JP3251995B2 - リレー - Google Patents

リレー

Info

Publication number
JP3251995B2
JP3251995B2 JP01067993A JP1067993A JP3251995B2 JP 3251995 B2 JP3251995 B2 JP 3251995B2 JP 01067993 A JP01067993 A JP 01067993A JP 1067993 A JP1067993 A JP 1067993A JP 3251995 B2 JP3251995 B2 JP 3251995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
contact
relay
radio wave
armature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01067993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06223694A (ja
Inventor
辻  賢治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP01067993A priority Critical patent/JP3251995B2/ja
Publication of JPH06223694A publication Critical patent/JPH06223694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3251995B2 publication Critical patent/JP3251995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個直列に接続して
高周波信号の通過制御を行うために用いられるリレーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波信号を通過制御を行うためにリレ
ーを用いる場合に、複数個直列に接続して使用されるこ
とがある。例えば、プログラマブル・アッテネータなど
では、リレーを複数個直列に接続して使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にリレーを直列に複数個接続して使用すると、通過特性
(周波数に対する挿入損失を示す特性)にノッチが発生
するという問題があった。なお、ノッチとは、ある周波
数の信号成分の減衰が大きくなる現象をいう。但し、こ
の通過特性に生じるノッチは、この種のリレー1個での
評価では明確には現れない。しかし、リレーを直列に複
数個接続した場合に顕著に現れる。このようなノッチが
発生する原因は、リレーの内部の金属体が上記周波数の
高周波信号と共振するためであり、その共振により位相
のずれた信号が反射され、本来の信号を減衰させる。
【0004】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、複数個直列に接続した
場合にも、通過特性のノッチが生じないリレーを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、鉄心及びこの鉄心に巻装されたコイル
を含む電磁石ブロックと、鉄心の両端部とそれぞれ両端
部が対向する継鉄と、コイルへの通電に応じて鉄心に接
離する接極子と、この接極子の鉄心に対する接離に応じ
て短絡または開放される複数の接点部とを備え、これら
複数の接点部は継鉄に沿って配列されており、継鉄には
当該継鉄から複数の接点部に反射される電波を吸収する
電波吸収材が設けられている。なお、電波吸収材は継鉄
に塗布され、あるいは継鉄と複数の接点部との間に介装
されていてもよい。 また、本発明では、ハウジングを備
え、このハウジング内に、鉄心及びこの鉄心に巻装され
たコイルを含む電磁石ブロックと、コイルへの通電に応
じて鉄心に接離する接極子と、この接極子の鉄心に対す
る接離に応じて短絡または開放される複数の接点部と、
ハウジングに取着され接極子を保持する平衡ばねとを収
容し、平衡ばねには当該平衡ばねから複数の接点部に反
射される電波を吸収する電波吸収材が設けられている。
【0006】
【作用】本発明は、上述のように電波吸収材が設けられ
ていることにより、継鉄または平衡ばねから信号路であ
る接点部に反射される電波を吸収し、特定周波数の信号
継鉄または平衡ばねが共振したときに生じる電波の
点部への反射を防止し、複数個直列に接続した場合に、
通過特性のノッチが生じないように防止する。
【0007】
【実施例】図1及び図2に基づいて本発明の一実施例を
説明する。本実施例のリレーのハウジング1は、図1に
示すように、上面が開口する箱状のボディ1aと、この
ボディ1aに被嵌されるカバー1bとで構成されてい
る。ボディ1aの幅方向における中央部には、継鉄3と
