JP3251875B2 - 荷電粒子ビーム露光装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置

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JP3251875B2
JP3251875B2 JP05766697A JP5766697A JP3251875B2 JP 3251875 B2 JP3251875 B2 JP 3251875B2 JP 05766697 A JP05766697 A JP 05766697A JP 5766697 A JP5766697 A JP 5766697A JP 3251875 B2 JP3251875 B2 JP 3251875B2
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  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームなどの
荷電粒子ビームを用いて、被処理基板の表面にパターン
を描画する荷電粒子ビーム露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化・大容量化
に伴い、半導体素子の回路パターンにおいて使用される
配線の幅は、ますます狭くなってきている。この様な半
導体素子の製造には、その上に様々な原画パターンが形
成された数十種類のレチクル(あるいはフォトマスク)
が使用される。レチクルがウエハに対して高精度に位置
合わせされた後、原画パターンがウエハ表面の露光領域
に転写される。この過程を、数十種類のレチクルを用い
て、順次、繰り返すことによって半導体素子が製造され
る。
【0003】レチクル上に形成された原画パターンの転
写には、高精度の光学系及び高精度のXYステージを備
えた縮小投影露光装置が使用される。ウエハはXYステ
ージ上にセットされ、ウエハ表面の全面に渡って露光が
行われる。この様な縮小投影露光装置は、光学系に対し
てウエハを繰り返しステップして露光が行われるので、
ステッパと呼ばれている。
【0004】通常、原画パターンは、高精度に仕上げら
れたガラス基板上に、以下の様にして形成される。ガラ
ス基板の片面にCr膜を蒸着し、その上にレジストを均
一に塗布する。このレジストに電子ビームを照射するこ
とによってパターンを描画する。レジストにパターンを
描画する際に、電子ビーム露光装置が使用される。電子
ビーム露光装置では、集束された電子ビームが、設計デ
ータに従って被処理基板の全面に渡って走査されなが
ら、レジストに照射される。電子ビームが照射された部
分のレジストが変質し、これを現像することによって、
レジストのパターンが得られる。電子ビーム露光装置で
は、解像力が高い集束された電子ビームを使用している
ので、高い位置精度のレジストのパターンが得られる。
この様にして形成されたレジストのパターンをエッチン
グマスクとして使用して、Cr膜のエッチングが行わ
れ、その結果、Cr膜で形成された原画パターンが得ら
れる。
【0005】以上の様にして、ガラス基板上に形成され
た原画パターンを用いて、ステッパを使用して、ウエハ
上に露光を行う場合、かつては、光の波長との関係か
ら、1μm以下のパターンの解像は不可能と考えられて
いた。しかし、光源及び光学系の改良、及び、レチクル
上で光の位相を調整する位相シフト法の採用などより、
今日では、サブミクロンパターンの解像も可能になって
いる。
【0006】しかし、解像力の向上には依然として限界
があるので、半導体素子の更なる大容量化・高集積化
は、回路パターンの占有面積、従って半導体素子のサイ
ズを拡大することにより達成されている。このため、レ
チクルあるいはフォトマスクを作成する際、ガラス基板
上への原画パターンの描画に関しては、可能な限り広い
領域に渡って高い位置精度を維持することが要求されて
いる。
【0007】なお、回路パターンの配線幅の微細化が進
むに従って、いわゆる直接描画法も使用されるようにな
ってきている。この方法は、電子ビームの高い解像力を
利用したもので、原画パターンを使用せずに、電子ビー
ムを用いて、直接、ウエハ上に回路パターンが描画され
る。この様な直接描画法においても、ウエハ表面の面積
を有効に利用するため、ウエハの周縁部の近傍まで、可
能な限り広い領域に、高い位置精度でパターンを描画す
ることが要求されている。
【0008】以上の様に電子ビームを用いてパターンの
描画を行う場合、電子ビームが照射される部分の周囲の
