段から
    のプランジャ位置検出信号をフィードバック信号とし
    て、予め定めたプランジャ位置パターンにしたがってス
    クリュ回転駆動手段の回転数を制御し、かつ前記計量終
    了位置においてスクリュ回転を停止させるスクリュ駆動
    モータ第2制御手段とを備えたことを特徴とする射出成
    形機の計量制御装置。
JP23567597A 1997-09-01 1997-09-01 射出成形機の計量制御方法および装置 Expired - Lifetime JP3253569B2 (ja)

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