電磁石ブロック2とが収納され、両側部に接点ブロック
4が収納される。
【0008】上記継鉄3としては、上方に開口する略コ
字状のものを2組備え、互いの継鉄3の側片間に電磁石
ブロック2の鉄心5の端部を介装させる形でボディ1a
内に収められる。電磁石ブロック2は、鉄心5と、この
鉄心5に同時成形されたコイルボビン6と、このコイル
ボビン6に巻装されたコイル7とで構成されている。こ
こで、コイルボビン6は鉄心5の両端部を露呈させる形
で鉄心5に同時形成してあり、このコイルボビン1の両
側部に形成された鍔部の4箇所にはコイル端子8が植設
され、このコイル端子8にコイル7の端部が接続され
る。
【0009】接点ブロック4は、固定端子10と、この
固定端子10が取り付けられる金属ベース9と、上記固
定端子10の固定接点部となる上端部10a(以下、こ
の上端部を固定接点部と呼ぶ)をシールドするシールド
板11とで構成されている。固定端子10は中央部に絶
縁体12を固着してあり、この絶縁体12の形成部を金
属ベース9の取付孔9a内に装着して金属ベース9に取
り付けられる。また、金属ベース9には複数本のアース
端子13が取り付けられる。シールド板11は、側方か
ら見て上方に開口するコ字状に形成され、底板部に穿孔
された挿通孔11aに金属ベース9の上面から突設され
た突条9bを挿入し、この突条9bの先端をかしめて金
属ベース9に固定される。
【0010】上記電磁石ブロック2の上部には接極子ブ
ロック14が取り付けられる。この接極子ブロック14
は、以下に説明する各部材を取り付ける基盤となる絶縁
材製の基体15と、この基体15の両端部に夫々取り付
けられる一対の接極子16と、この接極子16の間に介
装される永久磁石17と、基体15の両側部に取り付け
られる接触ばねブロック18と、接極子ブロック14を
電磁石ブロック2上に水平方向で平行移動自在に保持す
ると共に、接極子ブロック14に復帰力を付与する平衡
ばね19とで構成してある。
【0011】基体15は、両端部に接極子16及び永久
磁石17を収める収納穴20が形成され、略T字状に形
成された接極子16は下端を基体15の下方に垂下する
形で取り付けられる。ここで、基体15の両端に取り付
けられる永久磁石17は夫々着磁方向を異ならせてあ
り、これにより基体15の両端に夫々取り付けられる一
対の接極子16の極性が逆になるようにしてある。この
基体15の中央部には2つの円柱状の凸リブ21が形成
され、これら凸リブ21を用いて平衡ばね19に基体1
5が取り付けられる。基体15の中央部の両側は幅広に
形成され、この幅広部分に接触ばねブロック18を取り
付けるための挿通孔22が形成されている。
【0012】平衡ばね19は、ボディ1aの長手方向の
一側壁に形成された挿着溝23内に差し込まれる絶縁材
製の支持部材24に対して取り付けられ、基体15の両
側に位置する側片部19aと、夫々の側片部19aの先
端部間を架橋する架橋部19bとからなり、側片部19
aの基部を支持部材24にかしめ固定して取り付けられ
ている。架橋部19bには凸リブ21を溶着して基体1
5を平衡ばね19に取り付けるための挿通孔19cを形
成してある。
【0013】接触ばねブロック18は、インピーダンス
マッチング(75Ωあるいは50Ω)を図る構造とする
切欠きを有する薄板状の接触ばね25と、この接触ばね
25が2枚取り付けられ下方に開口する略コ字状の絶縁
材製の固定部26とで構成されている。上記固定部26
の上面からは基体15の挿通孔22に挿入される固定突
起26aが突設され、固定突起26aを用いた溶着によ
り接触ばねブロック18が基体15に取り付けられる。
固定部26の側片に夫々取り付けられる接触ばね25の
取付位置はリレーの幅方向において異ならせてある。
【0014】上記接極子ブロック14は、一対の接極子
16を鉄心5と継鉄3との間に介装させると共に、接触
ばね25を接点ブロック4のシールド板11内に介装さ
せる形で電磁石ブロック2上に取り付けられる。ここ
で、接点ブロック4の中央の固定接点部10aは、一対
の接触ばね25の間に位置し、両側の固定接点部10a
は夫々の接触ばね25の一側部に位置することになる。
【0015】このリレーにおいて、コイル7に通電を行
うと、鉄心5の両端が異極に磁化され、接極子16で鉄
心5の両端の磁極と異極となった方が吸引される。ここ
で、基体15の両端の一対の接極子16は磁化される極
性を逆にしてあるので、両端の一対の接極子16の内で
リレーの幅方向において同じ側のものが鉄心5に吸着さ
れる。このため、基体15は幅方向において平行移動す
る。なお、鉄心5に接極子16が吸着されると、コイル
7への通電を停止しても、永久磁石17の起磁力で鉄心
5と上記接極子16の吸着状態は保たれ、これにより接
極子ブロック14の可動状態も保たれる。このようにし
て接極子ブロック14が移動すると、夫々の接触ばねブ
ロック18の中央の固定接点部10aと両側のいずれか
の固定接点部10aとの間が短絡される。
