JP2585103B2 - 射出成形方法 - Google Patents

射出成形方法

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JP2585103B2
JP2585103B2 JP1214574A JP21457489A JP2585103B2 JP 2585103 B2 JP2585103 B2 JP 2585103B2 JP 1214574 A JP1214574 A JP 1214574A JP 21457489 A JP21457489 A JP 21457489A JP 2585103 B2 JP2585103 B2 JP 2585103B2
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益律 小早川
久尚 梶浦
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形時のスクリュー後退速度を制御可
能とする射出成形方法に関する。
(従来の技術) スクリュー式射出成形機のスクリュー後退速度を制御
し、成形時における成形不良を防止する方法として、例
えば特開昭61−121921号公報(以下、前者という)およ
び特開昭63−170015号公報(以下、後者という)記載の
技術が周知である。
前者の従来技術は、射出成形する際に可塑化計量時の
スクリュー後退速度を検出し、検出されたスクリュー後
退速度と目標の後退速度とを比較演算して、その偏差が
解消される方向にスクリューの回転を制御することによ
り、スクリュー後退速度を常に一定に制御するというも
のである。
また、後者の従来技術は、射出成形する際に可塑化計
量時のスクリュー後退速度を検出し、検出されたスクリ
ュー後退速度と予め設定された目標値とを比較して、両
者の差が解消されるようにスクリュー背圧を制御するこ
とにより、溶融樹脂の熱披歴および成形サイクルを常に
同一にしようとするものである。
すなわち、スクリュー後退速度を一定に制御すること
により、樹脂材料の粒子径や製造ロットなどの微妙な条
件の相違によるスクリュー後退速度の変動をなくすこと
ができる。これにより、計量時間が冷却時間以上の場合
において、計量時間の変動に起因する1成形サイクル時
間全体の変動も抑えることができる。
また、成形サイクルが変動すると金型の加熱冷却サイ
クルが変動するが、この成形サイクルを一定にすること
により金型温度のバラツキを解消することができ、より
精密な成形を行うことが可能となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述した従来例のように、スクリュー
回転数や背圧を制御してこれらを変動させると、スクリ
ューの圧縮計量部における剪断発熱量が変動し、粘度等
の材料物性にバラツキが生じて安定した精密成形を行う
ことが困難になるという課題があった。
この発明は斯る課題を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、可塑化計量時のスクリュ
ー後退速度をホッパ内圧力を増減制御することにより一
定とし、成形条件を安定化させて精密成形の可能な射出
成形方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は、可塑化計量時
におけるスクリュー後退速度を検出し、この検出速度を
予め設定された目標後退速度に近づけるようにホッパ内
圧力を制御して、ホッパからの材料供給量を増減制御
し、成形を行うことを特徴とする。
(作用) 前記構成により、本発明方法においては、可塑化計量
時の実際のスクリュー後退速度をセンサーにより検出す
ると共に、この検出された実際のスクリュー後退速度と
予め設定された目標後退速度との偏差を演算し、この偏
差をなくすようにホッパ内圧力を増減制御するものであ
る。
これによって、スクリュー後退速度が常に一定化さ
れ、成形サイクル等が安定化して、より精密な成形が可
能となる。
(実施例) 以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例を説明す
る。
第1図には本発明方法を実施するための構成ブロック
図が示されている。
本発明の特徴的なことは、可塑化計量時におけるスク
リュー後退速度を検出し、この検出速度を予め設定され
た目標後退速度に近づけるようにホッパ内圧力を制御し
て、ホッパからの材料供給量を増減制御し、成形を行う
ようにしたことである。
すなわち、第1図において、射出成形機におけるスク
リューシリンダ1内のスクリュー2の後部には射出シリ
ンダ3が設けられ、前記スクリュー2は射出ピストン4
と連結されていて、この射出ピストン4はスクリュー回
転駆動モータ5と連結されている。このスクリュー回転
駆動モータ5は、図示しない油圧源からサーボ弁等を介
して供給される油圧に応じて回転できるようになってい
る。
前記射出ピストン4には、これと一体に軸方向に移動
するラック6が設けられており、このラック6にはピニ
オン7が噛合されていて、該ピニオン7にはスクリュー