電場が不均一であると、電位の勾配によって電子ビーム
が偏向し、電子ビームの到達位置が変化し、その結果、
パターンの位置精度が低下するという問題がある。
【0009】ガラス基板の端面は、Cr蒸着膜で覆われ
ていない。このため、ガラス基板の周縁部の近傍に電子
ビームを照射して描画を行った場合、発生する二次電子
によって被処理基板の端面においてチャージアップが生
じ、このチャージアップによって電場が不均一となり、
描画パターンの位置精度が低下する。この様な問題を回
避するため、特開平5−347242号公報において、
ガラス基板1の周縁部を導電性カバーで覆う方法が提案
されている。しかし、Cr膜の上を覆っているレジスト
が不導体であるので、描画の際、電子ビームの照射によ
ってレジストの表面に電位が発生し、導電性カバーとレ
ジスト表面との電位差によって電場が形成される。この
電場が電子ビームを偏向させ、その結果、被処理基板周
縁部の近傍でパターン位置精度が低下するという問題が
新たに発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
問題点を解決するためになされたものである。本発明の
目的は、電子ビームなどの荷電粒子ビームを用いて被処
理基板上にパターンを描画する際に、被処理基板の周縁
部の近傍における荷電粒子ビームの偏向を防止して、高
い位置精度でパターンを描画することが可能な荷電粒子
ビーム露光装置を提供することにある。
【0011】[課題を解決するための手段] 本発明の荷電粒子ビーム露光装置は、被処理基板を保持
するホルダーと、被処理基板の表面に荷電粒子ビ−ムを
照射するビーム源と、荷電粒子ビ−ムを走査して前記被
処理基板の表面にパタ−ンを描画するビーム走査手段と
を備えた荷電粒子ビーム露光装置において、前記被処理
基板の周縁部に沿って周縁部の上方を覆うように配置さ
れ、前記ホルダーに対して電気的に絶縁された状態で前
記ホルダーに取付けられた導電性部材と、この導電性部
材に任意の電圧を供給する直流電圧供給電源と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】
【0013】なお、前記導電性部材、前記被処理基板
の周縁部に沿って周縁部の外側に配置し、前記ホルダー
に対して電気的に絶縁された状態で前記ホルダーに取付
けるとともに、前記導電性部材の上面を前記被処理基板
の上面と同一の高さに配置しても良い。
【0014】また、好ましくは、本発明の荷電粒子ビー
ム露光装置は、前記導電性部材に供給される電圧を荷電
粒子ビームの照射条件に応じて制御する電圧制御手段
を、更に備える。
【0015】また、本発明の荷電粒子ビーム露光装置
は、被処理基板を保持するホルダーと、被処理基板の表
面に荷電粒子ビームを照射するビーム源と、荷電粒子ビ
ームを走査して前記被処理基板の表面にパターンを描画
するビーム走査手段とを備えた荷電粒子ビーム露光装置
において、前記被処理基板の周縁部の表面に電気的に接
触する第一の導電性部材と、この第一の導電性部材に任
意の電圧を供給する第一の直流電圧供給電源と、前記第
一の導電性部材の上方を覆うとともに、前記被処理基板
の周縁部に沿って周縁部の上方を覆う様に配置され、前
記被処理基板に対して電気的に絶縁された第二の導電性
部材と、この第二の導電性部材に他の任意の電圧を供給
する第二の直流電圧供給電源と、を備えたことを特徴と
する。
【0016】好ましくは、前記第一の導電性部材及び前
記第二の導電性部材は、ともに前記ホルダーに対して電
気的に絶縁された状態で前記ホルダーに取付けられる。
また、好ましくは、前記荷電粒子ビーム露光装置は、前
記第一の導電性部材から前記第一の直流電圧供給電源へ
流れる電流を測定する電流測定装置を備え、この電流測
定装置による電流の測定値に基づいて、前記第一の導電
性部材及び前記第二の導電性部材に供給される電圧をそ
れぞれ独立に調整する電圧制御手段を備える。
【0017】また、好ましくは、前記荷電粒子ビーム露
光装置は、前記被処理基板へ照射された荷電粒子ビーム
のエネルギーを測定する測定手段を備え、この測定手段
による荷電粒子ビームのエネルギーの測定値に基づい
て、前記第一の導電性部材及び前記第二の導電性部材に
供給される電圧をそれぞれ独立に調整する電圧制御手段
を備える。
【0018】また、好ましくは、前記荷電粒子ビーム露
光装置は、移動ステージを備え、前記ホルダーはこの移
動ステージの上に搭載されるとともに、移動ステージの
位置を測定する測定手段を備え、この測定手段による移
動ステージの位置の測定値に基づいて、前記第一の導電