【0016】上述した状態で、コイル7への通電方向を
逆にすると、鉄心5の両端が上述の場合と逆の極性で磁
化され、接極子ブロック14がリレーの幅方向における
反対側に平行移動し、これにより中央の固定接点部10
aと他方の固定接点部10aとが短絡される接点切換が
行われる。なお、上述のようにコイル7への通電方向を
逆にする代わりに、2組のコイル7を巻き方向を逆にし
てコイルボビン6に巻装しておき、いずれかのコイル7
に通電を行うようにしてもよい。
【0017】上述のような構造のリレーにおいて、複数
個直列に接続した場合に、通過特性のノッチが生じる原
因となる金属体は、信号を通じる接点ブロック4と平行
に配置される継鉄3である。つまり、継鉄3は信号路と
しての接点ブロック4に最も近い位置に配置されている
ため、共振を起こしやすい。そこで、この継鉄3からの
反射を防止するために、本実施例では継鉄3の表面に液
状電波吸収材30を塗布してある。この液状電波吸収材
30としては、例えば、フェライトを主体とした磁性粒
子と、液状のハイパロンゴム及びエポキシ樹脂で構成さ
れたTDK製のものを用いればよい。このように継鉄3
の表面に液状電波吸収材30を塗布すれば、継鉄3の共
振による電波が信号路に反射されることを低減でき、リ
レーを複数個直列に接続した場合にも通過特性にノッチ
が生じることがない。
【0018】また、図3に示すように継鉄3と接点ブロ
ック4との間に薄型電波吸収材30を介装しても同様の
効果を得ることができる。この薄型電波吸収材30とし
ては、例えば磁性材料と合成ゴムとを混合して形成した
TDK製のものを用いればよい。なお、液状電波吸収材
30との併用によりさらに良好な効果を期待できる。と
ころで、信号路の近くに配置される金属体としては平衡
ばね19もある。そこで、平衡ばね19に液状電波吸収
材30を塗布することが考えられる
【0019】また、平衡ばね19の場合には他の方法で
通過特性にノッチが生じることを防止できる。いま、ノ
ッチを発生する共振周波数がλであるとすると、信号路
の近くにλ/4の長さに近い金属体がある場合に、f=
C/λ(C:光速度)近傍に共振点が生じる。例えば、
19mmの金属体であると、約4GHz近傍に共振点が生
じる。そこで、考えられる方法としては、金属体の長さ
を短くして、使用周波数帯外に共振点を移動させること
である。この場合、例えば、平衡ばね19の架橋部19
bの基体15との固定をリレーの幅方向において行い、
側片部19aの長さを短くすればよい。つまりは、図4
に示すように、架橋部19bの先端部を切除し、挿通孔
19c及びこの挿通孔19cに溶着される基体15の凸
リブ21とをリレーの幅方向に形成すればよい。このよ
うにすれば、使用周波数帯外に共振点を移動させ、通過
特性にノッチが生じることを防止できる。
【0020】また、この平衡ばね19の共振には支持部
材24も影響を与える。そこで、この支持部材24の上
下方向の長さを図5に示すように短くし、共振点を高く
してもよい。この場合にも、使用周波数帯外に共振点を
移動させ、通過特性にノッチが生じないようにすること
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、継鉄または平衡
ばねから接点部に反射される電波を吸収する電波吸収材
が設けられているので、継鉄または平衡ばねから接点部
に反射される電波を吸収し、特定周波数の信号に継鉄ま
たは平衡ばねが共振したときに生じる電波の接点部への
反射を防止でき、複数個直列に接続した場合に、通過特
性のノッチが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリレーの構造を示す分解斜
視図である。
【図2】同上の組立後の断面図である。
【図3】他の実施例の断面図である。
【図4】平衡ばねの共振を防止する構造を示す斜視図で
ある。
【図5】平衡ばねの共振を防止する他の構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
3 継鉄 30 電波吸収材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/00 - 51/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個直列に接続して高周波信号の通過
    制御を行うために用いられるリレーであって、鉄心及び
    この鉄心に巻装されたコイルを含む電磁石ブロックと、
    鉄心の両端部とそれぞれ両端部が対向する継鉄と、コイ
    ルへの通電に応じて鉄心に接離する接極子と、この接極
    子の鉄心に対する接離に応じて短絡または開放される複
    数の接点部とを備え、これら複数の接点部は継鉄に沿っ
    て配列されており、継鉄には当該継鉄から複数の接点部
    に反射される電波を吸収する電波吸収材が設けられてい
    ることを特徴とするリレー。