後退速度検出用のセンサー8が設けられている。
前記センサー8の出力は増幅器9を通して比較演算器
10に入力され、また、スクリュー後退速度設定器11には
目標とするスクリューの後退速度が予め設定されてい
て、その出力は前記比較演算器10に入力されている。前
記比較演算器10でスクリュー2の実際の後退速度と目標
後退速度とが比較演算され、その差に応じた信号がホッ
パ内加圧装置12に入力される。前記ホッパ内加圧装置12
は加圧機構とプランジャ13を含み、プランジャ13には予
め初期圧力P0が付与されていて、比較演算器10からの信
号に基づきホッパ14内の加圧力Pが増減制御される。
以上において、可塑化計量時には、スクリュー回転駆
動モータ5によってスクリュー2が回転駆動され、これ
により溶融した樹脂15はスクリューシリンダ1の前方
(図面左方向)へ移送され、その圧力によってスクリュ
ー2は後退する。スクリュー2が後退すると、これと連
動してラック6も後退し、これに応じてピニオン7が回
転しセンサー8は実際のスクリュー後退速度を検出す
る。このようにして検出されたスクリュー後退速度信号
は、増幅器9で増幅された後に比較演算器10に入力さ
れ、この比較演算器10において目標スクリュー後退速度
と比較される。
すなわち、比較演算の結果、例えばセンサー出力vが
予め設定された設定値v0より小さければ、ホッパ内加圧
装置12に加圧力Pを大きくする信号を送出し、反対に、
大きければ加圧力Pを小さくする信号を送出し、センサ
ー出力と設定値との偏差△vが解消されるような制御を
行う。
これにより、ホッパ15からスクリューシリンダ1への
溶融樹脂供給量が調整され、スクリュー2は常に一定の
後退速度v0で移動することになる。
第2図には、本実施例における制御フローチャートが
示されている。
すなわち、ステップ20において、スクリュー後退速度
設定器11には速度v0が設定されると共に、ホッパ内加圧
装置12にはホッパ加圧力の初期値P0が設定され、次にス
テップ22で、センサー8にて検出された実際のスクリュ
ー後退速度vが入力される。ステップ24では前記スクリ
ュー後退速度の実測値vと設定値v0との差△vが演算さ
れる。ステップ26ではこの実測値vと設定値v0との差△
vの正負が判断され、△v=0のときは、ステップ28に
進んでホッパ加圧力PをそのままP=P0とし、また、△
v<0のときはステップ30に進んで加圧力PをP=P0
α・Δv(αは定数)に設定し、更に、Δv>0のとき
はステップ32に進んでP=P0+α・Δvに設定する。こ
のようにして、ホッパ加圧力Pが増減制御されることに
より、スクリュー後退速度vは予め定められた設定値v0
に設定される。ステップ36では成形作業が終了したか否
かが判断され、Noのときはステップ22に戻り、Yesの場
合はステップ38に進んで全工程が終了する。
すなわち、本発明の実施例によれば、検出されたスク
リュー後退速度が直接フィードバック制御され、したが
って樹脂材料の性状等に応じてホッパ内加圧力Pは変動
するが、スクリュー後退速度は常に一定に制御される。
このため、各サイクルの可塑化計量時間は一定となり、
成形サイクルも一定となって成形条件が安定化し、高精
度な成形が可能となる。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明は、可塑化計量時における
スクリュー後退速度を検出し、この検出速度を予め設定
された目標後退速度に近づけるようにホッパ内圧力を制
御して、ホッパからの材料供給量を増減制御し、成形を
行うことにより、スクリューの後退速度をホッパ内圧力
の増減制御により一定とし、成形条件を安定化して、よ
り精密な成形を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための構成ブロック図、
第2図は本実施例に用いられた制御フローチャートを示
す図である。 2……スクリュー 8……センサー 10……比較演算器 11……スクリュー後退速度設定器 12……ホッパ内加圧装置 14……ホッパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可塑化計量時におけるスクリュー後退速度
    を検出し、この検出速度を予め設定された目標後退速度
    に近づけるようにホッパ内圧力を制御して、ホッパから
    の材料供給量を増減制御し、成形を行うことを特徴とす
    る射出成形方法。
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JPH05138686A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Fanuc Ltd 射出成形機の成形材料供給方法およびその装置
JP3440406B2 (ja) * 1998-07-02 2003-08-25 住友重機械工業株式会社 射出成形機の背圧制御方法及び背圧制御装置

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