性部材及び前記第二の導電性部材に供給される電圧をそ
れぞれ独立に調整する電圧制御手段を備える。
【0019】また、好ましくは、前記荷電粒子ビーム露
光装置は、荷電粒子ビームの照射条件に応じて、前記第
一の導電性部材及び前記第二の導電性部材に供給される
電圧をそれぞれ独立に調整する電圧制御手段を備える。
【0020】本発明に基づく荷電粒子ビーム露光装置に
おいて、その上にパターンが描画される被処理基板は、
原画パターン作成用のフォトプレート、あるいは直接描
画用のシリコンウエハなどである。原画パターン作成用
のフォトプレートの場合、ガラス基板の上にCr膜が蒸
着され、その上にフォトレジストが塗布されている。ま
た、直接描画用のシリコンウェハの場合、シリコンウェ
ハの上にフォトレジストが塗布されている。導電性部材
を構成する材料については、特に限定されないが、通
常、銅あるいはアルミニウムなどの金属である。
【0021】導電性部材(あるいは第二の導電性部材)
に直流電圧供給電源(あるいは第二の直流電圧供給電
源)から供給される電圧は、被処理基板表面近傍の電位
が被処理基板表面の全体に渡って均一で、かつ、電位勾
配がビームの進行方向に対して平行となるように調整さ
れる。この電圧の値は、前記導電性部材が配置されるレ
ベル(被処理基板表面からの高さ)に応じて変化する。
従って、前記導電性部材が配置されるレベルにおける被
処理基板周縁部の電位が被処理基板中央部の電位と同一
になるように、前記導電性部材に電圧が供給される。
【0022】なお、被処理基板表面におけるチャージア
ップを防止するために、被処理基板表面にアースナイフ
などの導電性部材(第一の導電性部材)を押し当てて電
荷を逃がす場合、前記第二の導電性部材を、前記第一の
導電性部材の上を覆う様に配置すれば、前記第一の導電
性部材に起因する電場の不均一性の影響を取除くことが
できる。
【0023】更に、前記第一の導電性部材及び前記第二
の導電性部材に供給される電圧を、荷電粒子ビームの照
射条件等に応じてそれぞれ独立に調整することによっ
て、荷電粒子ビームの到達位置のシフト量を最小にする
ことができる。
【0024】以上の様に、本発明に基づく荷電粒子ビー
ム露光装置では、被処理基板の周縁部の近傍に導電性部
材が配置され、この導電性部材に適切な電圧が供給され
る。これによって、被処理基板の周縁部の近傍におい
て、種々の原因に基づく、荷電粒子ビームの照射方向に
対して平行でない方向の電位勾配を持つ電場の発生が抑
制される。この結果、被処理基板表面の電位が、被処理
基板の全面に渡って均一になり、荷電粒子ビームの偏向
を防止することができる。また、導電性部材が被処理基
板周縁部の近傍に配置されるで、被処理基板の端面のC
r蒸着膜で覆われていない部分への二次電子の入射が防
止され、被処理基板の端面付近でのチャージアップの発
生が抑制される。
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。 (例1)図1に、本発明に基く電子ビーム露光装置の一
例の概略構成図を示す。
【0027】ガラス基板1が、電子ビーム露光装置のホ
ルダー2内にセットされる。ガラス基板1の表面にはC
r膜7が蒸着され、更にその上に不導体であるフォトレ
ジスト8が塗布されている。導電性材料からなる部材4
は、ガラス基板1の周縁部に沿って周縁部の上方を覆う
様に配置され、絶縁部材3を介してホルダー2に取り付
けられている。部材4は、ホルダー2の外部に設けられ
た直流電圧供給電源5に接続されている。
【0028】ガラス基板1の上に、電子ビームが照射さ
れると、フォトレジスト膜8の表面に電位が発生する。
この電位は、例えば、M.A.Sturans et al.(SPIE Vol.1
604,pp.36-44, 1991)に示されている様に、以下の式
で表される。
【0029】 Vs =ηitδ/2εε0 (1) ここで、 Vs :レジスト表面に発生する電位 η :チャージアップへの寄与率 i :電子ビームの電流密度 t :電子ビーム照射時間 δ :レジスト厚さ ε0 :真空の誘電率 ε :レジストの比誘電率 フォトレジスト膜8の表面と部材4と間の電位の相違に
よって発生する電場の影響で、部材4の近傍を通る電子
ビームの到達位置がシフトする。電子ビームの到達位置
のシフト量は、上記の様にして求められたフォトレジス
ト膜8の表面の電位Vs を用いて、シミュレーション計
算によって求めることができる。図2に、部材4に供給
される電圧(V1〜V5)をパラメータにとった、電子
ビームのシフト距離の計算結果の一例を示す。図2か