  2. 【請求項2】 電波吸収材は継鉄に塗布されていること
    を特徴とする請求項1記載のリレー。
  3. 【請求項3】 電波吸収材は継鉄と複数の接点部との間
    に介装されていることを特徴とする請求項1記載のリレ
    ー。
  4. 【請求項4】 複数個直列に接続して高周波信号の通過
    制御を行うために用いられるリレーであって、ハウジン
    グを備え、このハウジング内に、鉄心及びこの鉄心に巻
    装されたコイルを含む電磁石ブロックと、コイルへの通
    電に応じて鉄心に接離する接極子と、この接極子の鉄心
    に対する接離に応じて短絡または開放される複数の接点
    部と、ハウジングに取着され接極子を保持する平衡ばね
    とを収容し、平衡ばねには当該平衡ばねから複数の接点
    部に反射される電波を吸収する電波吸収材が設けられて
    いることを特徴とするリレー。
JP01067993A 1993-01-26 1993-01-26 リレー Expired - Fee Related JP3251995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01067993A JP3251995B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 リレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01067993A JP3251995B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 リレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06223694A JPH06223694A (ja) 1994-08-12
JP3251995B2 true JP3251995B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=11756952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01067993A Expired - Fee Related JP3251995B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 リレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3251995B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06223694A (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5515019A (en) Polarized power relay
US5015978A (en) Electromagnetic relay
US4688010A (en) Electromagnetic relay
KR102531475B1 (ko) 릴레이
KR19990036159A (ko) 유극 전자기 계전기
JP3251995B2 (ja) リレー
US4475093A (en) Polarized electromagnetic relay
EP0361442B1 (en) Relay device for switching radio frequency signal
US4542359A (en) Polar relay
US4031493A (en) Miniature low profile relay
US4706056A (en) Electrical relay apparatus
US4482875A (en) Polarized electromagnetic midget relay
US3747035A (en) Electromagnetic relay
JP3319814B2 (ja) 高周波リレー
US2999916A (en) Miniature relay
EP0950253B1 (en) Relay magnet retention apparatus
US4673908A (en) Polarized relay
JPS6260786B2 (ja)
JPH05242787A (ja) リレー
JP3409382B2 (ja) 有極リレー
JPH0676720A (ja) リレーの構造
JP3834986B2 (ja) 高周波信号開閉装置
JPS63236235A (ja) 電磁継電器
JP2000057925A (ja) 信号開閉装置
JPS60934B2 (ja) 有極電磁石装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011106

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees