JP3252689B2 - クレーンの水平引込み方法 - Google Patents

クレーンの水平引込み方法

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JP3252689B2
JP3252689B2 JP02364196A JP2364196A JP3252689B2 JP 3252689 B2 JP3252689 B2 JP 3252689B2 JP 02364196 A JP02364196 A JP 02364196A JP 2364196 A JP2364196 A JP 2364196A JP 3252689 B2 JP3252689 B2 JP 3252689B2
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俊次 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏するブームの
先端に、上下方向に回動する第2のブームを設置したク
レーンに関する。
【0002】
【従来の技術】建設用パワーショベルにおいては、特開
平4−194122号公報に示すように、起伏するブー
ムの先端に、上下方向に回動する第2のブームを設置
し、さらにその先端に回動するバケットを設置してい
る。このものにおいて、水平掘削スイッチを押すと第1
の起伏ブームの起伏角から第2のブームを回動させるシ
リンダの掻込み側への駆動速度、すなわちシリンダの制
御弁の開度を制御装置で演算算出する。次に、第1のブ
ームを上昇側に指令し、第1のブームを起伏させる第1
のシリンダの制御弁に対して移動方向と開度を設定す
る。これによってバケットによる掘削作業を開始する
と、掻込み終了姿勢まで水平掘削を実行する。
【0003】つまり、パワーショベルにおけるバケツト
の水平移動は、ブームの起伏角を検出器によって検出
し、これによってシリンダの流量を演算し、設定するも
のである。各シリンダの位置を逐次検出することなく、
演算結果に基づき流量をオープンループで各シリンダに
流量を流し込み、各ブームを駆動し、バケットを水平に
移動させようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ブー
ムの角度に基づき各シリンダを駆動するため、角度のわ
ずかな検出誤差でもバケットの水平保持精度に大きな誤
差を与える。精度は各ブームの長さによって増幅され
る。
【0005】また、演算結果に基づいた流量を各シリン
ダに流し込む方式で、逐次各シリンダの移動量をフィー
ドバックし、補正を加える方式ではないため、水平保持
精度が悪くなる。
【0006】本発明の目的は、第2のブームの先端の水
平保持精度を良くすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、水平移動指
令に基づいて、前記第1のシリンダ装置および前記第2
のシリンダ装置の長さを求め、該長さから前記第2のブ
ームの先端の初期高さを求めると共に、前記第1のシリ
ンダ装置または前記第2のシリンダ装置の一方を動作さ
せ、該一方のシリンダ装置の現在の長さを求め、該長さ
から前記初期高さを維持するための他方のシリンダ装置
の目標長さを求め、該目標長さに応じて前記他方のシリ
ンダ装置を動作させること、によって達成できる。
【0008】水平引込み方法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図2により説明する。クレーンは、架台10に旋回自
在に設置した旋回台11、第1のブーム20、第2のブ
ーム30、ウインチ40、吊り具50からなる。第1の
ブーム20は、旋回台10と第1のブーム20との間に
設けた第1のシリンダ装置21によって起伏する。第2
のブーム30は、第1のブーム20の先端に回動自在に
設置され、第1のブーム20と第2のブーム30との間
に設けた第2のシリンダ装置31によって起伏する。第
2のブーム30に設置したウインチ40のロープ41
は、第2のブーム30の先端のシーブ44を経由して吊
り具50を吊り下げている。
【0010】第1のシリンダ装置21、第2のシリンダ
装置31は自己のロッドの突出代を検出する検出器2
2,32をそれぞれ設置している。つまり、検出器2
2,32はそれぞれL1,L2を検出することになる。
検出器22,32は、公知の磁歪式センサである。
【0011】検出器22,32の検出値、指令器60の