ら、0でない適当な電位V4を部材4に供給することに
よって、電子ビームのシフト量が最小になることが分か
る。
【0030】また、部材4は、ガラス基板1の周縁部の
上方を覆うような位置に配置されているので、当該周縁
部には二次電子が到達せず、当該周縁部でのチャージア
ップも同時に防止される。
【0031】図1に示す構成を備えた電子ビーム露光装
置を用いて、導電性部材4に供給する電圧と電子ビーム
の到達位置のシフト量との関係を求める実験を行った。
図3に、その実験の際の導電性部材4の配置の条件を示
す。図3に示す様に、導電性部材4は、5mmの厚みを
有し、被処理対象であるフォトプレート41の周縁部の
4mm幅の部分を覆う様に配置され、フォトプレート4
1の表面から導電性部材4までの距離は0.5mmであ
った。この条件で、フォトプレート41の端部から1
2.6mm内側の点を目標にして、パターンを描画し
て、電子ビームの到達位置のシフト量を測定した。な
お、電子ビームの加速電圧は15kV、電流密度は8.
7A/cm2 、照射時間は1μsec、フォトレジスト
膜の厚みは0・5μm、であった。この実験で、下記の
結果が得られた、即ち、導電性部材4への印加電圧が0
Vのとき、パターンは0.06μm外側へシフトし、一
方、印加電圧が−5Vのとき、パターンは0.23μm
内側へシフトした。以上の結果から、上記の条件の場合
には、シフト量をゼロするためには、導電性部材4に約
−1.0Vの電圧を印加すればよいことが分かる。
【0032】以上の結果から、電子ビームの加速電圧が
更に増大しても、導電性部材4に高々、数Vの電圧を印
加すれば十分であることが確認された。 (例2)図4に、本発明に基く電子ビーム露光装置の他
の例の概略構成図を示す。
【0033】この例では、導電性材料からなる部材4
は、ガラス基板1の周縁部に沿って周縁部の外側に配置
され、絶縁部材3を介してホルダー2に取り付けられて
いる。ここで、部材4は、その上面がガラス基板1の表
面と同一の高さになる様に配置され、ホルダー2の外部
に配置された直流電圧供給電源5に接続されている。こ
の例においても、電子ビームの照射によってフォトレジ
スト膜8の表面に電位が生じるが、適当な電圧(例えば
フォトレジスト膜の表面とほぼ同一の電圧)を部材4に
供給することによって、電子ビームのシフト量を最小に
することができる。
【0034】また、部材4は基板1の周縁部の近傍に配
置されているので、二次電子が当該周縁部に到達せず、
当該周縁部端部でのチャージアップも同時に防止され
る。 (例3)図5に、本発明に基く電子ビーム露光装置の他
の例の概略構成図を示す。
【0035】ガラス基板1をホルダー2にセットするた
めには、従来、図13に示す様に、ガラス基板1をバネ
6で押し上げ、ガラス基板1の表面を導電性材料からな
る基準ブロック51の下面に突き当てる方法が採られて
いる。基準ブロック51は、その形状から、図1に示す
部材4と同等の効果を持つように見えるが、ホルダー2
及びフォトレジスト膜8と電気的に接触しているので、
基準ブロック51に外部から電圧を与えることはできな
い。
【0036】そこで、図5に示す様に、導電性材料から
なる部材4を絶縁部材3aを介してホルダー2に取り付
け、かつ、ガラス基板1が部材4に突き当たる部分にも
絶縁部材3cを配置して、ガラス基板1が部材4から絶
縁された状態でガラス基板1の固定を行う。更に、部材
4は、外部に配置された直流電圧供給電源5に接続され
る。電子ビームの照射により生じるフォトレジスト膜8
の表面の電位に応じて、部材4に供給する電圧を適切に
調整することにより、図1に示した例と同様に、電子ビ
ームのシフト量を最小にすることができる。
【0037】また、上記の構成の場合にも、ガラス基板
1の周縁部及び絶縁部材3cには二次電子が到達しな
い。 (例4)図6に、本発明に基く電子ビーム露光装置の他
の例の概略構成図を示す。
【0038】被処理基板41は、電子ビーム露光装置1
0の試料室18の中にセットされている。電子ビームの
照射条件は、描画制御用のコンピュータ19によって制
御される。被処理基板41の周縁部の近傍に配置される
導電性部材4に供給される電圧の最適値は、電子ビーム
照射条件、即ち、照射エネルギー及び描画パターン等に
依存する。そこで、電圧制御装置12aによって、供給
すべき電圧の最適値を描画条件に応じて演算して、その
結果得られた電圧を直流電圧供給電源5から導電性部材
4に供給する様にすれば、電子ビームのシフト量の補正
をより高精度に実現することができる。
【0039】(例5)図7に、本発明に基く電子ビーム
露光装置の他の例の概略構成図を示す。導電性材料から
なる部材4は、ガラス基板1の周縁部に沿って周縁部の
上方を覆う様に配置され、絶縁部材3bを介してホルダ
ー2に取り付けられている。部材4は、ホルダー2の外
部に設けられた直流電圧供給電源5bに接続されてい
る。この例では、部材4に加えて、電子ビーム露光の際
にCr膜7に到達した電子を基板1の外部へ逃がすた
め、Cr膜7が導電性材料からなるアースナイフ9を用
いて外部と電気的に接続されている。
【0040】即ち、アースナイフ9が絶縁部材3aを介
してホルダー2に取り付られ、ホルダー2の外部に配置
された直流電圧供給電源5aに接続される。このアース
ナイフ9を、ガラス基板1の周縁部でCr膜7に接触さ
せることにより、Cr膜7を直流電圧供給電源5aに接
続し、チャージアップが防止される。なお、アースナイ
フ9が配置されている部分は、ガラス基板1の表面の一
部に過ぎないので、ガラス基板1の周縁部の電場は、ア
ースナイフ9の近傍で急激に変化し、電子ビームのシフ
ト量が大きくなる。そこで、導電性材料からなる部材4
を基板1の周縁部に沿って周縁部の上方に配置し、絶縁
部材3bを介してホルダー2に取り付ける。部材4は、
ホルダー2の外部に配置された直流電圧供給電源5bに
接続される。この様に、アースナイフ9の上方を、更に
導電性部材4で覆うことによって、アースナイフ9によ
り生じる電場の変動の影響を取り除くことができる。
【0041】なお、部材4とアースナイフ9には、各々
独立に電圧を供給することが可能である。電子ビームの
照射によってフォトレジスト膜8の表面に電位が発生す
るが、図1に示した例と同様に、適切な電圧を部材4に
供給することによって、電子ビームのシフト量を最小に
することができる。また、アースナイフ9を介して、C
r膜7に任意の電位を設定することができるので、設定
電位が0の時はCr膜7を接地した場合と同等の効果が
得られ、また、アースナイフ9に供給する電圧を適当に
調整することによって、電子ビームのシフト量が最小に
なる様な電場をより精密に形成することが可能となる。
【0042】(例6)図8に、本発明に基く電子ビーム
露光装置の他の例の概略構成図を示す。導電性材料から
なる部材4は、ガラス基板1の周縁部に沿って周縁部の
上方を覆う様に配置されている。部材4は、絶縁部材3
bを介してホルダー2に取り付けられ、ホルダー2の外
部に設けられた直流電圧供給電源5bに接続されてい
る。この例では、部材4に加えて、アースナイフ9が絶
縁部材3aを介してホルダー2に取り付られ、ガラス基
板1の周縁部でCr膜7に接触している。このアースナ
イフ9は、電流測定装置11を介して直流電圧供給電源
5aに接続される。また、電流測定装置11で測定され
たアース電流の値に基づいて、直流電圧供給電源5aか
らアースナイフ9に印加する電圧、及び直流電圧供給電
源5bから部材4に印加する電圧を制御するための電圧
制御装置12bが設けられている。
【0043】基板に電子ビームが照射されると、レジス
ト8の表面に電位が生じるとともに、電子ビームに起因
するアース電流が、アースナイフ9を介して外部の直流
電圧供給電源5aへ流れる。電流測定装置11を用いて
アース電流を測定し、その測定値に基づいて、電圧制御
装置12bによって、アースナイフ9及び部材4へ供給
すべき最適電圧を算出し、アースナイフ9及び部材4に
供給することによって、電子ビームのシフト量を最小す
ることができる。
【0044】(例7)図9に、本発明に基く電子ビーム
露光装置の他の例の概略構成図を示す。導電性材料から
なる部材4は、ガラス基板1の周縁部に沿って周縁部の
上方を覆う様に配置されている。部材4は、絶縁部材3
bを介してホルダー2に取り付けられ、ホルダー2の外
部に設けられた直流電圧供給電源5bに接続されてい
る。この例では、部材4に加えて、アースナイフ9が絶
縁部材3aを介してホルダー2に取り付られ、ガラス基
板1の周縁部でCr膜7に接触している。このアースナ
イフ9は直流電圧供給電源5aに接続される。また、パ
ターン描画時に基板表面に照射された電子ビームが基板
表面で反射することによって発生する反射電子のエネル
ギーを測定する反射電子エネルギー測定器14が設けら
れている。
【0045】基板1に電子ビーム13が照射されると、
レジスト8の表面に電位が生じるとともに、電子ビーム
の反射電子が発生する。反射電子エネルギー測定器14
を用いて反射電子のエネルギーを測定し、その測定値に
基づいて、電圧制御装置12cにより、アースナイフ9