ハンドル61、スイッチ65の指令値によって、クレー
ンの制御装置70は第1のシリンダ装置20、第2のシ
リンダ装置30等を制御する。指令器60には旋回、シ
リンダ装置21,31のそれぞれの運転、ウインチ40
の運転を指令する各種のハンドルおよびスイッチがある
が、説明を省略する。
【0012】レバー61は第1のブーム20の起伏中心
から第2のブームの先端までの距離Rの変更を指令する
ものである。ハンドルを一方に傾けるとブームの引込み
(前記距離を大にする。)を指令し、他方に傾けるとブ
ームの押出し(前記距離を小にする。)を指令する。ハ
ンドル61の傾斜を停止すると、動作の停止指令とな
る。
【0013】スイッチ65は第2のブーム20の先端の
水平移動の要否を指令するものである。スイッチ65を
一方に投入すると水平移動の指令となり、投入を解除す
ると水平移動不要の指令となる。
【0014】スイッチ65を投入しないときは、レバー
61によって第2のシリンダ装置31の伸縮を制御でき
る。レバー62は第1のシリンダ装置22の伸縮を指令
するものである。スイッチ65を投入すると、レバー6
1のみが有効となる。また、レバー61,62にはポテ
ンションメータを組み込んでおり、傾斜量によってシリ
ンダ装置21,31の動作速度を指令できる。
【0015】制御装置70は、スイッチ65が投される
と、その時点の水平高さを求め、これを目標値としてシ
リンダ装置21,31の動作量を決定する。水平高さは
検出器22,32の検出値によって求めることができ
る。
【0016】図2によって動作を説明する。スイッチ6
5を投入すると、検出器22,32の検出値をA/D変
換器81,82を介して求め、初期高さ検出要素83で
初期高さHを算出し、記憶する。初期高さHは第1のブ
ーム20の起伏中心を基点としている。初期高さHは幾
何学によって求めることができる。
【0017】初期高さHは第1のシリンダ装置21の長
さの演算要素85に出力され、初期高さHに該当する表
を選択する。図3は初期高さHが2200mmの場合の
表である。表は、それぞれの初期高さHごとに、それぞ
れのL2に対応して水平移動させるに必要な長さL1を
設定したものである。検出器32で求めた値によって長
さL2を求め、L2に対応したL1を選定し、L1を第
1のシリンダ装置21の目標値として出力する。尚、L
1,L2は検出器22,32の検出値ではなく、L1,
L2から所定値を差し引いたものであるが、便宜的に同
一として示す。また、目標値L2も、L2から所定値を
差し引いたものであるが、同様に便宜的に示すものであ
る。
【0018】レバー61の信号はA/D変換器101、
シリンダの移動速度を調整するための倍率器102、D
/A変換器103を経由して流量制御弁105に与えら
れる。流量制御弁105は、A/D変換器103の指令
値に比例した流量の油を油圧シリンダ装置32に供給す
る。これによって第2のブームはレバー61による方向
と速度の指令によって動作する。今、レバー61によっ
て引込み方向に指令が与えられると、第2のシリンダ装
置32は縮み方向に移動し、第2のブーム30の先端は
下方に移動する。
【0019】このため、初期高さ記憶要素83からの初
期高さHと、第2のシリンダ装置31の検出器32によ
る現在値L2とによって、第1のシリンダの長さ演算要
素85は、第2のブーム30の先端を水平に維持するた
めの第1のシリンダ装置21の長さを示した値から取り
出し、第1のシリンダ装置21の目標値として出力す
る。
【0020】第1のシリンダ装置21を目標長さにする
ため、目標値と現在の第1のシリンダ装置21の長さと
の差を加算器86で偏差信号として求める。
【0021】偏差信号を積分器87で積分した後、倍率
器88でゲイン調整をした積分操作量とする。前記偏差
信号を倍率器89によって偏差の大きさに比例した比例
操作量とし、これと前記積分操作量とを加算器90で加
算する。
【0022】これに水平維持を円滑に行うため、前記偏
差信号と該偏差信号の1次遅れ要素92の出力の差分を
加算器93で求め、倍率器94でゲイン調整を行った1
次遅れ補正操作量を求める。これと前記加算器90の出
力とを加算器95で加算し、第1のシリンダ装置21の
操作信号とする。加算器95の出力はA/D変換器96
を介して第1のシリンダ装置21の流量制御弁99に与
える。流量制御弁99は、操作量に比例した流量を第1
のシリンダ装置21に供給する。
【0023】前記倍率器89は、第1のシリンダ装置2
1の目標値と、現在の第1のシリンダ装置の長さとの偏
差の大きさに比例して第1のシリンダ装置21へ流す流
量を決めるものである。
【0024】また、倍率器88の出力は第1のシリンダ
装置21の目標値と現在の第1のシリンダ装置21の長
さとが一致するまで偏差を積分し、オフセットがゼロに
なるように、第1のシリンダ装置21への流量を決め
る。
【0025】1次遅れ補正操作量の倍率器94の出力
は、第2のブーム30の先端の高さをすばやく一定高さ
に保持するため、第1のシリンダ装置21の目標値と現
在の第1のシリンダ装置21の長さとの偏差の増加又は
減少傾向を算出し、これを制御量として用いるものであ
る。即ち、1次遅れの出力値が一定時間前の偏差の量で
あることから、加算器86の出力の現在値と該現在値の
1次遅れの出力値の差は、現在値が増加傾向にあるのか
減少傾向にあるのかを与える。この傾向値を操作量とし
て反映することにより、第1のシリンダ装置21の長さ
を目標値すばやく保持できる。
【0026】以上によって第2のブーム30の先端は精
度良く水平移動される。
【0027】前記実施例では第2のシリンダ装置31の
長さに追従して第1のシリンダ装置21の長さを定める
ようにしているが、逆であってもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、吊り荷の高さを精度良
く一定に保持して移動することができるので、荷役を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクレーンの制御ブロック図
である。
【図2】本発明の一実施例のクレーンの側面図である。
【図3】本発明の一実施例の第2のシリンダ装置の関係
表である。
【符号の説明】
10…架台、11…旋回台、20…第1のブーム、21
…第1のシリンダ装置、22検出器、30…第2のブー
ム、31…第2のシリンダ装置、32…検出器、40…
ウインチ、50…吊り具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−67955(JP,A) 特開 昭60−181428(JP,A) 特開 昭61−36425(JP,A) 特開 昭63−165300(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のシリンダ装置によって起伏する第1
    のブームの先端に第2のブームを設置しており、前記第
    1のブームと前記第2のブームとの間に第2のシリンダ
    装置を設置しており、前記第2のブーム先端から吊り具
    を吊り下げたクレーンにおいて、 水平移動指令に基づいて、前記第1のシリンダ装置およ
    び前記第2のシリンダ装置の長さを求め、該長さから前
    記第2のブームの先端の初期高さを求めると共に、前記
    第1のシリンダ装置または前記第2のシリンダ装置の一
    方を動作させ、 該一方のシリンダ装置の現在の長さを求め、該長さから
    前記初期高さを維持するための他方のシリンダ装置の目
    標長さを求め、該目標長さに応じて前記他方のシリンダ
    装置を動作させること、 を特徴とするクレーンの水平引込み方法。
  2. 【請求項2】第1のシリンダ装置によって起伏する第1
    のブームの先端に第2のブームを設置しており、前記第
    1のブームと前記第2のブームとの間に第2のシリンダ
    装置を設置しており、前記第2のブーム先端から吊り具
    を吊り下げたクレーンにおいて、 水平移動指令に基づいて、前記第1のシリンダ装置およ
    び前記第2のシリンダ装置の長さを求め、該長さから前
    記第2のブームの先端の初期高さを求めると共に、前記
    第1のシリンダ装置または前記第2のシリンダ装置の一
    方を動作させ、 該一方のシリンダ装置の現在の長さを求め、該長さから
    前記初期高さを維持するための他方のシリンダ装置の目
    標長さを求め、該目標長さと前記他方のシリンダ装置の
    現在の長さとの偏差を求め、該偏差に基づく比例および
    複合積分制御に該偏差の1次遅れ出力と該偏差の差を加
    えた指令を、前記他方のシリンダ装置に出力すること、 を特徴とするクレーンの水平引込み方法。
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