及び部材4へ供給すべき最適電圧を算出し、アースナイ
フ9及び部材4にそれぞれ供給することによって、電子
ビームのシフト量を最小することができる。なお、電子
ビームのエネルギーを測定する手段として、反射電子の
エネルギーを測定する以外の方法を用いることもでき
る。
【0046】(例8)図10に、本発明に基く電子ビー
ム露光装置の他の例の概略構成図を示す。電子ビーム露
光装置10の試料室18の中にはXYステージ15が配
置され、XYステージ15の上にホルダー2が固定され
る。被処理基板41はホルダー2にセットされる。被処
理基板41の周囲には導電性材料からなる部材4が配置
され、部材4は直流電圧供給電源5bに接続されてい
る。また、被処理基板41の表面はアースナイフ(図示
せず)を介して直流電圧供給電源5aに接続される。X
Yステージ15を移動することにより、被処理基板41
の表面にパターンが描かれる。部材4び被処理基板41
の表面に与える最適な電圧は、描画座標によって変化す
る。そこで、位置測定器16を用いてXYステージ15
の位置を測定し、この結果得られた描画座標に対応し
て、最適な電圧を、電圧制御手段12dから直流電圧供
給電源5a及び直流電圧供給電源5bに指示する様に構
成すれば、電子ビームのシフト量の補正をより高精度に
実現することができる。
【0047】(例9)図11に、本発明に基く電子ビー
ム露光装置の他の例の概略構成図を示す。被処理基板4
1は、電子ビーム露光装置10の試料室18の中にセッ
トされている。電子ビームの照射条件は、描画制御用の
コンピュータ19によって制御される。被処理基板41
の周縁部の近傍に配置される導電性部材4及び被処理基
板41の表面に供給される電圧の最適値は、電子ビーム
照射条件、即ち、照射エネルギー及び描画パターン等に
依存する。そこで、電圧制御装置12eによって、供給
すべき電圧の最適値を描画条件に応じて演算して、その
結果得られた電圧を、直流電圧供給電源5a及び5bか
ら、被処理基板41の表面及び導電性部材4にそれぞれ
供給する様にすれば、電子ビームのシフト量の補正をよ
り高精度に実現することができる。
【0048】(例10)図12に、本発明に基くSEM
(走査型電子顕微鏡)の一例の概略構成図を示す。
【0049】平板状の試料31は、試料室38内のホル
ダー32にセットされる。このホルダー32には、試料
31の周縁部に沿って周縁部の上方を覆う様に、導電性
材料からなる部材34が配置される。この部材34は、
絶縁性部材33を介してホルダー32に取り付けられて
いる。部材34には、試料室38の外部に設けられた直
流電圧供給電源35から直流電圧が供給される。
【0050】試料31の表面に電子ビーム39を走査し
ながら照射し、発生する二次電子を二次電子増倍管37
によって捕捉することにより、試料表面の状態の観察が
行われる。電子ビーム39の照射に伴うチャージアップ
量は、試料31の周縁部と中心部で同一ではない。チャ
ージアップ量の相違に起因して、試料の表面に対して平
行な方向に電位の勾配が発生し、この電位の勾配によっ
て電子ビーム39の軌道がシフトする。試料31の周縁
部の近傍に配置された導電性部材34に適当な電圧を設
定することよって、この様な電子ビーム39の軌道のシ
フトを補正することができる。
【0051】なお、本発明の装置及び方法は、電子ビー
ムを使用する露光装置に限定されず、イオンビームなど
の荷電粒子を使用する露光装置においても使用すること
ができる。
【0052】
【発明の効果】以上、説明した様に、本発明によれば、
被処理基板上に電子ビームを走査しながら照射してパタ
ーンを描画する際に、当該基板の周縁部の近傍に導電性
部材を配置し、この導電性部材に適切な電圧を供給す
る。これによって、被処理基板の表面の近傍に、被処理
基板の表面の全面に渡って均一で、且つ、その電位勾配
が電子ビームの入射方向に対して平行な電場を形成する
ことができる。その結果、電子ビームの到達位置のシフ
ト量を減少させて、高精度のパターンの描画が可能にな
る。
【0053】また、被処理基板表面をアースあるいは外
部の直流電圧供給電源に接続し、被処理基板表面の電圧
及び前記導電性部材に供給する電圧をそれぞれ独立に制
御できる様に構成すれば、パターンの描画の精度を更に
向上させることができる。更に、前記導電性部材等に供
給する電圧を描画条件に応じて適宜、制御することによ
って、パターンの描画の精度を更に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく電子ビーム露光装置の一例を示
す部分断面図。
【図2】導電性部材への供給電圧と電子ビーム到達位置
のシフト量との関係についてのシミュレーション計算の
結果の一例を示す図。
【図3】導電性部材への供給電圧と電子ビーム到達位置
のシフト量との関係を求める実験の際の導電性部材の配
置を示す図。
【図4】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図5】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図6】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図7】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図8】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図9】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例を
示す部分断面図。
【図10】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例
を示す部分断面図。
【図11】本発明に基づく電子ビーム露光装置の他の例
を示す部分断面図。
【図12】本発明に基づくSEMの概略構成図。
【図13】従来の電子ビーム露光装置における被処理基
板の保持方法の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・ガラス基板、2・・・ホルダー、3、3a、3
b、3c・・・絶縁性部材、4、4a、4b・・・導電
性部材、5、5a、5b・・・直流電圧供給電源、6・
・・バネ、7・・・Cr膜、8・・・フォトレジスト
膜、9・・・アースナイフ、10・・・電子ビーム露光
装置、11・・・電流測定装置、12a、12b、12
c、12d、12e・・・電圧制御装置、14・・・反
射電子エネルギー測定器、15・・・XYステージ、1
6・・・位置測定器、18・・・試料室、19・・・描
画制御用のコンピュータ、31・・・試料、32・・・
ホルダー、33・・・絶縁性部材、34・・・導電性部
材、35・・・直流電圧供給電源、37・・・二次電子
像増倍管、38・・・試料室、39・・・電子ビーム、
41・・・被処理基板(フォトプレート)、51・・・
基準ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松木 一人 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝 機械株式会社内 (72)発明者 東條 徹 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝 機械株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−198489(JP,A) 特開 平1−117031(JP,A) 特開 平1−175733(JP,A) 特開 平4−356912(JP,A) 特開 昭61−89631(JP,A) 実開 平4−15228(JP,U) 実開 昭60−90452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を保持するホルダーと、 被処理基板の表面に荷電粒子ビ−ムを照射するビーム源
    と、 荷電粒子ビ−ムを走査して前記被処理基板の表面にパタ
    −ンを描画するビーム走査手段とを備えた荷電粒子ビー
    ム露光装置において、 前記被処理基板の周縁部に沿って周縁部の上方を覆うよ
    うに配置され、前記ホルダーに対して電気的に絶縁され
    た状態で前記ホルダーに取付けられた導電性部材と、 この導電性部材に任意の電圧を供給する直流電圧供給電
    源と、 を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 被処理基板を保持するホルダーと、 被処理基板の表面に荷電粒子ビ−ムを照射するビーム源
    と、 荷電粒子ビ−ムを走査して前記被処理基板の表面にパタ
    −ンを描画するビーム走査手段とを備えた荷電粒子ビー
    ム露光装置において、 前記被処理基板の周縁部に沿って周縁部の外側に配置さ
    れ、前記ホルダーに対して電気的に絶縁された状態で前
    記ホルダーに取付けられ、その上面が前記被処理基板の
    上面と同一の高さに配置された導電性部材と、 この導電性部材に任意の電圧を供給する直流電圧供給電
    源と、 を備えたことを特徴とする 荷電粒子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材に供給される電圧を荷電
    粒子ビ−ムの照射条件に応じて制御する電圧制御手段
    を、更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 被処理基板を保持するホルダーと、 被処理基板の表面に荷電粒子ビ−ムを照射するビーム源
    と、 荷電粒子ビ−ムを走査して前記被処理基板の表面にパタ
    −ンを描画するビーム走査手段とを備えた荷電粒子ビー
    ム露光装置において、 前記被処理基板の周縁部の表面に電気的に接触する第一
    の導電性部材と、 この第一の導電性部材に任意の電圧を供給する第一の直
    流電圧供給電源と、 前記第一の導電性部材の上方を覆うとともに、前記被処
    理基板の周縁部に沿っ て周縁部の上方を覆う様に配置さ
    れ、前記被処理基板に対して電気的に絶縁された第二の
    導電性部材と、 この第二の導電性部材に他の任意の電圧を供給する第二
    の直流電圧供給電源と、 を備えたことを特徴とする 荷電粒子ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の導電性部材及び前記第二の導
    電性部材は、ともに前記ホルダーに対して電気的に絶縁
    された状態で前記ホルダーに取付けられていることを特
    徴とする請求項4に記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の導電性部材から前記第一の直
    流電圧供給電源へ流れる電流を測定する電流測定装置を
    備え、この電流測定装置による電流の測定値に基づい
    て、前記第一の導電性部材及び前記第二の導電性部材に
    供給される電圧をそれぞれ独立に調整する電圧制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5に記
    載の荷電粒子ビーム露光装置。
  7. 【請求項7】 前記被処理基板へ照射された荷電粒子ビ
    ームのエネルギーを測定する測定手段を備え、この測定
    手段による荷電粒子ビームのエネルギーの測定値に基づ
    いて、前記第一の導電性部材及び前記第二の導電性部材
    に供給される電圧をそれぞれ独立に調整する電圧制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5に
    記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 移動ステージを備え、前記ホルダーはこ
    の移動ステージの上に搭載されるとともに、移動ステー
    ジの位置を測定する測定手段を備え、この測定手段によ
    る移動ステージの位置の測定値に基づいて、前記第一の
    導電性部材及び前記第二の導電性部材に供給される電圧
    をそれぞれ独立に調整する電圧制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項4または請求項5に記載の荷電粒子ビ
    ーム露光装置。
  9. 【請求項9】 荷電粒子ビームの照射条件に応じて、前
    記第一の導電性部材及び前記第二の導電性部材に供給さ
    れる電圧をそれぞれ独立に調整する電圧制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の荷
    電粒子ビーム露光装置。
  10. 【請求項10】 予め、被処理基板の周縁部の表面に第
    一の導電性部材を電 気的に接触させて配置するととも
    に、この第一の導電性部材の上方を覆うとともに、被処
    理基板の周縁部に沿って周縁部の上方を覆う様に第二の
    導電性部材を配置する工程と、 前記被処理基板の表面近傍の電位勾配が荷電粒子ビ−ム
    の進行方向に対して平行となる様に、前記第一の導電性
    部材及び前記第二の導電性部材に供給される電圧をそれ
    ぞれ独立に調整した状態で、前記被処理基板の表面に荷
    電粒子ビ−ムを走査しながら照射することにより、前記
    被処理基板の表面にパタ−ンを描画する工程と、 を備えたことを特徴とする荷電粒子ビ−ム露光方法。
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